1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
  2. #17-1 キリンの飛躍「エレキソ..
2025-01-29 21:35

#17-1 キリンの飛躍「エレキソルト」舞台裏 | キリンHD 社内起業家・研究者 佐藤愛

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起業家、科学者、クリエイター、新時代を導くプロフェッショナルの原動力に迫るインタビューシリーズ。「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロジェクト成功の秘訣を探ります。

第17回目のゲストは、キリンホールディングス 社内起業家・研究者の佐藤愛さん。

飲料・食品メーカーであるキリンホールディングスが、電気の力で塩味やうま味を増強するデバイス「エレキソルト」の事業化という、大きなチャレンジに挑んだ軌跡に迫ります。多くのプロジェクトリーダーに勇気を与えるその挑戦の道のりとは? 困難をどう乗り越え、今なおチャレンジを続けているのか、そのオリジンから今後の展望までを話を伺いました。

<ハイライト> #10%ルールで生み出された新規事業 #社外の共感が社内で背中を押してくれた #原体験を語り共感をつくる #プロトタイプで追い風を起こす #火曜サスペンス劇場から生まれた研究魂

<5つの質問> #1 VISION・プロジェクトとしてのビジョン #2 CHALLENGE・大企業の中で「うまく続ける」流儀 #3 RESOURCE・力強く進めていくために、何が足りない? #4 CORE・どんな困難な状況でも、これだけは曲げないという核の部分は? #5 COLLABORATION・どんなプレイヤーと新たに手を組んでいきたいですか?

■電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する「エレキソルト スプーン」
スプーン先端から微弱な電流が食品に流れ、塩味やうま味など、食事の味わいを増強する効果を発揮する、食器型デバイス。
「エレキソルト」公式オンラインストア:https://electricsalt.shop.kirin.co.jp/
「エレキソルト」公式サイト:https://electricsalt.kirin.co.jp/

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Project Design Room
仮札系ですね。
ゲージじゃなくて、科学が面白い。
プロトタイプに落とし込めたというところが一番大きなプレクスルポイントかなと思って。
まずは、何の世界を実現したいのかの共感。
エレキソルトで実現したい世界のところ。
社会変えるっていうところ。
それを説明する上で、実際のものですね。
プロジェクトデザインルーム
プロジェクトデザインルームへようこそ。
この番組では、企業家や科学者、クリエイター、さまざまな分野のプロフェッショナルの原動力に迫り、
プロジェクトを成功に導く秘訣を探っていきます。
ナビゲーターは、Konel 知財図鑑代表の出村光世です。
2025年、新年一発目の収録ということで、
日本橋地下実験場、我々のアジトをスタジオとして収録しております。
一発目ということなので、気持ちも新たに収録に臨んでいるわけなんですが、
実は年明けて参加日を過ごしたら、すぐに僕はラスベガスに飛びまして、
世界最大のテクノロジーの見本市、CES、通称セスなんて言われますけども、
これに参加しておりました。
めちゃめちゃ大規模でして、
今年何かもう記録更新したのかみたいな話もあるんですが、
4万人以上が参加したという超大型のイベントになっていて、
僕は知財図鑑としてジェトロさんの講演を受けて、
AI のプロダクト、ご紹介しておりますが、
アイデアフローというものを世界に向けて発信しに行ったんですが、
その傍ら、知財ハンターとして各国の先端テクノロジーを漁りまくっていたというような、
1週間ぐらいを過ごしていて、ようやく日本帰ってきて、
新年始まったなみたいな、そんな感じでございますが、
実はそのCESですね、出展者が4500社以上あったというふうに言われていて、
そのカテゴリーもめちゃくちゃだだっぴろくて、
家電見本一位と言われているんですが、
