前回に引き続き、元公務員・堀友祐さんにお話を伺います。
今回はまず、故郷に対しての思い、についてからお話をお聞きしました。
堀さんinstagram:
https://www.instagram.com/tomohirohori99/
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サマリー
元公務員の堀友祐さんは、故郷の徳島と東京との感覚の違いを語り、そのことから自分のルーツや幸せの在り方を考察している。また、地方行政の改善と住みやすい社会についての思いをシェアしている。堀さんは、幸せに働ける役所の特徴やその実現方法についても述べており、役所での苦労やその中で感じたこと、さらに筑波の行政改善への希望を語っている。堀さんは、自らの成長や社会に対する意識の変化についても話しており、価値ある人間になりたいという思いを抱きながら、挑戦を続ける姿勢について詳しく語っている。
00:03
ゆいなわさんの聞く人ラジオ。みなさんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
故郷と東京のギャップ
前回に引き続き、元公務員堀友祐さんにお話を伺います。 今回はまず、故郷に対しての思いについてからお話をお聞きしました。
僕、3年間東京に来た後に戻ったって言ってたじゃないですか。 その時に、自分の故郷が故郷じゃなくなった感じがすごいして。
あ、もともとずっと生まれ育って、20何年間だ。 徳島県を1回出て、3年間、浦島太郎状態ですよね。
戻ってきた時に、なぜかというと、僕が小学校の時通ってた路地とかが開発されちゃって、アパートとかマンションを建っているんですよね。
多分東京よりも古い建物って田舎って減ってて。 そういうことか。逆にもうそれがなくなっちゃって開発されちゃうんだ。
綺麗なスーパーとかチェーン店とかが並んじゃってて、僕の知っているというか、僕のノスタルジックがもうそこにはないわけなんですよ。
そうなった時に、ここは本当に故郷なのか?って。 ああ、そういうことか。
その時に、この東京の裏路地とか古い建物を見た時に思い出すんですよ。 あ、徳島の故郷。
小学生の頃の、あの時の路地と古い店と、おじいちゃんおばあちゃんの謎のお店、入りづらいという、わけわかんない婦人服とかがあって。
どっちが故郷なの?っていう。 ああ、面白い、それ。
感覚が戻った時にあったんですよ。
あった時に、別になんか、 徳島が故郷なのかどうかは、自分が決めるんだっていう世界になった。
そっか、そっか。 東京だといろいろあるよね。
新しいも古いも両方あるから、いいよねっていうのもありますね。
なんか、先で帰ろうみたいな風には思ったりしてます?
あ、徳島に。 いや、ない。
今、ないですか? ないですね。
もう東京に入れるならずっといる感じは? そうですね。なんでなんですかね?
もしかしたら、あの、故郷じゃなかった感じがしたっていうのは、何かあるのかもしれない? かもしれないですね。
何かがやっぱり自分のルーツは当然そこにあるんですけど、帰るべき何かを感じなかったら、もう帰らないかもしれないじゃないですか。
人それぞれそこの思いは違うんでしょうけど、何かそこは東京というものに堀さんが出てきたことによって、何かが変化して、今はもう完全に東京に出てくることですよね。
そうか。
職場の変化
で、たまたまなんですけど、前の職場も建て替わっちゃったんですよ。
60年の時を経て、ようやく建て替えがあって。
で、昨年たまたまというか、見に行ってなかったですよ。
見に行こうと思ってたんですよね。
で、昔の職場なんで、当然昔のメンバーですよね。
すごい居心地悪くて。
建物に入った瞬間に。
メンバーは同じだけど。
中にいる人も、何々かも何も変わってないんですよ。
建物がすごい美しくなって、広くなって、天井が高くなって、もう見れないなって思って。
あ、そうなんだ。
それはわかる気がするんですけど、居心地の悪さなんですか?
