1. ラジオを口実に・・・
  2. #30 Dream Theater を聴いて..
2024-11-17 33:55

#30 Dream Theater を聴いてた二人が話し始めました。【ゲスト:シウル】

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とある出来事がきっかけで、10数年ぶりに再会したシウルさんをお呼びして音楽の話をしました。
そんなやり取りの第1回目です。


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※このラジオは音読さんを使用しています

サマリー

このエピソードでは、ポッドキャストのホストとゲストのシウルが、ドリームシアターやメタル音楽に関する個人的な体験や音楽の進化について語ります。また、大学時代の思い出や彼らの音楽的背景を振り返りながら、メタルとジャズの関連性についても深く掘り下げます。ドリームシアターの音楽スタイルや演奏の特徴についての考察が行われ、ポリリズムやアフロビーツ、インド音楽の影響も取り上げられます。さらに、メタリカの楽曲のライブ再現や技術力の違いについて語られ、演奏の奥深さが浮き彫りになります。ポッドキャストでは、Dream Theaterやエクストリームを通じてメタルの進化やギタリストの影響が語られ、特にスラッシュメタルの特徴や90年代のメタルサウンドに焦点を当て、リスナーとしての経験が音楽の理解に与える影響が議論されています。

ポッドキャストの導入
ここは、野良の音楽オタクが、どこで喋ったらいいかわからない話をするために作られた、ポッドキャスト番組です。
えーっとね、どうしようかな。あのね、もう始まっちゃってる感じにしちゃいますけど、まあまあまあ、とりあえず・・・
いや、今すごく考えてるのが、今日のゲストであるシウルさんをどうご紹介したらいいかがわからないっていう・・・
まあ言いとも形式だと、そみすさんの紹介みたいなことになるんですかね。
そうか。あれだな、なんか紹介だとしても十何年という落があるんですけどもね。
そうですよね、そうなんですよね。
カレンダーが何個空白なんだっていうぐらいには。
そう、だから、立ち位置的にはどうで、難しいですね。
難しいでしょ。
すごい難しいでしょ。なんか僕もどう説明していいのかなと思って。
それで言うと、そみすさんの肩書きは、そらみミストとか書いてましたけど。
えーっと、大衆音楽研究家、空見ミスト的な感じでっていう、安田はじめ的な感じでいきたいという感じですけど。
あーそうか、それを用意して、トークテーマじゃなくて、そっちを用意してなきゃいけない。
いや、それを僕も用意しなきゃいけなかったんだ。
うんとね、えーっと、僕としうるさんの共通の友人、そみすさんで、僕のポッドキャストに定期的に来ていただけてる方がいるんですけども。
すごいよそよそしい言い方がすげーなのがあるなって。
そみすさんね、ちょこちょこ来てもらって、そみすさんと共通の友人で。
でも、ひょんなことをきっかけに、十何年ぶり?
