今回は、元公務員・堀友祐さんにお話を伺いました。
徳島県鳴門市出身で、現在は都内でイベント運営のお仕事をしつつ、徳島と東京をつなぐお仕事をはじめ、様々な活動をされている堀さん。
まずはどのような経緯で今に至ったか、について伺いました。
堀さんinstagram:
https://www.instagram.com/tomohirohori99/
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6513739a0bc9d6e1d690bae1
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サマリー
元公務員の堀友祐さんは、徳島と東京を結ぶイベント運営の仕事を通じて、地方創生に情熱を注いでいます。東京での生活からの影響や、地元との連携における経験について語ります。堀さんは東京生活や廃墟についての知識を深め、新しい経験を求めて様々な活動を行っています。特に廃墟の美学に魅力を感じており、写真を通じて人や風景を独自の視点で捉えています。廃墟の美しさと人の存在に魅了され、新しい廃墟の探求を続けています。現在は地域や都市とのつながりを探求する新たな挑戦に取り組んでいます。
堀友祐の新しい挑戦
ゆいなわさんの聞く人ラジオ
皆さんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
今回は、元公務員堀友祐さんにお話を伺いました。
徳島県鳴門市出身で、現在は都内でイベント運営のお仕事をしつつ、
徳島と東京をつなぐお仕事をはじめ、さまざまな活動をされている堀さん。
まずは、どのような経緯で今に至ったかについて伺いました。
まず、堀さんはお仕事を何してますか?という質問があったら、何してるんですか?
そうですね。お仕事、難しいですね。難しいというか、言いたいけど言いづらいみたいなところ。
どうしようかな。一応、今やっている仕事としては、主にイベントの運営。
イベントの運営。
やっているというのが、多分、分かりやすいかなという気がしています。
どういうイベントのプログラムをやるのか、誰を呼ぶのかというところの設計をやっているというところが、一応、お仕事になっています。
というのが主に。
それはずっとやっているんですか?
いや、それが転職した後。
今やっている仕事。
今やっている仕事。その前は、13年間市役所の職員をやっていまして、
僕が徳島県の鳴門市という淡路島の南にある町で生まれ育ちまして。
生まれもそうなんですね。
生まれ育ちもずっとそうで、22歳で大学を出て、すぐ地元の市役所に就職して、そこから35歳までずっと、
しかも大学も徳島なんで、徳島を出ることなくずっとそこでいたんですよね。
一応、初めに配属されたのが、おじいちゃんおばあちゃんの文化祭みたいな。
俳句とか、あとは霧絵みたいなのをスーパーのカルチャーコーナーに飾るであったりとか、
あとはコトとか、あとはフラダンスとかを文化会館で踊るっていう、そのお手伝いを5年間やって、
その後、移動になって、ふるさと納税をやっていたんですよ。
ふるさと納税を2年間やって、3年間実は国交省の方に飛ばされて、初めて東京というところに触れて、
初めてそこで3年間、徳島県外の生活を初めてしたんですよね。
29歳から初めて3年間外出たのが東京だった。
東京に来て、住んで。
そこが3年終わってまた戻ってきて、最後が移住とか、産業支援、中小企業の支援とかをやる部署で3年間いて、東京に戻りたいなって思って。
で、辞めて、何ができるだろうって探してた時に、今の会社と出会って、今はイベントの運営をやっているっていう、そんな流れです。
東京に戻りたかった、帰ってきた。
東京の魅力と変化
それは東京はいいというか。
東京はいいですね。
何がいい?
東京は素晴らしいですね。
それは科学的じゃないんですけど、僕徳島にいた時、7時間か8時間寝てたんですよ。
東京に来た瞬間に、僕もう寝れなくなっちゃって。
6時間睡眠になったんですよ。
寝てたらもったいないっていう。
そういう気持ちで。
その東京という街において、1時間睡眠時間を伸ばすというか、そのままでいることが体が拒否してしまって。
っていうぐらい、なんだこの街はと。
どこまで行っても東京があるじゃないか。
そうですね。
徳島は30分車で移動したら、もう山と川なんですよ。
徳島市みたいな街エリアからもうなくなって、ザ田舎が生まれるわけです。
そこからもう2時間3時間同じ景色です。
ところが東京はいくら行っても、どこ行っても東京は続くわけです。
知らない東京がいっぱいあるわけじゃないですか。
ありますね。
たまんないなと思って。
これはと思って。
そうか。
もう魔力です。
魔力?