当日はヘルスケアからXRから車からいろんなものが超膨大てんこ盛りなので、
はっきり言って全部見切れない。
見切ろうとすると1個30秒ぐらいで回っていかないといけないみたいな、
そんなレベルの膨大さでございました。
そんな中ですね、例年日本人としてはどれだけジャパンテックというものが
注目を浴びているのかというのをすごく気にしているところなんですけれども、
今年はですね、結構脚光を浴びている日本の技術というのがすごくつぶぞろいだったなという印象があって、
すごく勇気をもらって帰ってきました。
このCESのレポートは知財図鑑に掲載してますので、
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詳しくはそちらをご覧いただきたいんですけれども、
その注目のテクノロジーの中でも一際目立ってたスーパープロダクトがありまして、
それがもう僕にギュンギュン刺さりすぎまして、
どうしてもこの県のプロジェクトリーダーにはすぐお話を伺いたいということで、
帰国早々のお忙しいところなんですけれども、
本日ゲストとして来ていただいておりますということでご紹介しますが、
本日のゲストはキリンホールディングスの社内企業家として新規事業に取り組まれている佐藤愛さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
帰国早々ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。大変光栄です。
本当に向こうで会った時はもう人だかりがすごすぎて、
その時の僕なんかは多分もう覚えてないだろうぐらい群がってましたけれども、
すごい盛況でしたね。
そうですね。私たちの予想以上でしたね。
我々も終わった後もう疲労困憊で、正直結構疲れ果てておりました。
そうなんですよね。テクノロジーの天下一武道会みたいなところじゃないですか。
全競技入ってくるみたいな中で、全世界の人が来てるところね。
やっぱり結構この日本人って固まりやすいというか、
なんか結構同窓会っぽい感じになるかなと思って、
すっげえ群がってるから行ってみようと思ったら、
全然日本の人がいなくて、世界中から注目されて、
ある意味、いい意味でテンパってる佐藤さんたちを見て、
僕はすごく勇気をもらったというか。
ありがとうございます。
本当に素晴らしかったです。
我々もこの減塩だったり食塩の過剰摂取のところのサポートで、
日本以外の国の方々がどれぐらい興味持っていただけるのかなって思いながらの出展だったので、
我々としてもこれだけ反響いただいたっていうのはすごい嬉しい御賛でした。
そうですよね。
ということで、ちょっといきなり僕が盛り上がり始めちゃったんですけど、
今佐藤さんのご紹介としては、キリンという会社と、
そして社内企業、イントレプレナーとして頑張ってらっしゃるということだけ今出てるんですけど、
これ一体何のプロジェクトでここまで盛り上がってたのかっていうところを、
ちょっと今一度お話、順序立てると。
すみません、失礼いたしました。
お話をしていきたいんですが、
これね、皆さん本当にちゃんと速攻知財図鑑で検索していただきたいんですけど、
エレキソルトという、これはデバイスであり事業であり、
未来を変える道具であると僕は思ってるんですが、
すごいですね、エレキソルト。
ありがとうございます。
これが何なのかみたいなところ、ちょっと一般的な部分から少し解説お願いします。
そうですね、そもそも何なのかっていうのから説明させていただきます。
エレキソルトというのは、私たちキリンが販売している、
厳厳の薄味の食事の味わいを増強する食器カトラリー型のデバイスです。
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これをエレキソルトと名前付けています。
今、第一弾製品としてエレキソルトスプーンの販売を、
去年の5月から販売開始しております。
ありがとうございます。
僕の目の前に実は今日、いろんな歴代のエレキソルトであったり、
スプーンであったりみたいなのが並んでて、
むちゃくちゃ触りたいんですけど、手に取ってみてもいいですか?
もちろんです。
販売機に至るまでの実験期間ですね。
映像がないので頑張ってレポートしてみるんですけれども、
簡単に言うとスプーンの内側に電極が入っているんですよね、金属の。
そうですね。
これは合ってます?
