153回ひとりごと配信でも紹介した獣の奏者/全4巻のうち、前半2巻分をひとりごと/今日は後半2巻分を紹介するよ!/エリンは意思とは関係なく国を左右するほどの力を持ってしまった主人公/3巻目で男の子の母になります/ワーママ・エリンが自分の信念と息子の未来のために災いを明らかにする/主人公が信念だけで動いてたらこんなに共感できなかったかもしれない/後半2巻分はまさにワーママに刺さる内容でした!/結末が気になる方はぜひ読んでみてね
▼今日紹介した本『獣の奏者』(上橋菜穂子)
▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね
感想
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サマリー
上橋菜穂子の長編ファンタジー小説『獣の奏者』後半2巻について、エリンが母となってからの物語を中心に語る。王獣とトーダをめぐる国の軍事的緊張の中で、エリンは王獣軍を作るよう求められるが、獣を武力として扱うことにも、両者を戦わせると災いが起こるという伝承にも反発する。彼女は災いの正体を明らかにし、息子に人質としての人生ではなく「まっさらな未来」を残すため、自ら責任を負って王獣軍を作る決断をする。母の死を予感した息子との衝突や、夫がエリンの意図を説明する場面から、信念を貫くことと家族のそばにいることの難しさが描かれる。出演者は、エリンの行動が責任感だけでなく下の世代の未来を思う気持ちに支えられている点に共感し、働く母親や中年世代に強く響く作品だと話す。さらに、正体のわからない「災い」を恐れて思考停止するのではなく、記録し、明らかにして別の道を考えるという物語の希望にも触れる。
『獣の奏者』の世界観とエリンの力
カランコローン!いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信【喫茶クロ】。 9月28日、第161回の配信です。
本日は、なっしーそらやんの2名でお送りします。 お願いします。
お願いします。私が153回に独り言回したの覚えてる?
覚えてるよ。めっちゃ覚えてる。 ありがとう、ありがとう。 でもリスナーの皆さん忘れてるかもしれないから、一応言うと、私153回独り言回して、
その時に紹介したのが、上橋菜穂子さんの【獣の奏者】っていう名前の長編ファンタジーだったんだよね。
これ、なんかさ、全4巻でしかもかなり分厚いやつだから、独り言回でめっちゃめっちゃいっぱい喋れるけど、
しかも世界観も結構複雑でちょっと入り組んでるから、 やっぱりなんか尺が長すぎるなって思って、結局その全4巻分の前半2巻分しかちょっと紹介しなかったんだけどさ。
だけど、ちなみにソラヤンこれ聞いてどう思ったか教えてくれない? 面白かったよ。
なんかこれダメ? いやいや、まず大前提として、ナッシーは上橋先生が大好きなんだよね。 あ、それは、はい、大前提としてございます。
めちゃくちゃ好きなんだよね。 めちゃくちゃ好きだよ。 【精霊の森人】シリーズで大ハマりしてから、
やっぱりね、上橋菜穂子さんのファンタジーはもっと読みたいってなって今年もチャレンジしてるっていう感じです。
で、独り言回で前半の2巻分だけ紹介した。 だから後半の2巻分も紹介したい。
うん。 ちなみに私はまだこの本は読めてないんだけど、ナッシーの独り言回を聞いてすごく興味は湧いていて、
よかった。 すごいざっくり言うと、非常に純粋な気持ちで、生き物を愛してやまない主人公が。
すごい純粋な気持ちで、生き物と仲良くした結果、なんか世界をひっくり返す力を持ってしまったみたいな。
なるほど、確かに。
いやいやいや、みたいな、本人の意図しない形で、私は日々平和にただ過ごしたかっただけなのにっていう主人公が、
それこそすごい世界の同性に巻き込まれ、でも本人の中ではその生き物に対する熱い思いみたいなのがあって、
それをどう貫くかみたいなところは、なかなか他のファンタジーには、だってさ、俺は世界を救うぞみたいな。
そうそうそうそう。 そういう感じじゃないんだよね。
