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#162 【日本人は「やめる練習」がたりてない/野本響子】やめることで見えてくるもの
2026-10-05 33:19

#162 【日本人は「やめる練習」がたりてない/野本響子】やめることで見えてくるもの

タイトルにドキッとする本!/やめる練習できてますか?/マレーシアは生徒も先生も辞めちゃう??/辞めることで自分の人生をしっかり選んでいく/流動性の高い社会のいいところと悪いところ/続けることで思考停止してるとき・・・あるよね・・・/いろんな国の価値観を知って、視野を広げていこう


▼今日紹介した本

「日本人は『やめる練習』が足りてない」(野本響子)


▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね

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感想

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サマリー

野本響子の『日本人は「やめる練習」が足りてない』を取り上げ、始めたことをやめられない日本人の価値観について語る。部活や仕事をやめると、人間関係や社会から外れる恐怖がある一方、空白に新しいものが入る可能性もあると確認する。著者が子どもの不登校をきっかけにマレーシアへ移住した経緯や、マレーシアで学校や部活動を比較的自由にやめ、転校できる教育環境が紹介される。マレーシアでは生徒だけでなく先生も流動的で、複数の活動を試して自分に合うものを探すことが重視されている。40代からダンスを始めて仕事にした人の例から、大人になって新しいことを始めるハードルが低い社会の姿も語られる。こうした流動性には不安定さや不便さもあり、日本では継続が安心や安全を支える面もある。出演者は、積み上げを無駄にしたくない気持ちと、未来の時間を大切にするためにやめる考え方を対比する。自分の当たり前を相対化し、必要のないものをやめる選択肢を持つことの意味を考えて番組を締めくくる。

『やめる練習』という本と、やめられない感覚
スピーカー 2
カランコローン。いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信キサクロ。
スピーカー 2
10月5日、第162回の配信です。
本日もらっしーそらやんの2名でお送りします。
いえーい!10月だー!
スピーカー 2
10月だね。
スピーカー 1
そう、10月だよ。
スピーカー 2
いもくりかぼちゃ。
スピーカー 1
いいですねー。
スピーカー 2
秋の実り。
スピーカー 1
いい季節になりましたねー。
スピーカー 2
いい季節になりましたー。
今日は、
はいはい。
先週ね、熱いファンタジーの話をしたんで、
はい。
今日はだいぶ毛色を変えて、
のもときょうこさん、
日本人は辞める練習が足りてないっていう本を紹介します。
スピーカー 2
おー。
で、これ、すっごい昔になっしーが私に勧めてくれて、
うちにあって、最近、あ、そういえばあの本あったなって思って、
読み直して、めっちゃ面白いってなったんだけど、
なっしー覚えてる?
スピーカー 1
そう、なっしーね。
なっしーね、絶対に読んだ記憶はあるし、
そらやんが書いてくれた台本見て、
あ、こんな感じだったっていうのは思い出したんだけど、
でも、ところどころやっぱり忘れてるので、
今日は、半ば、半ば未読勢として、
スピーカー 2
半ば、半ば未読勢として、
スピーカー 1
聞きたいと思います。
スピーカー 2
どうですか?辞める練習、辞める練習できてる?
