1. ながら聴きラジオ『キコアベ』RISE AS ONE
  2. Z世代VS錦鯉世代VSぶたさん文..
2023-04-26 20:14

Z世代VS錦鯉世代VSぶたさん文庫! #124

124回目のキコアベは…ツキイチMCのJさん登場

【OP】 今日のトークテーマとコーナー紹介
Z世代VS錦鯉世代
Bさんの「ぶたさん文庫」
 ~ああ華族様だよと私は嘘を吐くのであった 渡辺温 ~
【ED】 今日の名言・格言「中居正広」


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00:01
ながら聴きラジオ
おはこんばんちは。4月26日、ながら聴きラジオ、キコアベへようこそ。
この番組は、われわれ社会人演劇カンパニー、アーベイがお送りする、ながら聴き専用ラジオです。
というわけでね、4月、新年度、新学期になったと思ったら、もうあっという間に、もうすぐゴールデンウィークですね。
いやー、みなさん、ご予定立ってますかね。今年はね、バンバン遊びに行けそうなゴールデンウィークになりそうです。
そんな今回のキコアベは、Bさんの豚さん文庫をお送りいたします。
それでは早速参りましょう。キコアベ、スタートです。
はい、というわけで改めまして、月一MCJでございます。
ねー、4月がもう終わりですよ。早くないすか。
4月になるとね、新生活、うちの子供も中学校に入ったりとかしてますけどもね、新入社員というのがうちの会社にも入ってまいりました。
今回ね、新入社員が3名入ってきたんですけどもね、これがですね、全員女子、3人とも女子なんですよ。
すごいですね。業界的にね、女性の少ない業界なんでね、女性が入ってくれるのはね、バンバン剤でね、社内も華やかになりますしね、
なんだかね、こう、ざわざわするじゃないですか。
なんですけども、なかなかね、これがね、大変。なんでかっていうと、新人研修っていうのがあるんですよ。
で、私Jもね、なんだかんだこんなことしてますけどもね、会社に行ったらベテランのね、まあまあね、キーマンになってるわけでございます。
だから、新入社員が入ってくると、私も新人研修を任されるわけなんですけども、
これがね、何を話していいかわからない。
こないだまで学生やっててね、急にね、あのね、就職だっつってね、社会に放り出されてね、眠い目をこすってね、座学で聞いててね、いろいろわかんねえなあ、どうしようかなって気遣ってるね、
お子さんたち、お子さんたちって言うと失礼だけどね、あの若い子たちにね、何話したら喜んでもらえるか。
彼ら、彼女たち、今回は彼女たちですよ。彼女たちはその時間をね、大忍ぶってやってるかもしれないんですけどもね。
まあまあまあ、どうしようって思うわけでございます。
でね、新人研修をやるにあたってですね、一つだけ念頭に置いてる言葉があります。
これがですね、タレントの高田純二さんの言っていた言葉なんですけども、老人、老人じゃないね、年配の人がね、話してはいけない話が三つある。
03:03
それは、昔話と説教と自慢話。
まあこの三つは若者に刺さらないということで、高田純二さんは、その三つは話せないから俺は下ネタを話してるんだと言ってましたけどね。
これ結構ごもっともな話でね、僕もね、男子の新入社員が来てる時はですね、大概ね、下ネタに逃げますね。
大体ね、うまいもの食べさせて下ネタ話しとけばね、全然大丈夫男子はね。
あの胃袋でね、玉袋使うときはいいやっていうね、結婚式みたいな話になるんですけどもね。
ただ、今回に関しては三人とも女子なわけでございます。
そうなると、まあコンプライアンスだ、ハラスメントでありますから下ネタも話せない。
これどうするかっていうことになるわけでございますよ。
とりあえずやったのが、もうただただ笑いに走るというね。
おじさんが笑いを取ろうと頑張るというね、様になったわけでございますけどもね。
まあまあでも、言うても私もね、二色恋世代でございますね。
アラフィフというやつですからね。
アラフィフがZ世代に刺さるのかというね。
一生懸命頑張りました。
アハハハ面白いですね、アハハハって笑ってくれるんですけど。
これもね、まあ社会人になりたてで。
そりゃね、つまらんもんをつまらんとは言えませんからね。
一生懸命笑ってくれてるんだと。
ね、合わせてくれてるんだということですよ。
だからね、僕もこれ負けちとね、ここは爆笑まで取らないと笑わせたことにならないですね。
必死になっちゃってね。
最終的にね、あのー一人ね、あのーもう壺に入ってゲラゲラ笑っちゃうみたいなね。
