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2024-07-10 34:07

「24年7月の期待値」(ドラマ、映画編)

2024年7月から放送されるドラマについて、直近観た映画についてなど、お話ししています。

作品についての期待値、到るまでの「わたしとこの作品」。期待をさらに膨らませるための「併せて見てほしい作品」。

わくわくしていきましょう。


◆話題の作品

・『海のはじまり』

・『新宿野戦病院』

・アレクサンダー・ペイン『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』

・ルカ・グァダニーノ『チャレンジャーズ』

・黒沢清『蛇の道』

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この番組、心の砂地は、様々な文化や日常の気づきをヒントに考え続けることで、言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。
私、シャークくんです。ということで、今回は一人回ということで、2024年7月の期待値ということについてですね、話していきたいなと思います。
この2024年7月ですね、これから皆さんが見て欲しいエンタメ、作品、これからの時間に期待をしていって欲しいなということで、僕が期待しているもの、これは期待できるなーみたいなものを紹介していくというエピソードシリーズになりますね。
今回はちょっと、すでに見たもの、もうちょっと公開とか終わっちゃうなーみたいなところもあるんですけど、なんとかね、見れるところもあるかもしれないんで、これ良かったなーみたいな。
あとその間とか、これから撮るものにも期待ということでですね、ちょっとその辺のお話もしたいなと思っております。
じゃあまずは、ドラマから行きましょうか。国内のドラマ、これはマストで見てくれというドラマ、2本ございます。
正直、今回、今期、2024年7月期のドラマ何かって言われると、8割9割の方がこの日本って言うでしょうという作品になってしまうんですけれども、
私もね、その太鼓判を、すでに放送が開始されてまして、1話、2話と見ておりますので、期待値という意味ではもう実績も伴った期待値という形で、自信を持って紹介したいなと思います。
まず1作目、フジテレビ月9、7月1日から始まっております。海の始まりですね。
僕がわざわざ言わんでも、というところはあるんですけれども、実は私、この期待値シリーズ、2年くらい前からやっていて、
「海のはじまり」、脚本が生方美久さんという方なんですけれども、生方さんの初めての作品、silentもですね、始まる前から、これはちょっとすごいんじゃないかなということで、
見ますと。目黒くんが主演で、なんか新人のヤンシナ(ヤングシナリオ大賞)出身の脚本家さんで、なんかすごそうな感じだぞというので見ますということで宣言しておるんですけれども、
実際すごく社会現象というか、未だにその劇中で出てきたカフェとかの場所はね、みんなが譲りながら使ったりしてるっていうぐらいすごく話題になった作品でしたし、
作品としても本当に素晴らしい作品で、日本のテレビドラマこんなに面白いんだみたいな感覚、見た人とかもなったんじゃないかなとか、
FOD入って追っかけてみたとかね、そういう人とかもいっぱいいたと思っていて、そのうぐかつさんの去年2作目、『いちばんすきな花』という作品があって、松下洸平さんと多部未華子さんと、
神尾楓珠さん、今田美桜さんの4人の主演のドラマで、これはまたちょっとテイストが違うというか、サイレントみたいな感じで来るんだろうと思ったら、またちょっと広がりがというか、
その場所とか、その1対1の話っていうよりは恋愛の話っていうよりは、もちろん恋愛も含むんだけども、人間のコミュニケーション、コミュニティー、ざっくり言っちゃうと人間関係の話。
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で、そこに恋愛が絡むけど恋愛との距離感がある感じの話っていうのが、なんか僕はすごい好きだったんですけども、もちろん2作目の一番好きな花もすごくて、
ジャンルが違うというかね、感じもあって、ただ何か生方さんのトーンというのがあるし、セリフとか、絵作り、これは監督だったり、演出の方々の努力だったり、そういうものだったりすると思うんですけど、
