3ステップをありまして、その中でもお客さんを減らすということが1つのテーマとしてありました。
世の中を多く見たときに減らし方のやり方とかナレッジってないんだと思うんですけど、
どのようにしてお客さんを減らすのかっていうことをちょっと具体的にお話しいただきたいなと思っております。
そっか、みんなはそう思うのかって今僕聞いてたんですけど。
面白い、もうその入り大好き。
例えば、最近そんなにうまくいってないですけど、
ナイキのスニーカーなんか一時めちゃくちゃ抽選だったじゃないですか。
そうですね。
あれはちょっと煽りすぎて動画過ぎちゃったんで落ち着いてきた感はあるんですけど、
世の中のおいしい和菓子屋さんだって抽選をやっているというか行列になって、
それが動画過ぎると抽選になっているし、
ECサイトだってブランドだってエントリーを受け付けて厳正なる抽選の元だし、
最近僕もアートお気に入りの作家さんが個展やったんで、
それも抽選だし、結局数が少ないってことがもう決まって、
それ以上に欲しい人がいるっていう時に先着じゃなくて抽選にすることって大事だと思うんですよ。
もちろん先着って朝早くから並んでくださって、
本当に欲しいっていう気持ちの表れだと思うんですけど、
逆に言うと言い方失礼ですけど、
暇で毎日並んでとりあえず買ってメルカリ出しちゃう人も含まれちゃうわけですよね。
だから自分たちが売るものを希少資源だと捉えれば、
本当に正しい人に手に届いてほしいって考えることが重要なんじゃないかなと思うので、
まず物販の方は基本的に今みたいに欲しい人が作っている数よりも多くなったら、
先着をやめて抽選にするべきだと思うんですよ。
これがある種、お客さんを減らすというか選ぶですね。
減らすは割と同じ話ですけど、結局数作らなければ減っていくので、
オノズとお断りすることになると思うんですね。
なるほど、確かにお客さんを減らそうじゃなく提供数、供給数を減らすと結果お客さんが減るんだ。
もちろんもちろん。お客さんを減らすって感覚は確かにあんまないですね。
出すものを減らすと、オノズと1人2個買わないんだったら50個作れば50人だし、
1人2個買っていいんだったら25人だし、オノズと減っていくっていう話ですよね。
めっちゃおもろい。具体的に菅健さんの話で言うと、やっぱり10社に絞ってらっしゃるじゃないですか。
僕のアドバイスする企業はもう10社限定ですね。
ってなるとそれに紐づいて、週に1回1時間なので、もう10時間で提供するって決めきっちゃってるってことですよね。
そうそう、週で言うと10時間、月で言うと40時間ね。1社4時間だから月で言うと。
もうだから僕は40時間以上は働かない、お金をもらう仕事はしてないっていう感じでやってます。
そこももう最高だなと思うんですよね。
ただそれ以外遊んでるっていう話ではなくて、それ以外は例えば次に知見がたまりそうな人と喋ってたりとか、
それこそいろんな人にアドバイスしてたりっていう、ここはお金じゃなくて本当にしたい社会貢献活動というか。
そう、それですし、あとは成長ですよね。
はい。
もちろんお客さんと仕事しながら成長することも多々あるんですけど、
やっぱりせっかくお客さんからお金をもらったのであれば、それを自分の成長に生かしたら、
僕の場合は年間契約なんで、お客さんはどんどん嬉しくなるじゃないですか、僕が成長すれば。
コスパが良くなるわけですよ。あんまりコスパで考えたことないけど。
そうか、提供価値が増える自分になっとけば納得だけ付き合ってるお客さんは嬉しいですもんね。
そうそうそう、そういうことですね。
なので、やっぱりお客さんを減らすとは思わないけど、提供価値は減らさず、提供時間を増やす。
やっぱり薄利多倍に慣れてると、欲しいって言われるといいですよって言って全部提供しちゃうじゃないですか。
いやーわかります。だってお客さんに欲しいって言ってもらえることよりも嬉しいことって本来ないんでね。
でもほら、よくあるテーマパークでとある国の方たちが爆買いして、本当に欲しい人たちに手に入らなくなって、