魔力ですよ。
東京という名の魔力。
もうダメでしたね。
ダメでした。
一撃。
ああ、そうなんだ。
じゃあ、やっぱりそれもともとは知らなくて、徳島にいらっしゃって。
もし東京に来る機会がなければ、今も徳島にいらっしゃるかもしれない。
可能性はありますね。
それはあるですね。
そっか。
出張はあるんですけどね。
ああ、そっかそっか。
出張はちょこちょこあるんですけど、やっぱり住むのと来るのとはまたちょっと違うな。
どこが違います?
住むと解像度がめちゃめちゃ上がるじゃないですか。
スカイツリー行けますとか、東京タワー行けますとか、いう話だと道中だけなんですけど、生活するとスーパーとか。
なるほど、ここは意外に人参って東京の方が安いんだ、みたいなのがあったりとか。
実は東京の方が街汚いんだ、みたいな。
古い建物が実は東京の方が多いんだ、みたいな。
そういう発見が多いんですよね、東京って。
だから、もう刺激しかなかったっていう。
そっか、それにもうやられちゃったわけですね。
最高ですよね。
最高ですか?
最高ですよね。
ああ、そっか。
決断じゃないですか、結構大きな。
ずっと勤めてた、しかも市役所を辞めるって。
例えば周囲の方とかも、ええな、辞めるの?みたいな感じとかあったかもしれないなと思っちゃうんですけど、やっぱそれをもってしても、もう辞めて?
そうですよね。
人生とかも結構変わるじゃないですか。
そうなんですよね。
そうですよね。
そうなんですよね。だから、何考えてんだって。
ワクワクしちゃってもダメだったんですよね。
そうなんですね。
ワクワクしちゃったのと、市役所の働き方ってちょっと違うなって思ってたところがあるんで、もっと自由に行きたいなって思って、辞めちゃったっていうか、もう辞めようと思って帰ったみたいな感じに近いですね。
もう東京にいるときに3年間もやって。
3年間のその期間が終わる頃には、辞めようと思って帰ろうみたいな近い。
じゃあもう東京に来ようみたいな。
次どこに住もうかなって思いながら近く帰ったんですよね。
そこで一応帰らないといけない、転職するっていう可能性もあったんですけど。
そこは一流の望みじゃないですけど、まだ知らない地元の魅力があるはずだ、自分の職場の魅力があるはずだという一流の願いをかけていったんですけど。
言い方があれですけど、やっぱりそうなんだなって。
3年間見なかって、3年間久しぶりに帰ってきました。
あれ、変わらない景色があるなって思って。
じゃあ10年後も変わらないんだろうなって思って、よし辞めよう。
地方創生への思い
一応でも10年以上お世話になったんで、お土産を残してちゃんと帰ろうと思ったんで。
一応そこから3年間はしっかり働こうと思って、しっかり働いて計画的に辞めたっていう感じですね。
じゃあ今は完全に東京に住んで、星を据えて今のお仕事をされていて。
そうなんですよ。思いきや、実は徳島でもいろいろやってて。
この13年間の公務員を途中で辞めた人間っていう、しかもそれが東京にいるんだけども、
いまだに地元がちょっと好きで、地方創生とかっていう言葉がすごい好きだったりして、
いまだに携わりたいと思っている人間って結構レアなんですよね。
で、なってくると、地元にいて、ちょっとよくわからない。
例えば、書類の出し方が行政に対する補助金の出し方がわからないとか、
県庁の仕事を取りたいんだけどどうしたらいいかであったりとか、大学とどうやったら連携できるのかとか、
そういう相談を受けるんですよ。
そうか、わかるんですよね。
一応わかるっちゃわかる。
そうか。
っていうこともあって、僕もいいことしようとしてるんだったら手伝いたいなと思って、
先週とかは徳島大学って僕の出身の大学があるんですけど、そこの副学長と一緒に打ち合わせしたりとか。
で、この子たちはこういういいことしようとしてるから、
こういう携わり方だったら大学と連携できるかもしれないから、
総務省が持ってるこの幸福金合わせて一緒に事業化しませんかっていうところの走りをやって、
もし書類書くんだったら書くから、僕が書くからやろうよって、いいことやるんだからっていうのを
一緒に今やってる途中みたいなことをやってる。
すごい。
僕が徳島に今25歳の男の子がいるんですけど、その子が会社を僕が市役所にいた時に立てたんですよね。
