秋の味覚と新メニュー
カランコローン!いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信【喫茶クロ】。
11月3日、第118回の配信です。
本日もナッシー・ソライアンの2名で配信いたします。
お願いします。
めっきり秋も深まってきましたね。
はい。
ナッシーは食欲の秋で、今は新メニューを家庭に取り入れるブームが来ています。
めっちゃいいブーム。ちょっと教えてくださいよ、新メニューを。
でも子供がね、やっと食べられるようになったから、
ブリのてりやきが食卓に乗るようになりましたっていうのと、
あとね、最近はまってるのは、鶏むね肉を下味をつけて、
さらに長ネギを乗っけ、オリーブオイルでレンチンするやつが、
めっちゃ簡単だけど、めっちゃおいしい。
『マカンマランシリーズ』の魅力
からやってみて、ソライアン。
鶏とさ、ネギってさ、めっちゃ合うよね。
そう、めっちゃ合うの。
いや、いいよね。
というわけですが、まあね、いろんな秋はあると思うんですけれど、
今日紹介する本はですね、食欲の秋かける読書の秋ということで、
夜食カフェの文章劇本、
しかもその昔、ソライアンに教えてもらった、
古内一恵さんのマカンマランシリーズを紹介したいと思います。
パチパチパチ。
いやー、パチパチ。
読んでくれてありがとう。
いやー、めっちゃハマって読みましたよ。
いやー、わかるよ。
わかりますよ。
いやー、このカフェの話をしていきたいと思うんですけど、
このカフェはですね、路地裏のわかりにくい場所にあって、
昼間はダンスや舞台衣装の専門店、
夜だけ夜食を提供するカフェなんです。
で、天使のシャールはドラッグクイーンという、
まあ簡潔に言いますと、女装する男性であるっていうことを説明させてください。
で、このカフェは毎日やっているわけではないんですけれど、
本当に縁のある人だけがたどり着くことができて、
かつ、ここでシャール、店長のシャールの地味あふれる料理に癒されて、
また頑張ろうと思える。
そんなお話が、1冊4話、全部で4巻出ているシリーズの本です。
で、まあ、そらやんも大好きな飲食店群蔵劇物だから、
あー、ありがとう。
そうそうそう、毎回主人公は変わっていくんだけど、
まあ、あとからのね、お話にまた前の主人公がちょこっと出てきたりして、
そうなんだよね。
ちょっとずつ、その人たちがね、関わり合っていくっていう要素も多文に含まれております。
で、まあこのね、なっしーも仕事の忙しい時期に、
この本を1日1話ずつ読み進めていくことで、確実に癒されてたなって思って。
あー。
そう、私はこの本に確実に癒されてたなって思って、
このマカンマランの魅力は何なんだろうなっていうことを、
今日、そらやんと話していきたいと思ってる。
うん。
このマカンマランの魅力は何なのかっていうところを考えていった時に、
いや、でもね、まずなっしーが思ったのは、
いや、マカンマランの料理って、
あ、もちろんカフェの飲食店群蔵劇物なんで、
お料理がいっぱい出てくるんですけれど、
このご飯ってさ、美味しそうだけど、優しそうだなって思ったのに、
それよ、ほんと。
なんか、優しそうっていう表現がちょっと適切かも、ちょっとよくわかってないんだけど、
まあ、今回紹介するマカンマランは、
夜食カフェとは言いながら、カフェで利益をあげようと思っているお店ではないんですね。
何せ昼間のほうのダンスファッションの専門店のほうが本業ですので、
カフェはそんなにメインではやっておりません。
そして店長のシャールさんは、
自分の健康との兼ね合いで、肉や魚などを使わないマクロビオティックという、
玄米や全粒粉、豆類、野菜などを主に使う料理をベースにしています。
で、このめっちゃ忙しい日に、ご飯も食べ損ねてお腹も空いてる。
でも、コンビニのご飯も、外食店も全然受け付けないなって時って、あるよね、そらやん。
めっちゃもう、わかりすぎるよね。なんか濃いんだよね。
そう、濃い。
味が濃い。刺激が強い。
そう、刺激が強い。
こんなに激しいものは食べられない。お腹は空いてるけど、みたいな。
そう、お腹は空いてるから、何かをいにおいでたいけど、
