4種類目は「国単位で法律を作る事(ルールメイキング)」。僕が知った法律の作り方と官僚の友達を増やした話
サマリー
近藤ナオさんは、法律づくりに関わる経験を通じて、ルールメイキングの重要性やその過程について語っています。特に、議員立法や官僚との関わりに焦点を当てており、日本版デジタルノマドビザについても触れています。
ルールメイキングの重要性
こんにちは、近藤ナオです。今日は、近藤ナオという生き物の第58回の話をさせてもらえたらなと思っています。
多分2回くらい前から、僕も含めて世界中の人たちが釈然として生きていける世の中を作るために始めた100種類のことということの4種類目として、
ルールメイキングですね。今、日本ですけど、国単位で法律を作ることっていうのを始めるきっかけになった理由みたいな話を、前回まではさせてもらっていると思うんですけど、
その中で、実際に日本でルールメイキングに関わらせてもらっていく上で、いろいろ見えてきたことをこれから話したいなと思っていて、
具体的にどんな法律づくりに関わったかっていうのの前に、法律ってご存知の方もいっぱいいるかもしれないですけど、改めて言うと、
法律が作られるときには議員立法っていう、国会議員の人たちが、議員から始まる法律づくりと、内閣が成立させる確保っていうらしいんですけど、
この2つが多分大きくはあると思っていて、この後の法律の作り方っていうのをどうやったら法律作れるのと思うんですけど、
普通にネットとかで検索すると、法律の作り方、1、法律案の原案作成、2、内閣法制局による審査、3、国会提出のための閣議決定、
4、国会における審議、5、法律の成立、6、法律の交付、7、法律の施行って書いてあって、
そうなのかもしれないんですけど、1番の法律案の原案作成っていうところがいきなり始まっていて、
僕的に法律作るときにいきなり原案作れるのかっていうのが、僕だったら全然想像つかなくて、
この原案作成の前に、実は法律づくりっていうのは、いろいろキーになってくるところあるんじゃないかなと思って、
結局そうだったんですけど、結論としては。でも全然僕も法律作ったことなかったので、
僕の中で勝手に法律づくりに関わるキーマンだと思う人たちっていうのをいろいろ挙げてみて、
そこに関わる人たちに一人ずつ話を聞いてみようかなと思って始めたのが、
僕の中で法律づくりのキーマンは、一人はもちろん議員立法に関わる国会議員、あと各法に関わる官僚。
官僚の中でも、なんとなくイメージとしてお金を握っている財務省と、あと僕は国民の最低限の暮らしをサポートしている総務省、
厚生労働省が、もちろん総務省も大事ですし、どんどん省庁も大事ですが、
僕の中で財務省と厚生労働省っていうのは、結構すごい国の根幹に関わる部署だなと勝手に思っているので、そこの人たちだったり、
あと経団連とかですね、経済団体っていうのも大事かなと思ってきて、
あとはグラスルーツ系というか、草の根的に法改正とかを行うような、絶対ヒエリーってことはないと思うんですけど、
そういうヒエリー団体の方々っていうのがキーになってくるかなと思っていて、
その辺りを自分のコネクションを使って話を聞かせてもらえる人たちっていうのを、
具体的には今挙げた国会議員と財務省系の人、厚生労働省系の人、経団連系の人、
グラスルーツ系というか、ヒエリー団体でロビーングとかも行うような団体の人の5社に具体的に話をいろいろ聞いてきました。
その中で全然関係ないんですけど、すごい面白かったのは、経団連って僕全然知らなかったんですけど、
社員が200人ぐらいもいるらしくて、何やら団体なんだろうって思ってたら、
よく考えたらメンバー、会員企業たちにある種メリットがあるっていうんですかね。
会員企業が望む法改正みたいな部分で、官僚の人たちがどんどん動いてくれない部分のときに対して、
経団連の200人ぐらいの職員がいろいろ動いてるらしいです。
なので、霞ヶ関界隈では、僕初めて聞いたし、これ本当なのかどうかもわかんないんですけど、
官僚に相対するものとして、経団連の職員の人たちを民僚っていうように呼ぶような人たちもいるらしくて、
なるほど、確かにそうやって動く人たちもいるんだなということで、元経団連の方にも話を伺ったりとかして、
実際に一番の原案作成っていうのがどういうふうに行われるのか、原案作成の前ですかね、
どういう構造になってるのかを特に中心に聞いてきました。
やっぱり原案作成の前、本当に本当にいろんな動きがあって、そこが超大事で、
日本の場合は議員立法が2割ぐらいですかね、全体の。
で、確保が8割くらいと言われていて、確保の方が多い国なので、
キーになってくるのは内閣府、もちろん議員立法も大事なんですけど、比率で言うと内閣府とか官僚の人たちがすごい大事になってくるんじゃないかなと思いました。
法律づくりのキーマン
僕が感じた法律を作っていく上で、どういう手順で進めていくべきかっていうときに、
結局その法律を扱う省庁っていうのがあると思うので、その取り扱う省庁の中から、ざっくりな言い方ですけど、
イケデル官僚を一人見つけるっていうのはすごい近道なのではと思いました。
結局その人がいろいろ動いてくれながら、原案作成っていう部分でもかなり手を動かしていくんだなっていうのが、
僕がヒアリングした感じではそういうふうに思いました。
なので、理想の理想はイケデル官僚を見つけられたら多分進めやすいなと思ってるんですけど、
