普段着着物スキーのたわごとラジヲ(
ごきげんよう、普段着着物スキーの椎名さんです。
こんにちは、おはこんばんちは、着物温兵衛たろちゃんです。
毎週木曜日夕方5時更新、着物を通じて出会った2人が着物の話とか、そうでない話を、
ああでもない、こうでもないと談義するトークプログラム。
着物をなりわいにしていない、ただの普段着着物スキーの2人がする、
毒にも薬にもならない、ためにもならないヨダバナシ。
それが、普段着着物スキーのたわごとラジヲです。
今日は2人とも、みんなには見えてないけど黒い服着てるね。
おそろっち。
黒い服をおそろって言ったら、だいぶお揃いの人多くない?
人類みんな兄弟って言うからさ、そういう精神で生きていこうぜ。
そういう感じで、じゃあ最近ドゥー?
白愛の心を持って最近ドゥーすればいいかな。
そうそうそうそう。
あのですね、たろちゃんね、皆さんにワーワー言ったんですけど、
ついに引っ越しが8割型終わりました。
疲れて言いづらいな、8割って。
あとね、退去立ち合いと不要品回収で。
なんだけどよ、新居に今住んでて、新居で初収録してるのよ。
そうだね。
あのね、みんなにね、ひとお問い言っときたいんだよね。
趣味人間がね、2人家引っ越すとマジでね、パンパンパンパーニュー。
全然前世みたいに言ってるけどさ。
パンパンパーニューじゃなくて、パンパンパンパンパンパーニュー。
めっちゃ多くない?
焼肉焼いてもというCMがあったかの有名な会社もあるけど、
そんなの関係ないくらいパンパンパンパンパーニュー。
あのさ、もう引っ越した後に言うけどさ、
引っ越す前にこんな家にしたんだっていうのさ、
まどりとかさ、画像とか送ってきてくれてたじゃん、私に。
あ、そうだね、しーなちゃんに送ったんだよ。
それ見て思ってたんだよね。
絶対広さ足らんくないって思ってたよ、私は。
いや、あの本当にね、ちょっとこれは太郎ちゃん着物何枚か、
何枚かどころじゃないな、十何枚か、帯も十何個かは、
ちょっとね、他の人にお譲りしたり売りに行かなきゃいけないってなってますね。
だよね、わかるよ。
でもね、しょうがないんだよね。結局さ、太郎ちゃんね、
みんなが知ってる通りパンパーニュー趣味人間なんだけど、
カレドニアのね、ママ趣味人間なのよ。
あ、そうなんだ。
うん、だから私カレドニアの荷物は太郎ちゃんさんよりは少ないよって言われてたから、
あ、へーって思ってて、いざ引っ越すじゃん。
あ、おめえやっぱ結局オタクだったんだなみたいな。
あー、そうなんだ。
うん、オタクっていうのは知ってたんだけど、
あ、ゲーゲームこんな持ってんの?みたいな。
え、パソコンでかくね?みたいな。
あー、なるほどね、一個一個がでかいタイプの趣味人間だ。
そうそうそうそう。
いやし、太郎ちゃんより何なら持ってるフィギュアの数は多いから。
あー、あのさ、フィギュアとかってさ、上に何かを積むとかできないじゃん。
重ねておくとかが。
そうなんですよ。
場所取るよね。
しかも太郎ちゃんもなんだけど、箱から出してないフィギュアが多いんだよね、お互い。
あー、なるほどね、はいはいはい。
これはちょっと二人でお金を出し合って、
あの、ラスケースみたいなのあるじゃん。
オタクがフィギュアをかっこよく飾るために。
はいはいはいはい。
あれをね、お迎えするのも時間の問題かなーなんて思ってます。
いいんじゃないですか、そういうのをお迎えしとかないと、
埃が積もったりとか、行方不明になったりとか、箱がクシャってなって、
立ち直れないってなったりとかするから。
する、する。
大事だと思う。
なんかね、みんなも、みんなね、そんな引っ越しする人少ないと思うけど、
着物民が引っ越しする大変さをね、一回取りたいぐらい大変だった。
そうだね、一回取れるんじゃないかって踏んで期待してる私は。
じゃあまたね、計画するので皆さん、高期待ということでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ椎名さんの最近度はいかがなものでございましょうか。
皆さんご存知、私ミドラーじゃないですか。
今日からね、聞き始めた人のために言うと、ミドラーっていうのはですね、
椎名玉城さんのように、緑をこよなく愛し、緑を身につけたり、
化粧に取り入れたりする人と言うんですけど、今ふと思ったんだけど、
緑のものは食べたがるの?
緑のもの?え、小松菜とかそういうこと?
え、とかズッキーニの外側だけとかさ。
外側だけは食べないけど、ズッキーニが好きだけど。
あーわかるよ。ゴーヤとかさ、外側しか食べんじゃんね。
あーまあ確かに確かに確かに。
え、どうなの?その辺は。
え、緑のもの普通に食べるけど、あんまり得意じゃない緑もあるんじゃない?
わかんないけど、ピンとこないけど。
あ、でもね、あのね、あれが嫌い。
なになに?
ケール。
あーほんと?なんで?
なんか、ちょっと強くない?
あーそうだね、葉野菜の中でも、パクチーとまでは言わないけど、ケールそこそこ強いなと思うよ。
えっとね、悪の強さとかじゃなくって、葉っぱが強くない?物理的に。
なるほどね、固さ?
そう。
はいはい。
あー、私はあの固さが好きで結構食べるんだけど、もりもり野菜を食べてる感じがする。
あのさ、ケールだけをモシャモシャ食べるというより、サラダに入ってていろんな野菜と一緒に食べるじゃん。
うん。
そうするとさ、食感がさ、なんてバランスが良くない感じがしちゃうんだよね。
あー、だからレタスとかほうれん草とかは足並み揃えてくれるんだけど、ケールさんはちょっと、いや俺そんなみんなが砕けるところで俺砕けねえからみたいな。
そうそうそうそう。
あー。
そういう意味ではケールはちょっと空気読めてないよね。
そうそうそうそう。
ケールが何をしたっていうんだ。
ほんとだよ。
ケール農家の皆さん、またケールが好きなこれを聞いてる人、本当にごめんなさい。そして椎名さんはミドラなんですけど。
そう、ケールの話がしたいわけじゃないんだけど、そのね、私がね、ずっと気に入ってきていた緑色のイロムジがまあまあ限界だったの。
おーおー。
それはね、もう本当に初心者着物好きの時に、まあいかんせんミドラだからさ、緑のイロムジが欲しいわと思ってさ、一生懸命探して買ったわけよ。
うん。
だから、すごいドミドリで気に入ってはいるんだが、買った時からまあまあ古い感じだったのよ。
あー、リサイクルだからね。
そうそうそうそう。なんか裏地が結構傷んでたりとか、もう生地もちょっと弱いんだろうなーみたいな感じだったの。
うんうんうん。
だから最初はさ、洗い張りをしてね、なんか押し立て直ししようかなって思ってたんだけど、
はいはい。
そもそも論として生地が弱いから、洗い張りどころじゃないなって思って。
そうだね。洗い張ったらピーン、パーンとかできそうやもんね。
そうそうそうそう。だから、あ、しょうがないなって思って、ちょっとその子はさよならする前提で、ちょっと新しく緑のイロムジを探しまして。
うん。
って買ったんですよね。
おー、セカンドイロムジ緑が来たの?
