2024-01-31 12:02

多様性の話

今日は多様性について考えたことを物語にしました。シンギングボウルで聴く癒しのエッセイ物語、ぜひお聞きくださいね。

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はい、こんにちは。シンギングボウルで聴く、人生がちょっと楽しくなる癒しのエッセイ&物語、語り手はひとみです。
シンギングボウルの演奏は、AKバードです。はい、つばさ通信教育という小学校受験の会社を経営したり、教材を作ったり、絵画を教えたり、
のたくじもぐらというドラムとキーボードのユニットで、作詞作曲したり、歌を歌ったり、絵を描いたりしております。
さて今日は、多様性って何だろうについてお届けしたいと思いますが、こういう問題提起って、なかなかちょっとエッセイにしづらくって、重いよね。
ということで、今日はなんか物語にしちゃいました。これはね、私あの小学校受験の経営をして、講師をしてるんですけども、その中でもちょっと思うことなんですよね。
はい、ということで、またお話の後、後書きでお会いしましょう。
サリーの口癖は、これからはグローバルな時代なので、
多様性を認め、受け入れることが大事だ、で、幼い頃から英語を習得し、母もまた熱心であった。
また、高校生になる頃は、英語のみならず、中国語やスペイン語も身につけ、世界中の人が知る大手IT企業への就職を果たした。
サリーが配属されたのは、新しい事業を展開するための企画や運営をするチームだった。
そこでは様々な人種の人が集まり、様々な言語の人たちがいて、文化も違い、サリーはとても充実した日を送っていた。
そして、やっぱり言うのであった。
これからはグローバルの時代なので、多様性を認め、受け入れなければ世界を渡っていけない。
そんなある日、子どもたちが、世界を相手に仕事をする人たちを見てみようという企画で、
サリーのところに、10人程度の子どもたちが見学にやってきた。
サリーはそこでも言った。これからはグローバルな時代なので、多様性を認め、受け入れ、世界を相手に仕事をしていくべきだ。
そこに幼い少女がいた。 その少女は言った。
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「多様性ってなぁに?」 サリーは言った。
世界中にいるいろんな国の人とも仲良くしていける力よ、と。
少女は言った。 私は大きくなったら、子どもを育てて、お母さんになりたいなって思うの。
サリーは言った。 それは素敵だわね。
でもあなたには可能性がきっとあるわ。 世界を舞台にお仕事をすることもできるわよ。
そしたら少女は言った。 お母さんは多様性の中に入らないの?
サリーは黙ってしまった。
そして少女は言った。 私のお母さんは毎日お庭のお花を大切に育てて、
虫がやってきたら声をかけて、お日様にありがとうというの。
お母さんは人にも虫にも隣の貧しいおばあちゃんもみんな素晴らしい人だって言ってたの。
そういう人になりたいな。 サリーは思考することができなかった。
そうね、と言った。
サリーは見渡した。 この仕事場には人種が違っていて、
国籍が違う人がたくさんいる。 けれど同じように高学歴で、
同じような境遇の人の集まりかもしれない。 そして自分が言っていた多様性とは何だったのか。
久しぶりに空を見上げて考えてみた。
はい、ということで今日は多様性の話ですけども、
まあそのね、冒頭でもお話ししましたが、多様性って何だろうかって、どうして考えることになったのかという、
まずそこなんだけど、私あの小学校受験の講師をしてます。
そこで願書ですね。小学校に受験するために提出する願書を、あの添削もしてるんですね。
で、多くの人がこう書くんです。
これからの時代、多様性を受け入れるっていう。 その人種とか文化とかね、
国籍とか、まあいろんな意見の人、多様性を認め、受け入れ、みたいな話がよくあるんです。
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が、私ね、ライブをしてるんですね。冒頭にもお話ししました。クジモクラというバンドで、
