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アートの片隅で、こじらせシアター
はい、今回もお便りにお答えしていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速ですが、今回お便りが、杉並区にお住まいの青キングさん。
青キングさん、ありがとうございます。
お三方に質問です。僕は、女性に対して、ちゃん呼びが出来ないのですが、どうしたらいいでしょうか?というお便りなんですが。
なるほど、ちゃん呼びが出来ない方なんですね。出来ない時代になってきたっていうのもありますけどね。
出来ない時代?
なんか、言われません。セクハラ?
ああ、そういう、なるなじさのちゃんか。
はいはいはい。
ではなくても、個人的に、ちゃん呼びが出来ない。
うーん。
えー、これは、ぜひ。
だから、例えば、初見でさ、やっぱり、ちゃん呼びしてくる、というか、出来る人いるじゃん。
いますね。
嫌な感じで。あと、嫌味なく、年下の女性をちゃん呼びに来るとか。
さとみちゃん、お疲れ様。明日もよろしくね、みたいな。
はいはいはい。
いい感じの。
爽やかにね。
出来る人いる、見てると出来ないですね。
うーん。
思うんですけど。
なるほど。
これは何ですかね。
慣れなんですかね。
慣れか。やっぱりキャラクター?
キャラクター。うんうん。
俺は、なるべく距離を段階的に踏もうと思うから、
必ず、例えば、仕事でパパ役で入って、娘さんとか役で、幼稚園児ぐらいの子とか。
でも、最初はさん付けで挨拶をするようにしてる。
アリサちゃんよろしくね。じゃなくて、アリサさんよろしくお願いします。
よろしくお願いしますね。
っていうのをスタートするようにしてるから、
そこのちゃんとかに行くのが結構ハードル高くて。
なるほど。ぐっと距離を詰めてる感じはありますし。
セリフでちゃんとか入ってればあれなんだけど、
難しいですね、俺には。
私結構逆で、気づいたら、ちゃんとかくんとか付けがちなんですよ。
でもあんまり今の時代に良くないなと思って。
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たまにね、ちょっと注意を受けます。
受けますね。友達じゃねえぞって。
これって相性で呼ぶとかにも近いよね。
そうですね。
どっから相性で呼んでいいのかっていう。
それをもうちょっと細かく言うと、どっから友達みたいな。
知り合いから友達みたいな。
仕事で知り合った同僚とかにカテゴライズされてるところの
どのラインをどのタイミングで乗り越えるみたいな感覚が。
こっちにはあっても相手になかったらズレが生じて
うんってなるみたいなことだと思うんだけど。
わあ、これ結構深いかもこのテーマ。
人の捉え方かもですね。
私はちゃん付けくん付けの起源をたどると、
もともとは呼び捨てで呼べないんですよ、人を。
それはそうよね。
友達でも最初から。
だからそのカモフラージュで最初にあだ名決めちゃってたんです。
なんかそうなんですよ。
それは確かに、みんなが呼んでるマコチンとかさ。
決まってるともうそれでいいんだけど。
みんなのね。
通り名みたいになっちゃうからそれでいいんだけど。
ありますね。
全てクラス編成が変わりました。
楽器になりました。
新しいクラスメイトと打ち解けるみたいなことになった時に、
どういうステップで名前が変わっていくかだよね。
そうですね。
呼び方をね。
これは確かにね。
そうなんですよ。
あだ名を勝手に付けちゃう癖がついちゃって。
これちょっと使っていいかわかんないですけど。
例えばこの間私シェアハウス始めるので、
不動産屋さんとかに結構足しげく通ってたんですね、最近。
で、下北沢のアシストという不動産屋さんに行ってたんですけど、
その担当の方、名前で呼ぶのはちょっとなんとなくあれなんですけど、
一緒に家探してると絆生まれてくるじゃないですか。
心の距離的にはすごい我々女子3人のお兄ちゃん的な感じになってきて、
アシストにんやんってずっと呼んでたんです。
けどそういうのも自然に割と早い段階で出ちゃうんですね。
なるほど。
心の距離の詰め方の違いかも。
ちゃん付けできるとか。
ちゃん付けに限って言うと、
やっぱり、完全に個人的な体験とか認識で言うと、
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どのタイミングで年下の子をちゃん付けすればいいか全くわかんないからね。
そうですよね。
これはなーと思って。
役柄上、さっき言ったように親子関係で、親子関係があって、
劇中でもちゃん付けて呼ぶとか、
あるいはそれに近しい状態、相性で呼ぶってなったら、
稽古期間中はその人の名前をちゃん付けて呼んでもいいみたいな感じで、
意図的にやることはあるんだけど。
許可取るんですか?
そうそう。
だって一応あれじゃない。
ビジネス的にね、そういうのをきちんと踏まえたほうがいいと思う。
トラブルになるんですけどね。
そういうのを学んだから、そうやったほうがいいかなって。
できる人はポンと飛び越えていいんだけど、
俺はそういうことのほうがいいかなと思ってて。
トラブルにもなりにくいかなと思ってて。
やるんだけど、そういうのなしにあんまりなー。
でも男性にはできるんだけど。
逆に?
