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ゆいなわさんの聞く人ラジオ、皆さんこんにちは。 ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
前回に引き続き、編集者・羽田朋美さんにお話を伺います。 長年編集者としてお仕事をされている朋美ちゃんに、今回はまず
編集って何?という問いから聞いてみました。
編集って何ですか?というよりは、何て言いますか?
編集って何ですか?一言で?
一言ないし、何かしら表現するとしたら。
私の中で最初からのイメージは、やっぱり誰かにとって人生の一冊となる本を世に送り出すという。
なるほど、今それは実際たくさんやってきて、きっと何冊も出している、届けている。
自信を持ってそうですって言われるのは、まだ2冊ぐらいかもしれない。
でも2冊はある?自分でこれだっていうのは。
そうだね、今のところの。
今度またさらに先にそういうのがあったりするの?
うん、きっと、たぶん今度11月にまた植物療法の本を今買わせてもらってて出るんだけど、
それはもう本当にいろんな人の人生を変えられる本。
へー、すごいそれ。植物療法?植物療法って具体的に何を?
あの、精油?アロマとかで言ったら精油とか、あとハーブ。
ハーブ。
そういうものの力を使ってセルクフケアをすることなんだけど。
それの本?
そう、その植物療法誌っていう資格があって。
へー、そうなんだ。
その植物療法誌でチムグスイっていう。
チムグスイ。
命の薬ってたぶん沖縄のウチナ言葉で命の薬っていう意味のチムグスイっていうハーバルブランドと、
あと植物療法の講座をやってる鈴木七江さんっていう方がいて、その方の本なんだけど。
へー。
この間ずっと浜松でやられてるので、浜松でずっと泊まり込みで取材して撮影して。
あー、そうなんだ。
その本はね、私も作りながら学びの連続で。
結局自立神経、いろんな今ある不調っていうのは、やっぱり自立神経が整ってないからだっていうところに行き着くんだけど、
その自立神経の整え方だったりとかっていうのは自分でできる。
へー、そうなんだ。
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不調があるとやっぱり頭痛薬飲んだりとかね、病院行ったりとかするんだけど、
それでね、その症状は消えたりするんだけど、ポンポン解決するためにはセルフケアで、
あ、こんなに良くなるんだみたいな。
へー、そっか。
だからこれを実際作りながら学んでいきながら。
すっごい、目から鱗でした。
知らなかったこととかに出会って、それを自分で実践したりとかそういうことをしながら。
実践した。
で、良くなったりとか。
そう、だからね、それも本当にここ1ヶ月半ぐらいなんですよ、その本を作り始めて。
こんなに内側から幸せが溢れてくるのって、たぶん自立神経が整ったからな。
すごい、それ。
そう。
そうだよね。
そうなんだ。
それまでやったことがなくて、出会ってやったら良くなった実感がある。
え、なにそれ、すごい。
すごいの、本当に。
みんなね、たぶん自分で自分の体を良くする力だったりとか、
自分の中から幸せを湧き起こすっていうか、
内側から幸せ感みたいなものを引き出す力って絶対あるはずなんだけど、
結局こういう、もう夜中までね、仕事してるとか。
そうだね。
特に編集の仕事なんで。
そうだね、そういう仕事になっちゃうもんね。
交換神経有異になっちゃって、自立神経が本当に整ってなかったから、
ちょっと前までの私、本当イライラもしてたし、
子供に怒鳴り散らしもするし、
夫に対しても嫌な言葉を浴びせたりもしてたけど、
そういうところから本当に、
一歩足を踏み出したというか、そこから脱却できたなって。
それを自覚して言語ができてる時点でもできてると思うんだよね。
そっか。
そうだと思うよ。
まだできなかったら言葉にはなりきれない気がするので、
なるほどね。
なんかそれができてるのかなっていうのを聞きながら、
で、それが出るんですね。
だから、ある程度したら作っていく中で。
まさに今日ここに来る前最高を。
そうなんだ、やってたの。
著者さんに出してやってたんだけど。
へぇ〜。
なるほどね。
そっか、だからそれを作りながら自分が本当に潜り抜けて、
それが形になるわけじゃないですか、手に取ることのできる。
それは絵も言われぬ感動っていうのが重い。
著者の方も当然それはそうだろうけど、
編集者さんと一緒に伴奏してそれを作り上げてるわけだから、
今まで数々作ってきてると思うんだけど、
そういうものが手に取るものができるものになるっていうのは買いがたいですね。
それは最近になってからかもしれない。
そうなんだ。前はそんなことない?
