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カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、本好きな友達と出会いたい人たちが、
ふらっと集まる喫茶店をコンセプトに、本がなかったら友達にならなかったであろう
ナッシー・ユーコリン・ドライアンがゆるーく話してまいります。
お仕事の帰り道、家事をしながら、寝かしつけの後など、
ふと一息つきたいときに聞いてくださいね。
では、9月4日、第14回の配信です。
イェーイ!
というわけで、学生だったら新学期も始まる、この9月のタイミング。
9月のテーマは【人生の先輩】ということで、
今回は、人生の先輩にしたいくらいこの人の考え方が好きだったり、
尊敬している偉人の本の話をしたいと思います。
ちなみに私は小学生のときに、偉人の電気漫画を読むのにハマっていて、
エジソン、ノーベル、キュリー・フジンなど、
ちょっと科学者に偏ってたんだよね。
というわけで、2人には、いわゆる偉人との出会いって一体どんな感じだったのかなっていうのを、
まずそれぞれ聞いてみたいと思っているんだけど、
そういえば、ちょっと皆さんにお伝えし忘れてたわ。
今日もユーコリンがちょっとお子さんのお熱で来れなくなっちゃってて、
ユーコリンの部分はナッシーが代読させていただくので、
とりあえずソラヤンに話を振りたいと思います。
ユーコリンを感じながらみんな今日も代弁、気持ちを代弁していくから。
気持ちはね。
そう、偉人電気漫画さ、私もめっちゃハマってて。
本当?
うん。小学校の図書館とかにも置けるのかな?
1本置いてあったんだよね。
ね、そうそうそうそう。
漫画はダメだけど、偉人漫画とドラえもんの学習漫画だけは許されるみたいな、そういう感じ。
ね。あれが漫画との出会いだよね。
そう、私もだからすごいハマってて。
一番最初に読んだのは、親が買ってきた紫式部で、
エジソンとかノーベル・キュリー夫人も読んだし、
私が一番印象に残ってるのはナイチンゲールだったかな。
あー、ナイチンゲールも読んだ。
そう。
いやでもあそこの偉人との出会いが結構歴史への興味にもつながると、
私は思っているという感じもあるけど。
うん。
あ、ではちょっとゆうこりんの話も紹介したいと思います。
私は学級文庫にあったヘレン・ケラーの電気が衝撃的だった。
うんうん、ヘレン・ケラーもすごいよね。
子供の頃、何らかの体の機能が失われるかもしれない可能性に、
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とてつもなく恐怖感を持っていたことがあったんだけど、
ヘレン・ケラーの電気を読んだおかげで、勇気をもらったなぁと思う。
え、ちょっとゆうこりんにこんな話聞きたかったな。
あったね、確かにヘレン・ケラーの。
そうね、あとこう、サリバン先生とのね。
水。
いやちょっと待って、ちょっと水だけで。
あ、伝わらないかな。
まあ水じゃなくてウォーターだったんだけどね。
ウォーター、ウォーター、ウォーターだけどね。
でも確かになんか、ヘレン・ケラーの話とか、ちょっとこう、
ドラマチックだよね。
ドラマチックだって言っちゃいけないのかもしれないけど、
なんかすごい衝撃だったのはあるなぁ。
いやーそう、偉人の話をね、今日持ってきたのは、
この人生の先輩というテーマで、
いわゆる偉人の本を紹介するのでいいのだろうかみたいな。
もうちょっとひねった方がいいんじゃないかとか、
いうことを考えたりもして、
数ある偉人の伝記や小説の中で、
この人のこの本をお勧めしたいっていう本を紹介するよねって、
3人で口裏を合わせていたんだけれど、
皆さんが知ってる偉人とかっていう話ではなくて、
私は今この人の、
私はすごくこの人偉人だと思っているっていうリスペクトで、
今日は語りたいなと思ってるっていうことをまず前段に置いた上で、
私が今日紹介する本を発表したいと思います。
今日紹介するのは、
児童精神科医の佐々木正美先生、
子供への眼差しという本です。
いやーなんかちょっとね、
この本をね、いつ木桜ラジオに持ってこようかと私はずっと悩んでいたんだけれど、
あ、そうだったんだ。
そう。
この本の話がしたくて、でもできなくて、
この本の話ができる場所があればいいなーって思って入ったのが、
3人が出会ったミライズであったり、
このラジオもそんな、
なんかこの本について感銘を受けたから、
