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2019-09-17

第141回「お金持ちと時持ち」

貧乏でも豊かだった時代。まだまだ話し足りないということで前回の続編です。お風呂も水洗トイレもなく、畳も40年替えていない...そんな家には、雨や風の音や季節の匂いが入ってきました。お金はないけれど豊かな時間がある「時(とき)持ち」だったと北川は言います。物質的には豊かになっても不自由になった現代人はもう「時持ち」にはなれないのでしょうか?北川が提案する、私たちがもう一度「時持ち」になる方法とは?!

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北川八郎 人生を変える出会い
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それでは、今週の番組をお聞きください。
こんにちは、早川洋平です。
北川八郎 人生を変える出会い
北川先生、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、前々回、ふとした幸せって何?お金って何?というところからですね、やっぱりこれ深いから、とても1回、2回で終わらずですね、
今日、再度の延長戦ということで、戦いではないんですが、続けたいと思うんですけど、
前回ね、特に、とにかく前回は本当は家族の話を伺おうと思ったんですけど、その前の話で盛り上がってしまったんで、
前回ね、ド貧乏の時の話、意外と緩やかな時間だったなという話もありましたけど、
思い出し足りないような、続けたいと思いますけど。
そんなことないけども、なんかね、あの、熊本の阿蘇山のふもとの、もう本当に上流、なんか、水が湧く小さな川の上流に住んでたよね。
で、毎日川の音が聞こえるから、なんか雨が降ってるような毎日やったよね。
はい。
で、そこは半日暗くやって、ちょっと谷間だから、
ちょっと日が当たって、午後にはもう日が当たらないっていうか。
へえ。
半日暗くやって。
はい。
で、まあ、トンボやいろんな虫がいっぱい、カエルヘビーいっぱいいたんだけど、
面白いのは、その家はね、昔、僕が言いたいけど、
ボストンとヒューストンに住んでたんよ。
どういう意味ですか?
本当にね、そこはボストンでありヒューストンやったんよね。
2回言っても全然理解できないです。
はい。
つまりこう、
まあ、その家のもう一つは、お風呂がなかったんや、その…。
ああ、おっしゃってましたね。
温泉町で、200メートルぐらい歩いて行かないと、その辺の家はどこの家もお風呂がない家ばっかりやったんや。
ブラックの真ん中に、共同お風呂っていうか、まあ温泉なんやけどね。
03:04
公衆浴場みたいなのがあったんですね。
公衆浴場、婚浴のところがあったりしてね。
あったりしてね。
出ましたね。
うん、そういうところに住んでたんやね。
すごく平和で楽しかったんや。
だっけ、なんかみんなにあの平和の時代の話をしてあげたいなと思うくらい、ボストンとヒューストンっていうのは、あの、昔の家だからちょっと汚い話では申し訳ないけども、トイレが推薦じゃないんやね。
ああ、はい。
組み取り、昔で、つい最近まで、ずーっとそこの家は、組み取りやったんや。
はい、組み取り式。
昔でね、今、だから、こう、組み取った後は、便が空くと、子供たちはヒューストンだったんや。
ああ、そういうことですね。
で、ある程度便が溜まってくると、こう、そこは上がってくるから、こう、ボストンに帰ってくる。
皆さん、ちょっと食事中だったら、お許しください。ただ、これね、あの、いい時代を思い出して。
その、なんか、だから、ボストンとヒューストン住んでるっていうくらい、その、貧乏時代の話やん、ボストンとヒューストン住んでたんだよっていうくらい、まあ、おかしい話として、どれくらい貧しかったかっていうのを、で、畳も、まあ、40年間くらい欠いてないんやね、その、借屋だから。
へえ。
あ、そうか。
うん。で、なんか、カスカスなんや。で、前も言ったけど、雨が降ると、こう、なんていうか、あの、金物、いろんな金物を置いて音を楽しむとか。
ポツポツポツ。楽器の演奏だろうね。
なんかね、うん。だから、その時代の方が、なんか、空気が入れ替わるんよね、なんか、あの、季節のね。
うん。
で、季節がわからなくなって、風がビサッと止まるって、結局、空調を入れてしまうとかになってしまって、なんか、あの幸せがなくなったなっていう。
