普段着着物スキーのたわごとラジヲ(
ごきげんよう、普段着着物スキーの椎名さんです。
こんにちは、みんな。着物アンベイ、たろちゃんです。
毎週木曜日、夕方5時更新。着物を通じて出会った二人が、着物の話とか、そうでない話を、
ああでもない、こうでもないと談義するトークプログラム。
着物をなりわにしていない、ただの普段着着物スキーの二人がする、
毒にも薬にもならない、ためにもならないよと話。それが、普段着着物スキーのたわごとラジヲです。
夏、アイス食べたくなるじゃん。
うん、なる。
暑いとこでアイス食べたらうまいじゃん。
うん、でも溶けるの早い。
でもさ、溶けるが早いっていう常識を知っている上で言うんだけどさ、
うん。
昨今の夏の暑さってさ、
うん。
無理じゃねって思う。
無理。なんかよくさ、防犯的な意味合いでさ、
はいはい。
最寄りのコンビニでアイス買うなって聞かない?
え、なにそれ。
特に女の子の一人暮らしとかだと、
うん。
アイス買って帰るぐらい近いとこに住んでんだなってバレるから、
最寄りのコンビニでアイスを買うなって聞いたことあるんだけど、
え、怖っていうかさ、それでさ、なにそれを見てる判断基準にして
襲おうと思ってる奴がこの世にいるという恐ろしさにタロちゃんは恐れおののいているよ。
いやそうだよ、私も最初に気づき何を言ってるのかと思ったけどさ、
そういうのがあるんだって。
うん。
でもさ、もう一個向こうのコンビニからだったらもうアイス無理じゃねってぐらい暑いよね。
もうほんとさ、
うん。
そういうのを聞くとさ、
まあ分かんないよ、男性でもね、なんか家が近いから襲われるかもしれないにしてもさ、
うん。
そんなことを気にして生きていきたくないよ、アイス好きに食わせろよ。
ほんとそうだよね。
なにじゃあ、猫缶一個買って帰ってたらさ、
この近くに可愛い猫がいるんだなとか判断してる猫変態がじゃあいるのかって言ったら、いねえから。
それはいるかもしれないね。
ああ、いるんだ。
猫変態代表として今後も生きていきたいと思います。
お前かよって言うね。
そんな暑い中、太郎ちゃんの最近どう言っておきましょうか。
あのー、やっぱり太郎ちゃんさ、普段着着物好きとして生きてるからさ、
暑い季節になってくるとね、各地でお祭りがあるじゃない。
うんうん。
だからね、なんかこう友達に浴衣着たいんだよねとか、
うんうん。
そういう相談をよく受けるんですよ。
なんかね、そういう相談受けるって聞くとすげえ陽キャっぽいなって思った今。
やめろよ、陰キャも陰なのに。
陰なのにね。
陰のものなのにね。
竹の力を借りて友達もいっぱいできるんだけど。
うんうん。
今週末に彼氏と初めて浴衣デート着るのを教えてほしい。
ほうほうほう。
最初はね、着せてほしいって言われたんだけど、太郎ちゃん多層はできないから、
うんうんうん。
横に立って一緒に着るっていうことはできるから、
ありがとう、じゃあそうしてほしいって言われたんだよね。
うん。
じゃあどういう浴衣かちょっと見せてって言ったら、
これにしようと思ってるって言ってる時点で買ってなかったんだけど。
うんうんうんうん。
普通にセパレートとかじゃなくて、一枚の長着になってる浴衣と、
うん。
オーリーミーって感じかな。
えー、そのさ、ルールさえ守ればのルールって何なの?
まあ、例えばさ、いいレストランに行きますって言ったときに、
うん。
可愛いからって言ってクロックサー履くとか許されないけど、
例えばじゃあレストランに行くためにすごい履き慣れない可愛い靴を履いて、靴擦れを起こしても別に。
あー、なるほどね。
うーん。
なるほど。
そんな感じかな。
あー。
シャレなさいみたいな。
逆にさ、シャレないのが許されないわけじゃん、これってつまり。
そうです。
肌荒れとか太るみたいなのが許されざる蛮行ってことは、オシャレでないと許されない環境だよね。
そう、だから近所のスーパーに行きますってなったときに、
うん。
すっぴんだったら怒られるよ、やっぱり。
えー、そうなんだ。
なんか、早く化粧しなさい。
えー、そんな服で行くの?お母さんの服貸してあげるからこれ着なさい。
あー、なるほどね。
うんうんうんうん。
そんな家ですね。
はい。
シーナちゃんのお家はじゃあどんな感じなの?
私ん家はもう真逆よね。
はい。
人は中身が大事だから、見た目に気を配るっていうのは浅はかだっていう育ちなわけ、私は。
あー。
だから、その、見た目ばっかりに気を使うんじゃなくて、中身を潤すことによって、それが外観に出てくるものであって、
自分の中身を磨けば、おのずと人はそれが滲み出る見た目になるはずだ、みたいな育ちなのよね、私は。
うんうん。
これがさ、思春期になってくるとさ、
うん。
そうは言ってもオシャレしたくなってくるじゃん。
うん。
そうはした時だったか忘れたんだけど、
うん。
親にね、あんたも普通の子だったんだねって言われたことがあんだよ。
え?