でもなんか、何か、私ほんとに結構、それこそ結婚前とか、そういう時は続いた時があって、
でもなんか、最後の方、自分で作ったスープとかをさ、それを入れてから寝るってしてたんだけど、
でも、それに近い感覚だなって、読んでて思ったんだよね。
この夜食カフェで出てくる料理が、すごい、なんか、自分を満たしてくれるというか、
胃にやさしそうな、そういう料理を出しているなっていうのはあって、
で、一貫のマカンマランには、春野菜のキャセロールとか、
シャールが常備菜として用意している野菜を並べた、世界で一番女王なサラダっていう、
この名前もさ、なんか、この雰囲気とあってていいんだけどさ、
こういう、でもちょっとおしゃれなとこはチョイスしちゃったんだけど、
こういう、夜なら食べられそうだなって思えるメニューが、多く出てくるのが、やっぱりいいなって思ってるのと、
こうね、食べたらじんわりとお腹があったかくなりそうな、
それでいながら、胃もたれとかもしなくて、すっきりしそうだなっていうメニューで、
なんか、その料理の描写とかを読んでるときに、
うわ、これ、食べてお腹がすくっていう感じじゃなくて、
自分も食べた気持ちになって、満足するんだなって気づいたのが、この本なんだよね。
いや、わかる。なんかさ、私もさ、この本で、この本に出てくる料理の優しい感じにも感動するし、
結構さ、味を想像すると、すごい繊細な感じだなみたいな、わかるかな?
あー、確かに。そういう要素もある。
こんなにいろんなもの入れて、こんな優しい味わいになるんだ、みたいな驚きがあったっていうか、
すごいこう、なんだろうね、こう、自分をいたわるために丁寧に作ってる料理って感じなんだよね。
そうなんだよね。
飲食店って、いろんな機能があって、それこそその誕生日とかさ、特別な日に出す料理ってなるとさ、やっぱね、やることなすこと違うしとかさ、
まあ、いろんな飲食店が機能がある中で、シャールさんのお店は、いたわるっていうところに特化しているから、
なんか優しいんだよね。優しいし、なんかすごいこう、自分をよくするための要素がめっちゃいっぱい入ってるよね。材料としてさ。
シャールさんもそういう意味で、確かに素敵なんだよね。
もちろん、自分の健康のこともあるから、そういう勉強したっていうのもあるんだろうけど、
今あなたに必要なのは、こういう料理だと思うよっていうことで、おすすめしてくれるっていうのがあって、
なんかしかも、それが体に取り入れられて元気になってくみたいな、お客さんが元気になってくっていうのも、なんかやっぱりね、いたわって、癒されてる感じがするんだよね。
ドラッグクイーンの店主
本人のさ、生活習慣とかさ、本人の体調とかをこう、判断した上で出してくるんだよね。
そうそうそう、なんかそういう意味で、ちょっとお医者さん、お医者さんとまでは言えないけど、ちょっと魔女っぽいよね。
まあ、確かに魔女っぽいかも。
だからそう、この満足感を感じるのは、この本は別にレシピ本なわけじゃないから、
シャールさんはそのマカンマナンに訪ねてきてくれた人と会話をして、その中であなたに今大切なものはこれだよっていうふうに料理を出してるから、
そういうのは本当にあると思っていて、
あとやっぱり、この本で魅力的なのは、このシャールというドラグクイーンが構えている店っていう要素も大きいと思うんですよ。
なぜかというと、シャールさんはね、男性としても結構大柄な方で、そのシャールさんが女装をするってなると、その迫力も結構とんでもないものだと思うんだよね。
どんな姿になってるんだろうって、まあこれは私たちの想像力のさ、限界を試されてると思ってるんだけど、
なんかもうさ、すっごいさ、疲れてさ、夜この店に訪れたときにさ、出迎えてくれた店主がドラグクイーンだったらさ、その衝撃結構すごそうだよね。
ね、もうバーみたいな、目がチカチカするみたいなさ、バーみたいな。
まあ、まず驚きが来ると思うし、場合によってはもしかしたら恐怖とかも感じてしまうんだけど、
でもとにかくさ、別の感情がさ、今まで疲れたーみたいな、しんどいーみたいな気持ちが主だったものがさ、
急になんか別の感情が一番有意になるからさ、その瞬間に非日常になるみたいなさ、そういう感覚があるんじゃないかなって思って。
強制的に切り替えさせられるの?
