1. こじらせシアター
  2. #1「想像力を育てるとは?」①
2024-05-02 23:02

#1「想像力を育てるとは?」①

00:12
アートの片隅で、こじらせシアター。
この番組は、いろんな意味でこじらせてしまった表現に携わる3人が、さまざまな問いを持ち寄り、
あらだこうだ言いながら、現代社会にも通じる気づきを照らし出せたらいいな、という番組です。
パーソナリティの俳優、こまつダイスケです。
俳優の佐藤優樹です。
劇作家のジェシカです。
この番組は、目黒にありますスポーツバー、スタゴ屋さんで収録しております。
はい、というわけで、いよいよ第1回目をやっていきたいと思います。
こじれー。
変なエッセイやめてください。
急にこじらせキャラクター出してくんの?勘弁してもらっていいですか?
作っておいたほうがいいかな。
こじれー。
こじれー。
やめてください、急に打ち合わせてみないでください。
すげーな、まとまりねーな、この3人。
そうですね、共通点見つけるほうが難しいぐらいかも。
そうね、それは確かに。
俺が2人とも聞いてる。
そうそう。で、共演者と、
共演者ですね。
共演者と共演者。
という感じだもんね。
まあ、春ですよ。
春ですね。
今日は日付とか言っちゃっていいんですか?
日付はまあまああれだけど、
4月5日。
4月半ばに収録しておりますが、
こう、テーマを考えてて、
ちょっといろいろ見てたら、やっぱり入学式とかが多くて、
学校の話とかが目について、
その中にね、学校の目標っていうかさ、
あー、ありますね。
そう。で、その中に、
豊かな想像力を育むと書いてあって、
あー、こう組みちゃうってことですか?
そうそうそうそう。
キャッチコピーみたいな感じで書いてある。
今そんな感じなんですか?
なんかこうね、豊かな心身をとかさ、
キャッチコピーみたいなのが出てて、
ちょっとそれをテーマにと思って、
今回のテーマは、
想像力を育てるとは。
ということでお話していきたいなと思うんですけども、
難しいね、これね。
ちょっとこう、調べたんですよ。
みんなどういうことを考えてるのかなと思って、
調べたっていうか、
想像力、単純にね、
想像力をグッドにするっていう意味合いで言うと、
言葉として、想像力を高める。
想像力を鍛える。
03:01
想像力を養う。
想像力を育てる。
想像力を開く。
開く?
っていう言葉が、
例えばその想像力を何とかするっていう本なんかだと、
そういうタイトルが使われていて、
で、その育てるってこと、
本のね、バババッと見てみたら、
運動しなさいとか、
綿密な計画を立てて実行する。
小説を読む。
旅行をする。
多くの人と会う。
立場を入れて考えてみる。
リフストーリーを考えてみる。
ざっとこんな感じで見つかって、
まあまとまりがないわけですよ。
調べたらやっぱり、
よく分かんないまま使ってるなっていうのが分かった感じ。
やっぱりこの、我々表現の現場にいると、
想像力が足りないとか、
想像力を使ってとか、
みたいなことをよく使う、
言葉として使うんだけど、
それってどういうことなんだろう?
っていうのをちょっと3人で話し合って、
話してみたいなと思って持ってきたわけですよ。
というのがこれからの1回目のテーマでございます。
便利な言葉ですから、
汎用性高くて。
想像力とは何かってなっちゃうと、
これは広がりすぎてとちらかっちゃうんだけど、
想像力を育てるっていうことに絞って考えてみたいんですよね。
想像力育てるって経験ですよね。
なんとなく今話し聞いても、
運動とか計画をするとか、
旅行に行くとか、
自分の経験値を増やすみたいな。
結局何でもみたいな。
そうそう。
身体を伴わないと想像力って拡張されないのかなっていうふうに、
一つ思ったんですよ。
なんかあれですね、
それって自分の頭の中だけじゃできないよみたいなことでもあるか。
だから身体が欲しいとか。
そう。
思ったんだけど、さっきちょっと挙げたやつで、
相手の立場に立って考える。
これは身体的な限界をちょっと超えるじゃん。
とか、
IFストーリーを考える。
あの時こうだったらどうなっていただろうか。
あの人がいたらどうなっていただろうかみたいなこと。
フィクションで当然使われるんだけど、
そういうことって完全に想像力だけ。
頭の中だけで完結する方法だから、
それでも確かに想像力は使われるし、
今まで思っていなかったことを思うことはできるなというふうに思ったので。
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でも育てるって意味だと、
想像力って人それぞれ力としてあるとしたら、
分散万別とかバラバラじゃないですか。
例えば私が、
俳優さんのドラマをバリバリやっている方の生活を想像するっていうことは、
ちょっと厳しいというか、
本当にざっくりとしか想像ができないんですけれど、
何て言うんだろう、ステップ?
