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2023-12-11 10:49

EP.28 ​​広告代理店さんとポッドキャスト広告について情報交換してみた(代理店さんから学んだこと)

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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サマリー

広告代理店さんから学んだことを交換して、ポッドキャスト広告について話し合っています。広告収益の仕組みやポイントについて説明し、広告主のイメージと実態の差についても話し合っています。ポッドキャスト広告の価値は世界で大きく変わらないと考えられていますし、日本でも広告が出せる環境が整い始めていると思われます。

ポッドキャスト広告の現状と将来性のイメージ
音声広告実験隊。今回も、ロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
えっとですね、今日も質問から入ってもいいですか?
もちろん、年齢以外のことであれば、何でも答えますよ。
年齢はね、リスナーさんも含めて、正直誰も興味ないと思うんですけど。
そうですかね。
知人からのご質問なんですけど、今のポッドキャストって、YouTubeに置き換えるといつ頃のイメージですか?って聞かれたんですよ。
ちょっとうまく答えれなくてですね。
なるほど。ちなみに、質問の前はどんな会話をされてたんですか?
えっとですね、ブログですとか、インスタグラム、あとYouTube等の、いわゆる個人参加型のインターネットコンテンツは、
広告収益が得られるようになって、コンテンツの質と数が上昇して、利用者が増える。
で、そうするとまた広告収益が増えるので、コンテンツの数と質が向上するっていう、この循環の中で成長していくかって説明したんですね。
うんうん、もうポジティブなね、スパイラル。その通りかと思います。
でね、ポッドキャストも同様の性質で、もうアメリカでは既にそうなってるし、日本もその循環の中で成長していくと思うって説明したんですけど。
うん。
まあそれは、
まあそれは分かったけど、じゃあ今のポッドキャストって、YouTubeに置き換えるといつぐらいのイメージなんだと。
まあそういう質問って感じですか?
まあつまり、現状のイメージを持ちたいってそんな感じですかね。
あ、そういうことだと思います。
なるほど。
あの実は、同様の質問を広告代理店さんから頂くことがね、多くてですね。
ほう。
で、海外と比較して日本はこれからっていうのは分かってるんだけど、じゃあ今後数年間でどうなっていくのかっていうイメージを持ちたいっていうわけなんですよね。
あー、それがまあ、
広告枠の確保と効果測定について
あー、それがまあ、
YouTubeが一つの参考事例になるってことですね。
はい、そうですね。
ちなみにどのようにお答えされてるんですか?
うっと、結論から言うと、今から大体ね、10年前の2012年から2013年あたりっていうふうに答えてるんですけど、当時、海外ではね、1000万人のチャンネル登録者数を超えるYouTuberが誕生した時期っていう感じですかね。
うんうん。
で、一方、日本で見ると、ヒカキンさんのチャンネル登録者数がね、当時10万人を超えたあたりのタイミングかな。
おー。
あ、じゃあ番組運営者の状況から見ると、似ている気もしますね。
はい。で、また、UUUMさんが設立が2013年かな。なので、活動を支援したり、業界を盛り上げる企業が生まれ始めたっていう点からも、このあたりのタイミングではないかなっていうふうに考えてます。
あー、UUUMさんも確か当時は、まあ、日本でYouTuberが今後増えていくってことですとか、
うん。
事業の理解を得られずに、相当最初の資金調達が苦労したってお話を聞いたことがあるんですよね。
うん。もう、ほんとそうですよね。で、一方で、その4年後の2017年にはね、上場してますよね。
うん。
で、その際、ヒカキンさんのチャンネル登録者数っていうのは、500万人ってことで、その後ね、大きく成長されたってことですね。
4年でそこまで変わりましたか。
はい。
で、もちろんこのYouTubeとPodcastの違いもあるとは思うんですけど、これ、同じような成長するためには何がポイントになりそうですか?
あのー、まあ、基盤は広告収益になるでしょうから、まあ、広告を出稿しやすい仕組みになるとは思うんですけど、
はい。
その仕組みっていうのがね、当然重要なんじゃないかなっていうふうに考えています。
あーと、もう少し詳しく教えてもらってもいいですか?
えー、あの、YouTubeっていうのは、最初からプラットフォーム側で広告配信に関わる必要な機能を整えていましたけど、
Podcastというのは、広告に必要な機能をね、各プラットフォーム側で完全に用意してるってわけじゃないので、まあ、誰かが、まあ、第三者がね、整える必要があるんですよね。
あー、ほうほう。
で、また、AdNetworkっていう形で束ねるときも、一定の広告出稿はこう、確保できないと。
はい。
だけど、まあ、そもそも広告の一部さんであったり、大自然さんの規模によっては、まあ、出稿したくてもね、そんな規模では出稿できないよねみたいな機械ロスっていうのが発生してしまうので、まあ、それをね、なくすことも大きなポイントになるんじゃないかなっていうふうに考えています。
なるほど。機械ロスをなくす必要があるってことですね。
はい。
で、そのためには一定以上の広告枠の確保が必要ってことですけど、これ、ちなみにどれぐらいあればって感じなんでしょうか?
うーん、これちょっとね、難しい質問だなって思うんですけど、まあ、一概にこれぐらいってね、
言い切れるものではないんですが、まあ、僕としては最低ラインとして、やっぱり月間ね、4桁万のまあ、広告枠が必要じゃないかなって思いますね。
ああ、4桁万ですか。
うん。
ハードルって高そうですか?