多分ね、なんかその見た目に気を配るようなお化粧が欲しいと言ったのか、髪染めたいと言ったのかちょっと覚えてないんだけど、
あー。
なんかそんなようなことを言われたことがあって、
あー、なんか世間の子たちと一緒なんだね、みたいなね。
そうそうそうそう。
で、あの、その時に私はそうだよって思えなくって、
つまらない子だねって言われたみたいに思ったのよ。
あー、何?なんか、親にとってのこうであった方がいいっていう思想から外れてるんだねって言われた気になったの?
そうそうそうそう。
あの時にみなりに気を使っているっていうことを悟られてはいけない、恥ずかしいっていう気持ちになったの。
へー、うん。
で、これ何を気にしてるかっていうと、外に出て可愛いねとか素敵だねって言われることよりも、親の目を気にしてるんだよね。
あー。
親に思った通りの子だって思われたいから、オシャレをしないっていう方向に行くのよ。
あっ、逆だわ。
そう。だから、たろちゃんのさっき言ってた、自分のためのオシャレだって言ってるけど、
それも結局、親にオシャレな子だと思われないと、この家では生きていけないっていう感覚がきっとあるから、
私もたろちゃんも若い頃の観客って親だったんじゃないかな、家族だったんじゃないかなって思うの。
だから、私はオシャレをしないことを選び、たろちゃんはオシャレをすることを選んでるんだけど、
結局それって誰かのためのものだったのよ。
そうね。だってたろちゃん、それこそ高校生とか中学生の時に、母親と一緒に出かけるじゃん。
学校の規則的にお化粧はあんまりできなかったんだけど、
でも髪の毛が常に綺麗に整えられてるとか、姿勢がいいとか、
お洋服もちゃんと可愛いものを着て、親と一緒に出かけ、知り合いにたまたまあったりとかしたら、
可愛いわね、みたいなお母様。自慢の娘ですね、みたいなのを言われて、
お母さんがおほほほって言ってるのを見ると、あ、良かったみたいな。
思ってたね。
そうそうそうそう。
だから私はその現象が、どちらかというと文学作品をちゃんと知ってるかとか、
昔の音楽を聴いているかとか、そういう知識という方向ではないけど、
みたいなのを知ってる、例えば成人興味を持っているかとか、そういうことで評価されようとしてた親に。
教養があるってことな。
そうそうそうそう。
っていう、それが親が求めていたのかどうかわからないけど、少なくとも私がキャッチした情報ってそれだったんだと思う。
たださ、タロちゃんのところがどうなのかわかんないけど、別に私は親からブサイクであれって言われて育ったわけではもちろんなくって、
それはきっと、うちの場合は母親があんまりおしゃれをすることが、得意だったのか得意じゃなかったのか正直わかんないけど、
今でもそうだと思うけど、たぶん男の人よりも女の人の方が見た目の美少についてジャッジされる機会って多くて、
私の母親の世代になってみると、たぶん今よりもずっとずっとそこが厳しかったんだと思うんだよね。
そうだね。
だから、そういう中にいて、うちの父親がまあね人の見た目にあんまり興味がない人なの、本当に。
だからね、きっとね、うちの母親は父親と出会うことによって楽になったんだと思う。
取り繕ってみんなが綺麗っていうものに迎合しなくてもいい。なんて楽なんだって多分思ったんだと思う。
しかも中身を評価してくれるわけよ。彼女の素晴らしいところを。
その子供として私は生まれてるんだけど、決して美しくは生まれなかった娘に対して、
いや、人は見た目じゃなくて中身なんだよっていうのは、美しくなければならないという呪いを自分の娘にかけないようにしたんだと思うんだよね。
だから別に、私に対してそういうのに気を配っても無駄なんだって言いたかったわけじゃなくて、
人の価値っていうのはそういうことだけじゃないよって言いたかったんだと思うんだが、
子供の私はそこまでね、深いところまではキャッチできないからさ。
まあな、わからんな。
そう、だから私はおしゃれしちゃいけないんだわみたいな。
おしゃれなんかしたら親に嫌われちゃうんだわみたいなのを多分ずっと思ってたんだと思う。
思春期になっての、着飾りたい気持ちと、親に受け入れられたい気持ち、
おしゃれをしてるなんて恥ずかしいみたいな気持ちが自分の中に同居してたんだなって、
今となっては言語化できるけど、その当時は言語化できなかったね。
そうね、そういう思春期の頃って言語化できないじゃん。
そう。
それがすごく辛くて、たろちゃんはめちゃくちゃ辞書を引いてた気がする。
ああ、わかる。
でも辞書を知って、言葉を知って、その言葉が自分のものになってくるっていうのはまた時間がかかる話だったりするし、
言葉で説明できずとも何となく行動できるっていうのももっと先にあるし、
もちろんそのラインナップの中で自分が似合いそう、自分が着れそうとか選ぶよ。
うん。
でもタロちゃんは結局そういう服ってね、邪魔になるんだよね。
まあ着ないからね、結局。
いつか剥がれるメッキですよ。
うんうん。
メッキなんて良くないしさ、自分にもだし、カレドニアにもだし、カレドニアのご両親にし。
うん。
タロちゃんの持ってる服の中で、好きで買った服の中でご両親に失礼がない。
これはカレドニアにもジャッジしてもらいますよ。
カレドニアの方がやっぱりご両親の好みを分かってるからさ。
うんうん。
どう思う?って言ったらそれなら良いんじゃない?っていう格好で行ったらまあ良いと思ってるし、
そこで文句言うやつが現れるとするじゃん、銃箱の隅つつくじゃないけどさ。
うんうんうん。
そんなやつはね、地獄行き!