居心地が悪くて。
別にそんなに揉めてやめたわけないんですし。
遊びに行くよって言って遊びに行った。
そうですよね。気楽な感じじゃないですか、どちらかというと。
異常な居心地の悪さがあって。
古い、本当に雨漏りして天井が落ちてくるような、そんなヤバい建物になって、ゴキブリが出てネズミが出てってそういうのに。
それでもあれが良かったんだなって。
それはその時は気づかなかったかもしれないですけど、変わってしまったことによって気づいたことによって、新しいものに実際に行ったことによって。
あとはその入れ替わった時に、入れ替わりに携わってないっていうのもある気がしてて。
どこで終えたのかですよね。
自分の中でそれが終わってないというか、もしかしたらどっかにあるかもしれないみたいな。
新しい建物に終わってたら懐かしいって思うかもしれないけど、古い建物に終わった状態で新しい建物に行った時に、もうそこに僕の居場所はないわけですよね。
そういうことですね。
が、そのふるさとに対する考え方に非常に近しいなって思った時に、今どっちふるさと感じますかって言われたら東京の方ですね。
そういうことですね。
たくさん東京も刺激も重いし、東京いいっておっしゃっていただいていながら聞くのもなんですけど、東京の何がいいっていうのか。
今言ってると思うんですけど、何ですか、東京の。
東京の何がいいか。
予算。
とにかく制御できないですよね。
制御できない?
制御できないっていうか。
それは自分が?何か?周りが?
何でも降ってくるじゃないですか。
何でも降ってくる?
何でも降ってくるし、誰とでも会えるというか。
もうあの、徳島にいるってAmazonに近いなって。Amazonで本を買うものに近い。何かやりたいかったらもう決まってるんですよ。
で、押したらそれが届く。
そうですね。
それ以上でもそれ以下でもないんですけど。東京で歩いてたら本屋さんみたいな感じで。
そんな本あるんだみたいな。
偶然の出会いみたいなのがあるんですよね。狭いんで、徳島とか。もう決まってるんですよ。この業界はこの子の以上6人ですみたいな。
心身経営な人は出てきてるかもしれないけど全然だねみたいな。
じゃあもう6人しかいないわけですよ。
東京だと何人でもいて、しかも掘り出されてない人もいて、どんどん新しい人が入ってくるじゃないですか。
もうカオスですよね。
最高ですよね。
やっぱそこですね。
カオス。
そうか。でもそんな中でも堀さんは徳島に人をおつなぎになったりとかでより良くはなってほしいという思いというか。
そうですよね。
ていうかもうそれがテーマなんですよ。
僕が最後死ぬまでやりたいのはそれが主体です。
そういうことですね。
だから今でもやってるっていう。
実際やられてて成果が出てる感じっていうのを感じられてます?
いやそれがあると思うんですよ。あると思うんですけど、まだめちゃくちゃでかいインパクトまではいってない。
ていうか起こしづらい。
起こしづらい?それなんで?
フォロワーが少ないからです。
東京だと面白そうなことやってるね、応援しよう応援しよう応援しようっていう応援してくれるドームがでかいんで。
良いプレイしたら完成の量がめちゃめちゃ多いんですけど、片屋市民救助みたいなところでやってるんで。
そもそも応援してくれる人がまず少ない。
完成の量が少ないってなったら完成に足を止める人も少ない。
だからすごい時間がかかるんですよ。
でもそれが良いんですよね。
それが良いんですよね。
楽しいですよね。
もしそれでも市民救助がいっぱいになったら楽しいだろうなって。
そうですよね。
動きというか流れとして、東京出るみたいな流れもあるじゃないですか。
そうですね、全体的な。
人口は増えてるみたいな話は言いますけど。
移住しようぜ。
それは多分全国的にされているし、移住促進っていうのも全国でやられてますけど、実際それに携わっている。
徳島のところで携わってて、そういう方は多い感じします?
数字上は多いですよ。
東京にいる6割の人は移住したがってるぞ、みたいにあるんですけど、実感はない。
数字上のやつなのかなっていう印象をすごい持ってますね。
徳島だと例えば大阪とかの人は多いんですかね?