まあ、日本のポッドキャストの現状から、まあ、再生数だけで4桁万っていうのは、まあ、まあまあのハードルかなというふうに思うんですけど、まあ、例えば、テレビ番組だったらね、1番組に複数の広告配信も可能なので、まあ、その点を考慮すると、今の日本でも、実はね、まあ、実現可能な規模感なのかな、そういう水準なのかなっていうふうには考えられますね。
ああ、あの、いわゆるプレロール、ミッドロール的なことかと。
そうです、そうです。はい。
で、この辺りの比率って、ちなみにどうなってるんでしょうか?
えっとね、直近のIABさんが発表した調査によれば、ここ3年間でプレロールがだいたい30%ぐらい、で、ミッドロールが65%前後で安定してるってことなので、まあ、すごいね、単純な計算になっちゃいますけど、1番組に、まあ、平均でだいたい3本ぐらいの広告が入ってるイメージかなっていうふうに捉えています。
ああ、なるほど。だいぶ理解ができてきました。
うん。
で、ちなみに、その他に代理店さんとよく話し合いになるテーマってありますか?
そうですね。
うんとね、例えば、広告主さんのポッドキャスト広告に対するイメージと実態にね、差があることが多いので、その点をどう減らしていくのかっていうテーマがね、よく話題になりますね。
えっと、広告効果についてのイメージ差っていうことですか?
えっとね、広告効果というよりは、効果測定であったり、ターゲティング面についてのイメージ差があるかなって感じですかね。
もう少し詳しく教えてください。
はい。
えっと、これは、広告主様が、現状どのような広告…。
ここをメインで出向しているかにもよるんですけど、ポッドキャスト広告ってのは大枠で言うと、インターネット広告の仲間というか、そこに属しているわけですけど、そうなると、そのイメージだと、精密なターゲティングだとか、効果測定が期待されちゃうわけですよね。
この点は、やっぱりポッドキャストに関しては、インターネット広告とはいえ、技術的な限界があるわけです。
ポッドキャスト広告の価値
確か以前、ターゲティングですとか、効果測定については、マス広告とインターネット広告…。
インターネット広告の中間程度と教えてもらった記憶があります。
はい、まさにそうですね。弊社も、米国の技術の参考に、もちろんですね、同程度の要件は整えているんですけど、やれることはやってるって自負はしてますけど、イメージとの差分が生まれるには、もうちょっと時間が必要なのかなというふうに考えています。
特に、初めてね、この広告を使う場合は、やっぱりこの部分がハードになることっていうのは、まだまだあるのかなという感じがしますね。
アメリカでも、一度利用された広告にしたら…。
予算を大きくしていく傾向があるっていうので、その1回目の点ですよね。どう見ても大きいポイントになりそうですよね。
本当、まさにそうなんですよね。弊社は、ポッドキャスト広告の配信システムを自社で開発している数少ない企業だと思うので、海外の先行事例だったり、さまざまなアドティックを融合しながら、技術的な側面からこの辺りを解決してくれるんじゃないかなって期待を受けている立場でもあるので、より複雑な気分ですよね。
あれ?
営業に軸足を置いた会社と…。
そう思ってましたけど、意外と技術会社ってことですか?
いや、もう番組当初から技術の会社だって話をしてたと思ってたんですけど、誤解されてました。
そういえば、AIについてやたら詳しいなって感じた記憶がよみがえた。
で、改めてなんですけど、ポッドキャスト広告の仕組みを作ってる会社ですし、メンバーの経験もね、アドテクノロジー、今アドテクが中心なんですよ。
そうだったんですね。
あんま興味ない感じですね。
ちなみに…。
大理店さんとお会いする中で、今まで気づいていなかった?
そんなポッドキャスト広告の活用方法ですとか、そういう捉え方があるんだっていうことはあったりしましたか?
ありますね。先日、グローバルで展開されている大きな広告大理店さんに言われて、なるほどって思ったんですけど、ポッドキャスト広告ってのは世界共通だから、社内のクライアントに話を持ってきやすいって話がありましたね。
当たり前の話に聞こえますけど、
何がポイントですか?
例えば、日本だと、日本独自の音声配信プラットフォームとか音声アプリってあるじゃないですか。そこの広告が企画対象になることっていうのがあるんですね。
そうですよね。両方合わせてご提案している大きな広告があるって。
一方で、グローバルな視点で見ると、韓国独自の配信プラットフォームとか音声アプリってあんまりいなくて、大理店さんも社内も当然ですし、広告論者さんにお話する際も、
基本、ポッドキャストっていうか、オープンな…。
コンテンツのグループっていうのを好まれてるんですよね。
知られているし、馴染みがあるっていうイメージできますね。
さらに言うと、海外にはポッドキャスト広告を使い慣れている企業であったり、その価値を理解している広告の人様っていうのが多いので、それの日本バージョンをね、っていうふうに簡単に話が繋がるわけですよね。
それは確か、日本放送さんとエヴァグリーンポッドキャストさんも、このような文脈の強い提携でしたよね。
よく覚えてましたね。
ということで、ポッドキャスト広告の価値っていうのは、世界で大きく変わらないというふうに僕らは思ってますので、日本でもね、ポッドキャスト広告が出せる環境が整い始めてるってことが認知されるだけでも、大きな後押しになるんじゃないかなっていうふうに考えてるってことですね。
ポッドキャスト広告の認知拡大
そもそも現状はあまり認知されてない可能性もあるってことですね。
はい。正直ね、ほぼされてないっていうのが肌感覚なんですけど、
言い換えると、認知の拡大っていうのが日本のポッドキャスト広告市場の成長につながると思ってますので、
実現していくかっていうのは、業界全体のテーマなのかなっていうふうに考えてるという感じです。
なるほど。ぜひ、この辺りの動きがあれば、改めて教えてください。
はい。
ということで、今日はこの辺りにしましょうか。
うん、ですね。
本日もお聞きいただき、ありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
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