そういう話ができたいみたいなところっていう話ができる場所が、
このラジオを続けている理由でも私はあるので、
だから紹介したかったんだよねっていうところをまずお伝えしたかったというのと、
この本についての詳しい内容というほどのことはないんですけれど、
タイトルにあるように、
子供への眼差しが私たちの親の姿勢のすべてであるよ、
みたいなことを書いてある本だなと思っていて、
本としては分厚いので、
手に取られた方はきっと最初はひるむと思うんですけれど、
語りかけるような文体がすごく読みやすくて、
本当にわかりやすいし、
どんな気持ちで親になったらいいんだろうっていう問いに答えてもらったような気がしてて、
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子育ての道しるべみたいな感じになっている本です。
育児本はたくさんあるけれど、
どういう気持ちで子供と接すればいいのかなとかって答えてくれている本はすごく少ない気がしていて、
すごくそれについて教えてくれる佐々木先生に、
もしご存命ならお会いしたかったと思うほど私は尊敬しているよっていう気持ちも、
ここで届けばいいなと思って喋っています。
この本なしはすごい大事にしている本なんだなっていうのは結構前から話を聞いてて、
私も読んだ時はまだ娘が1ヶ月とか2ヶ月とかだったから、
この本は親が自分を大事にするってことも大事なんだよっていう話から始まって、
泣くことは子供ができる唯一の努力。
唯一の主張。
うわーって泣いてるの。
どうしようどうしようってなるんじゃなくて、
この子は一生懸命に生きようとしていて何かを主張しようとしてるんだっていう風に、
捉えてあげてみるのはどうですかみたいな感じのね、語りかけとか。
その時めかしつけに苦労してたからハッとさせられて、
育児が進むごとに新しい発見がある本だなって、
またちょっと大きくなったら読もうかなーみたいに思えたりするよね。
そうねー。
いやもう本当に、今うちの娘はちなみにトイトレ中なんだけどさ、
トイトレのショーもあってさ、待つのが大事ですよみたいな。
そうか待つのが大事って言ってたなーみたいなことをさ、
待つのが大事だからと思ってこう、
まだおしっこ出ない?出ない。
ウンチ出ない?出ない。
さすが待つ、今佐々木先生と私は対話してるっていう気持ちで、
待ってるっていうのもあるから、バイブルにしてほしいと思ってます。
この本みんなで読んだ時に、佐々木タイムっていう言葉流行ったよね。
本に書いてあることはすごい素晴らしいことだし、
なんかすごい責められるとか、プレッシャーを感じるっていうことはないんだけど、
でもやっぱり人間、本のことを100%対応できるかって言ってやっぱり難しい。
それこそ待つっていつまで待つんだみたいな。
ナシも保育園の向かいから家までで、娘の自由な散策を待っていたら、
日が暮れてしまったみたいな。
いや、待ったと思うよ自分も。
でもそれ、毎日やったらもう大変なことになっちゃうから、
でも佐々木タイムっていう、今佐々木タイムを過ごしているみたいなことを感じて、
佐々木タイムを大事にしようみたいな。
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週に1回とか1日に1回佐々木タイムしてるみたいな感じで大事にしていこうみたいな。
そうね。
という話もちょっと盛り上がったところで、
次はゆうこりんの話も行こうと思います。
私の大好きなポッドキャスト、コテンラジオの深井龍之介さんの歴史志向を紹介したいと思います。
イエス・キリスト、マハトマ・ガンディ、冒頭で話したヘレン・ケラーなどなど、
いろんな偉人のエピソードも載っていて、面白く読めます。
大抵の偉人を紹介する本は、その人の功績にスポットを当てて、
そちらの面を大々的に紹介しているんだけど、
この本はいろんな側面から多面的に紹介されていて、とても面白いです。
例えば、非暴力復旧でインドの独立を成し遂げたマハトマ・ガンディは子育てに失敗していたエピソードとか、
ある人をクローズアップしてみたり、長期的スパンの歴史で俯瞰してみたりと、
時間も空間も縦横無尽にいろんな方向からの視点を与えてくれます。
自分自身に偏見って必ず存在するものだと思っているけど、
それでも視点を豊富に持つことで、少し解きほぐすことができるような気がします。
ゆうこりん結構、デイティっぽいけどちょっと違う電気みたいなの紹介してくれたなと思って。
そうだね。この本私も読んだことある。
そうなの?
