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2025-07-18 1:20:23

"守るための暴力"は正義なのか──『仮面ライダークウガ』が問い直した“ヒーローの当たり前”

こじらせ平成夜話、第114回テーマは『仮面ライダークウガ』。


【今回のトピック】

前編の振り返りと後編の内容/敵勢力・グロンギの文化/グロンギの◯人描写の怖さ/警察組織の活躍/怪人が出現する世界の住民の生活/最悪怪人 ゴ・ジャラジ・ダ/ハンターハンターのキメラアント編/正義の暴力の報い/クウガとダグバ/怪人を全員倒したら世界は平和になるのか?/超クウガ展


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サマリー

『仮面ライダークウガ』は、特撮ヒーロー作品の常識を問い、暴力と非暴力のテーマを扱っています。未確認生命体グロンギの存在や文化、彼らが一体ずつ登場する理由について深く掘り下げています。ヒーローと悪役グロンギがゲームのような構造で戦う様子が描かれています。特に、グロンギの文化や名前の由来がゲームに関連しており、彼らの残虐な殺人描写が恐怖感を生み出しています。また、警察とヒーローの連携、グロンギの存在、非暴力をテーマにした物語では、登場人物の日常やその影響がリアルに描かれています。物語は、怪人の出現が人々の生活や感情にどのように影響するかを深く探求し、ヒーローの行為が暴力である可能性についても問いかけています。ヒーローが暴力に頼ることで人間の弱さや恐怖との対比が描かれ、特に34話と35話では残虐な怪人ゴ・ジャラジダの存在がヒーローの暴力性を強調し、最終的には暴力による解決が避けられない状況が浮き彫りになります。『仮面ライダークウガ』は、暴力の意味とその影響について深い考察を展開しており、主人公・五代の選択や彼の暴力性に対する報いが正義や人間の残酷さに関する問いを提示します。ヒーローの暴力とその覚悟について新たな視点を提供し、グロンギとの戦いを通じて暴力に対する報いを受け入れる覚悟の重要性や変身の意義が描かれています。この作品は、人間社会における暴力と向き合うことの難しさを描きながら、ヒーローとしての立ち位置を再考させます。

仮面ライダークウガの概要
はい、ということで、仮面ライダークウガについての続きになりますが 後編になります
前回は、仮面ライダークウガの概要と、仮面ライダークウガっていうのは、特撮ヒーローにありがちな展開とか、お決まりの展開に対して、徹底的に理由づけをして、子供騙しじゃないものを作ろうとしていましたっていうところの話をして、その例として
仮面ライダーって名前を結構、市民たちは呼ぶけれども、普通はね、普通は仮面ライダーってなぜかみんな知ってて クウガ以前のものね
仮面ライダー助けてーとかって言うけれども けれども、クウガはそうじゃなかったよと。未確認生命体4号っていうふうに呼ばれてましたとか
急に出てきた謎の戦士だから、それは未確認生命体だわなっていうところだったり、ってことだよね。リアリティというか
とかあとは、なんで仮面ライダーって急にパワーアップするのみたいな話とか、そこにもプロデューサーさんたちの思いとかがあって、ちゃんと話の流れで不自然じゃないように
基礎設定とかが用意されてってことだよね っていう話をしていきました。今回はその続きとして、クウガが向き合ったお決まりっていうところを
最初に続きとしていくつか紹介した後に、仮面ライダークウガで制作人が伝えたかった非暴力というテーマ、これをどのように作中で描いているか
っていう話をしていこうと思います。 気になりますよ。散々暴力をしてるのにテーマが非暴力。果たして 敵も殴るし、クウガも殴るし、なんだけど訴えてるのは非暴力なんです。
気になります。 っていう話をしていこうと思います。では始めていきましょう! こじらせ! 平成! 矢花!
皆さんこんばんやわ! こんばんやわ! こじやわの津田と 佐々木です。この番組はいろいろとこじらせている面倒くさめの我々二人が
生まれ育った時代である平成のサブカルチャーについてお互いの好きなものを押し付け合い 独自の視点で語り合っていくラジオ番組です。
さあクウガの話がまだできるぞー! いやそう、序盤に長くなるぞーって言ってたけど、まさかの突然前後編に。
いやー、なんでも答えられるからさ、脱線し放題なんだよね。 いやそう、俺もちょっとは知ってるからさ、ちょうどよく知ってるからさ、ふわっと概要とか設定は知ってるし、ちょいちょい見てるけど、大筋知らないっていう
気になるとこがたくさん出てきた。 もうどんどん言ってますよ。もう全中後編でもいいって言ってますよ。
暑すぎだわ、じゃあ続きやっていきましょう。 話してくれよ。 はい、じゃあクウガが向き合った特撮あるある続きですね、やっていこうと思います。
今回まず一番最初に取り上げるのは、なんで怪人ってたくさんいるのに一体ずつ出てくるのかっていう。 確かに確かにそれ気になる。なんで?
仮面ライダーシリーズだと特にそうなんだけど、怪人たくさんいますと。で、組織に属していることが多い。有名どころだとショッカー。 怪人が? そうそうそう。 怪人側がね。 怪人側が。 はいはいはい、確かに。
にもかかわらず毎週リチギに一人ずつ出てきて、一人ずつやられて、結果組織も負けるっていう。 絶対タジニブ勢なんだからね、全員でかかったほうがいいよね。 全員で一気にボコボコにしたほうがね、絶対いいんだけど。 みんなリチギに週に一回一人ずつっていう。 なんかやってなんかやられて、次は誰が行くとか言ってね。
っていうことをやってきたんですけど、クーガは違うと。 特撮だけじゃないよね。 アニメとかゲームとかでも、たまに思うよ。なんでこんなちばちば来るんだろうっていう。 限った話じゃないかもね。 結構いろんな多分、ヒーローものというか、ある疑問だと思う。
そこをクーガはちゃんと理由付けしているんですね。 嬉しい。俺もう大好き、その矛盾をそのままにしないやつ大好き。気になっちゃってしゃーないからそれやっぱ。 そうだよね。 分かる?大人だからね。そんななんかまあまあ物語だもんねっていう自分もいるけど、やっぱちゃんと詰められてると安心して物語に突入できるから、大好きよそういうの。
ということで、ちょっとそこの説明をするにあたって、まず怪人であるグロンギの説明からしなきゃいけないんですけど、前回ちょっと喋ったんだけどグロンギっていうのがこの仮面ライダークーガにおける怪人たちの種族名にあたりますと、グロンギ族ですね。 族 族っていうからには種族なんですけども、そのグロンギっていう種族の中にいろんな個別の怪人がいます。
で、作中では主にその未確認生命体っていうふうに呼ばれてると。これも前回喋りましたね。 毎回何号何号って増えてくるの? そう。ナンバリングされてますと。
あーなるほどね。 で、じゃあこのグロンギっていう怪人たちは一体まず何なのかっていう。 確かに。なんか突然目覚めていっぱい出てきて。
で言うと、人間とは生物学上ほぼ同一の存在なんですよ。 うわーそうなの? えーそうなの? 極めて近い体、そして血液の成分を持っています。 全然近くねーけどな。なんかその見た目というか。
あーでも人間体があって。 あーそっか。確かに確かに。なんか怪人体とその普通に人間の姿の。あれ何?そうなの?生物学的な話なの?なんか人間に化けてるとかじゃないの? 違います。
二つの形態があるっていうだけの話ね。 えーあーなるほど。 人間ぽい見た目の方もちゃんとグロンギの姿です。 あーそうなんだ。あーなるほどね。
あいつら一体何なのかっていうと、人類に極めて近い超古代の光線的な戦獣民族ですと。でそれが封印されていて現代に蘇ってきたと。だから古代人なんですよ。
あーはいはいはい。 で普段は外見は人間体はほぼほぼ我々現代人と変わりないですと。ただ人間を遥かに上回る運動能力、身体能力と強靭な体を持ってますと。
それはなんか人間体の状態でもその強靭なの? そうですね。 あーその状態でも。その怪人体になる理由って何なの?
怪人体はよりその動植物の能力を使うことができる。 あーそうか。単純に人間体のままでもその筋力とか強いんだけど、変身すると特殊能力みたいなのが使えるみたいなものか。
そうですね。でまぁちょっと今言ったように怪人体の方は動物、植物、昆虫とか、あと魚とかっていうものを模した体になっていて。
ゲームとしての殺戮
確かにコウモリとかいたね。 コウモリとかヤマアラシとかカマキとかサメとかいろいろいるんですけど、そういった動植物とかの力を使うことができるのが怪人体ですと。
でまぁそのさっきも言ったようにグロンギーっていうのは超古代の後戦的な先住民族っていう。 後戦的なんだ。
そう、めちゃめちゃ後戦的ですというのもあって、これ空話のすごい良いところなんですけど、そのグロンギーっていうのが独自の言語と文化を持ってるっていう。
あーなんかガギ語ガクガみたいなこと言うよねなんかね。 そうそう、グロンギ語だね。
はいはいはい。 そう、グロンギーっていうのは独自の言語で喋るんですよ。だから作中でもグロンギーたちはこのグロンギー語で喋るシーンがあって、
初見だと何言ってるか分かんないシーンっていうのが多々あるわけですよ。でそれが結構不気味だったりするんだよね。
ちょっと質問していいですか。 はいどうぞ。 グロンギ語は明確な言語体系があるの? あります。
あるんだ。なんでこれ聞いたかというと、ハンターハンターにもハンター文字っていうのがあって、ハンターハンター読んだことないんだっけ? ない。
でもアニメはちょっと見たんだっけ? ある。 でもなんかさ、いや覚えちゃうか分かんないけどさ、ハンターハンター街の看板とかにさ、
ハンター文字って言われる、なんか日本語っぽくない文字書いてあるじゃん。 なんかXがいっぱいあるやつみたいな。 なんかそのなんか記号みたいなやつあるじゃん。
あれハンターハンターも実は全部読めんのよ。 解読できるんだよね。 そうちゃんと五十音あって、あはこういう記号ですとか、いはこういう記号ですとか、かはこういう記号ですとかあって、
まあ基本的に日本語と同じ、五十音と同じ体系であるんで、なんかそのファンブック買ったりとか、あと俺はなんかハンターハンターのトランプ買ったらついてきた、なんかハンター五十点みたいなやつとか、なんかそういうの持ってる人がいれば、普通に漫画読みながら、あ、これこうやって書いてんだっていうその、漫画内で別に説明ないけど、読もうと思えば読めんの。
グロンギ語もわかってれば何しゃべるかわかる。 あるある、あの五十音対応表みたいなのがある。 あーやっぱ同じなんだそこも、あ、五十音なんだ。 そう。しかもこの仮面ライダークーが字幕版があります。 字幕版?字幕版ってどういうこと? グロンギ語に字幕がついてんの。 えーえっくんさんそれは、え、字幕版じゃないのかってこと?