そうそうそうそう、強制的にこっちの世界みたいな。
あー、なるほど、そういう視覚的効果があったんだ、シャールさんには。
うん、じゃないかなって、いやなんか、絶対毎回どのお客さんも驚くじゃん。
いや、そりゃそうだ。
かなって、えっ?みたいな。
いや、そりゃそうなんだけど。
だってね、カフェの店員さんって言ったらそう、ナチュラル、なじむじゃん、店内に、いい意味で。
すごいなじんでないじゃん。
なじまない。
うん、絶対なじんでないよね。
そりゃそうだわ。
あー、なるほど、すごい。
で、しかも、そこはすごい魅力っていうか、一つのキーポイントになっている上で、
かつ、シャールさんは、そのお客さんの話を聞いてくれて、なんかすっごく思い悩んでることがあったとしても、
全然知らないさ、第3者というかさ、関係ない人にだったら話せるっていうこともさ、きっと絶対にあると思っててさ、
で、なんかそんなふうに打ち明け話をするお客さんたちに、すごく私は共感するし、
そうやって聞いてもらえるシャールさんがいるって、うらやましいなっていうのが思ったことなんだよね。
うらやましい。
うらやましいの、なっしーは。
トウコさんの苦悩
いや、なっしーはうらやましいですよ。
なんでなんで?
いや、だってさ、この本にはさ、たとえばトウコさんっていうさ、中間管理職の人が出てくるんだけど、
このトウコさんの会社、けっこうつらい状況で、ちょっと会社で早期退職をすすめる動きがありまして、
早い話、リストラが始まっていまして、雰囲気は最悪で、しかも自分がその対象っていうつらい立場の状態の中間管理職なんだよね。
でもさ、この、そういう今、この気持ち、この状態つらいっていう気持ちってさ、
会社で起こってる問題だから、会社の人に話すのは難しいし、
かといって、家族に話すのもなんか重たすぎて、ちょっと私、私こういう状態になったら誰に話すんだろうなって思って、
いや、たしかにさ、会社の話ってさ、
しかもね、近い人ほどさ、なんで?とかさ、あと影響もあるかもしれないし、この仕事を辞めたらとかさ、
ってなった時に、あれ、私こういう状況になったら誰に話せばいいんだろうな、
でも、とうこさんはシャールさんに話せたんだなって思って、羨ましいと思いました。
陽子さんの離婚劇
なるほどね。それはそうだな。だってね、そういう重い話をしてさ、でも本当に家族とかだったらさ、その次の日もさ、
普通に一緒に生活はしていかなきゃいけないからさ、
そうそうそうそう。
ってなるとさ、こう言いづらくなるのは本当そうだよね。
なるほどね。たしかにね。
そうね。そんな感じでね、お客さんもやっぱりだから、何回もこのお店を訪れたくなって、
主人公だったお客さんはだんだん常連客になって、みたいな感じで、
そう、しかもさらにお互い仲良くなったりして、っていう様子も描かれていくので、
読み進めていくのも結構楽しいのが、このシリーズなんですけれど、
いいよね、なんか。
そう、だから、私毎晩1話読むたびに、こう、私も常連客になったつもりで、
なるほどね。もうなしもいるわけだ。
そう、なしもいるよ。なしもマカンマランに、こう、ちょこんと座っております。
はい。私さ、この本の中でさ、一番好きだった話、1個だけ話していい?
