年金と資産運用の基礎
こんにちは、遠藤勝也です。久野勝也の「労務の未来」久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということでいきましょう。今日は第4回目になるんですけれども、年金と個人資産の運用の基礎講座ということでいきたいと思います。
はい。
こういうことで、もう番組が今日は4回目になるんで、まるで資産運用セミナーみたいな回になってそうですけども、どんなとこからいきますかね。
前回、福利ってやったと思うんですけど、もう一個、長期分散投資ってこれ、投資の長期基本なんですけど、敗者のゲームって知ってます?
敗者のゲーム?
はい。敗者って負ける敗北者の敗。テニスってよく敗者のゲームって言うんですよ。
敗者のゲーム?
はい。要はね、負けない人が勝つっていうゲームなんですよ。
例えばテニスやってて思うのが、遠藤さんもやってたじゃないですか、ミスをしとりかけしない人間が勝つってわかります?
わかります。
あの、なんか、そんなに上手くないのに、やたら繋いでくるやつとか、勝てないじゃないですか。
だから、投資は全く…
シコラーってやつですね。
そう、シコラーってやつですね。もうちょっとマニアックな話してますけど。
で、よくプロテニスプレイヤーは勝者のゲームって言うんですよ。要はポイント取りに行かないと勝てないと。
はい。
基本的には、これ覚えておいてほしいのは、投資っていうのは多くのプロ以外は、敗者のゲームで負けない人が勝つんですね。
で、負けない方法のポイントっていうのが俺、長期分散投資。これはもう原理原則なんですよ。
なるほど。
で、前回話した長期って話したのは、これ実は副理なんですよ。で、副理って、要は時間を味方にするってことなんで。
だから若い時に、前回話しましたよね。2万円若い時から積み立てたら3千万余裕で貯められると。
これ何かっていうと長期なんですよね。で、もう一個は分散っていうのを今日やりたいなと思ってて。
この長期と分散をこれができれば、基本的にはこれ敗者のゲームなんで投資は。でも負けないと。負けないから要は勝つ。そういうことになるんです。
じゃあ我々は、この個人資産をちゃんと考えていく上で、勝者。勝者のゲームをやっちゃいけないと。
そう、勝者のゲームっていうのはよく本当に、大きな投資したりとか、不動産買ったりとか、あと変なものに投資して金利15%で回しますとか。
これはリスクを取りにいくような仕事になるんで、こういうのは本当にプロしかやっちゃダメだと。
なるほど。我々は敗者のゲームで戦っていくと。この展開の長期。そして分散と。
分散と。
そういうベースの考えがあってのこの長期分散なんですね。
これだけ2つ知っといてほしいですよね。で、分散投資って何かって言いますと、むちゃくちゃ単純で、目の前に100万円あった時に100万円をいきなり投資したくなるじゃないですか。
いきなり1個ボーンと。そうじゃなくて、これを例えば10回に分けて投資するとか、何なら100回に分けて投資するとか。
そういうのがあったし、要は分けて投資した方がいいよっていうのが、これが分散投資の考え方でした。
ポートフォリオ組むいろんなものにって意味ではなくて。
そうですね。ポートフォリオ組むことも大事なんだけど、根本的には同じ商品買うにしても、1回で買うんじゃなくて10回に分けて買うと。
それが分散ってことですね。
よく5000円のリンゴで仕入れて売りますみたいな話をした時に、これ5ヶ月で仕入れて売るのか、1回で仕入れて売るのかみたいな話、結構近いかなというふうに思うんですけど。
ちょっと具体例を挙げますとですね、ちょっとすごい分かりづらいかもしれないですけど、5000円今目の前にありまして、相場が100円だとするじゃないですか。
50個買いますよね、1回で買えば。
でもこれが仮に5回に分けて買う時にですね、そうすると1ヶ月1000円ずつしか買えないわけになって、100円の時は10個買えてとか、2ヶ月目の時に50円になると20個買えてとか、3ヶ月目の時に20円だと50個買えてみたいな感じで。
リンゴが安くなった時はたくさん買えるし、リンゴが高くなった時はあんまり買えないっていう感じじゃないですか。
そうすると相場があるものに対して、すごく安い時にたくさん買った方がいいんじゃないかって思うかもしれないんですけど、それもあえて例えば毎月1日に必ず1000円分買いますとか2000円分買いますってした方が、結果としてたくさん仕入れられる可能性が高いよっていうのがあるわけですね、前提として。
合計上そういうもんだぞという受け止めなんですか?
