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2024-08-05 18:00

#70 絵を通して自分自身に出会う/ゲスト:杉本 渓さん

沼津での絵の展示会を終えたばかりの杉本 渓さんにどんな気持ちになったか、一緒に振り返ってみました。

2週間という長期間は杉本さんにとってもはじめての体験で、琴線に触れたたくさんの方や自分の絵に対して感じる変化に出会ったそうです。

9月には東京・二子玉川、10月に再度沼津での展示が開催されるそうなので、気になる方はぜひ杉本さんのインスタをぜひフォローしてください。

▽杉本 渓さんinstagram
https://www.instagram.com/ksgm.t/
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皆さんこんにちは、もんざえもんです。今日は杉本渓さんの展示会が終わったので、その振り返り会を杉本渓さんにも来てもらってお話ししてみたいと思います。
渓ちゃん、よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
2週間。 個人的には短かったようで長くて、長かったようで短かったみたいな感覚があるんですけど、
振り返ってみて、まだちょっと振り返れるかどうかわからないですけど、どうでしたか?
そう、在牢できる日が少なかったから。 そんな少なかったっけ?結構多ったような気もするねんけど。
本業のね、休みの旅に来てはいたけど、トータルすると1週間ぐらい?
半分ぐらいか。 入れたのだが、私がいない間にも来てくれる人がいたりとかして、すごくありがたいなって思ったし、
あと今までの展示は最長3日ぐらいしか、5日とかしかしたことなかったから、同じ人が何度も
足を運ぶ会場にね、っていう経験がなかったから、それがすごく今回新鮮というか、
私も他の人の展示に何度も足を運んだことってないから、そういうどういう気持ちなんだろうっていうのも、ちょっと興味が湧いた。
んでって話だけど。 興味が湧いて、実際自分は何か感じることはあったの?
そう何度も足を運ぶって、自分自身もさ、7回、まあ言っても7回も来ることはないわけや。
なんか、どんな気持ち?
見るたび見るたび、
絵に対して抱く感覚が違うなーって生み出した。
本人でさえ思った。
なんか私がさ、何回か足運んで感覚変わったっていうのに、案外ピンときてなかったのかなと思ってたけど、
感覚違ってたよね。
そうだね、特にあの糸を紡ぐとメインビジュアルの傘に関しては、
私も、モンさんが見るとさ、酔うみたいな感覚って言ってたじゃん。
あの感覚がすごい面白い。
うわ、ずっと見てられないって私でさえ思ってた。
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だけど、最後の日に、
その糸を紡ぐが一番好きだって言ってくれる子がいて、
目の前に座ってると、なんか安心するんだよねっていう。
おいおいおいってなるよな。
飲み込まれそうじゃない?みたいな。
その子は椅子をポンってその作品の前に置いて、ずっと眺めていて、
そういう感覚を私の中にもきっとあるものなんだろうなぁと思いつつ、
恐る恐るまだ眺めてはいたけど、私は。
いやでも、なんかこれ、回帰中にも話したかもしれんけどさ、
僕はまだ分かってないんやけど、
よく若松英介さんが、自分が詩を書いて作品として発表した瞬間に、
自分のものじゃなくなって、結構読者のものになる。
読者が読むから、その作品が生き続けるみたいなことを表現してたことを今思い出したけど、
そんな感覚ってある?自分が展示しているやん。
自分からはもう飛び出たというか、
人の作品とまでは言わへんけど、自分からは違うちゃんとした美術品というか、
作品としてそこにあるっていう感覚なのかな。
特に、宇宙はそうだなって思う。
いやあれ、さあ結構長いことあるやん。
なんか変に思い出あるもん。自分のもんじゃないんやけどさ、
見慣れてるところもあるけどやっぱりいいなみたいな、そんな感覚がずっとあるよな。
私と言えばあれって、多分思ってる人もいると思うぐらいの代表作なんだけど、
でももう私のものでもないっていう感覚もしてる。
それも面白いよね。
だけどまだ手元にあるっていうね。
そうなんです。手放したくないっていうのもあるけどね。
