2023-10-20 17:44

【番外雑談編 #1】2023/10/19の手品ニュース

番外雑談編では、ニュース性をもったものや手品に関わるものもそうでないものも含めて雑談で話す回となります。

(通常回は、確実にマジックに関係した内容です)

2023年10月19日収録 1:マジケ出ます! 2:Darwin Ortiz死去 3:Card College 新訳出るよ 4:コイントスは完全なランダムではなく出る向きに微妙な偏りがあることが35万回以上のコイントスを分析した結果判明


・4つ目のニュースのリンク


・石田コラム:第65回 パーシ・ダイアコニスの奇跡的人生とマジック

https://www.frenchdrop.com/column/?page=ishida/065



00:00
奇術積読宣言 ON AIR 番外雑談編です。
普段、本編では割とテーマを持って話しているつもりで、
ポッドキャストって、そもそも番組がアーカイブされるので、いつ聞かれても大丈夫な内容にしているつもりなんですよ。
なので、リアルタイム性みたいなものは重視していなくて、そういったテーマが多くなっています。
この番外雑談編では、リアルタイム性というかニュース性を持ったもの、
手品に関わるものでも、そうでないものも含めて、雑談で話そうかなと思っています。
ネタがなくなってきた証拠ですかね。
ということで、番外雑談編、いってみましょう。
奇術積読宣言 ON AIR 番外雑談編。
ということで、番外編は手品ニュースを扱いたいと思います。
本日は、収録日は2023年10月19日ということで、
10月ももう終わりにさせて待っている、そんなところです。
今日は4つニュースがあるので、ちょっと話したいなと思っています。
1つ目です。
マジックマーケット出ます。
奇術積読宣言名義でマジックマーケットにオンラインで出展します。
もう申し込んで、概要もアップしてもらったので、もう逃げられなくなりました。
中身は今作っているので、まだサンプルとかお見せできないんですけれども、
エッセイです。
そもそもマジケってトリック発表とかネタ発表ばっかりで、文芸評論系が少なすぎるということで、
増えたらいいなという思いも込めて、自分もそういった形でやりたいなと思っています。
昔ね、バカマジックっていう名義で私出したことがあるんですよ。
東大の奇術愛好会のメンバーと卒業したメンバーたちで数名で、
オムニバス形式のレクチャーノート2冊ぐらい出しまして、
その中にはトリックもあったりだとか、エッセイというかコラムもあって、
私その時からコラム結構書いてたんですよね。
海外のマジックコンベンションの楽しみ方とか、
結婚式のマジック、何をやりますか、レバートリッシュみたいな、
そういうの出してたので、そういったものを書くの結構好きな方なので、
ノートも書いてますしね。
なのでちょっと今日は評論系で、評論というかエッセイ系でいきたいなと思っています。
もちろん私がトリックを思いついたり、トリックを考えるのがすごい苦手っていうのもあるので、
エッセイでいきたいと思います。
内容はまたXとかノートで詳細を紹介しようと思っています。
ぜひ興味ある方はお買い求めください。
2つ目のニュースです。
これは不法ですね。
ダーウィン・オーティス。
オーティスなのか、オーティズなんでしょうかね。
発音ちょっと正確なところ、なかなか分かりにくいですけども、
03:00
ダーウィン・オーティスがお亡くなりになりました。
あのカーディシャン、カードマジシャンとしても、
そしてギャンブルのアドバイザー、コンサルタントとしても非常に有名な
ダーウィン・オーティスがですね、
2023年10月13日に、先週ですね、
お亡くなりになったとのことです。
ダーウィン・オーティスは1948年の入浴生まれということで、
単純計算で75歳、去年75歳でお亡くなりになったということですね。
このポッドキャストを聞いている方は、
ダーウィン・オーティスは何となく聞いたことがある方も多いかと思いますけれども、
さっきも申し上げましたように、
カードマジシャン、カーディシャンとして非常に有名で、
ギャンブルデモンストレーションとかね、
ギャンブリングテクニックとかを、
割とやっている印象があります。