十二、三じゃない?もうちょっといるかも。
十二、三、十二、三年ぶりぐらいに、ちょっとこうやって、まあなんかこうやって喋る機会があって。
で、こんなに喋れるんだったら、あ、うちに来てもらおうかなーって言って、きょう。
音楽との出会い
そうですね。
この間、かぜいじんさんがそういうふうにおっしゃってくださってる、その大きな理由として、
れっちりのジョン・フルシアン的意外の評価についてっていう議題で、一回盛り上がったっていう。
そうそうそうそう。
ジョン・フルシアン的意外、そしてミスター・ビッグにおけるリッチー・コッセンキーについて。
そうそうそうそう。
あの二枚を同票するか。
そうそうそうそう。
あれの盛り上がって、たぶんこう、来ませんか?と言ってくださる。
そうそう。もうこれでいいじゃんみたいな。
もうこれでいいじゃんみたいな感じでね。
あんな感じでっていう。
そうそうそうそう。
もうそれでちょっと喋りましょうよ、久しぶりにっていうか。
たぶんね、こうやって収録形式のあれとかで喋るのは初めてなんですよ。
初めてですね。思ってては初めてですよね。
初めてなんですよね、これはね。不思議なもので。
やっぱりお互い、自分のコミュニティ内というか、自己完結型というか、
ちょっとうち拡大していかないっていう方針を取ったことがない二人だから、
微妙なとこだな。
本当ですか?なんか大満足っていう状態がずっと続いてたから、今の状況で。
そうなんすかね。
話せる人いないのかなって探しに行ってなかったから、僕は。
なんだろうな。自分の部屋とか、自分の取り出みたいなものは確立して、
僕自身はとりあえずフラフラ言っても、最終的にそこがあるからどうでもいいよみたいな。
そうかそうか。
そういうスタンスなのかもしれないですね。
なるほど。
なんかでもね、っていう感じではあったけど、ちょっとタイミング的なものとかがあったりとか。
そうですね。
そんなこんなで、それでやっぱ10年間、そこそこ長い間が空いてしまっての今日なんですよね。
そうですね。
お互いに特になんか噂を聞きつけてじゃなくて、喋ってたら、あれ、こんな話できるのっていうのがね。
でもね、どうなんだろう。10年前の僕は、しゅるさんとここまで喋れたんだろうかという気がしますけどね。
まあお互いにお互いの持ってるイメージがあったからどうなんだろうな。
まあでも10年前、10年前って何聞いてたんだろう。
10年前何聞いてましたかね。
10年前、2014年。
2014年、2014年か。
ジャズとメタルの融合
その時、原稿の音楽も当然聞いてたんでしょうけど。
ああ、俺微妙だなあ。
そうか、そうか。火星人さんから原稿の音楽って話ってあまり聞かないですね、そういえばね。
分からないですね。
あとどれくらい分からなかったかというと、いまだにイワソビが何人組か知らないぐらいには分からないですもんね。
ああ、そうですか。
J-POPだとなおさら。
そう、例えばJ-POPだとイワソビが何人組かいまだに知らないですから、僕。
まあ彼らはかなりこう、ちょっとTMレボリューションっぽいっていうか。
あれ、もしかして何人になってもイワソビなのとか。
ああ、そうなんですね。
まあでもね、たぶん2人。
ああ、たぶんきっと2人なんだ。
たぶんきっと2人。
たぶんきっと2人、それぐらい分からない。
そう、メインで制作してる人とメインで歌われてる人。
ああ、そういうことか。
だから、何だろうな。
10年前もの?
何でしょうね。
何年前か。
何でしょうね。
それがね、大学の時だったらとかっていうのはね、いろいろ思い出せる。
あの時の時だともう本当にもう、僕はメタルとハードコアの興味が一気に深いという意味で進化の糸をたどってたので。
まあだいぶ掘り下げてましたよね。
だいぶエクストリームな方に行ってたのが大学時代ですね。
ああ、どんどんどんどんこう。
そうそうそうそう。
早く重くっていう。
早く重くみたいな感じになってっていう感じだったんで。
僕の頃が一番デスメタルグラインドコアを一番掘り探してました、ずっと。