もうだって今まで昔やってた本とか全部捨てちゃった。
えっ、なんでまた?
なんだろうね、多分人もそうかもしれないし、
物とかもそうなんだけど、
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本当に執着がないんですよ。
あー、そっか。
それこそ恋人とお別れするとかってなっても、
全然引きずらない。
執着はない。
執着ないし、
自分が築き上げてきたものとかに対する執着もない。
編集者の人多いと思うんだけど、
考慮して本になったら読まないみたいな人。
あー、でもちょっとわかる、それ。
わかる?
僕芝居やってた時に、
終わると興味ないの。
終わったら、もう終わりって言ったから、
後で感想とか聞かれても別にないですって。
それそれそれ。
おかしげってんだよね、多分ね、その時までね。
千秋楽丸みたいな。
そういう感じ。
あー、そっか。
もう終わったら、一応物ができたけど、
はい、できましたって感じで、
次があったりすると、次。
そうそうそう。
リサイクル、リサイクルっていうか配信会社。
そうなんだね。
特に雑誌とかはすごい数になっちゃうから。
あー、まあ、そりゃそうだね。
PDFとかでたまに取り付けておいたりとかはすることもあるけど、
でもこの4,5年ぐらいは、
ちゃんと手元に置いておきたいっていうものが、
あー、そっかそっか。
出てきたかな。
だんだんそれが、やっぱり今の冬美ちゃんだからできる状態のものとかあるじゃん。
昔だとちょっとそこまでは行けないとか、
今だから、今の見える風景だから作れるものみたいなのは当然あるだろうから、
なんかそういうのにだんだん向き合っていくのかもしれない。
その時、瞬間瞬間に作りたいものもそうだけど、
もしかしたら改めて問い直して、
自分にとってこれみたいなのがあるかもしれないし、
そういうのって編集者さんはそれぞれあるのですかね。
そっか、そういうこともあるかもしれないですね。
編集者さんっていっぱいいるじゃないですか。
数いる中で、みなさんそれぞれ得意分野とか、
その人何のテーマとかもあるわけだから、
そういうのって違うんだろうなと気づきはします。
確かに。
当然知り合いの編集者さんもいるでしょ。
そういう人たちもだんだん自分のやりたいことをやるというか、
若い子らは当然勉強しながらやるんだけど、
年齢の際に来るとやっぱりやりたいことをやるんだって。
あー、そうだね。
でもなんかこう、編集の仕事をずっとやり続けてるというか、
ライフスタイルを充実させてくる人の方が多いかも。
そうなんだ。
私の周りがたまたまなのかもしれないけど。
その人のライフスタイル、自分がこうしたいっていう生活の仕方みたいなのを
気づいてくるとかすると。
だから昔一緒に雑誌作ってきた人も、
今もちょこちょことはやってるけど、
もうガッツリやってるっていう人は少ないから。
あー、なるほどね。
そうか。
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編集者さんってちょっと、どうか分かんないですけど、
例えば会社員として、正社員としてやってる人も当然いるだろうし、
理人の人も当然いるだろうし、
どんな比率というか仕事の感じ?
私も30…今から10年くらい前かな?
今から10…何年前かな?
10年前くらいに多分独立。
そしてそれまでは会社員なんですけど、
比率…人の比率ってこと?
うん、なんとなくその…
そう。
もっと正社員でやられる方もいるじゃないですか。
定年まで。
リーランスになったりとか辞めちゃう人の方が多いかも。
あ、そうなんだ。
うん。
それなんでだったの?
