1. ゆいなわさんの「聞く人」ラジオ
  2. vol.10-2 プロジェクト進行支..
2023-10-10 21:52

vol.10-2 プロジェクト進行支援家・後藤洋平さんに「プロマネの世界②」

前回に引き続き、プロジェクト進行支援家・後藤洋平さんにお話しを伺いました。

「聞く人ラジオ」の考察から、プロジェクトマネジメントの世界について。

キーワードは「謎かけ」です。

YouTubeチャンネル「後藤曰く」: https://www.youtube.com/@project_and/

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ゆいなわさんの聞く人ラジオ。皆さんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
前回に引き続き、後藤洋平さんにお話を伺います。これからのサービスの可能性、サービスサイエンスの話から、ビジネスは謎かけであるというワードに至る展開へ、
それは一体、どういうことでしょう?
自分で発見していくみたいな方法なんですか?
それなの?今思っている。多分ね、そうなの。自分で探して、自分で答えが見つかるっていうのが一番嬉しいんだよね。
観光とかはそうですよね。
これまで、やっぱり近代的な産業間で言えば、金を払ってサービスを受ける。
それはやっぱりね、スチュワーデスというキャビン・アテンダントの世界だよね。高い金を払うから、ものすごく素晴らしいサービスが受けられる。
私はフルスのサービス工学研究所の先輩は、そのスッチーの研究所に会ってたわけよ。
スッチーのサービス提供のノウハウが分かれば、他に提言ができるかもしれない。
スチュワーデス、キャビン・アテンダント、CA。CAの人たちって、もちろんサービスのレベルが高いよね。
ただ、その研究には限界が多分あったんだと思う。
さあ、もてなしてくれよっていうやつの。
もてなすのってやっぱり。
ある種の満足度の限界というか。
そっかそっかそっか。
で、その先輩の研究領域は、同じ旅業界でも、観光地を自主的に観光者がウロウロする方の研究に移行したんだよ。
要するに、おもてなし力が大事なのではなくて、おもてなされ力が大事だと。
受益者が自発的に動かないと、本当の面白さ楽しさって出てこないでしょう。
やっぱり旅行業界って一生懸命おもてなししようとする。
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明日はいいから、これじゃいかい。
そうじゃなくて、自発的な旅行者の方法を引き出すような仕掛けを作った方がいいんじゃないか。
サービスサイエンス。
サービスサイエンス。
それを読んでね、私はもう、もう鱗がゴロッと。
そうだよなーって思う。
ある種、今の会社って、従業員満足度とか考えるでしょ?
離職率を下げるためとか。
もう、ある意味チヤホヤチヤホヤしてるわけ。従業員。
それをさ、従業員はさ、嬉しいとなんとも思わないんだよね。
そこどうにかならないかなーって思うわけ。
確かにいろんなところで同じようになるというか、水平的にね、考え方も。
例えば今我々がやってる仕事もさ、商店街の支援。
商店街がお客さんが例えば減ってますと。
そうすると今後商店街が立ち行くなくなっちゃうかもしれない。
そうならないために、やれ補助金だとかさ、やれDXだとかさ。
外野があれこれするでしょ?
全然嬉しいと思わないんだよね。
当事者たちは。
モテなすとかやってあげるっていうことを、とにかくいかにやらずにいるか。
JJ始めた時も、なんかね、やっぱり周りの人をみんな起業家にしなきゃいけないみたいな。
そういう義務感が、一時期すごかった。
1年半前くらいから、本当に大企業の状況を知れば知るほど、やっぱ絶望感が募っていく。
みんながこの会社っていう鎖に繋がれてたら、もう新価値なんて生まれないと思ったから、
もう全員、全人口、独立家計画。