なんかそもそもこのコテンラジオ、歴史を学んで、それをちょっと離れた視点から見て、
自分の生活とかビジネスとかに生かすっていうような考え方をしてみませんかっていうコンセプトで、
そのラジオ撮られているそうなんだけど、
ラジオのコンセプトを本でまとめたっていう感じだから、
単に歴史面白い、歴史が面白いとか、歴史について学ぶってこともとても大事なんだけど、
なんかね、また一つこう、自分だったらとか、今の時代だったらみたいに、
別のことを考える余白をうまい感じに与えてくれる語りであり、書き方でありっていう感じなんだよね。
自分に投影する余地があるんだね結構。
しかもこれ、いわゆる偉人がガーって入ってるから、
これを読んで、この人の電気とかすごいちょっと面白かったなとか、この人の時代ちょっと面白かったなってなったら、
次にその偉人のもっと詳しい本に入ったりとか、その時代のもっと詳しい本に入ると、
さらに学びが深まるから、歴史をちょっと学んでみたいけど、
ちょっと小難しいし、横文字覚えられないし、
名前が似てるから判別がつかないとかっていう、私みたいな人が歴史にちょっと足を踏み入れたいって時におすすめかもしれない。
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なるほどねー。いやー絶対ゆうこりんこれめっちゃ語りたかっただろうなーとか思ってるけどね。
だから歴史志向の回もしたらいいと思うし、
つこどまえのまなざしも10回ぐらい撮ったらいいと思うよ。
ほんと?じゃあそういう回も作りたいかなーと思ってます。
ここでゆうこりんがすごいちゃんとした電気の系の本を紹介してくれたところで、最後にそらやんが紹介するのは?
私はですね、ひろうかあさこさんっていう大同生命の創業者であり、日本女子大学の創設者である方の生涯を描いた土砂堀川という本を紹介したいと思っています。
これNHKの朝ドラの朝が来た春ちゃんが主人公をやって、あの玉城ひろしが超ダメっぽい旦那さんをやった朝ドラの朝ちゃんのモデルになった方なんで、
いずれ知られてるレベルだと朝ドラにはなってるからまあ知られてるっちゃ知られているかもしれないけど知らない人は知らないかもしれないみたいな。
ひろうかあさこさんはもともと松下の生まれて、ちょうど幕末から明治にかけてっていうめちゃめちゃ日本がゴロッと動いた時代に生きてる人だったんだけど、
商売についてとても興味関心が高くて、大阪の豪州の梶居マヤに届いてお嫁さんになるんだけど、
授業自体に結構率先して関わったりとか、お生涯の勉強をするんだみたいな感じでやっていた方で、
その彼女の情熱とか行動力っていうのは留まるところを知らずに梶居マヤが幕府が倒れて明治に転換するっていう時にやっぱ窮地に陥るんだけど、
単身九州に渡って単行授業をやるって言って単行を開いたりとか、あとは梶居マヤってもともと両替屋さんだったんだけど、銀行事業を新たに立ち上げて、
銀行事業だけじゃなくて次は生命保険事業だみたいな感じで、いわゆる今の新規事業企画部みたいなところのエースとして立ち上げに奔走して、
その中で女性の教育ってめっちゃ必要じゃんみたいな、彼女自体もすごい勉強熱心だったっていうのもあるんだけど、
その周りで女には学いらないよみたいなことを言う人誰もいなかったから伸び伸び生きれたっていうことにすごい彼女自身が感謝してるから、
女性の教育って大事やって思って日本女子大学を設立するのに明日こそ奔走してみたいな感じで、
しかもその間に血核になったり乳がんになったりトボリマにあったり、そう生命の危機が何度もあるし、
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本当にその結婚してすぐかじまやが窮地の時に血核になってるから本当に大丈夫なのかみたいな、
小説の中では気力で治していくんだけど、