大阪、香川が多いですね。
来る人といえば。
でもそれ分、出て行く人の方が多いんで。
大阪、香川に。
東京行くってなると、やっぱりちょっと鋭意って行かないとじゃないですか。
大阪とか香川とかだったら。
1時間、2時間の世界で。
そうですね、そこまで。
けど、やっぱり出て行く人の方が多いんで。
それでも僕はいいんですよね。
一番ダメなのは縛られて、幸せじゃないのにいるっていうのが一番。
そういう風な方ももしかしたら知ってるかもしれないし。
やっぱり出るってパワーがいるじゃないですか。
そこをえいって行けるか行けないかみたいなところ。
通りさんは行ってるというか、全然行ってるって言ってるし。
そこから世界が広がっていくみたいな感じがあると思う。
でも人によってはね、地方の方が輝ける人が当然いると思うんで。
その人が東京で死んだと思いするくらいだったら絶対地方の方がいいと思うんで。
その人にとって幸せなのがどっちかっていうだけの話な気がした時に。
門戸は開くというか広くとっておくべきだな、地方としては。
っていう気がするので。
その時に、いやあなたは若くないからとか。
子供がいないじゃないかみたいな。
うちの子育て政策合わないから対象外ですよみたいな。
よりは、この街だとこういう幸せが実現できるから、
この幸せが欲しいと思っている人だったら来てくださいっていう方が健全な気がするっていうのもあるので。
そういうアプローチでありたいなっていう気はします。
辞めてるが故に。
辞めてなかったら絶対子供の量を気にするんですよね。
中にいるとっていうところあるじゃないですか。
外に一回出たことによって客観的に見ることができる。
鳴門市というか、例えば鳴門市みたいな見え方。
当然ありますよね。
それは思ってるんですよ。中にいて思ってるんですけど言えないし。
反するんで。
もっと自由で。
自由に自分の規格でいいことができるって素晴らしいっていうのが思いますね。
中にいたら言えないっていうのはどこでもそんな感じもしちゃうし、
言ってあんまり言いすぎちゃうと叩かれちゃうみたいなところも組織的な部分であるかもしれない。
でも本当は中からも自由にやれればいいし、
外の刺激もありながら本当はいいんでしょうけど、
なかなかそれは構想的に体質的に難しいのかなとは思いつつ、
きっとそれは全国的にもそんな感じ。
地方行政の向上
全国的には多分そうですよね。
それも若干テーマがあるんですけど、
2つなんですテーマだから。
徳島を良くする。
行政をどうやって良くできるのか。
この2つが僕の死ぬ間際に知りたい答え。
行政を良く。
なんで縦割りかつ年功序列を、
よしとしてこれまで来たわけなんですけど、
それで僕みたいな人間は辞めていくわけですよね。
それに嫌気がさせて。
じゃあ僕はどうやったら辞めなかったのかっていうのがテーマな気がしていて。
逆に言えば、僕を辞めることによって、
もしかしたら組織が良くなっている可能性もあるわけですよね。
どっちなの?答えはどっちなの?っていうところを探したいなっていうのがテーマがある。
それに対して何かしてます?
その行政、今のお話で知るための何かをするというアクションみたいなのを。
今そこで行くと、今学校に通っているのもあるし、
今の会社もそうなんですけど、
組織開発とか人材育成をベースにやっている会社でもあるので、
そこで今その人材マネジメントってなんだろう、組織ってなんだろう、
今ずっと吸収をしているっていうところで、
あと一旦学んだ後に、
幸せな役所の探求
日本全国のいわゆる働きやすいと言われている役所を訪ねてみたいなという気がしていて、
なんで幸せに働けているのか、役所なのに。
そっかそっか、ありますもんね、全国探せばそりゃ。
知りたいな。
面白い。
その時に見えてくる幸せな役所ってなんだろうっていう。
それをそのツールとかそのマインドってどうやったら生み出し、横展開ができ、
標準化されていくのかっていう未来はあるのかないのか。
面白い。
そっか、そうですよね。
それによって行政というものが堀さんの中で見えてくる行政が良いとこ悪いとこっていうのがあって、
良い事例がなくて、それが平たく全国になってくればより良くはなってくるわけだから。
公務員離れめちゃめちゃ増えてて、教員とかすごいですよね。
8割、先生、教員、7割くらい8割くらいから内定を辞退しちゃうんですよ。
内定を辞退しちゃうんですか?
