2023-10-17 14:38

#15 テンヨーみの襲来:2024年新作入手レビュー

歴史回は長かった/ショート雑談です/テンヨー2024新製品/一般販売遅れてるらしい/ミステリーショーケース/テンヨーみ溢れる/田中「ひろき」さん平仮名化/メンタリストの動物図鑑/佐藤総さん新作/ショッキングパスケース/THE 写楽/東洲斎写楽はほぼアードネス/テンヨーみとは何か

※いつもと収録場所を変えたため、途中ノイズが入ってしまいました、すみません!


テンヨー2024新製品(ビリーズマジックショップ)の詳細はこちら

https://billys-magic-shop.stores.jp/items/64ed728859c112002da2f194

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奇術積読宣言 ON AIR
どうも、奇術愛好家のしゅうたです。このポッドキャストは手品が好きすぎて本を死ぬほど積んでいる私しゅうたが、手品を趣味とする愛好家向けにマジックに関するヨタ話をするポッドキャストです。
はい、みなさんこんにちは。みなさんお元気ですか?前回は、前回と前々回ですね。ちょっと歴史に関する回ということで長かったんですけれども、今回はね、ちょっとショートな雑談で終わらせたいかなと思っています。
今回のテーマは、テンヨー2024年新製品。はい、ということで、一般販売が、アマゾンとかをちょっと見る限り少しまだ遅れているようなので、本当はね、あまりレビューするつもりはなかったんですけど、先行で手に入れていることもあってですね、一般販売が遅れているということもあって、ちょっと短めにね、雑談でやろうかなと思っています。
本日は2023年10月の16日の収録なので、なんかアマゾン見る限り11月になりそうみたいな商品もあるようなので、ちょっとですね、今回は2024年の新製品について話をしていきたいなと思っています。はい、私はですね、9月の末に、テンヨーマジックフェスティバルがありましたけれども、そっちはね、行けなくて、その後、新宿にある高島屋ですね、の中にマジックショップ、テンヨーのマジックショップがあって、
そこでですね、2024年の新製品を買うことができました。2024年の新商品は全部で4つですね。インターネット、グーグルすぐ調べられる方は調べて、2024年、テンヨーと調べると出てくると思うんですけれども、ミステリーショーケース、メンタリストの動物図鑑、ショッキングパスケース、ザ・シャラクということの4つの商品が発売されていますね。
私はその4つ全部買っているんですけれども、今年のラインナップもとても面白くてですね、世界のテンヨーファンも喜ぶんじゃないのかなと思っています。
私の一番のお気に入りはミステリーショーケースですね。非常にテンヨー味が強い。テンヨーらしさのことをテンヨー味とかいう、これもちょっと一部一気にツイッターで流行ってましたけども、
そのテンヨーらしさがある、適度なギミック感とおもちゃ感がミックスして、かつちゃんと不思議っていうのがすごいですね。これマジックとしては、
手のひらサイズのテーブルの上に、クリアなプラスチックの中が見えるですね、
蓋をかけて、何も入ってないんですけれども、ちょっとカバーをかけるとですね、一瞬で500円玉が出現するという、これ本物の500円玉なんですけども、出現するというそんなマジックです。
ネットを見ていると、これ500円玉以外も出現できるのかっていうのがあるんですが、コイン状のもの、500円玉より小さかったりとか、それぐらいのサイズですね、アメリカだったらクォーターとか、
それぐらいであれば出現させることはできます。ただ、もうちょっとこの分厚さがあったりだとか、立体的なものっていうのはちょっと厳しいんじゃないのかなというのを思っていますね。
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ただやっぱりね、出現する直前まで何も本当にそこにないのが改められるんですよ。これがねめちゃめちゃすごいなと思っていて、
で、そのカバーをスッと上に外すとですね、そこに500円玉がバチンと現れるということで、非常に店用らしい商品ですし、いやーこれ思いついてるの本当にすごいですね。天才の書業ですね。
棚に飾っておきたい、そんな作品です。こちらクリエイターは田中ひろきさんということで、過去にもいくつかのプロダクトを発売なさってますけれども、今回から田中ひろきのひろきがひらがなになってますね。
今まで漢字だったと思うんですけど。そして2つ目、メンタリストの動物図鑑ということで、これはコアンは佐藤聡さんですね。
ということで佐藤聡さんの新作ということもあって、私非常に楽しみにしてたんですけれども、まあ巧妙なメンタルマジックですね。
面白かったです。店用の箱を開けるとですね、大体このプラスチックのトレーが多くの商品を入ってるんですけれども、
それがなく、図鑑が入ってるっていうのが非常に、まずそれ自体が新しくてびっくりしたんですが、
