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いらっしゃいませ、ミコ店長のこけし文庫カフェです。
アメリカの小さな町にある架空の文具店から、大好きな文房具、本、コーヒーについてお話ししています。
大幅に長くなってしまった、
ブックレビュー、リッスン、知性豊かで想像力がある人になれる、の後編をお話しさせていただきます。
チャプター11、他人とする会話は自分の内なる声に影響する。
こちらは、内なる声のテーマでお話が進みます。
チャールズ・ファニーハフさん、心理学者、イギリスの方ですね、ダラム大学の方です。
白紙論文で、子供たちの独り言というのは、問題に取り組んだりとか感情をコントロールすることに、とても役立っているということです。
大人になると独り言というのは少しずつ少なくなるんだけれども、それは常に頭の中で続いているということでした。
お子さんでネグレクトの状態に多いお子さんは、その独り言が少なくなる。
その頭の中での独り言も少なることによって認知力が低下するリスクがあるため、
そのより自分の中で考える、お子さんであったら独り言が大事だということですね。
そして、読書もその内なる声を作ることを助けるということだったんです。
これを読んで、やっぱり読書、頑張らないとというか続けようというふうに思いました。
次がチャプター12。アドバイスをしようと思って聞くと失敗する。
こちらはアドバイスをしようとする人はですね、相手の話を聞いていないということだったんですね。
ナルシスト的で、会話を相手の話をどんどん進めるために深く聞くのではなくて、
相手が話したことを自分の例を出して、自分の方に会話を引き戻すということなんですね。
それは相手の話を聞いていることではなく、相手の状況を感じていることにもならないと。
なので、そのいい質問というのは、救ってあげようとか助言してあげようとか、そういう思いの中にはないということでした。
そのため、どれだけ良い質問をするかが重要なんですけれども、質問するということはその行為を強化するということでした。
あとはちょっと気をつけようと思ったんですが、親がお子さんに対して宿題はしたの?とか、今日の活動はどうだった?とか、学校はどうだった?とか、
そういうふうにどんどんどんどん質問投げかけるということなんですが、これは質問ではない、質問というよりもチェックリストを読み上げているだけだということなんですね。
なので、これは今後気をつけなきゃと思ったんですけれども、そのどんどんどんどん声かけをしたから、相手に対して気をかけているとか、そういうことにはならないということなんです。
チェックリストの読み上げということは、なるほどというふうに思いました。
チャプター13 騒音は孤独の始まり
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この中で印象的だったのは、現実の捉え方ですね。
いかに情報源をより多様なものにするのかが大事かというお話でした。
最近だとツイッターなどで、自分が見たい情報だけを得やすい環境にあるということですよね。
ただ、それを繰り返すことで、脳の研究では繰り返すことで、どんどんと考え方が偏ってくるということだったんです。
例えばニュースでは、アメリカですとCNNというのがリベラルで、FOXだとフォッシュ的なものになるんですけれども、それだとどんどんどんどんそっちの世界に偏りやすいということでした。
そして耳の神経はですね、人間の体の機能の中で裂いたらしいんですね。
なので、騒音を聞き続けると細胞に傷がつく、そして難聴になる可能性があるということだったんです。
なので、より耳のケアは大事だということでした。
最近ですと、10代のヘッドフォンとかイヤフォンを使うことによって難聴が増えているらしいんですね。
なので、音量には本当に気をつけましょうということです。
そしてその難聴になることで相手の話が聞こえないということは、イコール人との繋がりが下がる、落ちるということなので、孤独が強まるということでした。
あとはこれはなるほどと思ったんですけども、視覚ですね。
それは口の動きがとても重要で、20%ほどは相手の口の動きを見ることによって、より聞こえてくる音、内容を補っているということだったんです。
で、パンデミックが始まってからフェイスマスクをされるようになって、私の場合特に英語がまだまだなんですけれども、
フェイスマスクをすることで、聞こえにくいだけではなく、口の動きがより見えにくくなったんですね。
それで理解が深刻というのは、なるほどそうだなというふうに思いました。
あとは本音はボディラゲージからどうしても伝わってしまうものだということです。
どれだけごまかそうとしてもということですね。
次がシャプター14。
スマートフォンに存させればさせるほど企業は儲かる。
こちらはなかなか耳の痛い話なんですけれども、スマホの時間が長くなるにつれ、何かを生み出す時間は失われているということですね。
