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2023-09-25 13:15

【トーク】#17 理想の老後 「昨日までと違う自分になる」「LIFE SHIFT2」

敬老の日に敬われるように老いたい。未来の老後について妄想しました。/今日紹介した本「昨日までと違う自分になる」(若宮正子)「LIFE SHIFT2」(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン)

00:01
スピーカー 1
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、音好きな人たちがふらっと集まる喫茶店をコンセプトに、店員3人組がゆるーく話してまいります。
ふと一息つきたいときに聞いてくださいね。
スピーカー 2
はい、9月25日、第17回の配信です。
最近さ、お便りが続々届いてるね。すっごい励みになる。
じゃあ今日は、ラジオネームポンポンさんからいただきました嬉しいお便りを、まずは紹介させていただきます。
毎週楽しく聞いています。喫茶クロスロードのおかげで、本が好きになったことはもちろん、
ただ読みたい本がどんどんたまっていて、困ってます。人生長いからゆっくり読もう。
3人とも本が本当に好きなのがとっても伝わってきて、いつもじんわりと胸が温かくなります。
中でも本を使って友達にメッセージを送るところが好きで、
ナッシーの言葉の力を信じたいときに友人に送った本、
ソラヤンの恋に迷っている友達に送る本、
ユーコリンの将来子供に読ませたい本など、
これまでの人生で本を送ったことも送られたこともなかった私ですが、
最近はこの本はどういう人に読んでもらいたいかなと想像しながら、
いつか渡せるといいなと思ってます。
次の放送を楽しみにしています。
とのことです。ありがとうございます。
なんか本を読みながら周りの友達を想像してるなんて、
ぽんぽんさんめっちゃ心が豊かだねと思った。素敵。
ぜひこの本をこういう方に送りましたっていうエピソードも教えてください。
ありがとうございます。
ナッシーどう?これ読んで。
スピーカー 1
いやもう本当に、本当に嬉しいよね。
リスナーさんからの声って本当に嬉しいよねっていうことを毎回、
毎回みなさんにお伝えしたいのと、
まあでも私も最初に人にこの本を送られてなかったら、
この本を次の人に渡そうみたいな、なんだろう、
もらわなかったら渡そうと思わなかったなっていうふうに思うという意味で、
なんかそういう意味で今まで私に本を送ってくれた人にも感謝しているし、
同じ本を読んで共感する部分が一緒だったら、
もう本当に運命の友達みたいなくらいなんか嬉しい気持ちにもなるし、
逆になんかそれが違ったとしても、
え、なんでそこが気になるの?みたいな、
その違う視点をきっかけになるしみたいな感じで、
私は結構本を勧める、ファンのどれも嬉しいから、
03:00
スピーカー 1
お勧めするのも送るのも好きだなっていうのが最近すごく思うんですけれど、
私にとって本は人との大切な接点なので、
ぽんぽんさんのそんな接点がどんどん増えていくといいなと思っております。
スピーカー 2
はい、今日は理想の老後について語る回にしたいと思っています。
今月のテーマは人生の先輩なんだけど、
自分たちもいずれは人生の先輩になるはず、
なのでどんなふうに歳を重ねたいかを語り合いたいと思っています。
私、韓国で観光情報士のバイトをしていたときに、
韓国の書道家さんのインタビュー記事を載せて、
その記事にその書道家さんが死ぬときも筆を握っていたいってコメントをしていて、
ライフワークなんだなと思って素敵だなって思って、
で、一方私はシステムエンジニアをやってるんだけど、
まあ年取ったらできないよなと勝手に決めつけてて、
そんな時に若宮雅子さんという、知ってる?聞いたことなかった?
スピーカー 1
私この話で初めて聞いたの。
スピーカー 2
なんと81歳でスマホアプリを開発した人の話を聞いて衝撃で、
で、その方もそれが話題になって、
Appleの開発者会議に呼ばれたりとか、
国連で講演されたりとかと大活躍されてるんですが、
で、まあちょっと興味持ってどんな方なんだろうなぁと思って、
若宮さんのエッセイ、
昨日までと違う自分になるという本を出されたので読んでみます。
で、まあ読んだ感想は、
誰が何と言おうと良いものは良いからやるっていう方なんだろうなぁと、
年取ったらできないんだろうなぁとか、
世間一般的にこう思われてるんだろうなぁの考えが、
私の行動の判断にちょっとつながっちゃうんだろうけど、
この方は自分が楽しいとか、
これ興味あると思ったらどんどんやるみたいな、
そんな方だなぁと思いました。
だからもう私だったら80歳やそこらになって、
プログラミングを始めてさらにアプリ開発しようとか、
思いもよらないと思うけど、
やっちゃうのが素敵だなぁと思って、
まあ若宮さんに言わせると、
70代は伸び盛りらしいです。
まだまだ先だ私たち。
スピーカー 1
ね、まだまだ先だけど、そういう時もあるんだよね、きっと。
スピーカー 2
なんかそう言われると、
スピーカー 1
人間ってもう一生成長していたい生き物なんじゃないかなぁと思ったり、
スピーカー 2
世間の物差しじゃなくて、自分の物差しを持って、
あ、私成長したって思えるようなことを一生続けられていたらいいなぁって思いました。
06:03
スピーカー 1
ゆうこりんのこの本で、
おおってなったのは、その自分だったら世間の尺度で考えてしまうところを、
自分の物差しを作ろうみたいな感じになったっていうこと?
スピーカー 2
まあ、自分の物差しを作ろうというより、
スピーカー 1
むしろ私の性質的に、私が考える世間の物差しに惑わされすぎだなって思っている。
なるほどね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。それから変わっていければいいな。
