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おはようございます。コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
本日もお悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、
蓮の葉というお坊さんが答えるお悩み相談サイトに寄せられたお悩み相談文を私、コウブンが答えるといったものでございます。
ではですね、早速行きたいと思います。
30代男性の方、題名がもやもやするので聞いていただきたい。
本文の方ですが、
30代後半独身です。
つい先日、同じ会社の女子が結婚したと聞きました。
ほとんどしゃべったこともなく、タイプでもなかったので不運という感じでした。
その後、また聞きしたのですが、結婚相手は3年ぐらい前に同社を辞めた方で、部署は違いますが割と仲良くしていた同年齢の方でした。
様子とかは普通、社交性はアルフォーでしたが、なかなかのオタク系だったので、僕と同じく独身を貫くんじゃないかと勝手に思っていました。
僕は結婚願望は特にないのですが、同じ会社の女性と結婚したという話を聞いた時、置いていかれたというか、よくわからない感情が芽生えてこそ、そこからもやもやがなくなりません。
どうしたら良いでしょうか。そのうちどうでも良くなってしまうのでしょうか。
といったお悩み相談となっております。
元同僚で結婚して、そんなに気にしていないつもりではいたのですが、なんだか気になってしまいました。
自分の表現することが難しい感情が心の中を支配しているという、もやもやとしている、なんだか気持ち悪い気持ちがするという、そういう感情をどうにかしたいという、そういうお悩み相談文です。
もやもやという、この方の30代後半という風になっているのですが、なんとなく少し全体的に稚拙な感じ、幼い感じのする文章だなというのが私の第一印象です。
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何て言うんでしょうね。若者が悩むようなことを悩んでいるというような印象を受けてしまいました。
決して馬鹿にしているわけではないです。きっとあまりこういう文章が得意じゃないのかなと思うんですけれども。
あと、自分の表現の仕方が僕と書いてありますね。この僕という言い方は私の偏見なんですけれども、やはり30代の男性の方が使うと、やはり幼いような印象を受けてしまうかなと思います。
やはり私という文章ですから、文章では私と表現した方が年齢層と言いましょうか、というふうに思いました。
これは私のあくまでも独断と言いますか、偏見ですので、あまり気にしてもらうようなところではないんですけれども、
その上で全体的に考え方としては少し資料が浅い部分が感じられます。
どういうことかというと、同僚が結婚したということに対して、おそらく自分が置いておかれてしまったというような気持ちを抱いたんじゃないでしょうか。
そのモヤモヤの部分をもうちょっと深掘りした方がいいと思うんですよ。
そのモヤモヤがあってというところでしょうけれども、もう少し自分の心の状態、どうしてそういう感情に至ったのかというところを振り返って考察してみるというのをもうちょっとやってみたほうがいいのかなと思います。
私が聞いた限りでは、まずはこの方は自分と同じような状況の方、同年齢で同じ会社で独身であったと。
いわば同じ属性の人間が人生でおいて新しいステージに進んだことというのが無意識のうちに比較をしてしまったというところがあったというのがまず一つなんじゃないでしょうかね。
他にも、自分が同じ属性の人が進んでしまったということは、自分は取り残されたという孤独感みたいなものを感じているというところでしょうか。
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あとは、今まで結婚願望がないと自分では思っていたんですけども、自分の年齢とか社会的な立場とか価値観、周囲の期待感というものに影響されて、自分が本当に結婚願望がないんだろうかというところに揺らいでいる、迷いが生じているという部分があるのかなと思いました。
その辺が自分の気持ちというものに心の奥底にあったものが少し現れてきて、そしてそれがおそらくこの方にとって初めての感情だったんでしょう。だからこそ戸惑っているという部分なんだと思います。
なので、どうしたらいいのかというと、シンプルに結婚すれば解決することなんですけど、そう簡単に結婚できるわけがないですよね。それができたら苦労はないという話のところだと思うんで。
であれば、現状を受け入れるという方向で行った方がいいのかなと思います。つまり、もやもやした感情というのは、言ってみれば自然の感情ですよね。
自分と同じような立場の人というのが自分よりも先に次のステージに進むというのを目の当たりにすると、やはり取り残されたという部分、自分の方がなんとなく劣等感を抱くというようなところから焦ってしまうというところがあるかと思います。
だけども、そういう感情を持っているんだと、自分はこういう置いてかれたというような状況、表面上はそう思っていなかったのかもしれませんけど、心の奥底では思っていたからこそもやもやという感情が現れたわけですから、
そういった感情が生まれた理由を素直に受け入れるということですね。それがまずは大事かなと思います。
それと、なぜこの結婚話が相談者さんに対してもやもやするというような影響を与えたのかということをもうちょっと考察してみるという部分ですね。
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本当の原因は何なのかというのを理解することということで対処法というのが見つかってくるのかなと思います。
そして、自分の人生の目標というのを再確認をするというところでしょうか。
結婚願望がないというふうにおっしゃっておりますけれども、改めて自分の人生の目標とか価値観を見直してみて、どういう生き方をしたいのかというところを言語化してみるというのは大事かなと思います。
そして、新しい活動とか趣味、今までの人生の中でなかったことをやってみるということでしょうかね。
そうすることで、そのもやもやした気分が晴れてくる気分転換になったりとか、
あとは同時に視野が、自分の認識の視野が広がるのかなと思います。
なので、いろんなことにチャレンジするというのは大事かなと思います。
他にも、同じような属性の人というのはもちろん他にもいるでしょうから、30代後半の独身の方、そういった方と交流を深めてみるのもいいかもしれませんね。
同じような価値観を持つ人々と交流するというところでしょうか。
何も絶対に同じ属性じゃなければならないわけではありませんが、できるだけ近い人と交流をするということで、
孤独感、自分が置いていかれたという孤独感というのは多少の経験はあるのかなと思います。
あと、根本的なことなんですけれども、人の人生と自分の人生というのは比較をしないというのは大事かなと思います。
人それぞれ人生の歩み方というものは違いますから、歩むスピードというのも違いますよね、歩む方向も違うと思います。
ですので、自分と他人というのは同列に考えず、比較をせず、自分は自分、他人は他人という、そういう心構え、そういったものを受け入れる心というものを大切にしていただきたいなと思います。
そんなようなところでしょうか。
今日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いて、ご意見、ご感想などあれば、どうぞコメント欄へよろしくお願いいたします。
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また、人生相談、お悩み相談などあれば、私の方まで直接メッセージをいただければ、このような形で放送を通じてお答えすることもできますので、どうぞご検討ください。
では、蓮城院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
