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ゆいなわさんの聞く人ラジオ
皆さん、こんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
今回は、AR切り絵クリエイター・影織さんにお話を伺いました。
AR、オーギュメンテッドリアリティとは、日本語で拡張現実を意味し、現実世界にデジタルコンテンツを重ねて表示する技術です。
そのARを独学で学び、現在はお仕事とされている影織さん。
まずは、今に至った経緯からお伺いしました。
じゃあ、まず影織さん、お仕事としては何してますか?
難しいですよね。
お仕事としては、ライスワークというか、お金を得る仕事としては、
ARの業務委託を日本の会社さんと一緒にやっているという感じなんですよね。
ARって、例えばわかる人はわかると思うんですけど、なんて言ったらわかるんですか?
簡単に言うと、スマホとかタブレットとかのデバイスを通じて、現実に情報を重ね合わせるみたいな感じなんで、
一番わかりやすいので言うと、ポケモンGOみたいな感じですかね。
空間に向かってスマホをかざすと、そこにポケモンが立ってて、おやつをあげるとか、そういうことができるっていう。
それを作ってる?プログラムをしてるみたいな感じ?
そうですね。それをノンコーディング、コーディングなしで誰でも作れるよっていうサービスがあるんですけど、
そのサービスのプラットフォームの裏側を作ってたりとか、
そのサービスを使って、プロモーションをやりたい会社さんとかがいろいろあったりするので、
その会社さんのコンテンツを作るのをお手伝いしたりとかいう感じですね。
もともとそういうのをやりたかった。どういう経緯でそこに至ったのか?
そうですね。もともと私は大学の図書館員をやってたんで、
全然違うところからスタートしていて、
今ARの仕事をしてるのも、自分が趣味でARを開発していたものから、
仕事としてWebARを作る会社さんの社長さんと知り合って、働くようになったっていう。
趣味でされてたんですね、ARを。趣味でするもんなんですかね。
趣味でするもんじゃないと思うんです。
もともとはお話を作るのが好きで、物語を書くっていうのがずっと小さい頃から好きで、
小学校の頃からずっとノート何十冊分も自分の空想世界をひたすら書いて、
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一人で眺めて庭にして、っていう幼少期を送ってて、
友達がいなかったので、友達と一緒に冒険するみたいな、
魔法を使ってファンタジーの世界を冒険しようみたいな話をずっと書いてて、
っていう小説を書くっていうのが基盤にあって、
それがもっと自分の世界を見てみたいなと思って、
絵本を作ろうってなって。
切り絵っていうのも、もともと細かい作業が好きで切り絵が好きだったから、
ちょっと切り絵をやってみたっていうのはあって、
その切り絵が好きで物語が好きだから、ちょっと組み合わせて作品を作ってみようって思ったのが、
大学の図書館員時代っていうので、図書館員時代結構エネルギーが有り余ってて、
まだやることある、もっといろいろなことやりたいなって思った時に、
昼は仕事して、夜の余ってる時間、アフターファイブの時間で創作しようって言って、
そういう作品を作り始めたっていうのが最初にあって、
そうすると切り絵の絵本ができたけども、それがもっとインタラクティブに、
自分が例えば話しかけたら何か返ってくるとか、クリックしたら話が進むとかっていう、
インタラクティブなものを作れたらいいのにと思って、ARっていうのがあるなっていうので、
そのARを独学で勉強した。
独学で勉強してできるようになるものなんですね。
頑張れば。
そうなんだ。図書館員になってから勉強し始めた?
そうです。図書館員になって、2年ぐらいで辞めて、
そこから未経験でベンチャー企業入ってエンジニアになったんですけど、
そこではバックエンドエンジニアっていうところなんですよ。
裏側のデータのやり取りするとかっていうところのを結構やってたんですけど、
そこで結構JavaScriptを使うっていうのがあって、
なんとなくちょっとずつJavaScriptっていうものを分かり始めたみたいなところまで来て、
そのJavaScriptを使ってARを作るっていうのができるらしいっていうのを調べて、
そういうことが結構簡単にできるパッケージみたいなのがあるなって気づいたので、
それを使ってやってみるっていうのを本当に初歩の初歩からチュートリアルみたいなのを見ながらやるっていう。
で、できるようになっていくものなんですね。
できるようになっていきましたね。
それでだって今お仕事してるんですよね。
そうですね。それが結果的に仕事につながったっていう。
そっか。じゃあ自分で趣味でARをされていく中で、
今のお仕事、職場の方にお声掛けがつながるようになって、
そうですね。
で、うちでしませんか?みたいな。
そうなんです。
やってみるもんだなっていう感じですかね。
本当そうですよね。
じゃあそれがつながっていって、今はドイツに参加してるんですか?