メルカリにいっぱい出品されたとかもそうだし、人気のお店も人気すぎるからって、ずっと働く時間を増やしちゃって、時間を増やしちゃうわけですね。
そうすると結局クオリティは下がりますよね。みんな疲れていっちゃうから。
いやーある飲食とかすげーそれ見る。
そう。この日休みなんですけど開けますみたいな。僕もしてもらったことあるんで申し訳ないんですけど、開けますみたいになって、それが状態化しちゃう。
当たり前になっちゃうと結果的にはなんで働いてんだっけとかになって辞めちゃう人もいるし、
だからやっぱりヘルシーに続けるためにもそれならちょっと値段上げさせてもらって、欲しい人をちょっと減らして、
それでもっていう方たちに提供していけばいいので、やっぱ希少資源なんですよね。作るものや提供する時間って。
そこが希少資源であるという感覚を持てるまでが長いなって思います。
自分が頑張りゃいいっていうのは日本にすごいある気がする。
そう。だから薄利多倍能なんですよね、それが。
だから本当の意味で自分を大切にするということ。
レシーテはそれがお客さんに良い価値を提供するということまで含めて、自分を良い状態にしとくっていう感覚ですよね。
そうですそうです。それができたらやっぱり値段も上げられるし、値段は別にやみくもにあげろって言ってるわけじゃなくて、
やっぱり自分がやりたい世界があるわけじゃないですか。
3000円の居酒屋から始めても3万円のフルコースを作りたいシェフがいるかもしれないし、
結局だから自分がどこになりたいのかをちゃんと見て提供するものを決めればいいし、
2000円から始めたアクセサリーショップの方も2万円のアクセサリーを作りたいって思うかもしれないし、
だからやっぱり自分が行きたい価格帯ってあるはずで、でも最初から2万円でやったら当然売れないんで、
信じてもらえないから誰も。
なので信じてもらえるところから始めて、信じてくれた人に十分にそれ以上の価値を出して報いて、
その結果値段を上げていく。
でもその頃には欲しいっていう人がいっぱい増えてくれてるはずなので、値段を上げるなり、商品点数を減らすなり、
とにかく自分のヘルシーなライン、行きたいところにやるためにもお客さんをというか、
商品なり提供時間を減らしていくのは正しいんじゃないかなと思います。
法理商売型だなと思います。
なんか今お話聞きながら一つだけちょっと違う観点で減らし方で悩むかもなと思った人が浮かんだんですけど、
先に剥離溜まりでお客さんをある程度増やしきっちゃってる人がそこからどう減らしていくのかっていうときはどう取り組んだらいいんですか?
例えばですけど毎月2000円のアクセサリーを100個売れてますって人が、4000円にして50個になることはないと思うんですよね。
もうちょっと50個どころじゃなくて60個か70個売れると思うんですよ。
もうこれで成功ですよね。
そうですよね。
そう。っていう風に既にいるお客さんでも極端に言うと2倍にしても半分には減らないんでお客さんって。
この時点で売り上げは変わらずもしくはちょっと増えるぐらいになっていくので、もちろん商品も2000円のものから4000円のものにある程度見直していくっていうのは大事なんですけど、
そこがポイントなんじゃないかなと思います。
もしくはもう1個あるのは2000円のものじゃなくて全く違い2万円のものを作ってみて、
それはもう3個売れればよしという風に10倍にしちゃうと新しいお客さんの価格層になるんで、
10倍にして別のお客さんのためにやってみる。
でも土台はあるから大丈夫っていう風にやっていくと、
だんだん2万円の方が売れるようになっていくと2000円のものを減らしていけばいいので、
そうやってコントロールするってことが大事かなと思いますね。
有形材の場合だったら確かにもう買えない人は価値感じないからOK。
ただ無形材ってなると意外と価値提供しているのが自分の時間だったりするじゃないですか。
提供しているものが。
この場合っても元々お付き合いある人にこの値段に変えましたってすると、
なんかちょっと嫌な感じになったりしないかなっていう不安が今あって。
嫌な感じはね、するんじゃない?