その省庁に変えてみたい法律に関して前向きな人がいなかった場合は、それに対して前向きな国会議員の人たちを何とか探し出したり、
その国会議員の人たちに対してロビーングって日本語で何て言うんですかね、働きかけをいろんな方法でやってみて、
国会議員の人たちから立ち上げていく議員立法っていう形に持っていくっていうことなのかなと思いました。
でもまずはイケデル官僚を見つけるにはどういう方法があるのかって言われると、もちろん知人からの紹介だったり、
イケデル官僚だから個人的なSNSをやっているという文脈は絶対ではないですけど、
比較的自分のやってる活動だったりとかそういうものを表に出している人っていうのは比較的やる気がある人が多いような印象があるので、
そういう人たちにダイレクトメールを送ったりしながら何とかしてコンタクトを見つけていくっていう方法はあるんじゃないかなと思ってるんですけど、
僕の場合は法律を作るとかそういうことに関われるっていうのが10年前くらいには全然本当はイメージはついてなかったんですけど、
将来忘れちゃったんですけど10年くらい前に官僚っていうのはどんな人たちなのかっていうのをすごい知りたくて、
あるコミュニティを立ち上げたことが実はあって、全然表向きにはしてない活動体で、しかも名前としては一応仮でHJK36っていう、
その頃AKBみたいなのが流行ってた時代だったんで、HJK36っていう団体名にして、別に名前は何でもよかったんですけど、
HJKの略が変人会の略みたいなぐらいもうすごい雑な名前の付け方をしていて、そこでやってたのは当時イケてる官僚18人と新しい仕組みを作るっていうか、
社会の仕組みを作る民間の経営者だったり投資家だったりスタートアップの代表だったりとか、そういうような人たちを18人で合計36人っていうことで、
HJK36っていうチームを作って、毎月のように飲んだりとか勉強会をするみたいなことを淡々と2年ぐらいかな、続けてきたような活動体でした。
この時、官僚側はできれば全ての省庁から1人以上参加してほしかったので、どっかの省庁が最大でも1つの省庁2人までっていうことで、いろんなルートを使ってメンバーを探しました。
最初は総務省のメンバーで、かなりネットワーク作りみたいなこと、公務員のネットワーク作りみたいなことをやってるメンバーが2人いたので、最初はその2人と仲良くなれたので、そこからいろいろ各省庁でこういう活動で、
特に民間の新しいことにどんどんチャレンジする人たちとの接手を持ちたいっていうような人たちっていうのを探してもらって、面談とかをしたわけじゃないんですが、そういう方々と少しずつ少しずつ夜のご飯会、飲み会みたいなことを繰り返しながら、定期的にこういう活動に参加してもいいよっていう人たちをどんどん集めていきました。
それに集めるのに3ヶ月、4ヶ月ぐらいかかったかもしれないですね。本当に2週間に1回ぐらいは候補になるような官僚の人たちと逆に民間側の人たちっていうのを集めて、少しずつ会を開いて趣旨を理解してもらって、興味がある人たちで36人集まったのが多分3、4ヶ月後だったかなと思います。
実際官僚側は当時の肩書きでいうと所属、内閣官房と総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、警察庁の人たちが参加してたと思います。
思いますというか、あまり公にしてないので、そういうような人たちが参加しましたね。
民間側は先ほどお話ししたように、投資家もいたし、僕みたいな経営者で、自分を紹介するのが難しいからなんですけど、僕もメンバーにいましたし、スタートアップの代表とか、当時の某SNS系の大企業の日本社の社長とかもいたりとかっていうので、18人民間側も集まって、36人でそういう活動をしてました。
でも本当このおかげで、かなり気軽に本当に相談できる相手っていうのが、僕の中でほぼ全ての省庁に官僚の友達が作られたっていうので、これは今思えばすごい大きなことでしたね。
本当ここ2年ぐらい前からまさか法律づくりの部分に関わらせてもらえると思ってなかったので、本当にその時のネットワークで、今もう気になることがあればすぐにその人たちにメッセンジャーだったりとかLINEとかで質問すると、本当にチャットGPT以上のレベル感で的確にいろんな答えを返してくれたりとか、
デジタルノマドビザの法律
次の道筋をつないでくれるので、僕としてはめちゃめちゃ助かっています。そういう人たちからもいろんな話を聞きながら、まずは1個でもいいので、何でも作っていいっていうんだったら作ってみたい法律はありますけど、そんなのいきなり作れるわけもないですし、
なので、一応僕が経験があるものというか、有識者っていう方はちょっと違うのかもしれないですけど、その法律に関して知識だったりとか実績があるようなものからやっていくべきかなと思っていて、
その時に偶然話をいただいたのが、日本版デジタルノマドビザっていう法律作りですかね、2023年に関わらせてもらったのがデジタルノマドビザという法律作りに関してです。
これは法務省系のもので始まったんですけど、これに関しては具体的に紹介するともうちょっと時間がかかりそうなので、詳しくは次回に。
14:28
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