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いらっしゃいませ、ミコ店長のこけし文庫カフェです。
アメリカの小さな町にあるカクルーノ文具店から、大好きな文房具、本、コーヒーについてお話ししています。
いかがお過ごしですか?だいぶご無沙汰になってしまいました。
こちらはですね、いよいよ秋本番という感じでして、温かければ最高気温が16℃とか上がる日もあるんですけれども、
先週あたりは最高気温が4℃から6℃とか、マイナス1℃まで最低気温が低くなる日もありまして、
みぞれ混じりの雪のような感じで降っていたんです。
それで、以前お話しした夏の間、暑さが強すぎて枯れてしまったひまわり畑のひまわりフェスティバルのお話をしたんですけれども、
そのフェスティバルはかぼちゃのフェスティバルとも一緒に合同で行うような予定だったんですね。
それで、暑くて枯れてしまったのを植え替えたんですが、今度はそれが先週の寒波と言いますか、雪でもずっとサバイブできないという、生き残れない、もう元気なままでは過ごせないというようなお便りがあって、
ひまわりのほうは諦めていたんですけれども、昨日かぼちゃを見ていきました。
かぼちゃを見てくるというのも変なんですけれども、もうそろそろハロウィンが間近で、
広大なかぼちゃ畑から皆さんお客さんがですね、それぞれ自分がいいと思うかぼちゃをチョキンチョキンとカットして、
それをワゴンというかなんて言うんでしょう、山林の日本でもあるんですけれども、そういったものに乗っけて、
かぼちゃ畑はもう様々、ホワイトからオレンジからグリーンから様々なかぼちゃがあるので、大きさも本当にこぶしサイズから、もっと顔よりもずっと大きいサイズまであるんですけれども、
厳選してかぼちゃを採っていたような雰囲気でした。
ひまわりもですね、少しだけ残っていたんですけれども、元気なハツラツとした感じではなくて、
長さがだいたい5、60センチくらい、もうちょっとだったかな、1メートルはなかったかと思うんですけれども、
まだ頑張って咲いているような感じでした。
前置きが長くなるんですけれども、しばらくちょっとポッドキャストをなかなか進められずにいて、
そんな時に、こちらポッドキャストを聞いていらっしゃる方はきっと皆さんご存知の超相対性理論の原木さんが、
ボイシーでもブックカフェという風にブックレビューをされているんですけれども、
そちらでご紹介されているフライヤーさんの主催で、
ラボゼミという音声発信力養成講座が募集されていまして、そちらに今月からお邪魔しているところです。
なので、そちらで学んだ内容も少しずつ盛り込んで、もうちょっとわかりやすいポッドキャストにしたいと思っているところです。
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それでは早速、その養成講座の中で取り上げられた課題図書といいますか、ライフシフトについてブックレビューをしたいと思います。
著者名がライフシフト、著者リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット。
発行所は東洋経済新報社。
こちらの電子版発行日は2016年11月3日になっています。
簡単に著者紹介なんですけれども、リンダ・グラットンさん、
ロンドンビジネススクール教授、人材論、組織論の世界的経緯、
リバプール大学にて心理学の博士号を取得、
ブリティッシュエアウェイズのチームサイクロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職、
もう一方、アンドリュー・スコットさん、ロンドンビジネススクール経済学教授、
前副学長、オクスフォード大学を構成するオールソウルズカレッジのフェローであり、
かつ、欧州の主要な研究機関であるCEPRのフェローも務める。
2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー、財政政策、債務マネジメント、金融政策、
資産市場とリスクシェアリング、開放経済、同額モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つということです。
こちらの本を手に取ったきっかけなんですけども、もう当時、あらゆるメディアで紹介されていたはずなんです。
とても目に入ってきて、それで今後の生き方がどのように変わるのかということを知りたいと思って読みました。
でも、それは読んだつもりだっただけであってですね、今回読み返そうと思いましたら、読んでなかったんです。
私が読んでいたのは、ワークシフトの方でした。