本性丸出しで笑ってくれた子がいたんでね。
これはね、一生二杯かなと。
まあまあ爪痕は残したかなって感じになるんでございますけどもね。
どうなんですかね。
これがね、さらに怖いのがね、この後5月にもね、もう一回研修があるんですよ。
だからこないだゲラで話してたおじさんがね、今度はちょっと真面目な話をする研修というね。
ささどうなるもんかということなんでございますけどもね。
今のね、20代前半に刺さるような話題なんかね、ありましたらね、教えてもらえたらななんて思う次第でございます。
さてさてさて、この後はBさんの豚さん文庫。
チャンネルはそのまま。
だから何より何よりでございますよ。
07:00
アレキサンダー君についてなら、日本人の私なんぞよりもはるかにつまびやかに心得ていた。
アレキサンダー君は、その自ら名乗るところによれば、旧六国提出付き武闘士で、革命後、上海から日本へ渡ってきたのだが、
踊りをもって西洋とすることができなくなって、今では銀座裏の西洋料理店ボーでセロを引いているという、
つまり街頭でよく見かけるラシャオルよりわずかばかり上等な類の高架札人である。
それでもさすがに高架札生まれのゆえか、髪も目も真っ黒で、なかなかハンサムな男だったので、
貧乏なのにもかかわらず、距離打ち女の間では、かくべつ可愛がられているらしい。
アレキサンダー君は、ロシア語のほかに、つたない日本語と同じくらいつたない英語と喋ることができる。
桜木町の駅に降りたのが、かれこれ九時時分だったので、私たちはまず暗い鳩場のほうをまわって、山下町の品川へ行った。
そして、誰でも知っているインターナショナルバーでビールを飲んだ。
ここの家はどういう理由かエリスビールを看板にしているが、
私はずっと前にやっぱりその界隈にあるハムブルグ酒場で、大変おいしいピルゼンのビールを飲んだことがあった。
ドイツへ行こうと思っていた頃で、そこの酒場に合わせた軍艦M連合の乗組員だったと称する変なドイツ人。
ハイデルビルヒの大学へ入る第一の資格は、ビールを4ダース飲めることだとそそのかされて、私はビルズナービールを2ダース飲んだのであった。
そのM連は未成の人です。つまり桜ですね。
と、アレキサンダー君はハムブルグを知りづけた。
09:04
それにあそこにはこんな別品さん一人もいませんです。つまらないですね。
アレキサンダー君はそう言いながら、私たちのテーブルを囲んで集まった各自国籍の異なるらしい4、5人の女急の中で一番気道良しの細い女でした。金髪の少女の顎を指でつついたものだ。
マルーシェ、日本人の小説を書く人に惚れています。マルーシェ、言いなさい。
その少女の噂は私もすでに聞いていた。彼女は私にペケペケ氏からもらったのだというハンカチを見せたりした。
それから彼女はアレキサンダー君と組んで踊った。
ストーブのそばにいた家族のものらしい老夫婦が、バイオリンとハープとでそれに和した。
私はエビスビールが我慢できなかったので、酒代のところに立ってウォとかを飲んだ。
若い自分にはかなりの美人だったらしい面影をとどめている女主人が酒をつぎ、もっぱら私の話し相手になってくれた。
いいえよ、君が知れば僕だって知るよ。
私たちは予定通りちょうど1時間を費やしてインターナショナルを出た。
真っ暗な海岸通りに青い街灯がみじみに凍えて、激しい海の香りを吹くんだ夜風が吹きまくっていた。
元町へ抜けてバンガローへ寄って、そこで12時になるのを待った。
アレキサンダー君がこのダンス場の看板時間まで踊りたいというので、踊りのできない私はぼんやりウィスキーをなめるばかりで、盛んなホールな光景を見物しながら待っていたわけである。
ヘベレ家に酔っ払った大層年をとりすぎたダンサーが私のそばへ来てポートワインをねだるので振る舞ってやると、
やがて彼女はダンスくらいできなくてはかわいそうだから教えてやると言って、私の両手をつかんで立ち上がるのであった。
だが彼女はすぐに老引きの床の上に滑って転がった。何度でも転がった。
私はとうとう厄介な老ダンサーを静かにクッションの上に寝かしてやらなければならなかった。
十二時にバンガローを追い出されて、私たちはさて大方寝てしまった元町通りをまっすぐに床で大丸谷へ向かった。
12:00
大丸谷は本木より半分安いですが悪い。そして日本人は好かれませんよ。
とアレキサンダー君は私と腕を組ませて歩きながら言った。
草の生えている真っ暗な坂道を上がって行くと、左側に何々ホテルと記した軒明かりの見える池が幾軒となく立ち並んでいた。