字幕版じゃないのは本当に、普通にテレビで放映されてたやつで、全く字幕がついてなくて、グロンギ語はそのままグロンギ語でしゃべられていて、ちゃんと調べないと何言ってるかわかんない。で、ブルーレイには字幕版がついてて、グロンギ語でしゃべってるシーンには下に日本語で、洋画のさ、字幕があんじゃん、あれみたいに日本語字幕がついてるっていう。 グロンギ語だけ?普通の日本語だけ? 日本語にはついてない。 あーだからグロンギ語に字幕つけるかつけないかを選べるってことね、はいはいはい。
っていうのがあったりすると。 あーなるほどねー面白。 あと、言葉が違うだけじゃなくて、数の数え方も違うんですよ。 うわ、細っけ。細っけ。
さあ、クイズです。我々は何信法を使っていますか? 受信法? そう。グロンギたちは9信法で数えました。 うわー細っか!細っか!
あと受信法って言ったけど、二信法の人もいるよな。 うーん、もういるっていうか、使うときも。 使うよな。ちょっとあの、IT的な形だと使ったりするけど。
まあ基本的には受信法だけど、9信法なんですよ。 だから作中でグロンギ語で数を数えるときも9信法で。 バギングバギング。 バギングバギングって言って数えるんですよ。
バギングって何? えっと、ナインが。数を数えるときは9じゃなくて、ナインっていう英語に1回置き換えてそれをさらにそのグロンギ語の対応表に当てはめてやるとグロンギ語になるっていう。 バギングバギングはナインがナインっていう。9×9っていう。81みたいなのがある。
のがグロンギの文化、言語でございます。 他にも我々現代人と違うところがありまして、考え方が全然違いますと。どういうことかと言いますと、さっきも言ったように非常に抗戦的です。
暴力による殺人を快楽としていて、古代から他の民族の大量虐殺を繰り返してきた。 サイヤ人みたいだね。 まあ、そういうイメージでいいとか。 それが楽しいんだ。虐殺とか侵略が楽しい。ほんとサイヤ人みたいだね。
そういうことをずっとやってきた種族っていうのがグロンギですと。 まあでもなんか言ってもおかしくないよな。特殊能力とかもともとあった? それはもともとあった。 じゃあなんかやっぱそのそれを活用する。ある意味自己実現というか。ね、我々人間が。 強さを固実するみたいな。
我々人類がそのなんかさ、例えば絵を描いたりとか歌を歌ったりとかと一緒でこんなに強いんだから使っちゃうぞっていう才能を使って潰しちゃうぞっていうのはなんか自己実現の方法としては別にあるはあるよなきっとな。 で、まあそういうのが今回仮面ライダークーが出てくる怪人なんですけれども、でここでやっとその怪人が組織で動いているのに1体ずつ出てくるのは何でだっていう話に戻ってくるんだけど。
まあグロンギもその種族として集団で動いていますと。ただグロンギってその大量虐殺を楽しいと思っているから、この作中ではゲームとして殺戮を行っていると。
はいはいはいはい。 で、それどういうゲームかっていうと決められた時間内に何人人間を殺せば成功とか、あとはプラス特殊な条件があって、例えばバイクに乗っている人間だけを100人殺すとか。
あとは犯行予告を行ってそれ通りに567人殺すとか、いろいろな条件を設けて人を殺すゲームを作中としてずっとやってるわけ。
単純に殺すのが好きっていうだけじゃなくて、もっとちょっと文化的というか、さらに殺しをゲームとか遊びに発展させてるんだ。 知能を持ってるんですよ。
まあ確かにゲームをね、ずっと同じゲームやっててもね、縛りプレイとかするもんね。 まさにその縛りプレイをやってる人たち。
まあしかも人間なんかそんなに比べたら雑魚だろうから。 悲劇なんでね。 そりゃあね、ただ殺すだけでつまんないからもっと
ひねり入れてみようとかやるだろうね。 そうそう。強いグロンギになればなるほど難しい条件でゲームをするっていう風になってるわけですよ。
なんかね人間ぽいね。あのさ、セキローってゲームわかる? あのー
グロンギのゲーム文化
武者のゲーム。 そうそうそうそう。あのフロムソフトウェアが作ってる、まあ死にゲーって言われてる、まあめっちゃむずいゲームなんだけど。
なんかこの間目隠ししてプレイしてる人がいて、全部覚えてるのよ。何歩進んだら壁でとか、ジャンプここに2回やったら敵の攻撃を受けれるとか全部覚えてるのよ。
なんかその配信やってて、確かゲーム配信。なんかそういうの見てるとさ、もう一緒というかあれ意味。なんで人は縛ってその、より難所に立ち向かおうとするのかっていうその、なんかさ、ちょっと思い出した。
まさに一緒ですよ。 強ければ強いほどは、もっと難しい条件で殺しちゃうぞってことでしょ。
で、そのゲームをしている。で、そのゲームは必ず一人で行わなければいけないっていうルールがあるから、グロンギは1体ずつ出てくるっていう。
だからそこ、1体ずつ出てくるの変じゃん、みんなで行こうじゃなくて、1体ずつ出てこなきゃいけない設定を作ることによって、ちゃんとシナリオの幅を作ってるってことか。
そういうことです。 じゃあ2体同時とか出てこない?ずっと1対1。
えっと、そのゲームとして人を襲うのは1人。ただ、登場はしてる。もちろん。他のグロンギも生きてるから。だけど、その人を襲うのは1人。
クーガ対2体とかはない? えっとね、なくはないよね。でもそんなにない。本当に。本当に少ないね。複数で戦うっていう。
クーガとの戦い含まれてない?1対1で戦おうっていう。
クーガを倒すこともそのゲームの1つにはなってる。やっぱ戦うのが好きだから。かつ、よりスリリングな戦いがみんな好きっていうのもあって、グロンギの中でも好戦的なやつがいたりとかして、そいつはもうクーガ俺が倒しちゃうぜみたいな感じでやってきたりするし。
基本はもうみんな1人でゲームを楽しんで、クーガっていうボーナスキャラみたいなのが出てきたら、こいつを倒したら500点出せみたいなことか。
名を上げるために倒すとかっていう。
その観点で見るとおもろいな。グロンギ側の方がむしろちょっと親近感はない。
親近感湧くの?こわ。
いや、わかるじゃん。楽しみ方というかさ。別に俺もゲームとかするからさ。隠しキャラ出てきたみたいなさ。こいつ倒したらレアアイテム手に入るんじゃないかみたいなさ。ことじゃん。人間倒して楽しんでたのに強いやつ出てきてみたいな。
そういう感じなんだね。
そうなんですよ。
なるほどね。
で、それが1体ずつ出てくる理由なんですけど、ちょっと余談にはなっちゃうんですけど、このグロンギたちがまあ怖いんですよ。
うん。
見た目もそうだし、独自の言語使うし、得体の知れない感じが。
急に出てきて、見た目怖くて何喋ってるかわかんないけどめっちゃ人殺すんでしょ。
そう。
まあ怖いよね。
あと演出も怖くて、殺人の描写がね、すごいホラーっぽくて怖い。
それ言うよね。ホラーの描写って、前回言ってたけどホラーの演出をよく使うみたいな。どういう?
