普段着着物スキーのたわごとラジヲ(
ごきげんよう、普段着着物スキーの椎名さんです。
毎週木曜日夕方5時更新、着物を通じて出会った2人が着物の話とか、
そうでない話をああでもないこうでもないと談義するトークプログラム。
着物を成り輪にしていないただの普段着着物スキーの2人がする、
特にも釣りにもならない、ためにもならない豊かな話。
それが普段着着物スキーのたわごとラジヲです。
さあ、私最近自分のことちょっとすごいんじゃないかと思っていることがあって、
どうしたの?
たろちゃんがどんなテンションで、「おはこんばんちは」とか言うてても、
変わらないテンションでコールできるようになってきた。
そう、最近さあ笑わんからさあ、たろちゃん悔しいんだよね。
いや、私を笑わすことを目標にしゃべるんじゃないのよ、あなた。
いや、でもね、椎名が笑うってことは、だいたいみんなも笑うからさ。
いやあ、それはどうかな?
面白いと思うことが、人とセンスがずれて、このまんま生きてきたわけよ。
あー、そうだね。そうだね。ひどいね。
そうだねって言ったね、今ね。そうなんだけど。
すまん。すまーん。
だから、私が笑ってるってことは、もしかしたら、この話を聞いているリスナーさんは、スンってなってる可能性あるからね。
あー、やだー。みんなスンってならないで。お願いします。お願いします。
はい、というわけで、たろちゃんの最近Doを、私は内容は知っていますが、最近Do。
はい、えっとね、エックスとかね、インスタグラムとかね、見てる人はね、ご存知かとは思うんですけど、
重ねて報告させていただきます。たろちゃんは婚約しました。
おめでとうございます。
このまま振られないでゴールインっていう言い方よくないと思ってるけど、入籍できるといいね。
ほんまにそう。まだ婚約って結婚の約束でしかないからね。
そうだよ。だって私ね。
油断してあかんで。
結婚する時にね、飲み仲間のお仲間から花束をいただいたのよ。
おー、素晴らしい。
その飲み会が別に私たちのために開かれたものではなかった。たまたま毎年その時期に開かれてる飲み会だったんだけど、
で、その時に言われたのが、ちょっと別れないでちゃんと結婚してねって言われたんだけど、
私その花束もらったの入籍予定日の2日前やったの。
2日の間に何がある予定で言われたんやろうかっていう。
ジャック・バウはもうびっくりのカウントダウンやな。
無事入籍はしたんですけど、それぐらいのレンジでも無事入籍できるといいねって言われるワールドなので、
このまま振られないで入籍できるといいね。
ほんまにね、そうなんですよ。
皆さんも切に祈っててください。
タロちゃんがね、このまま結婚しても続けられるように。よろしくお願いします。
なんですが、が、が、が、が、が、
いつもね、みんなにお便りをいただいて、
で、椎名ちゃんが呼んでるじゃないですか。
スーパー指針なんですけど、
なんかいいからじゃって、こうで終わるみたいな人の発音、ははははみたいなさ。
なってたなってた。
しかもわざとじゃなかったよ。
うちはさ、そういうのないわけよ。私も顔出ししてないし、細かく個人を特定されるようなこととかはあんまり多分発言してなくって。
もちろんリアルでお会いしたことある人とかには全然言うよ。
どこまでも守秘義務でさ、何の仕事してるんですか、それはえっと、みたいなことはないんだよ。
でもなんか、うちはあんまり晒さないタイプの生き物なので。
たろちゃんはあれかな、基本的にみんなたろちゃんに興味ないと思って生きてるから。
それはそう、それはそう。私に対しても興味はないと思って生きてるよ。
みんなね、日常生活生きててさ、自分のことでいっぱいいっぱいの中で、こうやってたろちゃんの話とかしーなちゃんの話とか、私たちの話を聞いてくれてるわけですから。
それで十分なんだよ。
しかもリスナーさんへのさ、みんな早く来ちゃえばいいじゃん、みたいなそのノリってさ、ろくすっぽ自分もまだ来てない状態で言うのめっちゃおもろいよね。
補足させていただくとですね、カルドニアはね、一応剣道をされる方なんですよ。
だから一応剣道ばかまは自分で着付けられるし、なんだったらたろちゃんより綺麗に袴は畳めるし、
こういうことを言ってしまったし、たろちゃんともう婚約してしまったからなんかこの前ね、ご飯食べてる時にいきなりすごい真剣な顔をしだして、
ちょっとあなたに聞きたいことがあるんですよって言うんですよ。
はい、なんで会いましょうってたろちゃんも携帯を置いて、何ですかって言ったら、
あの私がこのね、秋からまたデニムの着物は持ってるからね、デニムの着物をどんどん着ていこうと思うのですが、
今後私が初心者着物好きとして、ゆくゆくは普通の着物好きとして生きていく中で、
これを買った方がいい、用意した方がいいというものがあれば、ぜひとも教えていただきたいんですって言われて。
聞いてもいい?たろちゃんってティーチャーだった?
違う。
ティーチャーだった?
たろちゃんのティーはティーチャーのティーじゃないから。GTOや。グレートティーチャーおっぴろげたろちゃん。
GPTなんよ。
デニムの着物を着た時も中にシャツとか着てきたんですよ、とりあえず。
だからお襦袢も持ってないし、おぞおりとかも持ってないんですよ。
たろちゃんはまずは襦袢じゃないって言ったんですけどね。
おぞおりが欲しいって言ったらそこは揃えていけばいいし、別にスニーカーだってやっていけるし、ブースでもやっていけるし。
着物の恐ろしいところはね、一個一個アイテムを集めてると着物っていう大枠の中の何にはまるかわかんねーのよ。
それはそう。
いきなりさ、カレドニアがさ、おぞおりフェチになるかもしれないじゃん。
だから心してのって言っといた。
それはそう。カレドニアの今後のね、着物好きとしての進化も楽しみつつですね。
はい、そうなんですが、実はしいなさん、ここまでたろちゃんへメッセージ、皆さんへ、このポッドキャストに来てる皆さんへメッセージもらってるんですけど、
実はしいなちゃんにもメッセージが来ております。
なるほど。
読んでもいいの?