そう、セカンドイロムジ緑が来まして。
うん。
まあ合わせだからまだ来てないんだけどさ。
いや、そうだね。
うん。
前の緑とは色具合は似てるの?
いや、似てるでもないかな。それなりにしっかりとした緑ではあるけど、
うん。
なんかね、前の緑がすごい不思議だったのよ。
どういうこと?
イロムジなんだけど、
うん。
ちょっとつむぎっぽい感じで、
えー、光沢があるってこと?
そうなの。なんかね、糸がちょっと光沢がある感じになってて、
へいへい。
その布自体もちょっと柔らか物みたいに滑らかな感じではなくて、
一本一本の糸が太いから、ちょっとしっかりした感じに見える感じだったのね。
はい。要するにケール寄りだったってこと?
そう、ケール寄りだったの。そう、ケール寄りだったの、ほんとに。
おー。逆転回収。
ほんとだよ。そう、だから、これって何なんだろうなって思いながら着てたの、ずっと。
はいはい。
で、今回のやつはいわゆるイロムジっていう感じの、
たぶんシュッとした場所にも着ていけそうな感じなんだけど、
シュッとした場所に着ていくにはちょっと発色が派手なぐらいの感じ?
あー、だからほうれん草って感じ?
そうだね。ほうれん草ぐらいの感じ。
ほうれん草が派手かって言われたら、ちょっと厳しいところではあるけど。
派手ではないけど、なんかさ、やっぱりシュッとしたところって淡い色を着ていったりとかするイメージがあるじゃん。
あー。
こちら側にね。
はい。そうね。
だからそれに比べれば、ちょっとしっかりしてる発色かなーみたいな感じのやつ。
あー、そうだね。
ご存知の方がどれぐらいの割合でいらっしゃるのかわからないんだけどさ、
はい。
キモノヒメっていう雑誌があったでしょ?
うん。探してみてね。とっても面白い。
そう、もう新しく発行はされていなくて、これがキモノアンに変わっているというか、
出版社が違うからあれなんだけど、編集長の方が一緒で発行されているものなんだけど、
それの中に山田ナイトさんが書いているミロリヒメっていうのがあって、
彼女が着ているのはまあ大体ね、緑がどこかに使われている着物を着てたりとかするんだけどさ、
ちょっと私あれの真似したいなって今思ってる。
えー、いいじゃん。すごくよさそう。
あれの真似スタイルを今年の冬はどこかのタイミングでやろうって思ってるし、
改めて何かを買わなくても、そのスタイル真似ました、できるんじゃね?っていうぐらいミドラだな私って思ってる。
あー、でもそういうやっぱり自分のテーマカラーみたいなのあるじゃん。
うんうんうん。
しなさんは緑だし、たろちゃんは赤だと思ってるんだけど、
うんうん。
やっぱりそういう自分のテーマカラーをさ、押し込めていきたい。
押し込めていきたい?
どこに?
寿司でも作るの?
自分のファッションに。
うんうん。
そうそう、反映させていきたいよね。
そうね、着てるとしっくりする感じの色ってやっぱりあるよね。
うん、そして高確率でお褒めの言葉をいただき、自分も1日がすごい良いテンションで生きていけるみたいな。
あれってパーソナルカラーに合ってんのかな?
いやー、たろちゃんはね、パーソナルカラーも大事だと思うんだけど、縛られたくはないんだよね。
わかる。縛られたくないと思ってるけど、今私がこの緑は好きだわとか、この赤は好きだわってたろちゃんが思ってるとかってなった時って、
それってそういうデータ的なやつで見ても似合ってる色なのか、私の好みだからそんなデータなんか蹴散らしてるだけなのか、どっちなんだろうね。
たろちゃんのお友達のお母さんの話になるんですけど、たろちゃんのお友達のお母さんはこういう色が好きだなーって言ってて、その服をよく着てたんだって。
うんうんうん。
たろちゃんのお友達とたろちゃんのお友達のお母さん一緒にパーソナルカラー診断行ったのよ。
うんうん。
そしたら全然着ない服ばっかり似合う似合う似合うって言われて、今まで着てるやつはむしろ似合わんしみたいな。
へー。
結構黒も楽だから着るじゃん。
うんうん。
それも結構難しいですみたいなの言われて、大ショックを受けて。
へー。
言われたすぐは気にするじゃん。なんか今似合ってないのかなって。
うんうん。
でも結局、え、でもこういう色の服いっぱい持ってるし、私好きだしまぁいっか。
結局さ、あれってたろちゃんがさ、この歳になって何着たらいいかわかんないんだけどみたいなこと言い始めたじゃん最近。
そうそう。
言う言う。
ああいう時にヒントになるものとして利用する分には結構いいような気がするの。
そうだよね。あ、私着たことないけどこの色似合うんだ。器用。あ、似合うじゃん。やったーとかね。
そうそう。あとさ、不安かもしれないけど、まぁなんか一応データ上似合うって言われてるから一旦こっち方面に手を出してみるとか、いいんじゃない?とかさ、ができるような気がするの。
だけど、自分のスタイルとかがはっきりしてたりとか、私はこれが好きよっていうのがはっきりしてる時って、わざわざそのデータを取りに行かなくてもいいのかもね。
うーん、なんか健康的ではない気がするな。
ねー、囚われちゃう。だって、そんなの気にしないわっていうことはできるんだけど、そんなの気にしないわっていう心持ちに行くまでの右右曲折があるじゃん、やっぱり。
どうなのかしら、あーなのかしらがあるからさ。やっぱこう、健康的にそういうのは使っていきたいよね。
ヘルシーに行きましょう、みなさん。
ほんとそう。では、そろそろ本日の着物談義に参りますよ。
はーい、今日のテーマは何だろうなー。
本日の着物談義は、
はい。
満を持して着物本の話をする。
満を持して。
本当に満持したね。
そうなの。結構前からさ、着物本の話をしてほしいと言われたりしようとしたりしていたんだけど、
はい、そうですな。
それなのに、たろちゃんの映画プレゼンのほうが先に来るっていうね。
ごめんねごめんねー。
というわけでね、今日はね、私がたくさん読んでいる着物本の中から、いくつかを紹介する感じにしようかなと思っていて、
あ、はい、椎名さん。
どうしました、たろちゃん。
それは寄り抜き椎名さんなのか、
うん。
それとも、まあとりあえずみんなにオススメみたいな感じで選んだのか、ちょっとその先行基準がたろちゃん知りたいです。
先行基準は、まず今本屋さんで買えるかどうか。
大事。紹介されたのにさ、椎名さんがすごい笑顔でさ、でもこれみんな買えないからねーとか言ったらさ、
ああ、アンチができちゃうからやめてーってなるんだけどさ。