辞める練習足りてないって、私たち。
スピーカー 1
そう、でもさ、会社とかでもあるじゃん。
一度始めたプロジェクトが終わらせられなくて、
ダラダラダラダラ続いたりとかさ、
スピーカー 1
あと今日の予定とかもさ、
辞めるって判断するのちょっと勇気というかさ、
いろんな人の気持ちとかも考えると辞めづらかったりとかさ、
スピーカー 2
だってさ、えりんは辞めないわけじゃん。
先週行き着くところまで辞めないって。
えりんめっちゃ下手だ。
スピーカー 1
えりんは下手だし、だって私たちもさ、
私今全然仕事の辞めるっていう判断を全然できてなくて、
ずるずる続いてるのいっぱいあるから、
まとめるとナッシーも下手です。
スピーカー 2
下手っていうか、続ける、諦めないことへの、
諦めないことを崇高に思ってるところはあるよね。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
やり続けるところの。
スピーカー 1
続けてなんぼみたいなね。
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。
で、この本は2019年の本で、コロナの前の本。
で、この著者は2019年の当時はマレーシアにいて、
マレーシア在住7年目ぐらいだった。
スピーカー 2
ほうほうほう。
で、この本が出る前に野本さんがSNSでとあるつぶやきをしたら、
すごいそれがうわーってバズってこの本書きますみたいになったと。
で、それがタイトルの日本人は辞める練習は足りてないっていうつぶやきなんだけど、
はいはい。
抜粋すると、さっきのエリンじゃないけど、
多くの人は辞める練習が足りてない。
自分の意思で転校したり、部活辞めたりした経験がない。
スピーカー 2
自分で辞めるとどうなるかって経験してないから。
辞めるときの寂しい思いや、人間関係がなくなることや、いろいろなことを体験できる。
辞めた空白に新しいことが入ってくることも分かる。
こうやって人生を選択する練習をしていかないと、大人になってからだとちょっと怖くなっちゃうんだよねっていう。
これよりもっと長いんだけど、っていうので、おーおーおーみたいに。
スピーカー 1
おーおーおーってなるね。
分かる分かるってなった。
スピーカー 2
なっしーは明確に自分の意思で辞めたみたいなことはある?
スピーカー 1
自分の意思で辞めたはある。一応あるかな。
スピーカー 2
ある。一応ある。
一応あるけど、中学校のとき部活が一部兼部できて、2つできたんだよね。
スピーカー 2
でも、やっぱり両方って結構しんどくて。
そうだよね。
スピーカー 1
部活そうそうそうってなって、どっちかを切りのいいタイミングで辞めますって言って辞めたんだけど、
でもなんか、結構その辞めるっていうのも勇気がいったし、でもなんか中途半端になってるなって思ってたし、みたいなのはあって、
辞めたけど、なんか辞めた後ちょっとその部活のこと、なんだろうな、ちょっと微妙な距離感になっちゃったりとかもして、
スピーカー 2
分かるよ分かるよ。
スピーカー 1
なんかちょっと辞めなきゃよかったかなって思ったりもした気持ちもある。
だからなんかその辞めたのが寂しくてみたいなところとかもすごく共感しますって感じ。
スピーカー 2
辞める練習をしたんだね。辞める練習というか、辞める経験をね。
スピーカー 1
そう、辞める経験はしてるけど、それ以外はあんまりないかな。結局それがそういう経験があったから、逆に辞めづらくなっちゃったよね。
だから次の部活は、その部活はちゃんと続けようみたいな気持ちになったりとか。
スピーカー 2
分かるよ。
えー。
著者のマレーシア移住と価値観の転換
スピーカー 2
そうそうそう、そんな感じで、この本は著者マレーシアに行って、日本と全然違うなっていうことを感じて、
その中でも、日本人の辞められないっていう考えが、もう少し楽になったらいいんじゃないかなっていうことをマレーシアで思った。
マレーシアの生活で思って、それを本にしたっていう話で。
スピーカー 2
マレーシアの話がすごい多いんだよね。
タイトルにさ、マレーシアって一文字も書いてないからさ、すごいマレーシアの話しそう。
スピーカー 1
日本とマレーシアの比較が結構メインに来てる本なんだよね。
スピーカー 2
そうだね、マレーシア、日本で当たり前になってるものは、世界からすると当たり前では全然なくて、
特に文化的なところが価値観の違うマレーシアと比べると、全然そういう考え方してもいいんだっていうふうに考えてほしいなって、多分、著者は思ったんでしょう。
という著者も、マレーシアに移住する前は、もう辞められないオブ、辞められない人間だったそうで、
部活とか大学の専攻とか仕事も、周囲がこれがいいんじゃない?みたいなことを参考にして決めて、
向いてないな、つらいな、やだなって思ってても、なかなか辞められないみたいな。
スピーカー 2
そのうち、そういうふうにやってると、自分のやりたいこととか好きなこともどんどんわかんなくなってきちゃうみたいな。
さっきナッシーがさ、中学校の部活の話してくれてたけど、私も本当に中学校の部活嫌で、毎日もうやだやだって思ってて、
嫌だったんだけど、辞めるっていう選択肢の恐怖はすごかったから辞められなかったんだよね。
スピーカー 1
ちなみにそらやんが辞めるっていうのを怖いなって思ったのは、やっぱその周囲の目とかなの。
何が怖かったの?
