副業労働時間の複雑性
こんにちは、遠藤克喜です。久野勝也の労務の未来、久野先生よろしくお願いいたします。
お願いします。
ということで、副業シリーズ、今日で第4弾ですね。
はい。
なかなか長いシリーズになってまいりましたけれども。
さすが、最長シリーズ。
ですね。
ただ、今日はその難関の労働時間の管理というね、音声でどこまでできるのかという戦いになりますけれども、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さてさて、どんな感じでいきましょうかね。
始めに少し逃げるようですけど、もしわからなかったら資料ダウンロードしてもらうみたいな形にしましょうか。
いただけるんですか?
そうですね、よかったらホームページに特設ページ作っておくんで。
ありがとうございます。それは本当に嬉しいと思いますんでね。全体像が整理されたパワポの資料ダウンロードってことですか?
ダウンロード可能で。
無料ダウンロード。
はい。
書式とかも見えてたんで、結構これは欲しいですね。
はい。ダウンロードがなかったら寂しいですけどね。ぜひお願いします。
いや、絶対あると思います。
はい。
番組の概要欄にURL貼っておきますので、そちらから飛んでいただいて、東海のサイトの方でダウンロードしていただけたらと思います。
お願いします。
これ直接ホームページ行ったら見つかりますかね?
そうですね。直接ホームページ行って分かるようにはしておきます。
じゃあ、もし見つからない方は直接ホームページということもOKということでね。
はい。
最近Amazon Musicとかも聞いてる方多いんでね。
ありがとうございます。
見てください。ということで行きましょう。
はい。ちょっと事例を挙げながら、労働時間の管理結構大変だよってところ。特に残業の計算方法ですね。
大きく4種類ぐらいあると僕は思ってるんですけど。
4種類。
4つなかなか厳しいので、2つ今日整理させてお話させていただいて、残り2つは資料を見ていただくという形がいいかなと。
残業の計算方法
なるほどですね。なんで4パターンも発生するんですっけ?
まず1つ目がですね、事例でずっとA工場、Bコンビニって言ってましたけど。
基本的にまず何を確認しなきゃいけないかというポイントがありまして、1つがどっちを先に契約したかっていうのはすごい大事なんですよ。
どっちの雇用契約が先に始まったかっていうのはこれが大事だってことを覚えています。
労働契約の順番ってことですね。
順番ですね。
次に1日、1日の始まりは夜中の0時からなんで、どっちの仕事が先かっていうところがポイントなんですよ。
そこが論点2というか、そこで見るんですね?
そうですね。今日の事例はもう、どっちが先に契約したかが1番ポイントになるんですけど。
例えばA工場メインの会社が所定労働時間1日8時間、休憩1時間、例えば朝7時から夕方の4時までの仕事をしましょう。
Bコンビニがですね、後から労働契約を締結すると。
要はAで働いている中でBで復業年を見つけた先で、1日2時間働きます。
1番イメージつく復業時間ですよね。
18時から20時みたいな感じにしましょう。
分かりやすいですよね。
昼間8時間働いて、夕方2時間働いてって話になるんですけど。
この時に、よくなんとなく労働時間が、後ろのコンビニが残業なんでしょうみたいな話になるんですけど。
まず原理原則として、1日8時間を超えたら、8時間以上働いている部分は残業になりますんで、
どっちかが1.25倍の時給を追わなきゃいけないという話になるんですね。
今回でいくと、まずAで朝8時間働いた後に、Bコンビニに2時間働いてますんで、
Bコンビニの2時間が1.25倍で計算して、
残業扱いなんですね。
残業扱いになります。
足す順番は基本的には、どっちがメインの事業所かなんで、
Aメイン8時間、Bサブ2時間で計算して、8時間を超えたBのサブ2時間が残業みたいな形になります。
そうすると、Bのコンビニの立場からすると、時給の高いアルバイトを雇わなきゃいけない、みたいな感覚、どうですか?
そうです。だから時給、例えば1000円、1000円で今はないですけど、ほとんど。
時給、しっかり言い分かりやすいのが1000円だとすると、1000円で募集してるんだけど、
副業の人は1250円、1.25倍出さないと、労働基準法違反になります。
なるほど、そうなるんだ。
だから、Bも副業ってことを知らないと、未払い残業発生しますよね。
これ知らないっていうのは、この働く人が言わないで、実は残業の対象だった、後から知った、みたいなケースってどうなるんですか?