そういう感じじゃないからね。
いわゆる勇者みたいな感じじゃないからね。
うん、わかる。
いやでも、まさにそう、そらやんが言ってくれたところがさ、結構物語の主軸にはなってるというか、
主人公、エリンっていう女の子なんだけど、女の子というか、後半では女性になっていくんですけれど、
この女性が、やっぱりその、私はいつ、あの道を曲がって、この方に進んできてしまったんだろうみたいな回想を何回もするんだよね、物語の中で。
ここで曲がらなかったら、私はこの状況にはいなかったんじゃないかなみたいな。
っていうのを、なんかすごい何回もぐるぐる考えて考えて、でもそれでも進んでいく主人公みたいなのも、なんかすごい、その姿にもやっぱり感動するし、
ね、ほんとだよね、その、自分が予期しない形で、ね、世界の中心に連れてこられるじゃないけどさ。
そういうところをどう乗り越えていくかみたいなところはすごく、私が好きだし、いいなと思ったところでもあるなと思って、
ちょっとそらやんがそこをいいなと思ってくれて嬉しいなと思っています。
はい。
ね、みんな、ひとりごと回聞いてください。ぜひ。153回ね。
聞いてください。で、まぁちょっと聞くのもちょっと奥だなって人のために、ざっとだけこの物語の世界観についてちょっと紹介しておこうと思うんだけど、
今日紹介する、けもののそうじゃっていうシリーズ。
動物と人間の関係性は基本的に今の私たちの世界と同じような世界です。
ただ、まぁその物語の中で、すごくこの物語をファンタジーっていうふうに私が表現するのは、
私たちの世界にはいないけもの、まぁけものというか、まぁそのすごい力を持った動物みたいなのがこの物語には登場してて、
それが戦う蛇と書いてトーダって呼ぶ生き物と、王様の獣って書いてオオジュっていう生き物。
トーダとオオジュっていう私たちの世界には存在しない、かつ圧倒的な力を持つ獣が描かれているから、まぁこの物語はファンタジーだよねっていうふうに紹介しています。
で、このトーダですね、戦う蛇の方ですね、戦う蛇はもうこの世界、特に主人公エリンっていう女の子なんですけど、この主人公エリンのいる王国にとってすごく大切な武力、戦う力です。
で、どういう生き物かっていうと、もう鋭い爪が生えた前足と後ろ足がある蛇。ちょっと竜みたいな感じなのかなっていうイメージだと思うんだけど。
うーん、そうだね。
なんか基本的には水中で生活してるんだけど、まぁ陸上に動くこともできて、まぁだから人がそのトーダに乗って戦い出るみたいなことが起こります。
一方で王獣は、これもまたすごくて、なんか狼のような顔を持って鋭い爪がある大きな足で、しかも大きい巨大な翼を持つ生き物。ちょっとね、イメージがね、イメージがちょっとつくあれなんだけど。
だからこのさっき紹介したトーダの唯一の天敵が、今紹介した王獣になります。
なるほど、効果は抜群なんだ。
そう、効果は抜群。
王獣の攻撃はトーダにとって効果は抜群。ポケモンね、これ。ポケモンの話してるの、私。効果は抜群。
そう、もうね、だからもう本当にトーダを倒せるのは王獣だけ。
で、まぁそんな2つの特殊な獣がいる世界が、主人公エリンのいる王国で、しかも主人公エリンはその前半2巻分で、その王国の中で唯一の王獣の使い手になってしまうっていうのが前半の部分なんだよね。
王獣は基本は人の言うことは聞かない。
そう、王獣は人の言うことは聞かない。
だったのに、そのエリンの言うことは聞く。
そう、エリンの言うことだけ聞くようになっちゃった。
エリンの言うことだけ聞くようになってしまったってことは、その王獣の上にエリンが立ってしまったと、その構図として。
そうね、構図としてそうだね。
だからエリンはそのトーダっていう足の生えた蛇たちを一掃できちゃう。
そう、そうなんですよ。その王国にとって重要な戦力であるトーダを一掃できてしまうんですよね、エリンは。
なんてことでしょう。
だから、そうだよね、現代の国で言うと、それこそ核兵器とかミサイルとかを、核兵器とかミサイルとかが王獣トーダみたいなものとして考えればいいね。
ちょっとわかるかな?