それこそあの。
人間、そうですよね。一回こじらせないと潜れないっていう側面はありますからね。
ちょうど僕が大学時代の時っていうのは、やっぱあのあれですね。
マイスペースがわりとこう。
はいはいはい。
割とこういうちょっとね深掘っていろいろと探したいっていう人たちには、
割と結構おなじみだったマイスペースとかが割と結構主流の音楽系SNSだったんですよ。
僕はサウンドクラウドよりもやっぱマイスペースの方が割と結構おなじみだったんですけども。
僕もですね、多分そうだった。
もう聞いたことないトラックメーカーの人のを聞いて。
はい。
でしたね。で、音盤とかもないからもうそこでしか聞かないみたいな。
そうそうそうそう。
だから僕もやっぱ世界各国のデスメタルぐらいの子はマイスペースでもう夜な夜ななんかもう。
あー。
ずーっともうマイスペースサーフィンして、あ、こんなバンドがインドネシアにおるんやとか。
なんであなたたちはすぐ東南アジアの深い音楽に。
いや、あのね、あのあれなんですよ。
当時その僕がそのデスメタルを聞いた頃ってちょっとねあのやっぱマイスペースのおかげとかもあるんでしょうけど東南アジアのデスメタルがすごく日本にやってきてたんですよ。
あーそういう時期なんですね。
そうなんですよ。東南アジアとロシア。
あーロシア。
ロシア。ロシアのデスメタルと東南アジア、インドネシア、マレーシア、シンガポールとかあの辺のデスメタルが、
まあすごく日本にやってきて、結構日本でもまあそのまあ言うてもあのやっぱりちょっとアンダーグラウンドなレベルから、
日本のアンダーグラウンドなレベルからだけども流通するようになって僕らでも手に入るようになってきたっていう時代が大体それぐらいだったんですよね。
ロシアって音楽的にはそういうこう、なんだろうな、絶妙なピンポイントでなんか評価を受ける国ですよね。
なんかでもやっぱり基盤にはやっぱアメリカが確立、アメリカのバンド、デスメタルバンドが確立したスタイルを各国でやっててっていう感じではあるんで。
ギターなんかの機材だとロシア製のがちょっと評価されたりとかっていう時期が。
あーそうなんですね。
そう今有名なのはビッグマフとかその辺が。
あ、そうかあれロシア製ですね確かに。
しかもロシア製というかロシア機があるっていうか。
ロシアの時のだよねっていう。
あ、そういうことかそういうことか。
微妙に色が違ったり。
僕でも分かるエフェクターはですね。
ファズフェイスとか分かるでしょ。
名前は聞いたことあります。
あの赤いまんまるのやつ。
はい赤いまんまるの。
そうそうそう。
分かります分かります。
ロシアか。
ロシアそうですね。
多分急になんかロシアのデスメタルバンドがやたら聞かれるようになった感じはありましたねあの当時はね。
それで言うと俺大学の時そのロシア関連っていうとビタスっていう人いませんでした?
ビタスか。
あー分かんない。
えっとね。
セブンエレメントとかっていうちょっとそっち寄ってるような音楽なんですけど。
そうなんですね。
はい。
なんか本当にロシアデスメタルだけなんかちょっと漁ってたってくらいだからちょっとあんまりなんですけどね。
やっぱ火星人はやっぱそっち強いですよね。
僕はもう僕は基本そっちです。
人生だいぶそっちに傾いてる?
だいぶもう僕はスラッシュメタルデスメタルですね。
そうですねもう本当大学の頃本当にそこでしたね。
大学で出会った音楽というかメタル関連でもいいんですけど。
大学で出会った音楽って言いますとあれですねやっぱり地元のライブハウスに通い始めたので。
あーそっから広がるんですね。
だから地元のシーンとかですかねやっぱ。
地元のハードコアメタルその辺かな。
あとはそのねやっぱこっちにやってきてくれるやっぱり関西のシーンだったりとか関東のシーンだったりとかキンキンのシーンとかなんかそんな感じでしたね。
ライブハウスだったんだ。
ライブハウスですねやっぱり。
やっぱり僕大学でジャズだったので出会うタイミングが。
ちなみに大学時代のジャズって何聴いてました?
