そうそうね。何アニメって言うんだろう。あんまりアップになったりしないというか。
フラッシュアニメ。
そうそう、フラッシュアニメ。
平面のイラストが動くっていうやつなんだけど。
なんかさ、悪そうなおじさんとか、ストリートファイターのラスボスみたいな人いるよね。
ベガみたいな人いるよね。
まさにまさに。
結構ね、多分見た目で言われると結構、見たことあるっていう人も結構いるかなと思うんだけど。
たかの爪って一体どういう話なのか、どういう作品なのかっていうと、結構知らない人多いかもっていう。
結構いろんなところでコラボとかはしてるんだけど。
そうね、コラボとかのイメージあるわ。
CMとかはいっぱい、商品の紹介をキャラクターたちがやってるとかっていうのは結構あるんだけど。
本編見たことあるかって言われたら、結構見たことない人多いと思う。
本編は見たことない。
本編が面白いのよっていう話を今日はしていこうと思います。
まずは概要から紹介したいと思います。
ざっくりのストーリーいきます。
まずウィキペディアからの、これは引用なんですけど。
世界征服を企む何をやっても失敗ばかりの秘密結社たかの爪団と彼らの野望を阻む正義なのかよくわからないヒーローのデラックスファイターとのやり取りを描いた脱力系コメディーです。
というのがざっくりストーリーでございます。
基本的にギャグアニメなんですよ。
ギャグっぽいよね。
ダジャレみたいなくだらないやつから時事ネタとか政治ネタまで幅広く取り入れたギャグアニメなんですけれども。
これが冒頭にも言った通り、テレビでの放送が2006年4月に開始されてますと。
この時はザ・フロッグマンショーっていう枠があって、コフンギャルのコフィーっていう別のアニメと2本立てで放送されてたと。
コフンギャルのコフィーも気になるけどね。
コフンギャルのコフィー。
何それ。
コフンに顔がついたコフィーっていう女の子が。
コフンに顔。
コフン好きなギャルとかじゃなくて、おでん君とかの方に近いタイプのコフンギャルなんだ。
前方公園墳があるじゃん。鍵穴みたいな形。
あれが縦に立つじゃん。
上が丸で、下が台形みたいな感じで。
丸のところに顔が書いてあって、そいつが喋るっていう。
そのコフンギャルのコフィーと秘密結社タカノオスメっていうところが2本同時に同じ枠の中で放送されてたと。
2つとも作者が同じで。
だからフロッグマン賞っていう枠のね。
フロッグマンのアニメが2本立てでみたいなことか。
両方フラッシュアニメですと。
最初はフロッグマン賞っていう枠でタカノオスメも放送されてて、その後人気が出て単独のシリーズとして独立されて放送されてましたと。
どんぐらい人気かというと、テレビシリーズが細かく分けて7シリーズ。
7シリーズ。
他にもウェブ配信版とか、あとはその他スピンオフとかいっぱいあって。
あとは映画版が7作品。
映画!そして7!
