たぶんこれ喧嘩するんやけどさ。 エブリッシングエブリウェアオールアットワンス、アカデミー賞、作品賞ですか。受賞しました映画。
今、絶賛公開中なんですけれども。 見ました? 見ましたね、先週。
どうやった? まあ正直言うと僕は、これまで見た映画ベスト10には入ってきますね。 と思ったよ。
と同時に、シャークさんは好きじゃないだろうなっていうことも思いましたよ、僕は見てるとき。 俺も全く同じこと思ったよ。
ああ、お互いのことを意識して見てたんや。 気色悪い。そんなことはないんやけど、
僕はここ5年ぐらい見てた映画の中で一番好きじゃなかった。 うーん、まあそうでしょうね、シャークさんは。
映画じゃないものも入ってるよ、その例えばスタンドバイミードラえもん2とか、そういうのは映画じゃないから、そもそも評価の訴状に乗ってないんやけど。
なかなかの暴言を。まあまあそういうのは箱入った上で。 うん、あれはドラ泣きやからね、映画じゃないから。ドラ泣きやから。
ないんやけど、そのエブエブ、エブエブって略されてるんですけど、エブリッシングエブリウェアオールアットワンス。
僕はもうどうもダメでね、でも寺田さん好きって言うやろうなーって思って、その話せっかくやからこう
ジジネタとしてしとこうと思って。 うん、まあでも賛否両論あるよね、この映画は実際にさ、ここまで
賛否分かれてる映画も珍しいなっていうぐらい 好みが分かれてる感じがあるけどね、
ツイッターとか見てて。 そうね、まあまあね、でみんな言ってんのがアカデミー撮るタイプの作品っぽくない?
みたいなこと言ってるよな。 うん、まあそこがこう反発心をこう呼び寄せてるっていうのは多少ある。
寄り系あるよな。 うん、期待しすぎたって言ってる感想もかなり多く見たので。
まあ僕にとっては なんやろうな、まあアカデミーでこういう、まあ言ったら変な作品やんか。
アカデミー撮るってなんかそのバグみたいなもんやから それはめっちゃおもろいなと思うねん。これをさ、
アカデミー受賞作ってなったらさ、やっぱ すごいおじいちゃんとかさ、子供連れてとかさ、そういう人が行ったりするわけよ。
で、これ見させられたらやっぱ、すげー体験だと思うんだよな、これ。 そこは確かにね、あるかもね。まあただアカデミーって後から続いてきてるもんやからな。
アカデミー撮ったっていう点で批判するのはなかなか… 違う違う違う、そこが俺は最高やとは思ってんねん。
あ、そこはむしろ良かったと思う。 めっちゃいいやん、そんな体験なかなかないから。
前のは多分、デビッド・リンチのワイルド・アット・ハートとかなんか、あれカンヌ撮ってんのかな?
シャークさん的には、ここが明確にちょっと合わないなとか思ったシーンがあったってことですか?
まあみんな言ってることと一緒やけどな。まずその、こないだ宇多丸さんラジオでクレヨンしんちゃんみたいっていいふうに言ってたけど、
やっぱギャグがクレヨンしんちゃん感みたいなのすごい感じるよね。 あれがちょっとやっぱ無理っていうのが一つあるかなぁ。
コメディの部分が合わなかったっていう感じ? うーん、まあやっぱデカいかなぁ。
前編通してそういうのは散りばめられてるからね。一部とかやってるけど。 そうそうそう。
ジャンプするためにそういうオゲレツなことをするっていうのは、あれが多分笑いどころなんやけどさ。
全然ちょっと笑われへん感じがするっていうか。 基本全部ギャグがオゲレツ系やん。下ネタと。そこがちょっときつかったかなぁ。
なるほどね。まあそこはなぁ。 どうなんやろうなぁ。
難しいな。僕のコメディの部分は結構俯瞰して見てたから、面白い。
なんか一歩引いてみたら全部普通に面白いなぁと思って見ちゃってたけど、別に好きな笑いではないのよな。
まあなんかこう犬をこう振り回したりするとことか、もうノーサンキューな人からしたらアウトな描写やろうし。
いいとこで言うと、ジョブズパキの絶望みたいなすごい日本人の世代感で言うと、俺たちの世代から今の20代ぐらいの世代の絶望感みたいな感じはすごい面白いなぁと思ったけどね。
全部見えちゃうからっていう、故の虚無感っていうところはね。
みたいなのが、あのキャラクター属性は面白いなぁと思ったかなぁ。
確かにね。
なんでもスマートフォンで分かった気になれちゃうから、ほんま分からへんねんけど、分かった気になれちゃう世界の虚無感みたいな。