エリンの王国にしかトーダを操るっていうのは、エリンの王国の秘儀というか、秘伝の技みたいな感じで、
エリンの国しかトーダを操れないから、エリンの国は結構他の国に攻めてこられても戦えるみたいな構図になってるっていうところはあって、
そういう唯一の武力だったはずなのに、そのトーダよりも強いものを、さらにエリンは王獣を操ることで。
みんなトーダをどうやったら倒せるんだろうっていうふうに、ずっと周りの国の人たちは考えてる中で、
そのトーダを倒すことができる、今まで人の言うことを聞かなかった獣を操れる女の子がどうやらいるらしいみたいなことだね。
そういうことになってしまったね。
ここ結構難しいところなんですけど、その構図を今頭に入れていただいて。
それでしかもあれだよね、そのエリン自身はさ、王獣を操ってやろうっていう気持ちは未尽もなかったんだよね。
そうそう、そこそうだね。それも言っておかなきゃいけないね。
仲良くしたかったんだよね。
そう、エリンは単純に王獣を助けたかったし、助けるためには言葉というか、意思疎通ができなきゃいけないから、
なんとかしてコミュニケーションをしようと思った結果、王獣と意思疎通ができるようになってしまったっていうのがエリンの状態で。
純粋な気持ちだったんだよね。
そうね。
世界をどうこうしてやろうという気持ちは全くなかったのに、世界をどうこうできるようになってしまった。
そうなんだよね。
あの人助けてって言ったら助けてくれるようになっちゃったし、みたいなことがあったから、あれみたいな。
じゃあ、このトーダがもし攻めてくるってなった。
例えば、前半2巻では王国内でトーダを操る軍団と王獣派の人たちが対立して、戦になりかけてみたいな状態になった時の唯一の武力だよね。
王獣派の人たちにとっては、ヨジェっていう王様の方なんだけど、王様の方にとっては絶対にトーダを任せてくれる最高の武力がエリンになってしまって、みたいなことになったんだよね。
大変だ。
大変です。
エリンは本当に獣のことが好きで獣を助けたいとか、獣医みたいな位置づけというか、そういう学校を出て、基本的には獣のことは好きだし、そのままに生かしてあげたいって思っている主人公で、
でも、そういうことをしているうちに、唯一人になれないはずの王獣と心を通わすことができるようになったっていうところが重要なポイントですね。
はい。
母になったエリンと王獣軍の要請
おさらいが大体できたかな?
はい。
今日紹介するのはその物語の3,4巻の後半部分の方なんだけど、私ね、この後半部分で一番感動したというか、多分ちょっと自分にも重ねたところはあると思うんだけど、
エリンはその後半部分で母になるんだけど、母としてっていう部分もありつつ、やっぱり自分の信念はこうでっていうところをちゃんと持っているっていうところと、
あとそれを自分の子にどう見せたいかみたいなところをすごく考えて、その行動をしていくっていうところにすごく一番感動して、はい、今日はその部分を話していきたいと思います。
めっちゃ年取るんだね。
あ、そうね。
最初は女の子だったわけじゃん。
そう、最初。
すごい時は流れ。
すごい時は流れます。
急に、お!みたいな。
前半2巻で、それ前半2巻でも20歳過ぎぐらいまでにはなるのかな?その獣の学校の先生にはまではなってて、っていうところまでで前半2巻を終わって、後半の3巻目になった時にエリンは8歳の少年を育てているお母さんになってるっていうところから始まる。
めっちゃ時は流れ。
はい、めっちゃ時は流れます。
あれ、エリンお母さんになってるみたいなところから3巻始まる。
なるほど、うん。
ファイナルファンタジー16みたいな。
ファイナルファンタジーよく知らないけどそんな感じなんだ。
うん、聞き流してくれ。
じゃあ3巻の方から始めていくと、3巻以降でもエリンは自分のいる王国にとっては王獣を使える唯一の存在っていうのは変わんないんだよね。
ずっとそうなんだ。もうその20歳過ぎてから。
だからもう別にエリン以外にそういう意思疎通ができる人は現れるわけじゃなくて、ということでエリンだけが王獣とそういうコミュニケーションが取れる存在ではあるんだけど、
さっきポイントで言ったそのトーダの方をどうやら他国、だから他の国だよね、周りの国が操る術を持ってしまったかもしれないみたいな。
そういうエリンの国の秘伝の技だったはずなのに、その情報が他国に漏れて、もしかしたら他国でトーダ軍ができてるかもしれないみたいなことがわかってくるんだよね。
今まで核兵器を作れなかった国が作れるようになったんじゃないかっていう。
そうです。
それはちょっと緊張感があるよね。
そう、ちょっとジリジリするよね。たぶんお互いにこっちもトーダ持ってるし、向こうもトーダ持っててみたいなことだったから、あれ?下手すれば戦ったらただじゃ済まないんじゃないかなみたいな緊張感はすごいよね。
そうだね。
しかもエリンの存在もバレてしまうと、エリンってさ、そのトーダをやっつけられる唯一の存在じゃん。
そうだね。スーパー核兵器があるっていう。
核兵器のさらに上が、あの国にはどうやらあるらしいぞみたいな。
スーパー核兵器がね。
てことで、自分の国にとってもとっておきの奥の手じゃん。向こうが攻めてきたとしても、うちには王女がいるからなんとかなるぜみたいな状況なのに、それがエリンがいなくなられたら困るし、一方でエリンも他の国に、だからそういう状況だからさ。
他の国の人がそのことを知ってしまったら、邪魔だから殺そうとかさ。
いや、なんなら連れて帰ろうとかさ。
そういうふうに考えられてしまうような立ち位置なわけだよね、エリンって。
エリンはさ、普通に生活できてるの?