互換計画。
互換計画ですよ。
もう俺がやらなきゃいけないから。
まあだから私も結構頭おかしいじゃん。
そうですね。
そのために、やっぱりその起業して独立してくっていくためのノウハウを教えてあげるっていうさ。
その精神であれを始めたんですよ。
やればやるほど人が去ってくるんだよね。
それもやっぱりスッチーモデルでやろうとしてたんですよ。
補助金出してあげないといけないとかね。
もうこれやってあげなきゃいけないとか。
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そういう御規制がましいことではいかんだろう。
そうじゃなくて、え、何だろうこれって疑問を芽生えさせる方が、よっぽど行動に繋がるんだよね。
それはやっぱりね、謎かけですよ。
ビジネスとは謎かけである。
動画だったらテロップですよ。
今出るね。
そういう意味での聞く人ラジオっていうのは、いい謎かけだよね。
何やってるんだろうこの人。
確かにやってて何なんだ的な感じは抱く人多いと思うんですよね。
お借りお願いして、時間あれだからまた追ってみたいな人はいっぱい。
それ全然普通のことだけど。
いいよ出る出るって人もやっぱりいて。
話したらただ普通に喋ってるだけ。
これ何なのかっていうのは絶対あるはずなんだけど、
今回10回目、10人目の方ということで、
僕としては非常に手応えって言ったらええんだけど、すごく良かったなって勝手に思ってしまう。
そうやってね、2人でちゃんと喋ることってあんまない。
僕は聞くだけなんだけど基本は。
あんまないなと思って。
あとわざわざ行くから、それもないなと思って。
逆の立場がないからさ。
そうやってわざわざ来るんだみたいな感じとか。
わざわざ話聞きに来てくれるんだもんね。
嬉しいよ。
その感じ。
みんな何かを語りたいんだよ。
ちゃんと語ってくださいので。
良かったなと思うのは皆さんやっぱり話が面白い。
そうですね。
ちゃんと面白い。
ほんとみんな違うんだけど、
ちゃんと面白いんですよ。
一番最初商売系がないなって思ったのは、
もうちょっと案件くれそうな人のところに行くって思ったわけ。
案件くれそうな人が1人も出てこないでしょ。
そうですね。
だから、この人良くないなと思うわけ。
そうです。
その欲のなさはね、大事なんだろうなと思う。
そこがやっぱりね、要するに、
自分が独立して生きててよくわかったのは、
お金を出す人と会わなきゃ生きていけない。
お金を出せない人と付き合ってても、
自分が干からびて終わるだけだから。
予算の執行権限を持ってる人。
自分の一存で100万200万出せる人。
そういう人と付き合わないと干からびます。
これが独立化の極論だね。
09:01
もう極限、これ以外ない。
その目で聞く人ラジオ見ると、
何も時間を無駄にするんだと思って。
もうやきもきするわけ。
でも、その人をやきもきさせるのが良いんだろうなと。
そうか。
これが聞く人ラジオがね、
予算権限を持ってる人に
要所する、いわゆるマスメディア的な、
みんなで要所し合って雰囲気を作ってるっていう。
そうだね。そういう見法が結構いっぱい見てるから、
そういうのじゃないとしたいっていうのがあると思う。
でしょうね。
それは良いんだよ。
茶坊主というのにしてる。
私はさっきみなさん待ちながらね、
せんのりきゅう見てたんですけど、
茶坊主オブ茶坊主だよ。
そうですよね。
でもやっぱね、元祖は違うんだよ。
本物だけは。
確かに茶坊主の頂点に立った男っていうのは、
茶坊主を始めた男だよね。
でもね、せんのりきゅうの極まり方っていうのは、
そうじゃねえんだよなって思いながら、
頂点に立ってんだよね。
赤瀬川玄平。
せんのりきゅう、無言の前衛。
無言の前衛だね。
かっこいいでしょ。
この本読んで、
最初に読んだのはね、
たぶん2年前、3年前くらいだったんだけど、
久しぶりに読んで。
やっぱりりきゅうか。
例えばそういうのを読んで、映画を見て、