例えば、メ・ガリマバっていう怪人。
メ・ガリマバ。
メ・ガリマバ。これクーガの怪人ね、ちょっとね、名前の付け方が独特で、メ・ガリマバとかズークムンバとかゴジャラジダとか。
ゴギガガガギゴとか。
それはないんだけどね。これを説明すると、メ・テン、中黒。ガリマ・テン・バっていう表記をするんだよね。最初のメっていうのが、そのグロンギの階級を表すんだよね。
ズ集団、メ集団、ゴ集団、ラ集団っていうのがいて、階級があるのよ。で、ズが一番低い。初級、メがその次中級、ゴが上級みたいな感じで、で、ゲームをクリアしていくと、その階級が上がるっていう。
エーペックスなの?ブロンズとか。
まさにそうです。
ゴールドとか。プラチナとかってことか。
そうなっていくわけよ。
あいつは、そっか、その名前だから超プレイヤーなんだみたいなことなんだ。
で、その階級が上がると、ゲームの縛りも強くなっていくと。
マジでゲームじゃん。マジゲームじゃん。
マジゲーム。
すごっ。いや、そうなんだ。
で、真ん中のガリマとかっていうのが、名前の部分。で、これはそのモチーフになった動物とか昆虫とかの名前が、名前の由来になっていることが多くて。
例えばガリマだったらカマキリ。ちょっと語感に似てるじゃん。ガリマ、カマキリ。
わかんないけどまぁまぁまぁ。
カマキリのカーマ、キ、キがなくてリとかですね。取って並び替えたりすると。あとズゴーマグだったらゴーマっていう名前がコウモリから来てるとか。ジャーザってやつはサメのシャークから来たりとか。
シャークって感じするかもね。ジャーザは確かになんか。
で、さっきのメイカリマバの例で言うと、最後のバっていうのは昆虫モチーフだとバ。グだと哺乳類とか、違うな。飛ぶやつか。羽を持ってるやつ。
なるほどね。
っていうちゃんと名前の法則が決まった。
なんか面白いね。種族だという設定があるからさ。なんか単純に、それなかったらああそういう怪獣の名前なんですねなんだけどさ。
そういう構成的な種族ですって前提があるからさ。なんかオノズとさ、そんな種族ってことは名前もさ、わかりやすく階級とかをつける、ゲーム特化の名前になるよねっていうカルチャーがちょっと見えるね。
例えばメイカリマバだとメカイキューのバっていう昆虫につく。だから昆虫さんたちの中のガリマさんっていう名前になってんだよね。
それ面白いよな。
階級名前名字みたいなイメージかな。
そうだ、本当にその種族はあれなんだね。グロンギーはなんか本当にもう生活の中心がそのゲームなんだね。
そうだね。
だからもう名前にもゲームやりやすい名前になってるしみたいなことだ。すげーな。おもしろ。グロンギー面白くなってきた。
恐怖の殺人描写
いやグロンギーめちゃくちゃ面白い。
グロンギーのカルチャー面白くなってきた。聞けば聞くほど、そういう趣味というかだからこういう名前になってとかっていう。
服装とかもね、あったりするし。
服装。
結構その装飾品が多い。
えーそうなんだ。
あとはタトゥーを入れてたりとか。そのタトゥーは自分がその怪人体がモチーフになってるその動物とか。
あーそれも結局戦闘がその生活の中心だからその俺はこういう戦い方をするぜみたいなものをおしゃれとして持ったり。
面白っ。めっちゃカルチャーじゃん。
いや本当にそうなんですよ。
やばっ。
ちゃんとそこまで考えられる。
おもしろ。え、面白っ。めっちゃ面白いんだけど。え、やばっ。
そうなんですよ。
おしゃれだよね、なんか。
うん。
だからそのヒップホップの人がさ、そのヒップホップってさこう俺すげえんだぜっていうのを出すから高いこのジャラジャラつけたりするんだけどブリンブリンつけたりするんだけどさ、
それはそういうヒップホップのカルチャーだからそういうおしゃれだったりするわけじゃん。ストリートでやるからストリートっぽい服装だったりとか。
まあ逆にいろいろあるじゃん。そのカルチャーカルチャーそのビジネスマンはビジネススーツ着るとかみたいな感じでさ、
戦闘民族だから戦闘がおしゃれになってるっていうのはすごい。本当に文化が見える。
人間体で装飾品もつけてるのもそうだし怪人体も装飾品ついてて、それ何でかっていうと、
クーガってそのさっき前回か言ったようにその辺にある棒を持ったらドラゴンフォームはそれを棒術に使う武器にするっていうあるじゃん。
グロンギも同じことができてる。
そうなんだ。
で、自分が使う武器になる、元になる装飾品を体につけててそれを体からちぎって武器にして戦うことができるっていう。
ちょっと厚い。シャーマンキングっぽいね。
あれもそっか。身近なものに。
身近なものっていうかあれは自分の、シャーマンキングは例を使って戦う作品なんだけど、自分の例に関係あるものを武器にできる。
侍だったら刀。
刀とか武将だったら槍とか。
薙刀とかってあるから、それにも近いというか、自分の能力がこうだからそれに近しいものを持ってそれを武器に変えるみたいなことができるってことでしょ。
おもろ。
で、グロンギの殺人描写が怖いという話に戻るんだけど。結構それちゃったけど。戻るんだけど、例えばさっき出てきたメガニマバって怪人だと、殺人のターゲット、ゲームで殺す人を持ってる薙刀みたいな、剣みたいなものかな。
鎌切りモチーフだから。それで首をすれ違いざまに切るっていう殺し方をするんですよ。それだけじゃなくて、切り方が鮮やかすぎて、切られた人は気づかないんだよね。
で、すれ違いざまに首切って、ガニマが振り向くなって言ったら、切られた人がえ?って反応した後に、地面に落ちる血まみれのネックレスとドサッという音だけが聞こえるみたいな。
それでも気づかぬうちに首を切られて死んでるみたいなことが描写されてる。
演出としてね。
そうそうそう。
かっこいい。またつまらぬもの切ってしまったみたいな。シャシャシャシャッチンってやったらバラバラみたいな。かっこいい演出だな。
あとはね、宿狩りモチーフの怪人がいるんだけど、そいつはトラックを使うんだよね。
宿狩りだから?
そう。
で、そいつはそのトラックを使って人間を殺すっていうゲームをやってて。
トラックって本当にあのトラック?
人間、我々が使ってるトラック。俺は乗れないけど。
椅子のやつみたいなやつ?
そうそうそう。で、その人間を行き止まりに、袋小路みたいなところかな?ところに追い込んで、トラックでバックするんだよね。
で、バックします。バックしますってずっと流れてんの。で、バックしますって流れて、だんだんだんだん人間が押しつぶされていって、キャーって血がバーって出るみたいな演出があったりとか。
でもトラックって能力じゃなくて普通じゃん。
いやなんかね、その人間の文化に興味を示すやつとかもいたりして、なんかその宿狩りのやつ、俺がすごいなと思った演出っていうか描き方が。
え、そのトラックって本当にトラックでしょ?
本当にトラック。
そいつの特殊能力で作ったトラック?
じゃない。
普通に運転して潰すってことでしょ?普通の人もできる殺し方ってことだよね。
そうそうそう。
ああそうなんだ。
でそいつがトラックの中にあった工事現場で働いてる人が着ける腕章みたいなのが安全第一みたいなの。それがトラックの中にあって、なんかそれ気に入ったらしいんだよね。
でそれを取って自分も着けようとするんだけど、それの着け方が俺すごい印象に残ってて。
なになに?
服に着けるんじゃなくて、自分の皮膚に安全ピン刺して着けるっていう、もうこいつもう人間じゃねえなっていう描き方。
いやめっちゃいいんだけどちょっと。
文化じゃん。だからその服に着けるって文化がそもそもないんだもんね。たぶんさっきの話だけど。装飾品着けるけど、基本たぶん体に着けるだろうから。
そもそもそこからだからもう、なんかその人間と同じようなことをするけど明らかに人間じゃないみたいなのも。
しかも痛みもそんな安全ピン程度じゃ感じないみたいな。
人間じゃないさも脱しつつ。
グロン貴族ならではの文化も見える。
めっちゃいいじゃん。
めっちゃいいですよね。めっちゃいいじゃん。めっちゃいいじゃん、クーは。
そうなんですよ。
はいはい。
っていうのがグロン貴族ですと。
マジ楽しくなってきた。もう設定細かいのマジ大好き。
うわ嬉しい。いいなあ。
じゃあ続いて。続いての特撮あるある。
警察の役割
二つ一気にいきます。
もう言ってくれよ。話が進まないわこれ。もう言ってくれよさっさと。
まず1個目。ヒーローが戦ってるのにその時警察は一体何してるの?
あとはなんでヒーローは怪人がいるところに都合よく出くわすことができるの?っていうツッコミどころ。
確かに。
これはクーガでどうしているかっていうところなんだけど、まずこのクーガの作中では警察はめちゃめちゃ活躍します。
活躍するんだ。
活躍します。で、そもそもこの作品を作る際に脚本を書いてる荒川なるひささんっていう方が警察に、実際の警察に怪人が出た場合って警察どう対処するんですかっていうふうに聞くところから脚本作りが始まってる。
面白え。確かに。どうすんだろう。
そういった部分もしっかり織り込んで描かれてる。で、作中でどういう活躍を警察がするかっていうと、主にクーガのアシスト部分にはなるんだけど、最初はクーガもグロンギと同じく人を襲うんじゃないかって警戒してたんだけど、だんだん戦っていくうちにそうじゃないっていうことが分かっていくと。
で、それでクーガと警察が連携してグロンギを倒すようになっていくわけ。で、この過程もしっかり描かれてて、これもすごくクーガのいいところなんだけど、じゃあどういうふうに連携するのかっていうと、ここでなんでヒーローが怪人がいるところに都合よく出くわすことができるのっていうところの理由付けになってくるんだけど、
まずこの作品では警察官がその未確認生命体ことグロンギの犯行を見たりとか、あとは市民からの通報を受けますと。で、それでその警官とかが警察本体にまず連絡を入れますと。
出ましたと。未確認のやつが出ましたと。
確認出ましたと。で、警察にまず司令渡って、そこからクーガのバディともいえる刑事、市城さん。その未確認生命体対策犯みたいなところにいる市城さんに連絡が入って、そこからクーガである後代雄介に連絡が入って、それで後代が現場に向かうっていう流れがちゃんとできてるんですよ。
怪人の周知は全国展開されてるんだ。警察組織というもので。なるほどね。だからなんか虫の知らせとかじゃなくて、ちゃんとどこどこに何々が出たっつっていけるってことね。
で、あとは他にも居場所を知らせるだけじゃなくて、連携としてはクーガが周りに迷惑をかけずに思う存分戦えるようにできるだけ被害が出ない場所にグロンギを誘導したりとか。あとはグロンギの行動パターンを解明してクーガを次の出現地点に向かわせたりとか。
グロンギってゲームで殺しをやってるから、その縛りの条件によってある程度パターンが出るものがあるんだよね。それのパターンの解明を警察がやる。
こいつはいつもこういう殺し方してるから次はここに出るはずだとかっていうのを。
地図上にマッピングするとなんか渦上になるとか。あとはこの怪人はこの未確認生命体はこういう場所で人を殺すぞ。じゃあ次はここに出るんじゃないかみたいな。
よくできてんなぁ。そのゲーム性だからそこも幅が出るね。
なるほどね。おもろ。
あとはグロンギの弱点を調べてくれたりとか。
めっちゃ活躍するじゃん。
めちゃめちゃ活躍する。あとクーガにバイクとかの備品を提供したりとか。
めっちゃ活躍するじゃん。すごい。
本当にその警察は警察でできることをやってるっていうのがこのクーガっていう作品の警察なんですよ。
いいですね。
っていう感じでちゃんと警察も活躍するっていうところが描かれてる。
なるほど。
登場人物の日常
続いての特撮あるある突っ込み。登場人物の私生活どうなってるんですか。
主人公とかヒロインとかも結構描かれることが多いからそこはわかるんだけど、その周りの登場人物とかその世界で生きてる人たち。
一般人。
そう。怪人が出てくる世界でどう生きてるんですかっていう。
確かに。買い物とか行けないの怖くて。
そうなんですよ。っていうところもちゃんと描いてる。
へえ。
まずはですね、例えばクーガの周りの人たちの生活でいきますと、ちゃんと描かれていて、さっき警察の話も出てたんだけどクーガのアシストをしてくれる警察の組織。
過経験。科学警察研究所。通称過経験。これ現実にもある組織なんだけど、科学的に検証する組織。警察の中で。
何か事件が起こった時にそれを科学的に検証して、例えば現場に残された成分とかから検証するみたいなところになってる組織なんですけれども、クーガにもその組織が出てきますと。
だからそのグロンギーが出た現場に残ったグロンギーの体液から成分検出して、こいつはどういう戦いかどうする。だからこういう対策を取ろうみたいなところを考えることをやってるところなんですけれども、そこにエノキダさんという登場人物がいますと。
この人がめちゃめちゃ仕事ができる人で、この人のおかげでグロンギーに最初警察何もできなかったんですよ。クーガに頼りっきりで。なんだけどこの人のおかげでグロンギーにも通用する銃弾とかが作れるようになった。
すごっ。え、銃弾ってことはなんか戦ってたんだ普通に。
そうです。警察も戦います。クーガみたいに完全にこう倒せるかって言ったら、そこまで行けたところもあるのか。最終的には行くんだけど、基本的にアシストではあるんだけど、ダメージを与えたりとかしますと。で、重要な部分というか、主導しているのがこのエノキダさんなんですよ。
で、とっても有能なんですよ。有能であるがためにずっと仕事しなきゃいけないんですよ。二確認生命体ってずっと出続けるから。もう追いつかない。本当にグロンギー出たら困るから家計研頑張んなきゃいけないんですよ。で、中心人物のエノキダさんは全然休めないんですよ。
いや、めっちゃリアルじゃん。仕事できる人に仕事集中しちゃうみたいなやつ。めっちゃ社会じゃんそれ。
で、その結果どうなるかというと、エノキダさんは息子との関係が悪くないです。
ちょっと待って。予想外だった。可能で倒れるのかと思ったら。
違います。 仕事ばっかりでパパってこと?
