2023-08-18 21:56

#15 ビジョンのつくり方①:自分の「コアバリュー」をどのように見つけるか?

▼今回のトーク内容: 今回から「才能を活かすための、ビジョンのつくり方」を解説/コリンズ・ポラス式、ビジョン策定のフレームワーク/ビジョンがあると判断軸ができる/重要なのはコアバリュー、パーパス、ミッションの3つ/コアバリューとは人生哲学/「受け入れがたい、他人の考え方や行動は何?」/健康、キャリア、人間関係、お金、タイミングから考える/MECEじゃなくてもいいから出してみよう/個人も組織もコアバリューを作るべき/組織には、代表の譲れない価値観を反映させよう/コアバリューが定まると採用にもつながる

▼番組概要:

人々の「才能」について研究し、個人や組織のコーチング・コンサルティング・プロデュースなどを行う株式会社TALENT代表の佐野 貴(たかちん)が、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文とともに、仕事や人生を豊かにする才能の活かし方を、楽しく発信していく番組。毎週金曜朝6時配信。

▼MC:

佐野 貴(たかちん/株式会社TALENT 代表取締役)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/takachiiiiii3⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

東海大学政治経済学部卒。CROOZに入社後、ECコンサルタント、フリマアプリの担当を務め売却し独立。 2018年に株式会社リオンを設立し、経営者や専門家を対象としたタレントマーケティング事業を創出。2020年にCOTENに参画し、取締役やCGO(Chief Genius Officer)などを歴任。2022年末に退任し、2023年に株式会社リオンを株式会社TALENTに社名変更。心理学者とともに人々の「才能」についての研究を行い、その成果を元に、個人や企業人材のコーチング、コンサルティング、プロデュース事業などを展開。猫と新しい体験と人との出会いが好き。

野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

東京大学文学部卒。PHP研究所、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2015年にNewsPicksに入社。2022年に独立し、Podcastレーベル「Choronicle(クロニクル)」を設立。現在、Podcast「News Connect あなたと経済をつなぐ5分間」、Audibleで「ゆかいな知性」「みんなのメンタールーム」などを配信中。制作・出演したPodcast「a scope 〜リベラルアーツで世界を視る目が変わる〜」と「経営中毒 〜だれにも言えない社長の孤独〜」が、それぞれ第3回・第4回 JAPAN PODCAST AWARD ベストナレッジ賞を受賞。著書に『視点という教養』(深井龍之介氏との共著)。旅と柴犬とプロ野球が好き。