スピーカー 2
そもそもさ、今わかんないけど、部活って絶対に入んなきゃいけない。
うちもそうだった。
スピーカー 2
その拘束によっては絶対に入ってなくちゃいけなくて、それに入ってないっていうのって、
今はさ、学校以外にもいろんな世界があって、部活辞めても社会、自分の社会は成り立つっていうことは従順にわかってるけど、
当時はもう部活を辞めたら自分の人生は終わってしまうんじゃないかぐらいの他に世界がないから、中学校以外の世界がないから、
っていう恐怖がすごかった。
スピーカー 1
もうあの時間が、部活がなくなったらあの時間が空白になってしまうみたいな、そういう感じなんだ。
スピーカー 2
いや、もうあの時間がっていうことじゃなくて、自分が社会から外れるみたいな。
スピーカー 1
あー、なるほどね。この学校のルールから外れてしまうからって、そっちの方ね。
あー、でもそれはあったね。あるね。
あるよね。
スピーカー 1
で、そんな辞められない著者が?
スピーカー 2
辞められない著者は、でもこのままじゃまずいっていうので、著者も転職したりとかして、自分の道を模索し始めた時に、
インターネット上でマレーシアの人と出会うのね。
そのマレーシアの女性なんだけど、マレーシアの人が、日本行くわみたいな。
今日こそ会おうよみたいな。旦那と行くわって言って、いいよいいよってなって、
ジニーさんって言うんだけど、その人が日本に来て、会ってみたらすごい楽しかったんだけど、旦那さんとね、来て。
で、何よりその著者が驚いたのは、彼らには子供が3人いて、3人をマレーシアに置いて、日本に来てたっていう。
スピーカー 1
ほー。旦那さんと2人でね。
スピーカー 2
3歳、5歳、9歳とかで、まだ全然こう。
スピーカー 1
うん、でもなんか私もそこ衝撃受けた気がする。
スピーカー 2
うん、ドキドキする年齢というか。
スピーカー 1
もうそんな置いてきちゃっていいの?みたいなぐらいの年齢なんだよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
でもさ、ジニーさんは、いやその、自分の家族とシッターに頼んでるから全然オッケーみたいな感じで、やっぱそれはさすごく、著者としては衝撃的というかさ。
うんうん。
まずこう日本でさ、私はそんな社会にはなってほしいとは思ってないけど、子供を置いてどっか出かけるってなった時に、え?みたいな驚きがさ。
スピーカー 2
やっぱ第一で驚きじゃん。
スピーカー 1
まあ驚きだね。
お、おーってなるよね。
スピーカー 2
いいねいいね。
え、え?みたいなその。
で、やっぱだからそこですごくこう、あーっていうカルチャーショックを受け、で、著者にも子供ができたから、そういう感じでジニーさんと家族ぐるみで交流をするようになっていって、
で、そうするとなんかもう全然こう日本とさ、価値観が違うから、え?マレーシア面白いなーみたいな、日本とこんなに違うんだっていうので興味が深まっていって、
で、著者の子供が不登校になってしまうんですね。
で、それをきっかけにマレーシアに1年行こうと、子供と。
スピーカー 2
で、マレーシアに行ってみようって言って、で、それが1年だったのが、まあ7年、8年って長い移住になったっていうのが、
マレーシアで生活していく中で、日本人ってもっと辞める練習した方がきっと行きやすいんじゃないかなっていうふうに思った。
というのが、まあ著者のいきさつなんだよね。
スピーカー 1
ちょっと思い出してきたけど、それこそあれだよね、旦那さんは日本において子供と2人で確かマレーシアに行くんだよね。
スピーカー 2
そうそう、最初はね。
スピーカー 1
っていうのも、おおって思った気がする。
逆に、そこ、2人で行っちゃうんだみたいなところも。
スピーカー 1
まあでもそういう意味で、著者の野本さんのふっかるさんにちょっとおおって思ったし。
スピーカー 2
そうだね、そうだね。それはたぶんジニーさんの影響をめっちゃ受けてる。
まあそうだね、それはあるよね。
スピーカー 1
でも、私はまだ全然そんな想像ができないから、そんなふうに行けちゃうの?行けちゃうの?みたいな感じだった気がする。
マレーシアの学校選びと高い流動性
スピーカー 2