いや、でも先生、今、風とおっしゃいましたけど、やっぱ、風入っているかって、ほんと大事ですね。
風が変わるっていうかね、空気が変わると、季節が、あの、きれいに感じられる。
なんか、僕、今、住んでいるのは、まあ、横浜ですけど、まあ、広島に住んでいるときは、もう、ほんとに、ちょっと、田舎のところで、もう、四方八方窓があって、やっぱ、風入っていると、先生おっしゃったように、まあ、そこそこ、夏でもエアコンいらないし、季節感じますよね。別に、ニュースなんか見なくても。
でね、もう一つは、あの、雨の、なんだか、雨の、匂いって言われる匂いか、雨が降ったっていうか、道路の匂いっていうか、なんか、その、小さいとき感じた、それ、大人になっても感じるよね。
中時の雨の匂いとかね。もう一つは、うーん、お風呂に行かないといけないから、あの、お風呂場まで歩くんよね。
はい。
で、中時に、こう、なんか、歩くと、時々、こう、雲、ひゅっと、こう、夜、帰ってくるときに、目の前が、さっと、こう、なんていうかね、明るくなることがあるから、びっくりして眺めると、中時の雲が晴れて、そこに、満月の月が、パーンと出ることがある。
06:11
うん。
で、その、あの、なんていうかね、あの、月明かりを、パッと、日常の光のように、足元を照らすわけよね。
うん。
で、見上げると、その月が、こう、雲の、真っ黒な雲の間から、月が出てる、その美しさって言ったらね、まあ、すごい、こう、立ち止まって、手を合わせて、安らぐっていうか、こんな美しさってないなって思うぐらい、なんか、梅雨時の空を明ける美しさとか。
ああ、美しかったね。なんか、いっぱい、そういうのを教えてあげたいけれども。
でも、真冬はね、直に行って、帰りが来るときに、まあ、子供と一緒に、寒い寒いとか言いながら、タオルを回すと、北海道じゃないのに、熊本の朝なのに、家に帰るまでに、タオルがカチンカチンになるんやね。
すごいっすね、それ。
カチンカチンなってた。
ああ、なりそうだな、あのあたり。
でね、雪は、30センチぐらい積もってた。
ええ。
でも、先週もね、伺いましたけど、なんか、お話聞いてると、とても、ド貧乏っていう、その言葉だけの感じの強さないんですよね。
経済的には、ド貧乏やけども、なんか、生きる上では、ド貧乏豊かったと思うよ。
ね。
だから、僕は、あの、金持ちじゃなくて、時持ちとか言ってたんだけど。
ああ、でも、そういえば、なんか、時持ちって大事ですね、ほんとに。
だから、いい時代やったと思う。それを、時持ちで過ごせるっていうのは、なんか、そういうのを、みんな、体験するのも、なんか、日本人に大事な、忘れた。
なんか、失ってるんじゃないかなって思うね。
うん。
だから、カエルの声や、鳥の声や、カラスの声や、森の声とかしてくるんよね。
うん。
満月の夜に、やっぱり、さまざまな虫や、あれが、ざわめくのが分かるっていうかね、こう、耳を澄ませるようになるけれども、そういう自然の動きとか、なんか、分かるんよね。
それと、7月ぐらいになってくると、田んぼに、こう、稲がつき始めるんよ。
はい。
ふたらね、その時に、まあ、稲がはらむっていうんやけどね、こう、頬をつけること、はらむ。
ほんとにね、稲がはらむって、子供ができてるような、稲の匂いがね、結構、動物臭くなるんよ。
うん。
ああ、稲がはらんだなっていう、動物的な匂いがするんよね。
へえ。
なんか、すごい、あの、敏感、自然の動きってね、それは、その営みが、ごく自然なんよね。
うん。
稲がはらむって、ちょっと想像つかないですね。
で、その匂いがするんよ。こう、はらんだ匂いっていうか、痛がないようなんよね。
うん。
嫌じゃないのよ。
そういう、そういうのを感じられるっていうのが、ドビンボーならではないかなと、思うんやけどね。
うん。
で、先生、でも、今、ずーっとお話かかってると、まあ、ほんとに、やっぱり、こう、時を持つことの豊かさって、すごく価値、肝心ですけど、ちょっと意地悪な質問していいですか。
うんうん。
そうすると、まあ、なんだろう、今、その時とまた状況、違うわけじゃないですか。
09:05
まあ、そういう意味では、物質的な豊かになったところもあると思うんですけど、まあ、愚問かもしれないですけど。
どっちが、なんだろう、戻りたいですかね、今。
自由という意味では、あの、ビンボーの時の方が、自由やったね。
うん。
で、今、経済的に、ちょっと、今のように活躍し始めた時の方が、不自由よね。人の期待に応えといけないし、飛行機に乗らないといけないし、こういう、なんか、ホテルを泊まらなきゃいけないし、約束がとの、が多い中で生きていかなきゃいけないもんね。