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▼編集:FUBI

▼カバーデザイン:松嶋こよみ

00:01
才、凡人の非凡な才能を価格する。この番組は、才能という概念を再定義し、個人、チーム、そして組織にとっての才能の生かし方を楽しく発信していく番組です。
こんにちは、パーソナリティーを務めます株式会社TALENT代表取締役の高知因子と佐野孝志です。
同じくパーソナリティーを務めます音声プロデューサーの野村孝文です。
ポッドキャスト才第15回です。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
前回はですね、才能が発揮されやすい仕事とはというお話でしたね。
そうですね、その中でご紹介したのがプロボノだったりとか副業だったり企業だったりという選択肢があるよとお話をさせてもらったんですけれども、
その上でまず一番最初にやっていただきたいなと思っているのがビジョン策定というもので、ここで言うのは個人のビジョン策定なので、
何か企業で作るすごいガチガチなビジョンではないんですけれども、自分の中の軸となるものを見つけていきましょうという話を今日はできたらと思っております。
はい、わかりました。ということで第15回のテーマは才能を生かすためのビジョン策定ということですね。
はい、そしてコアバリュー編ということで、今日はコアバリューということについて深掘っていきたいと思っています。
わかりました。
野村さん早速質問なんですけれども、ビジョンって聞くとどんなようなものを想像されますでしょうか?
ビジョン、そうですね。まあそれこそ企業のビジョンっていうのは最近よく言われるじゃないですか。
平たく言うと企業が目指したい方向とか実現したい世界みたいなものかなと思っていて、企業っていろんな人が集まってくるわけじゃないですか。
だからその方向性が同じ方を向いていた方が組織として力を発揮しやすいということで、いろんな企業がどっちに我々は向かうんだとか、
どんな世界を実現させるんだっていうのを作っているようなイメージがありますね。
そうですよね。指針みたいなものになるっていうものがイメージとして大きいですよね。
そうですね。
実際なんかビジョンって言うと世の中的には企業理念とかミッションビジョンバリューとかパーパスとかって言った言葉が結構流行ってまして、
あとはMVVだったりMVMって言われたりとかするんですよね。
ミッションビジョンバリュー、そうですね。
の略ですね。
で、ビジョンが先に来たりミッションが先に来たりとか結構あまりルールが決まってないところもありまして、曖昧なことも多いんですよ。
で、今日ご紹介したいなと思っているそのフレームワークがありまして、それがビジョナリーカンパニーゼロの中でご紹介されている
コリンズポラス式のビジョンのフレームワークというものをご紹介したいなというふうに思っています。
はいはい、ぜひお願いします。
このフレームワークをお勧めしたい理由としては、才能論とすごい相性が良くてですね。
で、その中でも今までこのポッドキャストでご紹介した才能を見つけましょうみたいなところがたくさんあったと思うんですけれども、
その見つけてきた才能ベースにこのコリンズさんのビジョンのフレームワークを使うと、すぐにビジョンというものが言語化されてくるんですね。
ただそのフレームワークそのまんま使うというよりかは、少し僕の方で応用させてしまっているので、
ちょっと内容違うじゃんという方は、たぶんもしかしたら読んだ方は思うかもしれないんですけれども、そこはご了承いただければなと思います。
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まあでもその分ね、タカチンさんなりに進化させているってことですかね。
そうですね、進化させてきています。
で、まずそもそもなんですけど、なぜビジョンを定義する必要があるのかっていうところをちょっとお話ししたいなと思っていて、
ビジョンっていうのはさっき言った指針だったりとか、人生の軸となるものになるんですね。
なのでよくあるのが、誰かと一緒に仕事をしている時とか、誰かのお誘いを受けた時とかに、あんまり軸がないと全部にオッケーって言っちゃったりとか、断れないとかがありますよね。
なるほど、それはありますね、確かに。これ面白そう、オッケーみたいな感じですよね。
そうなんですよ。それはそれでメリットめちゃくちゃあるんで、ダメと言ってるわけじゃなくてですね。
じゃあ逆に軸があるとどうなるのかっていうと、絶対に変な人に巻き込まれない。
なるほど。
で、ある程度自分の欲しいものが入ってくるし、自分が出会いたい人に出会ってくるし、やりたいことに出会えたりするんですよね。
よくあるのが、だんだんと誘われてきて、最初は面白そうと思って参画したら、結構すごい支配欲が強い方に巻き込まれていっちゃって、
すごく自分がいいように使われてしまってたみたいなこととかって人によってはあると思うんですよね。
はい。
とか、あとは最初はやりたいと思った仕事なのに、だんだんとすり替わってきちゃって、やりたくない仕事になってきちゃったみたいなこととかってあると思うんですよ。
はいはいはい。