そう。超人気作なんですよ。
めっちゃ出てるね。
そう、実は。
で、コフンギャルのコフィーもそうなんだけど、
当時の秘密結社タカノオスメの特徴として、さっきフロッグマンっていう方が作ってるって言ったんだけど、
脚本、監督、作画、あとヒロイン的な女性キャラ以外の声優、これ全てをフロッグマンがやってるって。
とこがすごい特徴でございますと。
なんか時代を感じるね。
マルチクリエイターがさ、流行り始めた時期というかさ、
あの今で言う米津玄師さんの8って名前でさ、曲作って絵描いて、
ニコ動画でね。
そうそう、なんかPV作ってみたいな、一人で全部やってるみたいなさ、
なんかちょうどニコニコ動画が出てきてこう、
なんかそういうね、マルチクリエイターが流行ったみたいなとこに乗っかってたなっていう流れがっていう印象があるな。
それのもう一個前ぐらいの時期だね。
このフロッグマンさんっていうのがそのウェブでタカノツメの前から個人で作ったフラッシュアニメを出してて、
それであのプロデューサーとかが目をつけて、
うちでやらないかみたいな感じで引き抜いて、やっとテレビアニメになったっていうのがこの2006年だから、
その前からも結構やった。
なるほどね。
先駆け的な感じかもしれない。
そっかそっか。なるほど。
で、その一人で全部やるっていうところが実現できた理由でもあるんだけど、
さっきも言ってたフラッシュアニメーションで制作されてますと。
フラッシュアニメといえばもう平成年とは切っても切り離せないような存在ですけれども、
フラッシュアニメどういうものかざっくり説明すると、
アドビフラッシュとかっていうソフトを使って作られるアニメーションですと。
で、普通のアニメと何が違うかっていうと、
普通のアニメはパラパラ漫画みたいに絵を一枚一枚パパッパーって表示させて動いてるように見せるっていうものなんだけど、
フラッシュは画像を複数用意して、画面の中でその画像の位置を変えて動かすっていう手法。
画像の位置を変えて動かす。
そう。例えばX軸Y軸が画面の中にあって、最初はXYの座標があったとすると、
1の1の地点に画像が置いてあったのを、じゃあ次のシーンでは3の4に動かしますみたいな命令をして、画像がそれをなぞって動くみたいな。
素材が実際に動くのね。絵自体が切り替わるんじゃなくて。
そうそうそう。フレーム自体が違うフレームになるんじゃなくて、フレームの中で絵が動くという。
そうそうそう。
なるほどね。
そういうのがフラッシュアニメですと。面白いフラッシュ倉庫とかああいう作品をイメージしてもらえれば結構イメージつきやすいかもしれないけどね。
そうフラッシュアニメってすごいなじみ深いワードだけど、実際何が何なのか知らなかったわ。
そうだよね。
だから平面なんだね。
そうそうそう。
動かしまくってるから平面の上で。なるほどね。
ということですと。その平面のイラストが何枚か重なってそれを動かしてっていうのがフラッシュアニメーションの基本ですと。
なるほど。
本当にざっくりした説明だけどね。
で、タカノツメの何がすごいかポイント一つ目なんだけど、日本でこのフラッシュアニメをテレビ放送したのがこのタカノツメが最初っていう。
ああテレビで。
そう。
なるほど。
当時まだフラッシュアニメといえばやっぱネットで見るものっていうイメージが強い。
まあそうだね。フラッシュ倉庫ってイメージ。
そうだよね。で、今回俺がタカノツメについて話すにあたって読んだ本で、タイトルがクソアニメと呼ばれて10年秘密結社タカノツメ10年誌っていう2016年に発売した本があるんだけど、その中で株式会社DLEの代表、今タカノツメを作ってる会社の代表で、プロデューサーの椎木龍太さんっていう方のインタビューがあって。
DLE。
でタカノツメもその放送前とかは、いやいやいやテレビでフラッシュアニメを流すとかないでしょみたいな声とかあったらしいのよ。
はいはいはい。
でもいざタカノツメがテレビで放送されてると、あれこれ面白くねみたいな。
はいはいはいはい。
明らかに風向きが変わったらしいんだよね。
で、これはそのタカノツメをテレビ放送するにあたって、このプロデューサーの椎木さんとか、あとは制作のフロックマンさんとかが、新しいジャンルのテレビアニメを作りたいっていう思いがあったらしいんだよね。
はいはいはいはい。
で、その制作側の目論みが成功した瞬間でもあって。
はいはいはいはい。
で、冒頭でもちょっと言ったけど、2006年といえば春日とかが放送されてて、うんうん。
まあ深夜アニメが続々と世に出てた時期。