気力でね。
病院には行ってほしいし健康診断には行きましょうっていうふうには思うんだけど、
そこで生命の危機もなんとか乗り越え、もう私諦めないっていう気持ちで乗り越えて、
もちろん子育てもガッツリしていて、何人いたんだろうっていうハイパーな女性なんだよね。
すごいね。仕事も。今子育ての情報も入ってきて、え?みたいな。あれ?みたいな。
そうなんだよ。しっかり子供を育てていて。
行動力とか情熱に触発されるっていうのはもちろんそうなんだけど、
私がすごく好きなのは朝子さんの、自分のことだけを考えてると人生の道は開かれない。
世のため人のためっていうふうに視野を広げて動いた時に初めて、
自分のやりたいこととか自分の人生の道っていうものが開かれていくし、
生きてるのが面白くなっていくっていう考え方を伝えていくシーンがあって、
私はそこがすごく好きで、朝子さんの活動自体ってとても社会貢献性の高いものなんだけど、
彼女本人はもちろん世の中良くしたいっていう気持ちも大前提にあるんだけど、
なんかそれが義務感っていうよりは、だってそうした方が楽しいじゃんみたいなマインドでずっとやってるから、
周りの人もね、結構楽しそうに巻き込まれていくし、本人のモチベーションもずっと高いから、
なんかやらされてるっていう感覚がね、ゼロなんだと思っていて、
自分のことだけ考えてると行き詰まるけど、目を広げてみると自分の道が開くっていうのは、
ハッとした気持ちになったっていうか、その言葉に出会ってから、
私もなんか今まで以上に、社会課題とかにちゃんと目が向くようになったなっていうふうに感じています。
いやでもなんか今ちょっとその話を、特に最後のところを聞いてて、
ちょっとソラヤンっぽいなって思ったよ。
それはやっぱ広岡朝子イズムだよ。
そう、この本を書いた作者の方は、その広岡朝子さんのご親族に結構あって、
聞いて、こんなすごい人がその劇場のあの時代にいたんだっていうのを知らせなきゃっていう思いで書いたっていう。
でもそれが今や朝ドラにもなって。
だから世の中にはまだまだいっぱいいるんだと思う。
そういう知られていないけどすごい人っていうのが。
私は佐々木先生もすごい人だと思ってるもん。
ね。
でもやっぱそれを伝播したい人がいるっていうのも大事なんだろうね。
この人本当にすごかったんだよっていうなんだろう。
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だから佐々木先生にとってもナッシーは偉大な存在なんだよ多分。
佐々木イズムをこう伝播していく。
そう、佐々木タイムちょっと皆さんと共有したいと思っておりますんで。
やっぱでも面白いのはやっぱりこう、3人がじゃあ偉人の本を紹介してって言っても、
なんか持ってくる偉人の本がさ、なんか偉人の漢字とかさ、まとまりがないって言っちゃうとネガティブだけどさ。
こういろんな本が持ってこられる漢字とかがやっぱり私は好きなんですよね。
と思っているそんな人生の先輩、あなたの人生の先輩はどんな人ですか。
またお便りにも教えてくださいね。
というわけでここでキサクロからお知らせです。
キサクロではお便りをいつでもお待ちしております。
あなたが最近気になっている本、メンバーへの質問、悩み、心の叫び、何でもお待ちしています。
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そちらからぜひご投函いただけると嬉しいです。
さて名残惜しいですが、閉店のお時間です。
今後もキッサクロスロードは本が好きなあなたがほっこりした時間を過ごせるよう、
毎週月曜日と木曜日夜9時よりゆるゆる営業していきます。
それでは本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。バイバイ。