多分きついからじゃないかな、仕事が。
あー、そういうことか。
うん。
会社員としてやられるっていうのは。
うん。
あとこうね、それこそ本当に10年前くらいから
出版で作業産業に。
あ、そうだよね、そうだよね。
大切だって。
私も辞めるときはもうボーナスが本当にすごい減らされて、
みたいな過渡期だったから。
そうするとね、やっぱりフリーランスでやった方がとか、
あと自分のね、やりたい雑誌を。
そうそうそうそう。
仕事も自分になるようにやっていけるわけだから、
やりたくないことはやらなくてよくなってきて。
へー。
なるほどなー。
でもやっぱりフリーランスになって、長くなって、
でも最初の頃は大変だったりしたもんね。
なんかね、それもすごい不思議な話っていうか、
ちょうどその時出産してママ雑誌を立ち上げたんですけど、
その前っていうのはずーっともう10何年もやってた
ローティーン誌の編集長をしていて、
出産してもう編集長不在だとね、まずいってことで、
3、5、2ヶ月ぐらいで預け先も見つけて戻ったら、
もう席がなかったんですよ。
えっ。
自分の。
えっ、そんなことあんの?
そう。
で、営業の部署に春から行ってもらうからって言わせて、
えっ、なんだよ、こんなね、一生懸命戻ったんだったら、
だったら育休取ればよかったぐらいの気持ちになったし、
私がもう本当にずーっとその雑誌を誰よりも愛し育ててきたっていう自由もあったから、
すっごいもう本当に悔しさでいっぱいだったんだけれども、
結局営業の部署に移動して、
そしたらその時の上司が本当にやりたい雑誌があるんだったら、
それやらせてあげるって言ったら営業来るって言ってくれたんですよ。
それで私も気持ちを収めて営業の部署に行ったら、
実際そこで企画書を書かせてもらって、
それでママ雑誌を立ち上げることができてって感じて、
まだそれが一つ目の転機で、
その時にすごい苦しいことがあったりとか、
自分の意味に反することがあったとしても、
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なんかこう打開策はあるんだなみたいな。
はいはい、そういうことか。
でも結局そのママ雑誌も5号で9巻になっちゃったんですよ。
会社の提示した数字に見合うものではなかったので。
そっかそっかそっか。
9巻になってしまって、
その時に営業の部署に行くか、
男性向けの週刊誌に行くかみたいな。
そんな選択肢が。はいはいはい。
そういう感じだったんです。
こすげてしながら男性向け週刊誌は結構きついだろうなっていうのと、
やりたい媒体ではないし、
営業も私は編集をずっとやりたかったので、
でもその時にもう辞めるっていう選択肢しかなかったというか、
自然とその道に辞めるっていうのに行けたから、
全部に感謝。
出産して戻ったら席がなかったことにも感謝だし、
その流れがね。
そう、そこから繋がってるの。
その後ママ雑誌やらせてもらって、
そのおかげで色んな人にも出会えたから、
その時のライフスタイルが繋がったんですよね。
だから本当にありがたいことです。
流れに乗ってたら辞めてたみたいな。
会社員でずっといると思ってました。
そうなんだ。
だって怖いもん。
フリーランス。
分かる、もちろんそれはね。
全部自分でやるみたいな感じになっちゃう。
なければ何もないっていう状態になる。
でもその流れが来たことによってもう辞めて。
さらにね、ラッキーなことに出版社で、
ちょうどママ向けの開放誌みたいな大きなクライアントさんがついて、
ママ向けの開放誌やるって私が決まってて、
その仕事を丸々全部いただけたんです。
すごい。
じゃあもうそれも流れの一つとして。
すごい。
それはもうやれってことですね。
ね。
そういうことだ。
そうって思うようにして、背中押されてるから怖いもんないなみたいな感じで。
そうか。
それで今も営業してない。
せずに今に至るわけだから。
まさにそうですよね。
素晴らしい。
だからやりたい編集っていう仕事もずっと向き合って、
向き合い続けることができてる。
そうそうそう。