そうね、なんか深夜アニメってこう、まあなんだろう、オタクの方がこっそり見るみたいなところから、2005、6ぐらいからさ、ネギマがさ、ハッピーマテリアルがすっげえ売れて、
そうだね。
エムステ出たりとかさ、ね、なんかそういう、かなり地上波に出てきたから。地上波、まあ地上波なんだけどさ、元々ね。
なんかその、結構メジャーになってきたぐらいの感じだもんね。
そうそうそう。
で、まあ当時、いわゆるその深夜アニメっていうのは、まあ萌えアニメ的な側面とかもあって。
そうね。
で、まあアニメっていうのも綺麗な作画で、動いてなんぼで、あとはもう美少女が出たり、美少年が出たりみたいな、そういう時代だったわけですよ。
はいはいはいはい。
その点、このタカノツメっていうのは、まあ秘密結社タカノツメで画像検索とかしてもらえればわかると思うんだけど、全然そんな美少年美少女とかいない。
全然、別に萌えアニメじゃないよね、確実にね。
なんなら今も。
サンレッドとかさ。
サンレッドまさにそうだね。
なんか、なんかそういう意味でほんといろんな源流になってそうだね。
うん。
その前にあんのかもしんないけど、ちょっと詳しくないからあれだけど。なんかそうね、いろんなもののルーツになってそうな感じですね。
でも結構影響を与えてる気はするね。
うんうんうん。
これがイケてるんだから、みたいなことは結構ありそうな気がする。
確かに。
あとフラッシュアニメのやっぱ源流ってここだと思う、日本においては。
うんうん。
っていうところもありつつ。
はいはいはい。
で、まあそんなタカノツメに登場するキャラを紹介していきたいと思います。
まあこのキャラ紹介でタカノツメがどのぐらいのギャグアニメなのかというのもわかると思うので。
はいはいはい。
あとはまあぜひ秘密結社タカノツメで画像検索とかしつつ聞いてもらえるとよりわかりやすいかなと思うので、ぜひ。
作品も無料で見れるの今?
えっとね、あのアマプラで結構ほぼほぼテレビシリーズとかも含め公開されてるね劇場版。
YouTubeとかではないのか。
YouTubeは一部抜粋して公開されてる感じ。
じゃあ本編みたいなのはアマプラとかで見れるよって感じか。
配信はされてるからすぐにでも見れます。
了解です。
でまずは最初に紹介するのはこの作品の主人公、悪の秘密結社タカノツメ団の総統から紹介します。
名前は総統です。
出た。
まあ一応本名はあるんだけどね。
出た。
みんなから総統って呼ばれてる。
そういうタイプのやつ。
本名は一応小泉どん一郎っていう名前があって。
ああなんか。
これはもうお気づきの通り当時の首相の小泉純一郎さんの名前を。
当時か。
小泉さんか。
なるほどね。
純一郎の。
似てるよねちょっと字がね。
編だけ変えた。
編じゃなくてね。
かな編になってるのかな。
そうそうそう。
に変えたもの。でもまあみんな基本的に総統って呼んでます。
はいはいはい。
で彼は55歳の中年男性ですと。
ああ。
で見た目は黒いスーツに赤い帽子と赤いマントを身につけてて、顔はもう年齢通りの中年男性で、鼻の下にちょびヒゲが生えてますと。
めっちゃベガだよね。
まあ確かにね。
なんかめっちゃベガっていうイメージある。
マントがないベガみたいな感じかもね。
ああそっか。ベガもマントしたりするから。
そっかそっか。
でなんか赤っぽいイメージがベガ。ベガって思えてる。
まあ悪いやつのなんか概念が集合したみたいな感じの見た目ですね。
で、相当はですね、世界征服歴23年。
23ってことは32ぐらいから世界征服狙ってんだ。
そう。
ああ結構頑張ったね。
そうだよ。それまではコピー機を作る会社で働いてたんだけど。
ああそうなんだ。なんで急に32で。
ああそれはね、えっとね。
やっぱあるでしょそういう話絶対。
劇場版で明かされるんですよ。
劇場版で明かされるんかい。引っ張るな。
言うとコピー機をアメリカの会社に売りに行ってた。
結構グローバルな会社じゃん。
そしたらなんかその自分が売りに行ったコピー機と宇宙船のパーツが間違えられて、
なぜか宇宙船に乗せられて宇宙に行って、宇宙船から地球を見て、なんでこんなに地球美しいんだって思って世界征服しようって。
えちょっと待ってなんか意外にロマンティックな理由というか。地球の美しさに惹かれて。
そう。これ支配するしかないってなったんだ。
で性格も人一倍涙もろい。で臆病。かつ何をやってもダメっていう。
ああダメなんだ。せっかくグローバル企業で活躍しちゃったのにそんな感じなんだ。
ピンチになるとすぐ命声をするっていう。
ああ。
優しく殺して、優しく殺して。
命声じゃないじゃん。
キリングミーソフトリー、キリングミーソフトリー。
キリングミーソフトリー。もとネタわかる?
