2024-07-02 31:32

#10 『長靴をはいた猫』VHS世代が語るアニメ視聴術と名作に隠された裏話

◎東映アニメーションが誇る最高傑作

◎あるあるダビング話

◎昭和と平成のアニメの視聴ツール

◎秋田県仁賀保町・フェライト子供科学館

◎『風の谷のナウシカ』アメリカ進出秘話。

◎幼少期の感受性と大人の客観性

◎ジブリForever


<杉本> 地元でフリーペーパーを作りながら漫画を執筆。https://www.instagram.com/sugimotoreta/

<シスコ> アイビー・リーグ大学でアニメ部の部長を経験。マンガ・アニメ愛好家歴30年以上。アニソンには強いこだわりあり。

<Mayu> 在米歴15年目。マンガ・アニメはほぼ初心者。杉本とシスコに影響を受け、マンガとアニメにここ数年から興味を持ち始める。

※配信エピソードによってはネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。

◎Instagram:⁠⁠⁠ ⁠⁠https://www.instagram.com/ottack_podcast/⁠⁠⁠⁠⁠ 

◎YouTube:⁠⁠⁠ ⁠⁠https://www.youtube.com/@OTTACK_PODCAST⁠⁠⁠⁠⁠ 

◎Email: ⁠⁠⁠300am.ottack@gmail.com⁠⁠⁠ 

AM on Spotify:⁠⁠⁠ ⁠⁠https://open.spotify.com/show/2WLLFsWAt2nenRMr06MfQ0⁠⁠⁠⁠⁠ 

AM on Apple Podcasts:⁠⁠⁠ ⁠⁠https://podcasts.apple.com/jp/podcast/2-00am-ottack/id1738706407⁠⁠⁠⁠⁠ 

AM on Spotify:⁠⁠ ⁠⁠https://open.spotify.com/show/3g0RUBdSIyycbujPMUHTAH?si=b496a00e609045e8⁠⁠⁠⁠ 

AM on Apple Podcasts:⁠⁠ ⁠⁠https://podcasts.apple.com/jp/podcast/3-00am-ottack/id1734521806⁠⁠⁠⁠ 

AM on Amazon Music:  ⁠⁠https://music.amazon.com/podcasts/1f88a7af-e7d9-45bd-863c-a7362dc1ee41/2-00am-ottack⁠⁠  

サマリー

エピソード10では、杉本さんが長靴を履いた猫の印象やストーリーを語り、昭和アニメの魅力を再発見しています。また、VHS時代のダビングや視聴経験についても話題が広がり、フィルム文化の影響力を感じています。ポッドキャストでは、アニメ『風の谷のナウシカ』の背景や宮崎駿監督の意図についても触れられています。年代ごとに異なるアニメの視聴体験や、作品の編集に関する興味深いエピソードも紹介されています。このエピソードでは、アニメ『ナウシカ』や『ラピュタ』など、ジブリ作品に対する視聴者の感受性と共に育ってきた日本人の思い出が語られ、VHS世代特有の録画やダビングの苦労にも言及されています。