しょうがないな。
ありがとうございます。じゃあしいなさんへ。
いつもたろちゃんと一緒に活動していただいてありがとうございます。
普段の会話でもポッドキャストの話題が出るほど、しいなさんとの活動が日常に溶け込んでいて、たろちゃんにとってとても大切なものなんだと実感しています。
これからもずっと仲のいい2人でいてほしいです。
そしてこれからは私もぜひよろしくお願いします。
私もぜひ?やっぱあいつこのポッドキャスト入るつもりなんか?
たろちゃんが止めそうな勢いじゃんね。
好きに話せないのと、しいなちゃんは一番ベストな人数が2人だからダメ。
そうなんだよね。そうなのよ。私のベストな人数2だからね。私ともう1人が最高なんだよね。
だからカレドニアにはせいぜい間接的参加ぐらいが義理です。
そうですね。そのようにお伝えするのか、そもそもこの放送を聞いてもらうかの二択でお願いします。
どっちにしようかな。臨機応変にやっていきたいと思います。
皆さんね、たろちゃんをね、婚約しようが人妻になろうがこのクオリティでいくぜ!
かしこまりました。そんな感じなので、私の最近ではちょっと駆け足でいこうと思うんですけど、
たろちゃんはさ、今結婚しようが全然このクオリティでいくぜって言ってたけどさ、
私結婚してるんですよ。
はい、そうですね。
この間ね、夫の人が会社の人と面談してる時にさ、独身だよねって言われたんだって。
え?
独身だよねって言われたらウケるって言って帰ってきてたの。
先日私お酒を飲んでる席で結構何回も会ったことある人に、
え?結婚してんの?って言われたの。
え?
あれ?みたいな。私もそうだった?みたいな。
え?あれ?二人と、え?大丈夫?二人とも結婚してる?
確認しなきゃいけないかもしれないって思ったぐらいだったんだけどさ。
そんなね、結婚者に見えない夫婦の私の結婚してからの、
というか一緒に住み始めてからね、ずっとやってることがあって、
3つの袋があって的なね、教訓をお伝えしようかと思うんですけど。
はい、お願いします。
すごいどうでもいい話なんだけどさ。
いやいやいや。
例えばさ、洗濯をするとか洗い物をするとかって普通の話じゃんか。
うんうん。
自分が生きてたらしなきゃいけないじゃん。
そうだね。
でもさ、相手がしてくれてることに100パー気づいてるかって言ったら、
私結構そうじゃないと思ってて。
おー。
私は気づかない自信があるなっていうものもあるわけよ。
うん。
っていうのが事の発端だったんだけど、
例えばさ、私今日すごいしんどいのにいつも通りちゃんとご飯を作った。
いつもよりもとっても褒められたい。みたいな時あるじゃん。
あるねー。
いつもさ、今日もありがとうっていうぐらいではもう満たされないわけよ。
私の体調が悪いから。みたいな時ってあるじゃん。
はい。
そういう時にね、私というか我が家ではルールがあって。
うん。
私は今日とってもしんどいのにいつも通りご飯を作りました。
つまり褒めてくださいっていうの。
おーなるほどね。
とか、じゃあ夫の人だと、
私はできる夫ですのでゴミを捨てて参りました。みたいなアピールとかをするわけよ。
おー。
で、アピールをされた側はいつも通りじゃんって思ったとしても絶対全力で褒めるっていうルールがあるの。
素晴らしい。さすが天才。いや結婚しよかったわーって褒め称えるわけ。
おー。
で、それを褒め称えられた側は、なんその褒め方わざとらしいとか絶対言っちゃだめ。
そうでしょー私偉いでしょーっていう風に乗っかるっていうところまでがワンセットっていうルールがあるの。
へー。
これをね、やり始めてからね、なんだよやってくれてないじゃんみたいなのとかね、
なんか私ばっかりやってるまで結構減ると思ってて。
あーなるほどねー。
そう、だからね評価されたいところとかは、私はとっても評価されたいですって訴えて、
評価されたいですって言われた側は全力で褒める。
褒められたら全力で受け入れるっていうのをやると、
ちょっと多少家の中がうるさいなーっていう感じにはなるけど楽しいよ。
あー楽しそう。てかあれだよね、よく育ったほうれん草だよね本当に。わさわさの。
そうそうそう。
でかめのほうれん草です。
そうでかめのほうれん草。ティッシュペーパーがなくなりそうなので買ってきましたみたいなさ、そういうやつ。
これでいくらでも鼻がかめる!みたいな。
そうそうそうそう。そういうことを言い合って生きているよ。
採用するかどうかはあなた次第みたいなところなんだけど、
私の担当美容師さんは採用してなんか平和って言ってた。
あー大事だよね。私もあれ、トイレットペーパーとかティッシュペーパー買ってきたよって言われたらタイタニック見ようぜって言うわ。
タイタニック見ようぜ。
待って待って、なんでさ、買ってきたやつをさ、すげー使おうとするの?
いやこんだけあるやん、タイタニック見やな。
なんで?タイタニックの扱いどういう感じ?それ。
いっぱい泣くってこと。
えー一番泣ける映画は、毎回タイタニックだったら3時間かかるからさ、もうちょっと短いやつでも泣けるやつ用意した方が良くない?
あーまあそうね、だいたいでもさ、犬と子供と年寄りが出て何かトラブルがあると絶対タロちゃんは泣く。
本当?私、ワンピースのチョッパーの映画でめっちゃ泣けるよ。
あーわかるー。ていうかあれだね、椎名ちゃんの口からワンピースっていう言葉が漫画の方が出るとは思わんかったの。
ちなみにその辺りで私のワンピースは終わってる。
えー始まりも始まりないよ。
そこら辺でもう読まなくなった。これ長いやつだなって思って読まなくなっちゃった。
察したんだね。
察した。というわけで、いい加減そろそろ本日の着物談義に参ります。
はーい、今日のテーマは何だろうな。
本日の着物談義は、
はい。
着物に注目して見てくれこの映画。
見てくれー。
これさ、
はい。
着物の着姿がおすすめの映画とか談義とかあったらしてくださいよっていうお便りをね、実はこれ複数いただいていて、過去。
そうなの?