絵作りとかも、やっぱり日本のテレビドラマ、いわゆる最近の日本のテレビドラマではあんまり見られないようなというか、しっかり絵を作っていくぞ、絵を見ないと、役者の顔だけ映しとったらいいぞとか言うんじゃなくてね、照明とか、そういった美術とかもすごくこだわって作られてるなっていうのがすごい伝わるドラマで。
それはサイレントからだったんですけど、ステップアップしてきてる感じがあっての、ついに月9に来て、フジテレビの木曜劇場という枠から月9にやってきて、3作目ということで、ずっと組んできたフジテレビのプロデューサー、村瀬プロデューサーと制作会社がAOI Pro.っていうところですけれども、
その座組をそのまま持ってきてですね、月9にやってくるということで。っていうことは、みんな今しゃべってきたようなことはみんな言ってるんですが、期待値はものすごい高いわけですよね。
そろそろ決定打が出るぞということはもうわかっているという、ものすごく高くバーを上げたハードルというのを、第1話で本当に軽々と越えていったなという、本当に素晴らしい第1話でしたね。
僕、そんなに日本のテレビドラマって、昔から話題作とかは見てるんですけど、例えば木村拓哉さんの一連のドラマとかね。
僕の時代って、やっぱりなんだかんだテレビって富士テレビが強かったんで、富士テレビのドラマをよく見てたことが多かったですけれども、話題作みたいなものはよく見てましたし、
あとで出てきますけど、工藤勘九郎とか、三谷幸喜とか、筒美幸子とか、なんかそういう固有名詞とかもね、テレビドラマから。
テレビドラマを紹介する話とかも色々聞きながらっていうか、テレビから降ってきた言葉だったかなっていうところで覚えながらっていう経験もある世代なんですけども。
そこそこに触れてきた。ただ熱心に、めっちゃテレビドラマが一番好きみたいなところではない距離感だったんですけど。
それにしても、今まで僕が生涯見てきたテレビドラマの中で一番面白い第1話だったなっていうのは、本当に思いましたね。
海の始まりの第1話。で、昨日、海の始まりの第2話もあったんですけども。
もう2話もやっぱすごくて、ああもうこれ、このまま絶対に最初まで行くなっていう。もう自信が確信に変わりましたみたいな。
なんかそういう感覚があって、絶対見た方がいいです。はっきり言うと。絶対見た方がいいし、やっぱりテレビドラマの
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一番いいところっていうのはリアルタイム性。本当にすごく前から撮っていたりとか、今は配信とかもあるんで、本当に撮ったの2年前です、3年前ですとかいうのも
ザラにあるんですけど、まだ地上波で流れているテレビドラマっていうのは本当にリアルタイムで撮影が進行していて、そこの空気感みたいなものがやっぱり
1年後FODで見ました、1年後フールで見ましたみたいなんとちょっとやっぱね、違うところっていうのはあると思うんですよね。
日本のテレビドラマのすごくいいところでもあるし、悪い部分でもあるのかもしれないんですけど、その本当に2024年の夏の空気感みたいなものを
作品のテーマと合致しているのかっていうのはまた別の話だとは思うんですけど、ただそこが冷凍保存というか、2024年の7月に放送される意味みたいなものっていうのがすごく含まれている作品だとも思うし、
日本のテレビドラマとして本当に更新点というか、以前以後っていうドラマになるんじゃないのかなという感覚は僕としてもあるので、
それを見る、毎週見るっていうことは一つの証人になるっていうことでもあるんで、言ったら10年後20年後とかに見てたとか、その時の話とかできるっていうのもすごい体験になると思うので、
ぜひね、聞いていただいている皆様、今からでも多分TVerも3話ぐらいまではずっと長い間見れるようになったりみたいな過去のね、流れだとあるので、
早い段階でちょっとまだ間に合うので、放送している間にTVerで追っかけて、リアルタイムでできれば。
リアルタイムで見れなくても配信とかで見るみたいな感じでね、追っていくっていうのがすごい良いなと思います。
で、海のはじまり、一言、みんな言ってると思うんですけど、僕がすごい好きな点で、他の作家の方とかの名前を出すのはすごいどうかなと思う部分があって、
僕も避けて通ったり、あえてぼかして言ったりみたいなところはあるんですけど、僕は日本の、それこそテレビから、テレビの制作から出てきた人ですけども、