え?
えー、じゃあタロちゃんに怒られるかも私。
なんで?
マジでネット検索したよ、私は結婚の挨拶行く時。
それは素晴らしいのじゃん、モブコスだけどさ。
そうなの。もうね、どうせ見抜かれるメッキでも貼らないよりマシって思ってたの。
あー、え、ちなみにどんな格好で行ったの?
普通のワンピースで行ったよ。多分ね、グレージのワンピースにアイボリーのカーディガンを羽織って行ったよ。
あー。
え、やっぱ黒は避けるべきかな?
えー、特に気にしてなかったけど、ネットで検索した限りでは黒ってあんまり出てこなかったから、あんまりそういうんじゃないのかなと思って。
もう本当に、どうせ剥がれるメッキ。
てかさ、自分がさ、そこそこと年を取ってきてるからさ、
はい。
例えば面接に来た若い子とかを見たってさ、取り繕ってる部分って分かったりとかするじゃん。
気慣れねぇもん着てんなーとはね。
私なんかその面接の時に言った言葉が、多少嘘が混じってたりとか、多少盛られてるみたいなのとかって分かったりするじゃん。
はい。
だから、どんなに取り繕ったってバレるのよ。
まあまあまあ。
でも、バレるかもしれないけど、メッキも貼れない人間だと思われるよりはマシだと思ったんだよね。
まあそうね。カズレーザーみたいに全身赤で会社説明会行っちゃうかもしれないから。
そうそう。いやでも、あれぐらい振り切って、それが何が悪いの?って言えるだけの弾力が私にはなかった。
今もないんだけど。
だから私はメッキという名のネットで検索した、それっぽいワンピースを買っていたわけよ。
あとさ、やっぱりこんな女を選んだのかと思われたくなかったっていうのもあるよね。
それはあるね。いやー、取り相がありかもなー。
クラガエー。
クラガエー。
いやでも、その中で自分が今後も着そうな服はね、選ぶかも。
ちなみに、今さ、結婚の挨拶の話したけどさ。
はい。
その時についてってさ、タロちゃんはシャンソンのバイトだからさ、やっぱ個性を出すことも仕事の一環だったりするじゃん。
そうですね。個性も出すんですけど、一応言われてるのは、バイトで入ってるときはメインの歌手の方がいらっしゃるんだよね。
その人よりまず目立ってはいけないんですよ。
それはそうだよね。
だからタロちゃんはシャンソンのバイトで着物を着ることは基本的に禁じられてます。
まあね、いっつも思うのよ、洋服めんどくせーなー、考えるのって。
出たよ。
着物だったらめっちゃ簡単だったらいいなー、みたいなこといっぱい思ってるんだよね。
出たよ、わかるけど。
だからタロちゃんはシャンソンのお店の中でも、比較的というか群発に若手なんですよ、年齢が。
うんうん。
一番のおチビさんだから、やっぱりちょっと可愛らしい格好を求められがち。
まあそこはさ、ブランディングみたいなのもあるし、歌手としてそこに立ってるんだったらおのれの船だけど、
やっぱそこで雇われてるっていう立場になった時には、ただの駒だから、うまいこと振る舞ってくれよ、みたいなところになるから、
そこは誰かのためのウェアになるね、オシャレというよりは。
そうだね。
そうそうそうそう、つまりメッキを貼れって言われる瞬間になるしさ。
そうですね。
でも商品、見せること、自分のことを見せるっていうことが商品の一環になってるかどうかっていうのが結構違いだと思ってて、
アバレルだったらさ、自社製品を身にまとうしさ、スポーツ選手だったらスポンサーのロゴ入りのシャツを着るじゃんか。
そうですね。
だから仕事着っていうのは、誰かのためのオフィシャルな場での格好っていう感じなんだろうね。
うんうんうん。
だってレクサスの社員さん、レクサスの会社に勤めてる人。
はい。
首の後ろのところにレクサスっていう刺繍が入ってるシャツ着てるよ。
えーかっけー。
だからそういうのとかはね、完全に誰かのためのとか会社のためのシャツだよね。
うん。お化粧のブランドとかさ、ハイブランドなバッグとか売ってるところはさ、毎シーズン制服変わるじゃん。
うんうんうん。
まああれもそういうことだよね。
そうそうそうそう。だから仕事着については誰かのためのオシャレなんだろうなーっていう感じはする。
まあ服装ってさ、第一印象でありさ、これはあれね、仕事着でもさ、プライベートの服でもさ、第一印象であり自己紹介じゃん。
うーん、なるほどね。はいはいはい。
仕事だったら私は例えばルイ・ビトンの店員さんですよ、私はコックさんですよ、私はお医者さんですよとかさ。
うんうんうん。
語らずしてさ、その人の価値観とかパーソナリティが制服から滲み出るからちょっと難しいけど、
でもきちんとした見なり、髪型がすごくきちっとしてるとか、お化粧がすごく上品だとかさ、ネクタイをきちっと結んでるかっていう意味ではワンチャン伝えられるじゃん。
うんうんうん。
でもそう考えたらさ、そういう中での着物ってどう思われるんだろうね。うわーめんどくせーやつ着たぞーってなるんか。
あーってことを言うよね。めんどくさ、めんどくさく、え、私の中身の話。私の中身はめんどくさいかもしれんけれどもね。
たろちゃんも中身めんどくさいよ。ちょっと待ってよ。実際だってさ、着物ってめんどくさいじゃん。これはあれね、着てる人がじゃなくてよ。着るのがね、洋服に比べては工程が多いからめんどくさいじゃんね。
あーまあまあまあまあ、そうね。
本当は洋服だったら10分で済むところを20分かけなきゃいけないとするじゃん。
うんうん。
そしたらさ、デート服でさ、あなたのためにおしゃれで着物を着る女子がいたとしたら、なんて、なんて意地ましいのー100点って思うのは身内美意気かしら。
えーでもさ、さっきの話で言ったらさ、自分のためのおしゃれじゃなくて、彼氏のためのおしゃれなわけでしょ?