そう、だからさ、すごく好きだなって思ってるけど、もうこれ本屋さんでは、ちょっと古本屋さんじゃないと出会えないんだよな、みたいなやつとかはやめた。
そうねー。みんながね、血の涙を流しちゃう。
そう。あと、結構これはマニアックだなーみたいなやつとかは避けた。
うーん、なるほど。
例えばさ、日本服飾詩みたいなやつとかのさ、掘り下げてるやつとかはさ、読んでて面白いんだけど、
普段聞き物好きのタワゴトラジオですから、そんな学術的なのを紹介するような感じではないかなっていうのが一つ。
じゃああれだね、アカデミックなことが知りたい人はみなさん、椎名さんに直接教えろや!っていうメッセージをください。
そうですね、そしたらなんかこう、シュレッと、もしかしたら行くかもしれないし、ここでシュレッと言うかもしれないんですけど、そんな感じ。
比較的普段聞き物好きで、比較的そんな知識がなくても楽しめるものをチョイスしたつもりです。
おー、これは期待大ちゃん。タロちゃんは今日はあれだから、へーとかほーとかうほーとかしか言わないからね。
へー、もう上等上手に聞き役やってください。
がんばるうほー。
うほーは嫌いな。
一冊目は、お肝の一年生。
あーもう、みんな何年生かは知らないけど、みんなが読んで面白い本な気がする。タイトルからして。
そう、こちらは山口さくらさんが書かれている、2019年3月、ゆうきゃん学び出版というところが発行しているものです。
着物コーディネーターの山口さくらさんっていうことが書かれていて、あのTシャツかぶせ帯ってさ、私らもよくポッドキャストの中で言うんだけどさ、
バンドのTシャツとかを帯にかぶせて帯っぽく結ぶみたいなことを、多分ね、考案した人なんじゃないかと思うんだよね。少なくともメジャーにした人だと思う。
すげー。
そうそう。で、これの衣装の中で入っているのは、ふくふくさんっていう新宿とか浅草とかに店舗を構えているリサイクルショップが衣装協力みたいな感じで入っているんだけど、
ここはタロちゃんとも私は行ったことあるんだよね。浅草店の方に。
そうですね。
ここで彼女働いてたことがあるんですよ。
へー、そうなんだ。
今ね、着物コーディネーターの活動をしている時に着付けを教えてくれたりとかも彼女するんだけど、着付け教室やられてたりとかするんだけど、
それもね、確かふくふくさんが会場になってたりとかするパターンもあるみたいなので、なかなか強く絡んで書かれている感じかなっていう感じなんだけどさ。
うん、なんだけどさ。
なんでこれを一発目に上げたかっていうと、着物始めたいんですけどっていう人には一旦おすすめしたい本なんだよね。
おー、ちょっと興味あるなーみたいな人?
そう、なんかね、いろんなことが網羅されている感じがするの、この本って。
うんうん。
実際私着物始めたいんだけどっていう子にプレゼントしたこともあるんだけど、着付けの方法みたいなのも載ってる、オーソドックスさみたいなのもあってさ、そういう本っていっぱいあるじゃんか。
うんうん。
だけど、リサイクル着物の買い方みたいなのもちょっと載ってたりとかするの。
へー、それは結構聞き当たらしいね。
そうそうそうそう。なんかね、こんな失敗しちゃったんだよねみたいなのとかもあるし、格の話にもちょっと触れてるし、所作だったりとか、トイレの行き方だったりとか、そういうのも触れてるんだけど、やっぱりまあいかんせいね、バンドTシャツのTシャツ被せ帯考案した人だから、本人が持ってる小物とかエピソードがちょいちょい悪が強かったりとかするの。
おー。
それがまた身近に感じるんだよね。
うーん。
格の話とか着付けの話とかしてるとさ、難しいのかしら?知識だわっていう風になりがちなのに、ちょいちょいうん?って思ったりとかするわけ。
なるほど。そのうん?はお着物1年生ではないじゃない?椎名さんは。
はいはいはいはい。
だからうん?って思うけど、何にも知らない人も読むとやっぱりそのうん?さを気づくってこと?
あ、えっとね、うん?っていうのはちょっとクスッとしちゃう感じっていうのがあって、例えばその何でもない日にスーパーに買い物に行くのに着物着たっていいのよっていう風に書かれてたりとかするんだけど、
あ、すいませんって話しかけられて、あ、やっぱり着物って素敵だから声をかけられるのねと思ってしゃなりと何でしょうって振り返ったら、あ、ネギ落とされましたよって声かけられるみたいな。
そういうなんかちょっとした面白さみたいなのが挟まれてるから、ネギ落とすのとかさ、ちょっとさミスじゃん。
だけどさ、クスッと笑っちゃうみたいなのが挟まれてたりとかするから、結構ね読みやすいなーって思うんだよね。
なるほどね。結構さ、私もね着物の着方とかそういう本は、やっぱり読んだことあるんだよね。
うん。
そしたらさ、やっぱりこうします、こうします、そしてこうなってこうなって完成がこうっていう、まあ工程もちろん載せてくれるじゃん。
うんうん。
でもさ、読んでさそれをやったらさ、上手くいくかって言われたらさ、まだ上手くいかんのよ1年生は。
いかんいかん、いかんいかん。
でもさ、その時にさ、私が不器用なんだとか、私がやっぱりダメなんだって思っちゃう人っていると思うもん。
うんうん。
本当はそんなことないのにね。
うん。
でも、それで失敗例を書いてくれてるってことは、あ、みんなもここでつまずくんだとか、あ、私はこれはスッキリできたわ、ちょっと自信、へへ、みたいなさ。
うんうんうん。
程よい距離感の背中の押し方だなーと思います。
そうなんです。
なんかね、ライトさとちゃんと感のバランスがすごくいい本だなーって思うから、これは着物着たいんだよねーっていう人に、つまり最初どう?みたいな感じでおすすめしている本で。
うん。
1回ね、私ブログでこの本のレビュー書いたことがあって。
へー。
そしたらあの、ご本人からメッセージをいただきました、そういえば。
すごい。ご本人登場。
そう、なんかね、あの生徒さんが私のブログを見つけてくれたみたいで。
あーなるほど。
こういうことを書いてくださっている方がいますよって本人のところに届いたらしくって、そのメッセージをいただいたことがあるんですが。
そうなの。でね、こんだけ色々こう調べてるから、知識からも入ってるし、すっと着物の世界に入れた人なのかなと思うと、
前さ、私がさ、すごい着物の販売のイベントに行ったんだけど、そこのキャッキャした空気に馴染めなくて、何も買えなくて、すごすご買えたことがあるんだって話したの覚えてる?