作家の中で、是枝裕和という人の作品をすごく自分の人生の中で大事な点に置いていて、是枝さんの映画をTSUTAYAで借りてみたことが、
一つの映画好きになったきっかけでもあったりしますし、そのリアルタイムで、ああこういう作品を今是枝さんが撮ってんだなぁとか、
後々聞いてくるみたいなのも是枝作品にあって、すごく大事な作家なんですけども、特に僕が大事にしている作品としては、
海町ダイアリーというですね、漫画原作の吉田明美さんの漫画、原作も本当に素晴らしいんですけれども、
それの映画版、是枝さんの映画版というのがあって、そこのテイストというのが非常に、はっきり言っちゃうと影響というか、もちろん消化しているし、
生方さんの作品だし、フジテレビのドラマだし、監督のね、風間さんの演出だしっていう感じでもあるんですけども、
なんかこう、リファレンスというか、そういう感じではあったんじゃないのかなという。
生方さんも同世代ぐらいなんで、結構食らったとこあったんじゃないかな、みたいなところも思いながら思ったんで、
海の始まり、ぜひ見てください。これはマストなんですけども、余裕のある方は是枝博一の海町ダイアリーから万引家族あたりの作品、
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ぜひともね、見返してみると、なんかね、通廷する何かっていうか、それは、いわゆるその作品が繋がっているとか、そういう繋がりではなくて、
なんか作家同士のキャッチボールみたいな。もう一人、生方さんの影響大な方には坂本優次さんという方がいると思いますし、
こないだの是枝監督、監督、脚本坂本優次の怪物っていう映画もありましたけども、
その辺が、こう、線を引いてしまえば、ああ、そりゃそうだろうなって思うとこがあると思うんですけど、
なんか僕たち自身がね、自分からタイムパトロールをしに行って、こう影響と、どういうふうに受け取ったんかなみたいなことを考えながら見るっていうのもすごい面白いと思うんで、
よかったらこれだ作品、海町ダイアリーあたりのね、作品とかもね、見てみるといいと思います。
すごくいい作品なんでね。特に今の時期見るとも、またいいんじゃないかなとか思ったりするので、
なんかそんな見方もありかなと思ってます。フジテレビ月9、7月1日から始まっております。
海の始まり、ぜひとも見てください。 で、もう一作ですね。これももう、絶対みんな言うんで、
私の気持ちと、どう見てるかっていうことだけを言って、パシッと行きたいんですけれども。
こちらもフジテレビですね。フジテレビのドラマ2本になっちゃったな。7月3日から、水曜日22時の枠でやってますね。
『新宿野戦病院』。脚本宮藤官九郎、クドカンの最新作。で、フジテレビのドラマはなんか20年ぶりとかで、その前のやつが、
たぶん小田雄二のドラマだったと思うんだけど、それはもうタイトルすら思い出せないみたいな。
なんかたぶん、クドカンって結構TBSのプロデューサーと組んでやってることが多分長らく多くて、
で、ニッテルとかでもやってるか。いろいろやってるんだけど、たぶんフジとはそんなになかったのが、今回はなんかそれでやってるっていう面白さ。
でもそう言われると、「え?別にやってなかった?」って思うんだけど、たぶんなんか僕ら世代とか、もっと上の世代もそう思うかもしれないですけど。
三谷組?三谷光輝ってフジテレビなんですよ。だから三谷組の人とクドカン組の人がなんか混ざっちゃってる感じみたいな感じって、たぶん頭の中で混同してる感じがあって。
実はそこって俳優とかもあんまクロスしてないし、ただ言ったら演劇のとこから出てきて、テレビドラマとか映画とかに来た人みたいな。
で、どちらもコメディみたいなのがベースにあるっていうところで、ごっちゃになってる感覚みたいなのも、もしかしたらあるのかなって。
僕は最近になって本当に、それこそ演劇を見るようになって、俳優に興味を持つようになって、ちょっとずつ、その辺の、「あ、この人は三谷組か。この人はクドカン組か。大人計画か。」みたいな整理が出来てきたみたいなリテラシーなんで。
、そんなことないよっていう人もいるかもしれないなとは思ってるんですけど。、僕の所感としてはそういうことを思ったりとかしていて。
で、クドカンを僕がどう見てきたかっていうと、正直に言って熱心のファンではないんです。
例えばそれこそまた、僕が昔の映像作品を語る時は、つたやとの思い出、友達の家でVHSを見た思い出みたいなところになりがちなんですけども。