はい。
どうなの?
どうなの?
それは、なんか100点なの?
うん。えー私はね、なんか、男の人のためにおしゃれができない、あんまり。
そうなの?
できないよ。だって、過去にさ、言ったじゃん。花柄のスカート履かないのって言って。履かないよって言って。
俺そういうのが好きなんだよね。じゃああんたが履けばって言ったような女だから。
あーまあそうだけど、その感覚で行くんだったら、あなたのためにって、おしゃれをする、その花柄のワンピースを着る人に対して、自分が好きなものを着ろよとはならないの?そんな男なんかに寄せないでさ、とはならないわけ?
うーん、それがあなたの幸せならいいと思うけど、私はその類の人間じゃないわねー。
あー。
だから着物っていう、私が好きなジャンルの中でカレドニアが好きそうな色とかを使うときはあるよ。
うんうんうん。
例えばカレドニアが紫のチェックのシャツを着てるから、ちょっと半襟に紫を忍ばせるとか。
うんうん。
カレドニアがこういう感じのカバンを持つから、じゃあタロちゃんもそういうカバンの色を拾って、とかそういうのはありますよ。
それってさ、アピールする?ねー見て見て合わせたの?っていう。
あー、あのね、うちのカレドニアはね、気づくんです。
カレドニアに言っといて、一生気づける男であれよって。
あー、ほんとにそう。プロポーズされる日、プロポーズされる日って、プロポーズされた日ね。
うん。
一緒にご飯行くってなって、でタロちゃんは知ってたのよね、プロポーズされることを。
うんうん。
タロちゃんはおめでたいからっていう理由で、ベリコボさんのオリズルの半襟を使ってたんですよ。新品でね。
うんうん。
で、駅のホームにいた時にカレドニアがいきなり、「はっ!」っていらっしゃる。
びっくりした、ちょっとホームで響く声やめてよどうしたの?って言ったら、
ねえ、オリズルじゃん、半襟。
あ、そうだね。
俺のシャツ見て、オリズルだよ!お揃いだね!やったー!っていらっしゃる。
めっちゃ可愛いなって思ったよ。
カットしてやろうかしらこいつ。
やめろよー。
どんどんガンガン。
いやなんかさ、それはさ、最初気づいてたのにだんだん気づかなくなるとかっていうのが、とても傷つくから一生、
もう今気づく男なんだったら一生気づくっていうスタンスでいけよって私はカレドニア対象思うけど、
はい。
例えばうちのシュウヤみたいに何をやっても気づかない人だったら、もうなんか別に一生そのまんまでも愛が覚めたとは思わないじゃん。
うん、そうだね。
そう。っていうのがあるから、そういう意味でカレドニアに、
じゃあ一生気づく男であるよって今言ったんだよ。
別になんか全国の男ども全員気づけとは思ってないよ。
ああ、私にその喜びを与えたなら一生その喜びを与えたまえよということね。
そうそうそうそう。
だから私昔さ、昔ね付き合ってた人にさ、マスカラをね新しくした時に、
ねえ見て見て新しくしたんだよって絶対気づかないじゃんそんなもの。
まあまあまあ。
だからさ、新しくしたんだよって言ったらさ、
あ、だからなんか今日まつ毛の感じ違うのか、塗り方変えたのかと思ったって言われたの。
うん。
私はね、恐れおののいたね。そんなとこまで見られてるの。
恐れおののいた。
怖いんだが、震えるんだがって思ったことがあるから。
でもさ、最初にアピったの自分じゃん。
いや、だからアピって、あ、そうなんだぐらいの返りがあると思ってたの。
で、その時に初めて注目されてそうだねって言われるか、
あ、そうなんだ全然わからなかったわってなるかなって思ったの。
うん。
そしたらその前から気づいてて、あれは塗り方を変えたのかな、物を変えたのかなって思ってた。
しかもさ、それが向こうからは来てないってことはさ、
今までだって何か変化とか、いや何だったら劣化とかに気づいてるのに言ってもらえてないのではって震えると思ったね。
ポケツの穴がブラジルまで通じてたみたいな感じだね。思ったより深かったみたいな。
ああー!そう!みたいな。
そう。怖かった怖かった。
あら、怖いわね。
そう。
ちょっとあの起動修正して戻すんだけどさ、
はいはい。お願いします。
で、ファッションってさ、第一印象を決めるって太郎ちゃんが言ったようにさ、
はい。
パブリックな側面が強いと思ってるんだよね。
うんうん。
こういうファッションしてるんだったらこういう人なんだろうなーみたいなさ、ある種の決めつけみたいなのを持たれるじゃん。