原書としては動物の図鑑を相手に渡して、そこにはいろんな動物がいるんですね。ライオンだ、ハリネズミとかいろいろいて、適当なページ開いてもらって、そこに
描かれている動物をですね、念じながらお客さんからマジシャンに念を送ってもらうとですね、そのマジシャンがちゃんとどの動物が描かれているかを当てるという、そんなマジックになってます。
これね、本当にね、巧妙な仕掛けです。マジで図鑑はそのものは何の変哲もないというか、
子供用の図鑑になっているんですけれども、めちゃくちゃ巧妙なものがあって、やっぱ店員用のメンタル系の商品って非常に巧妙な仕掛けがものに作られていて、手渡して何か気づかれるってことも絶対ないだろうし、
本当に面白いですね。なのでこれは非常に今回、プロユースっていう観点で言えば、プロの方がこれを使ってですね、演じていても、
全然遜色ない現象が起こせるなと。シンプルな仕掛けだけでね、本当にすごいなと思って楽しめました。
これ38種類動物が描いているらしいんで、かつね、マジシャンとお客さんの距離がね、ちょっとそれなりに距離があっても、ちゃんと読み取れるんですよ。
暗記も計算も不要だし、ちゃんと買った人がすぐ演じることができるということで、めちゃめちゃいいなと思っています。
そして3つ目がショッキングパスケースですね。これは本当にとにかくビジュアルなパスケースに入れたものが一瞬で変化するということで、
これはクリエイターはshomaさんとyujieneiですかね、という方です。 これはもともと名古屋の手品屋さんで売っていたフリックワレットってやつですね。
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結構コピー品とかも出回ってたらしいんですけれども、店用クオリティですね。 価格と品質が担保されたまま、何なら当時より値段も下がっているということで、
非常にクオリティ高くですね、なっています。これとにかくビジュアルなので、SNS受けしそうな一発ネタということで、本当に
すでに手に入れた人がSNSで演じているのを見た通りですね、 パスケースに入れたものがパチッと指を弾くとですね、一瞬で別のものに変わると。
なので拍子がお札に変わったりだとか、トランプの模様が変わったりだとか、本当に使い方はいろいろでアレンジのしがいがあって、とてもいいトリックだなぁと思います。
4つ目がザ・シャラクですね。これは原案はジャスティン・フロムという海外のマジシャンで、これを新しいシステムを小宮圭一さんというクリエイターが作ったということで、
これはカードマジック、カードマジックって言っていいと思うんですけど、カードマジックでお客さんの選んだカード、選ばれたカードがこの最終的にですね、
東周祭シャラクの浮世絵のデザインにカードがですね、カードの表面にその絵が描かれていて、最後カードを当ててくれるという、ちょっとこれすみません、口で伝わりにくいんですけれども、
これもググっていただくと、YouTubeにも映像が上がってますから、とにかく相手に選んでもらったトランプのカードが真っ白なデッグを持ってるんですけど、
その真っ白なデッグに東周祭シャラクの絵が印刷されて、お客さんのカードを当てると、そんなマジックになっています。
これもですね、原案はもともとジャスティン・フロムが作ったのはモナリザの絵でやってたんですけれども、日本風にアレンジされてまして、
かつ昔の提案の商品だと、マッシュ・ビシュが原案のホワイトインパクトという真っ白なブランクデッグにお客さんの選んだカードの名前が印刷されるというのがありましたが、
あれをちょっと彷彿とさせる、自由に選んでいただいたカードを当てるというかつ、このブランクのカードを使うという意味で、非常にそれを彷彿とさせる作品になっていました。
難易度はホワイトインパクトよりは低いと思います。
本当にね、やっぱり店用らしい、誰にでも演じられるような工夫というのがしっかりなされていて、これもすごく演じても良し、マジックとしても受けも良しというそんなマジックかなと思いました。
これね、東周祭シャラクのこの浮世絵を使っているのがまた良いですよね。非常に日本的だし、海外への輸出というのを考えてもしかしてそうしたのかなと思うんですけど、
これあのシャラクの中でも一番有名な絵だと思ってたの、三世大谷おにじのやっこ絵、なんだっけ、なんだっけな、すみません、三世大谷おにじのやっこ江戸米っていう名前なんですよ。
っていうその歌舞伎役者の浮世絵で、1800年より前ですね、1794年か調べたら、完成6年なんでそこら辺で描かれた絵ということで、これねまたシャラクっていうのをチョイスが僕はいいなと思っていて、東周祭シャラクってちょっとミステリー大きい人なんですよね。
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なんか活動してたのが10ヶ月ぐらいで、正体不明みたいな、なんかそういった感じで、なんかこれは以前話したアードネスみたいな感じですよね。アードネスも正体不明だけど歴史に名を残したマジシャンということで、東周祭シャラクもですね、10ヶ月という短い間に大量の浮世絵を描いて、