お誘いを受けて。
そうですね。
で、これは良いこと悪いことっていうよりかは、それは単純にその方の中に軸がなかったからっていうのが一番の理由だと思ってまして、
軸があればお断りもできるし、いや僕こうしたいんですよねって多分ちゃんと言えるようになると思うんですよ。
確かに。
なのでビジョンがあると、自分というものがちゃんと確立して前に進みやすいよっていうことで今回ビジョンを策定をしたいというふうになってます。
確かに。
なんとなくですけど、スタートアップの経営されてる方ってこう自馬が強いじゃないですか。
はい。
だから多分その自分としても自分の軸を持っていないと、相手のやりたいことの方に結構引っ張られていくんだろうなって感じがしますよね。
そうなんですよね。
そういう方ってある意味企業側からするとすごくありがたくて、こっちからお誘いした時に結構いいよって言ってくださったりするので、
すごいいろんな仕事を頼めたりいろんなことをお願いって言えたりするんですよね。
はい。
なんですけど、自分の人生をちゃんとやりたいことで進む、今回才能を使って進むってことは欲求に従って生きることなので、
ってことはビジョンをちゃんと言語化した方がいいよねっていうことで、ここの必要性が高いと思っています。
そうですね。いやーこれは20代の子の私に聞かせたい話ですね。
まあでもそういういろんなことをやってみる時代も大事なんですけどね。
はいはいはい、そうですね。
今回コインズプラス式ビジョンのフレームワークっていうところを少し簡単にご説明したいと思うんですけれども、
このフレームワークではビジョンのことをコアバリューパーパスミッションという3セットで総称して指しています。
正式にはコアバリューと理念っていうのが1つの塊で、あとパーパスミッションってこの3セットなんですけど、
分かりやすくコアバリューパーパスミッションでお伝えさせていただきます。
はい、その3つということですね。
はい、まず今回はコアバリューの方から見つけていきたいんですけれども、
コアバリューっていうのは何なのかっていうと、人生哲学、例えば自分のこういう価値観が強いよとか、
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その人が大事にしている価値観は何なのかっていうところなんですけれども、そのままの通りですよね。
コアの一番大事な価値観って意味ですね。
で、コアバリューって結構作るものじゃなくて、もうすでにその人の中にあるものっていう前提がありまして、
じゃあどうやって見つけていくのかっていうことを、ちょっとここはまたコーリンズさんの見つけ方じゃなくてですね、
才能に当てはめた見つけ方なんですけれども、
はい。
発動条件ってやったじゃないですか。
やりましたね、はい。
あの発動条件が実はコアバリューになります。
そうなんですか。
はい、あれってですね、自分が受け入れがたい人とか、自分がすごいパフォーマンスが落ちる健康状態だったりとか、
なんかそういったものを聞いていったと思うんですよね。
例えばですけど、受け入れがたい他人の考えや行動は何ですかっていう質問とかすると、
結構こういう人と一緒にいるとパフォーマンス発揮できませんみたいな人が見つかったりするんですよ。
ってことは逆転させればパフォーマンスが発揮するってことじゃないですか。
はいはいはい。
でも僕だったら高圧的な方と一緒にいると結構パフォーマンスが落ちるので、
とにかく優しい方といたいって思ってるんですね。
なるほど。
で、後でご紹介しますけど、僕もこのコアバリューというものを設定していて、
一つに愛情ドリブンというものがありまして、
まず自分を結構愛してて、そしてその次に他人を愛せてて、
そして社会に対して目を向こうとしている人と一緒にいようという風に決めているんですよ。
こういう人と一緒にいると、おそらくほとんど高圧的じゃない人に出会えるんですね。
確かにそうですね。裏返しな感じがしますね。
裏返しな感じですよね。
なので自分のこの発動条件からコアバリューに転換させていくと、
その自信を持っているだけで、しかもそしてそれを発言し続けていることによって、
おそらく高圧的な方も僕のところに来ないし、
僕もそういう人を出会わないようにできるっていう、
発動条件を整えるためのものにもなるんですよね。
発動条件の話って、例えばどういう人と付き合っているときは嫌な思いをするかみたいな話とか、
あとその環境の話もありましたよね。
そうですね。
こういう状況だと自分としてはパフォーマンスを発揮しづらいみたいなことがあったんですけど、
その裏返しを見ていけばいいってことですか。
そういうことです。
なのでコアバリューの簡単な見つけ方は、
さっきお伝えした受け入れがたい他人の考えや行動は何ですかっていう質問だったり、
受け入れがたい社会の思想はどんなものですかだったりとか、
あまりこううまくいかないなって思うような環境はどんなところですかみたいな質問をするとですね、
自分の発動条件が出てくるのと、
発動条件って、確かエピソード6の④の才能発揮ステップのところでお話をしたんですけれども、
発動条件っていうのは5つの視点で見つけられるよってことで、
健康・キャリア・人間関係・お金・タイミングということをご紹介させていただきました。