長靴を履いた猫の思い出
この番組は、地元でフリーペーパーを作りながら漫画を執筆する杉本、
アイビーリーグ大学でアニメクラブの部長を経験し、漫画アニメ愛好家歴30年以上のシスコ、
そして在米15年目でアニメ漫画初心者のマユの3人が、各自の独特な視点から漫画、アニメ、映画、そして音楽までを厚く語る番組です。
-エピソード10が始まりました!
-イェーイ!
-おかげさまで、エピソード10、第10回目を迎えることができました。
本日も杉本さんと進行していきたいと思います。杉本さん、よろしくお願いします。
-よろしくお願いします。
-今回はですね、杉本さんに初めて見たアニメ、もしくは初めてインパクトがあった、印象に残ったアニメというのを少し紹介していただきたいんですけれども、それは何でしょうか?
-紹介できるほど、ちょっとあんまり知識ないかもしれないんですけど、子供の頃何見てたかな、例えばアニメですけど、
一つは思い浮かぶのは、なんか長靴を履いた猫を、前編じゃなくて、なんか最後のラストの方を何回も見た記憶があるんですけど、
あとは、子供の頃好きだったのは、よく金曜ロードショーでやってたナウシカがすごい好きで、それは何回も見てた記憶があります。
-長靴を履いた猫って聞いたことあるんだけれども、私一回も見たことなくて、覚えてる?どんな内容か覚えてる?
-なんかね、私の記憶が確かがちょっと不安なところもあるんですけど、私が覚えてる雰囲気で言うと、なんかすごい頼りない主人公と、なんかちょっとこう、なんていうの?イケイケじゃない?
結構、ちゃんと自分の意見とか言えちゃう、長靴を履いた猫が、主人公はピエールっていう、なんか一般の人なのかな?王子様なのかな?
なんかお姫様を最終的に、最終的にお姫様を助けるっていうストーリーをすごい見てて、
でも、助けたい気持ちはあるんだけど、なかなかその、私の記憶の中では確かピエールなんだけど、ピエールがちょっと弱気なタイプで、猫に助けてもらいながら、お姫様を助けに行って、
なんかね、なんか悪党みたいなのがいるわけなんだよね、お姫様をどうして、自分のものにしたいかどうかとかって忘れちゃったんだけど、本当にこう、悪党をずらした感じの人がいて、
そこから、なんかそういうお城みたいなとこに行って、ほんとなんかディズニーみたいな感じで、最終的にそのお姫様を助け出すっていうストーリーをすごい見てた記憶がある。
VHS時代の懐かしさ
うーん、そうなんですね。私ちょっと調べてみたのね、ウィキペディアで。
そしたら、長靴猫シリーズっていうのがありまして、
3つぐらいあるみたい。ちょっとウィキペディア読んでみるね。
長靴猫シリーズは、フェローの童話、長靴を履いた猫を原作とする東映動画、現東映アニメーション制作による劇場版長編アニメーション映画シリーズの通称。
長靴を履いた猫が1969年、長靴三十四が1972年、長靴を履いた猫80日間世界一周っていうのが1976年の3作が存在する。
で、フェローの原作にある程度沿っているのは第一作のみで、続編の2作は主人公の猫フェローが活躍するオリジナル作品である。
ということなんですけれども、杉本さんは見たのはどれかしら?一番最初のやつかな?
どれだろう?え、でもなんか2番目じゃないかな。
あ、長靴三十四。
なんかそんな三十四がいたかな?なんか私もこっちゃなってるかも。でもなんか剣を持って戦うイメージがあるから三十四。
あ、そんなんだね。結構な年代物だね。
なんかね、なんでか知んないけど、多分最初の方はダビングをその頃してたのかな?
ダビングという響きが懐かしい。
懐かしいよね。だから長靴を履いた猫自体のビデオだったのか、それともダビングをされたVHSだったか、ちょっと忘れちゃったんだけど。
なんか多分最初の前半の方は全然多分映ってなくて、結構ダビングが上手くいってない時とかなかった?
あるあるある。
重なっちゃっててとか、いろいろさ。
何回もね、やりすぎたりとかね。
そうそうそう、うちらその世代ですからね。