普通に生活できてたの。
過去形。
子供もいるし、獣の学校の先生もやって、それでも普通に生活できてたんだよ。
ワーママしてるんだ。
ワーママしてた。息子が8歳になるまでは学校の先生をしながら普通に生活できてた。
けど、どうやらそういう状況なんじゃないかっていうことがわかって、自分の国の王様ヨジェっていう人から、こんな状態になってしまったから、王獣軍を作れみたいな。
東蛇軍じゃなくて王獣をもっと増やして、王獣の軍隊を作ってくれみたいなことを頼まれてしまうんだよね。
スーパー核兵器を。
そう、スーパー核兵器をもっと増やしてって言われちゃう。
しかもあなたたぶん命狙われるから、私たちが守ってあげるけど、作ってみたいな。王獣軍を。
王獣を増やすって、増やすってちょっとあまりイメージが。そもそも王獣は国に1匹しかいなかったってこと?
いや、王獣は、野生の王獣はいるんだよね。
でも、野生の王獣じゃないと、保護して飼育するようになった王獣は後輩しないっていうのがなぜかあって。
それはちょっと物語が進んでくるにつれてどうしてかっていうのが明らかになって、最終的には後輩できるようになるんだけど。
そう、幼獣に頼まれた時点では、その後輩する術は見つかってなかった。
ごめん、見つかってはいたけど、そんなに劇的には増やせなかったが正しいかな。
禁じられた伝承と災いの正体
なるほどね。まずエリンの思想として、王獣を国の武力として扱うっていうことが、そもそもエリンはすごい嫌だよね。
っていうのが一個と、あなた艦隊作ってとか言いますけど。
まあそうね、そういうところもあるよね。
小学校の飼育係みたいにね、うさぎとかメダカとか育てるのと話しちゃいますよっていう、そもそもの難しさの2つがあるってことだね。
そうだね。気持ちとしてもやりたくないし、技術的な異動もあるっていうところもあるし、かつもう一つ理由がある。
まだある。
実はまだあって、一人ごと会の時にちょっとこれを脇に置いといてって言ったことがあると思うんだけど、
エリンの住んでる王国の成り立ちに実は王獣とトーダのことがすごく関わってて。
へー。
そう。で、王獣とトーダを絶対に戦わせちゃいけないって言われてるんだよね、エリンは。
そもそも。
そもそも。自分の親族みたいな人に、そもそもだから王獣軍とトーダ軍を作ってぶつけるなんてことは絶対にするなみたいな。
そうすると昔の災いが蘇るぞみたいなこと言われるんだけど、でもどんな災いだったとかは伝承されてなくてどこにも。
ただ、
いい伝えがある。
そう、いい伝えがある。この二つを戦わせちゃいけないっていうことだけ伝わってるみたいな状況。
金色の脳みたいな。
ナウシカです。
そうね、そうね。
いい伝えがある。
いい伝えはある、いい伝えはある。でも一体どんな状態なのかわからないやつね。
とにかくやばいけど、何が起こるかわかんないからやめろみたいな。
結局なんだよそれみたいな。
もう絶対嫌じゃん。
絶対嫌だよね。
絶対嫌じゃん。
だから作りたくないんだよ。だからエリーは絶対作りたくないの。
いいこと一つもない。自分の意思に模範してるし、難しいし、やったら大変なことになる。そこでさ、ないじゃん。
ないよね。その道に進むのないよね。
ないないない。
その道に進むのないなって思って。だからもう、いやだから私はまずその伝承の方をちゃんと明らかにしようみたいなことを考えて。
なるほど。
そう、そっちを何とかしようって思って。
エリンって偉いね。私がもしエリンだったら嫌だよって。教えがあるじゃないかみたいな感じで言ってるけど、その教えが一体どういうものなのかを、その言い伝えがどういうものなのかを、ちゃんと把握しないと説得できないってエリンは考えたんだね。
そうだね。
偉いね。
偉いよね。
いやそう、でも、そこをちゃんと明らかにしなければって思って。だから一旦は四字のとこから逃げて。
そりゃそうだよ。
逃げて、その伝承を伝えている人たちがきっと残っているであろう山深いところに乗り込もうとするんだよね。するんだけど、でもそれ自身は結構過酷な旅なんだよね。
もう多分その人も通れない。
山の奥だもんね。