知らない。もとネタあんの?
そういう名曲があんのよ。
ああそうなんだ。
キリングミーソフトリーっていう。
それ知らなかった。
そうそう。たしかジャズ系の有名な曲があるよ。
そうなんだ。
気で踊ると思うよ、曲。
フロックマンさんね、洋楽とか好きなんだよね。もとネタにすること結構あったりして。
はいはい。
このタカノツメの前にやってた作品で、なんだっけ?
スガイくんと家族石っていう作品があって、これが海外のアーティストをもとネタにしてて。
スライ&ザ・ファミリーストーンが。
ああそういうこと?
ファミリーストーンが家族石で、スライ&がスガイくんとになってるっていう。
スライストーンは俺もめっちゃ好きよ。
そうなんだ。
スガシカオもめっちゃ影響受けてるし、ドーンとツヨシもめっちゃ影響受けてるから。
ああそうなんだ。
だからスガシカオのバンド名ってスガシカオ&ザ・ファミリー・シュガーだし。
へえ。
そうなんだ。
そうそうそう。結構、まさかの大御所が今来たなって感じ。
だからフロックマンさん結構洋楽とかが好きでもとネタにするっていうのがあって。
なるほど。
キリングミソフトニーもそうなんだ。
聞いたことあると思うよ。
そうなんだ。有名な感じなんだ。
歌って。
キリングミソフトニーみたいなやつ。
分かんない。
分かんない。ちょっと今ここだけ切り取ったら分かんないかもしれないけど。
結構CMとかに使われてるから有名な曲だから。
そうなんだ。後で聞いてみよう。
多分知ってると思う。聞いたら。
へえ。意外なことに知ってしまった。
キリングミソフトニー。
キリングミソフトニー。ただの命声だと思ってた。
命声とか死んでるけどね。キリングミーだったらもう。
っていう感じのすごく情けない中年男性ですと。
ただ自分の信念だけは曲げない男っていうのはあるんだけど、基本的には臆病で涙もろくて情けない55歳の中年男性でございますと。
続いて高野爪団先頭主任。
先頭主任がいるんだ。結構そういう組織ちゃんとしてるんだ。
ちゃんとしてるよ。
高野爪団の先頭主任が吉田くんですね。
吉田くん。
これ結構見たことある人いると思うな。吉田くん。本名は吉田ジャスティス勝夫っていうんだけど。
全然知らなかった。勝夫?
勝夫。
勝に男?
いや、カタカナ。
カタカナ?
で、オアの。
ああ、カオルくんのオア。
カオルくんのオア。
なるほどね。
で、結構キャラ見たことある人多いんじゃないかな、絵は。
吉田ジャスティス勝夫。
常に眉間にシワが寄った目つきの悪い顔立ちで、ボサボサの茶髪で。赤いマスクと赤いシャツで。
ああ、はいはい。赤いマスク。
水色のズームつけて。
目から、鼻から上だけ赤いやつだ。
そうそうそう。
はいはいはい。今調べてみたわ。
2.5頭身くらいのキャラで、島根出身の21歳。
21なんだ。島根なんだ。
そうそうそう。で、作中でよく島根のことをネタにしたりとか。
はいはい。
あと島根自虐カレンダーとかっていう、島根をいじるグッズとかが、この会社が作ってるんだけど。
うんうん。
DLEっていう会社。
DLE。
高野爪を作ってる会社が。そのグッズとかによくこの、吉田君のイラストが載ってて。
うんうん。
結構その、有名になってるっていう。
へえ。21歳で主任なんだ。
そう。
結構すごくない?すごい。いつ入ったの、彼は。
いつだ?
ある?そういう話。
ある。
何歳の時に。
えっとね、高野爪ライジングっていう。これDVDの特典なんだけど。
あはははは。
ってかめっちゃ知ってんねん。え、全部見てんの?