私たちはその中で一頭堂々として見えるニューナンバーナインを的にして行ったのだったが、玄関も窓もすっかり暗くなっていたので、やむを得ずその裏側にある東京ホテルの玄関を叩いた。
「どこ?」という声と共にそばの小窓が開いた。
窓明かりを背負って現れた黒い女の顔は玄関の扉にくっついているアレキサンダー君よりもその後ろに立った私の方を主にうかがった。
「チェニース!」とアレキサンダー君がとっさに答えた。
「マイン!」そしてたちまち窓は閉まった。
チッ!アレキサンダー君は唾を敷石の上に吐きつけた。
「千掘りへ行っても寝ています。本目へ行きましょう!」
「オーライ!」と私は答えた。
私たちはそれから本目へタキシーを走らせながら、十二店と小港のいずれを選ぶべきかと相談した。
そして結局、清ホテルはブルジョアイデオロギーであるというので、校舎を取ることになった。
車は夜更けの海辺を疾走した。
狭い横丁を左へ折れて、梅にウグイスの明かりが灯っているホテルの前を過ぎると、
間もなくアレキサンダー君は車を止めさせた。
私たちはエトワールというホテルに入った。
引きつけても言うべき明るい広間に、十人もの六月のボタンのごとく、眷覧たる女が並んでいた。
アレキサンダー君にはすでに馴染みがあったが、私はその中で最も自分の気に入ったどの女をでも選択することができたのである。
女たちはアレキサンダー君をサーシャ、サーシャと呼んで取り巻いた。
アレキサンダー君の女は頭を見事な男狩りにした、眉毛の険しい感じのする十七八にしか見えない小娘であった。
サーシャ、タンゴ、と、その女はすぐに男の体に絡みついた。
私は自分の女を選ぶことを酒場さんなるおばさんに採測された。
私は大勢の女の一頭後ろの方で、青い顔をして素っぽを向いている痩せた女を察してしまった。
15:06
彼女はさっきから私の心をことのほか引いていた。
それというのは、彼女は他の女たちのように私へ笑いをかけることをちっともしなかったし、
それに脆弱な鼻のようにひどくおどおどとした哀れな風情が、
その大きなうれいしげな目や尖った肩先などに感じられたからである。
しかしこれはおばさんにも、他の女たちにも、またサーシャにも、少なからず意外であるらしかった。
が、私は彼女を膝の上に腰掛けさせて、その艶のない頬を撫でてやった。
私どもは二人分として二十五円払った。
感情が済むとそれぞれの寝室へ入った。
私の女は私の衣服をたたんで、兄弟のついたタンスへしまってくれた。
あなた、えらい方。
と、女は私の髪をほねばった指でもてあそびながら聞いた。
女の声は喉元でしあがれて、長いため息のような音をたてた。
ああ、家族さまさ。けれども男色だよ。
と、私は嘘を吐くのであった。
そう、いいわね。
彼女の声は風のようになった。
君、病気なんだね。肺病だろう?
ごめんなさいね。私、死ぬかもわからないの。
いいよ、いいよ。君が死ねば僕だって死ぬよ。
まあ、調子がいいわね。
私は彼女の小さな頭を胸の中に抱いた。
およしなさいな。私、もっと悪い病気なのよ。
と、彼女は唇をそらそうともがいた。
いいよ、いいよ。
私は、そして無理やりに彼女の頬を両腕の中に押さえた。
そんな病気は、世界中の何万何億という男と女と、
久しい時代にわたって一人一人つないできた。
言い換えれば、男女の間の愛と同じ性質のものである。
と言った、アレキサンダー君の言葉を思い出しながら。
18:37
アレキサンダー君の言葉を聞いて、
大学生時代の友人の新井君のことを思い出しました。
新井君は、乗り物のかぶり物を作っている会社の本造師でした。
非常にごっほう来楽に遊んで、一緒にバカ騒ぎしていたのですが、
新井君はどうしているのかなと思って調べてみたら、
今は副社長になっていました。
もうちょっと仲良く連絡取り合ってやっておけばよかったなと思う時代です。
いろいろありますが、
5月に負けずにみんな頑張っていただきたいと思う時代です。
誰しも成功は約束されていなくても、成長は約束されているのではないか。
たとえ失敗しても、成長だけは絶対的に約束されていると思っています。
いろいろありますが、
ゴールで行く明け、ちょっと心が疲れた時に、
こんな言葉を思い出してもらえたらと思います。
長崎平次郎、キコアベ、ドバージューガ、
今週も最後までお付き合いありがとうございました。
来週もまたこの時間にお会いいたしましょう。
それでは皆様ご機嫌よう。
バイチャ!
20:14

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