まあベイグルって言ってるんやけど、なんかあれはすごいなぁと思ったし、それをルックでやるっていうのは面白いなぁと思ったかなぁ。
そうですね。
そういう小物の扱い方は普通に面白いかなぁと思ったけどね。ベイグルと面玉とかそういうのが被ってきたりとか。
ビジュアル面はまあ僕は結構好きなところは多かったかな確かに。
なんかでもやっぱその、お下劣ギャグのとこがなぁ、やっぱルック的にもそこがやっぱしんどいっていうのはあるかなぁ。
まあ長い映画やしね。
うん。で、割となんかその暴力気持ちいい感みたいなとこちょっと引くっていうか。
うん。
まあ漢風やしアクションやしだからまあしゃーないんやけど、そこがこう、やろうとしてるテーマと、まあ別にそういうもんなんやろうけど、
私はなぁ、お下劣な感じと暴力の距離感みたいなのがちょっと僕には受け入れられへんとこがあるし。
まあそこは途中でちょっとそれに対する否定みたいなのは差し込んではあったけどね。
うーん。
まあその、優しさで解決していくみたいなところは。
いやまあでも気持ちく撮ってるもんは気持ちく撮ってるやんか。
まあやっぱそこは漢風アクションを入れてるからな、そこはそういう風な演出にせざるを得ないのかなぁ。
そこちょっと俺はなんかあるなぁ。
まあメッセージ的にもなんかすごい保守的なところに落ち着いてるなっていうのは思ってまうなぁ。
なんかいまいちその、なんだかんだその愛みたいなこと言われてもなっていう感じかなぁ。
うーん。なんか僕はそこは一歩進んでた気がしたけどな。
やっぱ家族だからっていう押し込め方では、その家族の形を撮る、続けたいっていう人の映画なんで、
なんかそういう人からすると、まあこのバースでは、まあどちらも辛いことが多い方かもしれないけど、
でもその時間を大切にしたい、一緒にいたいからっていう映画なんであって、
うーん。
なんかそこ、まあ僕家族の描き方ってまあ結構その家族が結局こう一緒になるっていうことに対する拒否判断ある人って結構いると思うんですけど、
だからそこはね、やっぱその一緒にいたい人の映画なので、あんまり僕は最近そこを否定せんでもいいかなっていう思う気持ちになってきて、
だから例えば恋愛映画見て、いやもうさっさと別れればいいやん、みたいなこと言っちゃう部粋さんみたいなのがあるなっていう。
まあ一緒にいたい人たちの映画なんで、そこは。
まあそれはそれでええんかなと思ったんだけどな。
まあ別にこれが全てではないと思うけど、
だからまあこういう人たちもいるよねっていう一例として捉えたらいいんじゃないかなと思ったけど。
うーん。
まあなんか僕はやっぱちょっとそこ許せんとこがあるかな。
娘のパートナー描かれ方がちょっと、もうちょっとちゃんとしてあげたほうがよかったんかなとか思うかな。
ああ、そこの辺ね。
まあちょっとその辺は正直、結構時間が長くなったんでカットされちゃったってとこはあったみたいですけどね。
あとあの事務局の人の話とかも。
なんか本当はもっと掘り下げるとこを撮ってたらしいんですけど、
省かれちゃったっていうのがあったみたいな。
まあそこはやっぱ出た作品が全てやからな。
まあでもなんかアカデミー撮るみたいな。
アカデミーってその会員の人らが投票して撮ってるショーやんか。
まあいろんな、今会員すごい広げていろんな人も投票するようになって変わったとかいろいろあるけどさ。
まあカンヌとか映画祭じゃないけど、すごい権威のあるショーでアカデミーショーってさ。
そこにある映画がわかれへんっていう最高さみたいなのもあるよな。
わけわからんのね。
主人公にとっては大切な瞬間やけど、後から考えるとやっぱ怖いよな。やっぱお前はその血なんだっていうことをさ。
そうそう。あのわけわからんさ、おっちゃんはまあおっちゃんなりに楽しいんやけど、おっちゃんが言ってることとラストシーンで言われること一緒っていうさ。
あーそうね。
超言ったらレジェンドとその辺のわけわからんおっさんも言ってること一緒なのよ。
っていうその、やっぱね、スピルバーグ最高やなみたいな。
あとラストシーンはやっぱ良かったしね。
やばいですよ。
なんかああいうさ、ちょっとメタ的にスピルバーグの存在を知らせるようなことをするんやっていうのも意外やったし。
まあだから全部映画でやりますよってことなんでしょ。自伝とかは書かへんから、まあだから映画でコミュニケーションしていくしかないやんか。
