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2024-01-22 14:30

【トーク】#31 冬を感じられる本「風が強く吹いている」「14匹のさむいふゆ」

冬を感じられる本について、なっしーとそらやんで語りました/今日紹介した本「風が強く吹いている」(三浦しをん)「14匹のさむいふゆ」(いわむらかずお)

00:02
スピーカー 1
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音程配信は、音好きな人たちがフラッと集まる喫茶店をコンセプトに、
全員3人組がゆるーっと話してまいります。
ずっと一息つきたいときに聞いてくださいね。
1月22日、第31回の配信でーす。
1月、1月どうですか?エンジョイできてますか?なし?
スピーカー 2
エンジョイしてる、してる。
スピーカー 1
エンジョイしてる?よかったよかった。
はい、さくろ、1月はトークはそんなに回数がないんですけども、
今月のテーマはズバリ、冬です。
ということで、今日は冬といえばこの本という1冊をそれぞれ持ってきたので、
それぞれ紹介し合ってたらいいなーっていうふうに思っています。
ということで早速ですが、なし、冬といえばこの本お願いできますか?
スピーカー 2
はーい。いやー冬ですね。寒いですね。
スピーカー 1
寒い。
スピーカー 2
そう、寒い。冬の本って思いつかないなーってこのテーマに決まってから思ってしまい、
なかなか今回の1冊を出すのには苦戦していたなしです。
実は私って本を読んだ時、どの部分がその時の自分に共感したかとか、
この登場人物こんなとこが好きだなーとかっていうのは結構覚えてる方なんですが、
それが夏のシーンだったか冬のシーンだったかっていうところで、
記憶していないということをこのテーマで気づき、
スピーカー 1
あー、それさ、人によるよね。逆にさ、風景が残ってる人とか。
スピーカー 2
あー、そういうことね。
そう、私風景が残ってなくて、やべー冬のシーンの本どれだってめっちゃ探して、
でもこの本はきっと冬のシーンだろうと思い出して、読み直して、今回紹介したいと思います。
というわけで、私が今日紹介するのは、風が強く吹いている三浦詩音さんの本です。
これ結構有名だったと思うので、読んでる人多いんじゃないかなって思うんですが、
この本の始まりは、問題を起こして高校で陸上部の退部を余儀なくされた、
元トップランナーの蔵原賭と、大学4年生で箱根を走るメンバーを集めていた清瀬輝司が出会い、
同じアパートに住んでいる住民を巻き込んで、10人で箱根を走ろうと練習に焼け暮れる1年を描いた青春スポーツ小説です。
この本ではね、春に2人が出会い、夏に合宿をし、秋に予選会に出て、そして1月2日と3日の箱根記念を走る。
03:02
スピーカー 2
つまり後半は、この箱根を走るメンバー10人の熱い助り礼と、箱根記念のレースの当日の様子がすごく楽しめるという、
本当に読んで楽しんでいただける本だなと思っています。
私がこの本を好きだなって思っているのは、
まず走るってさ、ほとんど全ての人が経験のある行動でさ、文章でそれを人に思い起こさせて辛くて、
でも寒い冬の中走っているとちょっと快感になる感じ。
寒い息を吸って、暑い体がちょっと、
スピーカー 1
温かくなってきて。
スピーカー 2
温かい息と冷たい吐息の交換が起こってみたいな、
このマラソンの息苦しさと気持ちよさを、結構さ、文章で表現するのってすごいなって思って、
書いているのを読んでいるのに、私は今あのマラソンの空気を吸っているっていう気持ちになれるのが、
すごい好きなんだよっていうところと、
今回の物語の中で焦点が当たる、10人の住人っていう、すごい言いづらいね。
10人の住人がいて、その奏者の中でキングっていう登場人物がいるんだけど、
私は結構このキングが好きだなって思っていて、
え、キングってどういう人だったっけって思う人も実はいると思ってるけど、
私はあえてそこでも、それでも彼が好きだと言いたいっていう気持ちなんですけれど、
なんか私はすごい彼は、なんだろうな、誰の心にもいるような、ちょっと緊張しいで、
人と関わるのにちょっとだけ臆病みたいな人なんだけれど、
多分この10人の箱根駅で寝誘ってもらって、