その子が22歳か3歳の時に、僕がたまたま窓口だって、起業したいんですけどって、
僕が起業支援やってたんで、
じゃあ創業計画の書き方を一緒に学んでいこうかとかって言って、
僕も一緒にその子の創業計画を書いて、せっかく創業するんだから補助金取った方がいいよって言って
一緒に手伝って書いて、通って授業やっていって。
でもその子なかなか社会経験がなかったので、
じゃあ一緒にやろうよってやって、途中からずっと一緒にやってて、
なかなかうまくいかないこともあったんですけど、
今ようやく3期目にもう少し入るところなんですけど、
徳島県庁さんの仕事を今いただいて、
なんとかなんとかやってて、
今それこそ徳島大学の新しい仕事を生み出せないかっていうのを議論しながら、
来週徳島大学の教授の人とお話をする機会をいただいたんで、
どうプレゼンしていくの?どう企画していくの?っていうところを、
昨日の夜も壁打ちをずっとやってて、
っていう感じなんで。
そうなんですね。
それって堀さんじゃなきゃできないじゃないですか、多分。
キャリアがちゃんともともとあって、知ってることは知ってるわけだし、
それで徳島でやりたいっていう方が、
例えば都内に行ってもいいかもしれないし、徳島にもいいかもしれないし、
そこをちゃんとつなげる役割という部分では、
例えば東京にいるってことで、それができるっていうのはありますし、
東京で出会う方もたくさんいらっしゃる。
そうなんですよ。
そこがめっちゃポイントだなって思ってて。
東京にいる熱い人を徳島に連れて行くという、
僕は送客機能だなって思ってるので。
それってもともとやろうというわけではなかったんですか?
ヒントみたいなのがあったんですよ。
僕が最後終わるときって、企業誘致の支援みたいなのをやってて、
要は都市部の企業さんにどうやったら徳島市というか、
鳴門市に支店をどうやったら出してくれるのかっていうので、
いろんな商談みたいなのをしてたんで。
僕が思ったのは、そういう田舎の事情とかを知らない人たちも多い。
きっかけがないのに市役所に相談行くのってしんどいじゃないですか。
怖いじゃないですか、なんか。
部長面の人が出てきて。
だったらもうちょっと間に入っている人が、
ここのこの人は優しいからとか、前向きだから紹介してあげるよって
繋いであげた方がいいよねって。
でもそれをいきなり徳島に入ってやるのってハードル高いんで、
東京でこなしてから徳島に送り込んだ方が絶対いいよねっていう、
頭はずっとあった。
でもそういう人はいないよねって思って、
じゃあ僕がなったらいいんだみたいなところがあるんで。
出てくるからには、
鳴門市役所を東京支部としてみたいなノリでいるので、
市役所は辞めたんですけど、市役所をずらをしているというか、
そういうスタンスはまだ持っていない。
そうなんですね。
でもそれはすごい面白いな。
今の仕事は普通にされながら、
そうですね。
やりたくてやってるっていう。
お昼とか日中がその仕事をして。
日中して、夜とか土日とか。
土日とか使ってっていう形で。
忙しいですよね。
忙しいですよね。
そうですよね。
そうなんですよ。
ですよね。
で、あとSSSKもあり。
今、それこそ大学院に通ってて。
絶賛、僕も大学院生としてお勉強中と。
めちゃめちゃ忙しいです、そしたら。
で、先週からキックボクシングを始めて。
ちょっと待ってください。
キックボクシングを先週から始めた?
先週から始めてしまって。
それはやりたかったんですか?
ダイエットなんですよ。
ダイエットしたくて。
ダイエットしなきゃダメですって健康診断に言われちゃって。
そうなんですね。
もう内臓脂肪があなたは病院に行かないとダメですってなって。
じゃあ、やります。痩せますっていうので。
それでなんでキックボクシング?
家の近くにあったのと、
あと早く痩せたかったっていう。
やっぱ早いんですかね?
多分なんですけど。
それなりにハード?
僕、サウナスーツを着て、
1時間ひたすらサンドバッグを殴り続けてるんですけど、
ホントね、ヒントテックしてるんですけど、
東京での新しい生活
4回以上絞れますよ。
急にやったら体に逆に大丈夫な気がしますけど。
頭が痛くて。
それはちょっと。
あんまり無理しない方がいい?