飛躍しすぎてるところの想像をするのの、
この段階を踏んでいくのが育てるみたいな。
ここは分かんないけど、
例えば1時間しか寝てない生活は?って言われたら、
ちょっと想像できる。
人から見られることが白くじって思ったら、
なんとなく細かく細かくステップを踏むみたいなのが、
想像力を育てるみたいな。
急に飛躍はできないって感じよね。
ステップを踏むみたいなのが育てるみたいな。
身近なものに置き換える、置き換えるって育てる。
結城さん、何かある?
なんかアトピー出てる。
首を押さえて。
けど迷惑。
けど迷惑?
難しすぎて人魔神が出る的な。
何か言われたことはないよ。
何か言われたことはないよ。
何か言われたことはないよ。
何か言われたことはないよ。
何か言われたことはないよ。
何か言われたことはないよ。
想像力が。
ありますね。
でもそれを育てるっていうところにフォーカスするの難いな。
なんて言われるの?想像力。
俺たち役者は初めての時に、想像力が足りないな。
足りないなって言われる。
ここは海だ!とか、ここは灼熱の砂漠だ!
演劇っぽい。
よくあるじゃない、そういうワークショップ的なね。
本当に想像できてるのか?
え?ってなるんじゃない?
それはすごい飛躍をパンとしなきゃいけないわけじゃない。
でも言った通りステップを踏まないと、たぶんそこにたどり着けないからいけないよね。
なるほど。
でも確かにステップを自分の中から出すのも、それはもうもしかしたら培われてるものだから、
教育とか育てるって意味だと、やっぱり情報収集?
そういうことだよね。
だから足を使わないといけない。
材料っていうかね、想像の材料を集めておかないと、
例えばさ、ゴジラあるじゃないですか。
ゴジラを見て逃げ惑う人々って必ず出てくるんじゃない?
でもあれ撮影してる現場ではさ、ゴジラは絶対ないわけじゃん。
でも何百人かわーって逃げてる絵を撮らなきゃいけないから、
あそこにゴジラはいます!みなさん逃げてください!って想像しなきゃいけないんだけど、
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あれはゴジラっていうイメージがあれば、なんかやばい奴が来てるって思えるけど、
ゴジラっていうイメージがなかったら結構難しいよね。
そうですね。
そうですね。
何も映像とかで全く見てない人が実はみたいな。
ゴジラを知らない人が想像してって言うと多分難しいから、
あれはだからもうゴジラが自分の中で育ちきってるから、できるっていうのはあると思う。
各々のゴジラで逃げてたらめっちゃ面白いですね。
逆に言うとそういうことも演劇だったらあるかなって。
思ったりもする。
なんか想像力、育てるに発達できるかわかんないですけど、
URMじゃないですか、今ここやってる現場とかだと、
じゃあグラビア撮影のシーンがありますよ、そのスタッフやりますよって言われた時に、
各々の経験則とか似たようなスタッフやるけど、
たまにそんなやつおるっていう人もいるじゃない。
一緒にやってる人で。
それはいないんじゃないかなって思うけど。
リアリティがない感じ?
思っちゃうこっちが。
リアリティなのか、自分の経験の中にはいたことのない、そんなスタッフはいたことない。
言いたくなるけど、でもリアル考えたらそういうやつも一人くらいいるかもしれないなと。
その人はその人を見たことがあるから。
その情報をもとにやってるってことね。
だから特化化には必要だよね、想像力をする時に。
育てるってことは、より未経験の想像をする時に必要な材料をいっぱい持っておくと、
想像力が育っているってこと?