その空想とか、そういう創造性を生み出す時間さえももうないということでした。
さらにテレビをBGMにしながらということで、より人々が多様な情報を素早く変えて取り込もうとしているということですよね。
以前であればその空白の期間をタバコなどで埋めていたということなんですが、それが全てスマホに置き換えられたということです。
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そして人々の集中力持続時間が下がっているというお話でした。
近後のセカンドスティという舞台では、コントは以前は15分だったのが、今は5分に短く短縮されているということです。
そうしなければもう観客の方が集中力を持続できないということなんですね。
なのでこの中で書者の方は、あなたがここまで本書を読み進めてくれたなんて私は飛び上がるほど嬉しいですというふうに書いてあって、
なるほどと、本を読むということもなかなか今の時代難しくなっているのかもしれません。
時間が足りないということだけではなく、その時間の使い方がだいぶ違っているような、そういう印象を受けました。
あとはこちらも気をつけなければと思ったんですけれども、SX大学イギリスですね。
テーブルにスマートフォンを置いて相手に対応するだけで親近感は大幅に減るということです。
これはもう無意識のうちに邪魔が入るというふうに思って分かってしまうからですね。
なので相手に対してより信頼してリラックスしてお話をする状況にはなりにくいということなんですね。
例えスマホを覗いたりとかスマホをいじってなくてもテーブルに貼るだけでそうなるということです。
あとはマルチタクスクということが言われていますが、これは幻想ということでした。
あとはハーバード大の研究でファミリーディナープロジェクトというものが行われたそうです。
15年間の間ですね。
こちらは家族が初食事をする時にテレビとかスマホとかそういうものを全部取り除いて、
話しながら食事をゆっくり取ることでお子さん方の薬物乱用であるとか、
10代の望まない妊娠であるとか鬱が軽減して、
その代わりに合力の増加であるとか成績の上昇、
タレ強さが増したりとか自尊心がより強くなったということが研究であります。
こちらはちょっと気をつけなければ、意識しなければというふうに思いました。
次はチャプター15。
間を厭わない人はより多くの情報を引き出す。
こちらはですね、ビジネスパーソンがどれだけそのお客さんとの間を我慢できるかという調査なんですけれども、
こちら日本が比較対象として出ていたので面白かったんですが、
アメリカが4.6秒、日本が8.2秒だったんですね。
あとはお医者さんと患者さんの関係でどれだけその対話の中で空白、沈黙の時間があるかということについて、
アメリカでは8%、日本では30%とのことでした。
こちらの話、患者さんについては違うんですけれども、
ニョーマンさんの話ではより沈黙を保てる人がお客さんに様々な商品を買っていただきやすいというケースが紹介されていました。
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次はチャプター16。
人間関係を破綻させる最も多い原因は相手の話を聞かないこと。
こちらはですね、噂の公用についてお話されていたんです。
噂が許される組織というのは協力的であって利己的な行動も減るということでした。
ポジティブな噂を聞いた時はそれに似た行動をして、
ネガティブな噂を聞いた時は自己肯定感が上がったりとか噂から学ぶということだったんですね。
そのため知的な行動、適応していくために必要不可欠ということでした。
効率的な仕組みを集団から学習するということなんですね。
私はですね、ちょっとこのチャプターについてはどうなんだろうと文化的な背景もあるのかなというふうにちょっと思ったんですけれども、
私はどうしても日本を離れて、日本を離れるからこそ日本人の狭いコミュニティにいるんですけれども、
その噂によってより協力的であるとか利己的な行動が減るということはどうなんでしょうか。
同調圧力ということでより自分の行動を自分でより監視するというか気をつけるという側面はあるんですけれども、
ちょっとこれについてはまだうまく踏み落ちないというか、なるほどというふうにまだ思えないままであります。
次はチャプター17。
誰の話を聞くかは自分で決められる。
これはもちろん話を深く聞くことは大事なんだけれども、それが難しい場合もあるということですね。
そういう場合は無理をしないようにということでした。
特にカンセラーやセラピストの方々ですね。
これで印象的だったのは、最高の会話とは話していてもどちらも耳を傾けていて互いに熱心聞いている状態だということだったんです。
これを読んだ時に私は超相対性理論のポートキャストを思い出しまして、