エノキダさん女性なんですけど、お母さんなんですけど。小学生の息子が。あのメガネの人覚えてる?
なんかキリッとした女性いた気がする。なんかいた気がする。
で、そのエノキダさんが小学生の息子がいるんだけど、仕事に時間を取られて息子との約束を果たせなかったりとか。
せっかく家族で出かけても二確認生命体が出ましたっていう連絡を受けて、すぐそっちに行っちゃったりするわけよ。
あと授業参加に出られなかったりとかね。それで段々と息子との関係が悪くなっていくっていう。
嫌だ、嫌だな。
それでもう母親っていう立場と、仕事での責任の板挟みになるわけ。
うわー、そっか。
エノキダさんは幸い周りの人の力を借りながら、一応息子との関係も良くなっていくんだけど。
そういうグロンギーが出たことによる影響で周りの人がどういう悩みを持つのかとか。
そのホームドラマみたいな展開があるんだね。
そういうところもちゃんと描いてるっていう。
あとはエノキダさん以外の例で言うと、第27話でプールにいる人間を襲うゲームをしているグロンギーが出てくるんですけど。
ニッチとな。
海洋生物モチーフだから。
プール縛りなんだね。確か夏はいるもんね、人はプールに。
で、ある登場人物がその輪の最初に楽しくプールで遊んでて。
で、家に帰ってテレビを見たら、自分たちがさっきまで遊んでたプールに未確認生命体が出て、人が殺されましたっていうニュースが放送されてました。
で、めちゃめちゃ緊張が走るシーンがあって。
怖っ。間一髪みたいなことか。
この辺なんかね、今見るとコロナ禍の最初の頃を思い出すというか、ちょっと違ってたらもしかしたら自分たちも同じようになってたんじゃないかっていう。
まさにサリン事件とかじゃない?
確かにそうかも。
一個前の電車に乗ってたら死んでたとか。
そこかもね。まさにそこかも。
聞いたことあるよ。何時の丸の内線に乗ってたら危なかったとかって話聞いたことあるから。なんかその雰囲気するな。
で、もしかしたら自分たちも同じことになってたかもしれないし、もう外にはどこに未確認生命体がいるかわからないから、外出を控えようっていうふうにだんだん。
コロナ禍っぽいちょっとね。
あ、なるほどね。
そうそうそう。
そうだよ、なるよね。だってそんな遊んでらんないよね、外で。そんな日々、人が殺されてるのに。
子供たちも集団投稿、集団下校するようになるし。
ああ、なんかリアルだね。
っていう感じで、怪人とか仮面ライダーが出ることで変化していく世界で生きる人々の生活とか。
異常性的なものがね。
心情とか本当に丁寧に描いてるんですよ、空画。だからこの仮面ライダー空画っていうのはテレビドラマとしても本当に面白い作品になってるんですよ。
怪人が出るからどうとか、仮面ライダーがどうじゃなくて、こんなこと起こったら人々はこうなっていきますよっていうドラマになってるわけだ。
そうそうそう。そこまでちゃんと描いてるっていう。
怪人は日本にしか出ない。
日本にしか出ない。
今のところ日本で目覚めたから日本でゲームに行こうしてるんだ。
そう。
世界一体はしてない。
そうですね。
なるほどなるほど。
さあ、続いての特撮あるあるというか、ツッコミどころですね。
暴力のテーマ
ああ、いっぱいあるな。なんだなんだ。
これが一応最後かな。今回用意したのでは。いよいよここですね。そもそもヒーロー側がやってるのも暴力なんじゃないですかっていう。
ここに行くんだ。暴力なんじゃないですか。
はい。
その正義とか言ってるけど殴って蹴って人殺すの、人っていうか生物を殺すのどうなんだみたいなことね。
そうです。ここにも触れながら冒頭にも言った、制作人がこの仮面ライダークーガーという作品を通して伝えたかった非暴力というテーマがあるんだけど、それを作中でどのように伝えていたかっていうところを紹介していきたいと思います。
はい。
じゃあどう描いてたかっていうところまずいくと、その語ろうクーガーアイドル読記っていう書籍でプロデューサーのタクテラーさんが非暴力を訴えるためにまずその暴力の恐ろしさをきちんと伝えるシーンが必要だったと語ってますと。
ああなるほど。
でこの言葉通りですね、仮面ライダークーガーっていうのはもう本当に暴力をしっかり描写してると。具体的には怯える苦しむ血が出るちゃんと死ぬっていう。
ああでもそれいいね、いいねって言いながら暴力いいねみたいな感じだけど。
怖い。
いいね。
やっぱグロンギーわかる?グロンギーのことわかる。
血とかいいよねじゃなくて。
共感しちゃうグロンギー。
俺の大好きなさ、ラスワス2もそれじゃん。ちゃんと人が殺されて死んでもうはちゃめちゃになるから復讐って本当に良くないよ。
別にあれは復讐良くないよって話じゃないんだけど、言わずともさ、復讐って怖いものだなっていうのがわかるじゃん。
それはなんかただ復讐って良くないよねっていう話じゃなくて、きちんと恐怖があるから伝わるものだからさ。
確かにその非暴力を伝えるためにその暴力をちゃんと描くっていうのは理にかなってるとかそうだなっていう。
まあグロンギーに襲われた人間は怯えて苦しんで血も出てちゃんと死ぬっていう。残忍かつ無慈悲に殺されてしまうっていう。
血多いよな。
めっちゃ空が血は出ます。めちゃめちゃ血は出ます。それだけじゃないんですよ。
非暴力を訴えるためにそこを超えて怪人側だけじゃなくてヒーロー側の暴力っていうのもしっかり描いてる。
っていうのがまあそもそもヒーロー側がやってるのも暴力なんじゃないのっていうところにアンサーになってくるんだけど、まずこの点を仮面ライダー空がは逃げずにしっかり描いているわけですよ。
今の俺が行ってきた超空画展でもその小田切城さんが案内役を務めた音声ガイドがあるんですけど。
うわマジで小田切城さんそんなことやってんの。
感動ですよ本当に。
今なんかその熱くない?仮面ライダーじゃないんだけどさ、今戦隊モノでさ。
50周年のコメントめちゃめちゃ出てるよね。
千葉雄大さんとか松坂豊さん、横浜流星さんとか語ってるよね。その作品の魅力とかって。
今はもう名優というかさ、方々がさ、ちゃんと大事にしてるんだなっていうかさ、自分たちのデビュー作だったりその若手の時に出たり。
その感じあるよなっていう話だったんだけど、小田切城さんも関わってるんだ。
でその音声ガイドの中で、カメラライダー空賀っていうのは日曜朝のヒーロー番組でありながら、
ヒーローの暴力性
正義のヒーローの戦いも実質的には暴力であり、平和を目指すための手段としては不適切であるという訴えをシリーズを通して投げかけたっていう風に語られています。
ちょっと空賀てん気になってきたな。音声ガイド聞けんだ小田切城さんの。
聞けます。
ちょっとそれ面白そうだな。
めちゃめちゃ良かったっす。
面白そう。
で本当にその辺をしっかり描いてたんですよ、この仮面ライダー空賀。
でその良い例がですね、これが空賀の中でもかなり印象深い回として上げられることの多い34話35話なんですけれども、
この回本当にすごいから是非見てほしいんですけど。
前なんか話さなかった雑談とかで。
いや、番組ガイで笹子に喋って。
番組ガイかあれ。
この回はですね、ゴ・ジャラジダっていう怪人が出てきて、山嵐モチーフ。
聞いた聞いた。
やつなんですけど。
覚えてる。
こいつが、あー悪いやつだよ。
めっちゃ嫌なやつでしょ。
めっちゃ嫌なやつなんですよ。
残虐なやつだよね。
隠室で残忍で。
うん。
でどういうふうなことをするかっていうと、まず標的として中学生とか高校生くらいの子供を選んでいると。
それもう嫌だもんね。
もう。
それ縛りっていうか普通に嫌だよ。
で単に標的を殺すだけじゃなくて、精神的に追い詰めて怯える姿を見て、さらにこう愉悦に浸るっていう。
マジで最悪な怪人なんだけど。
最悪。
こいつのやってたそのゲームっていうのが、期間は12日以内。
で、みどりかわ学園っていう学校に在籍する2年生の男子生徒を90人殺すことがクリア条件。
一学年の男子を殺すっていう。
で、その殺し方はですね、極小のほんとに小さい針をターゲットの脳に打ち込みますと。
で、その打ち込んだ4日後に脳内でその針を変形させて、大きくさせて、脳内出血を引き起こして、その標的を濃厚測定にして殺すっていう。
最悪。黒すぎる。
普通に。
で、さらにやばいのが、こいつ、それ以上はルールで決まってないのに、ただ楽しいからっていう理由で、殺すターゲットに脳に針を差し込んだ際に、お前4日後に死ぬからっていう風に宣告する。
そして、ちゃんと4日目にそいつの目の前に現れて、宣告通りに死ぬっていう絶望感を与えて、恐怖に怯える姿を見て喜ぶ。
そして、苦しんで死んだそのターゲットの葬式にまで現れて、惨劣した同級生が怯える姿を見て、さらに楽しむ。
うわ、マジで最悪なやつだ。
やば、徹底してんな。性格の悪さも徹底してんだね、その。そのなんか、設定とかだけじゃなくて、ちゃんとその性格悪いやつは、もうとことん性格悪いぞっていう。
そう、愚論義ごとに性格が全然違うっていうのも、やっぱちゃんと描かれてる。
え、その、針を打ち込むってのはどうやって打ち込むの?