誰よりもそのことを喜んでいたんじゃないかなって、勝手に想像して、
でもそんな描写全然なくて、
でも最後の走ってるところで、
実はキングの心の内でこうだったみたいなところが出てきたときに、
お前そんなこと思ってたのかって思って、
過酷なレースの状況と相まって本当に、
キングお前はそんなこと思ってたのかっていう気持ちになって読み進められるから、
もし彼がどんな奴だったのかも忘れてしまった人は是非、
もう一回読んでみてくださいっていう感じで、
すごいごめん、キングめっちゃ好きみたいに出しちゃったけど、
他のメンバーは憧れるところとかきっとあると思ってるから、
あえて私はキングを推したいということで、
雑点気味にね、ちょっと言ってみましたけれど、
私箱根プデンが結構好きなんだよねっていう、
06:03
スピーカー 2
すごい好きだから、好きな分この本があって、
箱根駅伝の何だろうな、
暑いところとか、それでもつらいそうな楽しそうなところとかを書いてくれてるこの本は、
やっぱり私にとっての冬の本かなと思って、
今日は紹介してみました。
ちょっと熱入れちゃったぜ。
スピーカー 1
箱根駅伝のある日本という国に生まれてよかったなって、
お正月に毎年思う私も。
スピーカー 2
そうなの?よかった。
スピーカー 1
うん。
私今、なっしーの話、この本の感想を聞いてて、
私が正月放送テレビ見てる時を考えた時に、
あの画角が変わらなくてずっと走ってるからこそ、
いろいろ多分想像するんだろうね。
選手の学生生活とか、
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
結構みんないろいろ教えてくれるじゃん。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
解説も実況もさ、
学校ではどういう子でみたいな、
ご両親はこんな感じでみたいな、
めちゃくちゃ個人情報だだ漏れのさ、
中継じゃん。
その中で多分さ、展開がないからこそ、
その思いに焦っちゃうんだよね。
だって例えばさ、だんだん詰められてる時とか絶対にさ、
焦ってるじゃん。
その気持ちとかやっぱ想像して、
頑張れーって気持ちになるし、
辛そうな顔してると、
いやでもすごい辛いんだけど、
でも次に渡す人のこととか、
ここで自分が挫けたら、
ここまで繋いできたものが崩れちゃうとか、
なんかすごいいろんなことを勝手にさ、
考えて、なんか憑依して、
この人の気持ちみたいに、
多分なって、
わーってなるんでしょうね。
っていうのを。
それを多分感じられる本なんだろうね。
スピーカー 2
うん、そうそうそうそう。
でもそう、まさにその通りだよね。
なんかその、
レースの時のさ、心境とかをさ、
文で語ってくれるからさ、
その部分で。
なんか本当に20キロも走ってたらさ、
1時間も時間あるからさ、
いろいろ考えちゃうだろうし、
でも考える、
考えてるけど、
無になっているというかさ、
スピーカー 1
そうね、そう。
スピーカー 2
選手としてはそういう心境で、
でもなんか周りの人としてはもう本当に
いろんなことを考えちゃうよね。
それをそばで見てる人とかもさ、
実際にそういうキャラクターもいるし、
やっぱそれにやっぱり感動するのかね、
走っている姿を見て。
でも確かに、
それをテレビで見てるなんで好きなのかなって思ったけど、
そういう想像は確かにしてるなって思ったよ。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
ちょっと箱根駅伝感すごい出したところで、
やっぱそらやんの方に行こう、そろそろ。
スピーカー 1
分かりました、分かりました、はい。
09:02
スピーカー 1
私はね、
岩村和夫さんの
14匹シリーズから、
14匹の寒い冬を、
今日はね、
持ってきたいなと思っていて、
これはナッシーも、
ナッシーのおうちのお嬢さんも大好きっていうことも聞いていて、
私もめっちゃ大好きで、
お父さん、お母さん、
おじいさん、おばあさん、
そして兄弟10匹、
みんなで14匹のネズミの家族の、
四季折々の生活を追った、
絵本シリーズのうち、
冬をテーマにした作品なんですね。
冬をテーマにした作品確かもうちょっとあって、
餅つきかな?
