コシノジュンコの作品のクオリティ
こんにちは。今日は5月19日、日曜日。ただいまの時刻は、だいたい夕方5時ぐらいです。
声日記、久しぶりに撮ってみました。今日ちょっと話したいなーって思う展示に行ったので、
今新潟市でファッションデザイナーのコシノジュンコの企画展をやっていて、来週26日まで、あと1週間しかないんですけど、
チケットはもともと先行販売の時に取ってて、3ヶ月間の展示だったんですけど、なんと終わるギリギリ1週間前に行ってきました。
で、すごい良かったんですよね。
なんかファッションってそんなに企画展行く機会なくて、
ってほどでもないか。幼児山本の展示前に行ったり、なんかファッションブランドの展示場、何回か行ったことあるか。
そのコシノジュンコ、全然新潟に関係ないと思ってたら、実は新潟県の三菱市っていうところにニットの産地があって、
今でこそファッション業界の人だけかな?結構知られているニットの産地なんですけど、
コシノジュンコがとある企画で三菱市の小学生にTシャツを一緒に作るワークショップをやったら、
それが全国的に取り上げられて、それきっかけで三菱市がニットの産地で有名になったっていうのもびっくりしたし、
全然新潟と関係ないと思ってたコシノジュンコがそんなことしてたんだっていうのもあるし、
三菱のニットがそれきっかけだったっていうのも結構びっくりで。
企画展って結構全国巡回展だと、そのご当地のやつって絡めないと思うんですけど、
ちょうど三菱と絡めて展示してて面白かった。一番最初にその紹介があって。
しかもね、その小学生が作ったTシャツ。Tシャツを染めたり布をくっつけたりして作ってたやつで、すごい良かったんですよね。
一番最優秀賞なのか分かんないけど、撮ってたやつが結構豪快な、はみ出した絵を描いてて、アウトラインとかも黒くドーンって。
すっごい太く描いてたりとか、袖のところにギザギザのフェルトみたいなのつけて、恐竜みたいな感じになってたりとか、かっこよくて、「おー!」って思いました。
ワコシノジュンコがやっちゃえなよ!みたいな感じでやったのか、それともその小学生がすごい才能があったのか分かんないけど、かっこよかったですね。
で、その後に普通にワコシノジュンコの学生時代から今に至るまでの展示があって、
19歳の時に作った、そもそもワコシノジュンコは実家が福屋さんで、長女がその福屋さんを継ぐから次女のワコシノジュンコは割と自由にできたらしくて、
美大に行ったりとかしようとしてて、だけどやっぱりファッションに行き着いたんだっけな。
戻ってきて、最初に文化っていうファッションの専門学校の時に出す作品がすごい評価されたというか、らしくて。
で、19歳の時にこれ作ったのか?ってぐらいむちゃくちゃクオリティが高かったのにびっくりしましたね。
ボタンとかすごい10センチぐらいの大きさのやつ、ボンボンボンって3つつけてたりとか、
あと袖も、いわゆる腕を通す袖じゃなくて、本体、ボディのところからペラッとめくれるように布が伸びてて、
そこに腕を通すみたいな感じのコートだったんですけど、すごいかっこよくて。
これを19歳で生み出した腰のジュンコ、やばいなって。すごい感動しちゃいましたね。
それはすごいモダンでかっこいいんだけど、徐々に年を追うごとにいろんなテーマを見つけていって、
例えば、対極っていうコンセプトの服とかは黒と赤のはっきりした色合いのやつを使ってたりとか、
それも対極、英語で言うとコントラストっていうコンセプトのやつもかなりかっこよくて、
漆の黒と朱色のコントラストに近い色合いを使ってて、
異なるテーマによる服の魅力
単純に陰影の白と黒じゃないコントラストがかっこよかったっていうのもあるし、
いろいろ形も絡めて、丸と四角が対極によるみたいな感じとか、
自然とか宇宙は丸に近づくけど人間が生み出した気化学は四角だみたいな感じで、
それをパーシフィックに取り入れて使ってたりとかするのもすごい面白かったし、
コントラストの後の展示が結構多いって思ったのがあったんですよ。
最近自分も20代、30代の時はすごいやっぱり見たこと、誰も見たことないものを生み出したいみたいな欲求がすごいあったけど、
最近はどちらかというと心理不変性とか、
すごい昔からいいと思われてる造形美みたいなのに徐々に惹かれ始めてて、
そんなこと考えてるさ、なんかこしのじゅんこが最近やってたプロジェクトとかは、
なんか地域の演出集団、太鼓集団みたいな。
こないだ九州の武田市に行ってきた時に、その時知らなかったんだけど、
今日展示見て知って、竹谷に実はそういう太鼓の民間の劇団みたいなチームがあるらしくて、
TAOっていうんですよね。自分知らなくて。
そのTAOとこしのじゅんこがコラボして、こしのじゅんこがファッション、舞台のファッション作ってるやつとかもすごいかっこいいんだけど、
ベースはなんかその伝統様式みたいな、素材とか型とかは伝統的で、
そこをちょっとなんかこしのじゅんこがモダンなアレンジを加えてたりとかしてたのも面白かったし、
脳の舞台を作ってるやつも、なんて言うんだろう?
自分が思ったのは、2つどっちかだなと思って。
伝統的な素材を使ってモダンなものを作る面白さと、
あとはモダンな素材を使って伝統的な様式に当てはめるみたいな使い方。
その両方をうまく混ぜながら使ってて、脳舞台用のファッションとかは。
例えば脳の舞台ってだいたい西陣織りとかそういう悠然とか、結構伝統的な生地使って、それが絶対みたいな中で、例えばレザー使ってみるとかね。
西陣織り使う時は逆に、例えば下側、ズボン側っていう、はかまにズボンとは言わないか。
でもそっち側にはナイロンとか、キラキラした金色の糸の使った、そういう素材、ふわっと使ってたりとか。
なんかそういううまい折り混ぜ方がすごい面白かったんで、すごい良かったです。なんだろう。
めちゃくちゃかっこよかったんだよな。腰の順行そこまで知らなかったし、結構腰の順行自体がキャラが濃いめの服装だったりメイクだから、
そこまでファッション注目してなかったけど、改めて見てみるとやっぱりパリコレ20年以上って続けてる人って、かなり良いってみんな思える領域に辿り着いてて、良かったです。
発見でした。この展示行けて良かったって感じ。ギリギリ間に合ったというかね。
来週、愛知県に行っちゃうので今日逃したら行けないと思って無理矢理行ってきたんですけど、チケット持ってるから行くのは当たり前なんだけど、なんか逃しそうだったんで、行ってきたらすごい良い発見で良かったです。
そんな感じかな。2、3分で喋る予定だったけど10分喋ってる。
聞いていただきありがとうございました。