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そこにバッチシ当たる感じで、友達のお兄ちゃんお姉ちゃん、僕よりだから世代が1つ上ぐらいのお兄ちゃんお姉ちゃんがいる家庭とかで見たんですよね。
キサラズキャッツアイとか、池袋ウエストゲートパークとか。
確か池袋ウエストゲートパークは、スープの回っていう後のスペシャルドラマがあって、それにバンドのライズとかが確か出てるんですよね。
その辺も含めてオシャレなカッコいいもの。
で、その中に例えば映画ピンポンとか、久保塚雄介とか、その辺の存在感とかも全部混じって出てきてるんで。
そういう中で、ちょっとオシャレなお兄ちゃんお姉ちゃんがとんがったカッコいいものみたいな。
なんかカッコいいよねみたいな感じで見てるっていう感じの存在だったんですよね。
で、キサラズキャッツアイとかも楽しく見てはいたんですけど、当時から僕はちょっと、なんていうかな。
それこそあれって地方のキサラズの話なんで、コミュニティの話だし、言ったらホモソーシャルな。
その中にずっといるけど、そこの人たちの話みたいな感じだったんですけど。
なんかその、ただ男子校っぽいノリが正直あんまりわかんなかったっていうか、なんかフィットしなかったというか。
で、プラス、笑いみたいなものって、やっぱすごく東京の人の笑いというか。
それこそ三谷さんのコメディーとかもすごく僕は苦手だったんですけど、
たぶんコテコテの吉本新喜役を毎週土曜日日曜日に見ながら、夕方のニュースの時にも、
トミーズが司会やってるみたいな文化圏で育った人からすると、どう笑ったらいいねんみたいな感覚は僕はあって。
ただ、おしゃれなお兄ちゃんお姉ちゃんはなんかそれが面白いやろうみたいな感じで言ってたのがすごい印象的で。
でも当時、ベース吉本とか、そこそこ陣内さんとかね、あの辺のファンやりながら、
くどかも好きって言ってた気がするんだよな、あの時のお兄ちゃんお姉ちゃん。
どっか言うとね、ちょっと話ずれてくるんじゃないかっていう感じもあるんですけど。
僕はちょっとその辺、直撃って感じじゃないんだよ、わかってなくて。
その後もね、全然見てるんですけどね、タイガー&ドラゴンとか、流星の絆とか、好きでしたけどね。
好きなものはもちろんあるんですけど、大学生くらいになったらドラマとか全然見なくなっちゃうんで。
そこら辺からは、10年代前半とかも全部後追いで見たドラマみたいな感じになっちゃいますね。
っていう距離感です、クドカンは。
で、テレビドラマも最近見出してから、やっぱりそのね、それこそ自分がなんとなく嫌だと思っていたみたいに、
後期とか、クドカンとか、包みゆき彦とかっていうのを、ちゃんと見なあかんな、みたいな感じで。
結構ちゃんと、代表作はね、いろいろ見たんですよね。
で、改めて見ると、やっぱり評価されるだけの面白さがあるし、
普通に、もう30くらいになったら、ああ、ちょっとこの演出寒いなとかはやっぱり時代で感じるとこあるけど、
普通にクラシックとして、面白いなあ。
で、クドカンの作品に関しては、今見ても全然おもろいな、みたいなものが結構あるなあとか思ったりとかするっていう感じで。
だんだんこう、僕の中ではクドカンへの興味っていうのが、あの、上がってきていて。
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で、、近作のイダテンであったりとか、NHKのね、アマちゃんが先にあるかな。
アマちゃんは本当大好きだったから、アマちゃんで多分1回若いというか、
やっと俺がちゃんとわかるよみたいなのがあって、多分イダテンとかは本当に最高だと思っていたし、
みたいに後期も、なんかその映画とかは未だによくわかんないんですけど、
やっぱりあの大河ドラマの作品はすごいと思ったし、鎌倉殿も本当に面白いなあと思ったりするんで。
年取ってきて、取ってきてって言っても30代なんですけど、結構作家と和解することってあるんだなあみたいな感じで。
嫌だなあと思ってた作家が結構好きみたいな状態ではあるんですが、
クドカンに関しては、この間の不適切にも程がある。
これはTBSでやったドラマですけども。
見ながらすごく面白いと思ったし、なんかソーシャルメディアで交わされる批判みたいなところは、
なんかちょっとそれズレてないみたいな、ちゃんと見てなくないみたいなことを結構思っていて、
ちゃんと見てないのにこういう表現があるのはダメだみたいな感じ言ってる人がちょっと多すぎるなあみたいな。
しかもそれは割としっかりとしたライターの人とかでも、なんかそういう守るべきものがあるし、その人の主義主張があるから、
