2025-02-22 07:56

いいラボ

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サマリー

しげみつゆかさんは、多くの本を持ち、他の人と読書体験を共有したいと考えて本屋を営んでいます。言語学や異文化コミュニケーションを教える中で、言葉の重要性を広めるため、一般の人にも読んでもらいたい本を取り揃えています。

本屋を始める理由
こんにちは。
ここの人棚オーナーの展示室でおられる、しげみつゆかさんに、
本屋のコンセプトや状況についてお知らせをお聞きしたいのですが、
始められた理由はありますでしょうか。
私は、自分自身がたくさん本を持っていて、将来これどうしようという、
部屋も狭くなってくるし、どうしようというのが一つあるのと、
あと、こういう古本屋さんを回ったりするのも好きですし、
またそこで買ってきちゃったりとかもするんですけれども、
自分が読んだ本を、そうやってリサイクルじゃないんですけど、
他の方に譲っていただけるという場があると、古本屋さんにまとめて持っていくというのもあるんですけれども、
本は港のイベントに来たときに、少しずつこういうところに出していけば、
私の思っていることが解決できるかなと思って、参加することになりました。
去年の8月からやっています。
そして、ここのオーナーをやられて、お客さんが求められる本と、
自分がこれは読んでほしいなというのは、どういうつながりがあります?
あまりつながりがない感じがして、
私は仕事が大学で教えているんですけれども、言語学というのを教えているんですけれども、
だから言語学とか異文化コミュニケーションとかを教えるにあたって、
いろいろ自分で調べ物をしなくてはいけないし、
あと翻訳もやっているので、翻訳をするときに自分で足りない知識があると、
そのための資料を集めたりするので、
そういう意味で本はたまっていくんですけれども、
やはり学生さんにいろいろ伝える立場として、
これも読んでもらいたい、あれも読んでもらいたいという本がいくつも出てきて、
そういう中で一般の方にも読んでいただきたいなと思う本を置いているんですけれども、
ちょっと専門書に近かったりするので、
一般受けはしないのかなと思って、
そういうところで資料として集めた、読みやすいものとかを
少しずつ持ってくればいいかなとかって、今はいろいろ試行錯誤中です。
言語学のお話なんですけれども、
今現在も教えたり翻訳とか、
そういうお仕事もやられている中で、
今回の本屋さんとしてチャレンジしてみようという思いなわけですね。
言語学の重要性
そうですね。実は自分が書いた本もこっそり置いてありまして、
それが初期の頃にどなたかが買ってくださって、
それはとてもうれしかったですね。
あと自分が翻訳した本で、
それは数学の先生のお手伝いをした本なんですけれども、
とりあえず自分の本だから置いてみようみたいな感じで置いておいたら、
それも結構初期の頃に出ていったので、
逆に買ったお客さんとも話してみたかったというのをして、
もうちょっと一般の本も置いてあったんですけれども、
どうしてそれを手に取られたかというのをお話ししてみたかったなと思っています。
私も本屋をやっていて、今おっしゃったことがよくわかるんですけれども、
買っていただいたお客さん、自分の本、どんな感想があるかなと、
本当は聞きたいんですけれども、見せ場にしているわけではないですけれども、
そういうことはちょっとわからないですね。
それでは自分が書いた本の棚は今でも置いてあるんですか?
それは一回出てしまったので、また補充しなければと思っているんですけれども、
ただ私はこういう仕事をしているので、
本を書いているお友達や知り合いが多いので、
その方たちの本も置いてあげたりしているんですね。
そうすると、やはりそれをどなたかが手に取って買っていただいたりすると、
読んでくれた方がいらっしゃるよみたいな感じで連絡するとみんな喜んでくれるので、
専門書は一般の本屋さんにあまり置いていないんですよ。
大きい書店でも隅っこの方の台本ばかり並んでいるところにあったりするので、
こうやって、難しいかもしれないけど目に触れるところに置いておくというのもいいかなと考えています。
私は素人でよくわからないんですけど、言語学の本というのは簡単に言うとどのような本を今棚に置かれているんですか?
私は言語学の中でも、文法を調べたりとか発音がどうなっているかとか、いわゆる言語学というのもあるんですけど、
私は実際にどういう風に言葉を運用したら適切かという、社会言語学系の方が専門なので、
例えば、ありがとうとかありがとうございますとか恐れ入りますとかいろんな言い方がありますけど、
どういう場面で使えば適切かというような方の言語学を扱っているので、
それで言語教育とか日本語教育とか多文化社会とか、
言っていることはわかるけれども言い方が気に食わないという、
そういう世界を分析するようなことが専門としてはやっています。
わかりました。それでは最後なんですけど、
本棚を作られて、お客さんに対して何か期待することとか、自分が伝えたいものとか、そういうものってありますか?
実は娘と共同でやっていまして、娘は学習塾をやっているので、
お子さんがこういう本を読んで育ってくれればいいなという本を置いているんですけど、
私はどっちかというと、皆さんに言葉に敏感になってもらいたいというような言語学の本を少しずつ持ってきたりとか、
言語を使って仕事をしている通訳の方とかがどういう気持ちでやっていらっしゃるかとか、
あとは海外の方が日本に来て言葉でどういうこと困っているかという本を並べているので、
ぜひ皆さんに言葉に敏感になっていただいて、言葉に興味を持っていただきたいなと思っています。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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