はい。で、その上でですね、最終的にこれ、老後の資金的に考えた時に、売るのって、売るのっていうかお金に買えるのって30年後とかじゃないですか。
そうする時にリンゴが仕入れた時の値段よりも、相場が上がっていればですね、例えばその時の平均の相場感がリンゴ1個100円だったところが150円ぐらいになっていればですね、絶対得するわけですよ。
って考えた時に、じゃあ世の中の相場ってどうなってるんですかって話なんですけど、例えばですね、アメリカのS&P500とかですね、日経平均でもいいのかなっていうふうに思うんですけど、よくずっと右肩上がりで上がり続けてるわけですよね。
はい。
なんかそういうイメージ湧くと思うんですけど。
なんかね、右肩上がりのグラフで見ますよね、S&P500とか日経平均の。
そうですね。
日経平均のがもっと分かりやすいかもしれないんですけどね、2万円台だったものが今もう3万9千円とかで4万円ぐらいまで行きそうなわけじゃないですか。
これを、またちょっと傷に塩を塗るような話なんですけど、20代の頃めちゃくちゃ株が安かったわけですよ。
あの頃に毎月、例えば2万円ずつですね、日経平均2万円の株をですね、買い続けてたと。
そうすると福利に相まってさらにですね、株が倍になってると。
話になった時にですね、またどうなってますかって言ったら絶対手元の資産って増えてますよ。
ほんとですね。
はい。
全部お酒に変わりましたね。
そうですよね。
要は資本主義の経済の中では、長期で見れば10年20年のスパンで見ればですね、必ず経済ってのは上向いていくわけなんですよ。
これがもう世の中の原理原則なので、そこに乗っかろうってことでとにかく分散して投資していくっていうことはすごく大事だよってところです。
確定給出年金の活用
なるほど。
とにかくまとめて安いロットで仕入れようみたいな考え方というよりも、決まったタイミングで一定額ずっと買い続けるっていう方が資産運用という観点に立つといいわけですね。
そうです。
お勧めのやり方がこれ2つありまして、1個がですね、企業型の確定価値年金ですね。
これ毎月お給料からいくらで積み立てられると。
もう1個はね、ニーサーとかもそうなんですけど、積み立て投資でできるんですよ。
積み立て設定ができまして、毎月10日に1万円、たとえばこのよく有名なオルカンとかでいいじゃないか。
とかありのに1万円かけますよみたいな設定ができるんで、それを証券口座とかで設定して、自動でやっていくっていうのが結構ポイントかなと思います。
そうしたときに、よく投資始めた初心者ってこういうふうに思うんですね。
うわー日経費下がっちゃったって思うじゃないですか。
なんか損したような気分になるんですけど、全く逆の発想を持ったほうがよくて、下がってるときはたくさん買えてるって思ったほうがいいんですよ。
これ意外とみんな思えなくて、やばい下がった売らなきゃって思って、絶対損するパターンですよ。
そうじゃなくて、下がったときはたくさん買えたと。
上がってるときは、今年は今月はちょっと仕入れが少なかったなっていうふうに思うんです。
でも逆に言うと、上がってるってことはいいことだよねって思うと。
とにかく下がってもいい、上がってもいいって思って、長く保有して、最後売るっていう感覚を持つっていうのはすごく大事なんです。
確かにね、両側面ありますもんね。
下がってるということは下がってるという事実はあるけど、多く仕入れられるという考え方ですね。
確かにそうですね。
で、最後は原理原則は上がっていくよねっていうことを考えればすごくいいよねって話ですね。
この長期と分散っていうのがめちゃくちゃ大事だっていうことをお伝えしたかったという感じですね。
ということですね。ということでこれが敗者のゲームだと。
そうですよ。負けない方法だと。
前回が長期、今回は分散の話で。
これは本当にして運用していきましょうという中で、とは言っても一応確定給出年金はここにどう繋がるんですか。
確定給出年金はもう本当に長期分散投資の実践なんですね。
まず一つが確定給出年金って自分のお給料から社会保険引く前の、
例えばですけど1万円確定給出年金かけたいよとか会社が1万円かけてくれるよってあった時に、
まずすごいのはここに社会保険所得税かかんないんですよ。
長期分散投資の基本
社会保険所得税かかんないのは無傷の状態で1万円積み立てて、
これを投資新宅とかで運用するんですよ。
今だとS&P500とかそういうのにもかけれますし。
S&P500とかにかけると。
これが2パー3パーで回ると。5パーで回るっていうことは、
結構統計上、これ日経新聞のデータの中に出てるんですけど、
中央値の中で来ると5パー以上で回ってる人が非常に多い。
しかもこれが毎月ずっと分散で1万円や1万円ずつ買い続けるわけじゃないですか。
お金が絶対に60歳、受け取りが60から65と企業の規約の中で定めるんですけど、
絶対下ろせないわけなんで。
ロックされてるわけだ。
ロックされてる。デメリットでもあるけど、でもコツコツコツコツ積み立てられる。
それで長期分散投資が実現できるっていうところもいいし、
ニーサとイデコと旧型確定金の特徴なんですけど、
普通株とかで儲けたお金って20%の税金がかかるんですけど、
これもかからないという形になります。
もらうときもかかるんですか?