受かっているのに、高知県だったから。
高知県で200人か250人くらい内定出たのに、8割だから200弱、150か200弱くらい内定辞退して、
だから内定辞退されることを前提に内定出してるんですよ。
市役所とか県庁もそうですよね。
半分くらい辞退してるって言ったりとか。
昔は競争率20倍とか7倍とかって言われてたんだけど、2倍ちょっとくらい。
しかもバカみたいな試験があるんですよね。
めちゃくちゃ1メートルくらいの参考書、20科目くらい僕もやったんですけど、
20科目やるのにそれぞれから2問ずつくらいしか出ないみたいなのをひたすらやるんですよ。
2問しか出ないのに200ページくらい参考書あるやつを4台しなきゃいけないみたいな。
やってたらもうなくなりつつあるし。
今は中途採用で一般教育SPIとかやればいいですみたいな感じ変わってきてる。
資金も下がってるのに受けないし辞めていく人も多いし、っていうような不幸な状態をずっと連鎖してるなと思ってる。
それなかなか断ち切るというか難しいですよね、非常にその流れが。
実際辞めてる人も多い中で。
めちゃめちゃ若い人でめちゃめちゃ多いですよ。
そうですよね、だからすでにいる人の負担も相当あるわけですよ。
残る人の負担はすごい上がってて、もう次元爆弾を最後誰が持ってるのかみたいな。
そういう世界が生まれつつある。
すごいわかります、そこは。
その嫌な空気っていうか嫌なものを断ち切るのは中にいては難しい世界があった時に、
逆に外からの方が実はやりやすいんじゃないかなっていうのもあったりして、
アプローチができたらいいなっていうところもあるんですけど、それに捉えするレベルがまだ足りてない。
ああ、そっか。
なので今はレベルを上げてる。
そういうことですね。
そういう状態なんですよね。
面白い、そうか。
でもその2つは変わらないなっていうのが、自分の人生としてシネマギアの答えを知りたいなって。
堀さんが考えているテーマ、徳島を良くする、そして行政をどうすれば良くできるのかということ。
日本全国の働きやすい役所を回ってみたい、知りたいという思いや、
幸せな役所って何だろうという問いについてお聞かせくださいました。
公務員としての経験
すごく最初の方に戻りますけど、市役所に勤めたのは何ですか?
これはご大層なことをずっと言ってた中で恐縮なんですけど、
僕はもうすごいやる気のない人間でして、ずっとやる気のない。
不思議なんですけど、平成、昭和63年、基本平成で生きてる中で、
とあるタイミングで、やる気ないのがかっこいいっていう、けだるそうなのがかっこいい時期ってあるんですよ。
ちょっとわかります。
僕はだから、人生に対してけだるいことが良いことだと思った時期があるんですよ。
進路は自分で決めるもんじゃないんだ、だるいから、人に決めてもらおう。
高校先生に、先生決めてよ、どこでもいい。
安いところだったらどこでもいい。
あなたの地元に徳島大学って国立大学があるから、そこが一番安いです。
電気電子工学科っていうのが一番就職率いいです。そこに行きなさい。
わかりました。そこしか受けなかった。
しかも入りやすいんですよ。国立の中で下の方で入りやすいんですけど、それよりも学料がめちゃめちゃ下だったんですよ。
センター試験、総じ990点満点。もし受けたら250点くらいしかなかった。
ちょっと低いですね。
560点くらい欲しいですよ。やばい、あと1年しかない。
でもそこしか受けない。もうめんどくさくて。
ギリ受かって、また大学生活を過ごしてて。
就職か、めんどくせえなってなっちゃって。
見えるわけですよね。清教のホームイン講座。
これかな、みたいな思っちゃって。
もう5時で帰れると。
謎の闇の手当があるらしいと。
闇の手当があって5時に帰れる仕事がある?なんだこれはと。
ホームインだと。
そこからはなぜか努力できるんですよ。
そうなんだ。
ダブルスクールですよね。
そういうことか。
ダブルスクールで3年の後半くらいから1年間ずっと勉強して。
1年半勉強して。
でも途中で気だるさが出てしまって。
何校か受けるんですよ。国家公務員だとか。
○○市役所、○○市役所、バラバラなんですよ、試験が。
とある市役所の内定ゼロですよ。
内定ゼロの4年の秋くらい。
だから民間受けてないですよ。
どうにかなるかな、受けてないですよ。
9月くらいだったんで、内定ゼロ。
この市役所受けなきゃいけない。朝起きて。
違うかもしれない。
行かなかったんですよ。
行かなかったの?
質問もしてるし、行かなきゃいけないけど。
行かなかったんですか?
ちゃんと起きてるんですよ。
1時間後に着ければいい。
10分後に着ける場所にいる。
いっか。
それすごいですね。
で、行かなかって。
10月かそれくらいで、あれ?ってなって。
そのまま行ったら、僕ってどうなるんだって。
やっぱり就職しなきゃいけないですよね、4年の。
で、最後に残ってたのが鳴門市役所。
一番最後の日程で。
そうなんだ。
これだけは受けなきゃいけないと思って、受けに行って。
なんとか12月とか1月にようやく最後の内定が出るんですよ。
そこまでゼロ。
なんでしょうね、それも。
やる気がない。
やる気がない。
やる気がないんですよ。
それでもうあぶれたら、そのまま。
終わりですよ。
ですよね、一応。
留年するのかなんとかわかんないですけど、
それすらも想像してない。
想像できてないくらいやる気がなかった。
受かったときどんな気持ちでした?