映画に呪われた子供だから。
だからそれもそうしてるっていう、70、80歳前になった今も。
いやそうなんや。あれがほんまにすごくて。だから最後こう地平線の位置が変わることによって、スピルバーグが今俺これ撮ってるよっていう。
急にさ、あのラストシーンから現代に飛んでくる演出なわけじゃないですか。
あれはちょっとオシャレすぎるよな正直言って。
まだ俺いい映画撮るでにゃみたいな感じに見えたもんなちょっと。
やっぱ、いやでもちょっとFFの前にフェイブルマンズ見てるっていうのこれ影響でかいわ。今話してたら。
ちょっとやられすぎてる俺フェイブルマンズに。
フェイブルマンズとFFはね、あんまり同時に見ると良くないと思いますね。
良くないっていうか、物が違いすぎて。
だから余計FFが保守的に見えてる部分が多分すごいあるわ。
保守的やし、稚拙に見えちゃうと思いますねやっぱり。
あんなね渋い良い映画見せられたら、しかも家族の描き方もさものすごいリアルやし。
あの後に、ああいうオゲレツーファンタジー家族もの見ちゃうと。
なんかやっぱりどう?これ?って思っちゃうっていうのはね、あるかも。
でもなんかその、ダニエルズ、FFの監督のね、ダニエルズもう若いやん。
85年生まれとかでしょ。
若い時にしかできへん勢いみたいなのあるから、良かったなと思うけどね。
そういうこう、自分の中で地と家族みたいなものの距離感みたいなのを考える上ではね。
俺はフェイブルマンズですごい全ベッドしちゃってて。
その家族を貯金みたいな無い状態でFF見てるから。
ノーマネーで見ちゃったから払えるものもない。
いやーこれちょっと俺乗れねえなーみたいな感じは多分あったんだろうなーって今思った。
それはあるな。フェイブルマンに乗っちゃったらFFには多分乗れないからね。
これってあんまり共感を得られないとは思っているんだけど、
ふとさ、うわ、俺東京で働いてるってなれへん?
めちゃくちゃわかりますよそれは。
わかるよな。
うん。
これめっちゃ思うねん。
ふとさ、うわ、秋葉原、渋谷みたいなところで日常を送ってるみたいなところにすごいびっくりするねんな。
たまに意識するとそう思うし、
昔雑誌で見たときはほんま架空の街みたいな感じだったんだけど、
その延長にいるわっていうことを意識すると、うわって毎回思うねんな確かに。
だからそれほんとさ、マルチバースの自分に思いを馳せてる感だと思うねん、俺はな。
いなかった場合っていうのを想像するゆえの感覚やもんなそれは。
そうそう、だから東京にいる自分というバースっていうのをすごい意識する瞬間っていうことだと思うの、というふうに僕は解釈しちゃう。
わかりますね。
そう、でまあ、こっからいろんなパスの出し方があるなとは思うんやけど、
ひとつみんな考えてほしいっていうか、これは僕らが今東京っていう場所、
これからふんで僕らは多分東京論っていう話をするだろうけども、
聞いている人たちはそれぞれ自分が今住んでるとことか、自分の環境みたいなとこに落として考えてみてもらうと面白いかなとは思っていて、
でも普遍的な問いではあるんすけどね、どこが自分にとって大きい違いを生み出したんかっていうことですよ。
どこが人生のキロだったかっていうこと、決断だったかみたいな。
あれしもがふと思ったりはすると思うんですけど。
ありますね。
てらちゃんどうっすか、その辺は。
そうですね、僕が大きかったなと思うのは、まずは大学はかなり大きかったですね、個人的には。
大学ね。
大学は特にこう、親に反発する形でこっちに行かせてくれっていうような言い方をしていたので、
そこはかなり自分のエネルギーを使って決断した部分でもあるので変わったかなっていうのはあるし、
その二択だったのが、これもちょっと東京論と被る部分かもしれないけど、大阪か広島だったんですよ。
えーそうなんや。
広島だったら当然広島に住まないといけなかったので、結構地方の方だったんですよ、それも。
広島の中でもちょっと外れの方、理系のキャンパスだったので。
っていうのがあって、そこはかなり大きく分岐したんじゃないかなと思いますね。
一番でかいやっぱ進学の瞬間ね。
あともう一つは、この主題ですけど就職で東京に来たことですね。
東京に来たっていうのもあるし、こっちに来て一人暮らしで友達がいない環境っていうので一人の時間が急にできたんですよ、たくさん。