茶道やろ?って思ったりはしない?
せんのりきゅうが死ぬ間際の手紙で何を書いたか。
私が死ねば茶道は廃れる。
確かにもう廃れてんだよね。
りきゅうがやった外形的な形をみんな目指すわけ。
形を目指して、りきゅうに近づけば近づくほど、
りきゅうの意気からは遠ざかってしまう。
りきゅうの形、りきゅうのスタイルを真似ても、
そこにはりきゅうはいないんだ。
オリベは、
いいぞって書いてる。
オリベっていうのは実はね、
りきゅうの弟子なんだって。
古田オリベ。
りきゅう七鉄っていって、
りきゅうの門邸として七人いたんだね。
12:00
徳川家康の茶道になったんだって。
茶道っていうのはお茶具ね。
オリベはやっぱり、
りきゅうの猿真似には終わってなくて。
独自のやっぱり。
りきゅうが口酸っぱく言ってるのは、
真似するなと。
わびたるはよし。
わばしたるはわろし。
わばしたる?
なかなか耳慣れないことだね。
わばしたるがだめなんだ。
わびさびですよ。
わびちゃってるっていうのがいいわけ。
わびちゃったって。
わばすとわびないの。
難しいですね。
わばす。
わばしてるやからが多いんだよ。
わばしたいって思っちゃう。
そう。
じゃないよ。
千利休に憧れて、
お教室通うでしょ。
千利休のスタイルを、
やっぱり形としては守らなきゃいけないでしょ。
あいつら全員わばしたるやから。
遠ざかるばかりですね。
遠ざかるばかりなの。
要するに、
花嫁修行みたいになってくるんだよね。
マニュアル化されて。
そっかそっか。
中級者っていうのは、
お互いのマウントを取り合い続けるわけよ。
こんなことも知らないの?
いやな世界ですね。
いやな世界。
でもあらゆる芸事の世界って、
必ず6号目にそういう世界がある。
そっかそこで。
今のネットの世界ってみんなそうでしょ。
みんな揚げ足取りたがるでしょ。
こんなことも知らないんですか?
マウンティングっていう言葉は、
やっぱりネットとともに育ってるよね。
相手よりも、
1ミリでもちょっと、
キッチュなというかニッチュなというか、
ちょっと知ってたらさ。
で、そういうスノップな世界だよね。
スノップ山っていうさ。
いろんな山があるわけ。
お茶の山があってさ。
ワインの山があってさ。
それこそね、
登山かも、
登山サークルとかさ、
あるでしょ。
ジョギングするジョガーの山もあるでしょ。
今の世の中って、
ありとあらゆるジャンルが山になってるよね。
で、その山をみんな登りながらさ、
マウンティングしてるんですよ。
自分の方がちょっと知ってるぞっていうのを、
お互いやってるわけでしょ。
その頂点を極めた人たちっていうのは、
実はそういうのはつまんないことだっていうのは、
みんなわかってるんだよ。
それがつまんないっていうことを伝えることは難しいから、
みんな違うんだけどなーって思ってる。
その違うんだけどなーっていう声を、
15:00
聞き続けるのは好きかもしれない。
アカセダは原編も違うんだよなーって聞こえてくると、
いいなーって思う。
それはリキューもやっぱり、
絡め取られてしまうというか、
バショウがそうであり、
ブッダがそうであり、
山のてっぺんに旗を立てた人たちっていうのは、
後ろに続く人がいないと困るんだけど、
続く人は形ばかり真似たがる。
心が伝わらない。
違うんだけどなーって思いながら、
そこがでも自分にとっては大事な要素なんだよな。
今、後藤さんは自分で独立して、
自分の仕事をプロジェクト進行支援課っていう名前で、
そこは他にいないじゃないですか。
一応その名前にして。
そこを進んでるというか、
開いてる感じっていうのは実感として。
誰もついてこないんだよなーって。
それはね、始まってそんなに間もないわけですからね。
誰かついてきてくれてんのかなーとか。
本出して反響があるんでしょ?
それに対しての。
だから、
もうちょっと俗っぽい、
上手く動くところでやらないといかんのだろうなーって思う。
そこしんどいから。