合ってます。
スプーンの内側、食品に触れる部分に、食品に電流を流すための電極が。
そうなんですよ。
なので、いわゆる誤解を招いてしまうかもしれませんが、
電気ショックスプーンみたいな、そういうイメージの感覚に近い。
刺激はないけれども電流が流れているみたいな、そういうことなんですかね。
電気ショックというわけではなくて、電流を活用しはするんですけど、
ほぼ刺激とかは使っていただくとわかる通り感じない。
全然感じないですよね。
だけど、要は電極が入っていて、この持ち手の部分にも電極が付いているので、
これを食材をオンして口に入れると、体の中を電流がぐーっと駆け巡って、
その刺激によって身を少し強く感じるみたいな、そういったことなんですかね。
食事を食べるときに電流が流れるようにしています。
その電流の流し方が特徴的でして、
それによって食品の中に含まれている味わいの成分、
特に塩味だったり旨味だったりという電気的な性質を持っている成分を
人体側、舌、ベロの方に引き寄せるように動かして、味を増強するという仕組みを取っています。
めっちゃ面白いですよね、これ。
面白い上にかっこいいし、未来的だけど見た目全然スプーンっていう、
これここにたどり着くまでむちゃくちゃ大変だったんじゃないですか。
そうなんですよ、その一部を今日お持ちしているので、その編成も。
すいません、ちょっと僕もオタク的に興奮してしまっている状態なんですけれども、
いろんな場面あるかなと思っていて、僕がCSの場で初めて、
存在は知ってましたよ、存在は知ってましたけど、初めて口の中で体験をしたのがラスベガスだったわけなんですけど、
その時、薄味のラーメンスープを日本から頑張って持ってこられてて、
まずそこに結構感動してるんですけど、薄味なんですよね。
そうですね。市販のやつを3倍に薄めてお出汁してました。
まあまあやっぱ薄いなと思いながら、それでもちょっと日本的で嬉しいなと思いながら飲んでて、
それをエリキソルトのスプーンですくって飲むと濃いんですよね。
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これなんか魔法というかマジックというか、なんかちょっと騙されているような感覚というか、
でもすごいやっぱり体感したことで、めちゃくちゃ可能性も感じましたし、
まあまあお腹周りとかが気になり始めてる年だったりもするので、
これはっていう感じでちょっと救われた気持ちにもなりました。
ありがとうございます。この原理が味の増強という機能なので、
味濃すぎても増強の程度はちょっとわかりにくいですし、逆に薄すぎてもわかりにくいんですよ。
本当はその人にとってちょうど良いっていう味から30%ぐらい調味料を落としていただいた味が。
なるほど。
本当は一律で出すんじゃなくて、その方がお食事の中で薄味のお料理と合わせていただくっていうのが本当はベストなんですけど。
じゃあ10回塩を振ってた人は7回ぐらいで済むようになるみたいな、そんな感じですね。
で、食事の中で例えば普段だったら足りないなと思って調味料足してしまったところを、
これ足すんじゃなくてこっちを使っていただく、エリキソルドを使っていただくっていう使い方をしていただきたい。
素晴らしい。僕の日常生活の中での使用イメージもすごく湧きましたし、
結構高齢の方がご家族にいらっしゃる方なんかはやっぱり病院食みたいなこととか、
食べたいけどなかなか難しい状況みたいな方に対してもすっごい救いになるようなプロダクトですよね。
ありがとうございます。将来的にはご家族の中でも好きな味とかって人によって様々なので、
私はこれ食べてて物足りないなと思ったら、私はこれ強度を3にして食べるわ、だったり。
今は塩味旨味増強ってやってますけど、もう研究者としての妄想ですけど、
将来的には好きな味を好きなようにコントロールできるようになれば、より美味しい味をみんなで楽しむことができる。
同じ食卓を囲みながらそれぞれが美味しいと思う味を楽しむことができるっていう食卓にできればいいなっていう風に思ってます。
できそうですねっていう感覚がこれによって。
要はパーソナライズというか個々人に対応するようなデバイスになっていく。
飲み込みがすごく感じられたので、とにかく感動してますっていう。
本当に知ってはいたんで。
で、なんとなく原理も聞くと、なるほど感があるんですけど、
やっぱこれは100分は一見にしかずというか、もう一味にやられてしまったというようなそんな感覚でございまして。
ありがとうございます。
っていうのが本当にびっくりするぐらい人気で、
オフィシャルのメディアさんがむちゃくちゃ即日取り上げられたりとかもしてましたし。
大変ありがたいことに。
日本帰ってきてからの方が忙しいんじゃないかっていう風に思ってるんですけど、どうですか反響は。
そうですね、日本帰ってからの方が正直忙しいですね。
急に凱旋したというか、世界レベルになんかなっていったというような感覚に。
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今はまだ日本国内で、しかも抽選販売という形で数量絞っての販売しかできていないので、
ちょっと国内でもですし、海外とかでも販売できるようにっていうのを準備急がなきゃいけないなというぐらいには思ってます。
あれだけね、求められたらそうですよね、と思いますし。
ですね、あの場でそれぞれ各国の人たちが自分の国のこういう料理に合わせるからこういう形がいいんじゃないかみたいなアドバイスとかもいっぱい。
ああ、なるほど。
そう、食文化に合わせなきゃなっていうので、どんどんどんどん課題が増えていくんですけど。
いやー、やること尽きないですね。
やること尽きなくて面白いですね。
ありがとうございます。
じゃあこのエレキソルトのプロジェクトについては、この後のパート2でお話を深掘っていきたいなと思っているので、
ちょっとそもそも僕はラスベガスでお会いして、エレキソルトにも見せられてるんですけど、
ちょっとこう佐藤さんの独特な感じというか、絶対話聞いてたら面白いだろうみたいな感覚がすごいあったので、
そもそもの自己紹介から少し伺っていきたいなと思っておりまして、
これまでの職歴的なこともそうですし、ちょっとその前にどんな少女時代を過ごしてたのかみたいなことも含めてちょっといろいろ伺っていきたいんですが、
今今の仕事上のポジションとか、そういったところから先に伺っていってもいいですか?
