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  2. #21 便利な生活を手放す
2024-06-26 14:40

#21 便利な生活を手放す

📱💻 便利すぎる現代生活、ちょっと休憩してみませんか?
元お坊さんが語る、デジタルデトックスのすすめ🧘‍♂️✨
20年前の修行生活で経験した「不便」な日々から学んだ、
心の平穏と自己理解を深める方法をお伝えします。
あなたも今日から、ちょっとだけ不便な生活を始めてみませんか?
心が軽くなる、新しい発見があるかもしれません!
#デジタルデトックス #マインドフルネス #シンプルライフ
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どうも、コウブンです。
座禅をしたり、パスを育てたり、野菜を作ったり、最近ではAI漫画にチャレンジしたりしています。
さて、本日はですね、便利な生活から離れてみて感じたこと、というテーマでお話をしたいと思います。
皆さん、毎日スマホを触っていますよね。
あと、テレビを見たり、あるいは車に乗ったり、電車に乗ったり。
とにかく、自分たちの生活の周りには家電製品とか、いろんな現代科学の技術の水が集まったものを利用した生活、これを聞いている人はほぼ100%味わっているのかなと思います。
今日は、そういった便利なものを離れた生活を経験した時に感じたことを通じて、皆さんにそういった便利なものから離れた時間を作ってみるのはどうでしょうか、というご提案といいますか。
そういう一緒にどうでしょうか、というお誘いですかね。そういったお話をしたいと思います。
便利なものから離れる生活というのを経験したことがあるんです、私はね。
どこでかというと、それはもう修行生活の時なんですよね。
私が20歳の時、今から約20数年前の話なんですけれども、正力言うと1999年、平成だと平成10年の時に東京の永平寺別院というところに修行に行きました。
当時私は20歳だったんですよね。それまで学生をしていましたから、自由気ままな生活をしていたところから永平寺、東京別院、修行生活でお坊さんの世界に入って生活が一変しました。
何がすごく一変したかというと、便利な生活がなくなったというのが一番大きいですよね。
例えば携帯、当時はスマートフォンはなかったですから携帯電話、携帯電話は持ち込み禁止でした。
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そしてテレビ、新聞、ラジオ、これは一切見ること聞くことはできません。
さらに言うと、お財布の持ち込みも禁止でしたね。お金は必要ないということでしたね。
とにかく修行の生活に必要ないものは持ち込みは禁止。あとは娯楽というものを基本的には楽しめない環境だったんですよね。
そのような生活を最初は戸惑ったんですよね。
暇だったかというと暇ではなかったんです。やることというか覚えることがいっぱいあったので。
修行の生活は決して退屈ではなかったんですが、ただそういう便利なもの、たくさんの情報を仕入れたりすることとか
そういったことが制限されたおかげで、そういう情報を仕入れるという習慣がですね、
だんだんとこの修行しているうちにですね、なくなっていったという実感はあります。
それでですね、一番その便利な生活から離れた上で修行して、そして自分のお寺に帰って
ほとんど普通の生活、普通の一般の方と同じような生活に戻ったときに感じたこと。
不便な生活から便利な生活に戻って感じたことというのはですね、情報がものすごく多いというのがまず最初に感じたことなんですよね。
例えば電車に乗れば、たくさんの人がいるというのもそうなんですけど、釣り、広告ですね広告。
何て言うんでしょうか、ぶら下がっている広告とかありますよねとか、
あと最近だとモニターがついてて、たいまなくCMがいろいろ入れ替わったりしてますよね。
あとちょっと外を見ればですね、ありとあらゆるところに看板が立ってて、いろんな情報が書かれてるんですね。
そういったものがものすごく、もうそういったものが全然ない生活から一気に割ってきたものですから、
まずそれが帰りの電車に乗ったときにですね、これはちょっと煩わしい、うるさいというか目障りというか、
とにかく不快な思いをしたのを覚えています。
そして家に帰ってから、自宅のお寺に着いてからですね、久々にテレビをつけてみたんですよね。
そうするとですね、いろんなCMとか、あとは話し声、とにかく止まらないですよね。
あれってね、止まる瞬間じゃないですもんね、テレビって。
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それを聞いたり見たりしてて、やっぱりそれがね、とても疲れる。
やっぱりそのときもうるさいなと思いましたね。
そこが一番の修行から帰ってきたときに、私たちの生活というのはたくさんの情報が流れていて、たくさんの音とか光とかがあって、
それが便利な反面、やっぱり私たちの心をいつもかき乱すんだなということを実感したんですね。
それでですね、そういう生活っていうのもですね、しばらくすれば慣れてきたんですけども、