なんか怒られずに済んだって思って。
そういうことですね。
親に怒られずに済んだ。
そうか。
大変申し訳ない。
市民のためにとか。
そういうのが出てくるのかな、ちょっと。
公共の福祉のために。
ちょっとご体操のあれはなく、大変申し訳ないんですけど。
行政の改善への展望
飯が食えると。
しかも家から800メートルなんですよ。
いいですね。
もうこれだと。
これしかないという状況で。
すごいなあ。
不思議なんですよ。
僕バイト経験ほとんどないですよ。
ダラダラしてたんで。
業務スーパーで高校生のときバイトしてて。
その後塾の補助みたいなのやってて。
塾の補助なんてずっと携帯いじってて、
時間来たらこたわしして終了みたいな、
付加価値のないことをやってたんですけど。
それでもお金もらえるからいい。
しかやったことないんですよ。
労働したことがない。
人間が労働するわけです。市役所で。
なんで仕事ができないんだと。
なんで自分は能力が低いんだと。
周りのみんなはレベル30とか40だったわけです。
僕はマイナス50くらいからスタートしてるわけです。
ひどいもんでしたよ。
勝手に帰っちゃうんですよ、僕。
勝手に帰っちゃう?
勝手に帰っちゃうんですよ。
考えられますよ。
それはちょっと考えづらいですね。
勝手に帰るんですよ。
仕事中ですよね。
勤務時間中に勝手に帰るやつがいるんですよ。
それだって周りに人がいるし、
あれ何でロッコリさんいないの?みたいな感じですよね。
帰っちゃうんですよね。
帰って何するんですか?
帰ってダラダラしてるんですよ。
予定がないですよ。
ヤバいですよね。
ヤバいですね。
ヤバいし、会議セットしたいねって言われるじゃないですか。
代々と代々と言って。
分かりましたって言って。
当日になるわけですよ。
来ないわけですよ。
あれ?会議どうしたの?って気づくわけですよ。
自分の脳の中では連絡したつもりだったけど、
そういう人に電話してない。
怖い怖い怖い。
みたいな。
マイナス50ですよね、レベル。
そこが僕の社会人スタートラインなわけですよ。
すごいですね、すごいとこスタートですね。
衝撃ですよね。
衝撃ですね。
人ってすごい働くんだって。
働くってすごいんだって。
衝撃を受けて、僕も働かなきゃいけない。
頑張らなきゃいけないんだと思って。
人より頑張らなきゃ自分はダメな人間なんだと思って、
そこからずっと人より倍働こうと思って、
働き続けてきた結果、今ここにいると。
はあ、すごい。
そこで思わなかったら、もっとどうなっちゃってたかみたいな感じですよね。
マイナス50のままなのかわかんないけど、
もう市役所にも入れなかったかもしれないし。
かもしれないですね。クリーンアップだったかもしれないですね。
そうですよね。
市役所と家でもね。
請求書を伝えて、やっといてねって言われて、
分かりましたって言ってお金払ってないですからね。
普通にダメですよね。
ダメですよね。
ダメを超えていくっていうのが、あんまり大丈夫なんですね。
寛容な世界。
寛容って何?
人に優しい。
ああ、そういうことか。
そういう優しさという言葉。
優しさあふれる古き良き役所だった。
そっか、それでも通ったんですよね。
そうなんですよね。
今思えば不思議ですよね。
不思議。
誰かが代わりにやったのか、わかんないけど。
そうなんですよね。
だから僕は謝った経験しかないんですよね。
1年目とかは。
なんでこれができないのって言われて。
大変申し訳ないですけど、電話も取れなくて。
ああ、はいはい。
そうですよね。
なかなか最初は大変ですね。
堀友祐の成長と挑戦
で、取った電話も1時間ぐらい長話しちゃうし。
とんでもないやつですよね。
それだって部下にいたらどう思いますか?
いやもう、クビにしてくるって感じですよ。
ですよね。
そう思うと寛容な。
寛容な、素晴らしい。これ以上ない素晴らしい。
しかも、なのに仕事が良くないとか、判断が良くないとか。
イキリ散らかすわけですよ。
そういうことですね。
とんでもないですよね。
自分の話されてますからね。
私の話をしてるんですけど。
本当に僕より下の22歳、23歳を見たことがなくて。
私が一番下だったっていうのはすごい。
そこから相当頑張ったんですよね。
頑張ったんですよね。
一つ一つ、例えば電話のことしかり、請求書もしかり、やれていかなきゃいけないじゃないですか。
やれるようになっていったってことですよね。
分かんないものを分かるようになって。
やっぱり一日前やればそのうちできるようになって。
任されたりとか、そういうふうになっていく。
今もそういうふうに、それが継続してないと今がないですから。
ありがたいことに、東京に行く出港も国交省という場所に行くのは、僕が第1号だったんですよ。
22歳から一応7年でそこまで成長したっていうことなんですかね。
いやいや、そうですよ。だってマイナス50スタートだから。
マイナス50から?