話のきっかけ、移住のきっかけは、子供の不登校でマレーシアに移住するってことになったんだけど、
で、日本は結構ね、不登校の問題って割と最近は、最近というか深刻に扱われているなっていうような感じなんだけど、
マレーシアは不登校の問題ってそんなにないわけではないけど、日本ほどではなくて、
っていうのは、そもそもマレーシアはめちゃくちゃカジュアルに学校を辞めることができるっていう。
不登校になるくらいだったら学校を辞めるみたいな選択肢がマレーシアにはある。
それがね、えーっていうね。
スピーカー 1
でもそうか、不登校は学校を続けてるのに学校に行かないから不登校なわけであって、学校を辞めたら不登校ではないみたいな感じなんだよね。
スピーカー 2
そうそう、別の学校に確認ができるっていう。
いや、辞めちゃえばいいじゃんみたいな。
スピーカー 1
転校すれば不登校ではないってことだよね。
あー、確かに言われたらそうだねみたいな。
スピーカー 2
なんでマレーシアそうなってるかっていうと、そもそもその教育カリキュラムが結構多岐に渡ってて、
マレーシア多民族国家だから、宗教的な理由で学校を選ぶとか、いろんな選び方があるんだよね。
インターに通わせたいとか。
スピーカー 2
例えばその、日本だとこのルートを乗らなければ、みたいなのが少ない。
しかもその学校の教育方針に納得がいかないからっていう理由で学校を辞めることができる。
スピーカー 1
ふんふんふんふん。
スピーカー 2
だからなんかその、日本はその、蓄勢だったりとかするからさ。
おいそれ、引っ越すとかそういうことしないとっていうのがあるけど。
スピーカー 1
ね、そうだよね。公立高校はね。
スピーカー 2
そうそうそう、そういうのがないって。
で、それがね、しかも当たり前だから、当たり前っていうかすごく多いんだって。
気に入らないから辞めるみたいなのが多いから、学期途中の転校って多いし、
そもそも学期途中で転校はしてもいいように、なんか数年で学校説明会やってる。
だからなんかいつでも結構みんな、おううちの学校見においでよみたいな、すごい。
スピーカー 1
いつでもウェルカムね。
スピーカー 2
そう、いつでもウェルカムだよみたいなところもある。
教育機関としての考え方というか、教育機関としての選び方といえばいいのかな。
でも日本とは考えが結構違う。
うんうんうん、そうだね、違うよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう、考えたこともないからさ、学校の教育方針合わないから別の、しかもいつでも。
スピーカー 1
この小学校の教育方針が合わないから辞めますって。
辞めますって、えー?みたいな。
スピーカー 1
えー?みたいになるよね。
スピーカー 2
しかも先生もめっちゃ辞める。
スピーカー 1
マジっすか。
スピーカー 2
先生も辞めちゃうんだって。
特にインターの先生は資格が曖昧らしくて、結構いろんなバックグラウンドの人が教えているっていうのもあって、
だから辞めて別の仕事しようみたいな感じに。
スピーカー 2
そういうこともあったり。
生徒も辞めるし。
スピーカー 1
生徒も辞めるし、先生も辞めるし。
スピーカー 2
辞めまくり。
スピーカー 1
すごいなんか、あれだよね、人の流動性は高そうだよね。
スピーカー 2
いや、そうだ、そうそうそう。
スピーカー 1
なんかすごい、でもそう考えると日本の学校って、本当に最初に30人のクラスがあって担任の先生が1人でっていうのがすごい固定化されてるよね。
その流動性に比べたら。
スピーカー 2
お世話になっている先生が他の学校に転属しちゃうっていう理認識とか結構もう衝撃じゃん。
スピーカー 1
あの先生行っちゃうの?みたいになるもんね。
スピーカー 2
そうそうそう。
で、あと面白いのが、インターの部活動も一つのことを続けるのはあんまり推奨されてなくて。
スピーカー 1
あんまり推奨されてないんだ。
そう、されてない。
スピーカー 2
同じものを長くやるより、いろんな種類の部活やって自分の好きなものを見つけましょうの方が望ましい。
スピーカー 1
望ましいんだ。
スピーカー 2
そう、俺はバスケ1年やって、サッコやったらみたいな、そういう感じらしい。
スピーカー 1
3年もバスケやってるの?みたいに言われちゃうってことだよね。
