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2024-01-22 12:52

EP.32 2023年の業界動向についてまとめてみた(日本編)

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
前回はアメリカを中心とした海外の動きを取り上げたかと思いますけれども、今回は日本でしたよね。
2023年の日本の動きについてまとめることができればと思います。
まずはどのあたりから触れていきましょうか。
そうですね。まずやっぱり全体感を表すニュースとして、日経トレンドさんのトレンドマップ2023上半期に触れておきたいですね。
ありましたよね。どんな内容でしたっけ?
将来性のあるマーケティング手法として1位に音声SNS。将来性のあるテクノロジーの1位に音声ユーザーインターフェース。
いずれも音声をキーワードとした内容がランクインしたという話ですね。
確かにこの記事を見るとデジタル音声全般に注目が集まっている印象を受けますよね。
しかしマーケティング手法として注目されるのは少し早い印象もありますけど、このあたりはどうなんでしょうか?
これあくまでも将来性のあるっていうタイトルがついての話ではあるんですけど。
そういってもおそらく世界的な流れを受けてのトレンドってことかと思うので、その点を考慮すると当然の結果なのかなという気もします。
サービスの利用者が増えれば当然マーケティングだとか公開の可能性も高まると思いますが、
亀代さんは新しく音声系のサービスとかってあまり触れてない感じですかね?
自分はポッドキャストくらいかなっていう認識ですけども、そういう意味ではトレンドに乗り遅れちゃってましたね。
でもちょっと待ってくださいね。よく考えたらオンラインゲームをやるので、ディスコードで毎日通話してます。これも含まれますか?
当然含まれると思いますね。ディスコードでやってるのはめっちゃ意外だな。
でも今コミュニケーション手段とか一つのコミュニティを動かすにはディスコードがかなり効率よくないですか?
そうですね。僕も一時期Web3界隈のやり取りって大体ディスコードで収集。
Web3はそうですよね。
めちゃめちゃディスコードでしたよね。
あとリッスンとかもディスコードで結構情報やり取りしてますよね。
でも新しいコミュニティとかそういう結構ありますよね。
これも音声SNSというか。
音声でも使えるみたいな感じですね。
そういうことですよね。
もちろん私もいろんな方と情報交換しますが、やっぱりインターネット系での音声サービスとかコンテンツに何らかしらの形で触れてる人っていうのはかなり急で増えてる気はしますね。
この辺りは世代ごとに分かれる気もしますけれども、もう少し我々より若い世代だとこのトレンドは強く感じてるかもしれないですね。
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うちのゲームチームのメンバーも、この若いメンバーは24時間誰かしら話してるので、体力あるなって正直驚いてました。
まずゲームチームがあるのかよくわかんないんですけど。
ゲームチームはありますよ。
ギルド単位で何やるとか、出席できそうとか、いろいろ影響するのであります。
インターネット経由でのコミュニケーションが日常になると、そこまで会って飲み会いするとかみたいな体力の使われ方じゃないと思うんで、これを音声ネイティブ世代と言っていいのかわかんないですけど、この辺りは世代ごとにかなりの感覚差はあるかもしれないですね。
確かに今のお話を聞くと、マーケティング手法1位に音声SNSがトレンドインするのはわかる気もしましたけど、
一方で企業ですとかビジネス目線で見ると、音声に関わるサービスやマーケティングを今すぐに取り入れなければいけないってそこまでは至ってない気もしますよね。
確かに日本の感覚で言うとそうかもしれないですが、海外企業の日本に対する展開というのは少しずつ始まっているわけなので、そういう観点だと対応が遅れると日本企業がビジネス機会を失うということにもつながりかねないのかなという気もしますね。
日本市場に対しては、現状ですと海外企業の方が積極的ということですか?
ビジネスを世界規模で捉えている企業からすれば、日本はマーケットサイズの観点より無視できないということが前提になるかと思います。
ポッドキャスト領域で言えば、2022年と2023年というのは少しギアが変わったなというふうにも感じる1年でした。
ちなみにどんな動きがありましたっけ?
まず外せないのが、ポッドキャスト制作スタジオワンダリーの日本シリーズですね。
2022年の新番組トップ25という統計があったんですけど、そのうち8番組を手掛けているという、本当に世界トップクラスのポッドキャストスタジオですけど、日本向けにオリジナルのポッドキャストを日本語でちゃんと制作するという発表されていました。
私もビジネスウォーズは聞いてましたけど、最近一郎さんが野球人生を語るドキュメンタリーポッドキャストも配信されてましたよね。
ですね。話題作。
一方で有名な芸能人の方がナレーションもされたかと思うんで、かなり制作コストもかけてますよね。
確かにかなりのコストかかってると思うんですが、でもそれ以上に収益が見込める市場というふうに捉えてるんじゃないかなというふうに思いますね。
そういうことになりますよね。この話からすると、まずはコンテンツ面からの海外企業の進出が始まってきたということですね。
広告面についてもいくつか動きがありましたけど、最近の話題としてはSpotifyさんがついに日本でもポッドキャスト広告を解禁していくと発表されましたね。
確かこれまでは音楽にしか広告出せなかったんでしたっけ?