だらちゃんは覚えてるよ。
それと全く同じ経験も彼女もしてて。
うーん。
しかもね、たぶんね、同じイベント行ってんだよね、私これ。
え?そうなの?
そうなの。
それさ、ちょっとさ、すごい嫌な偶然を想像してしまったんだけど、
うん、なに?
同じチーム見て同じこと考えてたら、だいぶそのチームやばかったってことだよね。
いや違う違う。なんかさ、別にさ、はしゃいでる人たちが悪かったとかでは全然なくてさ、
素人だという自覚がさ、そこに入り込めなかったみたいな気持ちだからさ、誰も悪くないのよ。私たちが堂々と行けばよかったのよっていう気持ちはあるんだけど、
だけどこのイベントの時にって書かれてるそれが、あれ私それ言ったなって思って。
ハートブレイキングしたなみたいな。
そうそうそうそうっていうのもあって、多分ね、あんまり私と変わらないか。
私の方が一年ぐらい早かなぐらいの時期に着物始めてる方なんだと思うんだよね。
だからその古い文化みたいなのとか、なんでみたいな成り立ちみたいなのを調べる方はら、
じゃあ自分の生活にとって着物をなじませるってどういうことなんだろうっていうことに対しても、自分の良い具合みたいなのを探る過程もあって、
犬が好きだから散歩して、カフェ行って、はしゃげるやつがいいから、笑えるやつの方がいいな、みたいなのとか、そういう家庭みたいなのもあったり、
下北沢にあるキエンさんっていうお店があるんだけど、そこでたぶんね、着付け習われていて、
そういう個人のところに行った方が私はいいわ、スクールに行くよりもっていう風に、自分で探す能力みたいなのがやっぱりあるわけよ。
あれだよね、その方さ、たぶん自分がもちろんわかんないことに対してシビアに向かっていくじゃん、もちろん作家というさ、
ノンフィクション作家だからね、仕事柄そうなのかもしれないんだけど、きっとそういうことが好きだからできるんだと思うよ、本になるぐらいだから。
嫌じゃん、だってそれで苦行だったら全部、苦行の集まりの本とかさ、えーみたいな、しんどいブックみたいになるじゃん。
みんなもちろんね、読んで、私もそれわからんかったっていうのもいいと思うし、
シーナちゃんみたいに、私もそういう気持ちになってすごいシュンとしちゃったみたいな。
すごく突っ走ってるのに寄り添ってるね、すごいね。
そうなの、ルール的なことだったりとか、書くみたいな話とかっていうのは、さっき出てるキモノ一年生だったりとか、いわゆるキモノ本でたくさん触れられてることなんだけど、
それよりも、その先にそれってなんで?に踏み込むっていうのを、第一歩みたいなのは結構わかりやすく書かれてるような気がするんだよね。
正直これぐらい読みやすい文体で書かれていて、これぐらいそれってなんで?にちょうどよく踏み込んでくれてる本って、今のところ私は出会っていなくて。
次はね、結構ライトなやつですな。
お、ライトが来ますよ。
私のホーリーバイブル、着物番長2。
あー、出た、着物番長2。
着物番長2なんですけど、これはね、私のホーリーバイブルとタロちゃんに言われたからまあそうなんだろうなって感じなんだけど。
はい、ホーリーバイブル。
松田恵美さんが描かれている2015年12月商電車発行ですね。
はい。
まあ、なんていうの、今回さ、選ぶにあたってさ、これを入れないわけにはいかなかった。
そうね、ホーリーバイブルだからね。
だって大好きなんだもん。
あの絵がまず可愛いよね。
そうなの、松田恵美さんはイラストレーターさんなので、写真ではなくてイラストで描かれてるんだけど、それがまたね、いいんだと私は思っていて。
一応ね、着物番長2だから1もあるんですけど。
そうですね、1もあります。
1もあるんですけど、私が好きなのは2なので、もう2を紹介する。
まあ、読んだことない人にちょっとじゃあ説明してほしいんですけど、なぜ椎名さんは1ではなくて2を押すのか、その押しポイントを聞かせてください。
あのコーディネートのやり方みたいなのが描かれてるのよ。
あー、なるほどね。
ご本人曰く1よりも2の方がマニアックって言ってたの。
あー。
1の方が季節感の話だったりとか、大作みたいな話とかを描かれてたりとかするんだけど、こっちは割と色の合わせ方とかが描かれてるんだよね。
そうなんだ。
そう。
ってことはさ、お着物1年生的なニュアンス、さっき紹介してくれたお着物1年生的なニュアンスが着物番長1で、
うん。
もうちょっと1年生じゃないんだけど、まだまだこう、なんか右往左往してるとか、何年も着てるけど、ちょっとコーディネート最近わかんねーなっていう人におすすめしたいみたいな感じかな。
あー、そうなのかも。でもね、私めちゃめちゃ1年生の時にこれ読んでたんだけど、
飛び急だね。
いやー、だってさ、めっちゃわかりやすいっていう表現が合ってるかわかんないけど、
うん。
その、さっきさ、着物の国の?の話をした時にさ、だってやっぱりノンフィクション作家さんだからめっちゃ調べるよね、みたいな話したじゃんか。
うん。
それで言うと、松田亜美さんはイラストレーターさんだから、色に対する感覚っていうのがすごいきちんと系統だってわかっていたりとか、
そうだよね。
そう。繊細に表現されるわけよ、やっぱり。
うんうん。
だからこの色に合う色ってこれとこれとこれがあって、それってこういう風に組み合わせたらすごくこういう雰囲気になるんだよねっていうのがイラストで描かれてて、
うん。
イラストレーターさんが描かれてるように写真じゃないから、布の質感みたいなのまではわかんないわけよ、イラストだから。
そうだね。
光沢があってとか、なんかこうこっちは柔らか者で、みたいなとかわかんないから、自分が着るってなった時にその色だけを頼りに組み合わせたらなんか質感違うんだけどってなったりとかもするんだけど、
