00:02
真夜中のことだま映画トライアングル
はいじゃあ皆さんこんばんは、真夜中のことだま映画トライアングル始まりました。 この番組は映画の歴史を楽しく学んでいこうという番組になります。
前回1回しかやってないので。
番組の趣旨が変わりまして、歴史学部になります。
そうですね、前回かな、猫でもわかる映画の歴史シリーズということで、
実は1回目放送やった時まだタイトルは決まってなかったんですけれども、勝手にちょっとタイトルをつけさせていただいて、
ちょっと何か反響があれば、このシリーズを続けますということで宣言をさせていただいたんですけれども、おかげさまで1名
クニミさんという、熱いコメントとともに近くの神戸で俳優活動頑張っている方がいるんですけれども、多分お情けでしょうね。
そんなことないよ!そんなことないよ!
クニミさんが続きが気になるので聞きたいですという、素晴らしい。
僕たちも気になりますよ。面白かったですよ。面白いですよ。
ちゃんとデモを出してくれてたから、これきっとYouTube向けなんですよね。
YouTubeいいかもしれない。
今ちょっと思いつきました。YouTubeチャンネル作ります。真夜中の言霊映画トライアングル。
すごいな。
そこで初期のやつだったら著作権切れてるのが多いと思うので、映像とか画像も貼れるものが多いと思うので、そこでこの授業をやると。
いいんですか?また仕事増えますよ。
ホワイトウォードとかでこんなのやってるかもしれない。
面白いですね。本当に本になりますね。
僕ちょっと年取ったら大学とかで教えたいかもしれない。
勉強して自分で。
僕女子で何でもします。
ぜひお願いします。
スライドとかも。
昔かそれ。
大学送り迎えするんで、僕。
そっちね。
インテンションじゃないですか。
03:01
国見さんに向けて今回もやるという。
国見さんだけにみたいなね。
今回はジョルジュ・メリエスというですね、もう偉大な映画史を語る上でも欠かせない人物、映画家とかいるんですけども。
メリエスさんについて今回はご紹介をしていきたいと思います。
ということで、真夜中の言霊映画トライアングルスタートです。
ということで今回はメリエスについてご紹介をしていきたいと思うんですけども。
このメリエスという人、名前は聞いたことありますかね?お二人はどうでしょうか?
もちろんです。
映画は何でした?月世界旅行ですか?
月世界旅行というのが彼の代表作で一番有名な作品で、ちょっと月世界旅行から出てきたんで。
ロケットが月に。
月が顔になっていて、右目に宇宙船がぶっ刺さるというこの絵で有名な月世界旅行という作品を撮った方なんですけれども。
この人、何を映画史的にかなり重要というのは、何で重要なのかというと、世界で初めて映画で物語を綴った監督なんですね。
なので前回学びましたね。
はい、ありました。
ルミエール、アイシソンとかいましたけれども。
初期に彼らが作ってたのは、日常の一コマを切り取った映像だったりとか、いわゆるちょっとくしゃみとかも見てもらいましたけど一発ギャグ的なものだったんですけれども。
このメリエスっていうのは、物語をシーンとシーンを編集して繋いで、一つの物語を映画で初めて語った人という、描いた人ということで、かなり重要な映画作家だということなんですね。
今この月世界旅行っていうのも、世界で初のSF映画というふうに言われています。
空想の方ですね、月に行くっていう、各社たちが月に行くっていう話なんですけれども、この世界初のSF映画を制作したということで、
実はそのSFだけじゃなくて、いろんな映画も作ってるんですけれども、今日はこの人についていろいろ語っていきたいと思うので、
06:04
寝ません!寝るわけないじゃないですか。
ちょっとアルコール入ってるので、起きてますかっていうのをちょいちょい確認していきたいなと思います。
寝ません!