14匹の餅つきもあるんだけど、
私はね、寒い冬を今日は、
持ってきたいなって思っておりまして、
この14匹シリーズ、
知らない方にもう厚く、
厚く説明していきたいと思うんですけど、
ネズミの一家が、
この14匹のネズミの一家が、
まず、
大きな木を家にして暮らしていて、
最初は、
14匹の引っ越しっていうタイトルから始まるんですけど、
14匹の引っ越しで、
その大きな木を家にしていくっていう模様がね、
描かれてるんだよね。
木のさ、大きな木の秘密基地、
秘密基地ですよ、もう。
竹とかでさ、
2階、3階とか作ってさ、
スピーカー 2
そうなんだよね、ちゃんと手作りの。
スピーカー 1
そう、完全DIY。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
設計能力やばい。
お父さんは一級建築士なのかみたいな。
ね、すごいよね。
そう、でも木の秘密基地って、
もうそれだけで上がるよね。
そんな家で暮らしてる人いないけど、
ネズミたんたちがいるんだけど、
作者の井上和夫さんは、
このテレビを通じて、
自然を感じてほしいってことを、
もう本当にすごく大切にされてて、
この絵本って、
川の水の澄み切った描写とか、
虫の目のリアルなちょっと怖い感じとか、
草木の肌にチクチクする感じとか、
自然の描写が本当に素晴らしくて、
素晴らしいんですよ。
スピーカー 2
とんぼの絵とかすごいよね。
スピーカー 1
すごいよね。
この14匹の寒い冬は、
自然の描写もすごいんだけど、
温かさみたいな描写が本当に素晴らしくて、
寒い冬っていうタイトルだから、
この木のお家の中で、
みんなでぼんがり帽子ゲームっていう、
すごろくゲームみたいな。
みんなでしたり、
おまんじゅうを作って食べたりするシーンもあるんだけど、
おまんじゅうのふかふかしたさまとか、
蒸気とか、
薪ストーブで暖をとっているんだけど、
火が燃えている感じとかが、
見てるだけでホッパしてくる。
見てるだけであったかくなるみたいな感じがしていて、
12:02
スピーカー 1
冬を感じられる本っていうので、
いろいろ考えた中で、
やっぱりこの寒い、
だがしかし暖かい、
実感できるのは、
それもまた冬の醍醐味かなって思っていて、
それを一番感じられるのは、
やっぱこの本かなって思って。
スピーカー 2
いいよね。
14匹シリーズってさ、
ちゃんとさ、冒険もするけどさ、
絶対最後お家に帰ってくる感じじゃん。
この14匹の木のお家から出ていって、
戻ってくるみたいな、
描写がだいたい来るなーって思ってて、
やっぱこの家が、
ベースなんだなーみたいなところがあるよね。
スピーカー 1
外でね、川の水で洗濯をして、
ちょっと遊んで、
お家に帰ってくると、
おばあちゃんとお母さんが、
ご飯の準備をしてて、
それをみんなで手伝って、
ご飯を食べてみたいなね、
なんかあれなんだよね。
スピーカー 2
寒い冬とかもね、
寒いところで遊んでも、
お家に帰ってくるとか、
お家の中でさ、
あったかく楽しめるとか、
やっぱお家がベースなんだよなーって思って。
スピーカー 1
確かに。ここも素敵だね。
季節を感じる時間って、
いいですよね。
私、本当に寒くて起きるのつらくて、
勉強もないなって思ってるんですけど、
それでもやっぱ是非ね、
いろいろな形で冬を楽しみたいし、
聞いている方も、
冬を楽しんでほしいなと思うし、
ご紹介した方が、
何か冬を楽しむヒントになっていると、
いいなと思います。
ここまでで、
トークテーマは終了ですが、
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またお待ちしております。
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