そうなのよ。それで、いつかやりたいなーと思いながらも、
私ね、そんなに着物を着ている人の映画見てないなーって自分がね、思ってて、
うん。
どうしようかなーって思った結果、
うん。
太郎ちゃんにプレゼンされるっていうスタイルを思いついたので、今回は太郎ちゃんプレゼン会なんですね。
あ、そうです。太郎ちゃんがこの話したいって言ったら、太郎ちゃんはそのお便りがあったことを実は知りませんでした、今日まで。
そんなことないよ。伝えてるよ。
記憶にございません。
忘却の彼方すぎるだろうよ。
太郎ちゃんね、チキンヘッドだったからさ。
チキンに謝れ。
ごめーん。
というわけで今日は太郎ちゃんが映画の話を、映画の話をってか、この映画のこの着物のこんなところがみたいな話をします。
はーい。
まあ、でも一つ思ったことはですね、
うん。
ポッドキャストなのに映画ってみんな見えねーのよっていう話よね。
まあ、でもそんなこと言ったら映画の話をしてるポッドキャストさんとかいっぱいあるからさ。
あー、そうだね。
まあ、みんな興味があったら見てください。
はーい。お願いします。
めっちゃ投げやりだな。
ほんとだよ。
はーい。
私が見たいなって思えるぐらいのプレゼンをしておくれよ。
めっちゃハードル爆上げピッピやん。がんばりまーす。
お願いします。
では、一本目は何に行きましょう。
一本目はね、ドドン。
大億。
大億はいっぱい種類があるんですが、今回太郎ちゃんから上がってきたのはこちら。
2006年公開。
江戸城大億の女たちの壮絶な愛憎劇を描いたフジテレビ系の人気ドラマを、
中間ゆきえさん主演で映画化したもの。
監督もテレビシリーズ同様、林徹さんが担当しています。
江戸幕府第7代将軍の家継ぐの時代。
大億総取締役の江島は女中たちから信頼を得ていたが、
歌舞伎役者の生島慎吾郎との運命の出会いを果たし、禁断の恋に落ちていく。
共演はテレビドラマにも出演していた松下ゆきさん、浅野優子さんたちというものになります。
こちらの着物を着目することなんだけど、どういうところがおすすめ?
はい。あのね、まあ、太郎ちゃん大億時代がめっちゃ好きなんですよ。
どういうこと?大億に生息してたってこと?太郎ちゃんが。
生きれるものなら生きたいけどさ、江戸時代どっかだからさ、太郎ちゃんまだ弱い33歳だからさ。
婚約で実は言いそびれたけど、誕生日もこの前言ってるからね。
あ、そうだね。誕生日前日プロポーズだからね。
太郎ちゃんは滑り込み33になるまでに結婚したっていうのはもういいんだけど、
あのね、ちょっとさ、大億シリーズ、ドラマとか映画とかいっぱいあるんですよ。
たぶんね、検索したらほんと漫画もドラマも映画もいいっぱいあるんだけど、
なんでこの中間ゆきえさんの大億を取り上げたかっていうと、
これね、理由が2つあるんですよ。
1つは、ドラマだとさ、いっぱい見なきゃいけないじゃん。
はいはいはい。
大変やんね、シンプルに。
我々着物、普段着着物好きだから、大億の着物は普段着じゃないのよ、皆さん。
多くの皆様は普段着てるけど、我々にとっては普段着じゃない。
それはそう。
貴族みたいなもんやからさ、あの人らって。
だってさ、連続ドラマでさ、もし見てしまったらさ、
話も気になるし、着物ももっといっぱい見たいしって言ってさ、
みんながボーンってなったら困るからね。
なるほど、そういう親切心だったのか。
それもあるし、映画だったらね、1本でサクッと見れるし。
あとね、昔の映画だからね、今めっちゃ有名な俳優さんがいっぱい出てて面白いっていうのはあるんだけど、
それを置いてもよ、普段着じゃないって言ったじゃん。
多くの人たちが着てる着物、私たちにとって。
あれはね、お買い取りっていうすごく長い着物を着てるんですよ、上着みたいな感じで。
打ち掛けみたいなもんですね、一番上に。
やっぱりさ、あれがさ、なんか私はシリーズを見てて、でかい柄がちょっと多めな気がする、まず。
ほうほうほう、なるほどなるほど。
もちろんね、他のシリーズにもたまにはあるんだけど、
例えばね、オーク花の乱っていう、小池彦さんとか藤原のりかさんが出たドラマのオークとかだと、
打ち掛けね、意外と細かい柄が多いんだよね、シリーズとして。
もちろん時代背景とかがあるのかもしれないんだけど、
織物が発達して細かい柄ができるとかも知れないけど、
それちょっとごめんね、たろちゃん歴史わかんないからちょっと適当言いましたけど、
やっぱりさ、自分が着れないじゃん。長い打ち掛けっていうことはでかい絵が描いてあるのさ。
うんうん。
でね、特に私が映画の中で好きな打ち掛けがあるんだけど、その話していい?