彼はですね、どうしても発表した本で有名かなと思いますね。
ダーウィン・オーティス・アット・ザ・カードテーブルという本を
1988年に出して以降ですね、
結構どんどんいろんな本を出していて、
アノテイティッド・アドネスとか、
有名どころがストロングマジックですね。
1994年に出た理論書、マジックの理論について話されている本。
あとはカードシャークが1995年、その翌年ですね。
これはカードトリックを解説しているものですね。
2007年にデザイニング・ミラクルズという、
これもまた理論書なんですけれども、
が出たというところです。
ちょっとね、僕正直ダーウィン・オーティスの凄さ分からないんで、
ちょっとコメント差し控えようと思うんですけど、
詳細な。
ちょっとご存知の方は、
ダーウィン・オーティスのここが凄いみたいなの、
ご存知の方は是非、
TwitterのDMでもいいので、
是非教えて欲しいんですけれども、
ジョシュア・Jもツイートコメント出していてですね、
さっき言ったストロングマジックって本当デザイニング・ミラクルズ、
これを旧約聖書と新約聖書だ、みたいなことを言っていて、
それぐらいの彼にとってのヒーローだということで、
めちゃくちゃ褒めてたというか、
信じて支持している感じでした。
ストロングマジックに関してはね、
日本語に昨年でしたっけ、
訳されて発表されて、販売されてますけれども、
ちょっとこれについてコメントすると、
亡くなった方に対して非常に失礼になるコメントを、
私、暴発しそうなんで、
ちょっとだけ触れますね。
一応大学生の頃ストロングマジックを英語で読んで、
でも結構同意できない部分とか、
本の中でも主張が統一されているなと思って、
微妙に感じた本だというのが、
ぶっちゃけたところです。
あと前提、
彼の立っているスタンス自体はすごい同意するんですよ。
マジック自体、まずそれは素晴らしいことです、みたいな。
20ページ読まないぐらいのところでそれが書いてあって、
お前はマジックの素晴らしさを信じられないんだったら、
マジックなんてやめちまえ、みたいなこと書いてて、
それめっちゃ同意するんですけど、
マジックの理論を批判的に、批評的に、
06:02
こうすればより良いマジックになるよねとか、
構造とか、それを論じていく人が
そのスタンスに立ちまくっていると、
あんま良くないんじゃないの?って思いながら、
読んだ記憶があります。
でも結構好きなプロットとかあって、ダウィンオーティスの、
ドリームカードっていう、
ダウィンオーティスアットザカードテーブルっていう、
一冊目の方に載っているプロットなんですけれども、
すごいオシャレで、ダウィンオーティス時代が結構
ヒゲも蓄えてて生き応じなので、
彼が演じてたらすごい良い感じのプロットなのかな、
自分が演じるにはちょっとやっぱ、
なかなかハードルが高いんです、演出も。
どんなプロットかっていうと、
財布の中に裏の色が違うですね、
ドリームカードっていうのが入っています。
お客さんに別のカードの裏の色が違うデックから、
お客さんに選んでもらって、
表面にサインしてもらってデックに混ぜますと。
そうするとなんと、さっきのドリームカード、
夢で見たカード、これ夢で見たんですけど、
最初言って紹介しているカードなんですけど、
夢のカードを取り出すと、そのカードの表には、
お客さんのサインがしてあるっていう、
タイムパラドックス感がありつつ、
言ってしまえばカードとワレットなんですけれども、
裏の色が違ったりとかサインとか、
演出によって、昨日夢で見たんだけどね、
ってことはこのカードってあなたのカードだよね、
みたいなめちゃくちゃシャレた演出でして、
これは結構好きですね。
そういった内容はともかく、
あれだけ真剣に、
ストロングマジックってすごく分厚い本なので、
あれだけ真剣にマジックに考えて作品をたくさん発表して、
多くのマジシャンに影響を与えたということは事実なので、
あと結構クレジットとかもかなりしっかり書いている印象が
私もあるので、
とても惜しいマジシャンを失ったなと思っております。
最近我々が知っているマジシャンって、
我々ってすいません、
今このポッドキャストで視聴者層のデータが見れるんですけど、
大体同い年くらいの人が一番多いんですよ。
30代前半から。