そうやったら、お金が入ってくるからね。信用っていうものを作っていかなきゃいけないから。
うん。
そう、お金の、お金に対する信用を作らないといけないから。そういう意味では不自由よね。
うん。
あの時は、そういうことを一切考えなくて、自分の、あの、なんか、自由にこう、詩を書いてる、本を読んだり、畑を耕したり、太陽を拝んだり、夕日を拝んだり、夏には子供と一緒に、その、川で遊んだりとか、すごく、そういう意味での、本当に自然と接する豊かさの中には約束事がなかったんよ。
うん。
自然との約束があったけれども。
いいですね、自然との約束。
うん。
人間関係、今、お金は入ってくるけど、なに、早川さんとこのように約束がある、時間を守って、喋ったりとか。うん。で、そのほうのがね、こう、なんか、相手、相手の範囲を考えるようになった時に、お金が入ってくるようになったんよ。
ああ、それはそれで、そうか。でも、すごく大事なことですよね。
うん。だけど、お金、えー、持ち、お金持ちっていう言葉はあるけど、お金持ち、お金が入って、まあ、収入が増えるというか。
まあ、収入が増えるって、お金持ちじゃなくて、収入が増えるということを考えるならば、相手の、相手の豊かさや相手の好意を持つことによって、それが収入という形になってくるけれども、もう一つそこにしついてくるものがね、こう、約束とか、信用とか、信頼とか、ちょっと、あの、貧乏時代に比べて不自由なものがしついてくるわ。
うん。
破ってはいけないものとかいうものが。
バランスなんですかね。
だから、あの当時は、人との約束はしなくて、自然との約束の中で生きてたから。
うん。
別にこう、約束を守らなきゃいけないっていう、自然の約束の、従って生きていければよかったけど、今は、人間関係の約束を守らないといけないから、不自由よね。自分の時間や、いうことを、こう、気を使ったりとか。
うん。
でも、その中ででも、まさに先生はそれを、今世のね、宿命、使命、運命としてやってるところもあるわけですよね。
うん。
だから、それは、人を、人を相手にし始めたからね。
うん。
自然を、だから、前半は、自然を相手に生きてきた。
うん。
だから、自然を相手に生きてきた。
なるほど。
それはなかった。
うん。
だから、それも味わったから。
はい。
うん。
両方の味を知ってるっていうか。
はい。
時持ちっていう言葉、いいですね。
うん。
うん。
時持ちだったね。
うん。
だから、時持ちはやっぱり、自由なんや。
うん。
お金持ち、今、まあ、仮にお金持ちって言葉を使って。
12:01
相手ね。
はい。
うん。
それは、まあ、不自由が一緒に入ってくるっていうかね。
うん。
そうすると、初回の話に戻りますけれども、やっぱり、両方欲しいのが、人の差がじゃないですか。
うん。
だから、でも、やっぱり、僕が知ってる限り、前々回もお話ししましたけど、時持ちとお金持ち両方は、今まで何千人って成功、いわゆる一般的にしてるって人見てみましたけど、1%もいないですね。
いや、それは、なんのことないと思う。
いや、その1000人の中での1%。
いやいやいや。
もっと今、考え方。
いや、そうじゃなくて、一生懸命働いて、60で隠居すればいいのよ。昔の考え方やけどね。
ああ。
昔は隠居という形があって。
はい。
はい。
60で一生懸命働いて、あとは自分の好きな自由の時間で、あるお金の中で生きていくってことをやってた江戸時代があったよね。
はい。
それが隠居っていうんやけれども。
はい。
僕も、なんか、僕の同級生もその世界に入ってる人いるわ。
うん。
一生懸命働いて、60代後半でも自分の好きなことをやってる人がいるわ。
ああ。
だから、そういう意味では、決して、なんか、あの。
いますね。
うん、いる。できるのではないかなと思うよ。だから、まあ、稼ぐんではなくて、そこで。
充実したお金というものを基礎にして、あとは充実、自分の好きな自由の時間を、その、あれで生きていくってことは、選択としてはあると思う。
そうですね。
うん。
いや、話好きなんですけど。
まあ、そこ、僕、自分のしかできないかもわからないけどもね。
うん。
でも、いるわけですからね。
うん。いるだけじゃなくて、できると思う。
はい。
ぜひ、目指したいものです。
さあ、えー。
はい。
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