なんか途中から変なの入ったとか、途中で終わっちゃったとか。
そういう感じで、エンディングだけは確かしっかり撮れてて、
東映のアニメーション文化
なんか本当に塔にぶら下がって、そのピエールとお姫様がぶら下がって、
なんかちょっとね、カリオストロっぽいんですよ、私の頭の中で。
カリオストロって、ルパン三世のクラリスをルパンが助けるシーンあるじゃないですか、あの塔からね。
なんかすごい私イメージ的にすごくそれと似てて。
うーん。
だから、よくわかんないけど、すごいびっくりしたニャーとかっていうさ、
よくわかんないけど、なんか歌ってるんだよね、みんながさ。
あ、歌うの?
歌ってるっていうかさ、なんかあれそれ、何なんだろう、BGMわかんないんだけど、なんかさ、
すごいなんか、わーってこうさ、びっくりしながらさ、ビートでわーって言いながらすごいさ、
トムとジェリーじゃないけど、なんかこう追っかけ回したりとかさ。
へー。
なんかそういう、ディズニー要素もなんか入ってる感じの雰囲気がするんだけど。
なんか影響があったのかもね。
ね、なんか私の中ではそういう感じの印象で、それをずっと見てたので、
なんか王子様っていうか、頼りない男の子が、
あのちょっと、やっぱお姫様ちょっと勝ち気なんだよね、なんか。
うーん。
そう、その人を助け出すっていう、多分それが植え付けられてるね、私の頭の中に。
はいはいはい。
ってことはそのダビングをしたのは、もちろん自分じゃなくて、誰かがやってそれを自然に見たっていう感じ?
多分親か親戚かからもらったんだと思うんですけど。
ちなみにおいくつでしたか?
全然覚えてないです。覚えてないですってことは、覚えてないけど、多分保育園とか、
あ、幼稚園か。幼稚園とか入ってる頃じゃないかな。
うーん、じゃあ何歳だろう?5歳とか?
じゃないかな、全然。それが何歳で見たとかは全然記憶になくて。
うーん。でもよく覚えてるんだよね、結構。
なんか多分本当に繰り返し、その頃なんか新しいものがあるとかないとか、そういう感覚じゃなくて、
もう家にあるものをひたすら見るみたいな、なんかそういう感じだった。
今はほら、溢れてるからね。何を見たらいいかわからないぐらい溢れてるからね。
そうそうそう。当時はそんな新しいものがあるなんて感覚もなく、
ある、目の前にある、家の中にあるものをひたすら見るみたいな。
それか、テレビでたまたまやってるやつ見るとか。
そうそうそうそう。そうだよね。
そんな時代だったね。
そんな時代。だからナウシカの話もしたけど、結局金曜ロードショーでやってるのをそれこそ録画して、
で、それをひたすらもう何回も見て、で、間違って他の番組録画しちゃったりして、
ああ、切れちゃったみたいな。
撮れてないっていう。
あれーみたいなの見たかったのにーみたいな。
ビデオテープの時代だもんね。
そうそうそう。ビデオテープの時代ですよ。
ちょうどタイムリーだけど、あれTDKを作った人の記念館に行ってきたの最近。
フェライト。
フェライト、そうそうそうそう。行ってきたんですよ。どこだっけ?二加穂?
二加穂。私さ、先月後だったかな?
私フリーペーパー作ってますけど、その、何だろう、紹介したよ、フリーペーパーで。
本当?フェライト、子供、科学?
確かそんな感じ。フェライト、子供、科学か。
そうそうそうそう。そこに行ってきた。
私もちょうどリニューアルして、遊べる、体験できるものがちょっと増えましたみたいな。
リニューアルしたんだ。私何年か前に一回行ったことがあって、そこで年月日が経ってるから、それは変わってるんだろうなって思ってたんだけど、リニューアルしたんだね。
確か春だったかにリニューアルしたはず。
そうなんだ。
知らない方は、秋田県にTDKという会社がありまして、とても有名な会社なんです。BHSをね、作ってた。
今も作ってんのかな?わかんないけど、会社で。とても地元では有名です。
そうですよね。
その時代だったよね、本当に。