スピーカー 2
長すぎない?みたいな。他のことやったほうがいいよっていう風に。
スピーカー 1
野球部6年やるとか信じられないみたいな感じなんだよね、きっと。
スピーカー 2
それは何でかっていうか、そうやって学校を選ぶ、部活動を選ぶっていうので、自分は何が好きなのかとか、自分は何に向いてるのか向いていないのかっていうことを学んでいってほしいっていう。
やめる経験が新しい挑戦を生む
スピーカー 2
だから、辞められる気楽さはあるけど、辞めるってことはさ、さっきの人間関係のこういろんなことを責任を持つとかさ、辞めて、辞めた後どうするかは自分で決めなきゃいけないとか、ある種ちょっと厳しさもあって、
でもそういう風に自分で自分のことを決めるっていう、能動的な活動の経験っていうことで、辞めるっていうアクティビティーがマレーシアには存在するらしいと。
それはね、全然価値観として違うね。
スピーカー 1
違うよね。子供の習い事とかもさ、習い事は一緒にしてもいいかはわかんないけどさ、なるべく続けてほしいって思っちゃうじゃん、親としては。
うん。
スピーカー 1
てか、私は結構思ってしまっている趣旨があって、でもそれと真逆の価値観だもんね。もっといろんなことやったらいいじゃんみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそうそうそう。合わないならさっさと辞めた方が合理的じゃない?っていう。
ね。
スピーカー 2
何て言うんだろうな。多分続けてほしいっていうのは、今までの積み重ねの方に意識があるんだと思うんだけど、辞めた方がいいっていうのは、未来の時間を大切にするってことを考えた時に、その選択肢ってどうなのっていう風に、そっちがもったいないなって。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
積み上げたものがもったいないか、この先の未来の時間がもったいないかっていう2つの価値観の差があるんだろうなって。
スピーカー 1
ね。そうだよね。そらやん言ってたけど、辞めないと時間の空白とか余白は生まれないわけで、新しいものは入ってこないとかそういう話なもんね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
言われたら納得するけど、なんか実生活の今の私の気持ちとちょっとちぐはぐする感じになる。
スピーカー 2
ね。本当にさ、なんかちょっとあまりにも違いすぎてね。
その辞める、めっちゃ辞めるっていうことは、ことをしているといいことがあって、
結構大人になってからも何かを始めるっていうことへの抵抗感が低いらしい。
辞めて別のことする。仕事も結構みんなコロコロ変えるし、40代50代から未経験のことにチャレンジする人も少なくないっていう。
スピーカー 1
おー少なくないんだ。
スピーカー 2
私この本の中で結構印象的な話だったのが、著者の知り合いで40代からダンス始めて、
私ダンス仕事にするわって言って、行き着く先ジムで働くことになったっていう。
スピーカー 1
私からすると40代でダンス始めてダンス仕事にするなんてさ、考えられないってなっちゃう。
すごい無謀って、一回失礼だけど。
スピーカー 1
言いたくなっちゃうよね。
スピーカー 2
そんなことできるのって思っちゃう。正直思っちゃう。
でもその人はちゃんとジムでダンスを教えるっていう仕事にたどり着けてるから、すごいなっていう。
でもさっき先生めっちゃ辞めるって言った通り、何かを始めることはハードル低いけど、辞め癖もすごい。
スピーカー 1
辞め癖と言っていいのか。
スピーカー 2
向いてないな、辞めよう。
すごい極端だからさ、若干受け入れがたい。
私という人間は正直受け入れがたい価値観だなっていうふうには思って。
私曲がりなりにも5歳からダンスやってるとさ。
ダンスし続けないんだみたいな。
スピーカー 2
続ける価値も知ってるから。
でも、何か自分が行き詰まった時に、
スピーカー 2
いやでもマレーシアでは辞める方がデフォなんだよなっていうふうに、
ふと頭をよぎると救われる気持ちはすごくあるなって思った。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