えっとね一番最初に飾られたのがジョン・コルトレインだったんですよ。
あーなるほど。
ジャイアントステップス。
あーあれはあれはそっかあれは凄まじいですよね。
そうだからその直前にメタルどっちかというとプログレメタルからプログレ入ったので僕は。
あーそっからジャイアントステップいくとすごく不意に落ちます。
そう不意に落ちるでしょ。
めちゃめちゃストンって落ちますね。
そうだよね。
高校時代にドリームシアターなんですよ。
はいはいはい。
そのイメージ&ワーズなんですよ高校の。
僕も高校時代に聞いてましたドリームシアター。
あそうですよね。
聞いてましためっちゃくちゃ聞いてました。
でそこからのキング・フリムゾン入ってっていうルートだったんですけど。
だからもう順当にジャイアントステップ。
いや順当にジャズ行ったって感じですね。
あーでも僕も割とシュールさんと同じような流れでジャズは行ってますね。
あーやっぱりこうそのメタルとか重く速くっていう方向の中に複雑にっていう方向もあるじゃないですか。
そうですね。
そこのそのテクニックだったりっていう面で取りづらいとか乗りづらいっていうのをどんどん取り入れていく方向の時に。
そうそうそう。
あー気持ち悪い何これって。
そうそうそうだから昨日もそういう話にそみさんとお話しする時になったんですけど。
リズムの取り方としてそのメタルの取り方っておそらく中身の分割なんではないかと。
あー。
そう一拍っていうものがあるバスドラが1となって2となる間に何個入れるかみたいな。
そうそうそうそう。
4、8、16、32とどんどんどんどん細かくなっていく。
それがアフリカンビートだとポリリズムになったりするじゃないですか。
リズムと音楽スタイルの探求
あーそういうことなんですねそっか。
3と5と7と4が同居してるみたいな。
はいはいはいはいはい。
ポリリズムっていうのはやっぱアフリカとかあの辺が源流になってくる。
あんまりリズムのあれとかそんなによくね。
いやドラマーのくせにそんなになんかよくないから。
アフロビーツとかそういうのだから。
その2つのリズム同時になってるとか。
あとはやっぱりそうですねアフロポリ。
あーそういうことか。
だからその中身が分割されてる。
僕のイメージでしたよ。
こうやっぱりこう立ち立って対抗を叩く民族だから。
あーそうですね確かに。
1歩2歩3歩っていうあの感覚は絶対に崩せないというか。
うんうんうん。
歩くペースっていうのは変えれないね。
そうですね。
あれのリズムの中にこう複雑なリズムをどんどん内包していく。
でも隣で、隣を歩いてる奴は歩幅は一緒なんだけど、
なんだろう歩く速度も全く同じなんだけど、
1歩の中に入ってるリズムは全然違うっていう状態が。
みんな足並みは同じなのに叩いてるものが違うからそうなっちゃうってことなんだ。
ライブにおける再現性
あーそうそうそう。
それが分かりやすいのが多分ドゥードゥーにジャイローズだと思うんですよ。
あーごめんそれは分からない。ちょっと後で聞いてみよう。
あーぜひぜひ。
肩や多分インド的じゃないですかプログレってやっぱり。
そうですね。なんかそんな感じはありますね。
彼らはやっぱり座って演奏するからタブラとかは。
あーはいはいはい。
インスタで流れてきたのかな。
女の子のタブラ奏者がカメラで撮られながら、
あれはタブラの言語なのかな。
スマホで撮ってる人がね、口でタブラの音を真似するんですよ。
あれはなんか、
そういうなんか、
苦伝じゃなくて苦伝という言葉があるんだけど、
やるよみたいな、やってくださいねみたいな感じの先にあれを言うみたいな。
そんな感じじゃなかったですよね。
そうですね。でも多分動画の趣旨というか、
なんであんなに広がったかって多分、
どんな長いフレーズでも覚えて叩くんだこの人は。
そうそう。タカタ、ティーティーティー、タカタタタタタタタタ、
タカタタとかって、全部覚えてタタタタタタタタタタタタタタタとかってやるから、