それこそ本当に出産した時なんて貯金なんかも20万ぐらいしかなかったじゃないですか。
なるほど。
酔い腰の税には持たないからさ、女編集者は。
なるほど、なるほど、そういうことですね。
だからちゃんと生活できて子どもも育てられてるのがすごい謎。
謎。
謎だけどうまくいったのかなって。
そうだよね。
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面白いな。
より最初の話の自分のありのままみたいなのが、その流れがあってこそあるから、
やっぱりもう必然なのかもしれないというか。
それもあって今のあるわけだから。
確かにね。
すごいね。面白い。
なんかそういう経験してるとさ、より執着しなくなる。
うんうんうん、そういうことか。
過去とかもね。
そういうことだね。
なるほど、だから本もまあいっかって言って手放してもまあそれはそれで。
いい言葉だね、手放すって。
そうそうそう、手放す。
手放すっていいよね。
そうね、だんだんやっぱり年も重ねてくると、
いろんなもの持ってると体も重くなってくるし、
見るだけそぎ落としていきたくなるじゃないですか。
なるなるなる。
やっぱりそれも自然とそうなのかもしれない。
やっぱり時代も今そんな感じもあるでしょ。
確かに。
物を持たないというか、流れなんていうんだろうね、
価値があるものっていうのはだんだん体験のものじゃなくて体験のものとか、
人と人との関係性とかそういうのもなりつつあると思うので、
確かにね。
自分の転換期に自分がどう所するかというかどういるかっていうのは結構大事なところかなっていう。
そうね、本当だよね。
でもなんかひいちゃんはそれこそ20代の頃からそういう部分は完成されてた気がする。
本当ですか、完成されてましたか。
なんかさ、飲んだりとか自然な場所に行くと、
ひゃほーって感じではっちゃけたりしてる姿もめっちゃ見てるけど、
でもなんか一人落ち着いてたよね。
なんつうんだろう。
なんかもう全部ちょっと先の未来を見据えてるじゃないけれど、
なんかこう分かってる感みたいな。
自分は好きっていうのも多分あるんだけど、
言ったら冷めた目みたいな感じもあるけど、
ちょっとひいた目で見るっていうのは多分好きなんだよ、自分が客観的に見たりとか。
それもあり、わーってなる。
もう今でこそわーってなることってすごい少なくなってるけど、
そういうことも好きでやってたんだよね。
確かに。
それはそうかもしれません。
だから多分あんま変わってないっていう。
あー、そっかそっか。
なんだろう。
やりたくないこと。
まあ会社で勤めてるときってやりたくないことも当然いっぱいやってたけども、
どっちかというとやっぱりやりたいことをやるっていうことしか多分してないから、
それのままだからそうなんだろうなっていう感じ。
芝居したいって思ったら芝居してたし、
とかそういう今作ってやりたいって思ったら作ってやるっていう状態?
それ一番最高の生き方だよね。
あー、そうっすかね。
あー、まあそうかもしれない。
結局それが幸せになる生き方だったと思う。
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そうだね。
だからそこをそうとしちゃいけないというかそうかもしれないし、
まあまあそんな感じです。
だからいつもご機嫌でしょ?
いや、そんなことないよ。
ほんと?
そうだよ、子供がなんか悪いことすると、
あー、マジかよってなるでしょ?
でも、おー、マジかよっていう感じじゃん。
今の顔からすると、
あー、まあね。
ビリッとはしない優しいお父さんの顔。
あー、するするする。
ほんと?
困ったこともするし。
うんうんうんうん。
そしたらやっぱ、うわーってなるし。
なる?
なる。それはなる。
そっかそっか。
でも、たぶん子供が出るまではなんなかったですね。
もうどうしようもないというか、
ほんと大変だよね、子育てって。
すごい実感がこもってましたね。
ものすごい底の方から出てきましたね。
でもそうだよね。
なんか今私、夫と子育ての部分でもめっちゃ同志だもん。
あー、わかるちょっとそこ。
わかる?