なので自分がこうパフォーマンスが良くない健康・運動・栄養・休息のところで、
ちゃんと発揮できてないってところありますかだったりとか、
自分がキャリアに繋がらないと思うと全くやる気が起きないことありませんかだったりとか、
この人とよると力が発揮されないって人はいませんかとか、
あとは最低限このぐらいの報酬を下回ると不安になるという金銭的な部分はありますかとか、
あと計画的に進めると力が発揮されないってことはありませんかみたいな質問があったと思うんですけれども、
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そういったもの一つ一つ出していくとですね、
どんどん自分の中のこのやりたくないこととかパフォーマンスが上がらないことっていうのが出てくると思うんですよね。
これをひっくり返す。
そしてそれをワードに落とし込んでいくっていうことなんですけど、
ちょっとそれだけ言うとちょっと分かりづらいと思うので、
ちょっと僕の事例になってしまうんですけど、
少しご紹介させていただければと思います。
いいですね。ぜひお願いします。
僕はまず一つ目に、才能を生かさない人といると結構きついんですよ。
なるほど、確かに。
この仕事をやっている本当に理由っていうところですよね。
そうなんですよね。
だからそれこそ働く従業員は全員機能的に使えればいいみたいなこと言っちゃってる人とかは、
すごい苦手なんですよ。
多分それも経営として方法の一つなんでしょうけど、
比較的僕はそのタレントマネジメントとかその人の才能を生かすってことをすごい大切にしたい生き方をしているので、
受け入れが高くてですね。
で言った時に、これ逆転させるとどういう風になるかというと、
才能をまず自己認識してほしいし、
そしてそれが自分とか他者とか、
みんなの社会全体で才能が発揮できるような状態を作っていきたいんだなっていう風に思っているので、
そんなようなコアバリを僕は持っています。
だからそれもやっぱり逆転ってことですよね。
才能が発揮されていないとか、生かさない人っていうのはちょっと付き合えないなっていう風に思って、
その裏側ってことですよね。
そうです。僕はドリブンって言葉が結構好きでして、
原動力って意味なんですけど、
才能という原動力を持っていきたいと思っているので、
これを才能ドリブンって名前にしています。
これが僕にとってのコアバリですね、一つ目が。
で二つ目が、新しい経験をあまり好まない人って、
いっぱいいらっしゃると思うんですけど、
僕結構新しい経験を好む人と一緒に働きたいと思っているので、
むしろ新しい経験を好まない人と一緒にいると結構窮屈だったりするんですよ。
そうですね。ここは結構人によって分かれるところなんですよね。
分かれますよね。
で、根本的なところが違ったりするとなかなかうまくいかないですもんね、ここは。
そうなんですよね。ちゃんと一個を突き詰めようよって言ってくださるのはすごいありがたいんですけど、
新しいことに対していいねって賛同がないと、僕の才能は絶対生きないんですよ。
なるほど。
なので、新しい経験を好まない人を受け入れがたいっていう風に表現したんですけど、
じゃあそこから生まれたコアバリは経験ドリブンっていう名前をつけていて、
新しい経験から刺激を得ることで偏見なく世界観を広げられるっていう言葉にしました。
こういうコアバリを持っています。
他にもちょっといっぱいあるんで、ざっくり説明したんですけど、
次がですね、自己犠牲してお金をもらわないようにする人っていうのが多分いらっしゃると思うんですよ。
はいはいはい。
これはもう良し悪しがあると思うんですけど、
どっちかっていうと自己犠牲はしてほしくないなっていう考えを持っていて、
なるべく自分のパフォーマンスでちゃんと自分に報酬が返ってくるようにするとか、
ここはタダでもいいよっていう人は全然いいと思うんですけど、
100%タダで生きてボランティアで生きたら結構しんどいじゃないですか。
そうですね、はい。
それでもなんか結構自己犠牲を自分が我慢さればいいんだみたいな感じの人とかもいたりするし、
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なるべくお金を払わないようにしたいとかっていう人もいらっしゃったりすると思うんですよ。
そういう人も結構他苦手なので、ちゃんとお金という循環を回したいなっていうバリを持っていたりします。
そうですね。
あとは人に対して対等に向き合いたいっていうものもあったりするので、
逆に対等に向き合ってない方、めちゃめちゃ上下関係でマウント取るみたいなのも結構苦手なので、
とか人の価値観バンってすぐに否定心にかかっちゃって、
全部自分の価値観が全てなんだっていう人とかも苦手なので、
対等ドリブンっていうのをつけています。
なるほど。
あとは安心ドリブンだったりとか、愛情ドリブンだったりとか、
あと直感ドリブンって言って直感をすごい大切にする。
こういった感じで、自分が受け入れがたいところから逆転させて作っていくと、
自分の好きなマウンティングが多分見つかってくると思うんですよね。
こういうふうにするとコアバリューっていうのは見つかってきます。
なるほど。一個ちょっと質問してもいいですか。