これはやっぱり、ここからここまで決められた時間の中で分割するというよりかは、
積んでるっていうか、
何桁までいけるみたいな。
なんかあの、あれみたいな感じだっしょきっと、
旗揚げゲームの超長い版みたいな。
そうそうそうそう。覚えて知り取りみたいな。
覚え知り取りのあれをいきなりあのなんかごっごっごっごっ10個をやってみよう みたいなかそんな
やっぱりそう思ってクリムゾンとかもそうだしドリームシアターの特にギターソロとか キメの部分とか聞くとインドじゃんって思うんですよね
そういう風に聞くとちょっとおもしろいかもなぁ これ全部覚えて積んでるんだよな
そうですよね確かにそうっ ダダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンこれを何個積んで終わったら次
次の塊がやってくるみたいなね確かにそう あれをライブでやっちゃってるというのがおかしい
あの偽って本当なんですかねその ローリングストーン氏なのか
a 4日のレコード批評の批評家が ドリームシアターの音源を聞いてまぁこんなものはスタジオ版であって
音楽家っていうのは人前で演奏するどうたらこうたらみたいなこう 要は
まあだいぶ d 3のあーこんなものはスタジオ録音でしか成立しないもので 再現性が全くないからこれを音楽と認めないみたいなこと
たのに腹を立てたのか面白かったのか 完全に音源を再現するというライブをアルバム通しで行ったっていうなんか話は
聞いておくかなんですねああああああ あれはあの話は本当なんだろうかと思っている
えっそれそれは自分のアルバムをってことですかね あーすぐに虫だった時ああ
ありそうだ 割り草阿蘇ありそうなんですよ
いや、あの、ドリームシアター、これはね、いつかね、そう、自分で一人で喋ろうと思ってて、撮ってた話なんですけども。
ドリームシアターオフィシャルブートレックで、メタルハードロックの名盤を丸まんまコピーしてる、ライブでカバーしてるっていうのが三つ四つあるんですよ。
一つがメタリカのマスオードパペッツ。
それか、アイアンメイデルのオンナンボードビースト。
そんなことしてるんですか?
はい。あと、ディープアップのライブインジャパンをほぼコピー、アレンジも多少あるって言ってるけど、っていうのをライブでそんまんまやるっていう。
すごい。
あるんですよ。
贅沢な遊びだな。
で、喋ろうと思ったのは、最近改めて聞いて改めて感じて、初めて聞いたのが大学生の時ぐらいにマスオードパペッツのライブで完全再現するっていうやつを初めて聞かせてもらったんですよね。
これがびっくりするほどつまんない。
あーつまんない?
つまんない。
あー。
あのーなんだろう。
ライブ再現だと。
なん、なんだろう。
あのー、いや、なんか、つまんないで話が終わるんだったらしないんですけども。
なんか、なんて言えばいいのかな。
ドリームシアターレベルの技術力がある人たちだったら、
あー。
メタリカのあの感じもまんま出せるのかなって思ったら、それはまた別の話なんだなっていうのが、すごく面白くて。
あー。
そのつまんないだけじゃなくて、僕はそのつまんないプラスそこに衝撃を受けたんですよ。
まあ発見があったってことですよね、そういう。
そう、なんかね。
つまんないんだっていう発見。
そう、つまんないんだってなったんですよ。
それはあれなんですかね、やっぱCGを見てる感覚に近いんですかね。
あー。
再現はできてるんだけどさっていうことだと思うんですけど。
再現は完璧でした。
うん。
というか本家より上手かったです。
まあ、そうでしょうな。
ドラムの粒の揃いっぷりと、ギターの1414の粒の揃いっぷりが完璧でした。
だからってことじゃないですかね。
はい、そういうことなんです。
そうですよね。
で、そのドリームシッターのマスターズ・オブ・ザ・パペツを聞いてわかったのが、
技術力と演奏の違い
あ、メタリカって本当に癖の塊でできなかったバンドなんだなっていうことが改めてよくわかったっていうのは。
あー。
これがもう大発見で、俺の中で。