そうです。
スマイル。それはなんでですか?
それは夫が今向こうで研究者やってて、
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っていうのでそれに同行する形でやってるんです。
なるほどなるほど。
じゃあお仕事としては影織さんはリモートで日本のARの会社とやり取りをして、
そうですね。
で、そのお仕事、仕事って何それですか?
ARを作るの?
そうですね。そういう感じですね。
例えば何とかわかりやすくなりますか?
例えばだと、そうですね。ARだと画像を検知すると、さっき見せた名刺みたいに何か出てくるみたいなのがあったりするので、
例えばお菓子のパッケージに対して飾ると何か出てくるみたいなのをメーカーさんとコラボでやるみたいなプロジェクトがあったりして、
で、それの案件が来たら向こうからこういう仕様で作ってほしいっていうのが来てるっていうのに合わせて作るとか、
あとはそうですね、ARを結構簡単に作れるっていう3Dモデルをアップロードして、
それをポンっておけばすぐ空間に出せるようになるみたいなそういうサービスを作ってるので、
そのサービスでそこをもうちょっと改良したりとか。
サービス自体を作ってる?
サービス自体の裏側の部分を開発してるっていう感じですね。
じゃあ実際はPCに向かってプログラミング的なことをしてるみたいな、コードを書いてるとかそういうことをしてる?
もう1日中コードを書いて、それでスマホで見て、あれうまく動かないな、なんでだろうなみたいな。
大学とかそういう頃からそういうのをやってたんですか?
何もやってなかった。大学時代私、日本文化研究のコースにいたんで、特別なことをしてて。
図書館に行くのは大学卒業してすぐ図書館に仕事し始めた?
そうですね。その頃は図書館っていう場所がすごい好きで、
でもその時も人と情報がつながったらもっといいのにっていうのはすごい思ってて。
図書館ってめっちゃ便利なのに、みんなただ本を借りるだけの場所としてしか認識してないなって思ってて。
例えば講習会開いてたりとか、すごい使いやすいデータベースとかがあったりするのに、
みんなあんまりそれに気づかないっていうのがもったいないなっていうのがあって、
そういうのをもっと伝えられたらいいのになっていう。
みんながそういう必要な情報を必要なだけ手に取れるような風になったらいいのにっていうので図書館員を目指した。
なるほど、なるほど。僕も図書館員だったんですよ。
そういえば。
そうなんです。この今の聞く人やる前は図書館で働いていて、そういうのはやっぱり同じような思いもありましたし、
ただ今結構図書館って新しくもなっている場所もあるというか、建物が新しくなって結構つながるみたいなことにはだいぶ以前に比べればですけど、
でもまだまだやっぱりもっとつなげる方法みたいなのはあるだろうなと思いながら、
その中で香栗さんはARに出会って、自分でやられて、お仕事としてやられて、ライスワークとしては今はそういうことをしている。
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そうですね。
はいはいはい。で、キリエがあるじゃないですか。
キリエがあります。
一応その肩書き的な感じでキリエ作家。
そうですね。
キリエ作家ってどういう感じなの?どういうことなんですか?
そうですね。なんだろうな。結構やっぱり自分のイメージした世界で、そのイメージした世界をキリエで落とし込んで作るっていう感じではあるんですけど、
モノクロの色を使わないで本当に黒い紙だけをデザインナイフで切り抜いていくっていうものもあれば、色をつけるっていうんで、裏側からステンドグラスみたいなイメージですかね。
その和紙を裏からペペペって貼っていって、それで一つの絵にしていって。
キリエ自体は前からやったんですか?