30代の人が一番多い、聞いている人。
なのでほぼ同世代だと思うんですけど、
だから僕らが知っている、
昔からよく名前を聞いていたなと思うマジシャンって結構高齢になっているんですよね。
タマリッツなんてのは今年81歳になりましたし、
なので不法が出てきて、
すごく驚くこともあるんですけれども、
今回はダーウィン・ウォーテスが亡くなったということで、
個人を偲んでですね、
彼の作品集をちょっとまた開いてみようかなと思っています。
そして3つ目のニュース、
カードカレッジ新役出るよということで、
スクリプトマヌーバ社からついに、
数年前のエイプリルフールに
09:02
カードカレッジの新役出るよって言って、
エイプリルフールに出しているからみんなエイプリルフールで嘘だってずっと思っていたあれが、
など出るとのことです。
2023年11月30日に第1巻が発売されると。
役が新しくなっているだけじゃなくて、
ドイツ語版の原著ですね、
作者のロベルト・ジョビーが
ドイツ人ですから、
スイス人でしたっけ?すみません。
ちょっと間違っていたら申し訳ないんですけれども、
それに合わせて、
そっちがどんどんアップデートされているらしくて、
それに合わせてアップデートしているとのことです。
承立とかも変わっているんですかね。
そこら辺結構いじっていたはずなので変わっているはずです。
お値段税込み6600円ということで、
お値段に関してはどう思われますか?
私はマジックのほうってこのくらいかなと思っちゃいますけど、
なかなか僕、もし高校生だったら結構買うのしんどい値段だなと思いますね。
大学生でもしんどいか。
しんどかったですね。
最近インフレもあるから高いですよね、マジックのほう。
今度東京都出版から出る本も1万円超えているし、
なかなかすごいすると
買える値段ではなくなっているなというのが
正直ありますよね。
そんなちょっと値段の余談は置いておいてですね。
ロベルト・ジョビーはスイス人でした。
第1巻ってね、
ロベルト・ジョビーが36歳の時に書いている本なんですよ。
だから私結構年齢近くて、
それでああいった百科事典みたいなの書いて、
しかも結構すごいクオリティでっていうのはやっぱすごいですね。
だから研究者としてもフォーマーとしてもすごいなと思いますね。
私ちょっと今回はこれを機に再入学。
嘘ですね。
1回入学したかのような表現で違いますけど、
ちゃんとまともに読んだことがないので、
通読をしたことがないので、
今回これを機に通読しようかなと思っているんですけれども、
同時期にエクスパート・アット・ザ・カード・テーブル
アードレスの新約版が出るということで、
私ちょっとそっちを優先して練習したいなと思っているので、
カードカルチャーはたぶん後回しになります。
ぜひ読んだ人感想を聞かせてください。
翻訳はちなみに第5巻を翻訳された
星野さんではないということです。
スクリプトマヌーバの滝沢社長と谷口さんが
翻訳するということでした。
4つ目のニュースです。
コイント数は完全なランダムではなく、
出る向きに微妙な偏りがあることが、
35万回以上のコイント数を分析した結果判明。
どういうニュースなんだって感じなんですけれども、
マジックに関係なさそうなニュースなんですけど、
実は関係あるんですね。
リンクは後で概要欄に貼っておきますけれども、
コインをはじくコイント数ってありますよね。
あれだいたい裏か表かということで、
12:01
2つの選択肢からだいたい50-50だと思って
我々やってますが、なんと国際的な緊急チームによって
35万回以上コイント数をしてですね、
分析した結果ランダムじゃなくて微妙に偏りがある
ということが判明したということです。
コインってそもそも表と裏でデザインも違いますから
微妙に重心とかも差がありそうだし、
回転のさせ方によって影響があるだろうなっていうのは
なんとなく皆さん簡単に想像がつくでしょうけれども、
なんとそれが実際に実験からも判明したということでした。
実はこれを初期の仮説を立てたのが
有名なマジシャンなんですよ。
コイント数は最初に上に向けてた方が
上に向けている面の方が出やすいというのが
2007年の段階でペルシダイアコニスというマジシャンがですね
正確には数学者ですね、研究者が言っていました。