ぜひお願いします。
で、これね、そのシャールさんがさ、男性だったとき、あるときシャールさんは、シャールさんになったんですけど、
男性だった時代も知っている、昔の仕事仲間の、ヨウコさんっていう人の話が、私は一番好きなんだよね。
ヨウコさんは、その昔、すっごく好きな人に、失恋した経験があって、
で、そのタイミングで、結婚を申し込んでくれた人と、結婚をしたんですよね。
なるほど。
でも、結婚がうまくいかなくて、破局を迎えることになったんですけれど、
旦那さんにね、この離婚をお祝いしようよ、みたいな感じで、最後に離婚式をしようって、提案されるんだよね。
まずね、つっこみたいところ、めっちゃいっぱいあるんだけどさ、
つっこで、つっこで。
ヨウコさんは、失恋して、もうだめだ、でも結婚してくれるって言ってる人がいるから、
結婚しよう、みたいな、そういう、そういう感じ?
そんな感じ。そういう感じ。
そうか、自分はもう、あの人とは結ばれないなら、みたいな感じの、ちょっと投げやりな感じ。
投げやりな感じで、
うまくいかないって、どういう感じ?
結婚してみたけど、全然一緒にいても楽しくないな、みたいな。
こいつのこと好きじゃないし、みたいな。
そういう結婚の描写は、そこまでないけど、
でも、あれだよね、旦那さんはいつしか浮気をするようになる。
なるほどね。
絶対私以外にも、他に女性がいる状態になる。
マンションの、住んでいるマンションは、すごいいいところだけど、
その管理組合とかは、全然出てくれないし、なんなら週末も一緒にいてくれないし、みたいな。
ただの同居人になってしまって。
しかもさ、
しかもさ、離婚式って何?
なんかさ、旦那さんいますか、なんかみたいなさ。
ほんとだよね。
離婚式ってないよね。
離婚式って何?
でも、ほんとになんか、円満な離婚っていうのを周囲に印象付けたいから、
私たちはいがみ合って、別れたんじゃないんです。
お互い納得して、離婚するんですっていうことを、お披露目するための式が離婚式。
円満に見せたいっていうのは旦那さんの願いで、
そうだね。
で、それを提案されて、
陽子さんはポッカーンだよね。
ポッカーンっていう状態だったってことだね。
ポッカーンだよね。
ポッカーンっていう状態だけど、
だけど。
ポッカーン、分かりましたみたいな。
まじ?
分かりましたみたいな感じで、
ドレスをさ、シャールさんのところに発注しに行くんです。
分かりました、しちゃうんだ、陽子さんは。
そういう感じなんだ、陽子さんは。
そこでこう、やだよってならないんだ。
なれないんだ。
なれないんだけど、
なれないんだけど、出たくないってシャールさんに言うんですよ。
なるほどね。そこで言うんだ。
うん。
そこでやっとね、分かりましたって言ってるけど、
シャールさんの前で、私出たくないですって言えたんだ。
言えたんですよ。
よかった。
よかったよね。
よかったけど、シャールさんは陽子さんに言うんだよね。
本心を隠すことは悪いことじゃないのよ。
本心の隠し場所さえ分かっていれば。っていうことを伝えてもらうんだよね。
この後の展開も知るとさ、実は陽子さんは、もう一つ本心を隠していたんだけど、
それを隠しきったまま、素晴らしい離婚式をちゃんと演じ切るっていうのが、このお話のすごいところです。
本心との対峙
出たくないって言ったけど、
やり切るっていうふうに、いやでも私演じ切るっていうふうに、どういう感じで陽子さんを思っていったんだろう?