そのときに不便な生活、不便って言っちゃうとちょっと語弊があるんですけども、便利なものから離れた生活というところで、
そういうことをしてきた上で、その便利なことから離れるメリットというものは何かなって考えてみたんです。
一つ目は集中力が向上するというメリットがあるかなと思います。
スマートフォン、あるいはインターネット、そういったものから離れることで、他のことに気を取られにくくなりますよね。
勉強してるときに着信がなったとかね、そういったことに気を取られにくくなる。
本を読んでたりしても、何か気になることをちょっと調べ物だしようと思って、スマホを開いたら余計なことを見ちゃったみたいなね、
そういった集中力を削ぐということがなくなるというのが一番最初に来るメリットかなと思います。
二番目に来るメリットはストレスが低減されるということなのかなと思います。
便利なもの、特にスマートフォン、インターネットを代表に挙げますと、常に情報や通知に惑わされること、追われることなく心が穏やかになりやすいということかなと思います。
なので情報多いところから解放されることで、そういったストレス、いつ良い情報も悪い情報も入ってくるかわかりませんから、
そういった落ち着いた環境からそれを遮るようなストレスですね。
そういったところから軽減されてリラックスできる時間が増えるのかなと思います。
三番目に来るのは自己理解というものが深まるということがメリットの一つなのかなと思います。
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自分自身と向き合う時間というのが増えますね。
修行の生活の時に一番良かったなと思うことは自分のことを考える、自分の人生を考える。
生きているということはどういうことかなと考える。そういった時間が増えたということですよね。
だから自分の思っていることってどういうことなのかなということを深掘りすることができる。
これはとても良いメリットだと私は思っております。
なぜなら自分の良いこと、悪いことを見つめることができるから。
悪いことが見つかればそれを改善することができるから。
そういったところがメリットなのかなと思います。
具体的な便利なところから離れる方法なんですけれども、私が考えた3つの方法。
これが良いのかなというものを3つご提案したいと思います。
1つはデジタルデトックスですね。
最近は時々デジタルデトックスという言葉を多く聞くことがあるのかなと思います。
どういうふうにやるかと言いますと、1日の中でデジタルデバイス、
特にスマートフォン、パソコン、テレビ、そういったものから離れて、
使わない時間を設定してみるということをデジタルデトックスって言うんですよね。
例えば朝食あるいは夕食、その時間帯は絶対に触らないと決めてしまう。
1日のうちに1時間離れてみる。
それを1週間のうちに1回、もしくは2回やってみる。
そういったデジタルデバイスから離れて、食事に集中してみるということですよね。
テレビももちろんつけないということですよ。
その時は互換に集中してもらうのが一番いいですね。
要は味わうということです。
食感であったり味付けであったり、
互換をフルに活用して味わっていただくというところに
意識を向けてもらえればデジタルデトックスになるんじゃないでしょうか。
2番目なんですが、自然と触れ合うということ。
公園とかに行って散歩してみるということがいいのかなと思います。
ガーデニングなんかもいいですよね。
あえてそういった、
わざと自然と触れ合う時間を使ってみるというのは、
便利なものから離れていくという効果に近いのかなと思います。
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3番目としては、シンプルな生活といいますか、
あえて家電を使わないでみる。
あるいはひと手間をかけてみるということでしょうかね。
例えば料理なんかは、とても便利ですよね、冷凍食品。
ネットで注文して家に届いたものを、
家に待っていれば届いたものが届きますし、
それをレンジでチンすればすぐに食べられる。
それはすごく便利なんですけども、
あえて自分で作ってみるというところですよね。
冷凍食品を使ってもいいんですけど、
そこにひと手間を加えるというのもいいかもしれませんね。
何が言いたいかというと、
少しだけ日常の便利なものに、
少し不便を足してみるという、
不便というか手間を足してみるということが、
自分の生活をする上で、
新たな発見があったりするのかもしれませんね。
便利なものというのは、
私たちの生活を豊かにしてくれるんですけども、
時にはそこから離れて、
自分自身と向き合う時間を持つことも大事だと思います。
私が修行生活での経験から学んだことを、
皆さんと共有して、
便利なものから離れることの価値観を感じていただければ幸いです。
では本日は、
便利なものと離れた生活をして感じたことについてのお話でした。
今日のお話について、感想、ご質問等あれば、
ぜひともコメントに寄せていただければと思います。
では、連常院副住職の幸文でした。
ではでは、またねー。
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