山嵐の怪人だから、能力として針を持ってんの?
まあまあ、多分そうなんだなと思ったんだけど。え、もう直接会いに行ってってこと?
ああ、そうそうそうそう。
なんかピンみたいな音。
四角からピンっていう感じで打ち込んで。
打つの?なんか、銃みたいに打つみたいな。どうやって。
そこまで描写されてなかったかなあ。
ああ、なんか打ち込まれるんだ。
そう、なんか結構打ち込まれた後の人が出てきて、描かれるっていうのが多かった。
初めてなんかこう、怪人がこうやって打ち込んでるみたいなところは、なんかはっきりは出ない。
そう。
けど、まあ、ハリネズミ、ハリネズミだっけ。
山嵐。
山嵐、山嵐だから、まあ、針を打ち込んで、怯えさせる描写が必要に描かれるわけだ。
そう。なんか打ち込まれた後の人たちがたくさんいて、みんな怯えてるっていうところから、この34話ってのが始まる。
結構。
冒頭がめちゃめちゃ怖いんだけどね。なんか、4日目になった少年が家族に見守れながら、母親とか父親に、「いや、4日後に死ぬなんてそんな嘘だ!」って言われてるんだけど、少年はめっちゃ怯えてて、
でもあいつが、4日後に死ぬって言われてて、つって、手で顔を覆うんだ。恐怖で。
そして、手を離したら、めっちゃ鼻血が出てる。
うわ、怖っ。
な、な、なにこれ、うわーっつって、病院の外のシーンに、まあ、カメラが映って、叫び声だけが聞こえて、その少年が死ぬっていう。
怖っ。
ところから34話始まるんだけど、もうこのゴジャラジダっていうやつが本当に最悪なやつっていう。
恐怖と自殺
え、それあれ?スモークさんのやつ?
そうそうそう。
今ちょっと使う構え言ったから、ちょっとサッと入れたけど。
そう。
もう使ってもいいかもしれない。
少年の母親役で、我々の恩師が。
そうそうそう。
出てらっしゃる。
あの回、その回か。
そう話すと、我々の学校とかで教わった声優の先生がいらっしゃって、俳優としても活躍されてるんだけど、空外に出てるらしいって知って、え、どこの回だとか言って見てたら、そしたらこの回かって言って。
何?何?何?みたいな。どの回?みたいな。
あ、それ、その回か。
そう。
最悪だな。
なるほどね。はいはい。その子見たなと思って、病院で。うわーみたいなやつ見たなと思って。その回か。
その回なんすよ。で、こういった最悪の殺し方をするこのジャラジっていう怪人。で、何人も、90人殺すから何人も殺していくんだけど、そんなことをやってるうちにですね、この死ぬ宣告をされた生徒が一人、恐怖のあまり、このジャラジっていう怪人に、
うん。
よくわからない殺し方をされるっていう恐怖から脱出するために。
うん。
発作的に、病院の窓から飛び降りて自殺するっていうシーン。
いやでも、うわー。いやでもあるよな。
いやあるよね。
そのいつ苦しんで死ぬかわかんないんだったらもう、いっそ死んじゃおうみたいな。あるよな。
そこまで描いてるっていう。
うわ、え、どうする?自分が。
いやもう。
4日後死ぬ、その冗談じゃなくたぶんほんとに4日後に死ぬな。
周りの人たちは死んでるわけだよね。
で、どうする?4日間生きる?それとも、もうどうし死ぬならって言ってこう、楽になれみたいな自殺しちゃう。
いやー俺は生きるね。
4日間。
うん。
いつ、恐怖の中で4日間生きる?
うん。
やっと。
いやもうやり残したことっていうかもう、親とかに感謝を伝えに行くね。たぶん。
ちょっとあの、メールでね。
そうですね。
皆さんだったら、4日後死ぬってなったらどうするか。
あなたがジャラジに襲われたらどうしますかっていう。
送ってもらいたいけど。
え、どうするかな、でも俺もそうかな、なんか4日でできること探すかもやっぱ。
うん。
死ぬのはもうしょうがないから、それこそなんかその、なんかその、親に会いに行ったりとか、友達に感謝を述べたりとか、なんか手紙を書いたりとか。
4日だからそんぐらいしかできない気もするしさ。
なんかそれはそうかもな、もう。
怖ぇー。
怖いでしょー。
リアルに考えちゃうよね。
怖ぇー。
めちゃめちゃリアルなんですよ。で、クー学校と五代ゆうすけは、普段ほんとに気のいい兄ちゃんって感じなんですよ。
そう、なんかニコニコした。
そう、明るくて。
そのー、今の、なんか今のミステリアスな大げさでしょ、ちょっとは。想像つかないぐらい結構爽やかで、にこやかな青年だよね。
そう。で、グロンギと戦うときも、そんなに感情をむき出しにするってことはなかったんだけど、このジャラジに関しては、怒りのあまり一方的にボコボコにするわけ。
うーん。
まず馬乗りになって顔面を何十発も殴って血まみれにした後、バイクで引いて足折って、
すごいバイク。
湖まで連れて行って、で、タイタンホームになって剣でめった刺しにするわけ。
はぁー、すごいね。
で、その時に怪人であるジャラジは、クーガに対して超怯えた様子で、何の抵抗もできずに、おじけづいて。
で、ジャラジが被害者の人間にやった時の逆パターン。
まあまあそうだよね、自分たちがやったことが自分に帰ってきたよっていう描写なんだよね。
うん。
で、この回がまあそんな感じで、クーガの暴力によって怪人側が怯えて苦しんで血が出てちゃんと死ぬっていう回になってて。
対照的な回になってるんだ。今まで怪人に人々が怯えてきて、怪人が悪、怯えさせられてる弱者の人々が守られるべきものだったのが、
より強力なクーガは弱き者を怯えさせるっていう。
クーガっていうヒーローが持っている暴力性っていうのを強く描いた回がこれなんですよ。
はあ、確かにそうだよね。たまたま五代くんがいいやつだったけどさ、それがなんか悪人がクーガになってたらさ、それを悪用したりできてたわけだからさ。
まあそうだよね、暴力は暴力だよね、そういう意味だと。
まさにそれで、この作中でクーガっていう戦士の存在は戦いを続けていく中でいつかグロンギと同じような存在になってしまうんじゃないかっていうのがたびたび示唆されるんだけど、その片鱗が見える回でもあるんだよね。
ああ、狂気というか抗戦的で狂気的な部分ってことか。
そう、戦闘のための生物兵器みたいな。
確かにだってさ、いくら憎くてもそこまでやるかって感じだよな。馬乗りになったら殴るくらいはあるかもと思って、それを。
うん。
怒りが爆発したら、で、バイクで引いて、で、剣でレッドさせるでしょ。もう殺人鬼だよね、やってること。
五代めっちゃキレてんだよね。子供たちが殺されたっていうのはそうだし、自殺した子がいるっていうのもそうだし、怯えてる少年を目の前で見たっていうのもそうだし、っていうところでめちゃめちゃブチギレ。
え、結局90人殺されたの?