うん。
でもその質感みたいなのがイラストで見えないか故に色のことだけを考えるんだよね。
うんうん。それはそうだね。
だからそれがね、すごいわかりやすかったんだと思う、当時。
うんうん。
確かにさ、角とかさ、初心者からちょっと抜け出してさ、着物が着れる、とりあえず着付けはできる、自分に対してね、着付けができるってなっても、
うん。
色合わせももちろんわからない時にさ、角がとかさ、季節の花がとか、いっぱいさ、情報が入ってくるじゃん。
うん。
知れば知るほど。
うん。
で、頭がパンクしそうになる。
うん。
そこに多分あれかもね、ちょっと1回色だけでいいからさ、考えなよ。
そうそうそう。なんかね、そうすごくね、わかりやすかったし、可愛かったし。
うん。
可愛いね。
あとね、基本的にね、この本ってね、実在してる着物で書かれてるんだよ。
うん。
で、それも良かったなーっていう感じがしていて。
うんうん。
だからさ、それゆえにさ、初心者着物好きな私はさ、この着物欲しい。世にないんですか。リザイクルだからありません。みたいなことをよく繰り返してたんだけどさ。
うん。
これの布は体験しちゃうんだけど、やっぱりね、可愛かったから見てたなーっていう感じがする。
うん。またあれだよね、こう書かれる女の子すごく可愛いじゃん。
そうなの。
でもさ、作者さんの自画像さ、めっちゃ癒し系じゃん。
そうなの。
そこが私すごい好きなんだよね。こんなにバシバシにさ、ご本人もね、しっかり自分が着たコーディネートとかも多分載せられていると思うんだけど。
うん。
かわいい女の子で描いてて、決まってるからかっこいいなって思うんだけど、ご本人の自画像はなんかこうのほほんとしてて、すごく親しみやすいよね。
うん、そうそうそうそう。
そこライクですね。
でさ、私はさ、その、私はさ、というか洋服を着てると、正直こんなにカラフルなものを纏うことってないなって思ってて。
うーん、ないねー。
だから、じゃあ着物着ようってなった時に、どうやって合わせたらいいの?この色とこの色って合うの?みたいなのが、ちょっとうまく理解できなかったんだよね。
うん。
で、その時に、明度とか彩度とか合わせたらいいんだよ、みたいなことだったりとか。
うん。
色相化の中の、補色の関係だったらこういう風になって、みたいなのとかっていうのが、ほんとにイラストレーターさんならではなのか、そういう視点で描かれているので。
うん。
かわいい上に役に立った詩みたいなのがあるのかなーっていう気はする。
うーん。
あとまあシンプルにさ、文字読むのが苦手っていう人はいるじゃん。
はいはい。
うんうん。
そんなにたくさん読めないなーみたいな。
うんうんうん。
とりあえず目でわかるという意味では心強いよね。
そう。
この番長さんは。
帯留めにブローチを使ったりするとか、そのブローチを帯留めに変えるためのグッズがあるみたいなこととか。
うん。
そういうのは私この本で知ったかも。
あーほんと。
うん。
それをさ、言われないとさ、もちろん知らない人もいるし、言われなくても、あ、あたいピントきちゃった、みたいな人もいると思うんだけど。
うんうんうん。
そういう、そうか、こうどんどん自分のさ、ハードルがさ、下がるんだよね。
そう。着物を一回着るのとかって、その初心者着物好きな時ってちょっとハードル高いじゃん。
高い高い。
もう時間もかかるしさ、どこ行ったらいいのかわかんないさ、このコーディネート合ってんのかなーとかさ、気崩れるしさ、とかいろいろ思うんだけど。
うん。
本を読むのってもうちょっとハードルが低くって。
うん。
だからいろんな本とか、いろんな写真とかイラストとかを見てるとだんだん目が慣れてきたりとかして。
これ私できるかもとか思うぐらい頭が慣れるまでね、脳がこう見慣れるまでそういうの浴びるっていうのもすごい大事だなって私は思ってるし。
バッジ使っていいんだよとか、帽子と組み合わせてもいいんだよとか、このでっかいピアスでもいいんだよみたいなのとかを、こういうのでなんとなくインプットしてってるような気がすんだよね。
うーん、そうだね。自分の今持ってるアイテムを使っても着物を着始めることはできますよ、かっこよく着物デビューすることはできますよっていう、心強いよね。
そうそうそう。だから結構いろんな種類の本に手を伸ばすのってありだなって、ただじゃないからね、そんななんかバンバンおすすめ、私は軽率に本買うからバンバンおすすめしちゃうけど、
でもそういう感じでこんなバッグも合うんだなとか、逆に全部揃えたら高いかもしれないけど、こんなものが世の中にはあるのかみたいなのもあったりとかするから、そういう意味ではね、本読むのっていいぜって思ってる。
いいね。自分の目の前のものは増えないけど、気持ち的には満ち足りるよね。
そうそう。で、次買うときはこういうの買おうみたいな野望が生まれたりとかもするんだよ。
パンパーニュの入り口やな。
ねー。ちなみにね、松並さんは猫派です。
なんかね、さっきからさ、着物民ってやっぱりアニマル、まあもちろん苦手な人もいるけど好きな人が私は多いイメージなんだよな。
まあね、そうかもね。彼女の家のバロン君っていう猫がさ、めっちゃ可愛いんだけどさ。
へー。
着物庵のペットの特集のところとか、猫と着物の特集のところとか、あとご本人のSNSにも何度となく出てるし、あとね、彼女のオリジナルの版絵にもね、そのバロン君の絵が描かれてて可愛いんだよ。
あー、やだー。そういう意味でも追いかけちゃう。
そうなのー。さあ、あのー、これちょっと着物本ではないんだけど、漫画でおもたせしました、おもたせしました、ちょっとね、発音がわかんないけど、おもたせしました、おもたせしましたっていう漫画があるんだけど、知ってる?