そういうのって残るし、逆にさ、今回迎えてくれた人が、
それこそ沼津、ほとんど沼津の人が迎えてくれたと思うねんけど、
それってどんな感覚な?
絵を迎えてくれる人が沼津?
やはりね、絵っていうのは必要な人のところに行くよねって思うかな、純粋に。
それが、今回は沼津の地で展示だったから、より賢者に出たけど、
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こんなに、正直こんなに出てっちゃうんだってめっちゃ思ってるから、
昨日とかもね、深夜に、まだあの絵残ってたら欲しいですってメッセージくれた子がいて、
いいんだけどさーってなってる。
もう、私の手元にほぼ残らないのだけどーって。
半分ぐらい迎えられたのかな?3分の1ぐらいか。
そうだね、3分の1ぐらい。
なんか、すごい勝手にさ、けいちゃんが2週間やるし、
いろんな気持ちも含めて、迎えられてほしいなっていう気持ちはあったんやけど、
これ逆に迎えられなかったら、っていう不安もあって、
なんで俺が言うねんって感じやけど、迎えられてよかったなーみたいな気持ちにはすごいなった。
今回もんさんもね、たくさん悩んでたもんね。
悩んだー。
悩んだし、陰陽っていう作品は、まだやっぱり欲しいかもって思ってるけど、
今回はとりあえず1点にはしようと思ってたから、
もしまた機会があれば、なんかすぐに行っちゃいそうな気がしてんねんけど、あの作品は。
でもなんかいろんな意味ですごい、けいちゃんの新しいまた一面を見れたなーなんては、思いましたけどね。
すごい良かった展示会でしたが、
なんか、どんな2週間を過ごしてるんすか?そういう時って。
その、いない時もあれば、行く気持ちもあるけど、不安だったりワクワクしたりとか、ちょっと想像つかんくてさ。
そうだね、とりあえず会場がさ、チャトラコーヒーっていうカフェだからさ、
行けば、ふうさんと喋れるっていう。ふうさんと喋るの好きだからさ。それがまず楽しみ。
で、電車に乗るんじゃない?
で、本業とはやっぱりまた違う感覚なんだよね。仕事としては同じなんだけど、
そっか、そっか。
そうなのよ。
絵の、材料してる時に、この絵ってどうやって描いたんですか?とか、求められる話って、やっぱ自分の話なのね。
本業の方だと、ネイルの話を求められる。どんなカラーが流行ってるかとか、いわゆるね、ネイルに関する知識を喋るとか、そういうこともあるんだけど、
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材料してる最中はもう自分のことしか喋らない時間。だから難しくもあり楽しくもあるし、
展示、2週間の展示で言うと、本当もう文化祭っていうか、一人お祭り開催みたいな、来たい人どうぞ!っていう、
巻き込まれてくださいっていう感覚かな。楽しいです、すごく。
そんな楽しさの中にも、僕がすごい印象的だったのが、
その、けいちゃんのことも知らない、僕のことも知らない人がパッと、あのチャトラプレイスにやってきて、
なんか、けいちゃんも始まる前にチラッと言ってくれてたと思うんだけど、絵の前に立って静かに向き合ってください。
そうしたら泣いてる人をさ、何人か見たのよ。
なんかその感覚は自分の中では、なんかわかるんだけど、その人がなんで泣いてるかわからんわけで、
すごい印象的やった。絵を見て泣くって。
いやー、なんか嬉しかったわ。ただ、その人が何言ってるか知らんねんけど。
いや、そういうふうに、その金銭に触れるってすごいよね。
そういう金銭に触れさそうと思って描いてるわけじゃないのも当たり前なんやけど、
そうやって感情に触れさせるっていうのは、すごいパワーを持ってるんだなって、改めて私は感じました。
私も在牢中に一人ね、涙を流して、
モンさんのラジオのリスナーの方だったんですけど、
光のような人だなって言われた時に、そんなことを言えるあなたがすごいんですって私は思ったの。
そんなふうに全身全霊で感じ取れて、さらにそれを本人に伝えるって、なかなか誰でもできることじゃないから、
さらにね、人前で涙を流すって結構ハードル高いじゃない。知らない人の前だし。
我慢しちゃうよね。
そうそうそうそう。それを放出できるあなたの方がとっても尊いよってめちゃくちゃ思うことでもう循環起こってんだけどさ。
っていうのと、さらにずっとそういう存在になりたかった。
誰かに光を与えたりとか、誰かに勇気を与える存在になりたかった。