いや、達成前にクーガがジャラジを殺して終わる。
全員殺されちゃったわけじゃないのか。あとは嫌だな。
で、そのヒーローの暴力性を色濃く描いたのはこの34話35話なんですけど、この話ちょっと他にも見どころがある話で、このジャラジとクーガの戦いと並行して、主人公の五代雄介の妹が保育園で保育士をしてるんだけど、そこの保育園の中で園児同士が喧嘩をするっていう話も並行して描かれてて、
そっちは五代とか妹さんの説得でちゃんと仲直りできるんだけど、そこがその人間同士っていうのはやっぱ暴力を使わなくてもちゃんと分かり合えるはずだっていうメッセージになってて、かつ人間同士は分かり合えるんだけど、人間と雄介は分かり合うことができないっていう対比にもなってるっていう。
人間同士の理解
人間と同じような見た目姿形なんだけど、 もう根本的に別のってことです。 なるほどね。
中身が全然違うから分かり合えないっていう対比になってるっていう。
すごいめちゃめちゃいい回なんですよ。
そのなんか見た目同じでも全く分かり合えないっていうその異物への恐怖みたいなのもあるしさ、それなんかずっとテーマであるじゃんなんかいろいろやっぱ、昨今、ここのところでいろんな作品でさ、果たして宇宙人と分かり合えるのかみたいな話とかさ、見た目が一緒でも文化が違えばみたいなさ、結構深い回だね。
だからもう分かり合えなくて、暴力で解決するしかないっていうところまで描かれているのがこの34話35話。これもう本当にいい回なんで、ぜひ見てほしいっていうか前話見てほしいんですけど。
暴力。あのさ、ちょっとまた脱線していい? はい、どうぞ。
ハンター×ハンターのキメラ・アント編知ってる? なんかフリーザみたいな格好して疲れてくるやつでしょ。
あのちょっとハンターの話もまあまあしたいんだけど、キメラ・アント編は結構それに近いんだよね。暴力とはみたいなのが結構テーマにあって、どこまで話すのかちょっと俺も別に用意してきたわけじゃないから、うまく話せるかわからないけど。
キメラ・アント編はキメラ・アントっていういろんな動物の特徴を持った謎の生物がある国に突然やってきて、人間を食い殺しまくる。それを退治しにハンターが派遣されるみたいな話なんだよ。
で、食われた人間は女王様の中に取り込まれて、女王は新しい女王アリ。生むんだけど新しい子の。記憶とか引き継がれたりするのよ、その食われた人間の。だから人格を持ったキメラ・アントとかも出てくるわけ。
元仲間みたいなやつが。 出てくる出てくるたりするのよ。それでその女王アリが生んだ最強の王がメルエっていう。 フリーザー。
フリーザーが最強の。 尻尾があるやつ。 そうそうそう。もう本当に最強、作集ずっと最強。一番強い本当に。
で、そのメルエムは近い、結構近いグロンギと。強すぎるからもう別に誰にも負けないから遊びで将棋のチャンピオンとか連れてきて、将棋で勝負しようみたいな。
軍儀だ軍儀。 ああそうそうそうそう。軍儀も出してなんか囲碁とかいろんな、いろんなチャンピオン呼んでは倒し、チャンピオンで倒し。
俺に勝てたら殺さないでやるっつって、最初はなんかちょっとチャンピオンの方が優勢なんだけど頭もめっちゃいいから戦ってるうちにゲームの本質を理解してもチャンピオンを倒しちゃって、みたいなことやってくる。
で、その軍儀軍儀で軍儀のチャンピオン連れてきた。それが小麦って女の子なんだけど目が見えない。小麦は勝てない。でも初めてメルエム負けるよ、小麦に。
軍儀で。で初めてライバルというか絶対に勝てない。軍儀は勝てないっていう。小麦とその軍儀でこう、絆を芽生えていくみたいな話になってくるんだけど、なんかメルエム途中で気づくんだよ。
なんかいろいろゲームとかで遊んでたし小麦に勝てなくてなんかやってるけど、でも俺暴力使えるから、結局暴力が一番強いんじゃない?って気づいて小麦を殺しに行くの。もういい。
なんかゲームとかしてたけど関係ねえわ。暴力が強いんだから。で殺しに行くんだけど、小麦が目が見えないから鳥か何かに襲われてて、カラスか何かに。
それを助ける。メルエムを。うっかり助けちゃって。俺はなんでこんな弱い生き物を助けたんだってなって、愛に目覚めていくっていうのがキメラント編のラストボスなんだ。
愛に目覚める。
そう、メルエム愛に目覚める最後。で、本当の王になるの。要はキメラントっていう強くて強靭な生物の頂点で最強の生物なんだけど、強き者の務めは弱き者を助けることだ。人類も守ろうってなるの。
正義のための暴力の葛藤
へえ。ノーブレスオブリュージョン目覚めるんだ。そうそう。でもここが残酷で、それを退治にしに行ったハンター側は退治しなきゃいけないの。政治のかかって。そのハンターを派遣していく。
なんかそういう思想になったってことは知らないの?ハンターたちは。
言わないで退治行くんだけど、話してたらそれ分かるんだけど、でも仕事でやんなきゃいけない。っていうので最後どうするかっていうと、ネテロ会長。
感謝の。
感謝の。
もう大ネタバレしてるけど、今ハンター×ハンターのなぜか空が深いで、ネテロ会長が原子爆弾を体に埋め込んで、自爆してメルウェンを倒す。
で、メルウェンはそれでも強靭だから生き残るんだけど、放射能で汚染されてしまって、最後放射能で侵されてどんどん死んでいく中、小麦と二人でボロボロになって群起をして、最後二人で愛し合って死ぬ。
っていうのが決められたハンター×ハンターの。
すごい話だね。
なんかその、なんでこの話したかっていうと、なんだろう、ちょっとテーマ近いなと思って。暴力というものを持っている群起と人との分かり合いなさみたいなのがあるけど、ハンター×ハンターに関しては、そっち側が逆に愛に目覚めて、人間側の残酷さとかがフューチャーされたからちょっと近い構成、構成案だと思って今ちょっとハンター×ハンターが決められたように思ってた。
逆パターンというかね。
ちょっとなんかその、ハンター×ハンターに近しい、ハンター×ハンターより多分さっきだけのクーガの方が深みがあるなというか。というかなんか逆にハンター×ハンターちょっとクーガっぽいなって。逆にそのハンター×ハンター。
さっきもちょっとハンター×ハンターの例が出てきたけど。
逆にハンター×ハンターファンとして、ハンター×ハンターのちょっとあれが広かったというか、クーガっぽいのかと思って。
あ、ワンチャン深井さん好きそうだし、見てるかもしれない。クーガとか好きかもしれないなと思って。ちょっと関連性が見えたという、ちょっと雑説になったんですけど。
面白い面白い。で、クーガもヒーロー側の暴力もしっかり描いていますと。それだけじゃないんですよ。このクーガ自身も暴力を振るっているわけですよ。で、グロンギも暴力を振るってた。で、暴力を振ってたグロンギはその報いとしてクーガに殺されてたわけですよ。
はいはいはい。
ということはどうなるかっていうと、このクーガ自身も暴力を振った者としてその報いを受けなければいけないっていうことになるわけです。
そうですよね。物語としてってこと?
はい。
ああ。
まあその、ちゃんとその暴力っていけませんよっていう。
ああ、そのコンセプトというか。
こことを訴えるとしたら。
はいはいはい。
ちゃんとそこまで暴力を否定しなきゃいけない。
クーガだけ何にもお咎めなしだったら、ああじゃあやっぱ正義の暴力が許されるんだになっちゃうからってことね。作品として。
そうです。そこまでちゃんと否定するっていうのがこの仮面ライダークーガ。
おいどうなっちゃうのよ。おい。
非暴力を訴えるのであれば、この正義のために暴力振るうクーガという存在も否定しなければいけないっていう。
ところで、作中でも保育士でさっきも出てきた五代の妹が、演じから四郎、クーガのことね。四郎っていいやつなんだよねって聞かれたときに保育士の妹は、でもね、四郎は本当は言っちゃいけないって先生は思ってるのって答えるシーンがあったりとか。
暴力を暴力で解決することは決してやってはいけないっていうふうに批判しているわけですよ。
だから正義だからいいとかじゃないってことね、暴力を使っても。
暴力で暴力を解決するっていう世界であってはいけないというふうにセリフで言ってたりとか。
あとはですね、これも超クーガ展で展示されてたそのプロデューサーの高寺さんと脚本の荒川さんの対談で、もともと五代、仮面ライダークーガは暴力を振るった報いで死ぬ想定だったと。
うわー、そこに、うわー、うわー、うわーちょっと。
実際に放送された最終回はそうはならなかったんだけど、死なないにしてもただ報いは受けると。それまでと同じ日常には帰らない、帰れないような状態になるっていうところまで仮面ライダークーガが描かれている。
どうなのそれ。
これちょっとネタバレになっちゃうんだけど、五代はみんなの元を離れてキューバに行きますと。
なんか旅に出るの覚えてるんだよ。
そう、旅に出ますと。
なんかそうだよね。それはなんか旅人だから旅に出たと思ってたんだけど。
これは、その制作人側の意図としては自主的な国外追放。
そうのモチーフなんだ。救ったは救ったけど人々。でも暴力を使った者としてはここにいてはいけないっていう。
もっと言うとちょっと大ネタバレになるんだけど、前回かな、最終回の話。最終回というかラストバトルの話。
チミドルで殴り合うやつね。
敵がグロンギの一番強いやつ。で、クーガも一番強いフォームになる。
これって、この二人って裏表の関係になっていて、同室の存在なんですよ。
なんかそうらしいね。クーガの最強の力はグロンギ族の力と同室のものみたいなことなんだよね。
だからそこまでたどり着いた後代ゆうすけっていうのは、もう人間の世界には戻れないんじゃないかっていうふうに自分で考えてしまうわけ。
後代自身が?ああまあそうだよね。もう異質すぎるもんね。
元々っていうか、死ぬっていうプロットもあったんだけど、さらにもう一つ高寺さんが考えてた案としては、
そのグロンギと同室になってしまったと思った後代ゆうすけはもうみんなとは一緒にいられないと考えて、
今度は自分自身を石の棺の中に入れて封印するっていうことも考えている。
それもあり得るよな。
何にせよ絶対に後代ゆうすけに対しては何らかの報いがないといけないっていうふうに製作人は考えていたわけ。
理想と現実のジレンマ
いやでも難しいよな。空我が戦わなかったらさ、人々はさ、滅んでたわけじゃない。
だからさ、戦わないことがじゃあいいのかっていうとさ、じゃあおとなしく滅べばいいの?っていう話でもあるじゃない。