知らない。
全3巻でね、短いからちょっと一回読んでみてほしいんだけど、うめさんっていうね、ご夫婦の漫画家さんが描かれてる漫画があるんだけどね。
その子は文筆家志望の女の子で、おばさんのお手伝いかなんかで、そのおばさんの知り合いのところにお使いに行ったりとかするようなことをやってる子なんだけど、その子がね、いつも着物着てんのよ。
で、それのとある1階の着物のコーディネートがこの着物バージョン2に載ってんのよ。
へー。
だからその着物のデザインというかを考える人っていうのが別にいるんだなあいう漫画ってっていうのを初めて知ったのもこれだった。
私は勝手に作者が考えてるもんだと思ってた、そういうのは。
ね、作者が考えてるパターンもあるけど、こういう別のお仕事をされてる方、その作家さんでは、作家さんというかその漫画を描いてる方じゃない人が、その着物のデザインみたいなのを考えて送ってくる。
まあ実在するやつなんだけど、それを着てる様を描いて、それで描いてるっていうやつもあるみたい。
へー。っていう意味でもそのおもたせしましたをちょっと読んでみたい。
いやもうね、結構名刺ゼロ食らうよ。私あれによっていろんな店行ったもん。
ある。孤独のグルメみたいなもんでしょ。
そう、だからさ、今ではさ、結構そのグルメ系漫画みたいなのが流行ってさ、もう定番になっちゃったじゃんっていう感じがするけど、まだそんなにたくさん出てなかった頃の漫画なんだよね。
うん。
私は結構好きな漫画なので。着物本に入るかって言ったらまあそうでもないかもしれないけど、ちょっと余裕がある方はそれもご覧あれ。
まあ食いしん坊の着物見は読めばいいんじゃないかね、たろちゃんみたいな。
いいと思います。
はーい。ありがとうございます。
では次に行きますよ。
はい、お願いします。
次のは、着物周りのお手入れ。
お手入れの話が来ましたね。
そう、高橋和恵さん著で2014年10月、かわいでしょぼうを発行ですね。
けせん沼の漆解屋さんのおかみが書いている本なんだけど、たぶんこのおかみはめっちゃ有名だからご存知の方いっぱいいるんじゃないかと思うんだけど、知ってる?
え、それは顔面が有名なの?それとも存在が有名なの?でも顔面も存…ん?
顔面って存在の一部じゃないの?
だから名前だけ羽ばたいてる人とさ、顔が羽ばたいてるけど名前出てこないなみたいな人いるじゃん。
あーなるほどね。あ、ね、漆解屋さんごと有名なのよ。
高橋着物工房さんって聞いたことない?
あるある。
そこのおかみなんですよ、これ。
はーん。
だからお手入れの話をこれは書かれてるんだけど、高橋着物工房さんにはもう有名な着付け小物だったりとかもあるようなところだから、
もうたぶんこれを聞かれてる方にも、あ、私そこのあれ持ってるわみたいな人とかも結構いっぱいいるんじゃないかなっていうぐらい有名なところなんだけど、
そこのおかみが教える着物周りのお手入れの話なんですね。
うーん。
これはね、不器用が着物を着て歩いている私シーナ。
はい、そうですねって言いづらいけどそうですね。
だから絶対自分ではやらないぞって強く心に誓ってはいるんだけど、
はい。
ちょっとやったほうがいいのかなーっていう気持ちの時に買ったやつなんです、これ。
おー、で、じゃあ読んでどうでした?結局やったほうがいいと思いました?それと、それでもやっぱ人に任せるなーってなった?
それの基準が結構クリアになったから良かったなって思ってるのよ。
なるほどね。
これぐらいのことだったら自分でやってみようっていうところと、
ここから先は私はちょっと危ないから人にお金出してお願いしようみたいなのが、
まあ私はね、これをもしこれから読まれて、
あ、これもできる、あれもできるっていう風には全然ならなかったんだけど、
でも一体どういうシステムでどういう薬剤を使ってやっているのかっていうのを知ってると、
お任せするにしても多少安心感があるなっていう感じがしたの。
うーん。
そうやね。
うん。
知ってるもんね、どういうことをするかって。
そうなの。正直なことを言うと、
それができない自分に直面するのが怖くてずっと買わないでいた本ではあったのよ。
うんうん。
現実を突きつけられるみたいな。
そうそうそう。
いかにできないかを突きつけられてへこむんじゃないかと思って、ずっと買わないでいたんだけど、
でもその本を開くと、家でできることと、プロに任せるべきことと、
プロでもどうしようもないことっていうのがやっぱり書かれていて、
うーん。
自宅でできるものだったりとかすると、
お手入れの道具っていうのは普通にネットで買えるものが多かったりとかするわけよね。
うんうん。
それは結構いい感じで知ることができたなーって思うし、
うん。
こういう漆貨屋さんを選んでねーみたいなメッセージもあるんだけど、
うん。
それはね、なんかご福屋さんの選び方にも通ずるようなところがあるなーって思ったりとか、
ほえー。通ずるものがあるんだ。
そう。なんかちゃんとは誠実に対応してくれるのかみたいなことだったりとかさ、
うん。
不明瞭な料金じゃないかみたいなことだったりとかさ、
うん。
あと、できないことはちゃんとできないって言ってくれるかとかさ、
うん。
そういうことが書かれてたりとかして、
ちょっとね、なんかこう、怖くなくなるよねっていう感じがした。
あー。
もちろんさ、きちんと対応してくれるところでお願いしたいなーとは思うけど、
うん。
例えば1店舗目に行ったところの対応がまずかったりとかすると、
みんなこんな感じなのかな、怖いなーって思っちゃったりとかするじゃん。
うん。
漆貨屋さんもご福屋さんもそうだと思うんだけど。
うん。
でも、それを生業にしてる人が、
こういうところは良くないよ、こういうところがいいんだよっていう風に書かれてると、
うん。
わざわざ辛い思いしてそこに行かなくてもいいんだわっていう心強さを手に入れることもできたりとかして、
うんうん。
そうだね。
ご福屋さんに比べると漆貨屋さんって、そんなにこうオープンな空間にあることがないからさ、
うん。
それゆえにその人たちが一体どういう技術を使っているのかとか、
お家だったらこれができるんだよみたいなことだったりとか、
こんな風に選んだらいいんだよみたいなことが書かれてるっていうのは非常に心強い一冊だったなって思う。
うん。
またあれだよね、自分が例えば行ってるさ、そういうご福屋さんでも漆貨屋さんでもさ、
これってどうなのかな、えー私がおかしいのかなって思ってる人が読むと、
あ、正しかったんだとかちょっと違ってたんだなとかってわかるから、
うん。
安心本だね。
そうそうそう、安心本です。
ただ一冊目に買うかって言ったら一冊目には多分買わねえんだよな。
一冊目には買わないね、確かに。
うんうんうん。
これはちょっとこう着物にこなれてきた人のための本だね。
あーそうかもね。
でもまあ持ってってお守りみたいに持ってるのも悪くないのかなとは思う。
なるほど。
押し立てのサイズの見方みたいなのだったりとかも書かれてたりするから、
これ…
なかなか良きですよ。
もちろんね、さっきも言ったようにYouTubeのチャンネルもあるから、
写真じゃ分かりにくいざますって思ったら動画で見るみたいなのもできる。
あー急にスネ夫のお母さんが来ちゃったね。
そうそう。
あと私前さ、浴衣のメンテナンスの話をした回あったじゃんか。
はい、ありましたね。
あの時に浴衣洗ってアイロン先にかけてから干すみたいな話したの覚えてる?