山の奥の方にどんどん行かなきゃいけなくて、しかも自分の8歳の息子を連れてけるかって言ったらそうでもないし、でも逆に置いてけば人質に取られちゃうかもしれないじゃん。おじゅうくん作れって言ってんだろうみたいな。
あー確かに確かに。
っていうことで、もうどうしようってエリンは悩んで、あとエリンの夫も一緒に悩んでくれるんだけど、3人でそっちに行こうかとかすごい悩むんだけど、最終的には、いや、もう私がその責任を全て取ろうって考えて、おじゅうくんを作ることを決意するんですよ。
作るんだ。作るって決めるんだ。
作るって決める。
責任は自分で取ると。
その責は全て自分で負う代わりに、私が作りますって言って、おじゅうくんを作るんだよね。
すごい、すごい管理職みたい。
思った?でもちょっと私もちょっと思っちゃった。
そうだよね。この商品開発の責任は私が取ると。
心配。
心配だよね。
心配っていうのは、心配っていうか、そんなに頑張らせないで、わーまま友達としてエリンのこと。
違う感情に入ってる、そりゃ今。
女に働く女性いじめないでください。
息子の未来のために背負う責任
そう、自分も重ねてちょっとうーってなるんだけど、でもね、結局この決意をした理由としては、やっぱりエリンの一つは自分が獣を操る、操るっていうかコミュニケーションを取る方法なんだけど、
それが獣を操る術みたいにはなってしまってるから、それを復活させてしまった。
おうじゅうって基本的に人になれないから、人に操られることがなければ、そういうふうに、どうだと、意図的に戦わせるとかできないじゃん。
そうだね。
だから、そういう獣を操る術、王子を操る術を復活させたのは自分だから、それで災いが起こるんだったらその責任は自分で取ろうって思ったのが一つ。
そもそもね、操ってやろうとかいうそういう気持ちじゃなかったけど、私が自分で始めてしまった物語だと。
なるほど。
で、あと一つはやっぱりその息子に、ちゃんとまっさらな未来を用意したいなって思ったっていうところがあるんだよね。
まっさらな未来。
そう、まっさらな未来って言い方ちょっと難しいんだけど、結局エリンって王国の超要人になっちゃったわけじゃん。
国の最重要人物みたいになってるから、結構その家族の生活とかも王国の監視下に置かれてるみたいな状況になっちゃったんだよね。
普通の生活できないんだよね、エリンもエリンの家族も。
そうだよね。
で、しかも息子も将来私がその王女の使い手であるがゆえに、その人質になっちゃうし、普通の人生歩めないじゃん。
何かあったら。
そうだよね。
何かあったら人質にされちゃうかもしれないし、その子の行動の選択とかもすごく狭められてしまうってことを考えると、
いやでも、その伝承さえ明らかにしてしまえば、その行き着くところまで行ってその伝承さえ明らかにしてしまえば、
何かどういう対処法を取ればいいかとかも考えられて、責任を取ることになったとしても、また別の選択肢が生まれるんじゃないかみたいなことも考えて、
エリンは王女の軍隊を作ろうって思うんだよ。
うーん、なるほど。やるべきことがわかるんじゃないかなってことか。
そうそうそうそう。
希望を持ったと。
そう。
いやー立派。
立派だよね。でもちょっとここら辺のエリンはヒーロー地見てるんだけど。
いやーすごいな。
いやでも、私はエリンすごいな立派だな、そんな風に考えられるなんてすごいなって思ったんだけど、
信念と家族の気持ちのすれ違い
なんかその後、そういう風にエリンが思ってるっていうことに息子が気づいてしまうっていうシーンがあるんだよね。
まあちょっとその息子も、エリンが軍隊作るまでまた時間経過するからさ、8歳じゃなくなって、
多分10年、多分12、3歳ぐらいにはなる。
なるほど。じゃあ結構わかるね、世の中のことがね。
世の中のこともわかるし、自分のお母さんが何をしてて、どういうことがこれから起こるかとかもちゃんとわかるようになる。
で、気づいちゃうんだよね。だからお母さんは死ぬつもりだみたいな。
この災いが起こるっていうところに突っ込むってことは、お母さんはそこで明らかにして死ぬつもりだみたいなことに気づいちゃって、