スティーブ・ジョブズみたいにいつも同じ観光の人なんだったら、洋服とかファッションとかに労力かけたくない人なんだろうなーって思うだろうし、
ミニスカートをいつも履いてる人なんだったら、足を綺麗に保つ努力してる人なのかなーって思うし、朝のワンピースをいつも着てる人だなーって思ったら、ロハス系なのかなーみたいな感じになるじゃんか。
きっと無添加とか食べてんだろうなーみたいな感じになるじゃん。
チャーミー・グリーンだなーって感じだよね。
チャーミー・グリーンかどうかはわかんないけどさ、シャボン石鹸だなーかもしれないんだけどさ。
って思うと、さっきのタノちゃんの着物を毎回着てる私を知ってる人とかは、こだわり強そうとか思われてんのか、
あと洋服に自信ないとか、逆にものすごい見た目に自信があるとかって思われてる可能性だってあるわけよ。
って考えたら、誰にどう思われてるのかって結構想像しにくいね。
そうね、想像しにくいし、同じ服装を見ても想像することが人によって違いそう。
そうそうそうそうそうだね。
だから例えばロハス系だなって思う人、朝のワンピースを見た人をさ、ロハス系の人なんだなって思う人もいればさ、
野菜とかを食べようって言ったら、これって無添加ですかって言ってくるかなーみたいな。
あーそっかそっかそっか。
全然違うじゃん。
いやそう思ったら、誰かのためのオシャレって、個人、この人に、例えばさっきのタロちゃんのカレドニアに合わせてみたいなのとかさ、
私はよく知ってる人に合わせてそういうオシャレをするっていうのはできるかもしれないし、
観光の総裁だったらある程度のルールが確立されてるからそれに沿うっていうことはできるけど、
日常着で誰かのためというか、知らない人に対するオシャレみたいなのをするっていうのは、
自分が思った通りの結論は得られないのかもね。
あー確かに。まずどんな弾を投げられるかも分かんないし、それを打ち返せるかも分かんないよね。
そうそう。加えて言うなら他人ってそんなに自分に興味ないしね。
うん。だって考えたらさ、結婚式でさえさ、着物着てもさ、賛否両論って聞くじゃん。
あーそれは、なんとなく聞いたことがあるけど、私今一つよくわかってないんだよね。
なんか、例えばだけど、ジェシーナちゃんがさ、タロちゃんの結婚式に来るとするじゃん。着物で。
うん。
で、タロちゃんは、やったーやっぱさすがラジオのマイメン、シーナ玉城。サンキューガッツと思うじゃん。
うん。
今日もバチバチに決まってんねって思う中で、なんかね世の中にはね、
なんかそんなのお花嫁より目立とうとしてるんでしょっていう人とかがね、いるらしいんですよ。
おーなるほどねー。結婚式ってさ、着物を着ていくって、花を添えるじゃないけど、っていう印象だったけど、
うん。
そういう見方もあんのか。
うん。だからなんか、誰かのためのおしゃれ、まあ結婚式なんてシーナちゃんがもしタロちゃんのところに来たら、
タロちゃんのために着物着てくれてるわけじゃん。
うん。まあそういう。
もちろん自分も好きだしね。
うんうんうん。
で考えたらさ、実は誰かのためのおしゃれって、実はおこがましい考えなのかもしれないと思ったのよ。
まあ確かに。
そうね。そうかもしれない。
ただ、着物でお祝いしようとしてくれてる人に対して、花嫁より目立とうとしてるっていう人は、人っていうかそんな世の中はポイズンやと思ってるんだよね、タロちゃん。
まあね、でもそれぐらい着物がマイナーなものだし、見慣れないっていうことでもあったりはするのかもね。
タロちゃん的にはさ、友達が結構若くして結婚したんですよ。
うんうん。
大学卒業しても次の年ぐらいだから、23ぐらいだね。
うん。
その時にフリソで着てきた子もいるのよ。
うんうんうんうん。
で別にその子の身内の人は喜んでたんだよね。
あーすごい綺麗にしてきてくれてありがとうねーみたいな。
うんうん。
っていう人もいるけどね、難しいよね。
そうなんだね。私、友達の結婚式って何回か着物着て行ってるけど、そういう風に言われたことは一回もないし、そういう声が耳に入ってきたことはないんだけど、まあとはいえないわけじゃないんだろうね、世界にはそういう声も。
ポイズン。
難しいね。ポイズン、ポイズン。
ポイズン。
だから自分のためにおしゃれをした結果を受け入れるのが、好きなものを着た結果こうなったとか、自分のためにおしゃれした結果こうなったっていうのを受け入れ切れるのかっていう話。
それは己のキャパ的な話?それともこう、自分が選んだ道なんだったらその結果にケツ持てるんじゃないかみたいな話?