頭が痛くて血管にギュって血液が流れるから。
気を付けないと。
痛くなるやつらしくて。
死なないようにしないと。
ちゃんと水分取りながらやるって。
そう思うと、今は現時点ですでにやってることが4つぐらいポンポンポンって出てきてるっていうのは、
それ自体が徳島から出てくる段階ではなかったことじゃないですか。
ものすごく自分の生活というか日常がガラリと変わった感じ。
住まいも変わったし、仕事とか活動も変わったし。
どうですか?
いいっすよね。
いい?
刺激があるというか。
刺激がある。
そうですね。
来たかったとかそういうのも踏まえて、実際の東京生活。
前は市役所の人として東京にいたってことですけど、
今は市役所とは関わっていながらも、そうじゃない形でいるじゃないですか。
そうですね。
どう?いいっていうのと、あと何かありますか?
これは僕の性格の問題なんですけど、ドラクエとかRPGあるじゃないですか。
どこが好きですか?RPGをゲームでするとき、一番どこに喜びを感じるかっていう。
どこだろう。
新しい街を発見するとか、例えば。
噂で言われてたアイテムがようやく見つかったとか。
僕はそういうところが結構面白い気がするんですけど。
僕はレベル上げなんですよ。
そうなんですね。
僕は魔王を倒すでもなく、新しい武器を手に入れていく。
ただひたすらにレベルが上がるのが好きなんですよ。
新しい呪文と新しい特技を覚え、レベルが上がって攻撃力が上がっていくのがすごい好きで。
ゆえに僕ラストボス倒したことないんですよ。
倒すと終わっちゃうからね。
終わっちゃうし、もう倒せるのは分かってるんですよ。
そこに目的はもうなくて。
だったらこのレベル70をレベル80に上げる方が楽しいわけですよ、僕からしたら。
そうなんですね。
地道な草むらに行って、ひたすら敵を倒し続けて。
1000回くらい倒したときにようやく1レベル上がるみたいなのがすごい好きで。
そしたら今はそれを?
今は草むらにめっちゃ入るっていう。
そういうことか。
そういうことなんです。
写真撮影の活動
レベル上げをして。
レベル上げがすごい好き。
そこがスキーでやってる。
すごい好きなんですよ。
徳島だとなかなか現れないですよ、そもそも。
そういうことか。
もうルーティン化しちゃってるんで。
思いがけない敵みたいなのが出てこない?
お前どこにいたんだよみたいな。
面白い。
いなくて、こっち来たらレアみたいな。
経験値めっちゃもらえそうみたいなのがあるんで。
めっちゃ楽しいですよ、そういう意味では。
そういった意味で今やってることもそうだし、思いがけない何かみたいなのがあったってことですよね、こっちで。
今日もまさしく。
そうですよね、こういうお話を聞くとかも。
すごい楽しいですし。
この後も実はちょっと予定があって。
それはとある地方創生をやろうとしているところなんですけど、
新しいオフィスができましたって。
そこで、面白いですけど、オフ東京って名前です。
東京にあるのに東京をオフしようっていうテーマのところがあって。
作られた方がいて、その方がオープンしました、ぜひ来てくださいみたいな。
おっしゃったんで、面白そうだから行ってみようっていう。
で、なんか紹介してくれるらしいんで。
東京にいながら地方が好きな人みたいな。
そういうのが面白いですよね、シンプルに。
実際やっぱり出会う方もすごく増えるでしょう。
そうですよね。
めちゃめちゃ面白いですよね。
知らない世界があり、話し聞くだけでレベルが上がる感じがすごい。
なるほどな、でもそれはおっしゃる通りだと思います、本当に。
楽しいですよね。
ちなみに、最初東京に来た時にどの町にいたんですか?
北千住っていう町に。
おー、なるほど。
会社というか、その時にいて霞ヶ関が職場なんで、
1本で行くためには千代田線とか日比谷線とか。
沿線上で一番安いところ。
安いかつちょっと1本で行けるところが北千住だった。
良かったです。
北千住いいですよね。
最高でしたね。
今はどこ?