ってなった時に、エリンの夫、息子にとってはお父さんだよね。お父さんがちょうど帰ってきて話すみたいなシーンがあって。
でもお母さんに本当は生きていてほしいのに、本当に息子のことを思うんだったら死ぬなんて考えないはずなのにみたいな感じで、
すごい息子が父親に当たるんだよね。
確かにそうだよなみたいな。息子からしたらそうだよなみたいな。
自分のお母さんが死ぬ気で軍隊作ってるなんて思わないじゃん。
うん。そこをすごく辛く思ってしまうんだけれど、結局父親からは、父親というかエリンの夫は自分たちとかの未来のためにエリンは自分のできることをしてるんだよ。
お母さんは自分のできることを今やってくれていて、お前のためにもあるんだみたいなことを話すシーンがあるんだよね。
だからその前までのエリンを見てるとさ、やっぱりこの責任は自分で取ろうとかさ、始めてしまったのは自分だからなんとかその肩は自分でつけようっていう責任感みたいな気持ちで、
やっぱり結構エリンも行動してるのかなっていう風にも感じられるシーンとかもあったから、
なんかそこってでも周りから見たらちょっとなんだろうな、息子はそういう風に受け止めても不思議じゃないよなとか、
まあでも夫はちゃんと理解してくれてるんだなみたいな、その物語だからこそその周りの人たちの意図とかも読者にも分かって、
みたいなところがすごくなんだろうな、エリンの決意に対して、あ、でもなんかそうやって周りの見方とかも見るとちょっと自分本位すぎるのかなみたいな風にも、
そういう風にも思えたりもして、すごい自分の信念を貫くって、周りの気持ちとかも考えると本当に難しいことだなとかって、
思っちゃったんだよね。
そうだよね、私たちというか、私たち読者は何の利害関係もないじゃん、エリンと。
でもやっぱ家族とかはさ、家族もそうだし、
でもその、実際にその物語の中でエリンと関係している人たちには利害関係もあるだろうし、もちろん気持ちの面みたいなところも、絆とかもある中で、
そうだよね、こう、崇高だな、みたいに、崇高な意思を掲げていたとしても、もっと一緒にいてよ、みたいな。
それが、親の責務ってさ、みたいな、そもそもさ、みたいな気持ちになるよね。
そう、なるし、だからそれは、私が母だからっていうのはもちろんあると思ったけど、でもなんか、
たぶんさ、私たちが憧れるヒーローとかの話でもさ、きっとそういう風に感じている身近な人はきっといたはずでさ、
なんかちょっとそういうのを描写してくれてるんだろうなっていうのも、ちょっと思ったんだよね。
でもさ、そのスケールをめっちゃちっちゃくしてもさ、例えばさ、
今日、隣の席の同僚がインフルエンザで休んだと、すごい仕事がたまってて、
俺やってあげないと大変なことになると、そしたらこう、労働者としてはさ、会社組織の人間としてはさ、
こう、やらねばっていう風になると。
でもさ、その日たまたまさ、自分の子供がさ、学校でさ、テストでなんとかしたとかさ、
すごい良いことがあったりとかさ、話したいこととかがあったりとかさ、
で、帰りが遅くなってさ、
でもさ、自分はやるべきことをやったはずなんだけど、家に帰った時に、
なんで早く帰ってきてくれなかったの?みたいになるとさ、うーんってなるっていうのの超スケールでかい版がエイリンってこと。
それはさ、すごい感情移入し、すごいスケールちっちゃいけど共感できるよね。
ま、そうね。すごい今の例えわかりやすかった。
それのすごいスケールでかい版だけど、なんだろう、王国の運命とか背負ってるけど、エイリンは。
でもそういうことだよね。
そういうことだよね。
そう、そういうことだよね。
うん、うん。エイリンを完全にただのワーママに仕立てている。
エイリンはちゃんとワーママだから、ちゃんとあれだよ。
エイリンはワーキングマザーだからね。
災いを明らかにして新しい道を探す
そうね。もちろんそのやっぱり責任感みたいなのはありつつも、その息子にまっさらな未来を用意したいっていう気持ちもどこかにあって、
なんならそれの方が大きくて、みたいなところを。
まあこれはさ、ちゃんと獣の操舎は物語だからさ。