うーん。
タロちゃんはケツ持てるようになりました。
前は無理だった。
いろんな経験を経てね。そうそう、タロちゃんもね、やっぱり若い時にそんなつもりないのに、なんかそんな派手な格好をしてとか、そんな格好をするってことはこうなんでしょって言われたこともあるんですよ。
うんうんうんうん。
そんなつもりなかったし、その当時若い時は受け入れ切れなかったんだよね、結果を。
うん。
ちょっと平成のギャルっぽくね?って思って行ったの。缶バッチとかをさ、帯留めに使って。
うんうん。はいはいはい。
別に自分の手持ちの中で、そこにちょっと寄せてるだけなんだけど、
うん。
こうなんかそれに合わせて自分は行ってるわけよ。
はい。
とか、去年のポッドキャストウィークエンドに遊びに行った時とかも、トッキンマッシュさんのトートバッグをかぶせ帯にしたりとかしてやってるわけよ。
うん。
これって別に喋り手さんとかご本人、ねみーてーって言ってるかっていうと、
この距離感だから別に言えるけどさ、そんなに広い店内じゃないからさ、言えるんだけど、
でも別にそれが絶対やらなきゃいけないとかっていうよりも、これって私がやりたくてやってんだよね。
うんうん。
で、褒められればもちろんなんか嬉しいし、
ああそういう風に合わせコーデじゃないけど寄せてきたりとかするんだねって言われて、
それをそれで嬉しいんだけど、
うん。
でもそれを言われたら、じゃあもっと次はこの人に寄せたコーディネートをしようみたいな、
相手の判断基準とかセンスみたいなのにおもねるような真似はしないわけよ。
うーん、それはそうだね。
ここがね、なんかさっきの過去の恋愛とは違うところというか、
はい。
なんかさ、相手の好きそうなワンピースとか買い出したりとかしてたんだけど、
その時の気持ちって確かにワクワクしてたんだよ。
うん。
ワクワクしてんだけど、それは自分がしてるオシャレに対するワクワクとかじゃなくって、
あの人に昨日よりも受け入れられるかもしれない未来へのワクワクなわけよ。
はい。
だから似合ってるねそれって言われて、その方向に手を伸ばすのはいいんだけど、
その価値観、相手の価値観とかに振り回されたりとか依存するようになって、
自分が判断しなくなっていくっていうのは多分不健康なんだよね。
そうね。誰かのためにオシャレするっていうメンタル。
うんうん。
タルちゃんはね、称賛したいんですよ。
うーん。
自分はやらないけどね、あんまり。
うんうんうん。
そんなのさ、家の中からその人に会うことを心待ちにしてるってことじゃん。
うんうんうん。
確かにね。
そんなのも。
おもてなし。
確かにそうかもね。
誰かのためのオシャレなのか、自分のためのオシャレなのかみたいな話をしたいなって思った時に、
今の自分の立ち位置ってどこなんだろうって思ってこの話したかったの。
うん。
私は自分がすごく楽しくって着物を着てると思ってるし、
誰かの顔色を伺うような服装の選び方を基本的に自分はしてきたっていう追い目みたいなのがあるから、
果たして私は自分のためのオシャレが今できているのだろうかっていうのがね、多分ね怖かったんじゃないかな。
うーん。
こんな風にポッドキャストで自分のためのオシャレって楽しいよねみたいな話を基本的にしていると思ってるんだけど、
うん。
自分は本当にそう思えているのか、自分はそういう言葉と自分の振る舞いは合ってるのかとか、
そういうところが多分私怖かったんじゃないかな。
あー。
喋ってて思ったわ、それ。
なんかその理論でいくなら、その怖かったっていう理論でいくなら、
じゃあ例えばさ、椎名ちゃんがこの組み合わせいいな、この組み合わせ素敵だなと思って、
じゃあ着物のコーディネート組んでSNSにアップするじゃん。
うん。
それでもし、例えば太郎ちゃんでもいいし、他の人があ、それすごい椎名ちゃんっぽいいいねって言うとするじゃん。
うんうん。
それに対してじゃあホッとするってこと?あ、よかったみたいな。
前はね、ホッとする感じあったかも。
あー、今はないんだ。
今は、あーそうだね、この人に刺さったんだなーとか、
あーはいはい。
この人から見たら私はこれっぽく見えるんだなーとか、
うん。
どんなに頑張ったって自分が思っている自分と誰かが思っている自分って同じ人間じゃないじゃん。
そうね、ある程度ギャップはあるよね。
そうそうそう、それは良くも悪くもあると思ってるし、
だからこの人にとっては、あ、私これっぽく見えるんだなって思ったりするし、
うん。
あとやっぱり買い物に行ったりとかする時に、それってすごい選びそうだよねっていうのって結構あるじゃん。
うん、あるね。
好きそーみたいなやつって。
うん。
だって私、自分でもこれ、私着てそうって思うやつあるもん。
ある。
第三者みたいに思う、ああいう瞬間って。
あるある。
これ好きとかじゃなくて好きそーって、お前好きだろうよそれはみたいなよくわからんツッコミしてない自分に。
最近の話なんですけど、某ミシェルさんと一緒に浴衣の祭典をちょっと巡ったんですよ。
うんうんうん。
某ミシェルさんがね、もう面倒くさいから言うけどミシェルがね、