ありますね。だから、いろんなパターンがあって、どうしても就職したいから言わないっていうケースもあれば、お金欲しいから言うっていうケースもあると思うんですよ。
なるほどね、そうですね。確かにお金欲しいから言いますよね、普通はね。
でも、普通に考えると、夕方の仕事とかで2,3時間っていうケースがあると、昼間働いてる可能性ってなくはないんじゃないかなっていう、そこは想像力が働かせて、
そっかそっか、こちらから確認を。
そうですね、仕事でされてますかって聞かないといけないよねっていうところが、これが実務のポイントかなというふうに思います。
なるほど。こっちのパターンは普通ですね。
そうですね、1番のほうが普通だと思うんですけど、2番目ちょっと解説したいなと思うんですけど、
Aで時間的に先に労働契約を締結しましたというようなところで、例えばA工場の労働時間が1日8時間で、11時から夜の20時までの契約だとします。
遅めの出勤ですね。
遅めの出勤ですね。なんかありそうじゃないですか。
で、次にBが契約は後から結んだんだけど、ちょっと午前中時間あるよなってところで、1日2時間で朝7時から9時まで働くと。
そうするとなんとなく感覚的に朝2時間働いて、工場で6時間働いたところから8時間超えてくるんで、後ろ2時間が1.25みたいな感じで思うんですよ。
普通は人間って朝から順番に出したくなるじゃないですか。
確かに確かに。
ここはちょっと違ってるところで、基本的には労働契約の先と後で順番で労働時間を足していきます。
あーなるほど。異挙するものはあくまでも労働契約の順番なんですね。
そうです。だから朝2時に働こうが、まず基本的にはAが先の契約なんで、A8足す、B2足しまして、で10ですよね1日。
でBは後からの契約なので、8時間超えたところの朝7時から9時のところが1.25になるような話。
これはだから結果的にどこでわかるんですか?というのが時間管理でいうと、Bのコンビニの朝働いてもらった7時9時で働いてもらったコンビニは。
だから今日の事例はAの事業所で8時間働いている事例なんでまあ楽なんですよ。
Aがもう6時間とかになった時にはもうすごい大変なんですけど、それがまあ3番によってあるよという中でもまた3とか4の話なんですけど。
なので基本的にもうAで8時間働いているってわかってるんで、先に契約したところは。
Bのうちの副業は絶対1.25だなと認識で計算していくって事です。
そっかそっかそっか。もうそういうことですね。
副業のリスクと注意点
鼻から残業代前提での支払いの賃金を払うんだなという風に思っとけばいいだけの話と。
ここまでで一番恐ろしいなと思ってるところが、じゃあ次に例えばですけど、Aで契約しててですね。
Aがメイン先、Bが後じゃないですか。
Aの先のところ辞めましたって言って。
あ、でC社に本業員。
C社に入った時。これが一番大変で。
Bのコンビニが労働条件先じゃねえか説。
そしたらもう契約も、労働時間の計測も大変だし、
その工場で働いているCの工場の8時間の要は朝2時間働いているところの6時間、8時間超えたところから急に割増しになったりすると。
ギャグみたいな話ですね。
そうなんですよ。
そのパターンは一回副業の方やめてもらって労働契約巻き直しじゃないですか。
そう、だからそういう風に言わなきゃいけないんで。
だから副業に関しては入社の時に確認職必要があるよねってところじゃないか。
そっか、でも今の知らないと意外と実は本業で働いてもらっている方が、
時間時期の労働条件で言うと、労働契約で言うと後って形で、実は計算がめちゃくちゃになっているっていうのがあり得るってことですね。
そうなんですよ。
もうなんか悲しくなる話ですね。
なんでこんなに複雑なのかなっていうのはあると思うんですけど、
もともとでももう副業しないっていう前提で労働法が組まれちゃっているので、
後からいろいろ今調整はしていると思うんですけど、なかなか大変なところかなと思います。
労働時間としてはあと2つパターンがあるので、ぜひそれを知りたい方はダウンロード概要欄の方からしていただいて、
ホームページの方にもアップしてくださっているみたいですので、ぜひチェックしていただきたいなと思いますが、
副業への新たな視点
ここまでやってきて、結局副業っていうのは改めてどのように向き合っていくべきテーマなのかという、
久野先生のお話を最後ちょっと聞きたいなと思うんですけどいかがですか。
そうですね、時代が大きく変わってきているので、
副業、あとインフレとか来ていたら物価高ですよね。
収入が足りないのでっていうことで、ものすごい声が多いのかなと思いますけど、