今は和光市です。
大島市の始発が和光市です。
埼玉県の和光市です。
いろんな東京にも行ったりしながら。
そうですね、徳島に帰ることもありますし。
いろいろ動いてはいますけど。
たまたまなんですけど、和光市が鳴門市と同じぐらいなんですよ、人口規模が。
鳴門って5.5万人で、和光って6.5万人なんですよ。
似たような町にたまたま住んでて。
あんまり東京感を感じてないっていうのもいいところもあり。
面白いな。
本当言えば、1年に1回ぐらい引っ越したいんですよ。
いろんな東京に住みたいんですよ。
そうなんですね。
いろんな場所に住むのがめちゃくちゃ好きで。
お金と引っ越しの面倒くささ。
他のところで。
それがなければ、全国に住みたいっていう。
じゃあ、いろいろ行くようになってて。
ここ好きとかあります?東京で。
ここ好きなんですよね、みたいな。
右派なんですけど、私本当に歌舞伎町の村路地がすごい好き。
村路地って言ってもいろいろあるじゃないですか。歌舞伎町も歌舞伎町も。
あの一帯があって。
あの一帯の、あの中でも人のいない路地がやっぱりちょこちょこあるんですよね。
どこだろう、どの辺。僕も歌舞伎町好きで、ちょいちょい偵察には行くんですけど。
何するわけでもないんですけど。
行きますね。
すごいダークなところがめちゃめちゃ好きで。
大灰的なところ。
朝の電車がまだ走ってないときの歌舞伎町はすごい好きなんですよ。
だからコロナの時とかって人ゼロだったじゃないですか。
あの時の歌舞伎町行ったんですけど、あれが一番好きです。
あれだけすごい華やかな世界の中にあって、僕しかいないわけです。
確かにちょっと浮世離れというか、世紀末感というか、大灰の極みみたいな。
あれはね、最高ですよね。
そういうのが好きな部分があるんですね。
大好きです。
ハイキョウめっちゃ好きなんですよ。
ハイキョウすごい好きです。
東京はいい、素晴らしいとおっしゃる堀さん。
ロールプレイングゲームでいうところのレベル上げが好きで、
今は様々な活動を通して自分のレベル上げをされている心地とおっしゃいます。
そんな堀さんはハイキョウが好きとのことで、さらにそのお話を伺っていきます。
聞く人では一応お仕事というか好きなことを聞きますけど、
好きなことは何ですかって言ったら、
ハイキョウが好きというのは一つ。
そうですね。
今ちょっとやめちゃってるんですけど、もともと写真をやってたんですよ。
カメラマンというか。
カメラマンを趣味でやってたんですけど、
それも東京に初めて出てきた時に、もったいないなと思って。
今までと普通に往復してたら何も得られない気がするなと思って、
よし、カメラ、写真をやってみようって何となく思ってたんですよね。
で、徳島で撮れない写真って何だろうってなったら、
人がいないんですよ、徳島は。
人口がいないんで。
東京は人がいっぱいいるんで、人を撮ろうと思ってたんですよ。
その時やや、ただスナップ写真を撮るんじゃなくて、
モデルを撮るみたいな形をしようかなと思って。
その時に初めてインスタを作り、
写真撮ってます、ぜひ応募してくださいみたいな。
で、たまたまアクセスしてくれた人からどんどん撮っていって、
作品をどんどん撮っていって、
それを上げるからまた依頼が来てって、ずっとそれを繰り返して、
1年間で100人くらい撮ったんですよ。
すごいですね。100人あったってことですよね。
100人以上ありました。
1日4件とかやりました。
1日4件、すごい。
しかも復業禁止なんで、公務員は。
自腹でそこまで行って、撮って、
自腹のカメラと自腹の機材で編集して送ってあげるっていうのをずっとやってて。
100人分やって、その分ロケが、
ロケ地を同じ場所にしないっていうルールも自分で作ってたんで、
東京か関東近郊の中で、いろんな、100箇所以上に行きました。
いろんなところを知ることにもなりますし。
知らない駅で降りてみようみたいな感じでやって、
最後にクラファンをして、帰るときに展示をしたいな、
ブックを作りたいなと思ってクラファンして、
集まったんで、それで渋谷で展示して帰ろうみたいな。
それはまた仕事とは別のことですよね、ご自身のところですよね。
でもそれをクラファンにしてやってしまって、
展示までしちゃうっていうのは、なかなかパワーがいるというか。
しかも職場に、それはお前副業じゃないのかって怒られるっていう。
違いますって言って。
廃墟の美学
違いますって言って。
そこで目つけられて、なんか居心地悪いなみたいな。
そうか、そういうこともあって。
そういうこともありましたね。
人を撮るっていうのは、何撮るとかって決めてたんですか?
