00:03
国際結婚リアルな話。この番組は、30代で外国籍の夫と出会い、回収、結婚、そして海外移住を経験した私、なんばるわんが、国際結婚の現場からありのままをお伝えするラジオです。
英語でしゃべれますか?私はね、まったくです。中学の時に勉強した記憶はあります。記憶はあるんですけど、この頭の中には残ってないんですね、全然。本当に困ったものです。
今日はね、言葉の壁っていうことについて話してみたいと思うんですけど、私たち出会った時は日本で出会ったんですけど、結婚も出産も全部日本でした。
当時、私が働いていたところが、接客業だったんですが、よく外国人のお客さんが来てたんですね。夫も他の国籍のお友達とお店を訪れて、会員カードとかを作ってもらわなくちゃいけなくて、
100円とか500円とか、その数字を当てはめてしゃべる、説明をするっていうことが多かったんですね。英語が全然ダメで。それまでも外国人のお客さんで結構来ていたんですけど、大学生のバイトの子とかパートのおばさんとかに言って、変わってもらってたんですよね。
そんな彼らを後ろで見ながら、ああ、そうやって言うんだって、そのぐらいだったんですね。いざ自分が外国人のお客さんに説明をするっていう場面になった時に、言葉出てこないんですよ。
ちょっとすいませんって言って、後ろで大学生のバイトの子に、100円とか500円ってなんていうの英語でって聞いたら、そんなのわかんないんですかって笑われて、100円とか500円って言えばいいんですよって。
片言でもいいから、なんかジェスチャーで伝えればいいんですよとかってね、背中を押されて。で、一生懸命説明しました。そしたらね、その外国人たちの口から出たのは、ペラペラ、もう日本語ペラペラ。しかもね、丁寧で穏やかにしゃべる人たちだったんですね。
夫もお友達も。で、びっくりしました。そのお友達は割とこのお店にね、常連さんという形で留学生で何年も日本で勉強していたので、もう全然普通にね、日本語をしゃべってたんですけど。
03:04
夫はですね、少し理解できないところもあったみたいで、お友達に聞いてたりとかしてね。
まあそれでも彼の口から出たのは、とてもきれいな日本語でした。それで、国によると思いますけど、このしゃべり方がね、すごく早口だったり、もうまさしく文字通り片言だったりとか、そういう国で決めちゃいけないと思うんですけど、そういうのありませんかね。
なんか聞いててもうキンキンカンカンするようなしゃべり方とか。で、夫もそうですけど、夫の周りの人たち、同じ国籍の人たちも割と穏やかな口調で日本語をしゃべるっていう人がいてね。
まあそのもともとの性格もあるかもしれないですけど、夫は日本語に対する、なんか真摯に向き合っているっていうのは当時からですね、感じていました。
なので、結婚生活ですよね。付き合っている時から結婚に向けて、それから結婚した後っていうのも、割と日本の中ではね、生活しやすかったんじゃないかなと思います。
人柄とかもあると思うんですけど、夫はね、あの本当悪い言葉で言うと外面がいい。もうこれ結婚生活20数年で出てきた言葉でございますが。
なので割とね、日本人の人たちに可愛がってもらえる人たらしというか、そういう感じなんですよね。で、日本語をしゃべるのも穏やかにゆっくりとしゃべるものだから、やっぱり日本人からすると、なんか私なんかよく可愛いとかって思っちゃうんですけど、
一生懸命ね、丁寧な日本語を話そうって心がけてくれてるなーっていうのは理解できますからね。そうやって捉えてくれた人からは結構ね、可愛がってもらえる、そういう性格みたいです。
本当何十年経っても日本語を覚えない人たち、夫の周りにいてね。もちろん読み書きっていうのは今でも夫はそんなに得意じゃないです。書くのは特にできないですね、ほぼ。
