4種類目は「国単位で法律を作る事(ルールメイキング)」。日本で2番目に関わった法律「二地域居住促進法」と二地域居住の実証実験、静岡県下田市と宮城県東松島市で実施している二地域居住者を受入れるモデルの話
サマリー
近藤ナオは、日域居住促進法を通じて多様な住宅や生活スタイルを提案し、下田市や東松島市での実証実験を通じて地域住民のニーズに応えるコミュニティ作りの重要性について語っています。また、地域のコミュニティマネージャーと連携し、さまざまな仕事の機会を提供することで、住民の生活を豊かにする方法を模索しています。このエピソードでは、日域居住者とコミュニティマネージャーを組み合わせたシェアハウスの取り組みが紹介されており、地域と接点を持ちながら住居の多様性を高めることの重要性について語られています。
日域居住促進法の概要
こんにちは、近藤ナオです。今日は、近藤ナオという生き物の第65回の話をさせてもらえたらなと思っています。
そうですね、今はもう今回最後になるのかな、多分。
僕が始めた100種類の事の中の4種類目としてのルールメイキング、国単位で法律をつくるという中で、
2024年度からかかわらせてもらっているような国土交通省系の日域居住促進法について話をさせてもらっていて、
これは僕の中で9種類目にかかわる、将来2カ国以上でパスポートを持てるような世界にしたいという流れの中で、
少なくとも日本国内だけだとしても、今住んでいるところ以外にもう一つ定期的に通う家というか、
安心して暮らせる場所というのを持つというのを、僕も推奨していきたいし、それを法律としても法改正がされたので、
それを僕は今サポートしているというか、日本に根付くようにいろいろ活動していて、
その中で今回静岡県の下田市と宮城県の東松島市で国土交通省から採択がされて、実証実験先として採択されて、
今そこで僕は精力的に今どういうことをしているかというのを、ちょっと口頭ベースでうまく伝わるかはあれなんですが、
その話をさせてもらえたらなと思っています。
今聞いてくれた方で、その下田市と東松島市に少しでもいいので、まずは軽く日一居住のきっかけとして関わってみたいという人がいたら、
ぜひ連絡を欲しいなと思っているんですけど、具体的に今何をやっているかというと、日一居住者ってどんな人がターゲットなんですかって聞かれるんですけど、
あんまりこんな暮らしをしている人たちがターゲットですっていうのを僕はもう絞る時代じゃないなと思っていて、
本当に暮らし方とかニーズとか本当に多様化しているので、いろんなタイプの日一居住者がいるんですよね。
個人だったりシングルマザーだったりファミリーだったり年配の方だったりとか、年齢で区切るとか家族構成で区切るつもりはないですけど、
本当にいろんな人たちがいるので、そういう人たちのニーズをできれば全て叶えられるような状況を地域に作っておくっていうことが、僕が推奨しているモデルになります。
なので日一居住の候補者っていう人たちの意見を吸い上げる場所をどう作るかっていう部分で、
一個はもちろんインスタグラムだったりとかSNSとかも整備をして、そういう人たちに情報を届けながら、悩み相談というか要望を受け入れるような場所を作っていったりとか、
あとは地域側にコミュニティマネージャーって肩書きをつけなくても全然いいんですけど、そういう希望者の悩みを聞くような状態の人を僕はコミュニティマネージャーって呼んでいて、そういうコミュニティマネージャーを地域に何人も何人も作り上げるような仕組み。
その人たちにちょっとでも、例えば下田市とかに観光とか旅行とかで一回来て、ちょっとそういうコミュニティマネージャー的な人が何人もいろんな地域の中に何人も今存在し始めてるので、そういう人と接点を持ったときに、この町興味あるから定期的に来たいなとかっていうときに、定期的に来たいけど、
例えば家賃を東京と下田市の2カ所に払うのちょっときついなみたいな話。もしなったとしたら、どれぐらいだったら払えるんですかって言って、月々2万円とか3万円なら払えますみたいな。
いやでも普通、一人暮らしでアパート借りても月2万3万の物件っていうのは流石にローカルでもなかなかない。それかもちろんボロボロの一軒家の空き家とかみたいなのだったら2万円3万円でも貸してくれるところがあると思いますけど、そこだともう暮らしを整えるのはすごい大変なので、
そういうときに、でもシェアハウスみたいな形で暮らすんであれば2万3万とかだったら物件あるよみたいな感じで、そういう情報を提供したりとか、今は一例ですけど、そういう形でこんなことが叶ったら嬉しいなとか、前回事例で話させてもらったように、こっちに10日間来てる間だけ仕事があったらいいなみたいな。