これは黙っとられへんっていうところがあることは確かだと思うんですけども。
でも見たらそんなことないけどなっていう部分と、いやこれはハウトだなとかいう部分とかもあったりとかしていて。
TVドラマワンクルとしてはすごく楽しいんだし、いい作品だったなと思ったけれども、
その宮藤官九郎さんという人の作品で表現したいこととか、
クドカンの作品のひいては面白さ、クドカンがどのように作品を放っていくのかっていう考え方とか、
そういったことに関しては、すごい興味があるけど、同時に大きいクエスチョンと大きい、「大丈夫なんかあんたは本当に?」っていう気持ちがめっちゃあるんですよ。
で、僕は不適切なことがある最後まで見て、「あ、この宮藤官九郎っていう人が本当にダメになるまで見なあかんだろうな」っていうのは僕は思ったんですよね。
で、もしかしたら本当にそういう方向じゃない作家になるかもしれない。
例えば海外の映画作家でクエンティン・タランティーノとかっていうのは、今はまたちょっとタランティーノ難しいな。
今はね、タランティーノはイスラエルの方と結婚してイスラエルに住んでたりするんで、すごい複雑なんですけど。
昔は本当にパロディとか、サンプリングだけで作ってたのが、だんだんすごく重厚な作品と、
自分のルーツとか、自分のアメリカ人としての意識とか、歴史とかっていうのに、
自分が大好きな映画のパワーっていうのを使って、そこに対して映画で復讐していく。
映画で返していくみたいなことをしていたっていうのが、すごく僕は象徴的というか、
ああ、こういう形があるんだなっていうふうなのを、リアルタイムでタランティーノの作品を見ていく中で、
世代としてはちょっと下なんで、もうすでに真面目になりつつあったタランティーノに出会ってるんで、そういうことをすごく思ったんですよね。
だから、もしかしたら、工藤勘にしても、そういうパターンがあるんじゃないのかなっていうところもあるし、
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完全に、もうその辺の感覚がずれていって、「ああ、もう完全にダメです!」っていうふうな脚本家、作家になってしまうのか。
、そんなことはないだろうっていうぐらい、すごい作品を描く人だと思ってるんですけども。
でも、どちらかは来るんじゃないかって思っているところがあり、そこは見届けないと思って見ております。
というところで、やっと新宿夜戦病院まで帰ってきたんですけども。、面白いんですけども、もちろん。
なんか、僕が思ったことは本当に1つで。本人も、例えば、本を書いている工藤勘本人も、演出している人も、プロデューサーも、演者も、みんなその辺の意識が、それぞれボーダーとして違うのは当たり前だと思うんですけども。
ザックリまとめて、制作人全体が、無邪気に本気で面白いと思っているものなのか、「これはギリギリだけどやりたいから、ギリギリのところを狙いたいよね。ここには、ギリギリだから面白いよね。ギリギリだから言いたいよね。ギリギリだから伝えたいよね。」
みたいなところも入ってると思うんですけど。というものと、本当に無意識でやっちゃっていることという、この3つがあるんですけど。それが、本人たちもわかっているのか、そこの線がわかんなくなっているのかみたいなのが、すごいあるなと思っていて。
だから、「ギリギリを狙っているというふうに投げたつもりでも、僕から見るとこれは無邪気に面白いと思っているような感じがして、ちょっと嫌だなって思ったりとか、その辺だけでも視聴者と作り手のズレっていうのが出てくるし、すごく無意識なんじゃないかなとか、この表現は全然好きじゃないなとか。
、はっきりと言うと、英語混じりとかの言葉とかをちょっといじってるところがあるんですよね。方言と英語混じりで喋るキャラクターっていうのが出てきて。たぶんそれは面白いと思ってやってるんだけど、全然面白くないなと思うし。もしかしたらね、後々その辺は回収される何かなのかもしれないんだけど。
、テイストとしては、うーんと思ったりとか。いわゆるテンションゲーちゃうんか、それみたいな。言ってしまえば、「全然面白くないけど、その人のパワーと、なんか圧で面白いとされてしまっているだけで、全然面白いことではないんじゃないか?」みたいな。