私もそうだな、いろいろ録画してたな、全然話は違うけど、ピンクレイディー、世代全然違うんだけど、ピンクレイディーの解散交差点とかを、母親が録画してたのをずっと何回も巻き戻してやめて、巻き戻してみた。
そう、で踊って。
親指に今日は大きいよ。
大きい、大きい音楽も。
ちなみにですね、この東映のキャラクターが、この主人公のペロなんだよね。知ってました?
そうだね、そうだよね、確かにそうだよね、あの猫ね。
私知らなくて。
でも、なんかわかんない、改めて言われるとそうだけど、なんか無意識にそうだな、みたいな、そんな感じの気がする。
そう、で、私は、白箱のアニメーションを見たかな。
あれで、なんか最初にシンボル見て、東映ってこういうシンボルなんだっていうのを初めて認識して、その後、何回か見てるんだよね、古いアニメとか見たときに。
で、気になってたんだけど、今回ちょっと調べてみたら、やっぱりペロがモデルになってるっていうことで、
会社によると、当作品は1969年3月18日、東映漫画祭りの第1弾として公開され、動員数、興行収入ともに、空前のヒットとなりました。この長靴のね。
上質のユーモアとギャグ、アイディアとスタッフの熱意にあふれ、当時のアニメーションの可能性を目一杯に盛り込んだ東映動画時代の最高傑作の一つで、
当社の歴史の中で記念すべき作品です。で、そこからやっぱり、ペロを撮ったってことだよね。
そのぐらい、やっぱり、東映にとっても大事な作品であるっていう感じに聞こえるね。
それこそ、その当時のアニメーターとか、なんかすごい結構、今早々たるメンバーの人とか入ってるんじゃなかったかな。
そうだね。私もちょっと気になったの。なんかこう、絵本とかもしかしたらあるかもね。
あるよね。
あるよね、絶対に。
もともと絵本なんじゃないの?
あ、そうか。
アニメの視聴体験
まあ、その動画はもちろん、絵本だと思うけど、アニメか、なんかちょっと調べてみたいなと思った。
自分も読んでみていいし、子供にも読んでみたいなって、ちょっと思いました。
私もシリーズのどれを見たのか、ちょっと後ではっきりさせたいと思う。
たぶん、でも一番最初かな、もしかして。ちょっとわからないな。
うん、面白いかもね。何十年と胸に抱いてたものを。
抱いてたものを。
そうそう、でも本当にリズミカルですごく面白かったのは覚えてます。
ぜひ、ぜひ見てほしい。私もぜひ見たい。また何か探してみます。
ちなみに最後に、最後にこの映画を見たのはいつ?
え?本当に子供?わからない。
そうか、そしたらさ、面白いかもね。子供の時に見るのと、大人になってから見るのとではやっぱりさ、見方が絶対違うから、
新たな発見とかさ、こういう意味だったんだとか、絶対あるよね。
あると思うし、その前半部分、たぶんちゃんと見入れてないから、そんなところもちゃんと見たいよね。
そうだね、気になってた。ずっとこの何十年か。
うん、もうエンディングはわかってないけど、どうして始まったのか全くわかってないと思う。
そこ結構重要だよね。
重要だよね。最後のところ、確かにハッピーエンドばっかり毎日見てましたけど、最初どういう状況からなったか、過程がわからない。
面白い。ぜひぜひ、いつか時間があれば見ていただきたいね。
宮崎駿の意図
さっきお話にもあった、風の谷のナウシカ。これはね、これはもう言わずと知れた名作、宮崎駿監督による、これ漫画の最初だったんだね。
ごめん、もしかしたら説明は違うかもしれないけど、何だったかな?なんかね、結構同時、私は映画が先だって記憶してるんだよね。映画っていうか、ナウシカのアニメの方が。
ウィキペディアはね、最初に宮崎駿による日本の漫画作品で書いてて、
1982年に徳間書店のアニメ情報誌、アニメージュ市場にして発表したシステムって書いてて。
そうだね、それずっと連載して、救済したりして、最終的に完結したんだよ。
で、でもアニメ自体は私たちが生まれた頃ぐらいじゃない?