そんな体力もないし。
だからプロジェクトマネジメントの世界も、やっぱり孤児島の世界ですよ。
講師をやればやるほど、ものすごい孤児島が身につくというか。
どこにいるかっていうとね、受講者の中にいっぱいいるわけよ。
なんで俺、孤児島に対して教えてるの?
研修してるんだろ?
それ知ってました?みたいなこと言われるわけ。
いや、そんな浅いことは言ってないんだろうなーって思うんですけど。
当然だって部分部分知ってることは誰にでもあることでさ。
それをそうして、こういう大きな流れになってみたいな話をするのか分かんないと。
そんなの言ってもちょっとなんか。
やっぱりね、自分の世界観でしか言葉って見えないから。
そっかそっか。
だから、やっぱりね、
ああってもう、今ね、その答えを教えようとするから、
孤児島化しちゃうわけだから。
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やっぱね、謎かけをしなきゃいけない。
そっちなんですね。問いを。
それがやっぱりね、講師としてのサービスレベルの低さだよ。
孤児島化させちゃうっていうのは。
それ自分に。
自分が、自分の自信のなさが。
また孤児島に何か言われちゃうんじゃないかなっていう。
本当、プロジェクトマネジメントの世界って面白くて、
なんとか流っていうのがいっぱいあるの。
名前がついてるわけじゃないよ。
人によるって全然違う。
みんな、なんとか流っていう名前がついてないから、
自分の経験したプロジェクトマネジメント手法が絶対だって思うよね。
親取りひな取り現象ですね。
だから自分と同じ理論を語ってる講師を見たら、
あ、知ってる。
自分の認めてない理論を語ってる講師を見たら、
あ、こいつわかってないなって思う。
困った世界。
難しい世界でね、本当に難しいと思う。
プロジェクトマネジメントを人に教えるっていうのは、
いやそうだと思いますよ。
死ぬほど難しいよ。
一般的な方も、名前は知ってるけど何やってるの?みたいなレベルのところもある。
ものすごい幅広いでしょ。
本当に波打ち際でさ、ちょっとお山を作ってるよっていう人もいれば、
プロサーファー並みの人もいるんだよね。
でもさ、プロサーファーの人に山の登り方を教えなきゃいけなかったりするわけ。
うちにもう波は来ないのよ。
いや違うの。僕はこのサーフボードを使いたいんだ。
いや、それがダメなのよとかさ。
この抽象的なことやってるなって思うし。
確かに毎度毎度違うわけじゃないですか。
ルーティンワークっていうことが出てきますけど、やっぱり全部違う。
まだやっぱ違うよね。
自分もバカだなって思うんだけど毎度毎度違うことやっていくんだよね。
何やってんだろうってもう完全にルーティンワーク化すればいいのに。
でもできないですよね。
そこは。
部分はできるけど。
なんないよね。
ルーティンワークを否定するんだけど、ルーティンワークっていうのも実は幻想でしかなくて実感ないんだよね。
一方でプロジェクトのある種のルーティンワーク性を帯びている部分がある。
そういうのを考えていくと仏教を勉強するしかないよね。
そこですね。
そこはやっぱりそこに行き着いちゃうよね。
究極の学問じゃない?仏教ってやっぱり。
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それはもう本当に修行だよね。
聞く人ラジオの考察から千利休、わびさび、そしてプロジェクトマネジメントの世界へ。
話は尽きず最後は仏教という言葉に至りました。
現在youtubeチャンネルでプロジェクトと仏教を配信している後藤さん。
私も聞く人として話を聞いています。
概要欄にリンクがありますのでぜひそちらもご覧になってみてください。
それではまた次回ユイナーさんの聞く人ラジオでお会いしましょう。
21:52

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