ちょっとなんか変な感動で、これが。
まあだから、各々の演奏者の絶妙な癖みたいなもので成り立ってたんだなっていう。
そうそうそうそう。
うん。
なんか、よく人に言うのが、これの話についてよく言ってるのが、
カレーが食べたいなと思ってパッて出されたのが、
あのすごくあの、なんだろうな、なんかもうギンミリギンミリされた素材で作られた高級なレストランで出たカレーが出てきたんだけど、
俺が食べたいのは実家のカレーだっていう感じ。
なるほど。
そう。
ジャガイモの皮剥くのめんどくさかったんだろカレーみたいな。
そうそうそうそう。
あの形が悪いカレー、あの人参タダ的なカレー。
あれ。
はいはいはい。
食べたけどなって思ったら、すげえなんかちゃんと処分ができて、うまいけどみたいな。
うんうんうん。
そう。
だから絶妙なズレみたいな、その。
なんかね。
そうですね。
やっぱね、メタリカ変なマンだなって思いました。
いや変、その、やっぱゲーム音楽とか作る人がよくそこの、なんか壁にぶち当たるっていうのは聞きますけどね。
あー。
やっぱ生演奏をその、想定してない状態で録音っていうかその曲を作るから。
うん。
その生演奏特有の揺らぎみたいなものは出せない。
うんうんうん。
その代わり完全に制御されたっていうこう、なんだ特徴があるから、それを加味した上で作曲しないと。
うんうん。
あー。
結局は、そうそう。
結局はゴールが生演奏になっちゃうと、一歩手前のデモ音源みたいな曲になっちゃうから。
あー、うわ難しいな。
そうそう、あくまで、だからその特性を活かした作曲みたいなことは、ファイナルファンタジーの人が言ってましたね。
あー、そうなんだ。
なんかほら、スラッシュメタルはなんかその雑さすらもなんかを良しとしてる感じっていうのはあるじゃん。
やっぱりパンクとメタルがやっぱこうね、ガッチャンクして出来上がったような音楽のところはあるんで。
やっぱりその荒さもやっぱ一つのやっぱこう、表現方法としてすごく大事な要素なので。
うーん、そうですね。
そもそも使ってる楽器のチューニングシステムがものすごいあやふやだったりするから。
あると思いますし。
多分、やっぱりスラッシュメタル前世の時代のやっぱ当時の録音技術とかの話も、あの音の悪さがむしろいいよねみたいなところもあったりするから。
はい。
っていうところもあると思いますし。
なんかでもね、いやなんでしょうね、やっぱりあのドリームシャッタークラスのなんでもできちゃいそう。
あの演奏ができたらなんでもできちゃうんじゃないかっていうところとはまた違う話なんだな。
あの完成度っていうかさ。
そうですね。
だからすごい悪い言い方すると、ドリームシャッターの技術力とかその演奏の性格性とか、まあ音の良さも含めてですけど。
うん。
そこからつなげていくにはやっぱり引き算しないといけないっていうのが一個だいぶ弱点ですよね。
あーそうか。
引いても引いても残っちゃうものがやっぱあるから。
あー。
そういうことなんですね。
いやーそう。
なんかね、なんかすごくなんだろう、つまんないだけで終わらない、なんだこれはっていう、なんかね。
あー。
改めてこう何十年ぶりかに買って改めて確認したくなっちゃうぐらいには、なんかすごく印象的なアルバムだったんですよね、これがすごく。
あー、それで言うと、例えばさっきのミスタービッグのリッチー・コッチェンの話で戻ると、
例えばですけど、ドリームシャッターがおそらくそれができちゃってる面白くなさって言ったらあれだけど、つまんなさが出ちゃってるのかなっていうと。
ポール・ギルバートとリッチー・コッチェンの大きな違いって多分いっぱいあるんだろうけど、
今言った引き算の話で言うとですよ。
あー、はいはいはい。
ポールの8分音符と8分音符は8分音符なんですけど、
リッキーの8分って16ありきの8分じゃないですか。
あー。
ごめんなさい、あのね、なんだろう、そんなに音楽的知識は分からないんだけど、ただ言いたいことはなんとなく分かります。