なんかさ、私が何かで見たり聞いたりしたやつでの話だと、アニメ作ったけど、ラストが気に入らなくて、それで漫画書いたとかって、何かで見たような。
えっとね、風の谷のナウシカ、映画は1984年に公開されてるね。
で、ちょっと内容が違う部分があるってこと?
違うか、ちょっと違うか、なんか全然違うキャラクターも出てくるけど、ラストも全然、えーって感じで終わるしね。
うーん、私はそれを読んだことないから、分からないけど。
ぜひそれも読んでほしい、あの、比べてほしいし、
あの、多分アニメの方は分かりやすく、その主人公のなんていうの、活躍ぶり?
一回なんか死んじゃったかなと思ったのが、人がよみがえって、なんかみんなを救済してっていう流れになってるけど、
なんかすごい、アニメじゃないや、漫画はすごい複雑に、なんかすごい、すごいこと、すごいSFになって終わった感じがする。
あ、そうなんだ。えー、なおしかもう、でも、ほんと何回見たか分からないね。
私は録画したことはなかったけど、でも、自然ともう、金曜ロードショーでも何回もやってたから。
流れるたびに、ジブリ系はもう絶対見るようにはしてた、自然と。
で、でも、やっぱりそれこそさ、子供の時見ても、私全然内容分かってなかったなと思って。
なんかこの、なんか怖いのが、なんかすごい世界だし、なんかでっかい団子虫みたいなやつがさ、
はいはいはい、オウムね。
出てきたりとか、なんか、巨人兵出てくるよね、あれね。
出てくるね、出てくるね。
あれもう、なんなんかドロドロのやつ、なんなんだろうとか思いながら、でもなんかハッピーに終わるっていう、
なんかね、ほんとね、単純、私の脳細胞がすごい単純にしか捉えてないから、
なんか見たものだけを吸収してるって感じで、物語はほとんど頭の中に多分入ってきてなかった。
でも、やっぱ大人なってから見た時に、
あ、こういう、なに、バックストーリーじゃないよ、メインストーリーだよね。
メインストーリーだったんだっていうのが、すごい分かったのを覚えてるわ。
なんかね、なんか、カラーかっこいいよね、それぞれ。
うん、そうだね。ナウシカさん、いくつだか知ってる?
え、いくつだっけ?17とかだっけ?あれ?
あ、そうそう、16。
16か。
うん、知らなかった、私。
大人に見えるよね。
大人に、そう、大人になりかけな感じだよね、どっちかって言うと。
そう、アスベルがいて。
あ、そうそう、アスベルね。アスベルの声もかっこいいよね。
そうだね、あれ、あれだもんね、アシタカの声だったもんね。
あ、そうなんだ、そう言われてみればそうだね。
森桶姫のね、そうそうそう。
あ、一緒だ、そうだそうだ。
あの、調べてた時に、ナウシカの歳知って、あ、16だったんだって思って。
で、その後、なんか、ユパ様っているじゃん、ナウシカの師にあたる人。
先生みたいな人。
あの人、何歳か知ってる?
あの人、50何とかじゃないっけ?違ったっけ?
そうそう、45だって。
あ、45か。
うん、私、もっと言ってんのかなって思ったけど。
うーん、そう、やっぱなんか精神年齢みんな高いからなのかよくわかんないけど、ちょっとこう、みんな高そうだよね。
多分、だからあの、白王子とかもさ、意外と若いんだろうね、みんなね。
戦車に乗って、わーって、なんか、腰が痛いわーとかって言ってる、あの人たち多分、意外と、うちらが思っているより若いかったですよね。
そうかも、多分。
意外とね、60ぐらいだったね。
そうそう、多分そのぐらいなんだ。
英語のタイトルもあるのよね。
もちろん、世界で知られているナウシカ、ジブリですから、あるんだけど、
英語のタイトルが、Nausicaä of the Valley of the Wind、まあそのままだよね、風のパニーのナウシカ、そのまま。
なんだけど、これが、最初は違ったみたい。
へー。
最初は、Warriors of the Windっていう、風の戦士たちっていうタイトルで、ちょっと違うよね。
ナウシカ入ってないの?
ナウシカ入ってないし、戦士たちっていう言葉が入ってるわけ。