そうですね。小さい頃すごい好きでやってて、その頃は自分でデザインするというよりは既にあるデザインを切って楽しいなっていう風にやる感じだったんですけど、
それ結構本格的に作家活動を始めようと思ったのは大学の図書館員時代で、ゆんは留学をするっていうので、その留学するときにみんなで友達同士でカードを作って贈ろうねみたいな話があって、
それぞれに絵が上手い子とか漫画家目指してる子とかいろんな子がいて、私こんな感じで作るみたいなのをいろいろ話してて、
みんなオシャレなの作るのはどうしようかなみたいなことを考えて、それで考えたときに、そういえばキリエってやってたなと思って、
すごい久々にキリエをやるっていう。
しばらくやってなかった?
小さい頃はよくやってて、でも大学とか全然やってなかったんで、それでやったときに意外と切れるなって思って。
意外と切れるなって。
もうちょっといろいろ作ってみようっていうふうに思って、一人で切ってて。
これをもうちょっとSNSに出したら面白いかなって。
SNSのツイッターなり、もう今はXだけどその頃はツイッター出したり、あとインスタに出したりっていうので、
やってるうちにツイッターでキリエ界隈っていうのがあるので。
キリエ界隈?
キリエ作家のこの界隈があって、その界隈とつながることができて。
キリエ作家さんって結構大阪に多くて、大阪にギャラリーを持ってるキリエ作家さんがいらっしゃって、
この方がキリエの合同展みたいな、グループ展みたいなのを主催されてたんで、
ここに初めて深夜バス乗って作家さんに行くっていうのをやって、
そこでキリエ作家さんとつながって、なんかすごい面白いなって思って、
結構本格的に作っていこうってなったっていう感じですね。
じゃあそのキリエ自体は今も引き続き作っている感じ?
そうですね。
なので、もともとはARとキリエは全く別のものとしてあったものが、
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キリエ作品とARと組み合わせて作ったりとか、
あと最近だとゲーム、ポイント&クリックゲームを作ってて、
クリックすると隠されたギミックが動いたりして、
どんどんお話が進んでいくっていう。
それはどういうもので?スマホ?
スマホ、でもパソコンかな、主に遊べるもので、
本当にクリックして遊ぶ本みたいな作品ですかね。
仕事としてもやりながら、自分の中でも創作したいみたいなものを
ARで表現していったりとか、キリエで表現していったりとか、
組み合わさったりとか。
キリエって作品としてもいろんなのがある?
そうですね、本当に白黒と、あとカラーでやっても、
カラーの色付けを、もうすでに色が付いた色わしを使うのか、
色わし?
色の付いた和紙を使うのか、
白い和紙をアクリル絵の具とか水彩で染めてる人もいれば、
本当にセロファンを使ってステンドグラスみたいに作ってる人とかもいれば、
結構もう割といろんな素材を組み合わせて作れるっていうのはあります。
自分の表現したいものっていうのをいろんな手法というか、
ものを使って。
じゃあ作りたいものっていうのは、もともと影帯さんの中にイメージとしてあるんですかね?
そうです。なんかボンって落ちてくる。
ボンって落ちてくる?
ボンって落ちてくる。
で、そこから作り始める?
そうですね。こういうのが見たいなっていうのがまずあって、
自分でこういうものを見たいって思ったら、
じゃあなんかそれってもうちょっと詳しく、
どんな感じなんだろうみたいなことを考えて。
結構やっぱりストーリーがあるものを作るのがすごい好きなので、
ストーリー?
そうですね。お話書くの好きでやっぱり作ったので、
そこにどんなストーリーがあるんだろうなみたいなのを考えて。
半分はボンと落ちてくるんですけど、
このボンと落ちてきたものがどうして最終形のここに辿り着くのかみたいなことっていうのを一生懸命筋道立てて考えるみたいなところもあったりとか。
そうか。じゃあそのキリエとしてのものとしては一枚のものみたいな感じ?