思います。
このメリエスっていうのは、実家は靴屋さんを営んでいたということ。
靴屋さんの生まれのメリエスがですね、若い頃から靴じゃなくって芸術の世界に憧れていて、
イギリスに旅行に行った時に、マジックショーに夢中になると。
イリュージョンですね。手品を見て、これはすげーってなって、
1888年にそのメリエスは家族の財産の一部を譲り受けて、そのお金で劇場を買収するんですね。
それがその手品を習ってたロベール・ウーダンという師匠が営んでた小さな劇場を買収して、
そこから9年間様々なマジックショーを企画して、そこで実施して人気が高まっていくと。
だから元々は手品師というかマジックショーをやってた方だったんですよね。
そんな中、1895年、この劇場、ロベール・ウーダン劇場の近くに、
グランカフェという場所があってですね。
これは何かというと、前回リュミエールやりましたね。
リュミエールが世界で初めて映画を上映した場所なんですね。
そのグランカフェが近くにあって、このメリエスはリュミエールから特別に一般公開する前に試写会に呼んでもらうと。
このリュミエールの映画を見せてもらうんですけれども、
ちょっと前回ご紹介するのを忘れてた大事な映画があって、
これね、これ有名です。
列車の到着ってやつですね。
観客が逃げていったっていうね、これ。
おっしゃる通りです。
それを伝えたくて、この駅のホームで列車が到着するっていう映像なんですけれども、
これを初めて見た観客は、もうびっくりしてしまって。
見えだしてしまったみたいな。
すげーな。
そうですね。
っていうのがあって、こういう映像だったりとか、
あと前回見てもらった工場の出口とかを見て、
これはすげーってなって、
マジックからこの映像の方に取り付かれるわけですね、このメリエスは。
聞かれて、このリュミエール兄弟にこのカメラを売ってほしいっていうふうに言って、
09:04
自分も映画を撮りたくなっちゃった。
ただこのリュミエール兄弟は売らないと。
映画になんて未来ないよみたいなことを言って売らなかったという。
ちょっと本心はどうなのかわかんない。
盗まれるのがあれだったのかもしれないですけど、
とにかくそこで買うことはできなかったんですけれども、
でもその後に幸運なことにロンドンのこの映画を、
カメラを作っているロバート・ウィリアム・ポールという人が発明した、
よく似た装置を見つけて、それで映画を撮り始めるということなんですね。
最初にその映画のカメラを持った時に、
このメリエスはリュミエールたちと同じように街中で撮影を始めるんですね。
その街中で撮影した時にある偶然が、
このメリエスに映画の可能性を気づかせるんですけれども、
それがある時、広場で撮影していると、
カメラが故障して止まっちゃったんですね。
それまで馬車を撮影してたんですけど、
乗り合い馬車っていわゆるタクシーの馬車ですね。
その当時車がないので馬車が走ってるんですけど、
その馬車が映ってて、でもカメラが止まっちゃったと。
直して、もう一回回し始めたら、
今度その馬車が、もうその乗り合いの馬車が行っちゃってて、
次、葬儀馬車、死んだ人を乗せる馬車が通ってて、
要はその乗り合いの馬車が通ってたシーンと、
葬儀馬車が通ってたシーンが繋がるわけですね。
そうすると馬車が変わってるって、
マジックのようにまさにこのシーンとシーンが組み合わさって、
うわ、これすげーってなって、
これもともと手品誌なんで、
これでいろんなことできるぞってなって、
そこからメリエスはいろんな、
いわゆるマジックの延長線上の映画みたいなのを撮り始めるんですね。
それが有名なのが、この婦人のクモがくれっていう作品なんですけれども、
これちょっと見ていただきましょうか。
もうまさに本当に手品ですよね、これ。
部屋に椅子があって、そこに婦人を座らせると、
布を上からかぶらせる、かぶさる。
この中身が変わってしまうよっていうやつですね。
今、編集点見えましたね。
婦人が消えてしまう。
で、骸骨になる。
こういうことだから、これ一連の映像になってて、
12:03
同ポジでカメラ撮ってるんですけれども、
いわゆる止めながら撮影をしてるんですね。
一旦止めて、また骸骨を置いて、また婦人が出てっていうことをして、
それを繋げると、いわゆるマジックのようになるっていうことで、
こういう作品をたくさん作っていくということなんです。
なので、こういう感じでずっとやっていくんですけれども、
メリエスにとって、その映画っていうのは人を楽しませるものっていうか、
偽物の延長線上にあるものだったんですけれども、
このあたりのこととかがですね、
このメリエスのドキュメンタリー映画っていうのがあって、
メリエスの素晴らしき映画魔術という映画があるんですけど、
これアマプラで見れます。
そうですか、アマプラ会員であれば。
アマプラですよ、アマプラ。
アマプラですよ。
ぜひ見て欲しいんですけども、
この中でいろんなフランスのソーソータル監督、ミシェルゴンドリー、