ペルシダイアコニスというか
パーシーダイアコニス
パーシーダイアコニス
っていうのが正しいというか相当近い発音だと思うんですけれども
彼はですね
ダイバーノの弟子と言われている
マジシャンで
数学者でもあります。
なので彼がですね
そこらへんのコイント数に関しての研究をしていて
そういった仮説を提唱していたということです。
ダイアコニスが言うにはコイント数を行うときにですね
わずかなグラつき
グラつきのコインが回転軸がグラグラしちゃうみたいな感じです。
それによってコイント数って
上を向いていた面の方が
空中でより多くの時間を上向いたまま過ごすことになるから
割と着地するときには
上を向く可能性が高くなるんじゃないか
ということを述べていたということです。
いろんな研究をしてですね
私論文を別に読んだわけじゃなくてニュースを見てただけなので
そんな詳しいことは分かってないんですけど
とにかく偏りがあるということでした。
ちなみにペルシダイアコニスは
ダイバーノの弟子とさっき言いましたけれども
なんちゃって弟子とかじゃなくて
結構ガッツリ弟子だったらしくて
彼は現在78歳で
14歳のときに
バーノンのワールドツアーみたいなものに
くっついて一緒に行かせてもらっていたみたいな
当時ダイバーノンってまだマジックキャッスル拠点にしてなかったので
結構各地点々としてらしいんですけれども
そのときから一緒になっていたということでした。
ちなみにダイアコニスはハーバードで
修士と博士をとってその後スタンフォードで研究しているという
ゴリゴリのすごい研究者なので
その道でも有名で
マジカルマスマティックスっていう本も出してますね。
これ私も持ってますけれども日本語にもなっています。
数学で織りなすカードマジックのカラクリという本を
2013年に発売していますね。
普通に難しくてよくわからないところがたくさんあって
15:01
これ数学詳しい方ぜひ
教えてほしいなと思っています。
あとダイアコニスって本当にすごいんですよ。
結構自分らが知らないで
彼のトリックとかやってる可能性があって
ヒンバーリングってあるじゃないですか。
指輪がつながるやつですね。
名前がヒンバーなのでヒンバーが有名にしたんですけど
あれどうやら原案はダイアコニスらしいんですよ。
あとホテルトリックってね
カードが男性と女性が
ホテルに入ってて怪しいって
取り調べをしたら別に男子女子
ちゃんと部屋がバラバラになっていましたみたいな
パケットトリックというかカードを使った
トリックがあるんですけれどもホテルトリックとかホテルミステリー
って言われますね。あれエドマーロが原案だ
って言われてますし
それに類するものを発表してるんですけれども
枚数が変わる今広がっている
プロットに拡張したのはダイアコニスということでした。
なので結構すごいんですよ功績が。
ここら辺詳しくは
フレンチドロップマジックショップフレンチドロップの
コラムで石田隆信さんが
ダイアコニスの功績についてまとめていらっしゃるので
ぜひともそちらも応援になっていただけたらと思います。
ちなみにコイント数は
手品に使いたい人いると思うんですけれども
あんまり知られてないかもしれないですけれども
ギャリーコスニッキーっていう人の
ヘッズオアテイルズって読んでみてください。
あえて内容についてちょっと触れませんが
これマジすごいです。私これ読んだときに
やばって思いました。本当にすごすぎて。
ちょっと練習もして結構習得したんですけど
これ本当すごいんで
それしか言えなくて申し訳ないので
こんな現象だよっていうこと自体も
あんまり言いたくない
公共の電波でそれを言うこと自体
ちょっとはばかられるので
ただこのギャリーコスニッキーのヘッズオアテイルズは
結構感動しましたので
ぜひ調べてみて手に入れてみてください。
ということで
番外雑談編といって
なんだかんだ20分くらいしといてますか?
またネタがないときには
リアルタイム性のあるニュースについて
話していく回を収録しようと思っております。
皆さんのお便りお待ちしておりますので
ぜひまたよろしくお願いします。またお会いしましょう。
17:44

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