きりえ作家の活動
はい、じゃあお願いします。
きりえの本屋のオーナーをしています、東山一之と申します。
このローカルブックストアで本屋を始めるきっかけというのは、
私自身がきりえ作家として作品を作っています。
ここに本の中に2つの作品があるんですけどね。
こういう作品を自分なりに作っていましてね。
約46年間、きりえ作家として個展をやったり、グループ展をやったり、
こういう自分の作品をまとめて本を出したりしてきて、
SNS等でも発信しているんですけども、
何かこう、一般の方に対面できりえというものを紹介したり、
できないかなというのを常々思っていたんですね。
それで、ちょうど2年前にこの北さんのローカルブックストアさんの
人棚オーナーというのを知りまして、ここにお話を聞いて、
それで人棚オーナーとして本を今置いています。
その置いている内容は、有名なきりえ作家の滝平二郎さんの作品集とか、
私自身が入っている日本きりえ協会の日本きりえ美術展というのが年に1回、
上野で行われるんですけども、それの図録であるとか、
それから私が作ったこういう作品集ね、そういうものを置いています。
そういう形で棚を見てもらえばいいかなという形で本屋を始めています。
ありがとうございます。きりえをされるようになったきっかけとかは、
それはですね、私がちょうど30歳の時に大阪にいたんですけども、
さっき言いました滝平二郎という茨城県の彫刻家の方がいましてね、
その方がきりえというのを始められたんですね。
その作品が朝日新聞の日曜版に毎週出ていましてね。
大阪にいた時にそれを見て、自分でもこういうことできないかなということで、
本屋さんに行ってきりえ関係の本を見つけてきて、
自分なりに始めたのが30歳の時です。それからずっとやってきました。
そこから何十年?
46年。
46年すごいです。
そこからずっと趣味としてやられていたところから、
今はでも日本きりえ協会にも入られて、
そういう普及活動とかもされているんですか?
きりえを始めて、私は会社勤めしながらきりえをやっていたもので、
なかなか会社勤めしている時には作品作りって時間かかるからできないんです。
ここに一つ簡単な作品を持ってきましたけども、
片栗の花を作品にしたんですけども、
こういうのを刃物、カッターナイフで切って、
これは黒とカラーですけども、
裏のピンクの色なんかはそれなりの色紙をまた貼るんですね。
そうやって作品を作っていくんですね。
ということで時間もかかっていたので、
1年前後から時間ができて作品をたくさん作るようになりました。
それをグループ展とか個展、
個展は2010年から3年に1回ずつやっていて、
今年の8月にも個展をやる予定なんですけども、
そういう形で一般の方に見てもらったり、
それから自分でこういう作品集を作ります。
これ全部自分が行った場所とかを思い出として作った作品集なんですよね。
こういうものを作って皆さんに見てもらったり、販売もしています。
今実際切り絵を見せていただいているんですけど、
かなり細い線だったりとかもあって、集中力が必要そうな。
慣れれば難しくないです。
今年の6月28日にワークショップをやるんですね。
そのワークショップの題材、これを皆さんに切ってもらおうと思っておるんですよ。
それはワークショップに参加した方に対面で、
大体2時間くらいかけてこの作品を1つ作ってもらおうかなと。
そういう経験をしてもらうことによって、切り絵に親しんでいただけたらいいかなと思って。
本を見るだけじゃなくて、実際に手を動かしてね。
興味のある方には、そういうところもローカルブックスターだったらできますのでね。
作品紹介とワークショップ
そういうことも活動一般としてやりたいなと思っています。
本当に切り絵を愛する方という人物像を知ることができました。
最後に、おすすめの、この本の中の自分が一番好きな作品みたいなのを教えてほしいです。
作品種は1から9まであるんですよ。
これ大体30ページくらいなんですけどね。
一番好きなのはこの花水木。
1のこの表紙ですか。
この表紙画は自分なりに花とか風景とか人物とか、そういうものを作品としては作るんですけども。
これは始めるものの作品なんですけども。
花水木のこのピンクのグラデーションが非常に自分なりにうまく表現できたのかなと。
ということで、自分の作品の一番最初の作品のページにしたんですけどね。
本当に可愛らしいお花を色使いとか、枝の感じとかもしっかり表現されたりして、
すごい素晴らしいので、ぜひ切り絵作品種1を見ていただきたいですね。
それともう一つ紹介するのは、この切り絵で私服の人生という作品種。
これ2019年に作ったんですけども。
これは英語閉域なんですね。
例えばこれ花水木ですよね。
簡単にこの花水木の花言葉であるとか、どんなイメージ作ったとか、
そういうものを英語と日本語でそれぞれの作品に書いているんです。
これヨーロッパから、私も海外旅行とか国内に旅行するのも好きなので、
ヨーロッパとかオーストラリアとか、中国とか韓国とかですね。
国内もいろいろあるんですけど、そういうのを作品種として作っていて、
これは海外でも売っているんですね。
アマゾンで出版してましてね。
海外の人にもこういうもので、日本の切り絵というものを知っていただけるチャンスかなと思って、
切り絵の作り方みたいなものを書いたり、道具をどんなものを使うかとか、
私が切り絵に対する思いを少し文章で。
なんかかっこいい、切り絵している写真も載っていて素敵ですね。
ご興味がある方は見ていただけるといいと思います。
ありがとうございます。熱い思いがきいて。
よかったです。皆さんに見ていただけたら嬉しいですね。
ありがとうございました。