そうだね。でも、この場合のさ、本心っていうのはさ、
絶対に本当は離婚式なんか出たくなかったけど、ちゃんとその離婚式に出て、その自分の姿を周りに見せつけて、終わるっていうところは、一つあれだし、
あと、陽子さんってさ、やっぱさっき話の流れで出てきたけどさ、
結構その、失恋した。この人とじゃあ、なんか申し込まれたし結婚しよう、みたいな感じで流されてってるじゃん。
で、そのまま、で、その旦那さんの言うとおりにさ、流されて流されて、で、離婚するときも、じゃあそれに出ますって言って、みたいな。
でも本当は嫌だけど、みたいなっていうのをずっとしている女性だったんだけど、
でもさ、ここで、私のシャールさんのその言葉を聞いたときに、私の本心ってなんだ?みたいな。
あー、なるほど。
私は本心を深くしまいすぎて、わかんなくなっちゃってるんじゃないか?自分で、みたいなことを思うんだよね。
なるほどね。
で、そこでやっと自分の心と向き合うんだよ。自分は今、本当はどうなのかっていうところを向き合って、
あ、そうだった。私はこうだったっていうところと、ちゃんと自分で受け入れたから、そのまま離婚式に臨めたっていうところがすごいところで、
なるほど。
本心っていう言葉を聞いて、私の本心ってなんやって、初めて思ったってことなんだね。
そうだね。
ほんとに、すごい言い方悪いけど、脊髄反射のように結婚しちゃったんだね、きっと。
やっぱそれぐらい前の恋愛がつらかったんだろうね。
そうそう、それはそうだよね。
そっから逃げちゃったんだよね、きっと。
前の恋愛を引き続けてたんだよね、結局。
で、やっぱそこで本心と向き合い切れなかったから、ああみたいな感じで、流れみたいな感じでなって、
本心、確かにってなったんだね、なるほど。
とはいえ、このようこさんも結婚は長くしていたほうでさ、
今さらそこの自分の気持ち、ああそうだったんだって気づいたの、結構衝撃だったと思うんだよね。
日々の生活をくり返していく中でさ、もちろん最初はその旦那さんを好きになろうとしただろうしさ、
そういうのもあった中で、でも私の本心ここだったって気づいたっていうのはさ、
なんかすごいエネルギーだっただろうなって思って。
そうだね、時が長ければ長いほど。
でもそこで向き合ったら、ちゃんとまた自分の内でしっかり立てるようになるんだなっていうところに、私はすごく感動して。
なるほど、やりきれたと。
うん、そうやりきれる、そこはなんかやっぱさ、惰性で生活って続いてくところもあると思ってるから。
そうだよね。
今回もさ、流されるままに離婚式やりきる選択肢だってあったと思うんだよね。
そう、なんかそういうふうになってしまう。
3、4時間、私たちバラバラになっても幸せにやっていきます、ニコニコをさ、4時間ぐらいやればいいだけって思うとさ、タスクとしてはそんなになんかいけそうかなみたいな。
まあそうだね、つらそうだけど。
つらそうだけど、まあいけなくはないかなみたいな。
でもそうじゃなくて、でもそれ、そこに望む気持ちをちゃんと作るっていうので、すごい向き合ったってことだもんね、ようこさんはね。
すごいね、それは。
だからなんか、たぶん、あと私がすごい好きなのは、やっぱりここ、この話が結構恋愛要素を含んでいるってところはたぶんにあると思うんだけど、
あとシャールさんが、やっぱりシャールさんの同僚だからっていうところもあって、その昔の部分もわかるっていうところはすごく、
ああ、そうね。
シャールさんの二面性、二面性とは言わないけど、また別の顔が知れるっていうところがすごくね、おもしろいなって思っていて、
おもしろい、うん。
結婚式のドレスもシャールさんに頼みに行ったんだけど、その前の結婚式のウェディングドレスもね、ようこさんはシャールさんに頼んでいて、
秋の夜食と料理の繊細さ
そこが、そうそうそう、昔のシャールがドラッグクイーン成り立てだった頃の彼を、ようこさんのウェディングドレスの発注がさ、支えていたっていうことが実はあったりっていうことがわかるんだよね。
そっか、みたいな。それはそうだよな、シャールさんにもそういうことがあったんだよな、みたいな。