エターナルサンシャインのミシェルゴンドリーだったりとか、
ジャンピエル・ジュネ、アメリの監督だったりとかが、
そのメリエスについて語ってるんですけれども、
ジャンピエル・ジュネなんかが言ってるのは、
うらやましいと、要はメリエスっていうのは、
映像の選挙者、毎日新しい発見があるっていうか、
それが私たちにとっては夢のような時代っていうか、
今はもう、
我々っていうのは単に過去の偉人たちが作ってきたものを
なぞって手を加えていくだけなんだけど、
メリエスは日々新しいこういう技術、
チャレンジしていった。
現代に例えれば、ジェームズ・キャメロンだという言葉を起こしてます。
新しい技術に熱中するタイプという。
なるほど。
ミシェル・ゴンドリーなんかは、
子供時代に誰しもが楽しい思いつきとか想像力があると。
人は大人になるとそういう空想っていうのが頭から消え去っていくんだけれども、
メリエスっていうのはそんな夢をずっと畳み続けて、
アイデアを膨らませてそれを映画にしていったということを言ってるんですね。
本当に様々な作品を撮るんですけれども、
こういうスタジオ、
これ、モントルユースタジオっていうとこなんですけれども、
フランスのこのパリの郊外に、
こういうガラス張りのいわゆる、
一日中この日光が入ってくるようなスタジオを作って、
この中で自分でセットだったりとか、
そういったものも作ったりとか、
あるいは自分も出演して、
プロデューサー兼監督兼主演兼みたいな感じで、
15:01
ここで映画をたくさん作っていくと。
この辺りのこともドキュメンタリーを見ると、
なんか再現されてるんですよ、この小屋とかが。
再現されてて、そこで実際に撮ってる風景とかも再現されてて、
見ていただくと、どんな風にメリエスが当時映画を作っていたのかっていうのを
イメージできるようになるんですけれども。
そんな感じですね。
せっかくなんでいろいろ作品紹介したいなと思うんですけど、
まずこれは僕の好きなゴム頭の男っていう作品なんですけど、
リーザーヘッドですね。
消しゴムのそういう意味か。
ある科学者が自分の頭を机に乗せて、
これに空気を入れていくっていうだけの映像なんですけど、
だからこのメリエスの顔がどんどん大きくなっていくんですね。
この空気を入れる。
なるほどね。いいっす。
僕これ結構一番好きかもっていうぐらい好きなんですけど、
これは遠近法をどうやら利用していて、
レールに乗せて自分を向こうからレールで近づいてくるみたいなことをしてるらしいです。
そういうことなんですね。
そういう風に撮ってる。
頭いいっすね。
あとこの自分が2人写ってるじゃないですか、
これもいわゆる重ねてるんですよね、フィルムを。
1回撮ったものに対してもう1回撮影して重ねていくっていう方法を取っている。
これを応用したのが一人オーケストラっていう作品があるんですけど、
これ一人でオーケストラをやるっていう作品なんですね。
これも多重録音ですよね。
だから本当にこういう風に全部演じてるのはメリエスなんですけれども、
メリエスがいろんな楽器を持って一人でオーケストラの楽団を作ってやるみたいな。
すごい。
そうですね。今となっては当たり前の技術なんですけれども、
こういうSFXの先駆けっていうか、
映像を合成する、重ねるだったりとかリゾルブさせるっていうことも、
このメリエスが始めたという風に言われていますね。
あと是非見て、
是非ホラー映画好きなんで、
実はメリエスホラー映画も撮ってるんですか。
そうなんです。これ悪魔の館っていう作品で。
なんかちょっと、何なんですかね。
ドラキュラ的な世界観ですね。
まさにドラキュラ的な世界観で。
カママが出てきましたね。
そうですね。
なかなか凝ってますけどね。
凝ってますでしょ、これ。
18:01
セットとかも。
これだって普通にやろうと思ったら結構難しいですよ。
すごいですね。
今からこれ片山さんに一緒に撮りましょうってなって、撮れないですよね。
撮れないですよ、これ。
まずカマが用意できないですね。
そうですね。
すごいわ。
ちょっとね、聞いてらっしゃる方イメージできないかもしれないですけども、
悪魔の館というので検索したら出てくると思うんで、
これ見ていただきたいんですけど。
聞いた。
そうですね。
こういう感じで、そんなに怖くはないですよね。
そうですね。
どちらかと言うとコメディっぽいですけどね。
そうなんですよ。
これをですね、初のホラー映画というふうに言いたいんですけれども、
実は言われてるところもあったりするんですけど、
調べてみるとこれよりも前に実はちょっと怖い作品が撮られていて、
それがですね、エジソンですね。
エジソン組が撮った作品なんですけど。
そうなんですか。
やっぱり普段から怖いことしてるところが怖い。
ちょっと思いました。
このメアリー女王の処刑っていう。
大名があれですもんね。
これね、結構ショッキングな。
リアル、フィクションに見えないもん。
斬首ですか?