もちろん。
中間ゆきえさんが幼い飢え様を相手に、お庭で手張り遊びをしてるシーンがあるんですよ。
多分夏で、白いお買い取り、打ち掛けにデカデカと金魚が描いてるんですよ。
ほうほうほうほう。
かっこいい。
あ、一言だった。
いや、かっこいい。で、これをたろちゃん好きすぎて、ネットで画像を探したんですよ。
はいはいはい。
どうしても俳優さん同士で喋ってるから、顔の部分からしか撮るから、背中が見たいじゃん、やっぱり。
はいはいはいはい、なるほどね、うんうんうん。
探したら、テンジーみたいなやつとかさ、なんかこういうのですよって、ネットで出てきて、背中から見たら、
ほらやっぱりかっこいいじゃん。
ほらー!って。
すげー声出したね。
ホラーみたいなホラーが出た。
あー、なるほど。
うんうん。
まあでもね、リアルに考えたらさ、贅沢な着物なんだよね、この時代でも。
そうだね、七代将軍の頃ってことは、吉宗になって、財政を絞るようになる前の話だから、
たぶん七代の頃って、すごいまだまだゴージャスなものがいっぱい多くで着られてた時代なんじゃないかと思うんだよね。
そうだね、八代将軍が吉宗だからね。
シリーズとしても長いから、かすがのつぼねがオークを作った時の衣装と、
5代将軍、7代将軍、8代将軍ってこうなっていくと、だんだん衣装も変わっていくのが見えるんだよね。
うん。
今回お話に出したのは7代将軍の長間由恵さん支援のやつだけど、
シリーズ通して見てると、その衣装の移り変わりみたいなのも見れたりとかして、シリーズはね、面白いんだけど、
この宮川美香さんの作品については、その鮮やかな色彩とか、艶やかさみたいなのがもう全面に出てる。
あのーすごく有名な、土屋杏奈さんだけじゃなくて木村芳乃さんとか菅野美穂さんとかもね、お出になってるよね、夏木舞さんとかも。
うんうん。
やっぱりキャラクターを表すような衣装なんだよね。
うんうん。
たろちゃんなんてさ、木村芳乃さんの着てたお衣装のカラーリング好きすぎて、自分がオイラン体験した時に似た着物探してきたもんね。真似したくなる。
うん、わかる。
その作中でね、土屋杏奈さんが演じる清葉っていうのは、結構跳ね返りというか、勝ち気というかね、強い女性なんですよ。
うんうん。
だからね、やっぱり衣装もバキッとしてるし、部屋もバキバキっとしてるのよね。
うんうん。
みんなにそこを見て欲しい。
そこを見て欲しいんだ。
うん。清葉がね、子供の時に菅野美穂さんが、姉女郎、要するに清葉の面倒を見てくれるお姉さん、みたいなポジションでいいのかな、説明としては。
菅野美穂さんなんだけど、菅野美穂さんのお部屋はね、結構落ち着いてるっていうか、渋好みというか。
でも、土屋杏奈さんの自分のお部屋はバキバキだし、木村よしのさんのお部屋はねっとりしてるね、性格的に。
うん、わかるわかる。
そうじゃない?本当に。
うん。
嫌な女の部屋って感じじゃない?
うん。
だって菅野美穂さんの部屋からはさ、なんて筋が通った嫌味は言うけど、性格は悪い人じゃないんだなってことが部屋でさえわかる。
趣味がいい人って思ったもん、部屋から。
木村よしのさんってさ、陰湿な女性の役ほんと上手いよね。
上手い、わかるー。
なんか作中でね、その土屋杏奈さんに嫌味を言うシーンなんてさ、もうほんとなんか、嫌味じゃない風に言ってるような嫌味。
それに対してまたさ、土屋杏奈さんがさ、イラッとする時の顔とかがさ、もう最高なんだよね。
ね、みんな見て。みんな見て。
これは私も言える。
着物も楽しいから。
そうそうそうそう。
あれと同じ着物を日常で着れるかっていうと着れないから、普段着着物好き的には着れないんだけど。
またね、申し訳ないけどね、着れないだー。
でも、あの派手さとかはどっかに入れたいなって思うし、私、二永美香さんもすごい好きなので。
私も好き。
ジンで出した私の私による私のための休日の一発目で、二永美香さんの写真展示会に行ってるんだけど、
その時に思ったんだけど、着物の鮮やかさ、私は鮮やかな着物をその時着てたから、というか、鮮やかな着物を合わせて行ってたから、その世界観も込みで楽しかった。
あーわかる。
でも、太郎ちゃんもさ、二永美香さんの展示に行ったことがあって、それこそ自分がすっごい今一番激アツっていうコーデをして行ったんだよね。
うんうん。
思ったんだよね。
二永美香さんの展示はね、全部派手じゃん、空間が。
うん。
何着て行っても大丈夫よ、本当に。
本当に楽しかった。
逆にね、紡ぎとかで行ったってかっこよかったよ。
かっこよかったね。
うん。
これね、なんとなくみんなそろそろ気づいてきたと思うの。
はい、何?
ちゃんとした映画の話はしないよ。
それはみんな見ないとさ、面白くないじゃん。
そう、映画の話が聞きたい人は映画のチャンネルに行きな。
ここでみんなが離脱してたらめっちゃおもろいよね。
やだ、みんな行かないで。
というわけで、私たちは着物にしか注目せずにこのまま行きますが、
3つ目のおすすめは、ビヨンの妻、さくらんぼとたんぽぽ。
はい、こちらの作品は2009年公開。原作は太宰治の小説、ビヨンの妻。
ネギシ・キチタロウ監督、主演は松坂子さん、朝野忠信さん。
R指定が入っていて、R12指定かな、RG12指定。
第33回モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞しました。
優れた小説家の大谷は酒を飲み歩き、借金を重ね、妻以外の女性と深い関係に陥ってしまう。
借金返済のため飲み屋で働き始めた妻、サチは男たちから言い寄られ、
見違えるように美しくなっていくという作品ですね。
いやー、ビヨンの妻でね、太宰さんは世間からね、
まるで太宰さんの奥さんがビヨンの妻なんじゃないかって思われるぐらい、
献身的な奥さんみたいな書かれ方がね、結構されてるんですよ、小説だと。
はいはいはい。
でもね、映画はそういう感じではないんだよね。
あ、そうなんだ。私はこれ見てないからね、分かんないんだけど。
いや、これね、まず主演が松坂子さんなんですけど、
ちょっとやっぱりね、小説とは違うね。
小説が好きで、もう小説のまんまだと思って見ない方がいい。
あ、そうなんだ。へぇー。
だからわざわざサクランボとタンポポって付けてるのかなって太宰ちゃんは思った。
あー、なるほどね。
まあ、あのー、まずですね、このさっきね、オーク、サクランと続いてですけど、
ビヨンの妻はあんまりこう、お衣装が花話とかいっぱい変わるではありません。
うんうんうん。
本当に普段着着物です。
ほうほうほう。
いやー、でもね、まず松坂子さんのね、ザ・奥様着物って感じなんですよ。
え、それはさ、その時代の奥様ってこうだったんだろうな、妄想ってこと?
うん。だし、ちゃんとね、よそへ行く時と、働いてる時はね、ちゃんと違う着物着てるんで、
多分仕事着だよなーみたいな。
おー、なるほどね。
椎名ちゃんで言うところの、モブのコスプレの時の着物があんのよ。
え、ちょっと待って、その場合はザ・奥様着物を着ている松坂子さんは、どっちがモブなの?