データ持ってる方が有利っぽいですよね。
スタッフやるにしても、いろんなスタッフ知ってれば、なるほどみたいな。
それを、その想像、いろんな経験をつなげるのが想像力を育てるようになる気がしたい。
つながるね。
例えばグラビア撮影のスタッフなんだけど、
僕が見たことのあるスタッフは飲食店のスタッフさんだけど、みたいな人が。
でもスタッフっていう大きな枠で捉えたら、こういうところがきっと似てるはずだってつなげれるようになったら、育っていく気がする。
役者さん本当に想像力いりますよね。
いります。
すごい思います。
今ちょっと思ったのがつながるってことで、星座ってあるじゃないですか。
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天秤座とかね。
子犬座だったかな。
はいはい。
子犬座って構成2つしかないんですよ。
めっちゃおもろい。聞いた人に調べてほしい。あれですよね。
シリウスともう1個の星でしかない。2つしかないんだけど、それを子犬に見立ててるわけですよ。
そうですね。
この想像力のすごさって、いいな。ホモサフィンスってすげえなって思っちゃう。
ちょっと思ったんですけど、今僕たちが、世界の星空は、明かりが強すぎて見えないじゃないですか。2個しかない。
その当時の真っ暗で星空めっちゃ見えてる。その2点を基準にここの無数のやつも含めて、あの2点が基準で子犬やなってなったんじゃないですか。
そうそうそう。
子犬座は隣に大犬座があるんですよ。
隣にあって、でも並んでるから子犬だってなったみたいな。
そういうのがあるんや。
それは想像力ですけど、ほんとに面白いから見てほしいな。
そういうところに想像力が育つってすごいなって思った。
星座って全部想像力ですよね。
うん、確かに。星座はそうだもん。
オリオン座だって、俺、砂時計に見えない。どっち勝つ?
その線だけを結べば、なんで人にした?台形2つみたいな感じだけどさ。
それを、ただの星座を線で結んだだけで、人に見えるとかいうのが、元からストーリーが当然あって、
じゃあ、あれをこの星の形に当てはめようみたいなことなのかもしれないけれど、
そういう想像力が行き着いた結果、そこになるっていうのは見てますね、星を。
子犬座みたいな。
2やん、2。
1本線ないよ、ただの。めっちゃ面白い。
それを子犬に見立てるホモサピエンス、すごくない?って思う。
すごい。
本当にすごいですよ。
中学理科の時間で1番笑いましたね、これ。
そこに行き着くことって、想像力を育てること?
これは想像力。
分かる分かるって、現代人なかなかならないじゃん。
確かに。
あれ見たら、子犬にしか見えないよね、とはならないじゃん。
やっぱり当時も、だってこれ、子犬座っていう名前に固執してるというか、
決めたっていう歴史があるじゃないですか。
こういう人いたんじゃないですかね。
犬!あれ子犬だよ!
あれ?声でかい人が立ってます。
分かった分かった。あれ子犬だ。
子犬にしよう、子犬だよみんな。
そっかそっかそっか。
やさしさで成り立ってたかもしれない。
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全員だよ、子犬座は。絶対ならんもん、こんなの。
多分古代ギリシャの人はそうはね、真顔では思わなかったかもしれないね。
全員だよ、子犬座。
子犬だ、子犬だ。
なんか僕が考えたかっこいい星の形作り方みたいな、
中二病的な歴史が、なんか残っちゃって、
当時の人が見たら、えー、あれ残ってんだよ。
っていう可能性はあるよね。
全然あると思います。
俺の考えたかっこいいガンダム的なデータが残っちゃったんだ、みたいな。
すごいな。
見ないでーって思ってるかもしれないけど。
確かに消したいことかもしれない。
今日まで残ってしまってるけど。
でもなんか、子犬座を、あれを子犬だって思うのの想像力と、
役者さんが、ではここは今コンビニですと、
何か覚えてくださいという時の想像力とまたちょっと。
確かに。
その想像力。
大衆に分かってもらう想像力。
うん、そうだよね。
そこに繋げないといけないもん。
自分が想像して、できました、やってますっていうのは分からない。
逆に子犬座を作った人が役者をやったら、できないじゃないですか。
そう、アウトプットはまた別の技術が必要だから。
浮上倫理を作りたい、そいつは。
そう。
僕のコンビニはこれ。
全然伝わんない。
ダメ出しにくるやつ。
エネルギーがすごいなって。
でも何言ってるか分からない。
これさ、ジェシカさんがさ、例えば本を書いて、脚本を書いて、
やってる俳優さんとかに、そこのはそういうイメージじゃないんだよな、
みたいなことがあって、
それがその人の想像力の足りなさ、か、勘違い。
勘違いの方が多いか。
勘違いとかだったら、どういう風に修正しようとします?