いつもこう、みんなを導いてくれているシャールさんが、実はそういうふうに同僚に支えられてた部分もあったんだろうなとか、そういうところもよりわかるっていう意味で、結構好きなんだろうなと思うんだよね。
そうなんだよ、なんか、私この本を読んだ時に、抱いた感想が、まず料理が、料理の話に戻るけど、料理が、料理ってこんなに繊細なんだって、こんなに繊細な料理って作れるんだって、こう、味もさ、塩、醤油、みたいなさ、なんていうんだろう、わかりやすい味っていう感じじゃないじゃん、描写としてさ。
いろいろなものがこう、出汁をとって、複合して、みたいな、こういう幾重にもなっているっていうことと、この作品に出てくる人たちの人間性みたいなところが、その人のいろんな側面が見えて、
で、結構みんなさ、それこそすごい、どのエピソードでも、自分の割と深いところとこう向き合って、自分の感情を丁寧に丁寧に消化していくじゃん、っていうのがずっと続いてて、
人間も、その料理、その出てくる料理と同じぐらい繊細だし、単純じゃないくて、いろんな層があるんだなっていうのが、こう、なんかすごい料理とリンクしてて、美しいって思ったんだよね。作品の作りとしてさ。
美しいって思ったんだって。
そうなの、なんか、この繊細な料理に対して、この繊細なエピソードがあるからこそ、これがさ、なんか、シャールさんが出してくるのがさ、めちゃめちゃこう、なんか、あの、鉄鍋振った中華料理とかだったらさ、この繊細な話は成立しないと思うんだよね。
それではない。
それではない、なんかそう、いや、私もシャールさん作る中華料理食べてみたい気持ちはあるけど、そうすると、やっぱりエピソードとしてはもうちょっとさ、なんか、違う感じになりそうじゃん。
そうね、違う感じになりそうだね。
違う感じになりそうじゃん、そう。
料理の繊細さを味わっているのと、こう、人間、人間もそうだよね、人間も料理と同じで、なんかいろんな要素があってさ、一言では語れないよね、みたいな。
っていう、なんかそれが美しいなって思ったんだよね。
作品として、そうそうそうそう。エピソードが料理を引き立たせてるし、料理がエピソードを引き立たせてるなって思ったの。
ですです。
その要素も絶対にある。
いやー、そうだね、すごい、ようこさんの話はすごいその、私は最後は、ようこさんはすごく魅力的な女性だなって思ったし、
やっぱりそのね、ちゃんと自分と、自分の長年の恋心と向き合って決着をつけて、離婚式をやりきってっていう芯の強い姿が、めっちゃかっこいいって思ったから、
っていうね、登場人物たちがさ、他にもいっぱいいるわけでさ、すごい人にフォーカスしちゃった、紹介にはなっちゃったけど、
やっぱり料理との相乗効果の面はすごくあるから、いやいいよね。
おいしいご飯とさ、受け入れてくれるその場所とさ、そして魅力的な登場人物がいるカフェですよ。
そう、なんかさ、部屋に置いといてさ、たまに帰りたくなる、マカンマラに帰りてえと思ってこう、す、みたいな。
これはね、家に置いておくべき本ですね。
ね、そう、だからたまに、たまに行けるといい夜食カフェなんで。
いいね。
しかもなんと今年はね、観光10周年ということで。
あ、そう、そうなんだよ、そう。
え、ちょっと調べてみたんですけれど、なんと、10月の21日に新刊も出ているそうですよ。
5作目。
女王様の休日、マカンマランボヤージュ。
台湾に行くらしい。
楽しみっていう、私とソラヤンが楽しみにしている飲食店群増撃物なので、皆さん気になった方はぜひ手に取ってみてください。
私も常連のつもりで生きていこう。
新刊情報とカフェの魅力
なっしーも常連だったか。
そのうち会いましょう、マカンマランで。
マカンマランで会いましょう、皆さん。
ここまででトークテーマは終了ですが、きさくろではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどをぜひご投稿ください。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、そちらからご投函いただけると嬉しいです。
今後も喫茶クロスロードは毎週月曜日夜21時よりゆるゆる営業していきます。
本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。
バイバイ。