仕事とかさ、いろんな何でもいいんだけどさ、
なんかもう本当に続けてる理由もわからぬまま続けてしまっているみたいな時に、
いやいやでもこれはマレーシア辞めてるからって思ったらすっごい気が楽になるっていう。
スピーカー 1
でも本当にそうだよね。
日本ではね、辞めるっていうそもそも概念がなかったぐらいのさ感じじゃん。
私たち的にはさ、あ、そっか、辞めればいいんだみたいなさ。
スピーカー 2
辞めればいいんだってね。
部活辞めればよかったんだ。
スピーカー 1
部活辞めればよかったんだとかさ、このプロジェクト辞めればよかったんだみたいなさ。
いやでもそうだよなみたいな。
スピーカー 1
辞めて困らないものだったら別に辞めてもいいじゃんとか、困らないっていう判断じゃないんだろうねきっと。
自分に向いてないから辞めるっていう判断をマレーシアの人たちはしてて、
もっとそれが自分に合う、もっと別のものがあるかもしれないからそれを探したり、
それを試したりするのに時間を使いたいっていう気持ちがあるから辞めますっていうのをしてるんだね。
スピーカー 2
そう、多分日本は続けること、みんなが続けているっていう前提で社会がすでに成り立っている部分もあるじゃん。
ある。
あるじゃん。すごくあるじゃん。すごくあるじゃん。
流動性のメリットと社会の不安定さ
スピーカー 2
マレーシアの人たちが、マレーシアの人たちも辞めたくて辞めてるわけではなくて、当たり前だけど、
マレーシアは多民族国家で共通の常識とかロールモデルになる人が少ないと、そもそも。
この人みたいになってれば将来安心みたいに思える像があまりなくて、だから自分で全部決めなきゃいけない。
自分の生き方を自分で決めなきゃいけないっていう、ある種厳しい環境の中で選んで、
それがうまくいったら続くけど、合わなかったら辞めて別のものにせないと結局自分の生き方を確立できないから、
っていうことを繰り返してるうちに、個人としては生き方を確立するっていう、
ミクロな感じだとそういう感じなんだけど、それをものすごいいっぱい人がやると社会としてはすごい、
辞めるということが当たり前の、人の流動性がめちゃくちゃ高い前提で社会が動くっていう感じになった。
だからそれゆえの不便さみたいなのがすごくいっぱいあるみたいだよ。もちろんだけど。
スピーカー 1
職場の人が1年で半分くらい変わるってなったらもう大変だし、大変だよね。
スピーカー 2
そういう仕事とかもそうだし、インフラ部分のところとかでも、
人の流動性が高いってことは、安定性としては欠ける部分もある中で、
でもそういうものとして社会が動いている。
ある種日本は辞めないっていうことで、日本の安心・安全が守られている部分もあるんだけど、
でも、それで個人が窮屈になっているところもあるんじゃないですか?っていうことを、
日本人に必要な『やめる』マインドセット
スピーカー 2
この本ではマレーシアの生活と比較して伝えていて、
日本で暮らしてるとさ、それが当たり前に思っちゃうけど、
すごいちっちゃい世界での価値観なんだなっていうのを。
スピーカー 1
自分の当たり前がね、そうだよね。
スピーカー 2
私は日本人の価値観こちこちで、やっぱり生きてるなっていうのも改めて思ったし。
それは日本人だからそうだよね。
スピーカー 1
そうだね。だから辞める練習が足りてないんじゃないですか?って言われちゃうわけですよね。
スピーカー 2
でも実際に多分、大変だと思う。流動性が高いっていうのは大変だとは思うから、
手放しで、すごい魅力的な価値観だねっていうふうに思えるものでもないっていうところは、
多分それとトレードオフなものは絶対にあると思うんだけど、
でも勇気を持って自分で、これは私にとって不必要なものだとか、
私はこれを辞めるっていうふうに決断するっていうことが足りてないっていうのは、
まあ確かに、その決断っていう大きな言葉にしてしまう時点で足りてないよね。
スピーカー 2
だってマレーシアの人はさ、もうヤーメッピーだからさ。
マインドセットとしてはさ、ヤーメッピーだからさ。
ヤーメッピーと辞める決断の週間ぐらいでやれるといいよね。
スピーカー 1
確かにね。決断までいくとなんかもう結構なエネルギー使うやつだもんね。
スピーカー 2