その息子と父でそういう話をするんだけど、その後にちゃんとエイリンも息子と話すんだよね。
今はもう一回ちゃんとその会話をする。
今度ちゃんと息子とその会話をするシーンがちゃんとあって、
私はやっぱり行き着くところまでこの災いはちゃんと明らかにしないと、この王国の人たちがまた進んでいけないんじゃないかなって思ったみたいな、
そういう話を息子にするんだよね。
だからその明らかにして、この災いがなんだっていうのかを明らかにして、
あとはいえ、人はなんか戦をする生き物でもあると思うから、
なんかそういう争いはなくならないのかもしれないけど、
ちゃんとこういうことが、災いでこういうことが起こるっていうのが明らかになったら、
その部分から考えられるというか、
じゃあこういうことを起こさないようにするにはどうしたらいいんだろうっていう風に考えることもきっとできるようになるから、
新しい道を探すために、この道を突き進むと決めたんだよっていうことを息子にちゃんと伝えるんだよね。
すごいね。
すごいよね。すごいというか、
だから責任だけで私は行かないよみたいな話をちゃんと息子として、
ちゃんとその現実を見て、その責任に負けて死にに行くんじゃなくて、
ちゃんとそこで考えるために明らかにするっていう声をまずしたい。
そこから考えたい。
それが他の人にもちゃんとつながっていってほしいみたいなことをちゃんと息子に伝えるし、
私はこの部分に結構上橋先生の思いというか、
祈りみたいなのも織り込まれてるような気がしてて、
だからその過ちというか、どういう何かが起こってしまった時に、
ちゃんとそのことを記録したり伝えていったりすれば、
そうじゃない道を考えるとかもできるはずだから、
そういうふうに歩いていってほしいなとか、
そういう気持ちがあるんじゃないのかなって。
やっぱりこんだけ盛り上げておいてさ、
その災いの部分を明らかにしちゃうとさ、
本当にクライマックスのネタバラシになっちゃうから言えないんだけど。
そうだね。
でも災いがどうであって、だからこういうふうに人々は進んでいったみたいなところで、
物語は締めくくられるから、
こんなふうに歩いていってほしいなみたいなところが、
植橋先生の思いなんじゃないかなっていう、
そういうふうに思える終わり方なんですよ。
だってさ、よくわからないけど、なんかやばいらしいっていうことで、
思考停止してるものって、
えりんの話はすごいスケールがでかいけど、
自分たちの実生活においてもさ、
いっぱいあると思うんだよね、そういう。
例えばさ、みんなと同じ道を歩んでおかないと、
のちのち大変なことになるよみたいな。
それってさ別に、のちのち大変なことって一体何っていうのはわからないけど、
わからないけど、でもやっぱそれを聞くと、
あ、じゃあみんなと同じ道歩いておこうかなみたいになるとか、
そういうふうにこう、実際のものはわからないけど、
なんとなくそこでやばい、やばそうとかで、
思考停止しているものはすごくたくさんあるなって、
確かに思って。
で、でもえりんはそれを、
それが結局一体何なのかをわかればどうにかできるっていう、
すごい勇気と希望を持って生きてるんだなっていうのが、
しかもさそれがさなんかこう、
そのスケールがちょっとでかいからさ。
そうね。
うん。
すごいなって。
やばそう、すごいんだよ。
すごいなって一言で言うとすごい軽い感じになっちゃうんだけど。
いやでもそう、そうなの。
えりんのやったことは結構本当にすごいことで、
だってさ、絶対にやめろって言ってたパンドラの箱を開けに行くんだよ。
めっちゃ怖いじゃん。普通に考えてめっちゃ怖いじゃん。
怖い。
めっちゃ怖いけど、でもそれを開けないともう進めないからみたいな。
って思える勇気はすごいし。
そうだね。
でもなんかそこを、やっぱでもそこになんか、
なんだろ、自分の責任感だけじゃなくて、
やっぱりその息子の未来のためとか、
他の人の未来のためみたいなっていうところもあっての、
その行動だったんだなっていうところに、
下の世代を思うヒーロー像
まあすごいやっぱヒーロー感はすごいんだけど。
なんか逆にでもさ、その子供いなかったら、