ものによりますね。ストーリーあるものだと何枚かで。
そうか。連作。それで物語として成立させるみたいなのがあったりとか、
一枚の絵としてのものなのか。それはいろいろあるのか。
そうですね。
で、それがボンと降りてきたものがそのままそこに行くのか、やっぱり作りながら変化してくるのかってある気がするんですけど。
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そうですね。変わることはやっぱりありますね。
変わりますよね。イメージ通りじゃないけど、これでいいやみたいな。
なんかこれがいいやになるっていう感じ。
これがいいやになるんだ。
こうだわこうだわみたいな感じで。
そっかそっかそっか。
わかるわかるっていう。
わかるわかる。
わかるわかるっていう。
そっか。この間お会いした方がレゴでロボットとか銃器とか作る方だったんですよ。
それでもレゴ界隈では結構人らしくて。
レゴ界隈。
その人はやっぱり最初に作りたいイメージがあってそれをアウトプットしてくるんだけど、作りながら変わってくっていう人なんですよ。
そういうのって何かクリエイティブで作品的なものを作る人って人それぞれだと思うんですけど、
どんな感じなのかなと思って。
やっぱり作りたいものを作ればいいわけだから、それはそれで物に結実していくわけですけど、
やっぱり途中で気に入らなくなっちゃったりすることないのかなとか。
そうですね。なんか違うみたいなのっていうのはありますよね。
そうですね。
でもなんか違うまま完成に向かうこともできるんですけど、そうするとやっぱり最後までなんか違うになっちゃうので、
何がなんか違うんだろうなみたいな。
そっか。そこは一回立ち止まったりするんですよね。
そうですね。結構。
最初のボンっていうのを大切に持っておくというか、
そうですね。
これが最初のボンってやつが失われてってしまったりしないんですか?作っていく過程で。
変化はしても失われないですね。
あるんですか。
やっぱりよりブラッシュアップされるっていう感じなのかなとは思うんですね。
そっか。だからその辺ってイメージみたいなものをいわゆる形にしていくっていうのって、
例えばARでプログラムを書くのとはまた勝手が違うわけじゃないですか。
そうですね。
そうですね。プログラムを書くっていう行為自体は実際にコードとして何か出てくるものだったり、
ARだったらARとしてこのものが見えてくるみたいな感じですけど、
そうじゃないものだったりすると決まりもないわけだから、ルールとかも。
その辺がどういうふうになっているのかなみたいなのは。
そうですね。なんか何だろう、やっぱりコーディングとか、
あとやっぱり切る行為っていうのとコーディングが多分似てると思っていて、
自分の作りたいものっていうのを頭で、作能側で考えて、
ここはこういうカーブがいいなっていうのとか、
ここはこういう関数を使ったらいいなみたいなのは同じなんですよね。
なるほど。カーブ?
ここはこの角度がいいなとか、この細い線はもうちょっと細くした方がいいかなとか。
それもイメージとやっぱり手元の違いもあるじゃないですか。
そうですね。
このカーブやったけど、ちょっとこのカーブじゃないんだよなみたいなことも起こったりするのかな。
そうですね。そこはやっぱりこっちダメだったから、こっち側で整合性を取っておこうみたいな。
やっぱり作っている最中が面白い。
そうですね。結構パズルみたいな感じはありますよね。
こことここでこう組み合わさってこう綺麗になるみたいな感じのことを常に。
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人によっては作品的なものって完成されたものを作りたいからやっている人も、そこに喜びがある人もいれば、
作っている最中が楽しくて、できたらもういいみたいな人もやっぱりいると思うんですよ。
その過程が楽しいっていう感じに夢中になるみたいな。
で、言ったらどっちの方が好きですか?
どちらかと言えば過程の方が好きかもしれないですね。
組み上がっていくとか、プログラミングだったらバグが出たとか、
エラーが出てよくわかんないところが超えられたとかっていうので、感動することはあって。
で、やっぱりたまに作っている期間が長いと、作り終わった後にもう自分の中で古くなってしまってるっていうことがあるんですよね。
だから本当に真面目に旬のうちに作らなきゃみたいな。
なるほど、なるほど。
自分のホットな時間のうちにやっとかないと。
で、その時に別のものが作りたくなっちゃったりしない?
あー、ありますね。ちょっと寄り道しながらっていうので。
結構、お手玉方式じゃないですけど、こっちやってる間にこっちちょっと寝かせといてっていうので、ぐるぐる回しながら作ることとかはありますね。
結構、霧絵以外にも小説書くとか、歌を歌ってみるとか、他にもいろいろそういう3Dモデリングをやってみるとか、いろいろ興味関心が本当に移りやすいので。
へー、そっかそっか。
うまく回しながらやっている。
いろんなとこ行きながら。
そうですね。
物語、小説を書くみたいなのは、もともとそういうところが好きだったっていう感じ?
