ゴークン茶碗の紹介
ゴークン茶碗という不思議な茶碗を知っていますか?
この茶碗は、石垣島の特産品として知られています。
一見すると普通の茶碗に見えます。
ところが、中にお酒やジュースを注いでいくと、面白いことが起こります。
ある量まではきちんと飲み物が溜まります。
しかし、「まだ入るだろう。」と欲張って注ぎすぎた瞬間、
中にあった飲み物が外に流れ出し、最後には茶碗の中が空っぽになってしまうのです。
せっかく入れた飲み物が一滴も残らない。
とても不思議で、少しもったいない気持ちになります。
この仕組みには、サイフォンの原理という科学の力が使われています。
茶碗の中に隠された札がいっぱいになると、
待機圧によって飲み物が押し出され、止まらなくなります。
この原理は、水洗トイレや手動式の石油ポンプなど、私たちの身近なところでも使われています。
教訓の重要性
でも、この教訓茶碗が本当に伝えたいのは、科学の話だけではありません。
私たちは生活の中で、「もっと欲しい。」と思うことがあります。
もっとゲームをしたい。もっといい点数を取りたい。もっと友達に認められたい。
それ自体は悪いことではありません。
向上心は私たちを成長させてくれます。
しかし、欲張りすぎてしまうとどうなるでしょうか。
無理をして体調を崩したり、友達との関係がうまくいかなくなったり、
今ある大切なものを失ってしまうこともあります。
教訓茶碗は何も言いません。
ただ、欲張った時に中身を全てこぼしてしまいます。
石垣島で生まれたこの教訓茶碗は、
欲張りすぎると何も残らないよ、と静かに、そして優しく教えてくれているのかもしれません。