そもそもそういうマインドセットでいるっていうこと自体が辞める練習が足りてないっていう。
スピーカー 1
いやー、足りてないですよ。足りてないけど、なんかすごくヤーメッピーでやれる。
ヤーメッピーだから始めるところのハードルも低いっていうのももちろんあって。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
それは今、デメリット部分もちゃんと強調してくれたけど、やっぱりメリット部分もすごくあるなと思って。
始めやすいとか、ちょっと行き詰まったらヤーメッピーでいいじゃんみたいな気持ちで切り替えられるとか。
そもそもだって学校をそんなに選んでもいいんだみたいなところもさ。
学校って選んでいいんだみたいなさ。
もちろん高校とかだったら学力が足りれば選べるとかそういう話だったかもしれないけどさ。
少なくとも小中学校を選ぶっていう発想はなかったなとかさ。
でもマレーシアは結構あれだよね。
学校の形態とかもさ、結構いろんなパターンがあった。
スピーカー 2
あるあるある。
スピーカー 1
あったよね、あったよね。
だから自分に合った学習スタイルの学校を選んで、みたいなところができるっていうところはすごく、でもそうだよなみたいな。
スピーカー 1
あの小学校のやり方がみんなに合うわけじゃないよなとかっていうのも思ったのも思って。
自分に一番合う学び方とかを選ぶっていうのはありだよなとか、そういうことも確かに思ったことを思い出してきました。
スピーカー 2
続けることで思考停止してる部分は確かにあるかもってちょっとね。
私たちがこの辞める練習が足りてないっていう言葉にグサグサ来てるのは多分続けることでごまかしている何かがあるからだよね。
だからそれはそうだよね。
スピーカー 1
それはそうかもしれない。
惰性で続けられるようになったみたいな、なんかそういうちょっと力の抜き方を覚えたみたいなところもありみたいな感じだよね。
本を通じて異なる価値観を知る
スピーカー 2
それぐらいこう、日本の価値観ってすごい私たちは当たり前に思ってるけど、そうじゃない部分もすごいあるんだなっていうのをこの本で学びました。
面白かった。
スピーカー 1
頭では納得できるけど実際に行動に移せるかというとみたいなところがすごい考えさせられる本だなっていうのも改めて思ったかな。
スピーカー 2
そうだね。だから私はこれはまたダイエット幻想と一緒で人と話したいなって。
スピーカー 1
なるほど。思って持ってきてくれたんだね。
スピーカー 2
思ったね。この本はいろんな人と話すことで価値が上がっていくように。
スピーカー 1
うん、そうだね。
スピーカー 2
価値が上がるというか、意味を成していく。
やっぱね、そういう、あ、そっかそうだよねって思う人が増えれば増えるほどさ、やめやすくなる。
スピーカー 1
少なくともね、日本人にそういう人は少ないからね。やめるっていう前提をちょっとインストールしていくのはありだよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう、この人は自分の人生を自分で決めようとしてるんだっていうふうに、周りの選択を受け止められるようになるし、自分もそうだろうなみたいな。
そんな感じで、本を読むといろんな価値観に触れられていいですねって好き並みな言葉。
スピーカー 1
今ソラヤンはいろんな世界各国のそういう本を読んでる気だからね。
スピーカー 2
あーそうなの、そうそうそう、やっぱね、そう結構いろんな国のことを学びたい欲があります。
はい。
ではここまででトークテーマは終了ですが、きさくろではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどをぜひご投稿ください。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、そちらからご投稿いただけると嬉しいです。
今後もきさクロスロードは毎週月曜日夜21時よりのんびり営業していきます。
本日はお越しいただきありがとうございました。またお待ちしております。
スピーカー 1
バイバーイ。
33:19

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