国際結婚の真実
国際結婚リアルな話。
この番組は、30代で外国籍の夫と出会い、
回収、結婚、そして海外移住を経験した私、なんばるわんが、
国際結婚の現場からありのままをお伝えするラジオです。
よく男尊女卑じゃないかって言われることの一つとして、
服装の問題があります。
黒い服装に関しては、日本だと男尊女卑じゃないか、
閉じ込められている、強制されているんじゃないか、
かわいそう、みたいな、そういう意見をね、
SNSとかニュースで見ることも多くなりましたね。
そもそも、この黒い服装の由来というか、
どうしてこういうものがあるのかっていうところなんですが、
私たちが生きているこの信仰の中では、
女性を大切にしなさいっていう、
これ人として当たり前のことですけど、
そういう教えがあって、
この黒い服装をするときには、
髪の毛一本も他の男性にさらしてはいけない、
っていう話があって、
実際には私たちの髪、日本人の髪ってだいぶシルキーなので、
ちょろっと出ちゃうときあるんですよね。
それで親戚の人に怒られたっていう、
日本人の奥さんの話聞いたことありますけど、
厳しい人は厳しいですよ。
で、他の男性に自分の奥さん、娘、お姉さん、妹、お母さん、
この人の姿をさらすっていうことが、
男性にとっては我慢ならない。
許せないというか、奥さんを許せないんじゃなくて、
他の人間が自分の大切な人を見るっていう、
その行為が許せないんですね。
なので、受け取る側、女性側としても、
私たちは大切なものなんだと、
他の男性の目にさらされてはならないと、
自覚をして、自分からそういう服装に好んでやるっていう場合がほとんどなんです。
決して強制をされて、こういう服装しろって言われて、
全身真っ黒に、そういう服装になるっていうわけではないです。
少なくとも私の場合には、向こうで暮らしているときに、
自主的に私はそうしたいと思ったんですよ。
やっぱりタダでさえ外国人であって、
現地の女性たちとは全然違うわけでしょ。
体格も肌の色だったり、髪質だったり、
ファッションもそうですね。
持っているもの、バッグ、靴とかもやっぱり違うんですよ。
そういう珍しいものに対しては、向こうの男性たちはジロジロ見ちゃうわけですよね。
おばあさんとか高齢の人にもよく見られましたけど、
どうだったかな、このシチュエーションによって全然違うと思います。
この感じ方が、こっちの捉える方が、受け取る側が、感じ方は全然違うと思うんですけど、
外出で不特定多数の人の目に晒されるっていう場合には、
やっぱり耐えられないんですよ、その視線に。
私は耐えられなかった。
なんでそんなジロジロ見るのって。
で、この国ではね、この信仰では、あなたたちの国でね、
信仰で、そうやって他の人、他の女性を見ちゃいけないっていう話になってるでしょうって思うんですよね。
視線と自己表現の難しさ
で、私一回ね、若い男の子、もう10代だったと思います。
お店でね、雑貨屋さんで洗剤とかお菓子とか買っている時に、
もうレジのところで男たちが群がってるんですよ、そこに暇人たちが。
で、私がそこにポンと商品を置いて、お会計してみたいな感じでね。
列とかそういうの関係ないんですよ、向こうは。
で、待ってたんですよ、お会計を。
そしたらそこにいた男たちが、ジロジロ見たんですね。
で、中には、あ、見ちゃいけないって、ハッとする、そういう仕草をする男性たちもいたんですけど、
そのね、10代らしき男の子、あとその後ろにいた20代の男、
この二人がね、異様に見てたんですよ、私のことを。
まだあの時には黒い服装じゃなかったんです。
向こうの服装です、もちろん。
ジーンズとかじゃなくて、向こうの服装をしていたんですけど、
すごいジロジロ見られて、もうすごい頭がきちゃったんで、
思わず向こうの言葉で、
お前の母ちゃんが、そうやってお前たちみたいにジロジロ見られたらどう思うかってね、
あのー、説教したことがありました。
そしたらね、この二人はハッとして、
慌てて顔を背けましたね。
レジのお兄さんも、すごいなんか、
ああ、怒られちゃった、みたいな感じでね。
うん、あのー、しかもすごい低い声で、
私もともと、あのー、お聞きの通り、声は低いんですが、
さらに、なんかドスの聞いたような声で、
向こうのね、おばあちゃんたちみたいな喋り方をして、
男性みたいな喋り方をするんですよ。
そういう人がいたので、
その人たちの真似をした感じで、
もう、どう思うか、みたいな感じで、
言っちゃいましたね。
まあ、そういう目にあって、
やっぱりこの自分の姿を、
外でね、不特定多数の人に晒すっていう、