でも、「結果、笑ったらいいやん!」っていうところは同意するんですけど、テンションだけでやられるのは、テレビの中で見ると余計にしんどいというか。そこにある程度没入できないと、なんかしんどいっていうので。そのテレビを見てて笑ってる自分に、それを全然知らない人が横に通って、「あ、これ見て笑ったんだ!」って気づかれた時に恥ずかしくなるような笑いはダメみたいな。
これは僕たちの、僕が所属していたコミュニティとかであるルールだったんですけど、なんかそういう感覚になるようなものとかも多くて、言ったら顔芸とかね、そういうやつですよ。パワーっぽいやつ。そういう感じがなんかあるなー、みたいなのもあったりとかしていて。
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それ自体が全部悪いってわけじゃないんだけど、そういういろんな笑いのボーダーとかと、自分が理性的に見るし、作家としての工藤寛黒がどういうふうなことをやりたいんかっていうところも探りたいと思っている。でも、そこにはぐらかされてるところみたいなのもある。
いやでもこれは無邪気に面白いと思っている。ますよって言われてるような気もする。みたいな、なんかそういうボーダーを巡るドラマとして、はっきり言って戦いというかね。そんな感じで僕は見てます。
なんでね、変な見方してるなぁと思われるかもしれないんですけども、もちろん工藤寛大好き、不適切はちょっとだったけど、みたいな感じの人も是非見て欲しいなと思うし、
動画見たことないっていう人も、それこそ先ほど言ったこととチョークしますけども、2024年の7月にこれを面白いと思って描いた作家がいるということは、すごい良いものを得られると思うので。
これまたね、全然違う方向ですけども、どちらもフジテレビのドラマ2本ということで、海の始まりと新宿夜戦病院、是非見ていただきたいなと思っております。
ドラマ2については以上ですかね。
次にですね、最近見た映画の話をします。
最近なんか知らんけどですね、新作映画、結構ちょっと前とかは、なんか見たかったけど見逃しちゃったなぁみたいなのがあったりしたんです、正直。
でもなんかここ2,3ヶ月はね、もう全部見れてて、実際その見れたものがもう8割ぐらいはいい。
で、この良い映画、もう普通に最高に良い。
もう普通に良い映画だよね、みたいなのじゃなくて、もう最高に良い、みたいなのが結構連発されていて、その辺の作品をいくつかちょっとここで名前を出して言っておこうかなと思います。
で、1作目、これはね、たぶんまだまだやると思うので、ぜひ言ってください。
アレクサンダーペインのホールドオーバーズ、置いてけぼりのホリデー。
これはね、普通に良いけど、超最高に良い、みたいな。
アレクサンダーペインっていう監督はですね、サイドウェイっていう映画とか、ファミリーツリーっていう映画とか、結構その家族の話みたいなのとかと、
そこのディスコミュニケーション、恋愛みたいなのも絡んでくることもあるかなっていうところを、結構描いてきた作家で、
なんかそこのバランスが、それこそちょっとクドカンにも近いから、ちょっとロワーク的なところも入ってる部分。
ちょっと意地悪な部分と、でもなんかそういうのも含めて、なんか人間だよね、みたいな。
なんか人間らしさみたいなのとかをすごい描くような作家で、たぶんね、日本の方すごい好きだと思うんですよね、アレクサンダーペインの映画って。
思ったより、サイドウェイにしろファミリーツリーにしろ、もっとその前のエレクションとかにもしろ、あんまりその熱心に見てる人って、
なんかね、この作品のクオリティとか、映画好きの中の知られ度に関して、あんまり世間一般にそんなに伝わってないんじゃないかなと思うんですけど。
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たぶん全然、もっとなんか例えば、昔だったら伝えたけど、もっとね、配信プラットフォームがどんどんどんどん押せば、
めっちゃみんなが見て、「なんかいい映画だよね!」っていう、一番好きな映画とかにファミリーツリーとかサイドウェイとか、
今回のホールドオーバーズとかが、一番いい映画だよねっていう人が全然いてもおかしくないな、みたいな感じのポップさもあるし、
なんか響くところもあるしっていうところなんで。全然難しい映画じゃないし、言ったらはみ出し者というか、なじめない。
社会になじめない人っていうのが出てくるし、今回は特にその人たちがどういうふうな、寄り添うって言っても別にその人が誰かに、
例えば弱い立場にある誰かにすごく尽力するとか、その人の立場を変えるみたいなところに行かないようなところ。
