すがけん かわはら たくみ の 厚利 商売 ラジオ
こんにちは、世界一有名な日本人コンマリオのプロデューサー、河原 たくみです。そして、
企業の10倍成長のためのアドバイザー、株式会社ムーンショットのすがけんこと、菅原 健一です。
この番組は、薄利多倍なビジネスモデルから脱却するための考え方と行動するためのヒントやアイディアを、ザック・バランにお話しするビジネス対談型ラジオです。
さあ、厚利商売ラジオ第11回目の配信です。前回は厚利商売を実現する3ステップということでお話をいただきました。
振り返ると、内容は1つ目が価格を上げる、2つ目がお客さんを減らす、3つ目が高い価値を提供するというシンプルな3段階でお話しいただき、
順番は人によって、その人のステージであったりとか、今の課題感によって変わるということでしたけれども、
須賀健さん、この3ステップをお話しされてみていかがでしたでしょうか。
いやー、すごい体系的というか、実践的だなぁと卓美さんに聞いてもらって答えながらやってたんですけど、
喋ってる側としては、あっ、こんだけのことなんだなと。
そうなんですよ。
すごい難しいことに思えちゃいがちなものが、まあシンプルにできるなっていう感じがしてるので、
まだ前回配信から本当に数日、1週間経ったか経ってないかとか、そんな感じだと思うんですけど、この配信って。
で、本も届いてるでしょうし、やってみる人がなんか増えたらいいなーっていう感じがしますね。
いやー、まさにポイントはやっぱり、知ったところからいかに試してみる、やってみるかっていうところですよね。
そうなんですよ。それがすごく重要だから、
みんなが試したことを今度は質問してくれたり、試した感想をコメントに入れてもらったりしたら、このラジオもすごく盛り上がっていいんじゃないかなと思います。
まさしくです。それを言いたいと思っていたんです。
試してみた結果、やっぱりその先にある課題感だったりとか、やったからこそ分かった違いだったり悩みっていうのも出てくると思うんで、
それをまさにこのラジオを通じてコミュニケーションをしながら、その聞く方の人生が変わっていくところまで一緒にやれたらいいなって思ってたんで、
須賀健さん、まさにです。
ありがとうございます。褒められた。
誰なの、僕。
そうなんですよね。ぜひやってみてほしいって、やるまでに感じる悩みって、実はやってみると大したことがないことがほとんどじゃないですか。
ほんとそうです。
だからやってみてできなかったことを相談してクリアしていくっていうのがすごい重要だなって思いますよね。
しかもそれをきちんと知って教えてもらって、その通りやって、やってみた結果まで報告というか一緒に共有できる場所があるって、すごい進めていきやすいと思うんですよね。
安かったら50万円からとかっていう感じですけど、
だいたいみんなそんなところから始めていく。
いろんなメディアがあるんで、それを3つやる、4つやるとか、
もしくはメディアを横断して買ってくれるその組織みたいなところに
まとめて発注する。
それも100万円から500万円ぐらいかな。ざっくり言うとそんぐらい。
ちなみに当時のことをもう少しリアルに理解するのに、
インターネット広告っていうのはどういうことをすることだったんですか、当時は。
もうちょっと昔で言うと、例えば看板ってあるじゃないですか。
インターネットじゃなくて看板ね。
道路脇にあるようなやつとかね。
いろんな看板があって、渋谷に行ったら看板がいっぱいあってとかってあるじゃないですか。
あれってクリエイティブ作るじゃないですか。
要はシール。
ぺたって貼るようなやつ。
ぺたって看板に貼るやつを毎日剥がせるって難しいじゃないですか。
そうですよね。たまに見ますよね。前のやつ剥がして新しいの貼るみたいな。
そうそうやってるやつあるじゃないですか。
なんで看板ってだいたい1ヶ月ぐらいなんですよ。検出期間が。
なるほど。そんなぺたぺた何回も捨てられないから。
そう。貼る側もめんどくさいし、シールのクリエイティブ作るのにも製作費って何百万円かかかるじゃないですか。
もちろん、はい。
だって200万円かけてシール作ったのに1日で捨てるってマジで意味わかんないですよね。
なんで製作費かかるんで、あとは貼り直すのがめんどくさいんで、1ヶ月ぐらい貼っとくわけですよ。
そういうのが広告の単位だったんですね。
で、雑誌に載せるって言ったってそうじゃないですか。
雑誌ってだって9月号とか10月号なんで、だいたい1ヶ月単位で載せてるわけですよ。
確かに。
で、そうするとちょっと期間が長い。期間が長いってことは当然高いんで、そうすると1個にしか掲載ができない。
しかもその1個が正しいかなんかわかんないんで、本当はリアルな世界も看板ってペタペタいろんなところに試しに出していって、
ダメなものをやめて良かったとこ増やしていきたい、みたいに考える人がいたわけですよ。
そうしたらインターネット広告って、例えばヤフーのトップページに出るとか、たくみさんのホームページの右脇に出るとか、
そういうのってなんか間にシステムを挟めば、どこに出るかを自動でパパーっと出してみて、全部1000回ずつぐらい。
で、見られて結果が良かったとこ、クリックしてくれたとか、そういう結果が良かったところに集めに出す。
ダメならもっといっぱいいろんなところから良さそうなところを探すっていう風に、なんかデジタルだったらできそうじゃないですか。
そういうのを自動でやりますっていう技術がちょうど生まれて普及してた頃っていうのは、僕がいたインターネット広告やってた15年前ぐらい。
で、それが100万円のものだとだいたい5パーでしたと。
なるほど。