そうですね。
小説、物語を作るみたいな。
それはなんでって言ったらおかしいですけど、それはなんでですか?
なんか私は物語に救済を求めてたんだと思うんですよ。
物語に救済を求めてた。
たぶん、小説の中で主人公が苦難に遭うとか、困難を乗り越えるということで何かを得るっていうプロセスの中で、自分の中で満たされないものがそれを通じて満たされるっていう感じなのかなっていう。
好きな小説とかありますか?
好きな小説だと私は星の王子様なんですよ。
おー、はいはいはい。
一番好きなのは星の王子様。
そっかそっか。
趣味でAR開発をしていた後援で、今のお仕事をされている影織さん。
いろいろな物事への興味を持ち、時に作りたいというイメージがボンと落ちてきて、さまざまな方法で目に見える形にされているとのこと。
読むのと作るじゃん、違うじゃないですか。
小説書くっていう。
うん。
違いますよね。
やれって言われていきなりできないじゃないですか。
思い通りにならないというか。
それを積み重ねてきている感じなんですか?
そうですね。私、頭の中でキャラクターが動くんですよ。
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え?ちょっと待って、よくわかんないんだけど。
何でしょう。
舞台があって、キャラクターがこんな感じのことを言いたいっていうテーマがあって、それでキャラクターがいるっていう。
こんなキャラクターとこんなキャラクターが出てくるなみたいなので、
そうするとキャラクター同士が会話を始めたりとか、歩き出したりとか、喧嘩したりとかするんですよ。
頭の中で。
それを書くの?
そうですね。
なんで喧嘩してるんだろうなとか。
え?
そうですね。
たぶんいきなりワンシーンだけがボンと喧嘩してるシーンとかが出てきたりするので、
なんで喧嘩してるのってちょっと巻き戻し巻き戻しって言ったら、こういうイベントがあって喧嘩したんだって言って、
なんでこのイベントが起きたのっていうのを、やっぱりそれこそ道がつながるようにこうやって見ていって、
それを文章に落とし込んでいくっていう感じですね。
それはできるってことですね。
できるっていうか、書く速度とそのやっぱり起こってることのギャップみたいなのがあって、
書いてるうちにそれが変わっていったりしないのかなとか思ったりとか。
はいはいはい。ありますね。そうですね。
でも結構一つの作品として作り上げるだとそこまであんまり変わらないかなって。
伝えたい架空のメッセージがあって、そこに至るまでのこのストーリーっていうんだとあんまり変わんないんですけど、
それとは別に趣味で頭の中で走らせてるストーリーっていうのはあって、
それこそ小学校時代からずっといるキャラクターたちが何十人もいるんですけど。
はいはいはい。
彼らは昔一番最初に小学校の頃に見てた世界と同じキャラクターのはずなのに、
全然違う世界線に行ってるなみたいなのはあって。
昔はもうちょっとギスギスしてたのに、もうちょっとマイルドな世界になってるなとか。
昔って?が中学とか小学生とか。
中学とか小学校の時とかっていうのは。
そうなんだ。
そうですね。
やっぱりその頃って結構メンタル的にも家庭の中がちょっと不安定だったなとかっていうのがあって、
多分そういうのとか学校の中でちょっといじめられたなとかっていうのとか、
多分そういうのが反映されてギスギスした世界があったんだと思うんですけど。
そっかそっか。
そこが多分緩んできたんだろうなと思って。
そうするとイベントはあるけれども、そこは穏やかになってるっていう感じ。
キャラクター的な人たちは同じ人たちなの?
そうですね。
ある程度何人かは。
同じ人たちで、たまに消えたりもするんですけど、基本的にそうですね、
その、居続けてるっていう。
小さい頃から自分の中に居続けていて、その彼ら彼女らが勝手に動いていて。
そうなんですよね。もう彼らの年齢を超えちゃったんで。
彼らいくつぐらい?