分かります、分かります。
分かりますよ。
いわゆるそれがこう、いわゆるファンキーだねとか、こう、まあそういう言葉にもつながるんでしょうけど。
あー、そう。
あの、なんだろう、引かないかっこよさがリッチー・コッチェンにあるんですよね。
あー、はんはんはんはん。
引かないというか、うん、なんか。
そうか、隙間ってやつですね。
そこまで詰めなくてもいいっていうところに、
本当にそこがすごくいい素敵だなっていうのはあります、リッチー・コッチェンはやっぱり。
うーん、やっぱりそのすごく、ね、やっぱあれを、なんだろうな、やっぱ、
あのリッチー・コッチェン系のミスター・ビッグの本当にいいなって分かったのは、リッチー・コッチェンのソロをちゃんと聞いて帰ってきた後なんですよね。
あー、はんはんはん、なるほどなるほど。
そうなんですよ。
あー、それすごい分かるわ。
ギタリストとメタルの影響
そう、リッチー・コッチェンのソロをちゃんと聞いて、この人がどういう音楽が割とメインなのかっていうことを理解した上で、もう1回あの2枚を聞くと、
あー、そういうことなんだって、これは当時15歳、16歳の俺には理解ができないはずだって思いました。
あー、すごい分かるな、それ。
そう。
だからね。
それいい聞き方ですね。
まあ、もちろんそれの逆も起きちゃったりする時はあるんですけどね。
あー、はい、うん、だと思います。
逆で言うと、この間ちょっとお話したエクストリームがそれになるんですよ。
あー、そうか、はい。
僕やっぱりそのエクストリームからヌーノが抜けて、抜けてっていうかほぼ解散状態みたいになって、ヌーノが抜けて、出したのがスキゾフォニックっていうソロアルバムだったんですけど。
はいはいはい、ありましたね。
なんかね、あれはあてつけじゃんっていうアルバムだと思ったんですよね。
あてつけのアルバムでしょ、これっていう。
まあ、すげえかっこいいし、すごい好きなんですけど。
でも、もうやだっていう、エクストリームやだっていうのが出過ぎてる感じがして。
なんでしょうね、やっぱりエクストリームが出てきた時代って、やっぱりどうしても早引きギタリスト戦国時代の、まだ終わりかけとはいえやっぱりそういうテクニカルギタリストがもてはやされる時代っていう。
時期でしたよね、そうですね。
なんですよ、まだそれくらいだったと思うんですよ、やっぱり。
なのでね、やっぱりどうしてもこう、なんかこう、やっぱり聴衆側が求める側と、バンド側がやりたいものとって、やっぱり若干ずれみたいなのがあったのかもしれないのかなーとか、ちょっと思って。
90年代のメタルサウンド
そうですね。しかもメタルっていうもの自体が、割と細分化され始めた時ですよね。
そうですね。
され始めたというか、もう細分化っていうか、名前つけなきゃしょうがないでしょっていうぐらいに入ってるような。
はい、そうだと思います。
NUNOなんて特にね、ファンクメタルとかなんか無理やり名前ついてたし。
なんかそんな感じで、エクストリームはそんな、まさにそんな感じの扱いだったと思います。
メタルは難しいですよね。なんかスラッシュメタルっていうジャンルを教えていただいたから、やっぱり改めて聞いて、もう一回聞き直してみると、
その、あ、メタルっていう言葉?金属感みたいなもので、スラッシュメタルでもう一回戻そうとしたっていう動きがあるのかなっていうふうには聞いたんですよ。
そうなんですかね。
元々持ってた金属感とかヘビーって、ヘビーメタルっていうぐらいだから、ヘビーでなきゃいけないことはないけど、この重たい感じがあるべきなのに。
そうなんですかね。
一時やっぱり僕だいぶ音も作りもマイルドになった時期があると思うんですよ。
金属感っていうよりこう、ちょっとなんか、むしろウエットじゃないっていう音っていうか。
どこでメタルに入ったかによって印象って変わるかもしれないですね。
あ、そうか、そうですね。
はい、なんとなく。
多分、80年代って多分いろんなスラッシュメタルしかいろんな音楽が同時進行で進化していったと思うんですよ。