人の何とか。
ここはちょっと廃墟と近しいものなんですけど。
これちょっと微妙かもしれないですけど、
僕、生きるか死ぬかで言ったら、死ぬ方が好きなんです。
桜の儚さ、チラチラって。
一般的に日本人はあっちが好き。
で、椿のボトッと落ちる感じ。
落ちますね。
ちょっとその生首を。
あれあんまり意味嫌われるんですけど、
僕はあっちの方が好きで。
あそこに実は美学があると思うタイプなんです。
だから侍文化というか、
切腹の美学みたいな、すごい好きなタイプなんですよ。
どこかに死を感じるとか。
大廃的っていうのは多分死を連想させると思うんですよ。
あそこに美しさを感じるんですよ。
汚れとか錆に対してすごい好きなんですよ。
ゆえに路地が好きっていうところもあるので。
だからそれを撮りたい。
それを綺麗な人間をモチーフにしてるんだけど、
周りがそういう大廃的なところで、
より美しく生えると思ってるんで。
あえてゴミ箱のゴミステーションみたいなところに
入ってもらって撮るみたいな。
実はそれの方が美しいんじゃないか。
キラキラしたところでライトを浴びて、
花がわーってあるところよりも
実はそれが美しいんじゃないかっていうのが好きで撮ってました。
それをテーマとしてというか、
そういう感じでそのロケ地というかロケーションに行って
そういうのを察知してここがいいみたいな。
そうですね。
撮ってたってことですね。
僕の撮る写真で笑顔の写真は一枚もないです。
あ、そうなんだ。
一枚も撮ってないです。
依頼があるからその方が撮ってほしいっていうことで、
その内容もご存知でってことですね。
このスタイルですよっていうことで、
オッケーって言う。
オッケーした方だから当然その雰囲気の状態で、
笑顔もなくて。
なく。
そこで何分とか1時間くらいですか。
2時間くらいで大体1500回くらいは撮るんですよ。
息残るのは大体100から150くらいくらい。
減省して50枚くらいが大体なんですよ。
2時間みっちりやるってことですね。
それはやっぱり撮ってもらった方は当然撮ってほしいって言ってて、
実際やった後に声とかもらいますよね。
写真を送って、
それを彼か彼女たちのインスタ上に上げるわけですよね。
そっかそっかそっか。
潜在写真になる場合もあるし、
モデルたまごみたいなのもあったりするので、
普通に上げるだけでっていうのもあるし。
最初に始めた時とずっとやっていって、
廃墟の美しさ
最後の頃に何か撮り方とか写真に変化ってありましたか?
全然というか、
変わりはします。技術的にはもちろん100人撮ったら変わるのもそうなんですけど、
人を撮らなくなりました。
人を撮らなくなった?
人を撮ってたのに。
最初から人を撮るっていうことではあって、
人を撮り続けてはいて、
場所がちょっと大廃的な匂いがするところではありながら、
人を撮らなくなる。
人を撮らなくなりました。
人を置いているのに。
どういうことなんですか?
四角い写真があって、
真ん中どん人があるっていうのが始められる。
人を撮る写真。
背景としての大廃的な場所だったんですけど。
撮り終えることには、
大廃的な場所に人がちょっと見切れているぐらい。
人は見切れているぐらい?
実は8分の1ぐらいしか人は写っていない。
しかも顔も写っていない場合がある。
それがいいと思う。
なんでそこに行ったんでしょうね。
なんでなんですかね。
不思議ですね。
不思議ですよね。
最初からずっとそれで一貫してずっとじゃなくて、
自分の中に何か感じるところがあって、
そういう写真に移行していったというか、
やっぱり場が強くなっていったのか、
人はもちろん撮ってるけど、
メインじゃないんですよね。
そうなんですよね。
始めは大廃的な場所が好きで、
そこに人を置いてみたら美しいんじゃないか、
で始まった後に、
この大廃的な場を撮るために、
この人はどこにいたら一番映えるんだろう、
に変わっていったっていうところです。
でもその人がいないと成り立たないんですよ。
その人いない写真のただの廃墟だと。
ただの廃墟です。
そこにストーリーがないんですよ。
人がいることによって、
そこに物語が生まれて、
写真としても完成するというか思いがつく。
だからめっちゃボケてるんですよ、
その人が写ってるけど。
顔とかめっちゃボケてるし、
ピンボケしてるし、
シャッて人が見切れてるような感じ。
一目見たときに失敗写真かのように見えるものが
グッとくるんです。
え、何だろうそれ、何でしょうね。
何が?今は撮ってます?