月に2回とか、そのくらのペースでライブをやってるんですけど、するとね、出演者の方、いろんな人が集まってくるんですね。
ブッキングライブとかになってくるとね。 その中にはもう本当にいろんな人がいて、
隣に座ってた人が、リハーサルまで男の人のように見えてたんだけど、
本番になったらいきなり女装してびっくりしちゃったりとか、舞台に立った時に、
今日パン屋の工場、クビになりました。〇〇です。とか言い出すんですよね。大丈夫なの?いいの?ここいて、みたいなね。
本当にいろんな方がいらっしゃるんですね。 と思えば、例えば、ものすごい激しいダンスを踊って、
ちょっとこう、アイドルグループの振り付けとかバーンとかやってる、すごくハイテンションで踊られた方とか、
大学の教授ですとか言ったりとか、おっとびっくり、そんなんだったんだみたいな、本当にいろいろなのね。
定年してからの人、夢を追いかけてる人、もちろん国籍の違う人。
これ私ね、すっごいなって思うんですよ。音楽で集まっている人の多様性、半端ない広さだなって思うんですね。
で、私が言いたいのは、小学校受験の願書で書かれている多くは、
多様性の広さが甘いなって思うんですよ。
人種、国籍、性別、その他に競偶とか、
競偶というか貧富の差とか学歴の差とか、あるじゃないですか。
そういうもの含まれているかなって。他にもっと言えば、今言った学歴、成績とかね。
まあ、本当に極端なこと言っちゃうと、成績の悪い子と一緒にいない方がいいとまで言っちゃう親とかもいるわけですよ。
なんでと。それなのに、世界目指して多様性って言うのかって話じゃないですか。
でしょ。そういうことがよくある。
で、多様性ってこの話の中で私がわざわざ入れ込んだのは、
お日様にも声かけるよっていう言葉なんだけども、実は今読んでる本で、
今日誰のために生きるっていう、翡翠小太郎さんと松原さんという方の本があるんだけど、
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これなんかすっごい根本的に、根本的に生き方だったりとか、日本人の心だったりとか、
愛についてとか考えるのでめちゃくちゃおすすめなんだけども、ハッとさせられることが多いんだけど、
そこにもちょっとちらっと書いてるんですが、
多様性って人も越えるっていうのは、多様性を言葉に置き換えるとなんだって考えた時に、
愛だと思うんですよ。なんかかっこいい感じで言うけどね。
そう、もっと言えば物も愛する心まで行き着くんじゃないかと。
もうここまで行くと、もう丸ごと、本当に。
私この本読むようになってから、すごく変に見えるかもしれないんだけど、ライブハウスとかで
キーボード弾く時に、備え付けのキーボードなんですけど、一旦声かけるんですよ。よろしくねって。
そう、すごく変かもしれないんだけど、なんか、
物っていうのも愛が宿るんじゃないかって思うようになってきた。
そうすると、なんか愛おしくなってくるんだよね。
そう、なんか多様性ってそういうとこなのかなって思うんですよね。
でも私だって、やっぱりゴキブリが出たらギャーとか言っちゃうし、
それはね、苦手なものだってありますよ。
そうなんだけど、とか、やっぱりなんか違うんだっていう、どっかバッと引いちゃう時もあるでしょう。
だけど、根本的に、違うっていうことを受け入れるってことですね。
そう、あの、分かり合えないことを受け入れるっていうことを言った人がありますが、
そういうことは私は愛なんだと思う。
これなんか不快ですね。終わらないかも。
後書き終わんないみたいな、まあそういうこと。
なんかね、もう丸ごと、丸ごとが僕らはできてないかもなーって話ですね。
まあそんなんで、私は最近日々キーボードにも感謝しているということです。
ということで、なんかね、言葉って多様性、多様性とか軽く言っちゃうんだけど、なんか改めて考えると、もっともっと愛せるものが自分の中にあるかなーって、そんな話でした。
ということで、今日もシンギングボールで聞く、人生がちょっと楽しくなる長い物語エッセイでした。
はい、語り手はひとみでした。また遊びに来てくださいね。
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