本業なんですかって、いや美容師ですって言ったら、じゃあこっちに来た10日間だけどっか福祉施設で出張美容師やるみたいなこととかだったらなんか紹介できますよとか、本当に多様なやりたいこと。
そうですね。最近だと一個面白かったのは、東京をメインにしてプロサッカー選手目指してたけど、それは叶わなかった人が、どっかで子どもたちに毎週毎週教えられないので、月1回とかで無料でいいからサッカースクールやりたいみたいな人とかがいて、そういうのとかと年戻しに来てくれたら、
こっちは子どもたち何人かいるし、子どもたちを集めることは結構簡単というか、逆に狭い地域なので、そういうコミュニティ的に何人か集められるけど、逆にサッカーとか教える先生とかの人材がいないので、そういう意味で月1回来てくれて、その日だけサッカー教室土日とかにやってくれるっていうのはめちゃくちゃありがたいなっていうのは地域側にも実はあって、
そこをマッチングさせてあげることで、毎月1回だけ下田に帰ってくる日域居住者が生まれたりとか、そういう形でいろんな多様な住宅困る人多いですね。交通費が課題だっていう人とかいるんですけど、日域居住20年やってる僕にとって交通費は努力でなんとかなるっていうのが僕の経験ですね。
地域コミュニティの強化
やっぱり行く頻度を減らすっていうか、なるべくまとめて行けるようにして1ヶ月に1回しか移動しないようにするとか、2ヶ月に1回しか往復しないようにするとか、あとは僕みたいな年齢になってきても夜行バスを使ってわざわざ移動する人とか、回数券買ったりする人もいますし、あとは東京から同じ地域に行く人たちで日にちを一緒にして、3人とかで一緒に車乗って車で戻ってくるみたいな形にすることで、
ある程度交通費は頭を使えばある程度減らすことができるんだなっていうのが、実際今回の実証実験の中にも空気を運んでるよりはマシだからっていうので、航空会社だったりとか鉄道とかもお客さんが少ないときだけ割引運賃するみたいな事業も入ってるらしいです。
詳細は全然公開されてないので全然わかんないですけど、そういうふうな話は関係者から聞いているので、そういう形で交通費の部分に関してはいろいろサポートはできてくる可能性もあるので、それよりも努力で交通費はなんとかなると思ってるんですけど、
やっぱり多様な住宅の整備っていう意味で、月2万3万である程度快適に暮らせる家を地域にバンバン用意してあるところとかっていうのは、僕は日本人に知らないですし、あとは多様な仕事ですよね。
あと多様な趣味ですかね。日1居住するには行った先でやりたいことがないと行ったり来たりしないと僕は思っていて、それが別にお金もらうもらわないはどっちでもいいと思ってるんですけど、メインになる都市部で月の半分しかいないとはいえ稼いでたりすると、
もう一個のローカルの方とかに来たときに、別にそんなにめちゃくちゃガンガン働かなきゃいけないわけでもなかったりもするので、そんなにお金にガツガツしてるっていうわけじゃないんですけど、来たときにこっち側でやることがないっていうのは、行ったり来たりする理由にならないなと思ってるので、今回僕のやってる事業は、
街の中にコミュニティマネージャーみたいな人いっぱいいっぱい存在させて、コミュニティマネージャー健康悩み解決のプロ集団って僕は呼んでるんですけど、コミュニティマネージャーでもあり、プラスそれぞれいろんな分野のプロフェッショナルな人たちで今チームを作っていて、
例えば不動産会社の社長とか、地元銀行の支店長だったりとか、飲食店の名物ママとかなんだけど、非常に人脈ある人とか、農協の人とか市役所の人とか、ただ肩書っていうわけじゃなくて、地域全体にいろんなコネクションとかがあって、ハブになってるような人で、
ボランタリーに下田とかの地域が良くなってくれるんだったら手伝うよって言ってるような人たちが、今のところ17人メンバーがいるんですけど、そこに17人で今LINEグループを組んでて、どんどんもっと増やしていきたいんですけど、
17人の誰かが日域居住者から相談を受けると、そこにポンってLINEを投げ込むと、30分から1時間以内にそれに対する回答みたいなのが返ってきたりして、なかなかうまく機能してるんですけど、その中でもやっぱりこんな条件で仕事がしたいとか、さっきのサッカースクールで教えたいみたいなのとかっていうのが、
こんな仕事がしたいとかっていうのも投げ込まれてもさすがにそんな仕事とかそんな家まだ下田にないよっていう状況があるので、それを整備するために先ほどの多様な住宅とか多様な仕事とか多様な趣味っていうのをどんどん整備するっていうようなことをやってます。