ただ、だけど一緒に時間を過ごすこととか、なんか通じ合えることっていうのはあるよねみたいな。
なんか頑張れることあるよねみたいな映画を作る人で、そういう意味で、今回は70年代の映画、本当にフィルムっぽい感じで撮ってるんですけど、
全部デジタルで撮ってるらしいんですが、その辺も含めて、映画館で見るのがいい映画だと思ったし、なんかジンとくるものが多分あると思うんですよね。
鼻からクラシック全途してる。
なんかそんな感じもすごく良くていい映画だったんでね、ぜひ見てください。
アレクサンダーペインのホールドオーバーズ、置いてけぼりのホリディ。
と、これはね、もう正直多分見れない人が多いと思うし終わっちゃいます。
なんとかしてまた描けて欲しいんですけど、ちょっと配給の問題とかで難しいんだろうな。
でも本当に最高だったのがルカガダニーノのチャレンジャーズですね。
コルミ・ワイワネーム、君の名前で僕を呼んでの監督、イタリア人の監督ですね。
ティモシー・シャラメが主演。
で、去年かな、ボーズ・アドールっていう。
これもまたティモシー・シャラメ出てましたけど、の監督で、ルカガダニーノの話を僕が語る必要があるのかっていうぐらいアレなんですけど。
、はっきり言って超すごい監督だし、なんか言ったら今の、この映画も、この経緯もどうかなと思うんですけど。
例えばミニシアター系とか言われるような映画が好きだった人っていうのね。
例えば、ウォン・カーワイだったりとか、ジャームシュだったりとかね、非ハリウッドみたいな。
例えばフランス映画とか、そういうヨーロッパの映画が好きだなっていう人っていうのは、多分もう絶対マストで見てると思うんですけども。
もしかしたら自分がハリウッドの映画とか、それこそMCUに代表されるようなアクションとかね、東宝のシネコンで見るようなものっていうよりは、
例えば日本のイマイチ・ミリキア監督の映画が好きだなとか、ちょっとちっちゃい映画館で見る映画が好きだなっていう人は、
多分ね、ルカガダニーノの映画っていうのには、なんか意外とたどり着いてないけど、たどり着いたらすごい大事なものになると思うし、
あなたの価値観というかね、新しいところに連れてってくれるところを扉を開くような演出力。
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、絵を見たら圧倒されるんで、「うわ、すごい!」ってなることは間違いないと思うんだけど、
ただそこにプラスなんか寄り添ってくれるような、「お前の映画だよ!」みたいな、「お前の話してんだよ!」って言われるようなパワーというかがある作家だと僕は思っているんで、
ぜひ見てほしいですね、ルカガダニーノ・チャレンジャーズ。
こういう悲しいのことを言うと、「どういう映画なん?」って言われるんですけど、はっきり言って、チャレンジャーズは、もうセックスですね。
完全にエロいことをずっとやるっていう感じで、このエロいことって言うと、「じゃあ、服着てない人がいるんか?」とかね。
もしくは、ラース・ホントリアとかみたいな、エロスと原罪みたいな、なんかそういう嫌な感じっていうのはなくて。
言ったらある種、不健康的なんだけど健康的っていうか、嫌な感じっていうのは全然ないし、そういう意味ではね。
あの、そういう生理的な嫌悪みたいなのは、たぶんないと思うんだけど、すごく快楽っていうのを映像に落とし込んだらどうかっていう映画だと思っていて。
、そういう表を書いてる人も多くて、やっぱりそうなんだっていう感じはすると思うんだけど。
なんかだから、テニスっていうものがこんなに言ったら感能的な表現と相性がいいんだなっていうね。
、打ち合うみたいな感じとかも、一番スポーツの中で感能的なスポーツって、もしかしたらテニスなのかもしれんなって思うぐらい。
で、これは意味わかんないと思うんですけど、チャレンジャーズ見たら意味わかるんで、ぜひね。
うーん、その辺も含めて、私見たことないな、こんな絵みたいなものもいっぱいあったし。
あとは、なんといっても音楽の使い方。どんな音楽が鳴るのかとか、調べたら出ちゃうかもしれないですけど。
、これは本当は劇場で見てほしいけど。
うーん、ね、そんなのね、地方の方もいらっしゃるんで聞いてる方にはできないっていうこともあるんで、あれなんですけど。
、音楽も本当に最高で、本当にそれこそ感能的な音楽っていう。
うーん、その辺も含めて最高でしたね。
なんか、ルカガダニーノがスカーフェイスのリメイクをやるみたいな話があったと思うんですけど、それはどうなってるんだ? 進んでいるのか?