うん。
あの、ちょっとこの着物狙ってるやつあるから一緒に見に来てよって言われてて、
ああいいよ行くわって言って一緒に行ったんだよね。
うんうんうん。
売り場にね、もうさーっと行って、多分さっき見たからどこにあるって分かってるから、
これとこれをちょっと羽織ってみたいですって言って。
うんうん。
お店の人に行ってね、あの小上がりみたいなスペースに行って羽織るんだけどさ、
うん。
でも羽織った瞬間にね、言ったんだよね、たなちゃん。
あー、それもう持ってるやろって。
ははは。分かる分かる分かる。あるよね、あるあるある。
それもう、もうミシェル持ってるわって。
うんうんうんうん。
もうミシェルが持ってる持ってるみたいな。
うん。
だよね、だよねって。それもう着てる着てる。2回ぐらい着てるみたいな。
あるあるあるある。
しっくり着すぎて、もうもはやそれはもうあなたは持ってるぐらいの勢いのやつってやっぱあるじゃん。
あるあるある。
でもその自分の自己の認識と他人の認識が違うのも面白いけど、合致してる時もまたそれも喜びよね。
そうねそうね、分かる。
あーでも前に比べれば、確かにその他人からいいねって言われた時の、ほっとする感って減ってるね。
あー。
多分なんだけど、若い時ってさ、自分の疲れたくない部分を守るために、空、それこそメッキをね、まとってた気がするの、タロちゃんも。
うんうんうん。
それは服装なりでもそうだし、メンタルとか言動とかでもそうだ。まあいろんなものがね、メッキになってた気がするの。
うんうんうん。
で、メッキを見て、あーそれタロちゃんっぽいよねって言われることに対して苦しんでた時期もあったの。
本当の私はそうじゃないのに。
うんうんうん。
でもここでめんどくさいのが、たまにね、メッキが薄いところから垣間見て、本当はこうなんでしょって言われるのも嫌だったの。
うんうんうんうんうん。
見透かしてくんじゃねーよみたいな。
うんうん。
でも最近はね、そういう自分の作り方じゃなくて、自分のその疲れたくない内側ももちろんあるんだけど、
ここは見られてもいいとこは、ここは見て欲しい、評価して欲しいっていう内面を、外に出してそれをカラーにしてる気がする。
あーなるほどね。
うんうん。
でもそれって自分由来のものだからさ、ぽいよねって言われたってさ苦しまないし。
あー。
いやでもね、そのね、初っ端に戻るんだけどさ、
はいはい。
それがね、どんどん&ガンガンで言うと私たちはまだ晒しきれてないんじゃないかと思うの。
はー!
だって結局さ、私が見られたい私だけを見せてるわけよ、それって。
まあな。
でもね、そこだとね、もうどこにも行けないと思うの。
えー。
だからね、本当に私ね、太郎ちゃん、私はこう喋ってて、
あ、きっと私はこういうところが怖かったからこの話したんだなーみたいな話をしたけど、
私太郎ちゃんについてもちょっと突っ込みたかったことがあって、このたがためのオシャレのところでは。
おーいいよ、じゃあもうどんどんガンガンだから、どんガンだから来てもいいよ、来てよ。
自分のためのオシャレだって言うけど、太郎ちゃんって結構、人にこう言われたとかこういう風に言われたらさ、こう思うじゃんみたいな発言ってすっごい多いと思ってて。
多いね。
だから、本当に自分のためにそれやってるっていうのがすっごい突っ込みたかったんだよね。
あー。でも自分の、よく言うじゃん、言わしたシマさんみたいに強い女性に憧れるみたいな。
うんうん。
で、なんかの回の時に、それって自分にはないそういう要素を求めてるから憧れるんじゃない?って言われたじゃない?シマちゃんに。
うんうん。
だから、太郎ちゃんはだから弱いか嫌だって思ってるから、強そうなコーディネートがやっぱり好きなのかなって思うよね。
あー。今私らが言ってるのってさ、こういう方向を目指したいよねとか、あーなりたいよねっていう話ってものすごくポジティブな話だし、
人生において先にある自分の目標みたいなのっていうのはやっぱり確認して、あ、今こういうことを望んでるなっていうのってすっごい大事だと思うんだけど、
うん。
そこに行くためにはやっぱり現在地の確認だったりとかっていうのもすごい大事だと思ってて、
うん。
今ちょっとグズグズドロドロしてるどうしようもない自分みたいなところとかっていうのも晒し合っていきたいぜ。どんどん&ガンガン。
えー。いい声でいい?晒してもいいんだけどさ、太郎ちゃんはさ、あまりにもその晒しの内容がドロドロすぎて、
もうなんかみんなのお耳汚しになったらカットでいっか。
そうそうそうそう。カットするかもしれないし、いいじゃんと思ったらそのまま流すかもしれないし、それで聞くのが辛いっていう人もいるかもしれないから、
そういう人はそっとじしてまたライトな回とかを聞いてくれればいいし、こうね、いい子ちゃんぶってる話はもういらない。どんどん&ガンガン。
そうだね。
だってさ、この似合ってるねって言われてその方向に手を伸ばすのはいいけど、振り回されたり依存するようになってると不健康だよねみたいな話をさっきしたけど、
はいはいはい。
私マジでそうだったから。
不健康だった?