そうなんですよ。
このメアリー女王って実際にこういうふうに、
エリザベス一世のライバルというふうで有名な方なんですけど、
こういうふうに処刑されたっていうことを再現してる感じなんですけど、
斧で首を切るっていうシーンを、
やはりこのメリエスのやり方と一緒ですね。
切れる瞬間にカットを割って、人形に変えてっていう。
なるほど。
これ当時に見た人はショッキングですよね。
ショッキングですね。
これが世界初のホラー映画と言えるんじゃないかという。
割ときつい映像ですよね。
これ結構怖い。
今の人が見たら。
ちょっと怖いですよね。
白黒化かな?
ノンフィクションに見えますからね。
そうですね。
ドキュメンタリー。
昔のザンクってありましたよね。
そうですね。
そんな感じですよね。
あれっぽいですよね。
全くフィクションに見えない。
だからSFだけじゃなくてホラーも撮ってますし、
ポルノ映画なんかも実は撮ってたりはします。
そういうふうにいろんなジャンルの映画をたくさん撮っていて、
この時代にすごい映画のジャンルとして広がっていったなという感じなんですけれども、
ここでメリエスは月世界旅行を最初にお話しさせていただいた。
かの有名な月世界旅行という作品。
そうですね。
宇宙に行くという話ですね。
21:03
だから宇宙じゃない月ですね。
月に行くという話なんですけれども、
それこそ人類が初めてアボロが月に行くよりもだいぶ前の話なんで、
その頃に撮ったら月に行くっていうこと自体がかなりのファンタジーなわけなんですよね。
それを映画で実現させたっていうことがすごいことなんですよね。
さっきのドキュメンタリー映画でトム・ハンクスが言ってるんですけど、
彼の功績は世界で初めて頭の中にあるイメージを動く映像にしたことっていう風に言ってるんですよ。
まさにそうですよね。
今となっては完全なファンタジーで銀の方に行ったら変なバルタン星人みたいなのが出てきて、
ショッカーみたいなのが出てきたりするんですよ。
こういうやつらが現れたりとかするんですけど、
そういう空想の世界というか、月ってどんな感じなんだろうってイメージしたことを映像で表現したっていうことがすごいこと。
美術がすごいんですよね。
本当すごいんですよね、確かに。
そこらへんはイリュージョンをずっとやり続けてきた人なのかなって。
これだってセット作るの大変ですよね。
大変っすよ。
簡単にできないですよ、これは。センスもあるし。
この映画が大ヒットするんですけれども、実は悲しいことに見えるんですよ。利益っていうのはわずかだったんですね。
お金を全然稼ぐことができなかった。
それはなぜかというと、フィルムっていうのは盗まれてしまって、海賊版とかネガが出回ってしまったので、
この作品がアメリカに簡単に渡ってしまって、
エイジソンたちがこの制作者に一銭も払わずに上映するだけで、自分たちで収益を横取りしていったと。
そんなことしてるんですか。やばい。
極悪に。
そうなんです。それでメリエスは大作として兄をアメリカに派遣して、スターフィルム社というのを商標登録して何とか廃坑しようとするんですけれども、
結局イタチごっこみたいな感じになっちゃって、すごく不採用を抱えて、出費が重なります。
このクオリティだったらそうなるか。
その時期にライバル会社も次々と出てきて、世界最大の映画会社となったパテという会社があって、これ今でもフランスにある映画会社なんですけれども、
ここが月世界旅行のリメイクっていうか、ニューバージョンを作るんですね。勝手に。
24:04
そうなんでしょう。これが面白いのが、ただのリメイクじゃなくて、実はカラーだったんですね。
カラーってどういうことって、この時代にカラーって白黒じゃないかって思うと思うんですけど、
これ全然知らなかったんですけど、昔ですね、この白黒のフィルムに、いわゆる一コマ一コマ、女性たちが色を塗っていったと。
塗り絵ですよね。
当時女性の仕事だったらお昼に一色ずつそれぞれ担当してですね、ちょっとドキュメンタリーでも再現されてたんですけど、こういう感じですよね。
えーまじか。
こういう感じで色を塗っていくんですよ。
あれじゃあれやん、鳥貴族の昼に駆使させている人らみたいな感じ。