働いてる時。
働いてる時がモブのコスプレなんだ。
酒屋さんで。
そう、結構地味なお着物を着てて。
あ、そうなんだ。でもそのあらすじは男たちから言い売られって書いてあったから、
ちょっと派手さみたいなのがあるのかと思った、そっちの方が。そうじゃないんだ。
違うね。どっちかっていうと、お家に引きこもってその大谷を待つばかりだったんだけど、
やっぱりお金がないから、酒屋さんみたいなところで幸さんは働き出すんだよね。
そしたらね、やっぱり松坂子がやってるだけあって、やっぱ美人っていう設定だからさ、
みんな考えたらわかるけどさ、おっさんばっかりのさ、よくわかんねえぐちゃぐちゃっとした居酒屋にさ、
松坂子が働いてみ、そりゃおっさんたち沸き立つわな。
なんでおっさん目線なんだよ。
だろちゃんおっさんだからだよ、心が。
そういう時代だよね。
下世話が許されてる時代だしね。
許されてたかどうかはわかんないんだけどさ。
そこでもう一つ対比なのが、酒呑の大谷には他の女性があって言ってたじゃん。
そのうちの一人がね、広瀬良子さんなんですよ。
そのうちの一人ってことはいっぱいいるんだ。
うん。でも具体的に出てくるのは広瀬良子さんなんだけど、
だろちゃんがね、肩までのウェーブヘアーにメガネで着物を着たいって思ったのが、
広瀬良子さんのこの姿を見た時なんだよね。
でまたね、広瀬良子さんちょっといろんな問題があったから言いづらいけど、
あえて言うとしたらさ、この時はなかったからさ問題。
上手いのよね、愛人って感じが。
あーなるほどね。
毛だる毛で男に依存してて、でも奥さんに負けたくないっていうちょっと意地悪さもあってさ。
着物もね、かわいいんですよ、ストライプで。
でしかもね、ベロアっぽいショールを着てるシーンもあって、
気合い入れてきたのかな、どういうシーンかっていうと、
本斎に対してちょっと釜かけるっていうか、圧かけるシーンがあるんだよね。
ほうほうほうほう。
その時ちょっとベロアのショール着てるから、
だろちゃん的にはなんか気合い入れてんじゃんって私は思って、そのシーン。
へー、なんかそういう小道具の使い方いいよね。
いいのよ。
これちょっと映画に食い込む話なんだけど、
広瀬亮子さんはベロアの上着を着て奥さんに釜かけに行くんだけど、
幸さんがちょっと少年場というか、女を見せなきゃいけない時があったんだよね。
その時は松坂子さん演じる幸さんは、格好は普段のお着物なんだけど、
赤い口紅を塗るんだよね、化粧系があんまりないのに。
気合いの入れ方の違い。
あーなるほどね。
好きですね。
あー、いいですね。
これさ、だろちゃんからこの映画紹介するよみたいなやつで、
先に写真を見せてもらったじゃん、こんな感じだよみたいな。
着付けの方法も結構独特というか、日常で動く人の着付けなんだなって感じがするの。
うん、そうだね。
それはさ、さっきの王奥の時もさ、華やかな衣装っていうものが、
他人に対する威嚇になっているっていうところが現れてるし、
さくらんの時はちょっとダラッと着てる感じの、
そのだらしない対愛的な感じみたいなのが出てたりとかするし、
ここに来ると日常で動く人の着付けなんだなっていう感じがするんだけど、
あんまり帯が上の方になかったり、
胸元は寄れてないのになんかちょっとゆるっとするような感じの範囲になってたりとかして、
そこもまた時代が変わってきて、着付けだったりとか、
シーンだったりとかが変わるんだなーっていう感じもして面白かったんだよね。
あー、ありがとうございます。
私はそんなにちゃんと見てなかった。
いや、広瀬龍子さんがかっこいいの分かったよ、あれは。
でしょー!
ほんとにね、動きもね、みんな見てほしい、この映画の。
着物で生活してる。
あのさ、ここのさ、今3本紹介しててさ、全員着物で生活してんだけど、
子供の面倒を見たり、それこそ居酒屋さんで働いたりとかして、
生活と仕事をちゃんとして、目まぐるしく動く女性の着物という意味では、
美容の妻はすごく目につくね。
その次の作品は?
はい。
小さいおうち。
はい、小さいおうち。
こちらは2014年公開のもので、山名陽司さんの82作目となる監督作で、
第143回直樹賞を受賞した中島京子さんの小説を映画化したものです。
昭和11年、田舎から出てきた純真な娘、布宮多希は、
東京郊外に立つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。
家の主人でおもちゃ会社に勤める平井雅希、その妻時子、
2人の5歳になる息子の京一とともに穏やかな日々を送っていたある日、
雅希の部下の板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく。
それから60年後、晩年の多希が大学のノートに綴った自助伝を読んだ多希の親族。
それまでは秘められていた真実を知ることとなります。
というもので、時子役を松高子さん、晩年の多希を梅章知恵子さんが演じました。
若き日の多希に奮した黒木春さんは、第64回ベルリン国際映画賞で銀クマ賞、女優賞に輝いたそうです。
国内でも第38回日本アカデミー賞最優秀女演女優賞を受賞だそうです。
おー、山田陽司さんは一体何本映画を撮るつもりなのかなって思うよね。
ほんとだよね。
すごいよね。
すごいよね、82作目って。
だってさ、20歳から映画撮り始めてもっていう話やん。
そうそうそうそう。
やばいよな。
やばい、ほんとに。
私さ、この作品ってさ、原作は読んでるけど映画は見てないんだよね。
あー、ほんと。太郎ちゃんはね、映画を見てから小説を読んだんですよ。
あっ、逆パターンね。
そう、だから先に言っとくと、小説と映画をリシューした人間からまず言いますと、ちょっとずつやっぱり映画だから端折られるじゃん。
はいはいはい。
そこはね、あります。多少はね。
でもね、着物の、私たちポッドキャストだから着物で言うんだけどさ、さっきのビヨンの妻よりも裕福な生活の、しかももっと近代の奥様の話なので、松中子さんのお着物がね、華やかなんですよ。
おー、そうね、でも原作でもそういうちょっと華やかな感じのイメージはあるかも。
普段着なんだけど、いいとこの奥様がちゃんと毎日着替えてるんだろうなーっていうのがわかる着物がポンポン結構出る、いろいろ。
へー。あ、さ、これさ、私の記憶が確かならばさ、太郎ちゃんが名銭を名銭と認識した映画じゃなかったっけ?