読むのは、やっぱり仕事でね、いつも車の運転したりして、遠いところとか行ってもそういう標識ありますよね。地名とか、あとは佐藤さんとか田中さんとか、なんとか工業とかね、そういう言葉、漢字っていうのはよく読めるみたいです。
06:03
一方ですね、配偶者である私はどうかっていうと、もう英語は全然未だにダメですよ。ただね、海外に暮らしていたことがあって、夫の国ですけどね、そこの母国語っていうのはまた別なんですね、英語じゃなくて。
向こうに行くと、やっぱり外国人である私を見て、お店の店員さんなんかはね、やっぱり英語で話しかけてくるわけですね。英語は本当に苦手なので、私は向こうに移住した当時はそこの言葉を覚えようと思いました。英語はね、もう無理だなと思ってなんとなく。
向こうの人たちが喋ってた言葉、それを聞いて、なんとなくですよ、感覚で、いけそうだなっていうのがあって、敬語で私に母国語、あなたたちの言葉を教えてくださいって現地の人に言いましたね。
親戚とか、近所の人、あと娘の学校の友達のママさんとか、そういう人たちに敬語で喋ってください、私コピーしますから、真似をしてね、そういうふうに覚えていきましたね。
店員さんに英語で話しかけられて、私は母国語で、その言葉で話してくださいって言うんですよ。そうすると店員さんたちも他のお客さんたちも目を見開いてびっくりするわけですね。
当然英語で返ってくると思っているから。それが自分たちが喋っている言葉で言ってくるってなって、最初びっくりして次に喜んでくれる。ありがとうみたいな。全部母国語でね。
彼らが何言っているかだいたいわかってきて、そういうやりとりありましたね。言葉の壁って、日本にいたらね、たまたま夫が外国人だったっていうので意識をしているわけですけど、
向こうに行った時に改めて言葉の壁、自分で壊していっていいんだなって思いましたね。もちろんジェスチャーとか、身振り手振りで伝えるっていうこともあったんですけど、ほぼほぼ母国語、向こうの言葉で私は自分の意思、考えていること、日本の文化とかそういうのを伝えることができたんですよね。
だから夫が日本で、そんな穏やかで綺麗な言葉を使うって、そこまで行った、そこまでの苦労っていうのがすごくよくわかるんですよね。
09:12
そこにはリスペクトがあって、やっぱり日本という国を尊重してくれてるんだなって思いましたね。だから今でも書類に書くっていう作業はあるんですけど、なんとなく許せちゃいますね。
ほとんどがアプリとかウェブで手続きするっていうことがあるんですけど、そういうのはもういい加減に覚えてくれって言って、最近は夫は自分でやるようにしていますね。
ネット銀行の振り込みとか、英語に設定ができるっていうのもありますけど、やっぱり日本語だけの表示のアプリとかウェブサイトとかあるんですよね。
だからそういうの頑張って、ちょっとやってみてよって。このままじゃね、私が急にいなくなったらどうすんの?みたいな半分脅しみたいな感じで言ってますけど、向こうに暮らしたときに言葉の壁を自分で壊していいんだなって感じたときには、やっぱり生きていかなきゃいけないんで、そのためにはそこの言葉を覚えるしかないって思ったんですよね。
だから日本でもどこの国でも同じでしょうね。それでも英語っていうのは今でも苦手ですね、私は。
でもこの3ヶ月間ぐらいですね、毎日、リオリンゴってアプリありますね。あれをね、ようやく始めましたよ。
毎日毎日やってますけどね。出会ったときからもうすでに日本語で会話ができたっていうのは私は結構ラッキーだったなぁと思っていますけど、もう身振り手振りでもね、思いがあれば言葉は通じなくても心は通じるんですよね。
それは海外に暮らしてみてすごくによくわかりました。言葉の壁についてはいろんなエピソードが他にもありますので、またおいおいですね、配信でお話ししていければと思います。
それではまた次の配信でお会いしましょう。お相手はダンバルワンでした。