わかる。
ちょうど今、うちの娘が反抗期みたいになってきて、
ちょっと抜けたんだけど、
ほんとに手がつけられない感じになっちゃってた時があって、
そしたらやっぱりもう、奥さんと同志になっていくじゃん。
ほんとあいつもうどうしようもねーみたいな感じになってたっていうのは、
あー、こういう風になるんだと思って。
その前はどっちかずっと娘と奥さんが一緒になってて、
俺はちょっと外みたいな感じの構図だったのが、
それがやっぱぐにゃぐにゃ変わっていくみたいなのが、
まあまあそれは家族なのかなと思うんですけど、
でもそれが例えば友人だったら3人いるでしょ?
っていうとまた形が違うんたりするって感じ?
そうだね、もうだからなんていうんだろう、
子供対私たち夫婦みたいな感じ。
でも長男がちょっと両親側の思いも組み始めてるから、
なるほどなるほど。
ちょっと手伝ったりとか両親側の思いに寄り添ったりみたいなのが出てきたりはしてるけど、
そこで人数が3人とかで親がいると関係性もちょっと変わってくるっていう。
そうだね。
性格も当然違うわけだし。
なるほどね。
それはめっちゃあるよね。
それは、やっぱり子立てってやってみないと分かんないところが全部そうじゃない?
それのこんなことあるんだ、みたいなことが。
しかもさ、中1でしょ?娘さんが。
うちももうさ、おっきいのにさ、
なんで小さい時よりも手がかかるってなんだこれみたいなさ。
分かる?
ね。
手のかかる感じが変わってくというかさ、
当然ちっちゃい頃の手のかかりもあるじゃないですか。
なんだけど、ある程度大きくなってからの
なんなのこの手のかかり方みたいなのって、
きっとずっとそうなんだろうなって感じなので、
そのまま手を離れていくみたいな、
18とか19、20になっていくのかなっていうイメージはして、
でももう中学生くらいになってさ、半分くらい終わってるわけじゃない?
でやっぱり、今さ、スマホのさ、
iPhone、何使ってる?
iPhone使わせて。
iPhone使ってる?
自分が。
使ってる。
使ってる?でさ、写真がたまにさ、出るかもね。
あ、出てくる出てくる。
昔のやつね。
あれは罪な機能だなと思うんだけど、
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本当にもうお嬢さんと喧嘩したりした時に、
分かる分かる。
これ今出てくるのかよみたいな、超かわいいじゃんみたいな。
ほんとほんと分かる。
でさ、夫に見せたりして、見てこれ。
そうそうそうそう。
よかったね、みたいなこと言うっていう、
あれとかは、みたいにね。
あるねあるね。
その瞬間はさ、その時が一番目一杯だからさ、気づかないの。
写真とか撮ってもさ、その時の大きさでしかないから。
なんだけど、それが時間経ったら、あーって思う。
今もきっとそうなんだよね。
そうなんだよね。
今の大きさが一番若い、若いし、
まあ年取ってるけど、両方今でしかないから。
それといかに向き合っていくかみたいなことではあるんだけど、
それはやっぱり子育てしてみて始めるのかなと。
ほんとだよね。
思います。
すごいよね、子育て。
でも私は本当に母親としてのスキルが、すっごい低いよね。
そうなの?
仕事はやってきた、自負してる部分はあるけど、
母親スキルはかなり低いから。
そうですか。
でも子供にも変なお母さんって言われてるし。
あ、そう。
そうそうそうそう。
だからなんか、やっぱりダメだったなっていう部分が、
ほころびとして今現れてる部分もある。
それはでもいいんですよ。
変えられないもんだって。
そうそうそうそう。
だって自分が嫌だったらもう嫌だしさ。
そう、適当なとこはもう多分適当だし。
変わってる部分はもうとっくに変わってるだろうから。
なるほどね。
まぁね、でも優しく育てればいいかな。
優しくね、元気で。
そうそうそうそう。
人になんか迷惑かけられせずに。
編集とは、誰かにとって人生一冊になる本を世に送り出すということ。
ずっと会社員でいると思っていたけれど、
いくつかの転機を経て独立し、今がある。
そんな今は執着なく手放すことがいい。
好きなこと何ですかって言われたら何ですか?