私の場合はやっぱり、なんか、
内から何もそうっていう感じではなくて、
客観的に今こんな風に見えてるから、もうちょっとこういう風に見えたい。
例えば、家から帰ってくるシーンがあって、
仕事終わりで帰ってくるっていうシーンだったんですけど、
私から見るとあんまり疲れてるように見えない。
スタスタ歩いている。
なので、その時は疲れてるように今見えなくて、
もうちょっと一日仕事が終わってからの体にしたいな、
ぐらいの感じで、
言うと、エピソードさんは、
仕事終わり、8時間労働してきた立ち仕事みたいな、
そういう情報を自分の中で作っていく。
っていう感じで作ります。
言語しかないもんね、そこを引っ張り上げるのは。
そうですね、引っ張り上げるのは。
違うもんね、やっぱ。
歩んできた人生が違うから。
18:00
こう見えてますっていう演出を、
私はそうするんですけど。
想像してる。
想像力って見えないもんね。
見えないですけど、やっぱり動きで見せれますね。
表現の場合はね。
想像力を育てるってなった時に、
レベルアップの音って聞こえないじゃん、
我々の想像力は。
育って、あーこれかーっつって、
てれれれってってー、みたいなことはならないから、
今想像力が拡張されました、
アビリティ開放みたいなことはならないじゃん。
それはさ、意識的に、
想像力広がったっていうことってある?
意識的にはないか。
理解としてさ、あーこれかー、
この役のこういう状態はこれかー、
みたいなことはあるんだけど、
想像力が豊かになりましたー、
っていう瞬間ってないわけじゃん。
あーでも、あります、私は。
あるんかい?
えー、どういうこと?
やっぱり、社会に出たら、
ガクッと変わったりとか、
そういう経験、バイト始めたら、
見える世界がガッと広がる。
あー、なるほどね。
そういうので、やっぱり、
なんだろう、今まで、
机の上とかがすごい汚いとか、
お部屋に、例えば、
友達の家とかに行って、
そういう状況を見ても何も思わなかったけど、
こんなにこうなるってことは忙しいのかな、
忙しいのかな、みたいな、
そういうのを考えられるようになってきた。
何にも感じなかったんですよ、本当に。
ただ、ただ、普通に置いてあるだけ、
って思ってたんですけど、
自分がやっぱり仕事をするとか、
それはなんか、状況の理解度が上がるってことじゃない?
理解度が上がる。
でも、それで生活を想像して、
最近もしかして忙しいの、
ぐらいまでいけるようになるじゃないですか。
はいはいはいはい。
段階としては、理解度が上がって、
それが、あ、これはこういうことなのかな、
っていうことか。
時間が広がっていることだよね。
そうですね。
だから、理解度が、
あ、これは忙しいっていう状況は、
こういうことで忙しいんだ、
分かって、じゃあこういうことかな、
っていう想像力が、
さらに働くっていう段階があると仮定すると、
やっぱりまず理解が、
状況とか、
状況として、
状況の理解が先にある感じだね。
うーん。
あれはどうですか?
インスタとかで、
急に、
男友達とか、
私だったら男友達とかの、
腕が見えるような匂わせストーリーが
増えたなってなったら、
こいつ恋してるのかな、
みたいな、そういう想像は何ですか?
それちょっと次回やろう。
それも想像力ではある、確かに。
SNS的な?
SNS?
今だから演劇の、
演技の想像力っていうところと、
21:00
普段から使っている想像力が別なのか、
でも僕の別じゃなくて、
やっぱり普段の生活から
いろんなことを知るとかすることで、
高まっていく、育っていく。
うーん。
だから多分、
繋がってはいる気がする。
ちょっとそれ、
次回はそれからスタートしてみよう。
育てるに踊りましょう。
想像力を育てる。
想像力を育てるとは第1回目。
こんな感じで終わりたいと思います。
終わっちゃった。
どうしよう。
次回に続くからね。
じゃあちょっと考えておきますね。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
佐藤優樹です。
僕が出演する、
演劇の紹介させていただきます。
ダイアナ2024という作品でですね、
5月18日から26日まで、
場所が品の町にある
カフェの公演なんですけども、
ラッキーベースさんというところで
5月18日から26日まで
やりますので、
ぜひぜひお越しください。
男と親友が出会い、
何かが起こるみたいな話です。
ぜひぜひお待ちしてます。
コジラスシアターをお聴きの皆さん、
こんにちは、ジョシカです。
私が演出助手を務めております公演、
マグプロデュース。
物語ほどうまくはいかない物語が
5月18日から26日まで
開幕されます。
会場は下北沢初劇場楽園でございます。
チケットも発売しておりますので、
よろしければご検討くださいませ。
よろしくお願いします。
23:02

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