あ、そうです。
そうだよね。
黒木春さん演じる滝ちゃんが、奥様からね、お下がりの名銭をいただくんですよ。
うん。
それが何色かはみんなには言わない。みんな映画見てー。
うわー、映画私も知らないから見なきゃいけないじゃん。
あ、小説には詳細に書いてなかったっけ?どんな感じみたいな。
いやー、そこまでちょっと細かく覚えてないなー。だって私この作品を、原作を普通に出版年度ぐらいに多分読んでるんだけど、その頃別に着物興味があったわけじゃないから。
あ、そっかそっかそっか。
うん。
まあ、だからそのお下がりの名銭をね、いただいてって言って、すごくそれをね愛おしそうに撫でるシーンとかもあるんですよ。
うんうん。
あるんだよね、その名銭。
これさ、昭和11年に田舎から出てきた野宮滝さんってことは、大正の頃から昭和の15年ぐらいまでとかが名銭が流行りなんだよね、女学生の中で。
うんうん。
で、前その名銭名銭名銭の階段も私たちも喋ってるけど、実際その名銭を仕立てるような工場に方向に出てる女の子達っていうのは名銭を着ることはできなかったみたいな話があったりとかするから、
多分、女中として働きに出る滝ちゃんにとっては、奥様からお下がりでいただく名銭っていうのは、ものすごくキラキラしたものだったんだろうね。
あれじゃない、憧れてたものが手の中にあるみたいな、大好きな、しかも奥様からいただいた。
そうだよね。
みんなね、美音の妻に続いての松高子さんなので、お察しの通りなんですけど、この奥様はですね、美人です、設定上も。
そうですね。
男女問わず虜にするレベルの美人っていう設定だよね。
そうだね、そうだね。
もちろんね、旦那さんからは美人だなと思って結婚されてるし。
そしてね、子供の京一くんもね、映画ではそんな描写ないんだけどね、小説だとね、将来イケメンになるだろうなーみたいな描写があるよね。
あるあるある。
だし、板倉さんっていう、ときさんを好きになってしまう会社の部下の人も、やっぱり美人だって思ってるんだろうなって思うし。
実際、映画の中でも、蝶よ花よで育てられた気持ちも大変美しいタイプの美人なんですよ。
わかります。
タキちゃんが初めてお家に来た時にも、なんかね、みんな女中さんが方向に行くって言ったら、早く何々してちょうだいとか言われるのかなって思ったら、
タキとトキ子、なんか似てるね。キャッキャッとか言いながら、あ、角砂糖はね、ここに入ってるの。そう、お客さんに2つ出してね。ウフフみたいな。
あ、かわいいみたいな。もうちょっとちゃんと喋ってるけどね。
そうだね、もうちょっとちゃんと喋ってると思う。だっていいとこの奥さんだから。
でも、2つずつねって言うんだよね。ほんとこれぐらいのテンションで言う。
つまりね、何が言いたいかって、奥様なんだよ。ちゃんと家事はそれなりにされてるんだけど、女中さんをお家にお迎えして生活してる奥様だから、
いい着物を着て生活してる人の動きがまた見られます。
確かにそうだね。お買い取りとかの頃のさ、動きってさ、ぶっちゃけ私たちは参考にはできないじゃん。
でもさ、美音の妻とかさ、小さいお家とかになってくるとさ、こういう風に動くと綺麗に見えるんだなみたいなのとかさ、
こういう風に生活すると楽そうに見えるな、この歩き方みたいなのがさ、ちょっと参考になるものが出てくるのがこれぐらいの時代だよね、やっぱ。
実際ね、松高子さんが道を歩く時とかの動きもね、かわいい奥様って感じがするの。
美音の妻で歩いてる時はね、ちゃんとした奥さんって感じ。低粛な奥さんって感じ。
ただただ演技力が高いんだねっていうだけの話なんだけどさ。
それはそう。
いやーでもね、この映画実はですね、たろちゃん、一つだけね、苦手なシーンっていうか苦手な要素があるんですよ。
何でしょう。
これね、平和な日々をね、小さいお家っていうその赤い屋根のモダンなお家を中心に語られていくんですけど、
やっぱりね、時代的にどんどんね、第二次世界大戦に突入していくんですよ。
だからね、どんどんね、着るものとか社会が色あせていくんですよ。
もちろんね、現代も映されるんだけど、やっぱり平和で華やかな時を見てるからこそ、
第二次世界大戦に突入して、どういう風になってっていうのも、一気にグレーというか茶色というかさ、
どんどん着るものが規制されていくじゃん、戦争が起きるとね。
軍人さんの着るカーキーの色か、モンペットかさ、いろんな布が混ざった綺麗じゃない色、汚れてもいいような色。
で、生活しなきゃいけなくなってくるじゃん。
それがね、つらいかな。
そうね。でもそれを見ると、やっぱり時代によって着るものが変わっていくみたいなこととか、
いわゆる私たちがアンティークって呼んでるものって戦前のものを指すんだけど、
その頃のものが言うほど残っていないっていうのもそうだし、
それよりも前のものに鮮やかなものが残っているんだけどみたいなこととかもそうだし、
やっぱ社会情勢、それは現代のファッションも一緒でさ、お洋服も一緒でさ、
世相反映したような色が流行るみたいなことっていうのはファッション業界の人たちがよく言うけど、やっぱりそういうのは色濃く出るよね。
だからそれこそさ、自分の手元にある目線とかがさ、映画見終わった後にさ、
こわーい、次行こう。
でもね、男性の着物姿はあるからみんな見てね。
そうだね、男性もぜひね。
こんなに有名なイヌガミ家の一族のスケキヨに1ミリも触れないまま次に行きます。
ほんとだよ。
ノンスケキヨで。
ノンスケキヨで次に行きます。
お次におすすめの作品は?