そうですね、今現状はこのエレキソルトの事業責任者をヘルスサイエンスの事業部という弊社の中にある健康の領域の事業部の中でやっております。
ただとはいえまだ新規事業、大企業の中の新規事業という位置づけなので、チームメンバーも3人から4人というちょっと少ないメンバーで今事業を頑張って回しつつ、
次の製品の開発っていうのもやりつつっていう感じで、技術開発兼事業責任者というポジションで今働いております。
なるほど、めちゃめちゃ越境人材だということが伝わってくる。
何でもやります。
そうですよね。ある意味、3,4人のスタートアップの社長的なポジションでもあるし、そういう時って結局何でもやるんですよねっていうことでもあると思うんですけど、
そのバックボーンとしてはどういう経験が長いんですか?
そうですね、まずキリンに入ってからの経験としては、実はキリンビールだったりビバレッジだったりっていう既存の事業と呼んでいるようなところにあんまり関わっておりませんで、
入社した時から新規事業につながるような技術開発をR&D、研究所の方でずっとやっていました。
それまでずっとテーマリーダーとかやってきてはいたんですけど、どれも事業家に至るまでに中断していたというのがありますね。
でも狭きもんですよね、研究開発から事業に直結するってなかなか通常難しいというか、本当に線あって3つだみたいなお話もあるぐらいですからね。
そうですね、それに自分自身学びがまだその時あまりなかったので、いろんなのやってたんですよ。
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例えば植物製ミルクを作ってみようっていう事業を立ち上げようとしてみたり、
あとは新しい食品素材として氷の中に炭酸ガスを閉じ込めた素材を作って、それを食品素材と美容素材で販売しようみたいなことをやろうとしていたり、
ただそれぞれいろんな理由があって、例えば事業性がない、採算が取れないであったり、安定製造できないであったり、
ちょっと技術だけじゃなくて本当に事業家に至るまでにいろんな要素が必要な中で、私の経験学びが少なくてそこがクリアできずに中断していったっていうのが結構。
また何かいつの日かそれが先返ることもあるかもしれないですけど、なかなかやっぱりその研究開発のサイクルって、
1個のことを50年やってますとか結構難しい世界ですからね。
いやでもそこは何となく想像ついて、あれですか、じゃあいわゆる理系大学のご出身で研究職に就かれた感じですか。
そうですね、もともと大学の方では農学部におりまして、農業の農学部ですね。
そちらで分析科学だったり天然物科学だったりっていう割と分析とあとは生物、生き物扱う方の研究開発してました。
そうなんですね、やっぱそこからキリン行ってみたいなってなったのってどういう流れだったんですか。
実はその農学部の時に微生物の研究したいと思って入ったんですけど、ちょっと研究テーマ選ぶのにいろんなくじとかで負けましてザリガニの研究することになったんですよ。
ザリガニ?