ちょっと今その話が出たから、これも超空我展の展示で書かれてたことなんですけど、
もう仮面ライダー空我っていう企画が立ち上がった段階で、どういう仮面ライダーにするかっていうのを考える会議があったらしくて、
そこで話されたのは、新しい仮面ライダー考えるときにどんな設定にするか、どういう武器で戦うか、どんな変身の仕方をするかっていうところよりも、
新しく作られるヒーロー番組はどうあるべきかみたいな、作品のあり方スタンスの話がされていたらしくて、
その中で話していくうちに、人間の持つ暴力性について話が行って、そうよね。
そこに行く?普通行く?そこに。
で、そこで話し合われたのが、暴力を振るわれたときに、振り返すと憎しみはループしますと。
だからといってその不条理に耐えるだけでなく、振りかかる火の粉を振り払うだけでもしないと、最悪命を奪われる。
で、強者による力の行使は許されないけど、それを見逃すっていうことも正しいとは限らない。
だからその、例えばグロンギとかが人を襲う。で、それを何もせずに見守るっていうか、見逃すっていうのは正しくはない。
で、ただ、じゃあそれに抗って抗えば抗うで、相手と同じ土俵に立つことにはなると。
でもそうなると自分も暴力をしないといけない。
ってことは同じ立場に身を落とすことになると。
いうところになると。
ってなるとやっぱり、報いを受けなきゃいけないとか、っていうことになってくるわけっていう風な考えなんだよね。
えー、正解ないじゃない。
そうなんですよ。
正解がない話してる今。
そう。だから、結局その、なんだろうな。
そうかそうか、正解があるかないか、あるばっかりじゃないし。
暴力をしないと防げないけれども。
まあ覚悟の話じゃね、その。
だからこそ、なんだろうな、暴力以外の方法で解決する術を探していかなきゃいけないというか。
なるほど。
まあそれが本当にできるかどうかっていうのはわからないし、きれいごとなのかもしれないけど。
でも、これは空がの作中でも語られてるんだけど、その後代ゆうすけが、結構そのきれいごとみたいなこと結構言う。
そうね、結構そのかなりアマチャンな人っていう印象がある。
なんだけど、作中でその後代の知り合いに、後代さんの言ってることってきれいごとじゃんって言われるのよ。
ああ、そう。
それに対して、後代はなんて言うかっていうと、そうだよ、それが一番いいんだもん。
で、拳握りしめながら、でもこれでしか語り合えないんじゃ、暴力のことね。これでしか語り合えないんじゃ、そんなの嫌んじゃないっていう。
きれいごとが一番いいんだから、俺はきれいごとを言うよっていう風に語ってる。
これは多分その制作人のスタンスもかなり含まれてるような言葉だと思う。
いやでもそれ俺もすごい思うわ。きれいごとってバカにされがちじゃん。
まあそうだね。
でもきれいなのが一番いいじゃん。どう考えても。
なんかそれに対して、いやでも現実ってそんな甘くないよっていうのは確かにその通りなんだけど、でもそれを言い訳になんないっていうかさ、
理想を目指した上で、なかなかそううまくいかないよねっていうのは結果であって、それは…
それを理由に目指さないのとはまた違う話なんだよね。
そうそうそう。それだからいいとかでもないし、現実わかってるからどうとかでもないし、じゃあどうすんのって話になっちゃうから、
それもなんかそのきれいごとをただ単に批判するのはなんかずれてない?とは思うね。
まさにそこまでこのクルマっていうのは描かれてるっていう。
覚悟の話
あとなんかちょっと俺違う解釈を持ったんだけど、まあ俺見てないからその話聞いた限りだけど、
やっぱその確かに暴力以外の解決を探すっていうのも本当ベストだと思うんだけど、
とはいえまあ実際その後代は戦わなきゃいけなかったわけじゃない。
やっぱ俺はそれの結構覚悟の話でもあるなと思って。
なんかその、グロンギはまあ楽しんで暴力振るってだけじゃん。
なんかでもその、なんだろうな。
暴力振る…もう残念ながら振るわなきゃいけなくなった時に、
その報いはあるんだぞって思った上でするのとしないのはなんか、
同じ暴力でもちょっと質が違うのかなってちょっと思って。
まあ結構その報いを受けるんだと受けると思うんだけど、
なんかその俺は結構そこを思ったかな。
なんていうんだろう。
クーガの悲しい決意というか、それでも戦わざるを得なかったんだなっていう。
そこをなんか良くない行為って言いたくないなと思ってなんか。
かわいそうじゃんクーガだって。
そうなんだよね。だからそのかわいそう。
クーガがかわいそうっていうのもあったから殺すことはしなかったっていう。
たぶんそうだよね。だからその、ちゃんと報いを受け入れるエンディングになったってことだよね。
きっとその意識的に。何もないはないっていう。
いやでもなんかこう、やっぱ議論を呼ぶね。その終わり方すごいね。
ああすごい作品だな。
っていう感じでちょっと、もうすごく予定よりも長くなってしまったんですけれども。
ほんと分けてよかったよね。ほらほら。全然ちゃんと1本分ぐらいじゃん。
クーガっていう仮面ライダークーガっていう作品が本当に子供騙しっていうか、ヒーローもののお決まりっていうものをどう整合性と現実感を持って描いているのか。
そしてこの制作人がこの仮面ライダークーガっていう作品を通して訴えたかった非暴力っていうテーマを作中でどのように伝えていたかっていうのを今回は話してみました。
どうですか見たくなったでしょうか。
いやめっちゃおもろい。マジでめっちゃおもろい。
見方もいっぱいあるね。単純なストーリーもおもろそうだったけど、さっき言ったグロンギのカルチャーみたいなものもちゃんと追ってったら結構発見ありそうだし、
エンディングとかも見る時期によって変わりそう。
まあそうね。
今お話を聞いて俺は、暴力を行使するにあたって必要な覚悟の話なんじゃないかって俺は今思ったんだけど、もっとちっちゃかったらキレ言をもっと大事にしようみたいな話捉えるかもしれないし、
もしかしたらまたもうちょっと変わったらもっとやさぐれな見方をするかもしれないし、キレ言なんかないんだよみたいな。
なんかそのやっぱり結構その人その人で変わってきそうというか。
そうだね。
いやなんか深みも幅もあって、作品としても面白そうだし、いいですね。
ぜひ見てほしいです。
あとアルティメットフォームかっこいいよね。
かっこいい。めちゃめちゃかっこいい。
アルティメットフォームはそのグロンギと同じもの、同じようなものっていうのは明確に明言されてるね。
そうです。
カメラライダークーガっていうのは古代の戦士で、古代の秘文、古代人の文字でクーガっていうのはこういうものですよっていうのが残されてるんだ。
それにアルティメットフォームに関する記述があって、スサマジキ戦士っていうふうに記述されてるんだけど、
グロンギたちもいつかクーガはラスボスのダグバっていうんだけど、そいつと同等になるだろう、同じものになるだろうとか、スサマジキ戦士は究極の闇をもたらすもので、そのダグバと同じだっていうふうな古代の秘文に記載があったりとか。
かっけー。
っていうのあるんだけど、それは古代のクーガの話なんですよ、実は。
ちょっとそれ聞いたことあるぞ。はいはいはい、続けてくれよ。
古代のクーガっていうのは全身真っ黒っていうふうに秘文に書かれていた。ただ、後代ゆうすけが変身した姿は、体は黒いんだけど目が赤いんですよ。
はいはいはい。
これは古代の秘文にない姿で、おそらく後代ゆうすけが、古代のクーガはグロンギを倒すっていう強い意志、暴力性だけで変身したから全身真っ黒の生物兵器になってしまったんだけど、後代は人々を守りたいっていう気持ちで変身したから目が赤い。
これ仮面ライダークーガ、アルティメットフォームレッドアイっていうんだけど、
ちゃんと名前あるんだ。
ブラックアイとレッドアイっていうのがあるんだけど、人を守りたいって優しい心を持ったままアルティメットフォームになれたっていうふうなこともちゃんと描かれて。
やっぱ覚悟の暴力だよね。ただ潰すじゃなく、報いを受けるとわかっていてもなお、人を守るために俺はこの手を染めるんだっていう、なんかそういう難しい覚悟が見えるね。ちなみに後代もブラックアイになったりするの?
いや、作中ではない。だってアルティメットフォーム2分しか出ないから。
なるほどな。もうちょっと設定の話なんだけどさ、クーガってそもそも何なの?
クーガっていうのは、グロンギと同じ時代に存在していた我々現代人の先祖にあたるリントっていう古代民族がいる。そいつらがグロンギに対抗するために作った戦士。で、変身プロセスはグロンギとほぼ一緒。
人工的に作ってるんだ。ってことはやっぱりありそうだね。グロンギの何かを取り入れて作った兵器みたいな。
まさにそうなんですよ。これ仮面ライダーファイズの時もちょっと話したんだけど、仮面ライダーってもともとは…
ああ、そっかそっかそっか。ショッカーの改造人間だから、敵側の要素が含まれてるんだ、そもそも。
そうなんですよ。
ああ、なるほど。そこをちゃんとルーツに沿ってるんだ、その設定って。うわ、熱っ。大好きその敵の実力が。言い方はあれだけど、クーガーの方が魔害者なんだよね、きっと。
そうだね。グロンギが元々…
純粋なグロンギのコピー品というか。
そうそうそう。
魔害者の破壊の力なんだけど、古代の人を守りたいって心で、正しい戦士になったってことだよね。
うわー、熱いぜ。
変身プロセスも、グロンギも体の中に霊石があって、変身してるっていう設定になってて、クーガーもそのベルトに真ん中に赤いアマダムっていう霊石が入ってて、それで変身するっていう設定になってる。
ちょっともうちょい聞きたいんだけどさ、ラスボスはどんなやつなの?
ダグバ・ゼバっていうクワ型モチーフの怪人。
クワ型ってところもなんか仮面ライダーっぽいね。
で、黒いクーガーに対してダグバは真っ白。
いやそうなんだよね。その話は聞きたかったんだよ。それも熱いよね。
そう。
逆に純粋なものが白で、魔害者が黒で、でもその魔害者は仮面ライダー側で、敵側がなんかちょっと聖なるっぽい見た目っていう、それもなんか熱いよね。
そのクーガとダグバの対比もね、すごい良いんですよね。最後の、さっきも言ってた変身溶けた後の殴り合い。
あと向こうもいつか人間体になるからってことか。
そう。
そっかそっか。え、でもそれさ、なんか気になるんだけどさ、人間体でもさ、そのグロンギはさ、結構パワーがあるでしょ?