いっぱい複数形なわけね。
そうそうそう。で、これはなぜかというと、宮崎さんのデビュー作である本作は、まだ宮崎に強い発言権がなく、アメリカ側が、宮崎さんの無許可のまま、ずさんな形で多数の改編が行われて、そういうタイトルも勝手につけられたらしい。
で、キャラクターの名前も変更されてた。
で、複数のカットもなされて、全体が1.05%の早回しにされて、116分から97分に編集された状態で発売された。
すごくない?
すごいね。逆に見たいね、それどうなってんの?っていう感じが。
どういう話の流れっていう。
それで、宮崎さんの熱心なファンであるトーレンス・スミスさんという人が、宮崎さんのプロデューサーの鈴木敏夫さんにこれを伝えたんだけど、鈴木さんは、プレイモを入れたら海外では発売されなくなると判断して、宮崎さんに教えなかった。
多分そうだよね。
ジブリ美術館の思い出
だけれども、後々これは宮崎さんは知ることになって激怒するっていう。
そういう激怒するんだ。
そういうバックストーリーがあったらしい。
この前NHKでそれこそ、宮崎駿のプロフェッショナルみたいなやつ。
はいはいはい。
すごい高畑勲に恋してる人みたいになって、すごいびっくりした。
あー、そうなんだ。
うん、すごい面白かったよ。
面白かったって表現が、すごい私は衝撃を受けた。
こういうこと、こういう人なの、よくわかんない。
それが全てじゃないかもしれないけど、なんかすごいと思った。
見たい、面白そう。
NHKのアーカイブとか残ってないかな。
ぜひ見てほしい。
そうか、ジブリ美術館、ジブリミュージアムには行ったことある?
ないない。
ないか、私は1回ぐらいしか行ったことない。
あるの?
うん、1回あって、で、うちの夫がさ、セスコがさ、もう何回も5、6回ぐらい行ってんだよね。
へー。
自分ももちろん好きだし、友達とかが日本に遊びに来た時とか、
それ時に絶対連れてくところみたいな感じで言ってて。
へー。
私も1回しか行ってないし、あれ結構なんか変わったりするから、もう1回行きたいなと思うんだけど、
なんせ夏とかなると、やっぱチケットが取れない取れない。
確かにチケット取れないよね。
取れないんですよ。だから今年も行けないかなと思う。
もうちょっとね、うちの子達は私よりもまだジブリ付けにしてないから、
もっとバンバンジブリ付け、見てから行ったら感動が違うかなとか思ったりね。
そうね、ぜひそれはそうだと思う。
なんかね、ちっちゃい時にトトロを見せたんだけど、やっぱり後半ちょっと怖いっていうか、
めいちゃんが田舎になるあたりでも見たくないってなっちゃって、
あんまり長く見てくれなかったんだよね。
そうなんだ。
でも気持ちはわかるけどね、なんかこう不安になるっていうかさ、どうなっちゃうんだろうっていう、
あの怖さもあるけど。
そっか、やっぱ怖いんだ。
怖いね。何しかも怖いよね。
そう言ったらさ、なんかオウムがボワッみたいな。
そうだよね。
優しそうなやつが急に赤くなってさ。
あの虫たちがね、深いの、そこの方に行っちゃった時とかの虫の攻撃の恐ろしさみたいな。
わかる。それとなんか、そこの空気吸っちゃダメとかさ。
そうそうそう、ほんと怖いよね。
やばい、5分で肺が腐ってしまう、なんか死の森なのにみたいな。
アニメとの感情的なつながり
えー、どこ、どうなってんの?
そういうのはなんか子供でもわかったわ。
なんか、あ、ここ行き来ちゃダメなんだ、みたいな。きつい。
すごいことなってんだ、みたいな。
でもみんな、え、もうナウシカ大丈夫?みたいな。
そう、ほら、なんか砂地獄、アリ地獄みたいなのにさ、
あ、なんか飲み込まれてく、みたいな。
そうそうそう、もう恐ろしい。恐ろしすぎる。
恐ろしい、意識ないしさ、え、呼吸できんの?それ大丈夫?
そうそうそう、え、今どうなってる?肺に入っちゃってないの?みたいな、なんか。
そうそうそう。
いろんな心配しちゃう。
失敗する。やっぱ子供の方がやっぱ感受性は高いよね。