でも誰も私の背中を見てないっていう孤独な時間があったし、すごくひとりよがりな時間もあった。
が、それは決して無駄ではなかったのだなと、特に強い変なねこだわりを持ってるなって自分でもわかってるから、
絵を描くにしても、言葉を喋ったり描くにしても、私はこうでないと嫌だ。
12:04
誰かに伝わらなくてもこうでないと嫌だっていう頑固さが身を結んだわって思ってます。
身を結んだわ。
急な少女漫画風な感じが出ましたけど。
なんかそのこだわるってさ、
なんかこだわれないよね、最近の社会って。
って勝手に思ってるから意外やったわ。
そういやこだわる人やなって今改めて思いましたわ。
ですし、なんかこれもレセプションの時に少し話したんですけど、若松さんがそれこそその絵とかを見たりとか、
岡本太郎の話をした時に自分自身に出会うみたいな。
その人やっぱ自分自身出会ったのかなやっぱり。
それでもけいちゃんもそれさ、光みたいなみたいな話で、あなたが尊いよって思えるのもすごいと思うけどな。
一般的にさ、なんか絵を見て感動しましたって自分自身に出会ったと思ってないと思うねやっぱ。
それだけやっぱりけいちゃんは自分と向き合ってるからそう思えるのかなとはちょっと思ったけどね。
その言葉を渡すことにどれほどの勇気がいるかとか、そこまで感じられる自分に達するまでどれだけの葛藤があったとか、
その感じることって傷つくし面倒だし怖いことが多いからみんな避けるじゃない。
なんでこんな風に感じたかわかんないですけどへへみたいな感じが出た。
やな顔したね今。
あるよなでも。
そう避けるじゃんみんな確信を避けるじゃん。でも素敵ですね。
避ける人もいるわけよ。その中できちんと本人に向かって自分の気持ちをさらけ出すという勇気は、
いやあんたの方がすごいよって思う。
あんたって言うとこで。
なんかそれで言うと法来帳やったっけ?
お名前とかコメント書いてもらう手帳ね。
あれ見た?
見た見た。ちょっとずつ。
すごい量やったね。
もうなくなっちゃった。
すごいね。
それだけの人がいた。
いい展示会でしたね。
どうしても今日撮りたかったのが、
もちろんインスタとかで多分また発信するんだろうけど、
今回私も手伝わせてもらったっていうのもあるし、
このラジオを聞いてくれてる人も結構見に来てくれたと思っていてて、
ぜひ見に来てくれた人にメッセージをぜひ伝えてあげてほしいなと思うんです。
15:05
それはすごいやりたかったから、ぜひ。
急に緊張。
そうですねありがとうございます。
本当に熱い中足を運びいただいて、
本当に感謝以外の言葉が出てこない自分が悔しいんですけど、
あの空間を作れたことは決して私だけの力ではない。
っていうのもフーさんの力もあるし、
営業時間をねちょっと伸ばしてもらったりする日もあったから、
マホマホっていうスタッフさんのお力添えもあるし、
あと来てくれる人がいて初めて成立する場なんですよね、ギャラリーってね。
なので一緒に作ってくれて本当にありがとうという気持ちでいっぱいで、
あの空間がずっと残っててほしいなって言われたこともあるし、
私も思った。
ああいう、ああいうってどういうっていう空間なんですけど、
一言で言うと非日常なのかもしれない。
瞑想部屋的な。
私の中に入ったようだって言ってくれる人もたくさんいたんだけど、
そういった感覚に慣れる場所をもっとたくさん作っていきたいし、
そういう時間がもっと日常を生きる中でたくさんの人に増えていったらいいなとすごく願っている。
で10月にもチャトラコーヒーさんあの同じプレイスで、
また違ったテーマであの展示を行うことが決まっているので、
そちらも今回ちょっと行って会わなかった方もぜひ10月涼しいのかしら。
分からないけど、また足を運んでいただけたら嬉しいです。
ありがとうございます。
10月もあるし、来月もあるんやったっけ?別のところで。
そう、東京、東京?二子玉川は東京か。
のカフェで一応展示予定でございます。
じゃあそれはけいちゃんのインスタをチェックすればまた情報が流れてくると。
さっきの感想を聞いて、自分が言うことじゃないんですけど、
本当に来てくださった皆さんありがとうございますという気持ちになっているので、
本当にいい時間をありがとうございました。
こちらこそ共に作ってくれてありがとうございます。
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