ルカガダニーノのスカーフェイス見てぇな。それこそこの感能っていうのが、暴力っていうのに変わると思うんですよね。
あんまりその、人殴る感がない? あんまないことないか。
でもなんか見たいな、ルカガダニーノのギャング映画なんて、絶対見たいでしょって感じでね。
それもね、ぜひさっさと撮って、さっさと公開されてほしいですね。
最後に紹介する映画がですね、黒沢清、蛇の道。
これがですね、もともと20何年前に、それこそ98年とか99年とかぐらいかな?
に撮った同盟の映画の、黒沢清自身のリメイク、リブート作品ということで。
オリジナル版は、相川翔さんと加賀てるひさんが出てるんですけど、今回その役が、相川翔さんがやってた役を、柴崎幸さんがやって、全編フランスで撮ってます。
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日本の俳優さんも出てくるんですけども、誰が出てくるかとか、調べたらわかっちゃうんだけど、お楽しみにしながら見てもらうのがいいのかなと思うので伏せますが、
全編フランスで撮っていて、フランス人のキャストの方々とやっているという、、「どんな座組なんだそれは?」という作品なんですけれども。
いろいろ言ったんですけども、僕個人としては、今言った映画の中で一番、蛇の道が好き。
これはもう間違いない。
私のフェイバリット映画監督。これはもう、世界中の映画監督。フェイバリット映像を作る人っていうのは、清志黒沢。黒沢清志なんですよ。
これをちょいちょい言っていて、これが不思議なことに、てらださんとは基本的に趣味が合わない。普段よくポッドキャストを撮っているてらださんとは趣味が合わないんですけれども、唯一合致するのが清志黒沢の映画がナンバーワンだということ。これだけですね。
で、そのような清志の新作が公開されたら、もうすぐ行くっていう感じで行くんですけども。
この蛇の道Vシネ版の時は、相川翔さんが出てるんですけど、たぶん、黒沢清志オールタイムベストみたいな。
黒沢清志のいろんな作品群の中でね。80年代くらいからずっと今まで撮られてるので。
一番いわゆるキレキレの時期ってどこですか? ってなると、たぶんこの時期なんですよね。
あの、キュアっていう映画とか、この復讐っていう映画とか、Vシネを撮りながらメジャーの作品も撮っていた時期。
90年代後半の時期っていうのを、黒沢清志っていうのにはもう無敵。
というか、黒沢清志が好きだということは、この辺の作品が本当にすごいからと僕は思っているんですけども。
だいたいの人が、もちろん2000年代入った後の作品とかで、僕も友達とかに勧められるとちょっと有名な作品の方がわかりやすいかなとか思って言っちゃうんですけど、
本当はキュアを見てほしいとか思っている。本当は蛇の道、この自作の雲の瞳を見てほしいけど、なかなか見にくいので有名な作品とかをね。
とりあえずは、この辺はいけるかなと思っているみたいなところがあるんですけど。
というところで、それくらい私が一番好きなものの最新版というのが出ましたというね。
これこそハードルが上がりに上がった映画だったわけですけども、最高でしたね。
また言ったら、もちろん全然違う映画になってると思うけど、でもどっちが好きかと言われたら、僕はこっちの方が、今回のリメイクの方が好きかもって思いましたね。
うん。いやー、すごかったなぁ。話はね、知ってるんで。ただなんか、もちろん変わっているところもあるし。
変わっているところが全部いいと思ったな、僕は。
で、やっぱり結構、俳優さんの演技の付け方が、なんか黒沢清志の作品に出ると黒沢清志の演技の仕方をするなってすごい思うんですけど。
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なんかその俳優の感じもすごい良かったし、全部が良かったし、やっぱり見終わってから、やっぱ清志だなぁみたいな感じでね。
なんか今でもあのシーンすごかったなみたいな感じで、思い返す度に良かったなと思ってます。
なので、ぜひね、黒沢清志、蛇の道、今劇場で見れるということをね、かみしめてぜひ見ていただきたいなと思います。
で、良かったらもちろんQRも。一番ベストは蛇の道、今見ていただいて、その後QRとカイロ、この2作を見る。
これで、あなたは黒沢清志をどう見るかという話ですね。僕はもうこの3作見たら絶対にやられるだろうと思ってるんですけど。
もちろんね、いろんな人の撮り方があるんで。そんな感じでね、ちょっと見ていただければなぁと思っております。
最後にちょっとお便りいただいてるんで、お便りちょっと紹介させていただきます。
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