うーん、そうだね、もうその、そこにいるつもりで見ちゃうからね。
そうそうそう、こう、なんだろう、客観視する余裕がない分さ、大人はやっぱ客観視するじゃん。
なんかこうストーリーを考えたりとかさ、先回りして考えたりとかするけど、
子供はやっぱその、そのモーメントっていうかさ、その瞬間瞬間でこう感じするから、もうのめり込んじゃうよね。
そうだね、何回見てもそこではーってなっちゃうから。
そうそうそう、もう分かってんのにね。
分かってんのにうわーってなっちゃうから。
分かる分かる、何回見てもちこのみ、ほんと酸っぱそうだなって思うしね。
うーん、そうだね、なんか長靴いっぱい食べたいな、ふんふんふんみたいな。
あのシーン。
あたりの会話、ね、会話。
忘れられない。
この会話、そうそうそう。
分かるわー。
見てないのになんかセリフが出てきちゃうあたりがさ、ほんと何回も見たんだなって自分でも今びっくりした。
いやー、ほんとそうだと思う。ほんとにね、もう生活の人生にこう入ってるからね、ジブリは。
やっぱ日本の人たちはそういうふうにジブリとともに育ってきた感じはするよね。
育ってきたんだねー。
いやー、でもナウシカだけじゃなくて、ほらラピュタとかね、魔女の卓球とかいろいろあるから。
ジブリ話し始めたら止まらないよね。
止まらないよね。でもさ、でもさ、あったら変だけど、あたしさ、ラピュタがさっき言ったみたいにダビングが毎回うまくできない。
ダビングじゃない、録画が毎回うまくできなくて、あの金曜ロードショーでやるやつね。
逆にそれエンディングが必ず撮れてないのよ。
撮れてなかったのよ。
結末が分かんなくて、あたしなんかね、ラピュタ好きな人とかも結構いるの知ってるんだけど、
あたし結末がずっと分かんなかったから、ラピュタそこまではね、思い入れが最初の頃なかった。
それ悲しい。
たぶんバルス全然聞いてないと思う、あたし。
今は知ってるでしょ?
録画の懐かしい思い出
今は知ってる。今もラピュタを見てたから大丈夫。
いつも途中で、なんだろう、ラピュタは途中で終わってしまうものみたいなさ。
謎の固定観念が。
もう誰だっけ、あのお兄さん。お兄さんとか言って。
誰?
名前が出てこない。あの眼鏡、サングラスした。
ああ、あの悪いやつ?
悪いやつ。
ムスカ?
ムスカ。ムスカあたりで終わってるってことね。
ムスカあたりで、たぶん3分待ってやるみたいな。
そこら辺で一番テンション高い。
そうそう。
ドキドキするところ。
ドキドキする。これからバルスでバーンってなるあたりだ。
目前でさ、いつも終わっちゃうみたいな。
そう、こう、うーんってなるよね。どうなるのってなるよね。
そう、たぶん下手したら飛行船に乗って連れ去られても、
あと袖で録画できないとかもしょっちゅうあった気がする。
見れなかったのよ。
そんな時代も、今はほんと便利な世の中に。
最後まで見れますから。何なら倍速で見れますから。
ほんとだよね。
いやいや、話は尽きないところですけれども。
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
3MオタクはSpotify、Apple Podcasts、Amazon Music、そしてYouTubeでも聞くことができます。
概要欄にリンクが貼ってありますので、そこからアクセスしてください。
もしくは、オタク、OTTSDKでも検索可能です。
Instagramでは新エピソード配信のお知らせもしております。
今後より良い番組を作っていく上で、私たちの励みにもなりますので、
ぜひ各種プラットフォームでのフォローや登録をよろしくお願いいたします。
そして私たちは姉妹番組2AMオタクも配信しております。
こちらの番組は全て英語で、私としずこが漫画やアニメ、そしてアニメ主題歌についても深掘りしておりますので、
こちらもぜひ合わせてお聞きください。
それでは次回も3Mオタクでお会いいたしましょう。さようなら。
さようなら。
31:32

コメント