ゼロだったらいけないわけですから。
キリ20ぐらいまでいけたら。
いけたと思いますよ。
一番残業してました。
多分ですけど。
なんかそこの転換点がヤバいって思ったところがあったってことですよね。
プールの底みたいなところに手をついて、そこから上がっていくわけですから。
本当にヤバいギリギリのところがあったってことですよね。
多分そうですよね。そこでヤバいと思ったんでしょうね。
自分でもヤバいと認識した頃があったんでしょうね。
でもそれはお金をもらったからかもしれないですね。
お金をもらったからか?
言い方が悪い。
給料とかじゃなくて?
給料をもらったってことですね。
今まで、僕が高校生の時なんて時給650円なわけですよ。
何が買えんだと。
当時はハンバーガーが65円の時代でしたから。
650円しかもらってなかった時から、それでも低いんですけど、
初任給とか税込み17万いくら。
いろいろ引かれて14万とか13万になるんですけど、
いきなり10万億円のお金が手に入るわけですよ。
このお金は税金なわけですよ。
ちっちゃい子供がお菓子を買うそのビビタな消費税が、
国税ですけど、国税が回り回って家に帰ってくるのもそうだし、
おじいちゃんおばあちゃんが取っているお金なわけですよ。
それをもらう人間が
途中で帰っていいのかと。
そこです。
ヤバくないかと。
10万円もらうんだったら20万円の仕事をしなきゃいけないし、
もっと30万円の仕事をしなきゃいけないはずなのに、
これじゃ良くないよねって勝手に思ったんです。
そっかそっか。
初任給ってことですかね。
ぐらいのタイミングで。
結構間もない時期。
最初の1ヶ月2ヶ月ぐらいがグダグダだったっていうか。
1年ぐらいは割と。
マインドが変わって結果が変わるのは良いことなんですけど。
要はそれで20年間生きてきたんで。
そのダラダラで。
その人間は生きて変われないんで。
引き続きお許しを頂きながら生きてきたわけなんですけど。
でもちょっとずつは。
だってずっとやる気なく気だるいままだったら
キックボクシングとかしないと思いますもんね。
そこは堀さんが何か自分で自覚するのかやろうと思う思いがないといかないと思うので。
そのままだと辞めてないですからね。
窓際を目指してたわけですよね。
その状態のままだと。
でも何かを変えたいと思って出ていくわけですからね。
思ったわけですよきっと。
人は変わるんだなっていうのが不思議な話ですよね。
いやーめっちゃ面白いです。素晴らしい。
今でも自分のことが分からない。
あーそうか。
どっちが本物なのか。
そうか。
いやーでもそうか分からない。戻る時もあるかもしれないし。
もしかしたらあるかもしれないですよね。
今は本当に辞めて休みなしで365日何かをし続けて。
大晦日もずっとワードを叩いてたわけ。
年越したなってパソコンを見ながらやってるのがまだ苦じゃないけど。
もしかしたらいつかはまた請求書が支払えなくなるような人間に戻る可能性もまだある。
そうさせるのはさっき言ってたテーマの部分があるからってことですよね。
そうでしょうね。だし価値ある人間になりたいなって思うからでしょうね。
そっか。なるほど。
死ぬ時に意味があったなと思えるかどうか。
価値ある人間になりたいみたいな思いは本当にダメだって時には思ってたんでしょうか。
いや思ってないでしょうね。
やっぱりやっていく中で思いが芽生えてて。
多分そうなんでしょうね。
税金を支払う市民の方がいた時にこの人のお金で働いてるんだって思った時に
本当に自分それでいいのって思ったのかもしれない。
自分への問いかけ
かつてはやる気がないのがかっこいい、気だるいのがいいと思っていた時期もあったと語る堀さん。
現在は様々なことに挑戦されながらも今でも自分のことがわからないとおっしゃいます。
ただ価値ある人間になりたいという思いを胸にこれからの歩みも止めない様子。
そんな堀さんに様々なお話をお聞かせいただきました。堀さんありがとうございました。
それではまた次回、ユイナーさんの聞く人ラジオでお会いしましょう。
31:03
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