早速消えていった正体不明の人ということで、これいろんな説があるらしいんですよね。一番有力な説が阿波徳島の能を当時やっていた役者さんが本当は東周祭シャラクだと。でもなんか葛飾北斎が本当は東周祭シャラクとか、いろんな説があるらしくて、これもミステリーということで、なんか今このミステリーの話とかも、もしかするとこのマジックの演出の一つに使えるんじゃないのかななんて思っております。
はい、ということで今日は超ショート雑談ということで、典容2024年の新製品でした。私はですね、この中で一番僕はやっぱ好きなのはミステリーショーケースで、やっぱ典容らしさもあってめっちゃいいなぁと思いましたね。
ちなみに典容らしさって何ですかね、皆さんね。こんな動きするの?みたいな。こんな動きでこんな現象を起こせるの?みたいなのは一つの典容らしさ、典容味ですよね。
ミステリーチャイナボックスっていう典容の製品が昔ありまして、もうあれはね、何なら種明かしをした方がウケるんじゃないかっていうぐらい、そんな動きするの?みたいな感じでして、良い意味でのギミックっぽさ、おもちゃっぽさっていうのがあって、やっぱあれってすごい典容味があったなと思いますね。
今回言うとすごいこのミステリーショーケースは典容味があるなと。あとやっぱ悪魔的に賢い機構、仕掛けですね。やっぱりこれが今回だとメンタリストの図鑑でしょうけど、過去だと何ですかね、マインドスティックって言われている名前で売られているそのメンタル、これもメンタルマジックの道具ですけど、棒に書いてある記号をマジシャンが当てるってやつですけど、あれとかも仕掛けが巧妙すぎて、だけど難しくないというか誰でもできるっていう。
のでめちゃくちゃいいなと思って、一時期僕マインドスティック、多分高校生ぐらいだと思うんですけど、好きでよく演じてましたね。あれどこ行ったかな、久々に何かやりたいですね。
あとは何ですかね、典容味。おもちゃらしさっていう言葉に含まれるかもしれないですけど、なんか道具の良い意味での、良い意味でっていうの、なんか言えば許されるみたいな感じなんですけど。
道具が怪しい、適度に何かおもちゃっぽくて、プラスチックの何か道具感もあって、ミラクルチョコレートって数年前にあった、チョコレートの色が変わるマジックの道具がありましたけど、典容さんから出てた。
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これを、あれをチョコレートって、チョコレートだからね、光沢もあって非常にプラスチックでも全然チョコレートに見えると思うんですけれども、なんかやっぱあれっておもちゃっぽくさがあって、それがまた典容っぽいっていうのでいいですよね。
だからやっぱりその典容イズムみたいな超巨大な典容研究本がアメリカから出たりですね、この世界にファンが多いんだろうなって思います。
まあでもとにかく典容っていうのは、毎年これだけのクオリティが高い道具を一定のちゃんと出してやっているというのは非常にすごいことだなと思っています。
コロナ禍かな、に佐藤聡さんのトークショーみたいなのがあった典容のマジックイベントに行きましたけれども、やっぱりクリエイターはクリエイターなりの悩みがとってもたくさんあるみたいで、まあそりゃそうですよね。
毎年1個確実にこれだけ面白くて不思議で誰でもできて、かつビジネスでやってますから、予算の制約上、生産する上でそんなに難しいものは作れない、お金がかかるものは作れない、そんなに値段も高く売れないですからっていう制約がある中で、これだけのクオリティを出してくるっていうのはマジですげえなと思いますね。
お金とか無視すれば良いクリエイターって世界探すともしかしたらいろんなアイデアを思い浮かぶ人っていると思うんですけど、そこにそういった制約が入ってきてっていうのはすごいなと思います。
そういうビジネス観点で言えば今回のコストカットではショッキングパスケース、もともとの値段ってもっと高かったらしいので、そこはマジですげえなって思いながら今回2024年の製品触ってました。
私も気が向いたらSNSとかにアップして、一般的なマジシャン、マジシャンじゃないですね、一般人にTENYOに興味を持ってもらおうかななんて思っております。
ということで今回はTENYOの2024年の新製品ですね。
今2023年なんですけど毎年1年先の新製品をこの時期に発表するということで、2024年の最新の製品のご紹介でした。
はい、ということでこのエピソードを聞いた皆さんの感想をお便りでお待ちしております。
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それではまたお会いしましょう。さよなら。
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