逆に。
じゃあそれは性別の異性という壁が。
そうそう。
まあまあ、でも。
もちろんちゃんとした期間があっての話ね。
舞台の終わり頃には全ちゃんとか呼んでる時はあるんだけど、
逆に信頼関係ないとまずい舞台とかね。
そうですね。
多いと思うんですけどね。
信頼関係が気づけ方かどうかがすごいでかい気もしますね。
私の中のこの人の像がしっかり輪郭として現れるときに
呼び名として現れるみたいな。
なんか俺それJK化で聞いたな。
JK化?
JK化っていうのがね。
調べれば出るんだけど。
それはちょっと全部話すと長いんだけど。
あるプロジェクトで自治体のプロジェクトでJKと自治体が組んで何かをやるみたいな。
あれがあるんですけど。
女子高生ですね。
女子高生。
その女子高生が自治体の人に挨拶しないと。
自治体の人がプロジェクトマスターに文句言って挨拶もしないってどういうことなんですか。
まあまあみたいな感じでおしゃべるんだけど。
あるとき挨拶をしてくれて、かつその人の、自治体の職員の人の下の名前で呼んだんだと。
で、それが職員の人がすごい感動したらしくて報告があったんだけど。
その女子高生に聞いたら、なんとなくもういいかなみたいな感じで行ったらしいんだわ。
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やっぱり満ちていくものなのかしらって思うんですよ。
いやそうだと思います。だって人間ですから。
いきなりはちょっとみたいな。
10代なんて人見知りもあるし。
それは端的にそういうのを表してるよね。
本当ですね。
だからやっぱり自然にね、その人は自然にそういうふうに呼べるところまで待ってればいいのかなっていう気はするよね。
一方で怖い事件とかもあるじゃないですか。
女子高生が帰ってくるのを狙って体調不良を予想って、大丈夫ですかって声かけてきた女子高生を襲うみたいな。
親切シーン。
あとは東京、私愛知出身で東京に出てくるときに注意したきゃいけないことで、近隣の人と挨拶するなって言われました。
挨拶をする方がトラブルになる。
この人、僕に好意があるんじゃない?みたいな。
余計な関係性を構築するなみたいな感じかな。
田舎の感覚で挨拶してたら、ちょっと振り巻きすぎてるみたいな。
犬も歩けば的な感じじゃない?
本当にそうです。余計なことはするなと。
親さんとだけ仲良くしとけみたいな感じか。
そうですね。地域によりますけどね。住んでみて分かったことは、地域とかマンションとか環境によりますけど、
確かにトラブルの多そうな地域では、単白の方がいいときもありますね。
どのくらいのセキュリティの家かにもよるんだろうけど。
距離を詰めすぎたトラブルとかありますからね。
今は引っ越し祝いとか挨拶とかにも持っていかないってことですね。
そうですね。最近はないらしいですね。
表札も張り出さない?
表札はちょっとね、怖いっていうのがありますね。
確かにね。ストーカーとかね。
距離感的なことで言うと、頭ポンポンおじさんみたいなのに近いよね。
そうですね。どこまでがフレンドリーでどこから深いかみたいな。
さっき言ったズレが半端ないわけですね。
飛び越え方が。
それに近いよね。距離感の掴み方と表に出し方がノッキングしちゃうみたいなことは。
難しい。
これ怖いなって言ってる人は大抵大丈夫ですけどね。
まあまあまあ。
少なくともビジネス関係というか職場的なあれだったら、
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満ちてくるのが待てばいいかしらっていう感じはするよね。
そうですね。
無理して、必要に迫っていないのに無理してやることはないかな。
そうですね。ちゃんと呼びたい日がいずれ来ると。
来なければその人とはそれぐらいの関係がいいんじゃない?
だと思うよね。
無理しては全然いいです。
それでなじむなじまないか。あるもんね。
あります。この人ちゃん付けで呼んでくれないから私のこと嫌いだわなんてそこまでは思いませんから。
俺ほら、基本的にジェシカちゃんじゃない。ジェシカさんで呼ぶようにしてるじゃない?