無料の音楽ユーザーにちょっと邪魔する形で広告が入るってやつですよね。
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ポッドキャスト広告については、これまで9カ国で解禁されてたんですけど、今回5カ国加わった中の1つの国として選ばれたというイメージになります。
そう考えると、世界で10番目くらいの市場として捉えられてるイメージですかね。
だいたいそうですね。最近発表されたListenNoteさんによるポッドキャスト番組数を国別に表した統計があるんですけど、日本は8位だったんで、だいたいその辺りに位置するんじゃないかなというふうに考えています。
あと広告周りの動きとして記憶に残ってるのは、Evergreen Podcastさんと日本放送さんが提携したニュースですかね。
確かにね、コンテンツ連携だけではなくて、米国グラウンドの広告界を日本のポッドキャスト番組を通じても作っていこうという取り組みになるということですから、これは結構熱いなって話を振り上がりましたよね。
日本放送さんというと、最近では日本語の音声コンテンツを海外言語に変換するツールであるリングいいねのベータ版も発表されてましたよね。
その第一弾として、日本放送ポッドキャストステーションの中で配信中の日本語のコンテンツを他言語に変換して海外のポッドキャストマーケットにアップロードしていくってことですから、国をまたいだ発想で動いてるっていうのは間違いないかなというふうに思います。
今の話を聞いて、配信プラットフォーマーさんですとか番組制作者さんが海外展開に力を入れてるっていうのは見えてきましたけども、広告の意思さんですとか広告代理店さん視点ではどうでしょうか。
まず広告の意思視点では、前回トヨタさんがアメリカのポッドキャストランキングの出稿金額5位になったって話をしましたけど、もちろんグローバル展開してる企業なので当然といえば当然ですけど、少なくともポッドキャスト広告に抵抗感はないとは言えるかもと思ってます。
一度でも海外で出稿経験があると、日本で検討する際のプラス材料にはなりますよね。
今度は広告代理店さんの視点ですけど、ポッドキャストっていうのはグローバルに通じる言葉なので、社内とか広告の意思さんに伝えやすいって話がありましたね。
確かグローバルで展開する代理店さんだとポッドキャスト広告の日本版ですの一言でイメージが伝わるので、各国に独自で展開しているデジタル音声広告よりは話を進めやすいってそんな話でしたよね。
この点も含めて、グローバル展開する代理店さんのほうが動きが早いっていう印象がありましたが、これ昨年の後半くらいからですかね、少し仕様が変わってきたっていう印象もあります。
後半くらいからでした?何かイベントがあったんでしょう?
イベントってことではないですけど、サードパーティークッキーが段階的に配出するっていうのの対応を本格化し始めた代理店さんというのが増えていて、その中で少しずつ注目をしていただいているっていう印象があります。
個人情報に触れずというのがポッドキャスト広告の一つの特徴かと思うので、流れとしてはよく理解できる気がします。
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またその文脈の中で、確か今の日本のポッドキャストはYouTubeに置き換えるといつ頃のイメージかっていう質問をよく受けるって話ありましたよね。
これ結論から言うと、大体2012年から2013年あたりっていうふうに答えてるんですが、海外では数十億円単位で収益を稼ぐYouTuberが生まれ始めていた時期って感じですかね。
一方で日本ではヒカキンさんのチャンネル登録者数が10万人を超えたあたりのタイミングっていうところになるんですが、このあたりの状況が当時と変わっているっていうふうに考えています。
UUUMさんの設立も2013年でしたよね。
はい。当時は懐疑的な意見も多かったって聞いてるんですが、その4年後にはヒカキンさんのチャンネル登録者数は500万人を超えて、UUUMさんも導入されましたけど、急速に市場が拡大したってことですね。
なるほど。これポッドキャストも同じように成長するためには何がポイントになりそうですか。
そうですね。これ何回かこの番組でも言ってるかと思うんですが、広告収益を得られる仕組みが異なって、それがコンテンツの量と質の向上につながって、さらに広告収益を得やすくなるっていう。
ブログとかSNS等のCGMも全般そうですけど、この成長循環に入ることっていうのがポイントと考えておりまして、その基盤となるのは広告市場の立ち上がりだというふうに僕らは考えています。
広告市場が立ち上がることで成長循環につながるってことかと思うんですけども、逆に言うと広告市場が立ち上がらないとなかなかそういう成長循環にも結びつきにくいってことですよね。
はい。言い換えるとYouTubeとの違いというのは、配信プラットフォーマーが広告を管理とかしてくれてるわけではないので、ポッドキャストってのは別の誰かが広告のための仕組みを作る必要があるんですね。
プレイヤーも国ごとに異なるんですけど、日本でもそのプレイヤーがしっかりと生まれてくるってことが、この業界の成長にすごい必要なポイントになるのかなっていうふうに思ってます。
はい。アメリカでそのようなプレイヤーが本格的に増え始めたのっていつ頃からでしたっけ?
早い企業は2010年ぐらいから動き始めてましたけども、アドネットワークを中心とした広告の仕組みをちゃんと作ろうっていうプレイヤーが多く増えたのが2015年ぐらいからでしたね。
現状の日本ですと、私が知り得る範囲ですと、多く見積もって片手で数えられるレベルかと思いますので、そう考えたら7、8年くらい差がある状況ですかね。
そうですね。一方で前向きに答えると、海外の成功事例とか良い部分を取り入れることで、これを早めることができるんじゃないかなというふうにも思ってます。
確かに良い部分を吸収すれば早められそうですけど、一方で数が少ないがゆえに一社一社の動きは重要になりそうですね。
そうですね。市場を取り合う関係ではなく、共に盛り上げていく関係かと思いますので、どのように連携していくかっていうのも業界の成長速度に影響を与えるんじゃないかなというふうに考えてます。
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なんか久々にいい話を。
いつもいい話を。
流れになってきてる気もするんで、ちょっと今日この辺りにしましょうか。
おかしいな。本心話してるだけなんだけどな。
それでは本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
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