いたそうか。
そういうことですよね。
営業するまでに。
そうなんですそうなんです。
いいねこの作業は。
いやすごいんですよ。しかもこれ出来上がった映像が、ドキュメンタリー映画の方でも見られるんですけども、月世界旅行のカラー版っていうのがあって、
それがですね、何とも言えない味っていうか。
これ見たことあります。
何とも言えない、最初に色が付いた状態で撮ってるんじゃなくて、白黒を色を塗っていくっていう。
今でもちょっと今のグレーディングに近いっていうか、映画でもローで撮っておいてそこから色を作っていくじゃないですか、映画。
だからそれに近いというか、ちょっと現実的でないんですよね。
だからそういう作品にすごく合ってるなって、すごくファンタジックな、現実にはない色を作っていくというか。
日が遠くなって。
モンティパイソンの絵みたいですよね。
そうですそうです、まさにまさに。
絵画のようなと言ってもいいかもしれない。
いやこれすごいなやっぱりでも。
これ当時やってたのがすごいですね。
そうなんですそうなんです。
ここらへんのちょっとドキュメンタリーの映画の方を見ていただくと、これをどういうふうに修復していったのかっていうのがすごく面白く描かれています。
そんな感じでメリエスは何か作ってもなかなか儲からず苦戦をしていて。
1999年にパリで開催された映画業者の国際会議にメリエスは議長を務めて、そこでですね、いろんな対策を講じるわけですね。
エリシストンらにどうやって対抗していこうみたいな感じで。
ちゃんとしっかり劇場で映画を上映していく持続的なシステムを作ろうみたいな感じで。
とにかくたくさん作ることが大事だってなって。
各社最低1イール1週間に10分の作品を制作することが決定するんです。
27:05
なかなか忙しい。なかなかすごいですね。
そうです。僕らオトシネマの1週間1本大変じゃないですか。
大変ですよ。
最近ちょっとサボりがちになっちゃってるんですけど。
いやいやいや。
この10分の作品を、しかも映像で映画で作るっていうのがすごく大変で。
いやいやいや、そんなに1週間。
でも職人メリエスはこの制作スピードアップしていくんですけれども、
次から次へと作品作るんですけれども、乱作しすぎてクオリティーが追いつかなくなると。
なるほど。
どんどん大量生産するんだけれども。
荒くなっていくのね。
荒くなっていく。
っていったんですかね。
しかも観客が飽き始めてきちゃったらしいんですね。
なるほど。
こういうメリエスが作るおとぎ話の映画っていうのに飽き始めていて。
だんだん清掃が近づいてきて、世の中の風潮的にもよりシリアスなものを求めるようになってきて。
メリエスの映画っていうのは全然売れなくなっちゃってきちゃうんです。
ついに1913年にスタジオを閉鎖すると。
活動期間16年ですね。
メリエスは52歳で映画界を去るということなんですけれども。
その後マジックショーの劇場も取り壊してしまって、メリエスが破産して大きな負債を抱えると。
で、めちゃくちゃショッキングなことが、このメリエスは500本ほど今まで映画を作ってきたんですけれども。
最後にですね、この館から全てのフィルムを取り出して焼き払うんですね。スタジオと一緒に。
これ聞いた時もうすごいショッキング。
今まで自分が命をかけて作ってきて500本の映画を自ら焼き払うっていう自殺みたいな行為を。
子供を殺してるみたいなことですよね。
だからもうすごくいろんな、それを思うといろんな苦悩があったんだろうなっていう。
この辺りのことはですね、実はマーティン・スコセッシュが。
ヒューゴの不思議な発明。
この後のメリエスを描いていると言いますか、この後にメリエスは落ちぶれていって、モンパルナ盛期っていうところでおもちゃを売り始めるんですね。
かつて彼の映画に出てたジョアンヌっていう女優さんと再婚して、シストが暮らしをしていくんですけど。
その後に少年がやってくるっていう物語がこのヒューゴの不思議な発明っていう。
それを見てもらえるとメリエスの苦悩みたいなのも感じていただけるんじゃないかなっていう風に。
ヒューゴは配信されてるんですか?
ヒューゴ配信されてます。
これはアマプラですか?