ああ、好き。好き。
そうだよね。だって今までやってくれてたのにっていう感情は生まれる気がするじゃないですか。
でも結局そこも前回の調査の話と一緒で、
本当に満足してない人は値上げすると嫌だってなるんですけど、
やっぱりお客さんに向き合って役に立ってましたって、
もうちょっといいサービスに変えていきたいんで値段上げて働く時間減らしたいんですって言って、
僕は逆にそれを嫌だっていう人はクズだなって思っちゃうから。
あ、そうか。逆にお断りですよっていう感じ。
だって自分の働く時間が、やっぱり例えばですけど、
普通20日間×8時間の160時間が、いわゆる一般サラリーマンの最低労働時間で、
みんなそこに残業して200時間ぐらい働くじゃないですか。
でも独立するとそんなのも言ってらんないから、例えば400時間ぐらい働いちゃうわけですよね。
その時に400時間を200時間にして、もうちょっと余裕を持って前向きにやれるようにしたいんで、
値段2倍にさせてもらいますって言って、
嫌だって言ったら、まあそれがクズだなって思っちゃうから。
今の理由ですよ。
嫌だ、俺は搾取したいんだ、もっと働けって、おかしいじゃないですか。
まあ、おかしいが少なくはない世の中なのかなって思っちゃう気持ちもある。
ああそうそう、だからもういわゆるメルカリ経済圏の人たちは全くそういう発想だから、
早くそこから抜けちゃった方がいいんじゃないっていうのが、まさに小売商売型ですよね。
そっか、そうじゃない世界線あるよっていうことをまず知ることですね。
そう、だから全く違う世界だと思うんですよ。
メルカリ経済圏ってやっぱり安くしか売れない代わりに、自分も安く買えるっていう、そういうトレードじゃないですか。
まあ一般的には、はい。
そう、でも自分も安く買えるから。
でもそれだとずっと剥離多倍になっちゃうんで、
この値段2倍のもので普通になれるように頑張りたいんで認めてくださいって言われて、
じゃあその価値に見合うように頑張ろうってお互い言ってくれる人たちが多分正しい取引相手なんで、
そこを目指すってことじゃないかなと思います。
じゃないと抜け出せないですよ、ずっと。
これもう完全にただのイメージの世界想定ですけど、
例えばさっきの会話があって、もっとサステナブルに良い商品、良い価値を提供したいので、
価格2倍にさせてください、そんなこと言わずに今までやってよみたいに言われたとき、菅健さんだったら何てお答えされますか?
僕は単純に、それでもいいって買ってくれる人がいるって、いっぱいいろんな人に言うわけじゃないですか。
だから、いるんだったらお断りですよね。
すいません、ちょっともうこれで買ってくれるっていう素敵な方もいらっしゃるので。
はいはい、やめなさい、やめなさい。
役に立たない具体例出すのやめなさい。もうじゃないのよ。
えーそうかな、僕多分言っちゃうと思うけどな。
えーすごい。
まあでも、今のはギャグでもうちょっとナイスリーな感じで言うわけでしょ、その場においては。
うーん、でもそんなに変わんないんじゃないかな。
いや、だって冷静に考えたときに、僕が時給10万円で始めますと、時給30万円にしたいって言ったときに、
相手が嫌だっていうのは、お前にはその価値がないっていうことをナイスに言ってくれてるだけじゃないですか。
まあおっしゃる通り、はい。
僕なり皆さんはやっぱり経営者だから、やっぱり自分の価値を上げることに責任を持たないと年々物価は上がっていくのに、
誰かお客さんが嫌だっていうだけでその生活を強いられるって嫌だから、
逆にそれでもうんって言わなきゃいけない自分を死ぬほど悔しがった方がいいじゃないですか。
なるほど、そっちだな。
そう、そっちのモチベーションにした方がいいんじゃないかなと。
何言ってんだ、お前には10万円どころか5万円の価値しかないんだからむしろ値下げしろとかって言われるんだったら、
それは自分の通信棒だから、ああそんな仕事しかできなかったんだな、ごめんなさい、だし。
でも他の人で、いやいいですよって、そのぐらいの結果が出てるんで。
例えば竹村さんなんか5万円から100万円にしてるわけじゃないですか。