変わっていければっていうか、最近思うのは、
もうなかなか変われないけど、そういう性質があるんだなっていう認識はしておこうと。
スピーカー 1
いいね。でもなんかちょっと今の回答がすごくゆうこりんっぽくていいなって思ったのはさ、
認識の違いっていうのはまず、自覚するのがさ、難しいじゃん。
でもそこを自覚したゆうこりんだから、違うまた眼鏡で見えてみたいなところが、
なんか他の人も多分そういうことはできるんだろう。
そういうことに気づく瞬間はあるんだろうなって思うから。
スピーカー 2
なんか最近、自分ができてないこととかを指摘されるじゃないけど、
まあ本読んで、あー自分はできてないわって思ったときに、なんかへこむじゃん、ちょっと。
スピーカー 1
まあちょっとへこむよね。
スピーカー 2
でも、へこむところじゃないんじゃないかと思い始め、そこがわかったと思う。
認めようと思うようになった。
ナッシーはどう?おすすめ本を。
スピーカー 1
私もちょっとこの話をね、いただいたときに、
でも理想の朗報って言われると、すごくやっぱりまだそこまで頭が追いつかないよって考えちゃうタイプで、
なんか今のことがすごい、いっぱいやることとかやりたいことがいっぱいありすぎてって思ってたんだけど、
まあでもそれでも、将来もうちょっと希望が持てるぜみたいなことを教えてくれた本があったので、紹介しようと思います。
アンドリュー・スコット・リンダ・グラットン著のライフシフト2というのが私がおすすめしたい本です。
まあワークシフトとかライフシフトってすごい流行ったと思うし、
読んだ人も多いんじゃないかなと思っているんですが、
この本はライフシフトの方の続編で、コロナ禍を経てアップデートさせたという触れ込みで、
結構最近発売された本です。
ベースは前作の知識をもとに、今回もこの本、このシリーズの本ってみんな架空のキャラクターが登場して、
キャラクターに自分を重ね合わせて、これからの未来に起こる行動とか心情をイメージしやすくさせてくれる本なんですけれど、
私がこのライフシフト2から受け取ったメッセージは、
社会的開拓者になる覚悟を持つとか、新しい社会の在り方を切り開く覚悟を持つことがみんな大事なんだよって言うと、
09:03
スピーカー 1
ちょっとすごいかっこいいこと言ってるけど、ちょっとそこまでいけないよって思うけれど、
印象深かった点としては、長寿化についての部分があって、
私自身がその老いるってことについて、やっぱり漠然としたイメージしか持っていなかったんだけど、
昔の高齢者よりも今の高齢者の方が若いんだよってことを、こういうことだから、みたいなことを主張してくれているんですよね。
で、年を取ることで強化する知能もあるよってことが紹介されていて、
結晶性知能っていうのは、時間をかけて蓄積されていく情報や知識、知恵、戦略みたいなところはこちらの知能にあたりまして、
こういうのは年を取ることに研ぎ澄まされていくんだよっていうことを紹介してくれています。
で、この結晶性知能の反対は流動性知能で、私たちが今使っているような情報の処理とか記憶の保持とか、
演劇的推論を行う、こういうデータがあったから、こういうふうにこの辞書に活かせるだろう、みたいな。
結構今やっているようなことの能力は確かに衰えていくでしょう、みたいなことは書いてあるんだよね。
この本はすごく希望があるなと思ったのは、結構私たちの子供の頃に吸い込まれたおじいちゃん、おばあちゃんのイメージって結構あると思うんですけれど、
それよりも私たちはきっと若くて元気なおばあちゃんになるし、
で、今得意な能力は、今現時点で得意な能力は若い人にかなわなくなるけど、逆にそうじゃない能力が磨かれていくっていうことを考えたら、
別に年を取ることでそういう能力も取れるんだったら、なんだろう、若い人にどんどん追い越されていっちゃうっていうだけじゃなくて、
いや、年取ったらこういう能力増えるんだし、みたいな。私はこの本を読んで嬉しくて。
あとなんか、世代間ですごくレッテルバリをしているっていう話もこの本には出てきて、お互いにあれはこういう世代だから、この世代はこうだから、みたいなことをお互いに張り合ってるよね、みたいな話もあって。
でもなんかそういうお互いの誤った認識を超えていくようなさ、世代間の交流とかができる場所とかコミュニティがあったら、
そういうのに出かけていく、なんかこれからの老後とかとかも面白いじゃん、なんかそういうことができたら面白いじゃんって思ったのが、私のこの本の印象ですね。
はい、なんかごめん、ちょっとゆう子に面白さ伝わったかな。
スピーカー 2
伝わった、伝わった。いや、なんて言うんでしょう。老人になったら衰えるって言われているものって、
今認識されている能力だけど、まだなんか名前のついてない能力とか。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
これからきっとあるはずだし、その能力に名前をつけて可視化していけたら、ますます将来というか、老後が楽しくなるね。
12:07
スピーカー 1
そうなの。
スピーカー 2
今日は生き方とか、そういった壮大なテーマについて語るのが好きなゆう子林がテーマをお届けしました。
スピーカー 1
はい、ここまででトークテーマは終了ですが、きさくろではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどをぜひご投稿ください。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、そちらからご投函いただけると嬉しいです。
今後もきさクロスロードは毎週月曜日と木曜日、夜21時よりゆるゆる営業していきます。
本日はお越しいただきありがとうございました。またお待ちしております。
ばいばーい。
スピーカー 2
ご視聴ありがとうございました。
13:15

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