今の散歩。
散歩?
へぇー、それまた何でっていうのも、僕も散歩するので疑問ですけど、何で散歩?
結局、さっきの自律神経の話にもなるんだけど、
原稿書いてたり、ラフ書いてたりすると、
ずっと副交換神経のスイッチが入らずに夜を迎えて、
夜も眠れずに、ネットフリックスとか見て余計、
見なきゃいけない。
緩みたいの。
お酒とかで強制的に緩ませたりとか、
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ネットフリックスでちょっと緩む時間を持つということで睡眠時間が減ってみたいな。
そういう生活をしちゃってて、
本当は自律神経整ってないなって。
その時は自律神経って言葉かどうか分からなかったんだけれども、
なんかこう乱れてるな、気が乱れてるなっていう感じだった時に、
ちょうど、ずっと座り仕事っていうのもあるから、
夫と夕方に散歩するようにしたんですよ。
へぇー、そうなんだ。
ある時、何かをきっかけに初めて見てみたいな。
そう、もう2年前くらいかな。
ちょうどここを歩くんですよ、玉川を。
またいいじゃん、ここが。
そう。
そうなんだ。
変わらない。
それをやり続けることで自分を整っていくみたいな。
好きだし、好きになっていったみたいな感じ。
なんか瞑想みたいなとこあるじゃないですか、散歩って。
そうだね、そうだね。
心落ち着くし、
あと、家にいると常に一緒にいるし、
家に子供もいるから、
夫婦でゆっくり話す時間もあんまりないから、
散歩の1時間とか1時間半がすごい会話するんですよ。
めっちゃいいね、それ。
たぶん聞く人はいっぱいいろんな人の話聞いてるし、
私も取材でいろんな人の話聞くから、
本当にバランスとってるのかも。
夫もすごい聞く人なんですよ、めちゃ。
そうなんだ。
そこでいろいろ対話を重ねて、
別にどうでもいい話でいいよ、
何か思ったこととか、
時には何か大事な話もするかもしれないけど、
それによって何か。
一番自然な感じ、散歩ってさ。
歩く、ただ歩くみたいな。
モヤーッと自分を泳がせる、遊ばせるみたいな状態って大事ですよね。
大事。
それやったら、こんな近くで、自宅のすぐ近くで、
しかもただで、ちょっとした時間で、
こんないい時間を過ごせるってなったら、
何かもう外側にあんま求めなくなりますよ。
分かる。
それに満たされる感じだからね。
僕もいつも朝散歩する。
起きてご飯前かご飯後ぐらいで、
6時とか7時ぐらいに散歩するんだけど、
今年を取った方がたくさん散歩してるのに理由が分かる。
みんな、あ、だから散歩すんだよな、みたいな。
ガーッと歩くだけでいいっていうか、そういうことだね。
しかも朝の散歩ね、
シロトニンを分泌させるからすごくいいよね。
そうそう。
だからこれはね、もうそれはコロナ入ったぐらいから、
仕事がリモートになってから始めて、やめられない。
え、でもさ、すっごい幸福感高いでしょ。
高いと思う。
ね、それも多分あるんだって。
セロカツちゃんとしてる人は、
セロカツって言うんだって。
27:00
そう、セロカツって言うんだって。
なので七江さんの植物療法の本にも出てくるんだけど、
でも多分もっと先に提唱した方がいるんだけど、
そのセロトニンを分泌させるための活動をセロカツっていうので、
それはもう朝の散歩が一番だから。
そうなんだ。
やめられないし、やらないとなんかちょっと気持ちが悪いみたいな感じにはなっちゃってるから、
いくら雨が降ってようが、出てきてやらないと。
すごいね。
でもなんかもうすごい、今日会って久しぶりに会って、
多分最大の共通点が幸福度が高いってことか。
あ、そうか。
結構幸せでしょ。
まあ、そうね。
いや、そう、いくつかの問題点はありながら。
ちょっと待って。
それはあるよ。
今ちょっとリアルすぎて面白かった。
リアルすぎて面白かった。
でもそうなんだよ。
誰にも悪くないけど、幸福度は高いと思う。