彼ら10代から20代ぐらいの時でいたので、
あ、もう年齢を超えてるわって思います。
小さい頃はもうちょっと上の年齢として見てたのが、
そのうち自分が越していったみたいな。
そうそう。
へー、面白い。
で、今も彼ら彼女たちが出てくる小説みたいのは書いている?
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そうです。あ、でももう書かずに頭の中でずっとぐるぐるぐるぐる回しててっていう感じです。
そっかそっか。
じゃあ香料理さん、頭の中ではストーリーとしてはいろんな展開が訪れてる。
そうそう。
へー、すごい。
あ、それが小説っていう表現もあるし、その霧江っていう表現にも反映されるってこと?
そっからちょっとずつ出てきてみたいなのがあったりしますね。
そういうことか。
なるほど、じゃあ作品を見たらそこに表現されてる綺麗な作品として出てきてたりするの?
出てきたりもしますね。
面白い。
あ、そうなんだ。
そういう話って人にします?
時々しますね。その中のいい人にとかっていう。
はいはいはい。
で、そうしたらやっぱりそれはそれでみんなも、あ、そうなんだみたいな感じ?
そうですね。でもあんまりわかるみたいな人とかはちょっと少ないのかもしれないですけど、
でもえー、そういうのあるんだねみたいな感じで。
へー、なんかその自分の中にキャラクター的なものがいて、そういう人たちがいろいろ話してるみたいなのはちょっとわかるんですけど、
その何人かいて物語を織り出してるっていう感じで、それが時に作品化されていくっていうのはやっぱりそうしたいんですかね?
そうですね。
それで手遅れてればいいかもしれないじゃないですか?もしかしたら。
でもそれを何かこうやっぱり目に見える形にしたいっていう欲求があるからか、何かなーという感じね。
そうですね。やっぱりその、自分で見たいっていうのはすごいあったりしますよね。
自分で見たい、自分で楽しみたいっていう感じで。
形に、やっぱり3次元の形になっているものがあると嬉しいなっていうのがあるかもしれないですね。
で、その彼ら彼女らは年齢的なものはもう一定なんですよね?
サザエさんなのかな?たまにそうですね。
なんかいろんなその、ちょっとファンタジーの世界じゃなくて、なんか現パロじゃないですか、現代パロリーとか学園モノパロリーとかっていう世界線でずらしたりすることはあるんですけど、
なのでたまに年齢操作的なのもあるのかなと思いつつ、でも大体それぐらいっていう感じかな。
で、現実の自分自身は一応年齢を重ねていくわけじゃないですか。積み重ねていくと、やっぱり離れていってしまうみたいな感じがあるのかもしれない。
なんか、僕はある程度年齢を重ねてしまったことによって、やっぱり若い頃に思ってたこととかとどんどん離れている感覚はあるんですよ。
例えば、中学生とかの時に小学生の頃のことってちょっと覚えてるじゃないですか、当然。
で、それはそれでなんか小学校の頃なーみたいなこと思うけど、高校生になったら中学校のことを思うじゃないですか。
小学校のことも覚えてるけどちょっと薄まるじゃないですか。みたいな感じでまとまった学生時代みたいなものが社会人になることによって、
ちょっとだいぶ遠くて、でも学生時代面白かったよな、良かったよなみたいなことを思いながら、そんな若い20代とか30代とかの頃さえもどんどん越えていくと、
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なんかすごく遠いものになってしまうというか、っていう風に思っちゃうんですけど、
それは誰しもに訪れる普遍的なことではあるんですが、でもそういう形で何かこう自分の中に持っておけるものがあると、
それがさらに目に見える形みたいなものであったりすると、何か自分がかつて持ってただろう何かがちゃんとあるっていうか、
そこに怒りが降りてちゃんとあるみたいな感じがすごくするなーと思うんで。
今ってやっぱり現代ってデジタル的なものでいっぱい残るじゃないですか。
そういうのにずっと向き合うみたいなことがしやすいけど、することが良いのか悪いのかいうと分かんないんですが、
でもそうやって作品化していくっていうことはしたいんですよね。
そうですね。
そうですよね。そうなんだよな。
自分の頭の中でキャラクターが動き、そのキャラクターを小説や切り絵で表現する。
物語に救済を求めていたらとおっしゃる影森さん。
次回はこれからどうしていきたいのか。
そして海外での生活についてなどを伺っていきます。