労務管理の観点からだけだと、ちょっとやめといた方がいいかなというところの話になります。
僕自身の考え方としては、副業をやるために、要は戦略なので、何でやらせるんですかというところがすごく大事かなと思っておりまして、
本当に社員にいろんなことを学ばせたいという話になった時に、それで副業をやらせるのはOKかなと思うんですけど、
もう一個メインの会社で、そんなに就職させられていないのに、副業をさせていないのに、
二党を追うものはみたいな話になっております。
あとはお金の問題だとすると、ホワイト化させすぎて、結局残業もないから稼げないという話になった時に、
社員幸せになっているんですかという話になるんです。
全員が長時間労働を望んでいるわけじゃないんだけど、仕事が多い、人まで募集しているのに、
何で社員に残業させないんですかという話になった時に、やっぱり変なんで、
もう一回ちょっと見直して、僕副業は全く悪いとは思わないんですけど、
フラッと始めの副業をOKにするものじゃないかなというのが僕の意見かな。
お客さんからはいつも相談を受けて、多いんじゃないですかという、何でやるんですかというと、
一人の社員から言われたからみたいなのが多すぎるんで、これはちょっと違うんじゃないかなと思うんですかね。
そうなった場合に、一人の社員がなぜ副業をしたいと言っているのかというところがまず、ちゃんと把握することですよね。
そうですね。それで会社全体としてどう捉えていくかという話をした方が、将来の経営にプラスになるんじゃないかなというところが私の意見です。
世の中の大きなトレンドとしては、大企業は基本的に副業はどこも盛り込んでいるぐらいの感じですか。
大企業は、能力開発という観点でめちゃくちゃやらせたがっていたんですけど、
結局意外とみんな外に行かないというところと、やらせてみると情報漏洩の観点から危険ではないという話になって、
どちらかといえば、提携した会社との人材交流みたいな形で収まっちゃっている感じがあるかもしれないですね。
なるほど。じゃあ意外と副業は盛んに推進されていないって感じなんですか、実態は。
でもやはりタイミーとかちのっけいのところで、そういったところで大きく火山を分けているっていうのはすごい素晴らしいアプリだなと思いますけど、
でもそれでもまだまだという感じのイメージじゃないですかね。
中小企業における副業の現実
そうなんですね。同時に中小企業、中小零細も含めてはどういう感じですか、印象としては。
僕自身はやっぱり一つの、現時点ではですよ、いろいろやらせたいのはわかるんですけど、
一つの会社の中でもっとキャリア開発できると思っているので、本業に本当に専念させて、
本業の中で新しいプロジェクトをやらせるとか、そういったところで稼げるようにセクってほうが正しいんじゃないかなと思いますし、
反対にフラッと外に出して、そっちの方が面白いかなといっていなくなっていくこともあるので、
そこも企業の力がないと、結構危険な施策に移るかなという感じがあります。
なるほどですね。面白いというか、なかなか。でも逆にあれですよね、お金という観点で副業したいのは中小企業、中小零細の社員さんですよね。
そうですね。
でもそこの方が働くと辞めるリスクもあれば、取られちゃうリスクもあれば、難しい判断ですね。実際どうなんですか?増えてるんですか、中小?
増えてます。でもどっちかというと、能力開発みたいな副業になっていないのが現実ですよね。
だからコンビニとか、そういうお金だけの話になってくるので、それだったら本当に社内でもっと仕事って出せないんですか?
いやですね。一応副業のルールという形での基本的な話をした後、同時に最後に副業をそもそもどういうふうに扱っていくのかという大事なテーマの話をしてくださいましたので、
ぜひこれらを踏まえまして、副業等々ご質問がありましたら、お寄せいただきて一緒に考えていきたいなと思っておりますので、質問お待ちしております。
一旦副業はこんなところで終わりましょうか。
はい。お願いします。
ということで、シリーズ第4弾でやっていきましたけれども。
最長になりましたね。
最長でしたね。ランチファン超えましたね。
次回は近々、くの先生のお母さんの出演があるかもしれませんから。
いやいや、もうやめましょう。
ぜひいつか出ていただきたいなと思いますが、ということで終わりましょう。
くの先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。この番組では、くのまさやの質問を受け付けております。
番組内のURLからアクセスして、質問フォームにご入力ください。
たくさんのご質問お待ちしております。