極童の女たちシリーズ。
シリーズ。
というわけでこちらね、ずっと太郎ちゃんが大好き大好き言ってる1986年シリーズ最初の作品が公開したもので、
後者秀夫さん監督作品、原作本は極童の妻たちであり読み方が実は異なります。
1作目から10作目までが劇場公開作品、11作目から16作目はビデオ作品として制作されました。
家田秀夫さんのルポタージュを原作に、ヤクザの世界を女性の視点から描いた人気シリーズ。
愛する夫を組み同士の構想や内部の策略で失った極妻が自らの手で仇を取るという復讐劇になっています。
暴力団の構想に巻き込まれていく2人の女性を描いています。
この2人の女性というのがメインキャストの岩下志摩さんと片瀬里乃さんですね。
お2人ともね、大大大女優じゃないですか。
片瀬里乃さんも、私の大好きな岩下志摩さんも。
その時ね、ピチピチに若いで。
わかる。
1作目だけでもいいから見てみて、まじで。
片瀬さんなんてね、小娘やで、まじで。
いや、そりゃそうよ。
可愛いやんな。
可愛い。だってさ、もうこれさ、38年前なわけよ、初回が。
そりゃそうよ、ピチピチよ。
片瀬里乃さんって美人やなーって今でも思うやん。美人やなーって思うんやけど、
30何年前の時の見たら、ここからもう美人が始まってんのよ。
もっと前から始まってんのよ。
それはそう、生まれた瞬間から始まってるんやけど。
で、残念ながら、片瀬さんはこのシリーズでは、
いや、着物着る時はあるけど、あえてみんなが見やすいワンを言うとしたら、着てないです。
あ、そうなんだ。
そうだね、お洋服とかドレスとかしか着てない。
あ、そうなんだね。
話がね、話なだけにちょっと過激なところもありますが、そんな中でですよ。
岩下志摩さんの着物姿のかっこよさ。
これ太郎ちゃんが愛を叫ぶ前に、私が調べた内容を喋っていい?
はい、どうぞ。
岩下志摩さんの衣装についてなんですが、監督と相談したものではありますが、
着こなし自体は岩下さん自身が工夫したもので、
あえて小さなイヤリングとプチネックレスをつけたり、
着物は襟首の下で合わせるのがこの時代、今もそうですけど通常なんだけど、
胸のところに彼女はほくろがあるので、ほくろを目安に襟を開けたような着付けをしているそう。
また歩き方もガニ股にし、顎を上げて上から見下ろすような感じで、
声のトーンをなるべく下げて物を喋ってみる、みたいな工夫がされていたそう。
第1作で岩下志摩さんが着物を60着ぐらい衣装合わせをして、
20着ぐらいに絞って選んだんだけど、
高層のシーンって血糊がついたりとかすることがあるので、
着物は全て2着ずつ用意されていたらしく、かなりの高額だったそうです。
いやー、本当にね、着付けが本当にかっこいいの。
ずっと言ってるよね。
もうね、ほくろの位置で合わせてたんや。
そりゃタロちゃん真似できへんわ。荒えんもん。
そうやね。
タロちゃんがさ、ずっとさ、好きだ好きだ言ってるからさ、
これについてはちょっと調べたよ。
だって、なんとなら、タロちゃんかっこいいや好きやしか言わんだろうやなと思ったからさ。
ごめーん。
でもね、タロちゃんも岩下志摩ぼくろをつけようかと思った、この話を聞いて。
あー、そっち方面に行っちゃうのね。おいえ。
今まで話してきた着物の中では渋好みだね、全体的に。
そうね。
ちょっとこう、白、黒とかグレーとか茶色とか、そんな感じが多い。
でもさ、私これイメージ的にさ、地味な色なのにめっちゃいい生地使ってて華やかみたいなイメージなの。
あー、そうですね。
やっぱりそうだよね。なんか私はちゃんと見たことはないから、イメージなんだけど。
うん。実際そうですし、やっぱアクセサリーをつけてるっていう。
もうね、ピアスとネックレスはちっちゃいけどね、指輪結構しっかりしてるからね、時代的に。
あー、そっかそっかそっか。うんうん、そうだね。
いやし、岩下志摩さんがシリーズを通しておやりになる極童の妻をやるんだけど、
中間管理職じゃないんだけど、文家の組の奥さんとか、でもとりあえずボスの奥さんっていう役が多いんだよね。
ちゃっちいものはつけないんだよね。
え、ちょっと待って。一回聞いてもいい?
何?
極童の女たちって、ずっと岩下志摩さんおでになってるイメージなんですけど。
あ、出ないときもあるよ。
あ、出ないときもあんの?
あのね、途中でね、確かね、女優さんがね、変わるんだよね、主演が。
え、ちょっと待って。え、岩下志摩さんが演じている一人のキャラクターをずっと追っかけているっていうお話ではなくて、
いろんなおうちの構想だったりとか、ドンパチみたいなのを描いている作品なの?
全然続きものじゃないんですよ。
あ、そうなんだ。岩下志摩さんがじゃあ別の家の奥様を演じることもあるってこと?
あるし、片瀬里乃さんが、一作目だと岩下志摩さんの妹役なんですよ。
うんうん。
でも第二だったかな、だとなんか全然違う女の人だし、他人だし。
そうなんだ。へぇー。
シリーズ何作目かの中では古文弁護士みたいな役もやってるし。
あ、そうなんだ。初めて知ったわ。
あ、本当?でね、何だったら途中でね、岩下志摩さんじゃなくて高島玲子さんが極童の女たちになります。
女たちっていうか女になります。
あ、なんかぼんやりとその絵柄浮かぶわ。はいはいはいはい。あ、そうなんだ。
そう、だからあのね、みんなこれを見始めたらね、ずっと見なきゃいけないと思ってるかもしれないんだけど。
うん。
違う違う違う。全然もうなんかバラバラで見たって全然面白いから。
あ、そうなんだね。
そう。
はい、次が最後の作品ですね。最後の作品は?