会社員がやってた頃に比べれば全然高いと思うし。
私の目が輝いてるの、ちゃんと。
あ、本当ですか。
それは自分じゃ分かんないじゃん。
顔つきも本当に20代の頃の、なんだろう、わーって楽しいあの顔と同じ。
変わらない。
それはありがたいですね。
仕事を辞めたとき、1年半くらい前だったんだけど、
結構もう疲弊して辞めた状態だったね、仕事が。
大変で、もうここは続けられないって思って辞めてて。
そのあたりの頃に知ってる人に言わせると、
みなさんあの頃は本当にやばかったんだって。
そんなときもあったんだ。
そう言われてて。
で、なんて言ったらいいか。
なんかもっと開いた方がいいみたいなことを当時言われたんだけど、
開くの意味が分からなくて、今は分かるんだけど。
そういうのってやっぱり気づかないうちに溜まっていくというか、
なんだろうなーと思って。
だから自分は辞めてよかったなって思ってるし、
それなりに生活していくのは大変ではあるんだけど、
でもいい状態ではあるなとは思ってて。
それは間違ってないと思いながら、
ただやっぱり今はこういうことをやってるので、
どうしても生活が不安定になるところはどうにかしたいんだと。
なるほどね。
結構いろんな人に会ってて、
みなさんのときすごい聞く人でやってるんですよね。
いや、やってないですって言って、
でも全然できてる状態に見えますよって言われて、
それはそうなのかもしれないっていうのは、
幸福度が高いっていうか、朝そういうことをしてるとか、
自由に動いてるから、
自分にとってはいい状態は作れてるっていうことかもしれない。
めっちゃいい状態だと思う。
本当ですか。
なんか久しぶりに会ったかも、こういう人に。
そう?
みんなやっぱり大変そうだもん。
そうだよね。
あと大変じゃなくても、
うちなる幸福に気づけてないっていうか。
なるほどね。
そっかそっか。
なんかやっぱりご機嫌にするのは外側のものみたいな感じの人が
大多数なんじゃないかな。
30:00
そっか、今だから話聞いてると、
聞く人をやってると、
例えば初対面で会った人って、
最初って例えば警戒感を持ってたりとか、
ちょっと閉じた状態だよね。
で、話をしていくうちに仕事の話とかしてると、
だんだんちょっと開いてきて、
で、好きなことを話すとさ、
その人は嬉しいというか楽しくなってくるから、
パカンと開く感じがあって、
最初の時と顔が変わる。
表情なのか顔つきが変わって、
あれ?この人こんな顔なんだ。
思った時に、
この人のいい状態ってこういう顔で出会ってる感じだな、
っていうことが訪れるので、
そんな時にやっぱりその人の持っている
そもそもの質の状態のいい部分に触れることができて、
あ、めっちゃいいっていう感じをもらってるのも、
自分の中の幸福度が高まってるのもあるのかもしれない。
そうだね。完全にそうだと思う。
自分が満たされてないと人の話なんて聞けないよね。
そうだと思う。
やっぱり耳が閉じちゃう。
どこかで開いた状態でやってると、
それはお互い交流されていって、
聞いてる中で対話で循環してくるじゃないですか。
それがいい具合になってくると、
だんだんグルーヴが起こってきて、
わーって喋ってきて、その人もわーって言って、
面白い話をして、
あ、いっぱい喋っちゃったみたいな感じになって、
大丈夫ですか?みたいな。
大丈夫ですよ?みたいな。
すごいね。
そうそう。それが面白い。
いい場になってんだろうね。
すごい空間になってそう。
好きなことは何?という問いに、
散歩と速答されたトモミちゃん。
それは瞑想のようであり、
そして夫婦で一緒に過ごす時間。
対話の時間。
そのいずまいお話ぶりから、
とても良い形で年齢を重ねており、
内面が充実されている様子が伝わってきました。
トモミちゃん、お話をいただきありがとうございました。
それではまた次回、
ユイナーさんのキクヒトラジオでお会いしましょう。