つまり20回に提案して1回買ってもらえるわけですよ。
ってことは1万回買ってもらうには20倍なんで、20万回提案をし、1万回買ってもらい、やっと100億円になる。
会社は300人ぐらいになったんですけど、300人ぐらい。でも営業は30人ぐらい。
そうですよね。
まあでもみんなでやったって達成しませんから、これ。
それこそバックオフィスでソームやってる人も、行けって言って歌とって。
行けって言ってもね。
いかん。
そうそう。今の楽天モバイル状態ですね。
なるほど。全員で行けって。
行けって言っても、100億円は無理だったわけですよ、僕らに言うと。
何が悪いんだろうと思うと、100万円が悪いわけで、100万円だと受注率5パーだし、100万円だと1万回買ってもらわないといけないわけじゃないですか。
商品の魅力、価格と価値はイコールなんで、価格が100万円だと価値も100万円になっちゃうよねっていうところに気づいて、
じゃあ価値を上げるには価格も上げなきゃいけないから、インターネット広告ってそういう意味ではパックしていけばいいんで、
100万円を10個分束ねたら1000万円できるわけですよ。
それで1000万円にして提案をしてみたら、今まで100万円を提案してた人は買えないんで。
そうですよね、決済額を上回っちゃいますもんね、本人が扱える。
上回っちゃって、会えなくなっちゃって、それで1000万円の決済ができる人を今度探して会いに行く。
でもその人もやっぱり予算があって、上司からいろんなこと言われてて、決めなきゃいけないと。
で、決めれませんと。2000万円予算しかないのに1000万円全部くれって言われても困ります。
そうだよね、で、発注する側からするといくつかに分けて分散した方が良さそうだもんね。
そう、まさに分散投資していいところを見つけたいのでできませんと。
だってインターネット広告ってそうじゃん、みたいな話ですね。分散していいところを見つけたいわけですから。
しょうがないから、もう減らすわけにいかないんで、1000万円を1億円にして、今度は1億円で売ってみたらテレビCMと比べられてダメ。
なるほど、そこが競合になることになったんだ。
そうそうそうそう。僕、多分この頃だったと思うんですけど、1個エピソードを聞いて、江崎グリコさん。グリコさんって未だにある超老舗有名企業じゃないですか。
で、グリコさんってなんで生き残ったのかみたいな話を聞いたことがあって、キャラメルって別に駄菓子屋でも売ってるんだけど、グリコだけデパートで売ってたんですって。
へー。
これは価値のある良いものだからって言って。当然値段も他より高かったと思うんですけど。それが長く続いてったっていう話も聞いて、やっぱり値下げもしたいんだけど、値下げすると目標に達成しないし、でも値上げしてもしばらくうまくいかなかったし、
そこの1商品で特別な商品作ってみて2倍ぐらいの価格でやってみる。
でも最初3倍。だから1回食べてみる。でそれが美味しくなかったらもうリピーターさん元に戻ります。
でももうそれはシグナルなんで、そういうもんなんだな、ハマってないんだなって思って、
じゃあハマる人って誰なんだろうな。だから下手したら通常の商品のリピーターさんがそれ頼もうとしたら、
いやいやこれやめてくださいって断ってくれます。あなた向けじゃないって言って。
そうそうそうそう。インバウンド向けだからとか何々向けなんでやめてください。やっても。
面白すぎる。いやいや食べさせてよって言っちゃいそう。
そうそうそう。それで食べてほらだから言ったじゃないですかでもいいし。
面白い面白い。
意外といいよこれ。
確かに。だからもっとこんな感じにしたらどうとかってもらえるかもしれないしね。
そうそうそうそうそう。そうなんです。最初は仕込みが面倒だからわざわざやるのって。
だから結局利益はそんな出ないと思うんですけど、高くしてもね。ラーメンって仕込み大変なんで。
わざわざその3杯のためにやるのは大変だから出ないかもしれないけれども、
それが10杯になったらちゃんと好利になるんだって思えるんだったらやればいいし、
全部置き換わったら好利になるんだったらやめた方がいいし。
そうですね。少量でも変化が起こるもの。
そう。ちゃんと利益がプラスになるもの。
これってうちの店舗の50杯分になるよこの10杯って。っていうようなものを作れたらいいと思います。
あと一つ僕が見えてる世界だったりとか、先ほどのインバウンドのお話もあったと思うんでお話少しだけすると、
やっぱニューヨークとか行ってみんな異常にラーメン食べてるし並んでるんですよね。
ね。人気ですね。
すごい人気だし、デフォルトで日本円にすると3000円ぐらいが普通で、
これはね誰かを傷つけるからあれなんだけどクオリティとしては日本の方がやっぱり遥かに高いものを
みんなめちゃくちゃ喜んで食べてるんですよ。海外の人が。
わかる。わかる。
もう一つ食べ方で全然違うなと思ったのが、
基本ラーメンって時間がないなりパッといってパッと出てきてパッと食べれるっていうのが基本価値じゃないですか。
ラーメン。でもアメリカの人ってバータイムとか夜ご飯のタイミングでラーメンを目の前にどんぶり置きながら
お酒飲みながらチビチビ麺ちぎって食べてるんですよ。
なんかアテみたいな感じで。
すげえ僕らからすると邪道に思っちゃうけどまあそれが正解なんですね。
それがクールというかそういう感じでチルな感じでツルツルチルチルしてるんですよ。
チルなチルチルしてる。
チル。
言いたいだけなんですよ。
だからああいう現場を見た時にやっぱりラーメン一つとってもその人が何を求めて買っていて
何を良さとして食べているのかっていうのは全然違うんだなっていうことを思います。