はい。
日々これ口実。
こちらは2018年公開の大森達史さん監督作品ですね。
エッセイ室、森下のり子さんが約25年に渡り通った茶道教室への日々を綴り人気を集めたエッセイ。
日々これ口実。お茶が教えてくれた十五の幸せを映画化したもの。
黒木春さん主演、キーキリンさん、田辺美加子さんの共演になっています。
本当にやりたいことを見つけられず大学生活を送っていた二十歳ののり子は、
ただものではないと噂の武田のおばさんが茶道教室の先生であることを聞かされる。
母からお茶を習うことを勧められたのり子は気のない返事をしていたが、
お茶を習うことに乗り気になったいとこの道子に誘われるがまま流されるように茶道教室に通い出す。
見たことも聞いたこともない決まり事だらけのお茶の世界に触れたのり子は、
それから二十数年に渡り武田先生の元に通うこととなり、就職、失恋、大切な人の死などを経験し、
お茶や人生における大事なことに気が付いていくという作品ですね。
はい。また黒木春さんですね。
そうなのよ。私ね、これは見たよ。キキキリンさん大好きだから。
ただものではないお茶の先生って言われて一番納得できるよね。
ほんとね。そうだね。結構晩年に出てる作品だね、これは。
そうだね。お話というか、しなちゃんの解説の通り、これはお茶のお話なんですね。
だから着物としては本当にたくさん見れます。これは本当にたくさん見れる。
一番、たぶんあれかもね、普段着着物好きが親近感を持てる着物の話かもね。
どうなんだろうね。でもお茶の世界だから、やっぱり季節感みたいなものに対して結構厳しいシーンだったりとかっていうのも描写されてて、
初画間のシーンとかだと12年に1回しか使えないものとかが出てくるわけよ。
このエトロット記事にしか使えないみたいな。で、12年後ってことは私何歳?ってキキキリンさんが言うシーンがあったりとかするぐらいなので、
その登場回数の少なさたるや、その割にそのアイテムのお値段たるやみたいなことになったりとかするから、
日常化って言われると正直そうでもないかなっていう気はする。
そうだね。黒木はるさんとか、たべみかこさんとかは、やっぱりお洋服でレッスン、お教室に通ってるんだけど、キキキリンさんはずっと着物だよね。
あのキキキリンさんの衣装ってね、お茶の先生ゼンとした感じの衣装に見えるじゃない?
そうだね、見えるね。
ああいう着物ってキキキリンさんは持ってないのよ。
へー、そうなんだ。
そうなの。で、彼女自身は役者が着る着物っていうのはけれんみがあった方がいいでしょっていうので、
ちょっと癖のあるものだったりとかを好んで着られていたので、
ああいうオーソドックスなというか昭和の後期に流行ったお茶会スタイルみたいなものっていうのはあんまり持ってないらしくて、
へー。
だからあれの映画の中で着られているものって衣装さんのものだったりとかするんだって。
へー、そうなんだ。
そうなの。つまりそれが何を指しているかというと、あれマイサイズじゃないのよ。
おお、そうだね。
そうなの。なのにマイサイズっぽく着付けているのよ。
おお、すげえ。
すごない?と思って。
すごいすごいすごい。それはすごい。京一すごい。
そうだ。あれはね、キキキリンさんのキキキリンの着物っていう本の中にそれは書かれているんだけど、
辛いね。
公開当時に見てるからさくらんも見れてるけど、今もっかい見直そうって思ったら、多分ちょっと食らうような気がしてるんだよね。
タロちゃんはやっぱりこの中で一番オススメはって言われたら、もちろん極童の女たちシリーズなんだけど、
もちろんね、女性が時代的にもだし、社会的にもあの映画の基盤って男社会じゃん。
そうね。
だって極童の女たちっていうことはさ、主役はやっぱりその職業の方だからさ、
どうしてもしょうがないんだけど、でもよ、タロちゃんとしてはあんな男社会の中で、
岩下シマさんは女性として、姉さんとしてね、短髪を切ったりとか毛締めをつけたりとか、ぶっぱなしたりするわけよ。
なんかそれでも強くありたいっていう気持ちがタロちゃんはいつも思う。
なるほどね。これさ、さくらんもそうだし、家田翔子さんだよね、極童の女たちを描いてるのって。
みたいなの。彼女たちが描いてきた世界って結構女の人がその当時当時で強いとされてる描かれ方をしていて、
だからきっとそういう思想とかも、はいってノーそれだっていうのも分かってるし、その時代を移してるものだから、
その当時のことを描くときに、じゃあ今同じ時代の作品を撮ろうとしたときに、
今だったらもしかしたら炎上しちゃうかもしれないみたいなこととかっていうのもあるかもしれないんだけど、
そこを違う描き方をしちゃったら多分それって嘘じゃん。
そうだね。
ってなるから、作品としてそれはそのままでいいっていうのは分かった上で、
それでも私は飲み下せなくて、自分が辛いなってなっちゃうんだよね。
だからあんまり触れないようにしてるっていうやつもあるから、
今回私はタロちゃんより見てる作品が少ないなって思ったから、タロちゃんにお任せする形を取ったんだよね。
タロちゃんも辛くなるけどね、どうしても知的欲求が勝っちゃうんだよね。
みんなね、極童の女たちも辛いかもしれないけど、これだけ言わして。
デカめなんだけど銀ガムチェックをあんな逆ポップに着てるのは、岩下志摩ねきだけ。
それはね、ちょっと見たいなって思ってる。
写真さ、送ったんだよ、椎名ちゃんに。この写真なんだけどさ。
みんなさ、銀ガムチェックさ、黒と白のチェックあるじゃない。想像できると思うんだけど、
これがもうちょっと大きくなったようなお着物を、やっぱり岩下志摩さんが着てるシーンがあるんだよ。
多分タロちゃんが着たらガキ臭いんだよね。
そうね。
あのね、あんなにポップじゃない銀ガムチェックを見たことがない。
わかる。
ほんとね、あれはちょっと一瞬待って面白かった。
かっこいいよね。
うん、ほんとにね。
まあ皆さん、着物の映画、両方容量を守って楽しくお楽しみください。
これをもうちょっと取り上げてくれればよかったのにとか、あったらこちらの宛先がある。
皆さんの着物おすすめ映画もお待ちしております。
はい。
じゃあそろそろあれですかね。
あれですよ。5位。
じゃあ皆さんね、そのおすすめ映画をどこに送ったらいいか説明するから、最後まで最後まで最後まで聞いてください。
はい。