ことは、あんまり良くないなって思ったんですね。
やっぱり人間は動物として、
動いているものを目で追ってしまうとかね、
何か綺麗なものがあったら、つい見てしまうとか、
花とかね、そういう景色とか、そういうのありますよね。
だから私は、あのー、女性同士の話の中で、
向こうでね、言っちゃいましたね。
私は、あのー、女性同士の話の中で、向こうでね、
現地の女性たちと話す中で、
いやー、この国では、美しいものは隠せって言われてるわよね。
ははは、なんて言ってね。
そんな冗談も言えるぐらいに、
私はそういう風に理解をしました。
だから、自主的にやったんですね。
隠さなきゃいけないなって。
やっぱり、綺麗なものがあるから見ちゃうんですよ。
山登る人も言いますよね。
なぜ山に登るのか、そこに山があるからだって。
話、違うかもしれないけど、
結局ね、そこだと思うんですよね。
女の人がいるから見ちゃうんですよ。
で、あの国は、学校に行ってない人、
人として当たり前の教育を受けていない人がたくさんいるんですね。
母親も家庭の中で子供にしつけるっていう、
そういう習慣があんまりないような、
私はそういう印象を持っているんですが、
だからそういう人がね、世の中にうじゃうじゃいるわけですよ。
で、一歩外に出れば、
あ、あそこの外国人が出てきた、とかっていう目で見られますし、
車に乗ってても、やっぱり女性ってことがわかると、
ましてや外国人だとすると、
もう車擦るぐらいに、擦っちゃうんじゃないかぐらいに、
寄ってくるっていうこともありますし、
あとこの黒い服装、これにシフトした後でもね、
このほぼ目と指先、あと足、
足先っていうんですか、靴履いてるんでね、
もうほぼそれしか見えてないはずなのに、
すれ違いざまに、
あ、まるまる人だって、あの隣国ですよ、私たちの。
そういうふうに言われるっていうこともあってね、
もうどっちみちバレちゃうわけですよ。
あ、これは外国人だと。
あ、これは外国人だと。
だから、なおさらですね、
そういう黒い服装で自分の身を守っていかないと、
まあ視線に耐えられるというか、
気にしない人はそれで全然構わないと思います。
個人の自由だと思っていますし、
娘ももし、そういう国で、
他の人たちにさらすようなファッションをしたいって言うならね、
しょうがないけど、
私はそういう気持ち悪い姿勢に耐えられなくて、
この黒い服装をしてるんだよってちゃんと説明したことありますね。
それは娘も理解してくれましたけど、
あの時は、向こうに住んでいた時はまだ娘幼かったしね。
今では日本で、私も娘もそういう黒い服装っていうのはしないし、
向こうの洋服、向こうの服も着ることもほぼなくなりました。
やっぱり日本では、私たち日本人だから、
なんていうのかな、自分の着たいものを着る、
それに徹しています。
夫もそれは認めてくれているし、
もともとうちの夫、そんなに強制する人間じゃないですね、何事も。
まあまあ、全然強制しないというわけじゃないですけど、
女性を守る、奥さんを守る、娘を守る、
他の汚い目線から守るっていうことは、
ちゃんと彼は夫として、父親として理解をして、
日本だったら逆に目立っちゃうからねっていうことを言っていた時もありました。
だからスカーフも本当はいけないんだけど、ほぼしないですね。
同じ国のスカーフも、
会う時にはファッションとしてスカーフをするかな、そういう時もありますね。
というわけで、なかなかこの服装に関して、
いろんな価値観があるのでね、
ただやっぱり結婚式の時は、
結婚式の時は、結婚式の時は、
服装に関していろんな価値観があるのでね、
ただやっぱり強制はできないですよ。
でも私はこの気持ち悪い視線を受けたっていうこの経験をね、
やっぱり娘にはシェアしたかったし、
女性を守るっていう意味で、この服装の存在があるわけで、
決してね、男尊女卑ではないっていうことを今日はお伝えしました。
はい、どうでしょう、理解していただけましたかね。
やりたかったらやればいいし、したくなかったらしなくていいんですよ。
そこはやっぱり強制されるようなことはあってはならないなと思います。
自分も母親として子供に強制するっていうのはなるべくしたくはないですけども、
やっぱり自分の経験談を話すことによって子供がね、娘が理解してくれるんじゃないかなっていうので、
できれば共有をしていきたいなというそんな話でした。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。また次の配信でお会いしましょう。
お相手はナンバルマンでした。