ザリガニ。
えー。
でザリガニの彼ら脱皮する時に胃の中に石作るんですね。
その石を何で作るのかだったりちょっと変わった素材だったので、その素材の特性とか出来方を調べたりっていうのをやっていました。
くじ引いたらザリガニだった。
ザリガニだったんだよ。問答無用でザリガニ一人でいっぱい育ててやって。
すごー。
で、その経験の中で、ただやり始めるとすごい面白いんですよね。
で、どんどん研究開発にハマっていってザリガニの研究進めてっていうぐらいにやってたんですけど、ちょっと自分の中で社会の製品だったりサービスに関わる技術開発がしたいなっていう思いがあって。
で、ザリガニの研究で大学に残るか企業に入るかっていうのを悩んだ末に企業に就職したっていう経緯があります。
なるほど。
で、そのザリガニの研究の時にも教授が優しい先生だったので、結構好きにやらせていただいて、
自分で外の研究者、別の研究者の方々捕まえてきて、共同で分析、研究させていただいたり、他の研究テーマ広げたりっていうのも自由にやらせていただいたので、
そこの経験が結構大きいですね。新規事業の事業責任者やりたいっていうような思いが、そこで割と高まったのがあります。
割とその学問としての探求だけじゃなくて、ちょっとプロジェクト的にいろんな人との関わりを広げたりすると、やっぱりちょっとダイナミックになっていく感覚があったんですね。
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自分でプロジェクトを作って、自分で前に進めたいっていう思いが強くなった。
なるほど。いわゆる理系女子としてめっちゃ研究してたけど、ちょっと起業家魂の片鱗みたいなのは、なんかその時にできてたのかもしれないですね。
そうですね。その時に、当時の私はザリガニで起業するっていうアイディアがなかったので、起業の中に就職したんですけど。
そうですね。ちょっと雑談混じりで、このショー最後、すごい変な質問して終わろうかなと思うんですけど、
やっぱそのザリガニばっかり見てるわけじゃないですか。どういう感情になるんだろうと思って。
ザリガニがもう好きになってくるのか、可愛くなってくるのか、逆になんだろう、生物の対象として見ていけなくなるみたいな。
あるじゃないですか、結婚生活長いともうちょっとそれは恋愛感情ではないとか、そういう変化に近いものがあったりするんですか。
そうですね。なんかだんだん、もうさばいていってはしまうんですけど、研究パートナーみたいな感じの気持ちになってくるんですよね。
目を見ていればわかるみたいな。
マジっすか。
逃げ出そうとしてるみたいなそういう。
通じ合っていくんですね。なんかそういう、なんだろう、急に科学的に解明できなそうな、そういうシンパシーみたいなことも起きてくるっていうのが、
逆にすごくいいなって思ってたりしますが、逆に日本ぐらいかもしれないですけど、この文系理系とかばり分けてるの。
もうちょっと幼い頃から研究が好きだったりとか、そういう感じだったんですか。
そうですね。本当に最初の小っちゃい小学生ぐらいの頃は、刑事になりたかった。
デカ?
デカ。
ちょっと待ってください。
スペースモノが好きで。
危ないデカとかどっち系ですか。
カサス系ですね。
カサス系なんだ。
そこで真実を突き止めていく系のところが大好きで。
追求型ですね。
そこから刑事じゃなくて科学系が面白いなって思ったのもちょっときっかけがありまして、
中学の時だったかな、なんかノーベル生理学賞を取られたクローン羊のドリーを作られた先生が、
なぜか、私新広島なんですけど、広島に来られてご講演をされるっていう機会がありまして、それに運良く参加させていただくことがあって、
そこで科学って面白いな、どんどん突き詰めていくの面白いなっていうので、理系行こうっていう風に決めました。
面白い。
大体僕カサスとか小学校の幼い頃とかって、人が死ぬような番組見てるとめっちゃチャンネル変えられてたなっていう記憶があって、
結構育ちいいんですけど。
育ちいいんですね。
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今聞くとそうだんだなって思うんですけど、
やっぱカサス見てたらこんな研究事業者生まれるんだっていうのが僕の中で今ちょっと飛躍しましたけど、
カサスは見せといていいんだなっていう。
親としてもちょっと今思っているところでございまして、
非常に既に盛り上がって面白いバックグラウンドがお伺いできましたので、
次のパートではエレキソルトのプロジェクトに関してもう少し深くお話を伺えればと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
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