ローカル北の書店の始まり
こんにちは、夕暮れ書店の牧野と申します。
今回は、いいラボのしげみつ、ちー先生にお話をお伺いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
いいラボのしげみつで、オーナーが2人いて、ちー先生とゆか先生がいますので、
今日はちー先生の方からお話しさせていただきます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちー先生、早速なんですけれども、いつ頃からローカル北で書店を始められたんですか?
そうですね。去年の8月から正式に始めました。
その前に本和港というイベントがありまして、
もう1人のオーナーであるゆか先生と一緒に来ましたところ、
なんだこの面白い空間はとなりまして、
この空いてる棚ってもしかしてオーナーを募集してるんじゃと思ったら、
オーナー募集というポスターもありまして、
これ誰に聞けばいいですかって言ったら案内されたのが森川さんで、
そのままトントントンと話が進みまして、オーナーになりました。
そうなんですね。じゃあトントンと話が決まってということなんですね。
オーナーさんを去年の8月から始められたということなんですけれども、
今まで始められて、どうですか?感覚と言いますか?手応えと言いますか?
そうですね。私たちのEラボの棚は特殊で、
私、千井先生ともう1人のゆか先生がそれぞれ置きたい本を置いているので、
コンセプトも2つあるスペースを競い合っているような状況なので、
例えばですけれども、私が小さめの文庫を置きたいときに、
ゆか先生が大きいハートカバーをたたたと並べると、
全然この棚何やってるんだろうみたいになってしまうところが、
ちょっと難点ではあるんですけれども、
そうですね。どちらも先生業をしているので、
そういう意味では誰かに伝えたいとか、あるいは学びたいという人が手に取って、
1つ知ることができたのは面白いなと思ってもらえるような本を置くようにできたのは、
いいコンセプト決めだったなと思っています。
なるほど。そうしますと、みんなに学んでいただきたいというようなコンセプトということなんですけれども、
具体的にはどういった本が置かれているんですか?
そうですね。千井先生パートでは、私が普段、
オンライン家庭教室を子ども向けにしているので、
お子様に読んでほしい本をよく置くようにしています。
例えば、絵本もあります。今一押しなのはアライバルという絵本で、
こちらは実は絵本の中でも文字が一切ないんですね。
なので、本を読んでいく中で文字が一切なくても読める。
どの国の人でも読める。でも意外と内容は深くて、
大人でも楽しいというか、最後まで思わず読んでしまうような絵本構成になっているというのが、
まずおすすめかなと思います。
そうなんですね。絵本の他にはどういった本が置かれているんですか?
子供向けの本の意義
今おすすめしたいのは、数の悪魔という、私が結構数学、算数好きなんですけれども、
算数沼にはめた、私が子供の頃に親が買ってくれた本が、
未だにずっと子供向けベストセラーで出ていまして、それを一冊置いています。
私自身の中古本は出そうと思ったんですけれども、
思い出の品すぎて出せなくて、わざわざ新しいのを買って置かせていただいています。
そうなんですね。
じゃあやはり、お子さんだけじゃなくて、親御さんとかにも向けて発信しているようなところはあるんですか?
そうですね。一応、読むのが子供であっても読める本という制限は自分の中で決めているんですけれども、
例えば、芥川竜之介だったり、夏目漱石だったりの本を、小学生でも文字は追うことができるけれども、
大人になって読んだらまた感想は変わると思うんですよね。
だからそういう意味では、大人の人にもぜひ一度覗いてほしいなと思っています。
なるほど。そうしますと、お子さんだけじゃなくて親御さんにも向けてですし、
お子さんたちがいらっしゃらない方でも楽しんで読んでいただけるような選書になっているということなんですね。
楽しみです。
もう一つ、これから置こうと思っている本の話をさせていただいてもいいですか?
本というか漫画になってしまうんですけれども、今ちょうどアニメが放送されている
地っていう話があるんですね。ご存知ですか?
昔、天道説だってほとんどの人が信じていた世界、ほとんどというかほぼ全ての人が信じていた世界で、
いわゆるそれでも地球は回っているって考えた人たちが宗教観であったり、
あるいは仲間外れ村八部であったりと戦いながら、それでも自分の信念を貫いて、
得た知識を後世に引き継いでいく。
いつか未来の人がその真実を解き明かしてくれるだろうって思いながら、
自分は何かを知るために調べて追い求めていくっていうようなお話なんですけれども、
もう宗教あり、地的好奇心の地でもあり、知識用の地でもありみたいなすごく面白い作品で、海外でもかなり有名な作品になっていまして、
1話を読んでみたいなという声が私の周囲でかなり聞こえてきたので、じゃあおきましょうということで、
今発注しております。
そうなんですね。それはすごく楽しみですし、もし買ってしまったらごめんなさい。
しばらくは1,2,3巻はセットで置いておこうかなと思っていまして、そこから先は人気具合でちょっと決めようかなと思っています。
そうなんですね。じゃあそういった漫画とかも選ばれてお借りるっていうことですか。
そうですね。
それはすごい楽しみになりそうですね。私も子供がいるので、すごく勉強になりそうな棚だなと思いまして、すごく興味が湧きました。
嬉しいです。ありがとうございます。
皆さんにもぜひ読んでいただきたいと思いますので。
ぜひ、Tラボっていう棚を覗いてみてほしいなと思います。よろしくお願いします。
最後に皆さんに言っておきたいこと。
そうですね。先ほどもちょっとお話があったんですけれども、子供向けって言われると大人が読まなかったり、あるいは大人で新しいことをしろうとしたときに、まず子供向けの本から入るのかっこ悪いって思ってしまう人が一定数いると思うんですけれども、
意外と子供向けの本って最新情報をわかりやすく、簡潔にまとめてあったりするので、いろんなジャンルの入門編として私はすごくお勧めしたいです。もう老若男女すべての人にお勧めしたいと思っているんですね。
なので、ぜひそういう子供向けの本って言うけど、大人はそこから何を学べるんだろうっていう視点で大人の人には手に取っていただきたいし、もちろんお子様を連れていらっしゃった方にはお子様に読んでほしいなと思っております。
はい、わかりました。とても参考になる話ありがとうございました。
ありがとうございました。
皆さんもいいラボの棚をぜひ見てみてください。
はい、ぜひお願いします。ありがとうございました。