多様な住宅っていう中で、僕が他の地域だったりオランダとかタンザニアでもやってるものが、コミュニティマネージャー付きの日域居住者とか他地域居住者も受けるシェアハウスっていう業態をやっていて、それはどういうのかっていうと、例えば3LDKの家とかがあったら、3LDKの一部屋にコミュニティマネージャーとしての定住者とかオーナーが住んでいて、
もう1個の2つ目の部屋はベッドが2個とかあるんですけど、そこにお互い知り合いじゃない日域居住者が3人で部屋を借りたりするんですね。
最後の部屋は、3個目の部屋は子供がいるファミリーとカップルの日域居住者が部屋を借りていて、ベッドとか2個あるんですけど、どっちかが使うっていう。
最初の2つ目の部屋はベッド2個しかないけど3人が住んでても、みんな日域居住者なんで、出たり入ったりするので、3人が一緒になるってことは1年に多分1日もないぐらいないです。
そういうような暮らしをしていると、今のメンバー構成だけでいうと、3LDKの部屋に9人の人たちが暮らしているという状況になるんですね。
例えば下田市で3LDKをファミリーとか1人で借りようとすると、10万円ぐらい家賃かかっちゃうわけですよ。
でも今回みたいなスタイルにすると9人で、例えば平均で1人2万円払うだけでも18万円もお金が集まるので、
日域居住者は月々たった2万円で下田にシェアハウスとはいえ3LDKを用意するみたいなことが可能になるようなものを今どんどん用意しています。
実際に3月末からは1軒5LDKの1軒をコミュニティマネジャー付きのシェアハウスを始めたりして、そこも金額も安いけどしっかりした家だし、
お風呂とかも温泉付きだったりとか地域的にしたりするんですけど、なので今どんどんメンバーが集まってきて4部屋とか埋まってるような状態になってるんですけど、
ものだったり、あともう一個地域だと当時5人家族で子供3人と夫婦か、お父さんお母さんで暮らしてた1軒とかが子供たちが全員育っちゃって戻ってこないって家とかあると思うんですよね結構。
そうすると夫婦だけで2人暮らしてて、お盆と正月だけは帰ってくるから、空き部屋を人に貸せないみたいなこととかいう人結構いっぱいいますね。
全国どこにでもいるかなっていう状況だと思うんですけど、でも今回空いてる部屋を日域居住者に貸してくださいっていうのを今僕はコーディネートしていて、日域居住者はお盆とか正月とか別に部屋使えなくていいんですよね。
やっぱり日域居住者の特徴ってメインになる方の家に荷物は結構置いてあるんですけど、日域居住名の方っていうのはそんなに荷物がいっぱい置いてない状態で大丈夫なので、
その部屋を使わせてもらってても自分の荷物置いたままだけど、お盆とか正月とか子どもたちが帰ってきたタイミングは部屋を使ってもらえるぐらいのスペースを残しておく暮らしっていうのはできる人も結構いっぱいいらっしゃるので、
そういう形で、今はおばあちゃんが一人暮らしになっちゃって空き部屋があるみたいな一軒家とかにたまに日域居住者が来るっていうことは、いろんな意味でいいんじゃないかなと思っていて、かつ家賃収入も少しですぐ入ってきますし、かつ日域居住者ってたまにしか来ないので地域に入り込んでいくのっていうのが時間がかかるんですよね。
月の半分来てたとしても、そこで一緒に住んでいるもともと地元で生まれ育ったおばあちゃんだったりとか夫婦とかがコミュニティマネージャーの機能も、コミュニティマネージャーってすごい特殊能力がなくてもコミュニティと接続してくれる人っていう感覚で、
なので一緒に暮らしていればご飯も一緒に食べるときもあるだろうし、そこでこんな暮らししてみたいんですよねとか、その地域の夫婦、一緒に住んでる親さんからこんなことが今度あるらしいよとか、地域の餅つき大会とかあるらしいよとか教えてもらったりとかすれば、それによって地域と接点を持てるなと思っているので、
そういう空き家に日一居住者が部屋借りて住むとかアパート一部屋で借りるとかっていう形じゃなくて、地域と接点を持てるようなコミュニティをつなぐコミュニティマネージャーみたいな人、そんなふうにみんな肩書き全然名乗り合ってないですけど、そんなような住宅を今どんどん整備していくっていうのを一個やっています。
今後の施策
ちょっと時間が迫ってきたんで、次回に多様な仕事だったり趣味だったりとか、他にもいくつか落とし込んでいる施策があるので、その話はまた次回に。
15:48
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