不健康だったけど、その時にはそのことを認めてなかったし、大してね、着るものに対するこだわりもなかったから、合わせられる基準があるっていうのは楽だなぐらいの感じだった。
だから裸で歩くわけにいかないからさ。
もちろん。
なんか着なきゃいけないじゃん。
かといって自分のセンスだったりとかスタイルだったりとか、スタイルっていうのは体のラインっていうのもそうだし、自分のスタイルっていう意味ね、スタンスとかそういうのも。
様式みたいな。
そうそう、様式みたいなのもあんまり持ってなくて、どうしたらいいかわからないし、そこにこだわってなかったから、誰かの基準に合わせるのがすげえ楽だったの。
誰かの基準に合わせている自覚があったんだよね。
そっか。
でもさ、その基準に合わせることによってシーナちゃんは一定の精神的な健康を保てたわけじゃん。
そうだと思う。だからこの人にだけは受け入れられているっていう依存だったと思う。
一見健康だけど、今考えると不健康だよね。
そうそう。だから最初の子にこういう育ちをしましたみたいな話で、結局タルちゃんも私も親の顔色気にしてたんだよねって話だけどさ、
子供にとって親って食いぶちだからさ、その人にそっぽ向かれることってめちゃめちゃ恐怖じゃん。
だから彼らの価値観みたいなのにおもねるのって生存戦略としてきっと当たり前なんだよね。
でもあの頃こそ私はその価値観を優先させているってことに気づいてなかった。
そう考えるとね、タルちゃんは親の見た目第一主義、自分のためにおしゃれしてOKっていう家じゃん。
親元を離れて大学に行くじゃん。でもタルちゃんの行った大学っていうのは、よくも悪くもみんな普通の格好をするんですよ。
飛び抜けたファッション系の学校行ってる人とかってみんな個性すごく強いじゃない。
無難な女の子はこういう感じ、男の子はこういう感じっていう中でタルちゃんは自分のためにおしゃれおしゃれとか好きな格好をするじゃん。
それは別に肌の露出が多いっていうわけでもなかったんだよね。レディーガガーみたいな格好でもなかったんだよね。
なのに指さされるんだよね。すごいそれがつらかったんだよね。今まで正しいと思ってたことが思ってるし、
親が言うファッションを好きに着なさい。自分の好きなものを着なさい。そういうパブリックなところじゃない限りはね。
大学なんて日常ですから。で、別に露出とかガガとか。ガガには失礼だけどさ。
別にガガは日常着じゃないから大丈夫。
なのになんか変だよねとか、なんかすごい言われたんだよ。
でもさ、きっと彼ら彼女らの価値観の中ではみんなと一緒っていうのが正義っていう育ちをしてるんだよね。多分それまでの人生で。
そうだね。そういう人が多かったね。
みんなと一緒がいいっていう価値観で育ってくると、自分たちとかみんなと一緒じゃない人を見つけた時に脅威じゃん。怖いじゃん。
本能的にね多分これって。
だからそれを自分たち、自分のみんなの中には入れないとか、弾くとか攻撃するっていう方向に多分行くんだろうね。
かもね。
そう考えると彼らの男の子はこんな格好だし女の子はこんな格好だしっていう、なんかある程度の枠みたいなのがあるんだとするならば、きっと自分のためのオシャレじゃなくて誰かのための装いだったりとかするんだけど、
そこに対して自覚的だったかどうかはわからないし、私みたいに誰かの基準に合わせてる方が楽ちんだっていう人も多分いるんだよね、中には。
そうだね。でもタルちゃんもね、その当時はやっぱり自分を守りたいっていう気持ちと腹が立つっていう気持ちがやっぱりあったのが、聞こえるところで陰口言う人だっているじゃん。
陰口は陰で叩け。
ほんまやね。って言われてるよみたいなの言われたらさ、その人たちの方向に向かってさ、え、私だったらあんなつまんねえ服に絶対金使わないけどねとか言ってたからね。
とはすごい柳。
だから嫌われるんだよ。
それもう服装の問題じゃないじゃん。
でも向こうからね、攻撃してきたから、投げられたら一生投げ返すみたいな気もする。
まあね、そうなんだよね。だからやっぱさ、そのさっきのさ、着物の界隈とかでみんなでどことこでかけようってなったら、こうおしゃれしててそれいいじゃんって言い合うみたいなのが、今ってタルちゃんの周りでは大半になってきてるじゃんか。
ルイは友を呼ぶじゃないけど、あれイギリスのことわざだっけ?同じ色の羽の鳥が集まるっていうことわざなんだよ確か。
多分英語圏だったと思うんだけど。
同じような色の羽の鳥が同じ木に集まるんだみたいな、要はルイ友なんだけどさ。
そうやって今の周りの人間関係を構築してるから。
だから大学でタルちゃんは全然友達がいないってよくこのポッドキャストで言ってるじゃないですか。
何回か前に何回か喋った黒猫ちゃんが唯一と言っていいぐらいの友達なんですよ、今でも。
黒猫ちゃんはファッションはどっちかっていうと赤文字系だね。
赤文字系だからそんなに浮きはしないわけよ、大学に行ってても。
だけどタルちゃんのそういういわゆるその学校では奇抜だとかちょっと破天荒な格好だと言われてる。
だけど別にねそこまでじゃなかったんだよ本当にね。
メタルのバンドのTシャツ着てキャップ着てダメージジーンズ履いてハイカットのスニーカー履いてみたいな。
いないのよそういう子が。
お姉ちゃんのお下がりもいっぱい持ってたからインポートのちょっともうこの辺じゃあ見ないスニーカーの色みたいな。
輸入モンとかのやつ着てたからクスクスみたいな感じの中で黒猫ちゃんはええやん、タロのその格好は似合ってんで。
彼女にいくら救われたかわからん。
その黒猫ちゃんこそきっと自分のためのおしゃれをしてる人だよね。
そうね、もう黒猫ちゃんはもう自分の好きな格好してたよ。
だからさ自分が好きな格好、格好だけじゃないのかもしれないけどパブリックとかその表に出る見た目でわかりやすいものの中でも
自分を貫けてる人、自分私はこれが好きだからやってるんだよねっていう人の方が