それで何言ってんだお前変わんないんだからそのままやれクズとかって言うような人はお断りですよね。
僕の言い方がひどいってなる以前に、その人は僕の価値をめちゃくちゃこき下ろして取引をしようって言ってくれてるわけだから、
言い方の問題だけであって、その認識としてあなた価値がないですよねにする人とあんまり長く付き合わない方がいいんじゃないかなと思います。
だから僕が逆に何倍にしましょうって相手側から言われた時は、今費用対効果では申し訳ないから見合わないからやめよう。
安いままやろうとは言わずやめよう。もしくは費用対効果が見合うように一緒に頑張ろうと。
じゃあこの費用対効果って何なんだろうねって言って、やっぱり相手が提供価値に責任を持つということではあるけれども、
買う側のこちらも提供価値に責任を持とうと思いますよね、それなら。一緒にやりたいと思えば。
っていうのでいい取引になるんじゃないかなと思います。
真髄の真髄ですね。
だから僕は付き合う人が年々変わってっちゃうし、でもどんどん仲良くなってきます。
だってそんぐらい本気でみんなと取引をしてるから、買ってもらう側は損させれないし、
買う側って滅多にないですけど、買う側でも損させれないから。
なんすかね、覚悟と信頼と責任が分厚くなっていく生き方みたいな感じですね。
そうですよ。だから変な話、1万円、時給30万円じゃなくて1万円で死ぬほど働いた方が何の責任もないですよ。
ごめんなさい、だって僕1万円ですもん、32歳の人と同じ単価でやらせてもらってますってやった方が楽オブ楽じゃないですか。
まあまあまあ、無責任でいられますよね。
まあ1万なんで、痛みも1万なんでこの付き合いっていうね。
そうそうそうそう、冷静に考えると、じゃあその32歳の1万円の人が僕の47歳になった時のお手本になってなきゃいけないんで。
うーん、いやいい観点。ほんとそうだな。
そう、だからやっぱり僕は安くできないですよね。もうこれ以上。
そうですよね、だってじゃないと後輩たちというか次に続く人たちの見通しになれないですもんね。
そう、だから誰もこのマーケットには来ないですよね。
でも誰もこのマーケットに来ないことを喜んでる場合じゃなくて、僕が死ぬ時に僕がやってた仕事はより良い仕事だったねってなっててほしいし、
それを信じて何か真似してくれる人たち、真似するのは嫌いなんですけど真似されるのはまあ別にいいので、
真似してもらった時にやっぱ基準値が僕の価格であるからその3分の1ぐらいでやれたら10万円になるわけじゃないですか。
そうすると普通に1万円の10倍ぐらいの価値でやれるようになるんで、
なんかそういう風にしていきたいのがあるからやっぱ提供価値に責任を持つ。
10万円なら10万円なりの価値を出すという責任を持つということもあるし、
そもそも自分の価値を自分しか信じれないからちゃんと信じる。
信じないっていう人とは友達にならない。取引先にならない。がいいんだと思うんです。
なんか今お話聞きながら今日のテーマとはちょっとずれちゃうんですけど、
やっぱ各業界で小売商売を実現する方、できた方ってその業界にとっての希望になっていくんだなっていうのは聞きながら思いました。
確かにそうかもですね。いっぱい作らなくてもちゃんとサステナブルに活動ができる。
薄利多売っていっぱい作らないと成立しないんで、薄利だから多売するしかないんですけど、
それってやっぱり規模をでかくしなきゃいけないし、大変ですよね。維持するの。
地球の資源はいっぱい使わないといけないし、なので別に薄利多売が100%悪ではないんですけど、
やっぱり同じぐらい小売商売にも価値があるっていう風に思ってもらいたくて、
どっちかを選びたい。僕はあんまり大きくしようと思いたくないんで、
できるだけ先端の小売商売の部分でそのカテゴリーの価値を出していって、
だんだんそれを薄利多売でやる人たちが出てくる可能性はありますけど、
でも小売商売も同じぐらい尊いものだと、ちゃんと認識されるように変わっていってほしいですよね。
特に時代的にも薄利多売のところで勝負していくってもう本当に血で血を洗う世界だと思うので、