はいはいはい。もうウルトラマンの兄弟みたいな仕事。
そうそうそうそう。
なんか。
おのおのいるぞっていう。
おのおのカンブリハレルレベルにいるから。
で、そこからやっぱり人気があって、やっぱりちょっとジャンル格闘ってできてっていうのもあるっていうところもありますからね。
やっぱりなんか、僕だったらやっぱり90年代のほうが2000年ちょい前ぐらいから入った家だからやっぱりどうしてもなんかもうある程度ね、
あの、なんだろうな、もうパンテラあたりが確立した。
あ、そうか。はいはいはい。
どっちかっていうとこうなんか金属音でこう、なんていうかな、まあ本当にスラッシュっていうぐらいのムチを打つみたいな、ああいうのっていうかなんかボコンって殴る感じの音っていうんですかね。
はあはあはあ、あの辺か。
やっぱ90年パンテラ以降ってなんかもうドンシャリ!みたいな感じじゃないですか。
はい、そうですね。
あれがやっぱりこう、ね、メインドコになっていった感じがあるから。
あ、そうか。95年あたりのね、コーンがしっかり。
そうですそうですそうですそうですそうです。
もうコーンなんてもう、コーンなんてもうなんだろうな、もうなんだろう、ギターもそうだけどベースも、なんかもう総手でもうボコンって殴ってくるような音っていうじゃないですか。
そう、だから僕の認識だとあれをメタルだと認識したのはだいぶ後なんですよ。
めちゃめちゃ好きでかっこいいと思ってたけど、あ、メタルだったんですかっていうか。
でもなんかすごいですよね。あれは、でも僕も多分高校の時に、高1ぐらいの時に初めてコーン聞いたけど、あ、こんな音作りするバンドいるんだって結構びっくりしましたけどね。
びっくりした。まあだいぶ日本にも影響を与えましたけど。
ですよね。
ミクスチャーへの。
あのベースがこんな、なんかあんなにベースがバキンボコン、バキンボコンなるバンド。
そう。
うーん、すごいなって。
そう、なんか輪郭はっきりしてんのに何の音かわかんないみたいな。
そうそうそう。
チューニングできるのこれっていうぐらいの、ダウン、ダウンな感じ。
これどんな、どんな弾き方してるんだろうみたいな。
そう、だから、あ、でもそれっていうとその、アイアンメイデンのベースが。
そうそう、アイアンメイデンとかもまあそうなんですけど、それを知るのはもうちょっと後の話になってくるんで。
あー。
だからやっぱりそう、だから自分の現体験で言うと、ああいうその音のベースとギターのバランスで、っていうか多分最初のコーンかレッチリかどっちかなんですよね、おそらく。
はいはいはい、なるほど。
どっちかなんですよ多分。
どっちなんだろうな。
いや多分コーンの方が先かもしれないな、もしかしたら。
うーん。
ベースってこんなに前に出ていい楽器なんだって。
あーなるほど、そういうことか。
そう。
あー面白いなそれ。
まあもうね、あくまでもこれは僕の現体験の話なんでね、その時系列ね、本当のその音楽的歴史のことの起こりで言うと全然もうね、あの順番はもうめちゃくちゃですけども。
あー。
そう。
ね、もちろんアイアンメイデンとかね、モーターヘッドとかもちろんいるわけだから、あのベースの練習とかね、やたら強いなっていうそのロック側のあれで言いますとね。
まあまあその楽器の進化にも絶対よるのでそこは。
そうですよね。
うーん。やっぱりその、まあ日本だと顕著ですけど。
はい。
その八百焼みたいなことがあるわけじゃないですか、日本に。
そう。
絶対生のストリングス読んだ方がいいのに、いやいいんだこれでやるんだみたいな。
CDにめっちゃ金かけたけど、生ストリングスよりめっちゃしょぼいんだけど、やってる人間は超楽しいみたいなことにもなるでしょ。
そういうことで言うとやっぱコーンとかがあの辺のモーターヘビーですとかね、ラップロックミキシャーが出てきて。
33:55

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