子供っていうかその下の世代のこと考えなかったら、
頑張れなかったかもしれないですね。
そうそうそうそう。そこもすごく思った。
グレイス博士じゃないけどさ、
グレイス博士もさ、その置いてきた、
一応なんかウニョウニョしてたけど、
一応置いてきた生徒たちのことは考えてたわけです。
ちなみに今そらやはプロジェクトヘイルメアリーの話をしてますね。
プロジェクトヘイルメアリーの話をしてます。
グレイス博士はその主人公で、地球を救う人です。
グレイス博士も地球に置いてきた自分の教え子たちのことを思ったら、
ウニョウニョしてるけど、頑張んなきゃっていうふうに思ったっていうのは。
そうだね。
グレイス博士もそうだわ。
グレイス博士もそうだったし、
たぶんエリンも下の世代に意識があったから、
やれたところはあっただろうね。
そうだね。
それが未来だって。
それはさ、考えるよね。考えるって言い方おかしい。
そう、考える。考えるし、
だからすごく納得できる、エリンの行動に。
もしエリンが本当に自分の責任感とかだけで突き進んでたら、
私とは違う人だなみたいな気持ちにもなっただろうなと思う。
ただただ強い人だなっていう。
そうそう、ただただ強いなみたいな。
本当に始めたことを自分で終わらせにいったんだなみたいな感動になってしまったと思うけど、
でも息子のためなんだとか、
確かにその息子のためにだったら頑張れるかもしれないとかさ、
そこは一番わかりやすいところでもあるけど、
でもその他の人たちとか、息子と一緒にいる人たちとかのことも考えてはいたと思うし、
そうだよね。
中年世代に刺さる後半2巻
私ね、自分がおばさんになってよかったことって、下の世代のことを考えるようになったこと、
っていうとちょっとおせっかいな感じがあるかもしれないけど、
それはすごく自分の行動の軸として、
これは自分がこれをやった先に、下の世代の人にとっていいことあるかなっていうのを考えるようになったのは、
おばさんになってからだから、
おばさんになってよかったって思っている。
すごくわかる。でもそれはすごく思う。
あ、そうなの。ナッシーもそうなんだ。
仕事とかだとやっぱり後輩の仕事を楽にさせたいよなとかさ、そういう感じらしい。
家庭生活とかでも自分の子があって、ちょっとそういうスケールにはなってしまうけど、
ね、とかさ、10年後に自分と同じような立場になっていく人たちとかさ、
そういうの考えたりするよね。
それはすごく、やっぱりそれですごい考え方とかも変わるし、行動も変わるし、
まあ私たちはスケールの小さい話をしているから、
でもなんかエリンの気持ちわかるなって、わかるし頑張れってなるよね。
わーままの星。
後半2巻分はそういう意味で、おばさんに刺さる小説だと思うんだよね。
おばさんに刺さったわけだ。おばさんおじさんに。
おばさんおじさんに刺さると思うんだよ。
おばさんおじさんに、うん。
やっぱ前半2巻分はエリン結構20代前半とかだからさ。
あ、そうね。
やっぱそれこそティーンとかさ、高校生大学生ぐらいが読むと、
運命に翻弄されるっていうね。
そこにまず感動すると思うんだけど、後半はもうなんかちょっと母になってるから、
母になったエリンのその視点で、いやーエリンすごいよ、すげーなって、
私はそう、今の子育て世帯にめっちゃ刺さるんじゃないかなって、まとめるとそう思いました。
っていうので、とても面白かったし、実は外伝もあって、その外伝だと夫目線とかも上がって、
いや、夫がいいやつなんだみたいなところもわかります。
ごわままの心を揺さぶるファンタジー小説。
いいキャッチコピー作ったね。
いいキャッチコピー作りましたか。
そういうことなんだね。
そんな小説でした。
たぶんそのうち私また読んで、すげーうるさくなる。
ぜひみなさん読んでみてくださいということで、今日は終わりたいと思います。
はい、ありがとうなし。
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ばいばーい。
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