本当にあの中ではお三方がよく深く聞いていらして適切なタイミングで質問されていますし、
それぞれどなたかの方々と話し方はされていないですよね。
なので私はこれを読んだ時に超相対性理論を思い出しました。
そして日記は聞くこと、見ることの訓練になるということです。
そして最後、チャプター18。聞くことは学ぶこと。
この中で印象的だったのは、特に今の時代やはり話を聞いてもらう機会がとても少なくて、
それでこちらテキスアスですね。
サンファンデューバレ、聖母大聖堂には神父様に懺悔といいますか、
そのお話を聞いてもらうために本当に長い行列ができるというお話でした。
耳を傾けてもらえるということは、現代では褒め言葉よりも遥かに嬉しいことだということです。
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本当に現代ならではだと思いました。
今回は短く終わろうと思ったんですが、すでに長くなってしまったので、簡単な感想だけまとめさせていただきます。
一つ目は、やはり深く聞くことの大切さですね。
その聞いているつもりとか、そういうことはもうすべて相手に伝わってしまうということは、
やっぱりそうなんだろうなというふうに思いました。
こちら、2つ前のブックレビューの中で、
言葉にできるは武器になるについて読んだんですけれども、
その中でもあったように、表面的などういった言葉を使ったら売れるとか、
そういう表面的なことでは相手の気持ちは動かないということなんですよね。
2つ目、それに伴ってなんですけれども、いかに相手に対して質問するかということですね。
その相手に対して質問できる、その状況はやっぱり好奇心を持っているということですので、
その好奇心を持って、相手に投げかけることの大切さについても改めて感じました。
もう一つ、3つ目ですね。
こちらは、その孤独の深さというか、その影響の大きさですね。
最初にお話ししましたように、心臓病や脳臓中炎症など、
そういったものがタバコのリスクよりも大きいという本数14本1日あたりということなんですが、
それについては本当に大きなリスクだと思いました。
それで、この中でお互いに話を深くできないという状況に対して、
スマートフォンの普及という話もあったんですけれども、
私は4歳の息子もあるので、ちょっと衝撃だったのが、
チャプター17にあったエピソードなんですけれども、
人の話をいい加減聞いたり、本を流し読みするかのように聞いたりすれば、相手は気づくものです。
小さな子供でさえ、相手が話を聞いていないときはわかります。
例えば、私の友人の小さな息子は、両親の携帯電話をいつもトイレの便器に投げ込んでしまいます。
他の者にはそんなことはしないのに、いつも携帯電話なんだそうです。
この子は、ママとパパが自分の話を聞いてくれない原因をチンと知っています。
この子とはいろんな意味で少し胸が痛くなるんですけれども、
日本ではそれほど多くないかもしれないんですけれども、
このアメリカの方では公園で子供を遊ばせながら、
そのお子さんと一緒にいるときにiPhoneをいじっているという光景は本当によく見かけるんですね。
それを見るたびに私も気をつけないとというふうに思うんですけれども、
子供から見て、自分はちゃんと話を聞いてもらえるという、
そういう思いというか、受け入れられているということをいつでも持っていってもらえるというのは、
とても大事なことなんではないかと改めて思いました。
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今回、本当に本当に長くなってしまいました。
できれば10分で、長くても15分で終わらせたいと思っているんですけれども、
今回本当に大幅に長くなってしまったので、前後編と2つに分けさせていただきました。
ついついブックレビューで長くなりがちなんですけれども、
かといって今は外出もなかなか、特に最近は再び感染状況も悪化していますので、
特に外で何かお話をするようなことがあるわけでもありませんし、
あとはもう一つ、ブックレビューをするようになってから感じることなんですけれども、
ポートキャストの中でお話し、ブックレビューした本の内容については、
不思議と、ただ自分で読んでマインドマップを確認しても、
一人で読み込んだ場合に比べて、とても記憶に残るような感じがするのですね。
なのでしばらく、もちろん最初からこのポートキャストは自分の自己満足といいますか、
そういうために始めたものなんですけれども、
このブックレビューをもう少しわかりやすく、短くとは思っているんですが、
試行錯誤しながら続けたいと思っています。
次はちょっと短めの本をと思ったんですが、
今ちょっと読みたいと思っている本が、さらにページ数が多そうな本なので、
また次回も前後編長くなるかもしれません。
閉店場でお付き合いいただいてありがとうございました。
またのご来店お待ちしています。
美子店長でした。