ユーネクストで配信されてます。
30:01
これ確か3Dですよね。3Dの映画として初のスコセシが3Dの映画として。
3Dでは見れないですけど。
記憶がないですよね。
ペンキングスレーの顔は覚えてるんですけどね。
そうですね。あんまりどうなのかな。物語としてどうかという。
僕はこのメリエスの勉強をしてたんですごく楽しくなかったんですけど。
やっぱりそういう感じかもしれないですね。
映画のスコセシのメリエスに対する敬意というかオマージュというか。
そういうのが全面でてる感じはしましたけどね。
スコセシっぽくなかったという意味は覚えてるんですけどね。
確かにそれはありますね。
なのでそういう最後を遂げたんですけども。
実はそれでもいろんなところでフィルムが盗まれたりとか
海賊版出回ってたおかげで
全部焼き払われたんですけど各地に残っていて。
1929年にあるジャン・モンクレールという人が
メリエスを再評価するじゃないですけども
メリエスに捧げるこの上映会をしましょうということでやるんですけれども
その時はわずか8本しかフィルムが集められなくて
その中に月世界旅行とかも入っていたりして
そこでメリエスがめでたくこういうふうに一回賞賛を浴びるというか
メリエスはその時にこの日のことが人生で一番幸せだったというふうに書いてるんですけども
そうやろうな。そりゃそうですよね。
そうかね。されたらやっぱりね。
ざっとこういう感じなんですけれども
僕としては結構シンパシーを感じるっていうか
そうですね。ものづくりして。
なんかすごい気持ちわかるっていうか
監督、自分で制作とかもして
借金とかもそうですし
あと数を作るとか
気持ちの部分とかも
だし人を楽しませたいとか
割とすごいメリエスに近いシンパシーを僕すごい感じたので
でもそれでも焼いたっていうのを聞いて
そうですね。そこはショックだった
僕も将来なんか
ミポリンとかのフィルム
ハードディスクを
何してるんですかって
何してるんですか
そんな感じで
今回はメリエスという人について
面白い
33:00
本当ですか。よかった
僕はめちゃくちゃ面白かったです
もう1個面白いなって思ったのが
白黒版と
カラー版の画面共有の画面見てるかあれなんですけど
カラーになるだけです
どれだけ容量変わるのかっていう
そうですね
そこが面白いなって思って
でもこれ本当に
ドキュメンタリーの方を見ると
すごくすごい作業をしてるんですよね
そうなんですね
これって最初からこの状態じゃなくて
これCGとかで補正
ここが破れてたりとかするコマがあるわけですよね
一枚一枚全部補正したりとか
あとこの部分はこのフィルム使えるんだけど
この部分はもうないとか
繋ぎ合わせていくみたいな
でも今画面見てますけど
爆発シーンとかすごいですもんねやっぱり
すごいですよね
職人技やなって思いますね
そうですね
僕はかつべんも好きで
たまに見に行ったりするんですけど
大森くみ子さんという方がよくやられていて
ゲスト世界旅行もたまにやられてたりするんですけど
かつべんありで見るとまたさらに楽しめるっていうか
そうですね
すいませんめっちゃ関係ないかもしれないですけど
7月2日にサンダーに来ますからね
大森さん?
来るので
遅いかもしれんけど
確か来るんですよ
サンダーの里の根ホールで
これは行かないと岡山さん
最後いいちょっと告知が
それがゲスト世界旅行?
ゲスト世界旅行はちょっとわかんないんですけど
今言ったかつべん氏の方がやっぱりサンダーに来られることがなかなかないので
なるほど
ちょっといいですね
皆さんよかったら見て
かつべん昔の映画も面白いですね
歴史を知った上で見るとさらに面白く
そうですね
なるかなっていう風に思うので
これでちょっと興味持ってくださった方が
メリエス見てくれたらいいなって
ちょっとは救われるんじゃないですかね
くにみさんは多分見てくれると思う
ツイートしてくれますからちゃんと見たよ
めっちゃプレッシャーかけてる
もう絶対
皆さんもよかったら
かつべんもそうですし
36:02
ドキュメンタリーとかヒューゴの不思議な発明ですね
スコセッシュの作品も見ていただいて
メリエスについてこういう人がいたんだということを
知ってもらえたら嬉しいなと思います
はい
ということで2回目
メリエスについてお届けしまして
次回これまた反響があれば
ありますよ
もう決まってます
やります
今度は
アメリカの方で
グリフィスという監督が
ハリウッドですね
ハリウッドがいかに誕生していったのか
オスカー・ミショーという
黒人の映画監督もいるんですけども
そのあたりの話を
したいと思います
フランスではこういう風な映画が撮られて
その後ハリウッドではどういう映画が撮られていったのかという話を
反響があればやります
やります
やるんですよ
なくてもやります
自分がやりたいだけ
それが一番大事
よかったら聞いてください
長くなりましたが
猫でも分かる映画の歴史
メリエス編を終わります
ありがとうございました