もらうときは税金実はかかってて、
退職所得控除というのと公的年金控除というのはかかりますんで、
もらうときに一時金でもらうか、もしくは5年から20年の分割でもらうと言うんですけど、
一時金でもらうと退職所得控除というのが、
税制が使えるんで税金はかかりますし、
分割でもらうときは公的年金控除というのが使えるんですけど、
もう一度税金はかかるんです。
年金と税制の理解
極めて日本の税制っていうのは、
就寝行為を前提にしてるんで、
後ろに行けば行くほど税金が安くなるっていう仕組みになってるんですけど、
これ前回よりももっと前の講座だと思うんですけど、
要は老後の見合いだと思うんですよ。
僕はこれがいいなと思ってるところがあって、
前回少し福林のところでやったと思うんですけど、
お金って取り崩しながらもらってた方が資産事業伸びますよって話をしたじゃないですか。
やりましたね。
確定供給税金はぜひ僕は分割でもらう方がいいかなと思ってました。
そうすると確定供給税金すごいのは、
もらって残りのお金を運用してくれるんですよ。
公的に議員工場でも伝えるんだよ。
年金でもらうはずのお金をすぐに貯蓄で回すんじゃなくて、
しっかりとそれを長期分散での運用に切り替えることが、
2000万円だったら76歳くらいでしたっけ?
で途絶えちゃうけど、それが5%で回すと90歳以上に引き延びるよという話ありましたよね。
その話にそのまま繋がるのか。
そうなんです。だから確定供給税金でも3000万円くらい貯めて、
それを5%で回しながら取り崩していったらですね。
ワンパッケージになってくるんですね。
ワンパッケージになってくる。もうロゴは絶対大丈夫。
絶対出ちゃいけないかもしれないけど多分大丈夫。
この4回にわたって今まで行ったことのない宇宙旅行に連れて行かれて、
未来を見に行きましたが。
だから本当に若い時に気づくってめちゃくちゃ大事なんですよね。
これはちょっと声を大にしてね。
そうなんです。だからぜひいろんな方に聞いてもらっていると思いますけど、
周りの若い方に勧めていただいて、4回だけ聞いておけと。
年金が何かから聞くとちょっと引っかかる方は第3回目ぐらいのね、
ちょっとワクワクする方の話をまず聞かせていただくと。
そうですね。
少し関心を寄せるでしょうから。
ということでまずは自分たちの未来、現実を知るというところから
どう考えていくのかという話をね。
4回にわたって年金個人資産運用講座という形でやってきましたので、
いろいろと聞く必要もあると思いますので、
もしありましたらいただけたら回答していきたいなというふうに
思っておりますのでお待ちしております。
最後にまとめるのもあれですけどどうですか?
4回やってきましたけど。
そうですね。面白かったですね。
なかなか話す機会がなかったところですけど、
ぜひちょっと投資の方は。
僕も本当にこの仕事初めてから知りまして。
あ、そうですか。
サラリーマン時代はしっかりと商用は使っちゃっていた側。
全部、全部こう街へと聞いてきましたね。
ちょっとそういう意味で安心しましたね。
もう何もない、裸一貫でスタートしましたので大丈夫です。
そう、ならないようにということですね。
ならないようにそうですね。
お話しくださいましたので、ぜひぜひ聞かせていただけたらと思います。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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