うん。
でも五代は人間じゃん。人間体でもなんかその、もうクーガに染まっちゃってるから強いの?五代。
いや、もうその変身した状態での殴り合いで、お互い腹にめっちゃダメージを与えてて、もうほんとにお互いボロボロなのよ。
ああ、そういうことか。だからもうその、人間体だから道徳じゃなくて、もうボロボロの二人なんだ。関係なく人間体だから。
そのラストバトルが激アツというかいいところがあって、めちゃめちゃ対比があって、そのグロンギ側のボスっていうのが、もうほんとにグロンギのボスだから、もう戦うことが大好き。戦うっていうのは楽しくてしょうがない。めちゃめちゃ笑顔なんですよ。
ああ、なんかそのイメージある。笑顔だった気がする、なんか敵。
敵めっちゃ笑ってんすよ。
だって楽しいことしてんだもんね。別に悪いとかじゃなくて。
そう。で、五代は皮肉にも人々の笑顔を守るために戦ってきて、最後の敵がめっちゃ笑ってるっていう皮肉さもあるんだけど、その時、この五代がアルティメットフォーム解除された時が、初めて五代が戦ってる姿を生身で晒した時なんだけど。
ああ、そうか。今までって仮面ライダーで戦ってたけど、五代が戦ってた時じゃないのか、見た目としては。
変身解除されて戦ってたっていうのが、その最終回1個前のラストバトルで初めて描写されて、その五代の顔っていうのがめっちゃ泣いてるっていう。泣きながら怪人殴ってるっていう。
うわー、だから向こうは楽しくて笑ってるけど、こっちはもう守るためにいろんなものを背負って。
しかも暴力なんかしたくないのに殴んなきゃいけないっていう、ここの大秘容だっていう。
作品の深み
最高じゃん。
いやなんかもうさ、物語とかいろいろ最高だけどさ、ちゃんとその壺を押さえてるというかさ、それ全部関係なく、やっぱそのアルティメットもかっこいいよね。みんなワクワクするよね、こういう設定もあるし。
やっぱみんなラストバトルそういうボロボロで戦うのも熱いじゃん。そういうじゃん、なんかシンプルに壺を押さえてるところもいいね。邪道とか、なんだろう、邪道というか、ひねりを入れてるだけじゃなくて、王道もちゃんとあるというか。
でもみんな言ってんじゃん、メタルギアストロイトってさ、最後スネークとリキッドがボロボロで殴り合うしさ、ラストバスだってさ、最後アービーとエイリーがボロボロで殴り合うしさ。
言ってたね。
いやもうボロボロで殴り合うって、ココン東西も盛り上がるんだよ、最後。
全て出し切った後なんだよね。
そうですね。たぶん明日の城とかからもずっとそうじゃない?わかんないけど、ボロボロで殴り合うのみんな好きだから。
っていう最終回というか、まあラストバトル。最終回ではないんだけどラストバトルなんですね。
いやー面白かった。
そうね、ちょっと2回に分けるつもりなかったから、もともとカットするつもりであった話をすると、突っ込みどころとしてまだあるのが、
あれ言ってなかった?なんで怪人爆発するのの話。まだ回収してなかったんだけど、あれも設定があって、ゲームで戦ってるって言ったじゃん、グレンギン。
あれゲームで負けた罰ゲームみたいなものなんですよ。
そうなの?別にライダーの技とかじゃないの?
じゃなくて、グレンギンってベルトを巻いてって、そのベルトの中に爆発する成分みたいなのが入ってて、
で、ゲームを始めるときにそのスイッチを作動する。で、クーガに攻撃されて、クーガのエネルギーが打ち込まれて、
で、それがベルトに到達したときに、その爆発スイッチが作動して爆発するっていうことになってるっていう。
なるほど。ゲームに失敗すると爆発するの?
えっとね、正確に言うとクーガに負けることもゲームの失敗になるっていう感じかな。
ああ、じゃああえてクーガにやられたら爆発する爆弾をセットするみたいなイメージ。
だから爆発するっていう。
でも徹底してんね。ゲームのために命かけるんだ。
うん。命かけの方が楽しいみたいな。
いやもう、徹底してんなやっぱ。すげえな。
で、他にちょっとカットするつもりだったやつをちょっと短く話すと、突っ込みどころとして怪人を全員倒したら世界って本当に平和になるんですか?みたいな話とかもあって。
おお!すご!いやもう、うわやば!そこも拾う?あるよねよくその、勇者者でも魔王を倒したらどうなるの?結局国と国がじゃあ勇者を奪い合って戦争するとかさ。
絶対悪がいるからこそ世界の均衡が成り立ってるんじゃないかみたいな話とかあるじゃん。
ああ確かにそうか。で、象徴的な回があって、43話かな。
平和の問い
はいはい43話。
この回がね、ちょっと異質で、クーガとか怪人がほぼ出ないんですよ。
はあはあはあ。
で、どういう回かっていうと、刑事である市城さんが活躍する。
おおーなるほど。
普通の人間の犯罪者が出てきて、それを市城さんが捕まえるっていう。
はあはあはあ。
警察としての普通の仕事をしてる回。
確かに犯罪者はいるはいるもんな。怪人だけじゃなくてね。
そうそうそう。
ああそこも描くんだ。すげえな。
で、その中で市城さんの仲間の刑事がいて、その人と協力して、人間の犯罪者を捕まえるんだけど、捕まえた後に、さすがだな市城。
未確認倒した後も、またこの生活がずっと続くんだぜみたいな話をするんですよ。
ああなるほど。
だから怪人倒したとて、人間の中にも暴力を振るうやつがいるし。
戦いはずっと続くんだ。
バトルっていう戦いじゃなくて、人間としての
暴力との向き合うってことがずっと続くっていう。
生存という戦いがずっと続くんだ。正しく記憶生きるためのというか。
悪はずっとなくならないっていうこともちゃんと描かれてる。
ずっと考え続けなきゃいけないんだね。我々は。
そうなんですよ。
暴力や悪、悪い心みたいなものとの向き合い方を。すげえな人生じゃん。世界じゃん世界。
これをね43話する。だから全49話のほぼほぼ終盤に差し込んでくる。
なんで差し込むんだよ。もうクライマックスまで一直線じゃねえか。入れとかなきゃいけなかったんだね。
そう。絶対入れなきゃいけなかったんですよ。
うわ、やば。やばい。名作じゃん。
展示会の魅力
本当にそうなんですよ。めちゃめちゃ名作なんですよ。
名作じゃんそんなの。
だからぜひ見てもらいたいと思って今回喋ったという。
25周年。
空画展もやっております。ちょっとね、空画展東京はもう終わっちゃったんですよ。
終わっちゃったんすか?
そうなんです。
マジかよお前。さっき来たな。
大丈夫大丈夫。福岡、名古屋、大阪ではこれからやります。
マジか。
あとはアジア圏でやるつってて、そのどこの国かわかんないけど、外国でもたぶんやる。
いや別に国内行くよ。そうやったらまず大阪とか行くよ。
ぜひねそっちもちょっとまだ行けるので、行けるって人はぜひ行ってみてください。
情報量がマジすごいっす。1回じゃ見切れなかったんで俺2回行きました。
情報量っていうのはなんか設定とかってこと?裏話とかってこと?
裏話もそうだし、クーガーのデザインが完成する前の
ラフーガーみたいないろんな。
ボツアンとかもあるし、クーガーのスーツの展示とかもあって、めちゃめちゃこれ写真撮ったんだよ。
ツイッターにあげてるんで。
あとは、おたぎりじょうさんの音声案内。あれも結構なボリュームあって。
いや音声案内絶対さ、多分飛んなくても入るんだよねきっと。音声案内って。
絶対ついてくる。
絶対ついてくるんだ。
そう。スマホでQR読み込んでイヤホンとかつけて聞くって。
でもいいね。もし有料があったら絶対多分お金出した方がいいなって思ったって話。
でも絶対ついてくるから。でもね1回目行ったとき最後まで聞けなくて俺。
ああそうなの。
それ待って2回目行ったんだけど。本当に展示の文章を読んでたら音声聞いてる場合じゃないし、音声聞いてたら文字読めないし。
なるほどね。
1回じゃ見切れないのよ。だから2回行って。
なるほどね。
本当にすごいボリュームで本当に空画が好きな人、空画面白いなって思う人はかなり楽しめる展示会だから。
なるほどね。
ぜひぜひ行ってほしいっていう。
なるほど。
ありますね。
はい。
ちょっとまだまだ空画についてはね。
いやもう十分長いよ。
語りきれない。え、まだ小説版の話してないんですけど。
いやもうどうする?入れる?
いや入れない。
ああもう入れるのか。
ここで終わりにします。
1分で入れれる?
いや無理です。
無理です。語りきれません。
5題がその後どうなったのかな?
ああ書いてるの!
マジで?
やば!
ちゃんとその本編を書いた脚本家の荒川さんが書いてるので。
うれしい。
ぜひぜひ興味あったら読んでくださいっていうすごい展開になってるんで。そっちも注目して。
小説版にちょっと補足されるの嬉しいよね。ガンダムウィンクの劇場版の小説版はちゃんとその担当者脚本家の人が入ってないエピソードがちゃんと入ってるっていうアニメに入ってないやつ。そういうの嬉しいよな。
っていうまだまだ語りきれない作品が空がなんですけれどもちょっと今回はここまでとさせてください。
まだいけそうだね確かに。
全然俺喋れますよマジで。マジでまだまだ喋れます。
本当に皆さんいい作品なんで。
いやおもろそう。
ぜひ見てください。
マジで。
もう俺がこんなに熱く喋るのもわかるってなると思います。
テンション高いもんね今日。ずっとテンション高いもんね今日なんか。1.3倍ぐらいでずっと来てたから。
でも気合が違うんでちょっと今回は。
なるほどね。
ぜひぜひ見てくださいというところで今回は以上となります。
各種プラットフォームでのポッドキャストの高評価とフォローの方よろしくお願いいたします。
お便りは概要欄のグーグルフォームから送れますのであなたがジャラ字に針を脳内に打ち込まれたらどうするか。
どうするか。
ぜひ送ってください。4日間で何するか。
好きなシーンとかも普通に送ってもらって。
ユーチューブの方もねコメントチャンネル登録高評価の方よろしくお願いいたします。
エクスもやっておりますのでハッシュタグシャップこじあわでぜひぜひ感想をつぶやいてください。
というところで今回も終わりにしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
空画を見ろ!
01:20:23

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