もちろんです。
今結構、才能ドリブン、経験ドリブン、自由ドリブン、
対等ドリブン、安心ドリブン、愛情ドリブン、直感ドリブンって7つ出てきたじゃないですか。
はい。
これって整合性は取らなくてもいいですか。
8つ全部これは自分が大切にしているものなんだっていうことで横に並べていいものなんですか。
整合性っていうのはロジックを整理するってことですか。
そうですね。例えば私はコンサル業界にいたんですけど、
コンサルティング業界で7つ並列に並んでいると、くくれみたいなこと言われるんですよ。
そうですよね。
もっと大きな概念があって、その下に3つずつぐらい個別のものがあったほうがいいみたいなことを
よくジュニアコンサルタントが指摘されるポイントの一つなんですけど、
このコアバリーを見つける過程ではまずは横に並べていいものなんですか。
横に並べちゃって大丈夫です。
そうなんですね。
確かにロジカルシンキングの概念で言うと、まず粒感があってないと並列にしちゃいけないよねって。
そうそうそう。よく言われますよね。
その後に小項目を作ったり、それをもっと中小化することもできたりすると思うんですけども、
あまりそれ気にしなくてOKって、気になる方はやっちゃって大丈夫です。
ただそれ気になりだすと意外と自分の言葉じゃなくなっちゃったりとか、
しっくりこない中小概念になっちゃったりするんですよ。
なので一番しっくりする言葉で、しかもこれがミーシー、要は漏れなくダブリなくじゃなく、めっちゃ漏れてるしダブリもあるっていう状態でも全然OKです。
なるほど。だからこれとこれ実は同じこと言ってんじゃんみたいなのが出てきてもいいってことですね。
いいです。自分が好きな言葉を多分その2つを使いたかった。もしくは合流させてもいいですけど、
いや合流させるとちょっと意味がずれるんだよなとかあったりするじゃないですか。
なのでそこはそんなに緻密にやらなくても大丈夫です。
やっぱりその自分の納得感が大事ってことですね。
この状態で気持ちいいのか、それともちょっと違和感を感じるのかみたいなところってことですね。
そうです。もうめちゃくちゃ気持ちいいって思えるようなワード、そしてその表現に出会っていくことが何よりも重要で、
その言葉を発したときにすごいワクワクするとか楽しいってなって声に乗ってくるみたいなものが見つかるとすごいいいですね。
なるほど。わかりました。
このコアバリューを設定するメリットっていうのは、さっき伝えた通りやっぱり発動条件をもとに作っているので、
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自分の発動条件がめちゃくちゃ満たされる価値観になるんですよね。
なのでそのコアバリューをずっと指針で持ってるだけで、さっきのように自分が苦手な人が入ってこなかったりとか、
これから何か降ってきた時に、いや僕はこういう環境には行かないって決めてるんだっていう風に決めきれるっていうのがやっぱり一番のメリットです。
そうですよね。だから判断軸ができるってことですもんね、これって。
そうですね。判断軸ができるってことです。デメリットは逆に自分の判断軸以外の世界観を得られなくなるということなので、
もうちょっと経験して広げたいなっていう場合は、あんまり定めないほうがいいです。
僕も30年間ほぼ定めないできまして、経験ドリブンが強すぎてですね、どんなことにも面白くチャレンジしたいと思ってやり続けたんですけど、
その結果やりたくないことめっちゃ増えまして、整理するのにすごい時間がかかりました。そういうデメリットもあります。
これは私も全く同じキャリアをたどってきてるんで、よくわかりますけど、今のお話は。
本当ですか。
一回始めると、いろんな粒ができるんですよね。
そうなんですよね。
果物でいうとちっちゃい実みたいのがいっぱいできて、それを選定していくって意外に難しいんですよね。
しかも人間関係がやっぱり複雑になってきてると、辞めるっていう決断もやっぱり迷惑をかけてしまったりするので、
そうですね。
すごい難しくて、自己注意にやった結果、仲間が消えて信頼も消えてってなったらまたゼロに戻ってしまうし、人生つらいじゃないですか。
そうですね。
ここはさじ加減ですね。さじ加減ってちょっと曖昧ですけど。
そうなんですよね。実は世の中で語られていないことのうちの一つに、始めるよりも終わらせることの方が難しいっていうのがあるんですよね。
あります。めちゃくちゃあります。なんで僕がお勧めするのは、すいません、いくつまで続くかわからないですけど、とりあえずやるってスタンスでいいですかを何回もちゃんと言い続けることですね。
はいはいはい。そういうことですね。期待値コントロールが大事ってことですね。最初から。
そうですね。もうビジネスにおいて最も重要なのが期待値コントロールじゃないですか。
はいはいはい。そうですね。
なので期待値コントロールは重要ですね。
わかりました。
今話してたのは結構個人の話だったと思うんですけれども、
これがですね、だんだんと例えば仕事やっていくとチームができたり組織ができたりしてくると思うんですよね。
これ組織の方もたぶんたくさん聞いていただいてると思うので、組織的な観点でのメリットっていうことを伝えると、