そうですね。
これはそういう風に。
なるべくスタートフラットっていうか、特にビジネスでフラットにしておかないとなっていう意識があるから。
はいはいはい。
っていうのは割と心がけてるよね。どうしてもそうすると年長者振る舞いが先になっちゃうみたいなところ。
今しめも俺にあるから。
はいはいはい。
そうならないようになるべくさん付けを心がけようという風には僕は思ってるんですけど。
なるほど。すごい素晴らしい心がけだと思います。
でも仲良くなるみたいなことも必要だし、自然に満ちてきた部分があるんだけど、
っていうのは確かにあって困るなっていうのは。
でもそういうタイミングとかもありますよね。ずっとさん付けだけど。
俺だって結城さんと。
結城さんですもんね。
親子関係のところ。
でもあれは舞台中の息子の呼び名を呼んでたわ。
なるほど。それはありますね。
あるよね。プロダクション作品ごとの制作の現場によって、この傾向期間、作品作り中は皆さんお互いのことを作品の名前で呼び合ってくださいみたいなことを課す。
演出家もいるじゃない。
課すんですね。あえて。
自然に勝手に俳優さん同士でそう呼び合ったりとか。
逆にストリッドなサスペンスものをやるんだったら、なるべく連絡取らないで。
挨拶もしないでみたいな。
そこも演出の一つですね。
あると思うよね。やるんじゃない。
なるべく緊張関係保ったまま。
最低限信頼するんだけど、その緊張感なるべく保ったままみたいなことは出てくる。
黒澤明監督なんか、映画だけど明確にそういう手法を取っていらっしゃって、
ロケ中の泊まるホテル。将軍が一番上の階。
すごい。
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次はこのくらいの階。高さが段々下になっていく。
撮影終わってもヒエラルキーは変わらないね。
分かんないけど。
だからプライベートの機関もそういうヒエラルキーで泊まっている場所を決めてたらしいよ。
多分意図的なんだと思うけど、それは人の上に立つ気持ちみたいな感じになるだろうなというのはね。
そうですね。自然となりますね。きっと。
っていうのを考えてらっしゃったと思うんだよね。
役に近しい立ち回りを稽古場でもしちゃうみたいなことは結構ありますよね。
なるべくそこで、なるべく気をつけようと思っていてもちょっと偉そうになっちゃったりするみたいなことは防ぎたいから。
うまいことバランスを取らなきゃいけないんだけど。
そういうのは入り込みとして、一つの手段としてやることはあるので。
呼び名もそういうことで使っていくこと多いですよね。
そうですね。あとは仲良くしたいワークショップとか座組とかは最初からあだ名にして、その呼び名を調整して。
私もよくやる手法ではあるんですが、
名前の呼び方って自分が意識している以上にその人の印象付けとか、壁とか作るかもしれないですね。
それが自然に取っ払われるか、無理やりちょっと取っ払った状態で始めたりとかは外的に調整したりはしますけど、
質問者さんの場合は自然な感じで。
水波君にお供えの青キングさん。
わかるよって感じだけど、無理はしないでいいんじゃないっていう感じじゃない?
そこに気づけてるのちょっと素敵ですね。青キングさんがその呼び方どうなんだろうって。めっちゃ素敵な気づきだと思います。
やっぱり我々舞台だとある程度長い時間一緒にすることが多いけど、映像だとその日あってその日だけみたいな場合も多いから、
それで関係性を構築するとなると、ちゃん呼びしなきゃいけないっていうこともあるし、
関係性を構築しない方がいいっていう場合もあったりするから難しいだろうなという感じがしますね。
もう一エピソードいいですか。
どうぞどうぞ。
すみません。私ジェシカっていう名前じゃないですか、これもともと本名でやってたんです、劇作やる前は。
劇作家の3年前くらいまでは普通に本名でたくさん作品出してたんですけど、看護師辞めて劇作家一本にしていくみたいな時にこの名前に変えたんですが、
理由としては今後呼ばれていくじゃないですか、私ジェシカって呼ばれるの好きで、親しみも込めて。
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というのと反対に、鎌倉さんって呼ばれるのが看護師時代鎌倉さんで起こられてきたので、
ぶっちゃけるのね、そこはね。
全然本名も公開してるんです。
まあそうね。
本名もかっこいいんです、私。だいぶ克服してきたので、本名にだいぶ未練もあるんですけど、
苗字さん好きの鎌倉さんが、新人看護師時代、先輩に呼ばれる時のドキドキを彷彿させて、
ちょっとね、メンタル弱いんですよ。なんで、萎縮しちゃうんですよ。
で、やっぱクリエイティブの場に伸び伸びした気持ちでいきたいっていうのもあって、
そういうのをいったん、ジシカはどう思うの?って聞かれた方のが、
鎌倉さんどう思う?って言われるより、ちょっと自分が開ける気がしたんですよ。
だから意図的に呼んでもらおうと思って名前変えたりとかして、だからそういう活用もあるかもです。
なるほど。属性圏と離れるためにみたいな。
そうです、そうです。
今、たくさん名前がある方、多いと思います。コードネームとか、たくさん使ったりとか、
その場で使う名前とか、アカウント名とか、そういうのがもたらす作用っていうのも面白いですよね。
名前呼び、結構重要ですよね。
たくさん呼ばれるからこそ、結構面白いテーマとなって思いました。
なるほど。
じゃあ今回は、お答えこんな感じで大丈夫ですかね。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。青キングさんありがとう。
小平瀬市役をお聞きの皆様、ウィッスー俳優の佐藤優樹です。
次回出演情報を皆様にご案内させてあげます。
8月21日から25日まで、JR大津駅、キタトピアペカサスホールにて、
三原総科の紳士2024という作品に出演いたします。
このお話は、新一万円札の渋沢栄一に関するお話になります。
絶対面白くしますので、皆様ぜひご来場をお願いいたします。
バイバイ。