ライフシフトが出版されたのは2016なんですけれども、ワークシフトが出版されたのは2012年ということで、
改めて、今回ライフシフトを最初から読み直しました。
この本の中の主なメッセージについてなんですけども、たくさんあったんですが、私が選んだのは3つありまして、
1つ目が、長寿化により育実性が増すため、仕事、時間、お金、人間関係における柔軟性が求められるということ。
2つ目が、これまでの3ステージ、教育、仕事、引退の生き方から大きく変わるため、ロールモデルがないということ。
3つ目、マルチステージを豊かに生きるために有形資産、無形資産ともに蓄える必要があるということでした。
私がこの中で特に気になったのは、有形資産と無形資産の構築ということなんですけれども、
有形資産については主にお金についてどのように運用するかとか貯めていくかとか、そういうことなんですけれども、
無形資産について今後、これまでよりもさらに重要になるということが気になったので、そちらについてお話ししようと思います。
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この中で無形資産について3つありまして、1つ目が生産性資産、2つ目が活用資産、3つ目が変身資産について書かれています。
1つ目の生産性資産については、所得をアップするために役立つ専門知識やスキルについてですね。
こちらについて、教育専門技能についての学校はもうすでに時代遅れになりつつあるということです。
今後、学校教育では分析能力であるとか、思考の原則であるとか、これからどのような場に行っても役立つ基本的な土台となるものを教えることになるだろうと、
柔軟性とイノベーション精神を教えるということでした。
今後、リベラルワーズン、こちら教養、教育ですね、これが経済的価値を生むだろうということでした。
ちょっとまだ、これが具体的にどのような経済的価値を生むのか私はまだイメージができないんですけれども、
これに対してですね、反対というか相対する考えとして、テクノロジー、科学、工学、数学がより重要になるという考え方もあるようです。
繰り返し書かれているのは、その暗黙値を獲得するために、実践繰り返し観察が必要であるということと、土台である知恵、洞察、直感が鍛えられる必要があるということですね。
二つ目の活用者さんについては、資本である体、健康についてですね、肉体的だけではなくて精神的、こちらの健康も重要になるということは、
この長時間が酔われる時代でも疑う余地がないというところだと思います。
そして三つ目の返信者さんについては、自分について知っているということ、これは自分の強みであるとか、アイデンティティとか、そういうことだと思うんですけれども、
長く生きる中で何を生かしていくかということですね、それを知っているという重要性、そして人的ネットワーク、
人的ネットワーク、こちらはこれまで以上に長く生きる上で仲間の存在が大切になるということでした。
精神的な心の拠り所ということではなくて、仕事、例えばこれまでは会社の中であっただけなものが同じ同業者のネットワークとか、それを越えて年齢、年代も越えてネットワークが築かれるようになるだろうということでした。
もう一つ本の中で印象的だったのは、今後私たちが長く生きる中で様々なことを習熟する必要があるということだったんです。
習熟する中で必要なのは強い意志で、その中で反復、練習、学習が必要なんですね。
そこでこの強い意志を持って習熟する鍵は、自己効力感ということでした。
これは様々な理解を深める、世界とは何かということであったり、あとは変化に対処するということで必要ということだったんですね。
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なので、私自身もそうなんですけれども、これから私より長く生きる、長く生きて欲しいと思っている子どもに対して、自己効力感というものがより強まるように、それを弱めることがないように、気を付けずつ学びずつすることが必要だと感じました。
私はこの本を読んで、まだ朧げな感じでしかこの未来について想像することができないんですけれども、ただこの本を読んで少なくとも私が知っているのは、現代で祖父母の世代とか、両親の世代や私と同じ世代しか知らない中で、今後どのように生きていくかとか、子どもの世代に何が必要なのか、子どもたちが健やかに柔軟に対応する過程を邪魔しないように、
どうにするには何をしたらいいかということを学び続けて、今後の未来に備える必要性があるということはしみじみと感じたので、読んだ意味は大きかったなと思います。
今日のブックレビューはこれまでにしようと思います。
閉店までお付き合いいただいてありがとうございました。
またのご来店お待ちしています。
美子店長でした。