自分が例えば代表がコアバリをまず定めていきますと。チームと一緒にみんなで考えたりしますと。
納得感でいくものをちゃんと早くめに作れれば問題ないんですけど、あんまり作らずにどんどんチーム作っていっちゃうと、
だんだんとせっかくリーダーとか社長が会社作ったのに、自分がめちゃくちゃ居心地の悪い環境になっていっちゃったりするんですよね。
そうなりたくないですね。本当に。
でも結構見かけませんか。社長さんとかでお付き合いして。
そうですね。辛そうな方はいらっしゃいますよね。
いらっしゃいますよね。
はい。現実問題。
僕もたくさんご相談いただいて、結構経営者向けのコーチングもずっと今やっているので、
18:01
比較的この辺がかなり相談事項として上がりまして、
自分が作った会社なのに自分が一番居心地悪いっすみたいなことを相談いただくケースもあるんですよ。
なぜかというと、コアバリューが代表ベースで決めてないからなんですよね。
これ代表ベースで決めると結構重要で、もちろん働く従業員の方々のことも考えながらバリュー設計は絶対しないと大変なことになっちゃうんですけど、
とはいえ代表の思いが一番強くて作った会社だったら、その代表が譲れない価値観は絶対に置いとくべきなんですよね。
それが例えば1個は2つあって、あとはみんなが譲れない価値観みたいなのをチームでみんなで考えるでもいいんですけど、
とにかく自分が絶対外せない価値観を反映させておかないと、一番居心地が悪いっていう状態ができてしまうので、
これが結構大事なポイントなんですよね。
なんか多分それを反映してないと、その会社としてビジョンとして掲げるものっていうのが、見たときにテンションが上がらなくなると思うんですよね。
上がらなくなります。
ですよね。結構そこって私は大事だなと思っていて、名前もそうですし、
そういうもうちょっと文章化されたコアバリューとかミッションとかっていうのはそうだと思うんですけど、
やっぱそれを見てパッとどう感じるのかっていうのは結構大事ですよね。
めちゃくちゃ大事だと思いますね。パッて見た瞬間に、これやっぱこういう価値観から作ったなとか、
人から見ても自分から見ても、ちゃんとわかるような言葉に整理するだけでも、
みんな共感して共鳴してくれるんで、そこが大きなメリットかなとは思いますね。
実際にコアバリュー定まると採用とかにも使えるんですよ。
僕なんかもチームメンバーとかどんどん増やしていってるんですけど、このコアバリューに違和感ありませんかって必ず聞くようにしていて、
そうすると、あ、違和感はないですよみたいな、共感するポイントは2つぐらいありますねとか言ってくださったりするんですよね。
めっちゃ強烈に違和感1個だけありますって言われた場合は一緒に働かないようにしています。
うーん、そういうことですね。大事ですよね。それはお互いにとってね。
めちゃくちゃ大事なんですよね。だから結構なるべく早い段階で作ってくださいってよく言ってて、
1人で始める起業家1年目でこれ作ってくださいって結構お願いするケースが多いですね。
おー、そうなんですね。
あんまり最初から作らないんですよね、みんな。
30人ぐらいになってくると、じゃあバリュー作るとか言い始めるんですけど、
いやもうめちゃくちゃ遅いし、30人でバリュー作ったら、
もう大変な抽象化された、よくわからない話題になっちゃったりするんですよ。
そうですね。合意できないですよね、30人もいると。
合意できません。誰かを見捨てるしかなくなるんですよ。
30人の価値観が合うってことはないので。
なので最初から決めて、その価値観に違和感ない人たちと一緒に働いて見つけていくっていうスタイルを一番お勧めしています。
なるほど。いや、これあれですね。私もやらなきゃいけないですね、そうやって考えると。
アノーラさんもぜひやってほしいです。
わかりました。やります。
今まであんまり頭なかったんですよね。
本当ですか?
でも、サイの利き手をやってると、それやらなきゃって気持ちになってくるんですよね。
お勧めしてます。僕も作ってから圧倒的に素敵な人たちと出会えてる感じがしていて、
いいですね。
21:00
何の違和感もなく全員と一緒に働けてるので、お勧めです。
わかりました。
ということで、コアバリュー編はこの辺で終わりたいと思いますので、次回ですね、パワパス編に移っていきたいと思います。
パワパス編ですね。
ということで、今回はこの辺で締めていきたいと思います。
サイ、凡人のひぼんな才能を価格する。ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、ぜひフォローやチャンネル登録をしていただけますと嬉しいです。
そして、この番組ではリスナーの皆さんからのお便りをお待ちしております。
概要欄に投稿フォームを記載しましたので、感想や質問などお気軽にお寄せください。
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この番組は毎週金曜日朝6時に配信されます。
それでは次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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