うん。
それはね、ここから頂いたやり方なんですよ。
へー。役に立ってる。
そうなの。だからこれぐらいだったら私でもできるなっていうことも書かれてるわけよ。
うん素晴らしい。
もうしかも全然着物の話じゃないかもしれないけど、
うん、はい。
浴衣のアイロンのかけ方あれが便利すぎてもうYシャツのアイロンもそうやってかけてるもんね今。
あー応用できてるじゃん。素晴らしいね。
そうなの。別にねこれを読んだからといって、
漆貨屋さんのようにめちゃめちゃ完璧にお手入れができるかって言ったらもちろんそんなことはないんだけど、
これは自分でやりたくないなとかさ、面倒だからお金出してやってもらおうとか、
ライトに頼む気になるっていうのも良かったかなっていう気がする。
なんか分かんないけど誰かに頼まないと絶対治んないみたいな状況よりは全然いいじゃん。
どのぐらいヤバいのかっていう、今の自分がヤバいと思ってることが実はヤバくなかったり、思ってるよりヤバいかもしれるってことだよね。
そうそうそうそう。このシミは絶対無理とかこのほつれは絶対無理みたいなのとかが何となく分かる。
もちろんそれは物によって個々によって事情が違うだろうから、
必ずしもそこに正解が書かれてるわけじゃないけど一つの目安にはなるから、
うんうん。
割と現役で得られてる方が分かりやすく書いてくれてる本なんじゃないかなっていう気がする。
おー実益性がデカそうな本ですね。
そうです。では最後の一冊に参ります。
わーもうラス1か。
そうです。
はーい最後の一冊は何だろうな。
着物エボリューション、椎名クリフさんの本ですね。
椎名先生。
こちらは今年2024年1月芸術新聞社発行の本です。
1961年イギリス生まれの着物研究家、椎名クリフさんの本になっておるんですけども、
まあね好きじゃないよさ。
たろちゃんさ引っ越してから買おうと思ってまだ買ってないんだよね。
めっちゃいいから早くお買い。
うん買う。
これは何も着物着ないっていう人も見るだけで楽しい。
楽しい。分かる。
しかも多分全然私着物は着る気ないわって思いながら見始めたけど、
最後までページをめぐったらちょっと着ようかなっていう気になるぐらい楽しい。
食べる前にさ美味しいって分かるやつあるじゃん材料とか聞いて、
そんな絶対美味しいやんって。
鶏肉と生姜と油と絶対美味いじゃんみたいな。
それを感じるのよ、椎名クリフさん。
椎名クリフさん、お着物とエボリューション絶対楽しい。
そうめっちゃこれはね楽しかった。
結構私すぐぐらいに買ったんだけど発売されて。
派手なものとかね可愛いものとかねキリッとしたものとかっていうのがね、
ページごとにねその一つ一つでこの世界観が確立しててさ、
一人の人間が着てるのに全然違和感を感じさせないこの世界観の確立みたいなのがあって、
まあね可愛い。
パロちゃんも椎名ちゃんも、椎名ちゃん椎名クリフ先生のさ、
1冊目と2冊目の本はお読みになってるの?
うん。
お写真本は。
うん持ってる持ってる。
あれとどう差は差っていうかさ、ちょっとネタバレしてほしいんだけど何か違いというかお勧めポイントみたいなのありますか?
ちょっと手に取れる場所にあるのが第2弾の方のやつを持ってきたんだけど、
はい。
そうね、その2冊目までのやつの方が比較的日常の風景の中で撮られてるかなーっていう感じがしていて、
着物エボリューションの方はスタジオ撮影のものも結構あって、
その着方はちょっとお外ではしませんよねっていうぐらい裾が長い着方をしてたりとかすることもある。
だけどまあ基本的にはその椎名クリフさんのあの世界観っていうのが表現されてる。
お茶目だしさ、キュートだしさ、それでもさ、かっこいいしさ、目の奥に厳しさもたずされてみたいな感じの人じゃんか。
よくファッション誌のド頭とかにあるグラビアとかって、その格好でお外は歩きませんみたいなさ、やつとかもあるんじゃない?
あれの世界観は結構近いのかなって思ってるんだけど、彼女のこういう写真って。
裾の長さみたいなのとかね、あるんだけど、小物の使い方とかさ、ちょっと真似できそうかなーみたいな短さもあるしさ。
写真として見るのも楽しいし、着物として見るのも楽しいみたいな感じがするの。
あ、色の使い方とかね。
そうそうそう。あとさ、私、椎名クリフさんの写真の何が好きって、着付けがね、あんまりきっちりカッチリしてないのよね。
そうだわ。
ちょっと腕を伸ばしたら、当然帯から布ははみ出るわけじゃんか。
着物雑誌とかで見ると、どうしてもそこはシワが寄らないようにきちんとした姿で写すっていうのが美しいとされてるんだけど、
椎名クリフさんの本は、そのシワのある着付けみたいなのが、生きてる人の動きを感じるし、シワがあっても美しいんだなっていうことがわかるわけよ。
何ならそのたるみが見せるドレープさえも美しいみたいなさ。
それが好きで、永遠眺めてしまうみたいな感じがする。
いいね。もちろんね、いろんなこの世にある着物雑誌、着物のファッションブックみたいなのを見て、バシッとカチッと決まってるのはすごくかっこいいんだけど、
どうしてもさ、そんなことはないってわかってても、ファッション誌を見てもわかってるのに、もっとちゃんと着なきゃいけないんだとかさ。
ちゃんと着てないと変なんだなって思う人はいると思う。一定数。
でも、しーら先生はさ、自由だしさ、ご自分のオリジナリティあふれるアイテムも何個かあるじゃん。
そういう心強さがあるよね。あんなにオシャレの上々上級者なのに、そこ歩み寄ってくれるんかいみたいな。好き。
だけどさ、ピシッとシワを伸ばすのはさ、ピシッとシワを伸ばしてその瞬間だけ写真を撮るができるんだけどさ、
この気持ちいいシワの寄り具合って難しいなって逆に思ったりして。
それは見てて気持ちがいいってこと?
うん。なんかそうそうそう。
でも多分なんだけど、これ100%憶測で話すけど、しーらクリフ先生も楽なんじゃない?