今は撮ってないんですよ。
あ、今は撮ってないんだ。
それもまた不思議なもんで。
一回じゃあ区切れてるといえば区切れてる。
そこの3年間撮って、
一回戻っちゃったんで、
撮れなくなっちゃったんですよ。
それに帰ってもちょこちょこ撮ってはいたんですけど、
燃えなくて。
なぜなら徳島は限られていて、
そっかそっかそっか。
撮れる場所が。
もう行ったことあるとこしかなくて。
僕は新しい廃墟を求めてるんです。
矛盾してますけど。
新しい廃墟いいですね。
矛盾してるんですけど。
そう思うと結構いろんな廃墟的なところに
行ってるんですよね、きっと。
多分東京都内のいわゆる
それっぽい。
廃墟的であり、
例えば超落書きしてあったりとか、
超ゴミが捨てられてあるとか、
超汚いところとか。
はい。
割り貸し。
行ってるという。
割り貸し行ってます。
なんかここオススメってあります?
潰れちゃったんですけど、
三原ジャヤの三角巣っていう有名なところ、
あそこはめちゃめちゃよかったですね。
ありましたね。
あとは、どこだったかな、
川崎だったかなのゲームセンターがあるんですけど、
そこがすごいいいゲームセンターなんで。
ゲームセンター中ってこと?
中がすごい昔の中国をテーマにしてるような作りで、
そこは絵的にはすごい良かったんですけど。
でもなんてことない路地で全然めちゃくちゃ楽しいです。
そうなんですね。
光の入り方とか全然違うんです。
そっか。
全然違います。
それはお相手の方がロケーションを指定してるんですか?
基本僕が。
基本は普段からそういうとこにアンテナ張って探してるみたいな。
うろうろしてますね。
うろうろしてるんですか?
路地をうろうろ。
オフは路地をうろうろ。
今はもうしてます?
今はしてない。
今はしてない。
忙しすぎて家から出れない。
そうですよね。今やってることがいっぱいあるから。
家から出れないんですよ。
したい思いはある?
あるんですけど、まだやりきれてない。
今やってることをやりきれてない。
僕はある意味写真はやりきったんで。
そういうことか。
なんとなくですね。
だからやりきったものに対して今新しいチャレンジしてるんで。
やりきった時にまた戻るのかもしれないし。
そっかそっかそっか。
そういうことですね。
レベル上げとしては写真には相当上げて。
スキルというか、得られる、欲しい特技が手に入っちゃってる。
そういうことですね。
今は次のところに。
次の特技が欲しくて。
次の。
なるほどね。
面白い。
何でしょうね、廃墟とか大廃墟。
たぶん堀さんの中に何かテーマ?
血が、血の匂いがするとか。
僕もちょっとどっちかというと血好きで。
例えば歌舞伎町、何だろうな。
思い出横丁の路地とか。
いいですよね。
ああいうところがいいじゃないですか。
怖さもありながら、やっぱり何かそこにかつての人の匂いとか。
ここ何があったんだみたいな、ちょっと不安な感じとか。
でもそこに妙に惹かれてしまう感じとか。
つい、おとといかな。
おととい、昨日かな。
東向島行ったんですよ。
はいはいはいはい。
昨日か。
あ、おとといか。
浅草の上の吉原のあたりとか、チャリでパーって通ってる。
やっぱりあの辺とかも匂うというか。
あ、こんな感じねみたいな。
ああいうとことかも好きといえば好きですし。
結構東京各地にそういうところはやっぱり点在してるじゃないですか。
アンテナ張ってると。
そこを好きっていうのは何かがある。
何かがある。
なんだろうな。
分かんないですけど。
分かんないですけどね。
大輩的な美しさに惹かれ、かつては100人以上のモデル撮影や写真展も開催された経験を持つ堀さん。
新しい廃墟を求めているとおっしゃいながら、
今は地域と都市、過去と未来をつなぐ新たな挑戦をされています。
新たな挑戦
そんな堀さんのお話は次回に続きます。
32:14
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