あーなるほどね。
やっぱりさ、言って悪いけどしーらクリフ先生、その辺のモデルさんより全然ご高齢じゃん。
やっぱりオシャレはしたいけど無理もしたくないはずだと思うんだよね。お忙しい人だし。
えーわかんない。この人はもうオシャレ食って生きてるかもしれないじゃん。
オシャレ食って生きてるだって。オシャレで食ってる人間がこの世の中にいる中でオシャレ食ってる妖怪。もうだってオシャレを食って生きてるとしか思えないぐらい可愛くない?
可愛いし、オシャレ食って生きてるってさ、言われてさ、冷静に考えるとなんつー意味だよって思うけど、通じるね。オシャレ食って生きてるわ。
そうでしょ、そうでしょっていうのもおかしな話なんだけど。ただのファンだなこれ。
そうですね。これを聞いているしーらクリフ先生こちらの。
聞いてない聞いてない。
だいぶ妄想。
好き放題ただただ好き好き言うとるだけやで。
ね、でも着物題材にしてるものではあるんだけど、なんかね、私この本見た時に見終わった後に、あーなんかいいもの受け取ったなーみたいなさ、感覚になったの。
それがさ、美術館の帰り道みたいなさ、何が良かったのかっていうのを言語化するのは私の語彙ではちょっと足りないんだけど、なんかすごい良いもの受け取ったんだよなーって思うような気持ちっていうのをこの本で受け取ったので、
もちろん着物本として今回紹介はしているんだけど、マジで好きな一つの作品なんだよねっていう気持ち。
私ね、しーらクリフ先生の本が好きな理由が一つあって、
例えばさ、雑誌で光沢のある半衿にこういう素材の何々を合わせましたっていうさ、
主に着物の産地の紹介とかデザインの紹介とかじゃん。
それは雑誌とか本として非常に正しいし有益な情報だと思うんだけど、
しーら先生ってさ、こういう気分でこういうお天気だったからこういうのが着たかったんだよねとか、
とにかくイギリスっぽい格好にしたかったからこうでこういうのを組み合わせて上手くいったぜ!みたいなさ。
そう思うじゃない?でもね、一つ一つ読んでいくとね、
この着物はお飯が流行った戦後の着物でみたいなことが書かれてたりとか、
さすがー。
このちゃんと知識があってその上で楽しんでいるっていうのが見えるわけですね。
知識がなくて楽しんでてすいませんでした。
知識がなくて楽しむこともオッケーだし、知識があってだからといってそれにがんじがらめになるわけでもなく、
うーん、かっこいいんだよねっていう。
おい!急に諦めないで!
あ、気づいた!気づいた!諦めたの!
まあでも百聞は一見にしかーずと言いますから、
この話を聞いてね、興味を持った方はぜひシーラ先生の5本買い漁ってほしいです。
本当にぜひ。私たちもさ、お知り合いの地蔵さんがさ、この本ってスタイリストさんで入られてるんだけどさ、
そうなの。
ちょっと笑っちゃったんだけど、こういう方が入られてますみたいなのは最後にさ、書かれてるじゃん。
みなさんね、こうアルファベットでご自分の名前だったりとかフルネームだったりとかする中、
地蔵さんだけ着物沼の地蔵って書かれてるの。
おーおーおー。
刹那みてぇな。
そうそうそうそう。ちょっとなんかいいな、おいしいなって思っちゃった。
そうやってさ、着物友達が本当にそういう第一線の激アチアチブックに参加してるって聞くだけで、
ウホウホだよね。我々もね。
もちろん最初から最後まで眺めて、わーいい物受け取ったーって思って、ちょっと時間を置いてからそのスタイリストさんのページとかを見たのよ、私。
もう一回地蔵さんがコーディネートしたところが見るもんね、やっぱね、つい。
思想を感じたりとかね、あ、こういうね、やるやるやみたいな。
そうそう好きだよね、この感じとかさ、やっぱり思っちゃうよね。
知ったかぶりみたいなタロちゃんなのであった。
そう、ほんと。
ちょっとタロちゃんも部屋片付けて買って、知ったかぶり行為しようかしら。
ぜひぜひ。
はーい。
じゃあタロちゃんが今回一番欲しかった、てかタロちゃん一冊も持ってなかった?今回紹介したやつ。
着物番長2は持ってる。
あ、そっか、私が紹介して買ったのか。
そうそう、1も2も持ってる。
そうだね、それはなんかずんげー前にポッドキャスターで紹介してる気がするわ。
だけど、もちろんね、そしーら先生の本は買うつもりだったけど、忘れてたって言っちゃったんだけど忘れてたんですよ。
引っ越しがあまりにも忙しすぎて。
欲しいなって思ったし、全部読みたいよね。
全部おすすめだよ、しかも今本屋さんに行ったら買えるよ。
ただね、タロちゃんは今家が着物どころか、ほんとにね、椎名ちゃんには見えてるんだけど、家の備え付けの棚でさえ片付けられてないから、ほんと整理整頓しなきゃいけないの。
わかるー。
まあね、ゆくゆくはタロちゃんもあれかな、パンパニューによるお片付け本みたいなのが作れたらいいんだけどね。
あー、そうだね、頑張って。
ねえ、みんなね、見せたげたいよ、ほんと。首を斜め45度に傾けて、絶対にこちらを見ないで頑張ってって言ったから。
いや、だって。
全て密告していくぜ。
だってさー。
だって何よ。
私できてないもん。
えー。
だってタロちゃんだけできたらちょっと抜けがわ系ではない?それは。
たしかに抜けがわ系。だから、わかった、このラジオを聴いてる着物の整理整頓のここだけは自信あるみたいなパートがあったら、みんなちょっと知識をさ、くれ。
あ、たしかにちょっと、着物収納についてどうしてるとか、何悩んでるとかも含めてだけど、着物収納についてのお便りをください。
ほんとにそう。例えば、私はそんなに整理できてないと思うけど、帯だけはこうしててとかさ、マンティはこうすると使いやすいとかさ、頼むよ。
たしかに。頼むよ。
タロちゃんを助けて。
あと、みんなが悩みがちなところとかもちょっと知りたいよね。
知りたい。ほんとに。緊急会議の回取ろうか。着物お悩み緊急会議。
わかった。じゃあ、今回思いついたから、ちょっと何週間かはそのテーマで募集するから、タロちゃんの片付けが進むのが先か、お便りが集まるのが先か。
デスゲームの始まりですね。
そうですね。もしくは、私ら2人のパンパーニュからあぶれた子たちを持ち寄るフリーマーケットをやるって言おうと思ったけど、私は関東に住んでて、タロちゃんは名古屋に住んでるから、ちょっと無理かな。
無理と言いたくないけど無理よね。